雷覇(烈火の炎)

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雷覇(烈火の炎) - (2020/10/11 (日) 03:09:04) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/01/21(土) 23:51:14
更新日:2022/12/03 Sat 23:59:26
所要時間:約 4 分で読めます





助けに参りました。王子様です。





雷覇(らいは)
CV:遠近孝一


漫画、『烈火の炎』の登場人物。

麗の十神衆の一人。見た目は白い装束に黒い長髪の優男であり、飄々とした性格のため、一見頼りなく見える。
そんなんなので紅麗には「昼行灯」と評された。
しかし十神衆の中でもトップクラスの実力を持っており、裏麗の面々からも警戒されるほど。
本気で怒った時(双角斎戦)や覚悟を決めた時には凄まじい殺気と共に躊躇無く相手を殺す。
この時のギャップと格好良さは異常。


【戦闘】
初めはある理由から魔導具は使わずに刀のみで戦っていたが、最終決戦に向けて自らの魔導具『雷神』の封を解いた。


《雷神》『雷』
禍々しい籠手のような魔導具。
海魔の作品。
雷を発生させる、風神と同じ自然現象発動型の魔導具。
風子から虫のようと評されるグロテスクな外見をしており、宿っている雷神は額に一本の角が生えた獣の姿。
雷を操る能力から、直接的な方法の他に体内の爆弾を破壊するなどを行っている。
これの真の恐ろしさは、雷神自身が持ち主を文字通り「使う」ことであり、持ち主の生命力も著しく削る。
このことから雷覇は雷神を使うことを避けていたが、最終決戦に向けて使う覚悟を決めた。

技一覧

●雷刃
右腕からほとばしる雷で相手を攻撃する。
おそらく雷神の中で一番弱い技だが、それでも威力は高い。
雷覇の意志で撃てる。


●狂雷
雷神から超範囲の雷撃を繰り出す。
威力もかなり高いが、一撃だけで雷覇の体力はかなり削られた。


●降御雷
雷覇のほとんどの生命力を使うことにより発動。
幾重にも束ねた雷で相手を貫く。
通常の風魂に勝るほどだが、土門と緋水の力がこもった風魂に破れた。



【風子との関係】
登場当初は裏武闘殺陣の最中、森の城を訪れた風子を案内することで出会う。後々にも風子の危機を助け、風神の核を渡すことにもなった。

彼は「魔道具が引き合わせた」と言っているが、風子から見た彼は情けなくも優しいお兄さんで、彼女にとっての「白馬の王子様」だった。

最終的には紅麗の忠臣にして魔道具・雷神の使い手として、風神を持つ火影くの一の風子と対決。その後、土門に風子を託した。

【正体】

ネタバレ








彼は音遠、磁生同様に紅麗に命を捧げると誓った3人の1人だが、その理由は純粋に紅麗を慕っていた他に生い立ちが関係していた。
彼は現代に生き延びた火影の末裔であり、かつて織田信長との戦いで戦死していく仲間を見捨てた血が流れている己をコンプレックスに感じていた。
しかし、後に風子との戦いを経て音遠に「忠義」と讃えられるほど、紅麗との信頼も厚く、コンプレックスは無くなったと考えられる。



単行本のオマケ漫画では、彼が普段腰に下げている玉の1つには調味料が入っているということになっていた。が、それをカレーにぶち込むとトムヤムクンになり、紅麗を驚かせていた。

「…何を入れた!?何を!?」


【最終決戦】
風子との戦いの後、満身創痍ながらも音遠と共に紅麗の元へ駆けつけ、磁生の残した磁双刀で最後まで主と共に戦い抜く。
紅麗が時空流離で帰る際には、寂しげな笑顔で彼の武運を祈りつつ見送った。










※余談

紳士で強く、何においてもイケメンのため、人気は高い。
当時は紅麗と共に腐女子の餌食になっていたとか……。(ちなみに作者公認)




またまた余談

作者のブログにて雷覇の後日談(?)が描かれていた。
内容は雷覇が『烈火の炎』の文庫本の表紙になったと風子に伝えに行き、記念に二人でプリクラを撮りに行くというもの。
相変わらずの雷覇のマイペースさやはしゃぎよう、彼に振り回される風子の様子にファンからの評判はすこぶる良かった。

オチの土門の妬み顔は何人もの腹筋を破壊した。







次回作のMARではナナシ(JOKER)の記憶にシルエットが映ったため登場が期待されたが、実際はよく似た別人というオチとなった。
作者の安西氏は途中まで本当に雷覇を出そうかと考えていたらしいが、「雷覇が紅麗以外の人間の下につくのは考えられない」という理由で取り止めになったのだとか。


つれないなぁ。僕は二人で追記修正したいのに。

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