U.A.(遊戯王OCG)

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U.A.(遊戯王OCG) - (2015/09/06 (日) 14:18:55) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/04/04 Sat 02:02:51
更新日:2024/01/23 Tue 09:23:11
所要時間:約 7 分で読めます




「U.A.(ウルトラアスリート)」とは遊戯王TCGに登場したカテゴリ。


▼概要

日本未発売の海外先行テーマの一つ。
属するカードは「ウルトラアスリート」の名前の通りスポーツ選手をモチーフにしており、
モチーフになったスポーツから攻撃ポジションと守備ポジションに当たるモンスターが各一枚ずつ計6種類登場している。

スポーツテーマというのはOCG・TCG通してそう多くなく、カテゴリとしてはほぼ初である。

属するモンスターはすべて地属性・戦士族で統一されており、
Midfielderを除いた5種類はすべて上級モンスター。しかし各モンスターはすべて共通して以下の召喚ルール効果を持っている。

You can Special Summon this card (from your hand)
by returning 1 "U.A." monster you control to the hand, except "U.A. ○○".
You can only Special Summon "U.A. ○○" once per turn this way.
訳:
あなたはあなたがコントロールする「U.A」モンスター1枚を手札に戻すことでこのカードを手札から特殊召喚することができる。
この方法による「U.A. ○○」の特殊召喚は1ターンに1度のみ可能である。

この効果でがあることで場のU.A.を自由自在に入れ替えることができるようになっている。
以下、紹介するカードのテキストは便宜上遊戯王カードwikiから引用した物を掲載する。


▼所属カード

  • 下級モンスター

■U.A. Midfielder
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1200/守1000
「U.A. Midfielder」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
「U.A. Midfielder」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは「U.A. Midfielder」以外の自分フィールドの「U.A.」モンスター1体を手札に戻して、手札から特殊召喚できる。
(2):このカード以外の自分フィールドの「U.A.」モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示のモンスターを持ち主の手札に戻す。
その後、そのモンスターとカード名が異なる「U.A.」モンスター1体を手札から特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

U.A唯一の下級モンスター。
ステータスは頼りないものの唯一リリースなしで召喚できるモンスターであり、
後述の「U.A. Stadium」と絡めてこのカテゴリの起点となる重要な一枚である。

加えてフリーチェーンでのモンスター交換効果も持っており、
召喚反応型の罠を回避したり、バトルフェイズ中に発動して追撃したりなど柔軟な運用ができる。

裏を返せば「U.A.」はこのカードと「U.A.Stadium」に強く依存していると言え、
このカードと「U.A.Stadium」をいかに素早く手札に引き込めるかが勝負を決める。

モチーフはサッカーのポジションであるミッドフィールダー。
攻守の両方に関わる中間地点に位置するポジションであり、
攻めにも防御にも回るミッドーフィールダーの特徴が良くあらわされたカードだと言える。


  • 上級モンスター

■U.A. Mighty Slugger
効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻2300/守 700
「U.A. Mighty Slugger」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードは「U.A. Mighty Slugger」以外の自分フィールドの「U.A.」モンスター1体を手札に戻して、手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・効果モンスターの効果を発動できない。

アタッカーポジに当たる上級モンスターの1体。
攻撃力は2300と若干物足りないものの、攻撃宣言時に一切のカード効果の発動を封じる強力な拘束効果を持ち、
これにより魔法・罠はおろかダメステいいっすか^^やカルートすらも無視して強引に殴り込むことができる。
地味ながら戦闘破壊をトリガーとして発動する効果やリバース効果なども無視できる点も優秀。
反面召喚反応型罠やフリーチェーンの罠などには無力なので、禁じられた聖槍などでカバーしたい。
モチーフは野球選手。スラッガーとは長打力のあるバッターのこと。

■U.A. Perfect Ace
効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻1500/守2500
「U.A. Perfect Ace」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードは「U.A. Perfect Ace」以外の自分フィールドの「U.A.」モンスター1体を手札に戻して、手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。この効果は相手ターンにのみ発動できる。

防御ポジに当たる上級モンスターの1枚。高めの守備力と手札コストと引き換えの万能カウンターを有する。
「カードの発動」ではなく「効果の発動」がトリガーである点が極めて大きく、
これにより墓地発動型の「ブレイクスルー・スキル」のような罠カードや、
既に発動されている永続罠・魔法カードやフィールド魔法といった止めるのが極めて困難なカードの効果もカウンターで潰すことができる。
守備力も高く、並の上級モンスター程度では突破するのは困難と極めて堅牢なカード。

しかし自分のターンでは何もできず、攻撃力もわずか100ポイントの差で奈落の落とし穴に引っかかってしまうため、
Mighty Sluggerと同じく補助カードなどで上手くカバーしてやろう。

この手の効果には珍しく同名カードの効果発動縛りが無いので、複数展開すればその分だけカウンター効果が発動できる。
モチーフは野球のピッチャー。

■U.A. GoalKeeper
効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻1000/守2800
「U.A. Goalkeeper」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードは「U.A. Goalkeeper」以外の自分フィールドの「U.A.」モンスター1体を手札に戻して、手札から特殊召喚できる。
(2):相手ターンに1度、自分フィールドの「U.A.」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはこのターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されない。

2800の高い守備力と、1ターンに1度の破壊耐性効果を持つ。
現在は破壊以外の方法で除去する手段などいくらでもあるため破壊耐性効果だけでは若干頼りない。
しかし守備力はU.A.の中でも抜きんでて高く、また上級U.A.の中で唯一奈落の落とし穴に引っかからない点も評価できる。
モチーフはサッカーのゴールキーパー。


■U.A. Rival Rebounder
効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻2200/守2300
「U.A. Rival Rebounder」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
「U.A. Rival Rebounder」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは「U.A. Dreadnought Dunker」以外の自分フィールドの「U.A.」モンスター1体を手札に戻して、手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚、または相手ターンに特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札・墓地の「U.A. Rival Rebounder」以外の「U.A.」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

海外最新パック「Crossed Souls」で登場する新カード。
召喚・特殊召喚に成功した「場合」、U.A.モンスターを1体追加展開できる。
召喚だけでなく特殊召喚にも対応している点が極めて優秀で、上級モンスターが多いために展開速度に問題があるU.A.の展開速度を大幅に強化できる。
残念ながら発動条件の関係で召喚ルール効果による特殊召喚には対応していないが、
相手ターンでPerfectAceの効果発動→発動後PerfectAceをMidfielderで手札に戻してこのカードを特殊召喚→効果で手札に戻したPerfectAceを再び特殊召喚→一旦フィールドを離れたので効果再発動 といった奇策も可能。
またTurn Over Tacticsの効果発動条件を一体で満たすことができ、逆にTurn Over Tacticsの効果で特殊召喚して効果発動を狙うといった働きも可能。
様々な場面で応用が利く優秀な効果なのでMidfielderと並んだU.A.デッキの要であると言える。
モチーフはバスケットボール選手。ゴールに失敗したボールを確保(=リバウンド)して味方選手にパスしようとしている。

  • 最上級モンスター

■U.A. Playmaker
効果モンスター
星8/地属性/戦士族/攻2600/守2000
「U.A. Playmaker」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードは「U.A. Playmaker」以外の自分フィールドの「U.A.」モンスター1体を手札に戻して、手札から特殊召喚できる。
(2):このカード以外の自分フィールドの「U.A.」モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
このカードの攻撃力を800ダウンし、その攻撃モンスターの攻撃力を800アップする。

他のU.A.モンスターの攻撃宣言時に自分の攻撃力の一部をそのモンスターに上乗せできる効果を持つ。
アタッカーとしては既に安全に攻撃を通せるMighty Sluggerがいるためにそちらに出番を奪われがちだが、
Mighty Sluggerだけでは対処しきれない高打点モンスターに役割が持てる。
下がった攻撃力は後で他のU.A.と交代した時に元に戻るので問題ない。
単純に1ターンキルを決める際の打点要員として使ってもいい。

モチーフはアメフト。「プレイメーカー」とはチーム全体の指揮を執って動かす役割の選手を指し、アメフトではクォーターバックが該当する。
因みにアーマーを着込んでいるせいで分かりにくいが中の人は金髪のイケメン。

■U.A. Blockbacker
効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻1600/守2700
「U.A. Blockbacker」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードは「U.A. Blockbacker」以外の自分フィールドの「U.A.」モンスター1体を手札に戻して、手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、相手がモンスターを特殊召喚した時に発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更し、その効果を無効にする。

鬼気迫る勢いでボールに突進するこのデッキの守備の要の一つ。効果を無効にしつつ表示形式を変更できる。
厄介な効果を封印しつつ高打点モンスターの攻撃を封じ、さらにこちらからの戦闘破壊を容易にする。
他の守備ポジモンスターと違って自分のターンにも発動できる。
守備力も非常に高く、このカードとPerfect Aceが並んだ時の堅牢さは凄まじい。

さらに表示形式の変更と効果無効化が同時に行われるので、
効果の発動に対して月の書などをチェーンして対象のモンスターを裏側守備表示にしたとしても、
きっちり表側表示に戻したうえで効果を無効にしてくれる。
モチーフはアメフトのポジションの一つ「ラインバッカー」。

■U.A. Dreadnought Dunker
「U.A. Dreadnought Dunker」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードは「U.A. Dreadnought Dunker」以外の自分フィールドの「U.A.」モンスター1体を手札に戻して、手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

海外最新パック「Crossed Souls」で登場する新カード。
U.A.待望の除去効果持ちのモンスター。
最上級モンスターとしては攻撃力が低めなものの上級帝程度ならば殴り倒せる攻撃力に加え、
貫通効果によって守備表示で居座るモンスター相手にも対応することができる。
一方攻撃を通さないと効果発動が狙えない不安定さが弱点で、Mighty Sluggerと違って安全に攻撃を通せる保証もないため、扱いには慎重さが求められる。
モチーフはバスケットボール選手。名前の通りダンクシュートを決めようとしている。

▼魔法カード

■U.A. Stadium
(1):自分フィールドに「U.A.」モンスターが召喚された場合に発動できる。デッキから「U.A.」モンスター1体を手札に加える。
(2):1ターンに1度、自分フィールドに「U.A.」モンスターが特殊召喚された場合に発動する。自分フィールドのモンスターの攻撃力は500アップする。

専用フィールド魔法。
(1)の効果が重要で、大量展開を苦手とするU.A.においてデッキからのモンスターの引き出しと展開を安定させる潤滑油となるキーカード。
Midfielderを手札に握っておけば毎ターン効果を発動できるので、いかにこのカードとMidfielderを手札にそろえるかが重要になってくる。
それだけに手札から突然効果を発動してくる幽鬼うさぎには特に警戒が必要であるといえる。
(2)の効果も地味ながら無視できない効果で、打点の足りないMighty Sluggerすら攻撃力2800+効果の化け物と化す。

■U.A. Powered Jersey
装備魔法
「U.A.」モンスターにのみ装備可能。
(1):装備モンスターの攻撃力・守備力は1000アップする。
装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
(2):装備モンスターの攻撃によってモンスターを破壊した場合に発動できる。
装備モンスターはこのバトルフェイズ中にもう1度だけ攻撃できる。
(3):自分スタンバイフェイズに発動する。
装備モンスターを除外する。
(4):装備モンスターが手札に戻る事でこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを手札に戻す。

装備したモンスターが超サイヤ人と化すジャージ。
ジャージってレベルじゃねぇぞ!?イラストではMighty Sluggerが超サイヤ人化している。
効果が多すぎて分かりにくいが要するにU.A.限定の強化版「ストイック・チャレンジ」。

戦闘ダメージを倍化させる効果、攻撃力を強化する効果に加え、
なんと戦闘破壊に成功した場合はもう一度攻撃できる効果までついている。

Mighty Sluggerに装備すれば攻撃力3300にして相手モンスターとの戦闘ダメージ2倍+連撃&ダメステ効果発動不能という狂気の怪物へと変貌を遂げる。
適当な下級モンスターを殴っただけで1ターンキルレベルの大ダメージが発生するのだ。

その分ストイック・チャレンジよりもデメリットはきつくなっており、
何もしなければ次の自分のスタンバイフェイズ時に装備モンスターが除外されてしまう。

とはいえ、U.A.共通の交代効果によって手札のU.A.と入れ替えてしまえばデメリットを無視でき、
しかもこのカードには装備モンスターがバウンスされた場合手札に戻ってくるステキ効果も持っているので次のターン以降も安心して使用できる。


■U.A. Turnover Tactics
速攻魔法
「U.A. Turnover Tactics」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「U.A.」モンスターが2種類以上存在する場合に発動できる。
フィールドのモンスターを全て持ち主のデッキに戻す。
その後、自分のデッキに戻したカードの数まで、デッキから「U.A.」モンスターを選んで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
この効果で特殊召喚した自分のモンスターはこのターン攻撃できない。
その後、相手のデッキに戻したカードの数まで、相手はモンスターをデッキから選んで特殊召喚できる。

フィールドのモンスターをすべてデッキに戻し、戻した枚数分デッキからモンスターを特殊召喚する豪快な除去カード。
しかし相手も同様にモンスターを特殊召喚できる上に特殊召喚するモンスターに制限が無いので場合によっては逆に自分が不利になる可能性もある。
考えなしに撃っても役に立たないことが多いので、発動するタイミングは慎重に選びたい。

エキストラデッキに戻ったモンスターなどは戻した数にカウントされないので、
シンクロモンスターやエクシーズモンスターなどを大量に並べてきた場合に撃つと大ダメージが狙える。

Turn Overとは「攻守交代」という意味。
攻撃ポジのPlayMakerが防御ポジのGoalKeeperと選手交代する様子が描かれている。

■U.A. Signing Deal
通常魔法
「U.A. Signing Deal」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「U.A.」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、S・X召喚の素材にできない。
その後、特殊召喚したモンスターのレベル×300のライフを失う。

海外最新パック「Crossed Souls」で登場する新カード。
発動条件なしでデッキから好きなU.A.をリクルートできる。
状況に応じて一番欲しいカードを呼び込める強力な効果なのでぜひとも複数枚投入したい。
特殊召喚したモンスターには効果無効、S・X素材にできないという二重のデメリットが付くが、大抵は手札のU.A.と入れ替えてしまうのでほぼ問題にはならないだろう。
むしろ付随するライフロスデメリットの方が問題で、気軽に乱発できるカードではない点だけは覚えておきたい。

Signing Deal とはチームとの契約成立という意味。
イラストでは同じく新規カードであるDreadnought Dunkerと思しき金髪サングラスのオサレな人物がオーナーと思われる男性と共に記者会見に臨む様子が描かれている。

▼罠カード

■U.A. Penalty Box
永続罠
「U.A. Penalty Box」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):ダメージステップ開始時に発動する。
自分の「U.A.」モンスターが相手モンスターと戦闘する時、相手モンスターを相手の2回目のエンドフェイズまで除外する。
(2):このカードを墓地から除外して発動できる。
自分のデッキから「U.A.」魔法カード1枚を手札に加える。

海外の最新パック「Crossed Souls」で登場するサポート罠カード。戦闘を行う相手モンスターを一時的に除外する。
始祖竜ワイアームなどのU.A.ではほぼ対処できないカードを突破する足掛かりにでき、除去されても墓地のこのカードを除外することでデッキからU.A.の魔法カードをサーチしてくれる。
ただし効果の都合上、U.A. Powered Jerseyとは致命的に相性が悪いので注意。

モチーフはアイスホッケーで反則を犯したプレイヤーが一定時間待機させられる「ペナルティボックス」だと思われる。
イラストには未登場のアイスホッケー選手が描かれている。

▼相性のいいカード


■増援
Midfielderを手早く手札に呼び込むために搭載しておきたい。
なお、TCGのほうでは増援は無制限で3積みできるため、日本よりもデッキの回転と始動が速い。

魔界発現世行きデスガイド
MidfielderをリクルートできるMX-セイバー・インヴォーカーをエクシーズ召喚できる。
同名カードを複数積んでリクルートしても良いが、同じく海外先行テーマの「Burning Abyss」を一緒に採用するとアドバンテージの面で無駄がない。

Burning Abyss
同じく海外先行テーマのカード。レベル3なのでデスガイドによってリクルートでき、かつ墓地に送られればアドバンテージも稼げる。
また手札に来ても共通の手札からの特殊召喚効果により、緊急時の上級U.A.のリリース素材役もこなせ、既にU.A.の展開を終えている場合でもPerfect Aceの手札コストとして無駄なく活用し切る事ができる優等生。
効果が単独で完結しているFarfaやデスガイドもサーチできるScarm等が主な出張要員。

■帝王の烈旋
カードのほとんどを上級モンスターが占めるU.A.において、起点となるMidfielderを手札に呼び込めないのは致命的。
幸いエキストラデッキのモンスターに頼らずとも戦えることが強みのデッキなのでデメリットはほとんど気にならず、
除去も兼ねた遂行力の高さもあって数枚採用されることが多い。

■テラ・フォーミング
U.A. Stadiumを呼び込める確率を上げられるので、場合によっては3枚フル投入すらも視野に入ってくる。

■MX-セイバー・インヴォーカー
デスガイドから呼び出せて、デッキからMidfielderをリクルートできる。
採用する場合はこのカード以外にもランク3エクシーズモンスターの選択肢をいくつか用意しておくとよい。

■No.30 破滅のアシッド・ゴーレム
単純に打点が高く、特に居座ってこちらの行動を阻害してくるサイバー・ドラゴン・インフィニティを自力で突破できうる貴重なカードでもある。
生き残ってデメリットが発生したとしても、上級U.A.のリリース素材にしてしまえば問題ない。

■バトルフェーダー
手札に上級が溜まりやすく突破されたら場が空きやすいU.A.の特性上、フェーダーは保険になる。
また速攻のかかしと違ってこのカードはフィールドに残って後続の上級U.A.のリリース素材にでき、特性上一族の結束等を邪魔しにくいのも長所。

■一族の結束
全体的にパワーが足りないテーマなので、ジャージ以外の打点補助は悪くない。
デスガイド等を使いにくいために噛み合わせがやや難しいのが難点か。
兼ね合いを気にするならより一貫性の高い強者の苦痛を採用する手もある。
逆に群雄割拠や御前試合をメインから差しておく手も有る。

■次元の裂け目
次元の裂け目やマクロコスモスと言う除外カードは大概自分の足を引っ張りやすいが、
U.A.は特性上セルバンで墓地を経由せず出せるので次元カードの相性は良好な部類。
特に次元の裂け目はジャージを除外せずにつかえるので、往年の次元剣闘じみた動きも出来る。
とは言え、別に除外がテーマと言う訳ではないので、対霊獣等を想定し王宮の鉄壁も突っ込める。

■蛮族の狂宴Lv5
レベル5モンスターを2体まで特殊召喚。Mighty SluggerとPerfect Aceの2体が効果に対応する。
効果は無効になるものの最大2体までモンスターを場に出せる点が非常に重要で、不利な状況からの切り返しに有効。

▼デッキとして

相手ターンを凌ぐ守備ポジと自分のターンで攻撃を行う攻撃ポジとで明確に役割が分かれている点が最大の特徴。

基本的な動かし方としてはU.A. Stadiumを貼った後Midfielderを召喚、
デッキから後続をサーチしつつ手札のアタッカーと選手交代して攻撃、その後は手札の守備役に選手交代して相手ターンをやり過ごし、
自分のターンになったらまたMidfielderを召喚し…のサイクルを繰り返しながらフィールドを制圧。
趨勢が決まってきたらジャージを装備して一気に攻め込み、そのままとどめを刺すといった戦い方。

Powered Jerseyの効果がべらぼうに強く、うまく回れば後攻1キルすらも可能になる。

守備ポジモンスターによる守りも非常に硬く、特にPerfect Aceの万能カウンター効果により相手の行動を強く牽制できる点が大きい。

しかし特定のコンボによるサイクルを基軸としたデッキ故にそのサイクルを突き崩されると脆い。
特に効果を発動したU.A. Stadiumを幽鬼うさぎで狙撃されたり、
Midfielderを狙って除去カードを撃たれたりすると後続の展開ができなくなって非常にまずい。

展開は自身の召喚ルール効果によって行われ、
防御ポジモンスターの守備力は軒並み高いので幸いスキルドレインなどのカードにもある程度対処できるが、
召喚反応型罠による除去やフリーチェーンのカード、召喚そのものを無効にする神の警告などのカードをもろに喰らうとサイクルが停止してしまう。
なのでこの手のテーマの宿命としてライオウは天敵。烈旋でリリースしてあげよう。

マッチ戦を意識する場合はマインドクラッシュなどピンポイントで天敵を潰せるカードや
禁じられた聖槍などによってそれらのカードに対処できるよう努めたい。


追記修正お願いします。

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