清里明良

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清里明良 - (2015/10/08 (木) 22:59:37) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/04/07(木) 21:55:50
更新日:2024/01/21 Sun 23:41:18
所要時間:約 6 分で読めます




清里(きよさと)明良(あきら)とは『るろうに剣心 追憶編』の登場人物。


緋村抜刀斎時代の物語―追憶編の冒頭で登場、幕府の重役の京都所司代である重倉十兵衛の護衛を行っていた。



文武ともにからきし、かといって良家育ちでもないが人柄がとても良かった。
登場シーンは数ページとはいえ追憶編のキーとなる人物であり、後に抜刀斎の妻となる雪代巴は彼の許嫁であり幼なじみだった。
巴が大切に持っている簪の贈り主は他ならぬ清里である。

彼が祝言を延ばしてまで京都見廻組に志願したのは幕府への忠義を立て男を上げてから晴れて彼女を迎えようという思いからだった。




しかし、


巴との祝言を1か月後に控えた元治元年(1864年)4月の夜、
重倉十兵衛の護衛を行っていた時に緋村抜刀斎と戦闘となり斬殺される。
その際に抜刀斎のトレードマークでもある頬の十字傷の一方を付けたのは彼。


先述の通り、清里は剣の腕が立つ訳ではない。
彼が抜刀斎の頬に一太刀入れることが出来たのは、掴みかけた幸せのため、なんとしても生きて愛する人の下へ帰るため。

謂わば、生への執念が付けた一太刀である。




死…死に…たくない…
やっと…祝言…なのに…
ずっと…愛して…い…けると思った…のに…
…も…え…



腕自体は大したことはないが、生きようとする執念は凄まじかった…
来世で幸せになってくれ……


それは、鬼の如く人を斬り続けた抜刀斎が唯一敵に見せた優しさであり、同時に彼自身の転落の始まりでもあった。


笑わない少女を幼い頃から大切に愛し続けた優しい男の末路は巴・抜刀斎の運命を狂おしく変えていくことになる。

要するに…
  • 自分を殺した相手に許嫁の幼なじみを寝取られた
ワケで、剣心の十字傷が消えなかったのも当然だったといえる。

救いのある見方として江戸時代のセックス事情は現代とは違い、必ずしも強い愛情表現ではなく誰とでも好意があれば行われたものなので、
巴とは肉体関係は持ってたかもしれないし、清里より剣心のほうを愛してたとは限らないはず…。


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