超獣戦隊ライブマン

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超獣戦隊ライブマン」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2010/01/28 (木) 21:33:53
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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#center(){#size(20){&bold(){友よ!君たちはなぜ、悪魔に魂を売ったのか!?}}




&bold(){&sizex(7){&font(#ff0000){&italic(){LIVEMAN}}}}



&bold(){&sizex(6){&font(#ff0000){超獣戦隊!}}}

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}


#center(){&blankimg(ライブマン.jpeg,width=440,height=326)}
#right(){&sizex(1){画像出典:超獣戦隊ライブマン 30話『今ここに5人の戦士が』より、(1988年9月17日放送)}}
#right(){&sizex(1){©テレビ朝日・東映・東映AG}}



1988年2月27日から1989年2月18日まで全49話が放送された[[スーパー戦隊シリーズ]]第12作目。

#contents

**【概要】
前作の「[[光戦隊マスクマン]]」から引き続き、スタイリッシュで洗練されたデザイン&SFXと重厚なストーリーが特徴。
シリアス・ギャグの両面で好評を博したが、いずれもこれまでの戦隊作品に比べてかなり大人びたセンスになっており(特に1〜2話、3話のシビアさはかなりのもの)、80年代の戦隊作品の中でも屈指の対象年齢の高さを誇る。

モチーフは動物+科学技術という正統派なものであり、主題歌の一節にもあるように、“命のヒーロー”として生きとし生けるものを護るという矜持を見せつける展開が多い。
一方で、ストーリーの主軸となるテーマは&bold(){“若さ、青春”}であり、悪の道へと走った友人や学友達への愛憎入り混じった想いが&bold(){&font(#ff0000){(当時の社会問題であった)社会の学歴ヒエラルキー重視と知識量偏重主義への批判}}等を通じて描かれている。

本作は、放送当時は「&bold(){スーパー戦隊シリーズ10作目}」と位置づけられており、そのためか、昭和ウルトラシリーズにおける『[[ザ☆ウルトラマン]]』にも比肩する斬新な試みが随所に採り入れられている。
一号ロボ・ライブロボと二号ロボ・ライブボクサーによるスーパー合体や、中盤からの追加戦士(しかも担当カラーは黒と緑であり、この二色が一つのチームに共存する初めての事例を作った)は本作で初めて導入された。
まさしく、エポックメイキングな時代の先駆者であったといえよう。

主人公のキャスティングも当時としては画期的かつ豪華であり、
・レッドファルコン役は俳優・タレントとして実績があった“銀蠅ファミリー”出身の嶋大輔((嶋大輔によると当時のテレビ業界には子供向け番組を"ジャリバン"として見下す風潮があったらしく、嶋はなら自分が出演する事でその風潮を変えてやると意気込んで出演を決めたとの事。))
・ブルードルフィン役は当時アイドル女優として大映ドラマなどで活躍していた森恵
といった感じで&bold(){「一般向けドラマやバラエティで見かける俳優が子ども向け番組で主役を務めている」}という衝撃は相当なものであった。
イエローライオン役の西村和彦は当時はまだ新人であったが、本作出演後に役者として飛躍した。
また、広瀬匠や伴直弥(大介)など、過去の東映ヒーロー作品でお馴染みだった俳優も起用されている。
当初は三人編成だったためか、ある年代の人には先代の三人戦隊の『[[太陽戦隊サンバルカン]]』と混同される事もあるらしい。&s(){モチーフも似てるし}
今までは暗めの色が多いとにぎやかさに欠け、また両者の識別が難しいという制作上の判断から見送られてきたグリーンとブラックの戦士がシリーズで初めて同時に登場している。
本作以降、追加戦士を除けばこの二色が同時にメンバーに入ったのは『[[炎神戦隊ゴーオンジャー]]』、『[[獣電戦隊キョウリュウジャー]]』、『[[宇宙戦隊キュウレンジャー]]』、『[[騎士竜戦隊リュウソウジャー]]』の4作品である。

第25・26話は福島県の会津若松市周辺でロケが行われた。
第32話はソウルオリンピック中継のため、通常より30分繰り上げて17:30からの放送だったが、途中で昭和天皇容体急変の臨時ニュースが差し込まれ、&bold(){再開したときには終わりのアイキャッチが出ていた}というあまり冴えない結果に。後日ローカル枠で再放送されているが地方の人は見れない人も多かった。
また第44話は1989年1月7日に放送予定だったが、昭和天皇崩御のニュースのために1989年1月14日に繰り下がって放送されており(1週順延)、昭和64年(平成元年ではない)内にはスーパー戦隊シリーズは1回も放送されずに終わった。

タイトルロゴには3人編成の際は3人のモチーフとなった生物のレリーフが描かれていたが、
5人編成になった際にレリーフは消失してしまっている。

劇伴担当はバイオマン・チェンジマンを手掛けた矢野立美だが、多忙なためかスーパー戦隊シリーズで初めて主題歌や挿入歌の制作には携わっていない。
主題歌は作詞が大津あきら((中村雅俊の『心の色』、渡辺徹の『約束』などのヒット曲や、アニメではトランスフォーマーのOP/EDなどの作詞を手掛けた))、作曲が小杉保夫((大ヒットした「[[クレヨンしんちゃん]]」の『オラはにんきもの』などといったアニソンやNHKEテレの『いないいないばぁっ!』などの子供向けの音楽を主に手掛けているが、歌謡曲でも郷ひろみの『お嫁サンバ』などのヒット曲がある))。オープニングのシャウトは小杉のものである。
エンディング『あしたに生きるぜ!』は主にシンセの打ち込みやサンプリングボイスを使用し、かつブラスサウンドのない当時流行していた&bold(){[[ユーロビート>ユーロビート(Eurobeat)]]} ((ちょうど同時期の洋楽ジャンルではユーロビートの曲がヒットチャートに上がっており、特に『ターン・イット・イントゥ・ラヴ』などで知られるカイリー・ミノーグや、『ヴィーナス』のバナナラマ、『トイ・ボーイ』のシニータ、『ギヴ・ユー・アップ』のリック・アストリーなどといったイギリスの音楽プロデューサーチームであるストック・エイトキン・ウォーターマンらが手がけた曲が世界的に人気となっており、彼らがユーロビート人気を牽引していた時期であった。また1980年代後半には「[[マハラジャ>マハラジャ(ディスコ)]]」などといった日本のディスコでそれらの曲が数多くプレイされていた。なお、次作「ターボレンジャー」の挿入歌「DANCEときめく心』もユーロビートを意識したサウンドとなっている。))を意識した曲となっている。OP/EDとも歌唱はレッドファルコン/天宮勇介役の嶋大輔であり、&bold(){スーパー戦隊シリーズでは初めてレギュラー出演者が主題歌を担当することになった。}

ナレーションは『[[超人機メタルダー]]』で凱聖バルスキーなどの声を担当した桑原たけし。

この作品から『[[激走戦隊カーレンジャー]]』まで作中のテロップは写研のゴナが使用された((カーレンジャーのみ斜体))。「テレビ朝日」・「東映」の文字ロゴも正式なものではなく、ゴナが使用された((次作ターボレンジャーも同様))。
また前作までは敵側だけに初登場時に本拠地や名前のテロップが出ていたが、当作品からは同様に味方側のメカや本拠地などの初登場時にもテロップが出るようになった。
提供クレジットの背景は当初はブルーバックだったが((エンドカードのみスチール写真使用))、メンバーが5人になった番組の後半からは5人が並んだスチール写真が使われるようになった((遅れネットだった関西のABC朝日放送ではスチール写真のバックが使われたが、スポンサーを同じ後楽園グループのホテルに差し替えたためクレジットをABCから送出し、BGMも歌なしの物に差し替えられた。また、系列外のネット局では引き続きブルーバックが使われた所もある))((メタルヒーローシリーズでは4年前の『[[宇宙刑事シャイダー]]』からスチール写真が使用されている))。
最終回ではフラッシュマンから2年ぶりにEDクレジットが本編映像をバックに縦ロールテロップで表示された。この時は「テレビ朝日」のロゴのみ正式なものが使われている。


**【あらすじ】

アカデミア島に設立された科学者育成学校「科学アカデミア」。
そこに在学していた天宮勇介、大原丈、岬めぐみの3人は星博士に師事して宇宙工学を学んでいたが、彼らの友人である月形剣史、仙田ルイ、尾村豪は傲慢な発言が目立ち、星博士の理想にも反発していた。
ある日の夜、勇介たちが研究仲間の矢野卓二、相川麻理とともに宇宙空間活動用スーツの実験をしていたところ、剣史たち3人が謎の宇宙船に乗り込もうとしているのを偶然目撃する。
勇介たちは早速スーツの力を使って彼らを止めようとするが、剣史のレーザー銃には敵わず、卓二と麻理は3人を助けるための盾となって命を落とし、そのまま剣史たちはどこかへと姿を消した。

それから2年後の春、科学アカデミアで宇宙船「スペースアカデミア号」のお披露目のための式典が催されていたとき、天才だけで人類を支配することを企む大教授ビアス率いる「武装頭脳軍ボルト」の突然の強襲によって、スペースアカデミア号が破壊される。
さらに追い打ちをかけるかの如く科学アカデミアは壊滅、生き残った勇介・丈・めぐみ達の前に現れたのは、ボルトの手によって悪魔と化した剣史たち。
しかし、勇介たちにも切り札があった。卓二と麻理が遺したスーツに改良を加え、彼らは「超獣戦隊ライブマン」として戦えるようになったのだ。

命を尊ぶ心が勝つか、天才の頭脳が勝つか?かつての学友同士の戦いの幕が切って落とされた……。
 

**【登場人物】
***◆超獣戦隊ライブマン
科学アカデミア壊滅から生き残った三人の若き科学者たち。
彼らは亡き友人と共にスペースアカデミア号に乗るために宇宙空間活動用スーツを自力で開発。
試作品は高所からの衝撃には耐えきれるものの、レーザー光線の直撃には耐えきれず、三人を庇い卓二と麻里は死亡してしまった。
外敵の存在を知った三人は二年の歳月を経てスーツを強化、友の仇を取るために備えていた。
変身時には「ツインブレス」という一対のブレスレットを使用。十字に交差することでワイヤーフレーム状のライブスーツが電送され、胸部に動物のプリントが施されることで変身完了となる。
ちなみに試作品には赤いツバメ(卓二)と子犬(麻里)のプリントが施されており、ライブスーツの意匠もそれを踏襲している。


&font(#ff0000,b){◇[[&font(#ff0000){レッドファルコン/天宮勇介(あまみや ゆうすけ)}>レッドファルコン/天宮勇介]]}

ライブマンのリーダー。人類の平和のために宇宙開発を学ぶことが目標。
当初は、無神経((第9話「バラよ熱く香れ」にて、結婚式にて新郎・俊介が変装したマゼンダに香水を吹き付けられ、彼は結婚式を放り出してマゼンダを追ってしまい傷ついた友人・ユカリのそばで「彼氏さ、はっきり言ってゆかりさんのことをあんまり愛してなかった」など酷いことを度々丈と共に言いめぐみから制裁を受けていた。))かつ頼りないところもあったが徐々に成長し立派なまとめ役となる。
科学アカデミアの学生としては劣等生だが、行動派でスポーツは万能。
特に剣術なら誰にも負けない自信を持ち、『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』では[[ドリーム戦隊>ドリーム戦隊(スーパー戦隊シリーズ)]]・剣の戦士に選ばれ、&font(#ffdc00,b){ガオイエロー/鷲尾岳}を指導したほど。((ただしドリーム戦隊としての客演時に『俺より強い者は大勢いる』と発言している辺り、現役時からの十何年かの間に二代目バルイーグル/飛羽高之([[太陽戦隊サンバルカン]])らによる何かの洗礼という名のシゴキを受けたと思われる。))

演じた嶋大輔はデビュー当初のツッパリ路線から爽やか路線へとシフトチェンジしつつあった時期であり、後にイベリコ兄貴とすら呼ばれるほどのデブキャラ・子煩悩キャラの予兆はまだ微塵も感じられない。前述の通り、昔の経験を活かして主題歌も担当している。


&font(#ffdc00){◇[[&font(#ffdc00,b){イエローライオン/大原丈(おおはら じょう)}>イエローライオン/大原丈]]}

勇介と同じく科学アカデミア内での成績は悪いが、勇介以上にスポーツ万能でスケボーが得意な熱血漢。
喜怒哀楽が豊かな性格をしているが、猪突猛進型で後先を考えずに突っ走ってしまうところがある。
演じた西村和彦は後に二時間ドラマシリーズ「鑑識班」等で渋くてカッコいいシリアスな演技を見せてくれることになるが、もちろん此処ではそんなキャラでは無いし、京都弁の恐妻家でもない。27年後の命燃やす仮面ライダーの父でもない。

23年後には再建された科学アカデミアで教授になっていることが『海賊戦隊ゴーカイジャー』で判明するが、「あんな脳筋だった人がこんな立派になっているなんて」と感慨深かった人も多かったのではなかろうか(勇介にも同じことが言えるけど)。


&font(#0000ff,b){◇[[&font(#0000ff){ブルードルフィン/岬めぐみ(みさき めぐみ)}>ブルードルフィン/岬めぐみ]]}

科学アカデミアでもトップクラスの成績を誇る才色兼備。
冷静かつしっかり者で優しい紅一点で、メンバーのまとめ役となっている。
ただ少々キツイ所があるのが玉にキズ。
又、時折無茶をすることもある。
水泳、縄跳びが得意で、自転車のロードレースの選手でもある。
シリーズ初のブルーヒロイン。細かいことだが、後のブルーヒロインたちのスーツがどちらかというと&font(#008cff){水色}なのに対して彼女のスーツは&font(#0000ff){青色}である。


&font(#800080,b){◇ブラックバイソン/矢野 鉄也(やの てつや)}

中盤から加わった戦士。28話から登場((ただし、初変身は30話。))。
勇介達をかばってボルトに殺された矢野卓二の弟で、自ら「&font(#800080){バイソンの鉄}」と名乗る。5話に矢野武史が登場することから次男であることになるが、二人兄がいることは言及されていない(この時点で鉄也の登場が予定されていなかったのが原因である)。
兄の死後、国連のドロテ博士らによって、ライブマンをサポートするべくトレーニングを積んでいた。
一度決めたことは何があっても貫き通す不屈の根性の持ち主。性格は、人情家で陽気で涙もろい熱血漢の努力家で細マッチョなパワーファイター。
&font(l){28話の最後で「あの若者の兄とは一体誰なのか」というナレーションがあったが、オープニングで役名付きでクレジットされていたため、誰の弟かはバレバレであった。}


&font(#008000,b){◇グリーンサイ/相川 純一(あいかわ じゅんいち)}

中盤から加わった戦士。
勇介達をかばってボルトに殺された相川麻里の弟。兄貴分の鉄也とともに国連によるトレーニングを積んでいた。
性格は、無邪気で温厚意地っ張りなお調子者のムードームーカー。
当時、サイを意味するライノスという英語が世間に知られてなかったせいで&bold(){一人だけ日本語っぽいコードネーム}になってしまったことをよくネタにされるが、あるエピソードを見る限り、ライブマンの中でいちばん強いのは彼なのではないか?という説がある。


***《ライブマンの協力者》

&bold(){◇星博士}

科学アカデミアの最高責任者。
自分の教え子が級友を殺す事件に心を痛めた彼は、勇介達のためにコロンやグラントータスを密かに建造、3機のマシンにライブロボへの合体機能を組み込む。
科学アカデミアの崩壊に巻き込まれて瀕死の重傷を負い、第2話で逃げ遅れた妊婦を助けると息を引き取った。
博士が守り抜いた新しい命を前に、勇介達は地球に生きる全ての命を守るべく戦うと改めて誓い合うのだった。

[[二代目バトルコサック>バトルフィーバー隊]]ではない。


&bold(){◇[[コロン>コロン(超獣戦隊ライブマン)]]}

星博士が開発した女性型アンドロイド。
中華娘のような外見であり、ムーンウォークが得意。
実質的な司令官としてグラントータスからライブマンをサポートする一方、有事の際はライブクーガーを駆って自ら戦場に赴く。
ドレス姿で勇介にデートをせがんだりと、結構可愛いところがある。
詳しくは当該項目を参照。


***《巨大戦力》
&bold(){◇[[ライブロボ]]}
ライブマンの戦隊ロボ。
シリーズ初のスーパー合体を果たした。
専用メカなどは当該項目参照。

***《乗物》
&bold(){◇モトファルコン/モトドルフィン/モトライオン}
ライブマンが乗る[[バイク]]。

◇ライブクーガー/LIVECOUGAR
5話で卓二が残した未来車の設計図を元に、勇介たちが製作した自動車。
オフロードタイプで屋根にクーガーバルカンを搭載。6話では網を発射しタイムヅノーを捕えたこともある。


***◆&bold(){[[武装頭脳軍ボルト]]}
本作の敵組織。
人類の大部分を下等な存在と考え、世界は優秀な天才が支配すべきだと考える一団。
彼らにとって生命は無価値であり、優れた頭脳のみが意義ある物である。
宇宙空間に浮かぶヅノーベースを本拠地としている。


&bold(){◇[[大教授ビアス]]}
天才による世界支配を目的とする、武装頭脳軍ボルトの首領。
月形剣史・仙田ルイ・尾村豪の3名をスカウトし、幹部として迎え入れた。
世界征服作戦を進める一方で幹部達を競わせ、最優秀の頭脳「千点頭脳」を求める事にも執着する。


&bold(){◇[[ドクター・ケンプ/月形 剣史(つきがた けんじ)>ドクター・ケンプ/月形剣史]]}
科学アカデミアで最も優秀な成績を収めた学生で、かつて勇介の友人だった。戦隊悪役至上類を見ない程の美形である。
自分の肉体を強化改造しており、戦闘時には美獣ケンプに、後にパワーアップし恐獣ケンプに変身する。
ビアスに心から忠誠を誓うあまり、最終的には自らの頭脳すら捧げてしまった。
高いプライドとエリート意識を持っており、37話で350点というビリッケツな点数をつけられた際には己の命を賭けた恐獣変身計画(要は改造パワーアップ)を実行に移す程。美意識も強く、美しさと強さの両立を目指していたが、そんな彼が美しさを捨てて醜くおぞましい恐獣の姿を手に入れるのは、それほどまでに己のプライドが敗北を許さなかったのだろう。


&bold(){◇[[ドクター・マゼンダ/仙田 ルイ>ドクター・マゼンダ/仙田ルイ]](せんだ るい)}
めぐみの友人でルームメイトだった%%いかにも井戸端会議とかが好きそうな近所のオバちゃんみたいな体型(と化粧)をしており、とてもめぐみさんと同い年には見えないとか言ってはいけない。%%が、性格は冷酷残忍で「愚かな人間の事など考える必要は無い」と言い切っている。
永遠の命と美しさを求めて体を機械化しており、体中に銃火器を組み込む改造を行いサイボーグと化している。

後に体の脳以外の90%を機械化し、マシーンマゼンダと化す。
さらにビアスの真意(脳を集める)を知った際には、ビアスに奪われまいと脳まで機械化してロボマゼンダとなってしまう。
これによりビアスの怒りを買い、致命傷を負わされてしまい、尾村に看取られ爆発四散する。
ケンプと同様プライドは高いが、学生時代に自作した香水を今でも使っていたり、機械化する際に愛する心の遺伝子を抽出して保管しているなど、人間らしさを捨てられていない。


&bold(){◇[[ドクター・オブラー/尾村 豪(おむら ごう)>ドクター・オブラー/尾村豪]]}
科学アカデミアの学生で、丈の親友だった。
元々は優しい青年だったが、貧弱な肉体にコンプレックスを持ち、ウィルスによる肉体強化を研究。
その後ボルトに入り、獣人のような姿になる。
学力的には天才ではなく秀才であり、やがてボルトから見限られていく……。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){実は当初の予定では、改心した彼ともう一人の新キャラがライブマンの新メンバーになる予定だった。}}}
 

&bold(){◇[[ドクター・アシュラ/毒島 嵐(ぶすじま あらし)>ドクター・アシュラ/毒島嵐]]}
暗黒街のトップになることを目指すマフィアのボス。
知能は平均以下(一桁の計算にも指を使ってしまう程)だが、頭脳獣をも屈伏させる実力とバイタリティを買われてボルトに参加。ビアス自らの教育で天才となった。

改造後は二振りの短剣・カットアッシャーとシュラー影分身を駆使してライブマンに襲い掛かる。
パワーアップを図ろうとハッカーヅノーであちこちにアクセスしている際にヅノーベースのメインコンピュータにアクセスしてビアスの計画を知ってしまった為に報復を受け、元の人間毒島に戻ってしまう。その後反旗を翻し、腹にダイナマイトを巻いて頭脳獣バトルヅノーに特攻し、爆死する。その最期は涙無くしては見られない。


&bold(){◇[[ガードノイド・ガッシュ]]}
大教授ビアスが製作したボディーガード用アンドロイド。
ガッシュガンと長剣を武器とし、ビアスの身辺警護を使命とする。
頭脳獣の製造・巨大化もガッシュの役目。なお、途中で声色が変わる。
ビアスへの忠節ぶりで最終回を締め括った。
[[後の酒とタバコとマリアLOVEなロボットの兄弟機>グレイ(鳥人戦隊ジェットマン)]]。


&bold(){◇[[ギルド星人ギルドス>ギルド星人ギルドス/チブチ星人ブッチー]]}
大教授ビアスの名を聞き、弟子入りする為にやって来たギルド星の天才。
クールな性格で不滅の生命力を持つ。次第にビアスを見下すようになる。


&bold(){◇[[チブチ星人ブッチー>ギルド星人ギルドス/チブチ星人ブッチー]]}
ビアスの名を聞き、弟子入りする為にギターラヅノーを引き連れやって来た。関西弁で喋る、敵側のマスコットのような存在。EDではローラースケートを披露。


なお、ボルトはシリーズで初めて敵幹部が自爆なり内乱なり離反なりで、メンバーが全員ライブマンに倒されず壊滅した敵組織である。
(後のゴードム文明、ジャリュウ一族、マトリンティス、地球救星計画もこれに該当。)
・ギルドス…無限の生命力を活用し、自分のエネルギーを消費する事で無限に蘇るギルードヅノーを生み出すが、有限だったため死亡 
・ブッチー…自爆スイッチを押され死亡
・アシュラ…腹マイトで頭脳獣と共に自爆
・マゼンダ…脳を取られまいと脳まで機械化しており、崖から投身自殺
・オブラー…解雇。
・ケンプ…脳を捧げる→残された肉体は頭脳獣に。


**【項目のあるエピソード】
第8話:[[愛と怒りの決闘!>愛と怒りの決闘!(超獣戦隊ライブマン)]]
第18話:[[罠!丈の愛した頭脳獣>罠!丈の愛した頭脳獣(超獣戦隊ライブマン)]]
第23話:[[コンマ1秒に賭けた命>コンマ1秒に賭けた命(超獣戦隊ライブマン)]]
第30話:[[今ここに5人の戦士が>今ここに5人の戦士が(超獣戦隊ライブマン)]]
第31話:[[ママ!寄生生物の叫び>ママ!寄生怪物の叫び(超獣戦隊ライブマン)]]
第40話:[[恋!?めぐみと宝石泥棒>恋!?めぐみと宝石泥棒(超獣戦隊ライブマン)]]


**【余談】
第1話のサブタイトルはいつもの白文字ではなく、白バックに赤文字というインパクトのある出し方になっている。

追加メンバーの2人の演者たちと初期メンバーの演者たちの仲は良くなかったらしく、勇介役の嶋は放映終了後のインタビューで『最初から5人でやって欲しかった』とぼやいていたとの事。
とはいえ、初期メンバーの戦いの始まりとなった亡き友人たちの肉親が追加メンバーとなり、かつての友の更生を願ってもいた初期メンバーと復讐心のほうが強い追加メンバーの対立といった、ドラマも描けたのも事実である。


ゴーカイジャーのエンディングである『スーパー戦隊ヒーローゲッター』では

#center(){&font(#ff0000){「ともよどうしてライブマン」}}
と紹介されていた。

確かにOPでも言っているし間違っていないが、わからない人には下のレジェンド回が出るまで意味不明だったようだ。

ちなみにガオレンジャーVSスーパー戦隊のエンディングでは&font(#ff0000){「青春パワーのライブマン」}だった。

1989年2月の放送終了から2011年11月のDVD化まで本編がソフト化されておらず、本作を見るのは困難であった。
イエローライオン・大原丈を演じた西村和彦氏は、DVD第2巻付属のブックレット内のインタビューで「23年は長すぎますよ(笑)」と語っているが、まさにその通りである。

2020年5月より東映特撮YouTube Officialで毎週金曜に初めて配信が開始される。


**【[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]にて】

第30話『[[友の魂だけでも>友の魂だけでも(海賊戦隊ゴーカイジャー)]]』にて&font(#ffdc00,b){大原丈}が登場。かつての友と同じ過ちを繰り返させない為に、科学者として再建された科学アカデミアに勤めていた。
バリゾーグに改造されたシドがもう救えないと悟った&font(#0000ff){[[ゴーカイブルー/ジョー・ギブケン]]}に「友の魂だけでも救いたい」という自分の信念を語る。
詳しくは当該項目も参照されたし。






ビアス「なんだこれは」
ガッシュ「花火です。ビアス様の追記修正をお祝いする花火です」
青春爆発(炸裂)で追記・修正!
11.[[光戦隊マスクマン]]←12.超獣戦隊ライブマン→13.[[高速戦隊ターボレンジャー]]
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