超サイヤ人

登録日:2010/07/29 Thu 12:27:07
更新日:2025/04/29 Tue 11:46:18NEW!
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オレは地球からきさまをたおすためにやってきたサイヤ人…


おだやかな心をもちながらはげしい怒りによって目覚めた伝説の戦士…



超サイヤ人孫悟空だ!!!!!



(スーパー)サイヤ人とは、世界的人気作品である『ドラゴンボール』シリーズに登場する戦闘民族・サイヤ人の変身形態。
これに変身する事で爆発的なパワーアップを起こす。


〈概要〉

元になったのは作者の鳥山明先生の、当時自分の子が見ていたスーパー戦隊*1を見ての「戦闘時に変身とかカッコよくね?」というアイディア。
なお、今となっては金髪に描かれることで広く知られているが、白黒の漫画で髪をいちいち黒く塗らなくて済むという事情もあったんだとか。
フリーザセルの最終形態といい、手の込んだ手抜きに定評のあるお方である。

初登場はフリーザ編終盤(原作コミック27巻)だが、存在自体はそれ以前から仄めかされており、
ベジータによると「一千年にひとり現れる伝説のサイヤ人」として伝えられていた。

初登場時からしばらくは「穏やかで純粋な性格のサイヤ人が激しい怒りによって目覚める」という設定(変身条件)であったが、
作品内の戦闘力のインフレからか、変身条件の緩和や形態の進化が進められた。
結果、「強大な力を持つサイヤ人が激しい怒りによって目覚めるパワーアップ形態」という所で落ち着いた。
さらに後年の『超』シリーズでは、変身すると背中が「ゾワゾワ」した感覚となり、それを再現することで別段怒ってなくとも変身できることが判明した。
「1000年に1人にしてはたくさんいますが?」という疑問は、(後付け設定ではあるが)以下で解説する。

「伝説の超サイヤ人」という概念については媒体で様々。
映像作品「エピソード・オブ・バーダック」では、過去の世界に飛ばされたバーダックが歴史上で初めて変身し、
フリーザの先祖であるチルドを倒したことで伝説と呼ばれるようになったという設定が存在した。
他にも、アニメではブロリーの変身する形態や『GT』の超サイヤ人4がそうであるとした時期もあったほか、
鳥山自身が超サイヤ人ゴッドや善のサイヤ人「ヤモシ」を伝説に位置づけたりと、時期や媒体によって原初の超サイヤ人は一定しない。

ベジータが初変身した時は軽い興奮状態になり、言動が粗暴になる影響が出るが、後に殆どのサイヤ人は克服した。
また、ある程度慣れた状態であっても身体への負担は大きいのでそもそも使わないに越したことはない。
実際、悟空は超サイヤ人状態の負荷によって、心臓病が加速度的に悪化して昏倒してしまった他、
老界王神曰く「ポタラ等の合体を超サイヤ人同士でやったりすれば、過大な負担が肉体にかかり寿命が一気に縮む」とのこと。
ただし、こちらも修行によって悪影響をゼロにする手段が確立されていくことになる。

ドラゴンボール超』では、悟空達のいる宇宙(第7宇宙)とは対の宇宙である第6宇宙のサイヤ人が登場。
しかし、この宇宙のサイヤ人は野蛮な気質では無く、母星である惑星サダラ*2も健在である。
そのためか、第6宇宙のサイヤ人であるキャベは悟空が超サイヤ人に変身した際には驚いており、彼らが超サイヤ人に類する形態に変身したことはなかったようだ。
とはいえ、単に変身するきっかけが無かったというだけであり、下記にある「S細胞」を増やしやすい気質である事も相まって、
キャベはベジータとの激闘の中で割とあっさり超サイヤ人へと覚醒している。
更に、キャベが変身時の感覚を「背中をぞわぞわさせるような」と言語化したことで、
第6宇宙の中でも天才と称されるサイヤ人・カリフラは怒りや悲しみなどの激しい感情を経ないままに変身を可能としている。

「ドラゴンボール大全集」によれば、悟天とトランクスは地球人との混血のため、生まれつき尻尾が生えていない代わりに超サイヤ人への覚醒がしやすかったという。
悟空のような尻尾の封印処理を受けていない悟飯やベジータも強くなるにつれて尻尾が再生しにくくなっていたようだが、同じ現象と思われる。

理性や原型を保ったまま超強化されるという非常に万能な変身が登場したことで、
パワーアップの代償に破壊衝動に飲まれるという暴走形態であった「大猿」は過去のものになっていき、
登場自体は大猿の方が早かったにもかかわらず、知名度はこちらの方が圧倒的に高い。
だが、『ドラゴンボールGT』では大猿と超サイヤ人に関係性を持たせており、究極の超サイヤ人への進化に必要な存在として再びピックアップされている。

後年の『最強ジャンプ』において、「S細胞」なるものを一定量持つことが必要であるという新設定が明かされた。
S細胞は多くのサイヤ人が持ってはいるが、おだやかな心を持っていなければ増えることはなく、激しい怒りを経験しなければ活性化しない。
そのため、一般的なサイヤ人の気質的に超サイヤ人への変身は本来ごくまれな現象であるらしい。
完全な後付け設定ではあるが、この設定によって、
「幼少期に頭を打ったことでサイヤ人らしからぬ穏やかな性格となった悟空が最初の覚醒(変身)者となった」ことと、
「フリーザ軍所属時は覚醒しなかったベジータが、地球に移住して穏やかな生活を送り始めてから覚醒した」ことの説明が一応付く。


なお、「スーパーサイヤ人」*3という言葉が最初に登場したのは、実はサイヤ人襲来編。
地球に向かうためのポッド内で、ベジータとナッパが交わした以下の会話で登場する。

ベジータ「どうやらわれわれサイヤ人と地球人の血が混じりあうと
     強力なパワーを持つ雑種ができるようだな…」
 ナッパ「スーパーサイヤ人…てとこか…」

この時の会話はカカロット(孫悟空)と地球人(チチ)の子どもである孫悟飯が爆発的なパワーを秘めていることを知ったことによるもので、
実際に悟飯は幼少期から感情の昂ぶりによってその時の悟空をも超える戦闘力を瞬間的に発していた他、
大人になってからも「桁違いの潜在能力を秘めている」と称されているが、伝承における「(スーパー)サイヤ人」には全く合致しない。
しかし…


〈原作〉

超サイヤ人

変身キャラ
悟空、悟飯、悟天ベジータ、現代トランクス、未来悟飯、未来トランクス、ゴテンクス、ベジットゴジータブロリー、悟空Jr.、ベジータJr.、キャベ、カリフラ、ケール、ケフラ

(漫画版『超』のみ)
ゴクウブラック

(外伝・ゲームのみ)
バーダック

(他媒体より)
鳥山明の漫画『ネコマジン』:オニオ
『ドラゴンボールフュージョンズ』:ピニッジ、カロリー
『ドラゴンボールヒーローズ』:サイヤ人ヒーローアバター(男女)、カンバー、ゴハンクス、ベジークス

始祖にして、超サイヤ人としての基本形態。
基本形態だけあって能力のバランスに優れており気の消耗も比較的少ないため、
後のセル編において、悟空はこの点に目を付けて悟飯と共に第一段階に徹底的に身体を慣らし、第四段階を開発している。
悟空が覚醒した時に一人称が「オラ」から「オレ」に変わり、饒舌にフリーザを挑発するなど、変身中は軽い興奮状態かつ好戦的な性格になる。

このことが災いし、映画『極限バトル!!三大超サイヤ人』では、クリリンが超サイヤ人(邪悪な心)では元気玉は作れないと言っている。
プレイディア版『サイヤ人絶滅計画』では後述の超サイヤ人(第四段階)への変身を経て、悪の心を抑えられるようになった悟空なら超サイヤ人のまま元気玉も作れるとのこと。
しかし、ドラゴンボール超のジレンとの戦いでは再びクリリンにより「超サイヤ人の状態では邪念が混ざるので元気を集められない」と言われた。
セルが「その気になれば元気玉もたぶん作れるだろう」と言っているので、設定の齟齬はあんまり気にしなくてもいいのかもしれない。

フリーザにクリリンを殺された悟空が「プチン」とキレて変身したのが初登場。
設定によれば戦闘力が50倍に跳ね上がるらしく*4、実際にそれまで苦戦していた最終形態のフリーザを逆に圧倒し、
ついにはフリーザにフルパワーで戦うことを決断させるまでに追い詰めている。

フリーザがフルパワーを発揮してからは一進一退の攻防を繰り広げたが、徐々に戦局は悟空に傾き始める。
これは、フリーザがフルパワーを使用した反動で時間が経つほどに戦闘力が低下していったことが原因で、
それに気付いた悟空は戦いに見切りを付け、フリーザに「このまま戦ってもお前はオレに勝てない」と通告して一方的に戦闘を放棄。
屈辱に震えるフリーザに背を向け、変身を解除して離脱しようとするが、なおも攻撃してくるフリーザへの怒りで再変身し、撃破する。
そして崩壊するナメック星から急いで脱出すべく、超サイヤ人の姿のままフリーザの宇宙船に向かっていった。
ナメック星から脱出後はヤードラット星に流れ着き、そこでの修行で瞬間移動を覚えると同時に怒らなくとも超サイヤ人へ変身できるようになった。

後に、修行の末に己の限界を知ってしまったベジータが、不甲斐ない自分に対する激しい怒りとおだやかで純粋な「悪」の心によって超サイヤ人に覚醒している。

『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』においてブロリーが変身した超サイヤ人は、髪が本来とは違って青色に変化している。
これは制御装置によって力が押さえつけられているために身体へ悪影響が及ぼされて弱体化しているからと推察される。
また、紫色の超サイヤ人にもなっているが、こちらは「昼と夜の環境差」説と「力の加減」説が存在する。
その7年後の時間軸にあたる『危険なふたり!超戦士はねむれない』では、制御装置が外れて久しいためか普通の超サイヤ人に変身している。

『復活のフュージョン!!悟空とベジータ』では合体戦士ゴジータがこの姿で誕生。
普通の超サイヤ人と異なり、その規格外のパワーを示すかの如く天に立ち昇る炎のような気が特徴的。

『超』にて登場するカリフラとケールがポタラで合体したケフラの超サイヤ人は、ケールの暴走形態を意識してか、オーラがやや緑がかっている特徴がある。
その気の大きさはウイス曰く「元気玉にも匹敵する」らしく、消耗していたとはいえブルー界王拳の悟空を変身解除に追い込んでいる。

ゲーム「スーパードラゴンボールヒーローズ」の「ユニバースミッション:監獄惑星編」に登場するサイヤ人であるカンバーの超サイヤ人は、
通常の超サイヤ人でありながらも、超2のような激しいスパークを出しているという特徴がある。

ゲーム「ドラゴンボールヒーローズ」や「ドラゴンボール ゼノバース」のサイヤ人主人公達も変身が可能で、原作では登場しなかった女性の超サイヤ人も登場している。
また特殊な例としては原作のサイヤ人編からフリーザ編までを題材としたRPG『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』で、
ラスボスのフリーザを撃破した時点でベジータを生存させているとエンディング後に超サイヤ人に覚醒して襲い掛かってくるという隠しボスイベントが存在。
この超サイヤ人ベジータは通常の超サイヤ人とは異なり、眼が赤いという特徴があり、これはイレギュラーな変身のためとする説が信じられていたが、
同作では超サイヤ人悟空も追撃カットイン等で眼が赤くなっており、単にゲーム的演出で意味はないと思われる(そもそもアイコンでは超悟空も超ベジータも眼はちゃんと青くなっている)。
因みに、映画『とびっきりの最強対最強』のポスターでは超サイヤ人化した悟空の瞳が赤くなっている。

超サイヤ人(第二段階)

変身キャラ
悟空、ベジータ、未来トランクス

超ベジータでお馴染みのムキムキバージョン。
強さとリスクはその名の示すとおり第一段階と第三段階の中間。第三段階登場までは正統な進化といった扱いだった。
第一段階と比べると筋肉が膨れ上がり、気のオーラもより激しく燃え盛るようになるのが特徴。
しかし、第一段階よりも気の消耗が激しいという欠点がある他、後述の第三段階と違って明確な描写はされていないが、
パワーの上昇に応じてか筋肉が膨れ上がっているため、スピードの減衰も推測される。

超サイヤ人(第三段階)

変身キャラ
悟空、未来トランクス、(おそらく)ベジータ、セル、カリフラ

ムキンクスでお馴染みの更なるムキムキバージョン。ブロリーにソックリーです
パワーに重点を置いた形態で、第二段階よりも劇的に気が上昇するが、更に膨れ上がった筋肉によりスピードが大きく低下する。
更に気の消耗も凄まじい事になっており、悟空はごく短時間しか変身しなかったにもかかわらず冷や汗をかいていた。
この形態に変身したトランクスはセルが認めるほどに強大なパワーを得たが、
セルに軽くいなされた上にわざわざ同様の変身をして見せられた上で欠点を指摘され、戦意喪失して敗北を認めた。

トランクスの他には、この時点で精神と時の部屋で悟飯と二人で修行していた悟空も第二→第三の順で変身してみせているが、
上述の欠点を悟り、実戦での活用を諦める*5と共に発想を変えて後述の第四段階を開発しつつ、
悟飯のブチギレパワーに(本人に相談することなく)期待していたと推測される。
トランクス曰くベジータも同じ結論に達したらしいのだが、トランクスの発言から悟空のように目の前で変身してみることすらしなかったと思われる。
おかげでトランクスが「父さんを超えた」と意気揚々と変身してとんでもない恥をかく羽目になった。

セルも同様の変身が可能で、上述のようにトランクス戦では実際に変身して指摘している。
なお、超2に覚醒した悟飯に追い詰められて逆上した際にこの形態以上のムキムキセルに変身しているが、
かつて自分がトランクスにやったように悟飯にあっさりいなされるばかりか、
悟飯の攻撃の衝撃で18号を吐き出し、完全体から退化してしまっている。

ドラゴンボール超の宇宙サバイバル編にて、第6宇宙のサイヤ人であるカリフラがこの形態に変身して悟空と交戦するが、軽くいなされた上にやはり弱点を指摘されている。
とはいえ、かつて悟空が精神と時の部屋に入り浸った末に習得できたことを思えば末恐ろしい成長性が垣間見える。

超サイヤ人(第四段階)/超サイヤ人フルパワー

変身キャラ
悟空、悟飯、ベジータ、悟天、現代トランクス、ゴテンクス、ベジット、ゴジータ

トランクスの失敗を直接見たわけではないが、上述の経緯で第二・第三段階のような変身ではセルに通用しないと考えた悟空が発想を変え、
これまでの形態でもっともパワーとスピードのバランスが取れている第一段階の強みを生かす方向性で開発した形態。

精神と時の部屋で「睡眠時間以外ずっと超サイヤ人への変身状態を保ったままひたすら基礎的な修行を繰り返す」ことで、
精神と身体を第一段階に慣らし、超サイヤ人特有の負荷を抑えた上に平常心で超サイヤ人の戦闘力を扱えるようになった。
そのため、この形態を開発して以後の悟空は超サイヤ人に変身しても一人称や口調は変わらず、性格も軽いままになった。
また、この形態以前の超サイヤ人状態では常に鋭い目つきだったが、この形態では驚いた時等に通常時と同様に目が丸くなったりする。

これにより最小限の負担で超サイヤ人の力を使える上に、瞬間的なパワーが欲しければ単純に気を上乗せすればいいので非常に効率が良い。
生活する分には気の消耗もほとんどないらしく、習得してからセルゲームまでほぼずっとこの形態で過ごしておきながらそのまま戦闘している。
実際にこの形態を見たベジータは一目で利点を見抜き、プライドの高い彼が認めていたことからも完成度は相当のもので、
ある意味この時点での超サイヤ人の「完成形」と言っても良いだろう。
そのためか、『ドラゴンボール大全集』では「超サイヤ人フルパワー」、『真サイヤ人絶滅計画』(プレイディア版)では「超サイヤ人の壁を超えた超サイヤ人」と、
表現こそ違うが、それぞれ「超サイヤ人(1)の完成形」と言わんばかりの形態名になっている。

魔人ブウ編ではベジータや悟天、現代トランクスも同様の描写があるため、この形態を体得している模様。
というより、悟天と現代トランクスに関しては、二人での遊びで超サイヤ人に変身するなど、
何の気なしに超サイヤ人への変身を繰り返していたようなので、自然と精神・身体が超サイヤ人状態に慣れていき、
何か特別なことをするまでもなくこの形態に至った可能性もある。
また、これを扱うサイヤ人をベースとする合体サイヤ人たちも体得していると思われる。

超サイヤ人2/超サイヤ人を超えた超サイヤ人

変身キャラ
悟飯、悟空、ベジータ、未来トランクス、ゴクウブラック、カリフラ、キャベ、ケフラ
(以下ゲームのみ)未来悟飯、ブロリー、バーダック、ゴジータ、ベジット、サイヤ人ヒーローアバター

原作コミック34巻にて初登場。明確に超サイヤ人の進化系とされた初の形態*6

超1よりも更に髪が鋭く逆立ち、全身に電気のスパークのようなものが走り、鋭いオーラが走るようにもなる。
こちらも攻撃的で理性が薄れた状態になりやすい可能性はあり、悟飯が初めてこの形態に変身した際には、
セルを心身共に甚振ることを愉しんでいるような言動を見せ、これが悟空を死なせる遠因となってしまった。
ただ、そもそも悟飯がこの形態に至るほどにブチ切れたのは、セルが悟飯の仲間を巻き込んだ度し難い挑発を繰り返したためであり、
その後悟飯がセルに怒りを叩きつけるかの如く、その心身を痛めつけようとするのはある意味当然の帰結と言え、
さらに悟飯がまだ10歳の少年であったことも考えれば、感情を抑えきれずにそういった言動を取るのも仕方ない節がある。
実際それ以外の場面の悟飯や、ブウ編以降の悟空など他の者がこの形態になってもほとんど平時と変わりはない*7

「超サイヤ人2」という名称は悟空がこれをさらに超える変身の前段階として名付けたもので、それまでは「超サイヤ人を超えた超サイヤ人」と呼ばれていた。

なお、本編では唯一悟空以外のキャラクターが初変身した超サイヤ人の形態である。

超1の高い汎用性や、原作最強の超3の間に板挟みなのでやや地味であり、映像でも省略されるケースが多いなど、肩身が狭い形態だったりする。
他の形態に比べて外見の特徴が薄い*8ことと作者自身の忘れっぽさもあってか、鳥山は「神と神」公開直前インタビューにて「超3のことを超2だと思ってた」と語っている。
しかし初登場時の演出がとても格好よく、登場回数の少なさに反して高い人気を誇る。ゲームでもあえて超2を使うものも多い。

総じて登場回数は少ないものの、人造人間編からブウ編開始時における最強の存在であったため、
超1及び超3と比較すると、(そもそも出番が多くないのもあるが)意外と土をつけられた回数は少なく、
実は超3よりも「真打ち登場」「最強」の存在として無双シーンが多く描かれた形態である。

自爆から蘇ったパーフェクトセルやバビディに操られた魔人ベジータもこれに相当。
ただし、ベジータは洗脳が解けた後もスパークが走った変身をしている他、
天下一武道会で超2悟飯を見た際のセリフや、悟空VSヤコン戦でのセリフ、セルと同等のダーブラを余裕で倒せる発言などからブウ編開始時点で元々変身できる模様。

未来トランクスは『超』の未来トランクス編で再登場した際に変身できるようになっていた。
それ以前から一部のゲームのみで変身出来たが、本編でなるのはこれが初めてである。
また、『超』の漫画版では更に超2のオーラを強大化させた状態にも変身可能になっており、
ベジータの見立てでは「超サイヤ人3のカカロットと同じくらいのパワーアップ」と言わしめる力を見せている。

設定では戦闘力は超1から2倍に上がるようである。
身体への負担はそれなりにかかるようで、セル編において悟飯は悟空が死んだショックで放心したためか、この形態の変身が一回解けた。
そのため、登場当初は「超サイヤ人から更に怒りで強化される一時的なパワーアップ形態」であったのが窺える。

なお、悟空はブウ編まではこの形態を「超1で勝てなさそうな相手」に対して使う位置づけにしていたようで、
『ドラゴンボール超』では、腕試しとして悟空が破壊神ビルスに戦いを仕掛けた際、
通常の超サイヤ人では相手にならないと判断した上で変身するなど、よほどの相手でなければ使わない形態だった事が示唆された。
その際にビルスも悟空の戦闘力に初めて感心を示す描写があるなど、超サイヤ人の限界を初めて超えた形態である事が改めて示されている。

超3ほど極端な消耗が無いことからか、超1とゴッドの間の中継役としての立場が『超』では定着しており、
未来トランクス・現代ザマス・アルティメット化の力を取り戻した悟飯…等との手合わせの際に登場したり、第6宇宙のサイヤ人達が変身したりと一気に出番が増えた。

また、カリフラは後述する妹分のケールの暴走を止めるために、超サイヤ人に目覚めた直後にもかかわらずすぐにこの形態に達し、その場を収めた。
ただし、本人曰くその一回でなれたっきりとのことで自在には変身できなかった。
その後力の大会で悟空にコツを教わることで自在に変身可能に。
「すぐに3にもなれるようになるんじゃないか」と言わしめ、超サイヤ人2の悟空と互角に戦った。

その後、カリフラとケールが合体したケフラも身勝手の極意"兆"を発動した悟空に対抗すべく変身した。
パンチをブロックしてみせたり、髪や服を掠めるギリギリの回避になるほどの弾幕を張ったりと奮戦したものの、
さすがに相手が悪く、終始劣勢のまま脱落となった。


超サイヤ人3/超サイヤ人を超えた超サイヤ人を更に超えた超サイヤ人

変身キャラ
悟空、ゴテンクス、ベジータ(ミニ)
(以下ゲームのみ)ブロリー、トランクス、未来悟飯、ゴジータ、ベジット、バーダック、悟飯(青年期)、ラディッツ、ナッパ、ゴハンクス:ゼノ、カンバー、サイヤ人ヒーローアバター

原作コミック40巻にて初登場。原作における最強の超サイヤ人。
ピッコロのように眉毛が無くなり、スパークも全身に激しく走るように。
だが最大の特徴はひざの裏ほどにまで伸び切った超ボリュームの髪。もはや別人レベルの変わりようである。

設定上は従来のすべての形態を寄せ付けない強さを誇り、ベジータが命を賭けても倒せなかった魔人ブウ相手に余裕さえ見せ、
『超』ではビルスも「超サイヤ人2よりもパワーが格段にある」と評価していた。
ただ、唯一にして最大の欠点は変身している本人ですら気付かない程に気の消耗が激しい点で、身体への負担も他の形態を寄せ付けないほど重い。
ゴテンクスはすぐに変身が解けてしまい、あの悟空も「あの世でしか使えない」(生きた肉体では使用できない)と発言していた。
『GT』に至っては、子供化しているとはいえブウ編から15年の時を経てかなり強くなった悟空も、
流石に子供の体ではその負荷に耐えられなかったようで、ベビーとの戦闘のダメージも相俟って短時間で解除されてしまった。
そもそも生き返る気のなかった悟空が気の概念がないあの世で開発した形態であるため、端から体への負担も気の消費量も度外視して開発した可能性が高い。
ここまで超進化したはずの形態が、かつて超サイヤ人になることで一蹴したフリーザのフルパワー形態と同じ欠点を持ってしまっているのは、なんとも皮肉である。

設定上の強さと反比例して、劇場版では新しい敵の強さを示すためのかませ犬にされてしまう事が多かったため、実はもっとも不憫な形態である*9
例えば、悟空は魔人ブウ戦で『この形態ならブウの再生力に勝てる』と考えており、「1分間気を溜めることさえできれば消滅させられる」と目算していたが、
この時の悟空はあの世、つまり死人の状態でしか超サイヤ人3に変身したことがなく、生身で変身した時のこの形態の気の激しい消耗量も知らなかったため、
1分以上経っても思っていたほどの気を溜めることが叶わず(つまり気を溜める速度より消耗度合いの方が激しい)、最終的には変身が解けてしまった。
ゴテンクスがブウに敗北した最大の要因もこの形態への変身に伴う消耗の激しさである*10
そのため、原作における最強形態という立ち位置とは裏腹に、敵にトドメを刺せたことがないという微妙に扱いが悪い形態である。

原作終了時では主人公と次世代の若者のみに許された最終形態であったが、いつの間にか他にも続々と変身する者が現れている。
更にはこの進化形態までも……
ドラゴンボールヒーローズのサイヤ人ヒーローアバターの変身も解禁され、
女性が変身した場合には眉毛が細くはなるものの無くならない事が明かされた。そして可愛い。

ブロリーの超サイヤ人3は、一部媒体では「伝説の超サイヤ人3」と区別している物もあれば、
通常の超サイヤ人3と同様に扱っている媒体も存在し、公式でもやや見解が不明である。



『超』においても、より強力なゴッドやブルーの存在もあって出番はかなり少ない。
超2の未来トランクスを瞬殺したり、カリフラとケールの同時攻撃を真っ向から受け止めてみせたりと見せ場が無いわけではないのだが……。
一部では髪型のせいで作画が大変だから気軽に出せないのではないかと言われている。

ゲームではプレイアブルとして登場する場合には全体的に非の打ち所のない強力な形態であることが多いが、
『Sparking!』シリーズでは原作での特徴を忠実に再現した結果、基礎性能が極めて強力だが気力ゲージのチャージ速度や燃費が最悪という、
扱いやすかった他の超サイヤ人形態と比べてピーキーな性能となっている。
変身解除を駆使しないと忽ちジリ貧になってしまうのが辛いところ。
また、所謂2D格闘系のゲームでは悟空が最強必殺技を使用する際、一時的に変身する演出が為されていることが多い。*11

超3になれる実力と大猿を制御する心こそが伝説の超サイヤ人=超サイヤ人4だとする説も。


ドラゴンボールGT

黄金大猿

変身キャラ
悟空、べジータ、スーパーベビー2
(ゲームのみ)ブロリー、ゴジータ、マキシピニッジ、カンバー

『ドラゴンボールGT』にのみ登場した、サイヤ人本来の変身形態・大猿の超サイヤ人バージョンとも呼ぶべき変身。

容姿は大猿化したサイヤ人が全身金色に染まったという想像通りの姿をしている。
ただし、スーパーベビー2やブロリーの変身した黄金大猿は容姿が特徴的(後述)。
固有能力として口から火炎を吐き、意識を取り戻していれば気弾に火炎を付与することも可能である。

変身条件としては、超サイヤ人以上の覚醒が可能な鍛え抜かれたサイヤ人が大猿に変身すること。
大猿変身には尻尾が必要だが、尻尾を失ったサイヤ人でも1000倍に増幅した超ブルーツ波を用いることで強制的に変身可能。
ただし、老界王神曰く尻尾無しでの大猿化は最悪の場合理性を失ったうえ、二度と元には戻れない無茶な変身とのこと。
作中ではベジータがこの方法を用いているが、従来的に尻尾がない場合の地球人とのハーフサイヤ人にこの理論が通じるかは不明。

その戦闘力は最低でも大猿変身の10倍に加えて超1の50倍を加えたというとんでもない力を持つ。
さらに大量のブルーツ波を浴びることで、さらなる戦闘力のパワーアップが可能。
その力の代償か、通常の大猿以上に暴走してしまう可能性が高いとされる。
作中では、あくまでベジータの体だけを利用して黄金大猿となったベビーの自意識にさえ悪影響を与えた。
この暴走を招く凶悪な形態において自己制御に成功した超サイヤ人が超サイヤ人4に進化できる。

GT本編では、スーパーベビー2との戦闘においてツフル星の空に輝く照りかえった太陽光を持つ地球を見た悟空がこの形態に変身。
自己意識を制御できずに暴れまわるが、故郷である地球への想いとパンの涙で理性を取り戻し、超サイヤ人4への覚醒に成功した。

この形態から超サイヤ人4へ進化した悟空に追い詰められたスーパーベビー2も、元はベジータの体に寄生していたためにブルーツ波増幅装置によってこの形態に変身。
容姿はスーパーベビー2の髪型が反映された特徴的な大猿で、公式には「大猿ベビー」と呼ばれている。
原理的にはこの大猿ベビーも自己意識を制御していたために超サイヤ人4相当への形態に進化できたはずだが、
ベビーの細胞が邪魔して(あるいは肉体の主であるベジータ自身の意識が目覚めなかったせいで)変身できなかったと推測されている。

後にベジータもブルマのブルーツ波増幅装置によって変身。
上記の通り尻尾無しでの大猿化のため、本来制御可能な*12通常大猿で暴走状態に陥るが、短時間で自意識を取り戻して黄金大猿へと変身、超サイヤ人4に覚醒する。

Vジャンプの記事では理性を失った黄金の大猿こそ、「破壊と殺戮を楽しむ、1000年に一度現れる伝説の超サイヤ人」なのかもしれないという説が唱えられていた。

ゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』ではブロリーとゴジータの黄金大猿が登場。
ブロリー自身のデザインやメタモル星人の衣装が大きく反映されており、ブロリーは体色が伝説の超サイヤ人の色合いとなっている。
また、『ドラゴンボールフュージョンズ』では、フリーザとセルがサイヤ人のピニッジと融合したマキシピニッジがパワーボールを使って変身する大猿ピニッジが登場する。
大猿ピニッジも自己意識を制御しているが、フリーザ、セルを含む五人融合状態の上、ピニッジの意識をフリーザとセルが乗っ取っているためか、超サイヤ人4には変身できない模様。


超サイヤ人4

変身キャラ
悟空、ベジータ、ゴジータ
(以下ゲームのみ)ブロリー、悟飯、バーダック、ベジット:ゼノ、サイヤ人ヒーローアバター

『GT』で登場した最強形態。『超』では別ベクトルの強化形態が多数登場しやや肩身が狭いものの、
やはり根強い人気があるためかゲームなどでは変わらず登場している。
尚、ステータス等はブルーと同程度に調整されている事が多いが「実際にどちらが強いか」は恐らく永遠の謎。

ベジータに寄生し力を増したベビーに対抗するため、新たに誕生した『GT』オリジナルの進化系であり、最終形態。
ある領域に達した超サイヤ人が大猿になると黄金の大猿になり、更にその力を理性を保ったまま完全に制御した際に到達する。
ベジータは元々大猿になっても理性を失わないが、それでも超サイヤ人4に変身できなかった理由をブルマは「悟空流に言うと修行が足りなかったからでは」と推測している。
『ドラゴンボール ゼノバース2』では、超サイヤ人ブルーに覚醒寸前まで気が高まった状態で強烈なブルーツ波を浴びる事で変身するというパターンが描かれた。

従来の超サイヤ人系統の特徴とは大きく異なり、腰ほどまで伸びた黒の長髪に赤みがかった体毛、目元をなぞる真紅の縁取りなど大猿の面影が特徴的。
明言されてはいないが身長も伸びるようであり、悟空の場合は悟飯(176cm)と比較しても頭一つ分は背が高くなる。

金色のオーラも赤くなることがあり、悟空の場合かめはめ波の色も赤くなる。*13
4とつけてはいるが、超サイヤ人1~3までとは別ベクトルの変身のようである。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人もとい、大猿超サイヤ人とでも言うべき変身。
性格も変わり、冷徹かつ好戦的な言動が目立つようになる*14
金髪では無いのと悟空が大人の姿へ戻るからか超サイヤ人の中では唯一チチから好評だった形態。
大猿が戦闘力を10倍にする特性が発展させたのか、「10倍かめはめ波」等技を10倍化する特性がある模様。
デザインはアニメ版ドラゴンボールシリーズの作画監督とキャラクターデザインを担当した中鶴勝祥*15

変身時には上半身を晒す容姿の都合から服が破ける(黄金大猿を経由すると服が全部破ける)が、変身解除後には何故か元の服装に戻っている。
ベジータのグローブデザインがやや変わるなど、本来の衣服のデザインにも変化をもたらしていることがある。
「体毛が衣服の変化や破けた服の再補充に影響を与えている」などの説もあるが、超サイヤ人4の謎の一つである。
また、『スーパードラゴンボールヒーローズ』におけるサイヤ人ヒーローアバターの女の子は服がそのままであり、
女性が超4に変身しても、乳房を露出するようなことにはならないようだ。ぶっちゃけたことを言えばR-18にならないための大人の事情である

従来の超サイヤ人と違い激しいエネルギー消耗による肉体への負担と変身時間の減少が小さく、高い継戦能力を誇る。
悟空は初変身した際には途中でサイヤパワーを補充したとはいえかなりの長時間の戦闘で一度も変身解除する事なくベビーを倒している。
弱点は変身及び変身維持・回復にはサイヤ人特有の気「サイヤパワー」が必要なこと。
そのため、消耗した末に一旦解除されてしまうと、仙豆等で手軽に回復して再度変身することは出来ず、
自分以外のサイヤ人にサイヤパワーを分けてもらう必要がある他、
このサイヤパワーを供給することによって、戦闘力を大幅に向上させることができる(「フルパワー」と呼ばれており、一部媒体では区別されることも)。
また、超サイヤ人4同士のフュージョンはそのパワーの強大さが災いし、通常30分継続するはずのフュージョンが10分程度にまで圧縮されてしまった。

この形態に単体で変身できるのは悟空だけだったが、後にブルマの協力でベジータも変身可能になった。
悟空も初変身時には理性を保てず大猿になる等、苦戦した。
ベジータはそもそも尻尾がなかった為、ブルマの作ったブルーツ波増幅装置を浴びて無理やり大猿変身→超4化するという力技で変身した。

究極ドラゴンボールによって子供の姿に戻ってしまった悟空であるが、超サイヤ人4に変身している間だけは大人の姿に戻ることができる。
この現象は超サイヤ人4の力が究極神龍の力を遥かに上回ったことによるものであり、悟空が神龍を超えたことを表現したかったと後に解説もされた。
また、原作者の鳥山明先生もGTのDVDボックスのブックレットにて超サイヤ人4の悟空を描いている。

ゲーム作品においては基本的にはGT期の悟空やベジータのみ使用できる変身形態、もしくは最初から変身した独立のキャラクターとして参戦する場合が大半だが、
一部の作品においてはZ期の悟空やベジータからそのまま変身できるようになっていることもある。
その場合は演出の都合上、上述の服装絡みのツッコミ所が更に増すのはご愛嬌。
(いつもの亀仙流の胴着からGT期の胴着にズボンが完全に変化する悟空や戦闘服だろうとブウ編のタンクトップだろうと変身後はGT期のジーンズになっているベジータ)
また『ドラゴンボール ゼノバース2』では超の時期の悟空が「超サイヤ人4のオラの技」として10倍かめはめ波を主人公に教える場面が存在する*16

ちなみに、超サイヤ人ではないが『ゼノバース2』に登場した人造人間ミラの最終形態は、超4に極めて酷似した姿となっている。


超フルパワーサイヤ人4

変身キャラ
悟空、ベジータ、ゴジータ

4人のサイヤ人からサイヤパワーを限界以上に与えられた事で至った形態。
外見上の変化こそほとんどないが戦闘力は劇的に増大しており、従来の超サイヤ人4では苦戦を強いられた大猿ベビーや一星龍を圧倒できるようになった。
また、超強力なブルーツ波で無理矢理変身した場合は通常の超サイヤ人4にアドバンテージを得ることができるとされ、
これで変身したベジータは初回で超フルパワーサイヤ人4に相当する力を手にすることが出来た。至れり尽くせりである。

外見上の差異がない上にややこしい名称のためか長らく「超サイヤ人4」で統一されてきたが、
『ドッカンバトル』では久々にこの名称で登場しており、赤みがかったオーラを全身に纏っているのが特徴。
この形態への変身を再現したGT悟空も実装された。
その他にも、ヒーローズではこの形態を系譜とした上位の超サイヤ人が登場した。


ドラゴンボール超

超サイヤ人ゴッド

変身キャラ
悟空、ベジータ
(ゲームのみ)サイヤ人ヒーローアバター、トランクス:ゼノ、シャロット、ジブレット、シャレット

劇場版『神と神』に登場。
どういうわけか神龍がその存在を知っており、破壊神ビルスも強い興味を抱いていた伝説のサイヤ人。

極少数存在した正義の心を持つサイヤ人が、圧倒的多数の凶悪なサイヤ人に対抗する為に偶然生み出したサイヤ人の神と言える存在である。
漫画版で神のオーラとしか言われないこと、後のブルーのこと、ドラゴンボールマイナスで超サイヤ人と別系統の変身扱いされていること、
そもそも髪型が全く変わらないことを考えると、超サイヤ人というよりは、神の気を持つに至ったサイヤ人といえる。

正しい心を持つ5人のサイヤ人が、1人のサイヤ人に気を送り込むことで変身出来る(この点から上述の超サイヤ人4との関連性が指摘される事もある)。

その姿は上記の変身形態に比べるとシンプルで、亀仙人も指摘しているように筋肉も抑え目で若干痩せて、どことなく通常時よりも若々しい容姿になる。
DB超ではブルマからは「スリムになった」と言われ、更にチチからは「若返った」とまで言われた。
髪と目は赤くなっている(瞳は輪郭線があるものに変わり虹彩は赤く瞳孔は黒い)。あれ?どこかでみたような…
オーラは炎や界王拳に近い。
鳥山曰く、これまでの強化形態がどんどん派手になっていったので思い切って削ぎ落したとのこと。

超3と比較すると控えめな変化だが凄まじい能力の上昇を見せており、超3では僅か二撃で倒れてしまったビルスの猛攻に耐える耐久力、
ビルスでさえクリーンヒットを避ける程の攻撃力、彼のスピードに追随する機動力とまさに名にふさわしい神域のレベルに達している。
それでも原作者曰く、『神と神』ではビルスを10とするならゴッドは6という差があるが。
DB超ではその凄まじいスペックに変身当初の悟空は振り回されており、あまりのスピードにビルスに向かっていったのにその脇をすり抜けてしまったり、
かめはめ波も照準が大きく狂うという描写が描かれた。

上記の大多数のサイヤ人との戦いで猛威を振るったものの、この形態の制限時間は短く、正義の心を持つサイヤ人達は敗れてしまった。
悟空もビルスに対抗すべくこの姿になった際には変身が解けかけて追い詰められたが、
悟空はその持前のセンスでこの力が霧散する前に吸収するかの如くモノにしてしまった。
そして、この超サイヤ人ゴッドと超サイヤ人の併用によって、ビルス相手に大健闘を見せた。

ただ修行によって手に入れた力というわけではないので悟空は少々不服の様子だった(まぁ超サイヤ人もまたそれ自体は修行で手に入れた力ではないのだが)。

劇場版『ドラゴンボール超』ではベジータも映像作品で初めて変身する。ブロリー相手に使用し、怒り状態に追い込むまで圧倒した。

ドラゴンボールヒーローズGDM7弾ではサイヤ人ヒーローアバターの変身も解禁された。
ゴッドよりも登場が早い超サイヤ人4を抜かすかのようにアバターに用意されたため、一部のヒーローズファンは登場に驚いた。

2019のジャンプビクトリーカーニバルではドラゴンボールヒーローズの先行PVで超サイヤ人ゴッドのトランクスゼノが登場し、後にゲームにも登場した。
その時変身の手伝いをしたのは悟空:ゼノ、ベジータ:ゼノ、悟飯:ゼノ、悟天:ゼノ、パン:ゼノである。

実は、この超サイヤ人ゴッドの初期デザインは現在の姿とは全く違う(というか現在のデザインとは対照的な)姿だったりする。
作画監督・山室直儀がデザインした初期デザインの超サイヤ人ゴッドは、
マントをつけた筋肉質な体』『超サイヤ人3と超サイヤ人4の中間』のようなイラストだったらしく、
山室は、超サイヤ人ゴッドはあくまで超サイヤ人4の前の段階にあたる形態だと考えていたのかもしれない。
実際の超サイヤ人ゴッドの姿を見れば分かるように、この初期デザインは鳥山によって大きく手直されたが、こちらの初期デザインも見てみたい物ではある。

後に鳥山明によってこの超サイヤ人ゴッドこそが原作世界観における伝説の超サイヤ人と語られている。

『最強ジャンプ』において、初めて超サイヤ人に目覚めた ヤモシ は穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めたとされるが、
彼が超サイヤ人ゴッド本人であったかどうかはぼかされている。

漫画版『ドラゴンボール超』では、超サイヤ人ブルーより戦闘力は劣るが体力の消耗が少ないという設定になっており、自由に変身出来るほか、ベジータが変身可能になっている。
『破壊神シャンパ編』のヒット戦及び『未来トランクス編』のゴクウブラック戦においては、この負担が少ないという特徴を利用して一瞬のみ超サイヤ人ブルーに変身するという技を披露した。
後にアニメ版にこの設定は輸入され『宇宙サバイバル編』で悟空が変身した。
何気に、このゴクウブラック戦がベジータの初変身となる。

漫画版ではスパークの代わりに星マークつきのオーラを纏う他、瞳孔もハッキリと描かれている。

映画『ブロリー』では監督の意向から後述のブルーとの違いを描写するための演出の差別化として、ゴッドバインドのような特殊技や投げ技・見切り・躱し等のテクニカルな描写がなされている。


■超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人

変身キャラ
悟空、べジータ、複製べジータ

上の超サイヤ人ゴッドの力を己の力として取り込んだ姿。
容姿にこれといった変化がなく、変身しているのかどうか非常にわかりづらい。
第一形態の腹パン一発で悟飯を瀕死に追いやる程の力を持つ復活のフリーザの最終形態と互角以上に渡り合った悟空や、
超サイヤ人3ゴテンクスの猛攻を物ともしない複製べジータなど、超サイヤ人に変身しても到底勝てないであろう相手にいつもの姿で挑んでいる時はこの形態なのであろう。

なお、これを会得した時点でもう金髪の超サイヤ人にはなれないものと思われていたが、
ドラゴンボール超「第六宇宙編」の格闘試合において悟空とべジータが再び金髪の超サイヤ人に変身したので、今後も使い分けができるようだ。
とりあえず、燃費の悪い超サイヤ人2・3に無理になる必要はもう無くなったようである(手合わせや様子見等で変身するシーンは多々ある)。

漫画版では諸々の描写*17から無くなったとも見られているが、ベジットがノーマルで合体ザマスの半身を削ったりしているので設定としては活きていると思われる。


超サイヤ人ゴッド超サイヤ人/超サイヤ人ブルー

変身キャラ
悟空、ベジータ、複製ベジータ、ベジット、ゴジータ
ゴッドフュージョン悟空(4Dat超天下一武道会プレイヤーとのフュージョン形態)
(ゲームのみ)サイヤ人ヒーローアバター

ウイスの下で修業した結果会得した、「超サイヤ人ゴッドの力を持った状態で超サイヤ人」に変身した姿。長ぇ。
鳥山先生は「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」と呼称している。それでも長ぇ。
略称は「S(スーパー)S(サイヤ人)G(ゴッド)S(スーパー)S(サイヤ人)」もしくは「超サイヤ人ゴッドSS」。『復活の「F」』にて登場。

『超』24話では、フリーザがこの形態の名前を聞いた際には「早口言葉みたいで舌を噛みそうになった」と不快感を表している。
Vジャンプで連載しているコミカライズでは、悟空がこの形態の名前に対して「長ったらしい」と不満を述べた。
その不満を聞いたウイスは、SSGSSの名前を「超サイヤ人ブルー」という安直な名前に変更している。神要素どこ行ったよ。
呼びやすさから公式・ファン問わず定着しかけているが、ゲームなどでは時期の問題やあくまでも正式名称ではないという事からか、
従来通り「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」「SSGSS」「超サイヤ人ゴッドSS」のいずれかで呼ばれていることが多い。

因みにその漫画版ドラゴンボール超の第1巻発売記念の原作者の鳥山明と作画担当のとよたろうによる対談において、
初期には白にしようと言う案があった様だが「次の敵」と色が被るという理由で没になった、と言う事が判明した。

髪型と目つきは超サイヤ人とほぼ同じだが、オーラと髪色がゴッドとは対照的に水色に染まるのが特徴。
悟空とベジータも蒼いオーラに包まれた後、雪が砕けるようにオーラが分解されていき、
頭部に収束されるかのように髪に集まり、水色に染まるという方式で変身する。

ベジータはこの形態をいたく気に入っており、これこそが長年追い求めた「伝説の超サイヤ人」だと断言している。

鳥山先生によると「限界を越え、強く、穏やかになり、冷静に戦えるようになった」とのこと。
実際、悟空は力押しだけでなく、ゴールデンフリーザの弱点を見抜いて立ち回る冷静さを見せていた。
ゴッドを上回るスペックを発揮できるが、全力発揮中のゴールデンフリーザには一歩及ばない様子。短期決戦のゴールデン、持久力のSSGSSと言った所か。
まあ慣れの問題もあるかもしれないが。

またこの形態をもってしても、まだビルスには及ばないらしい。
どのぐらいの倍率でパワーアップしているかは不明だが、「仮にベジータとタッグを組んだ場合、勝てるかもしれない」とウイスに言わしめている。
ベジータの場合、疲弊していたとはいえゴールデンフリーザの連続エネルギー弾をノーガードで受けて無傷という尋常じゃない耐久力を見せた。
配色的に近いが例の美食屋ではない。
アニメ版ではこの形態に変身したベジットが登場し、時間切れまで合体ザマスと互角以上に渡り合う実力を見せ、
劇場版で変身したゴジータは変身以後ブロリーを全く寄せ付けない実力を見せた。

漫画版ではオーラからガスが発生する他、普通の超サイヤ人同様瞳孔は描かれていない。
漫画版ではゴールデンフリーザほどではないが負担もかなり大きく、ヒット戦でベジータが再変身した際は本来の10分の1の力しか出せなくなっていた。
また、ブルーのオーラを体内に閉じ込め、常に全力で戦えるようにした「超サイヤ人ブルー完成形」という派生形態も登場する。

超サイヤ人ゴッド超サイヤ人 進化

変身キャラ
ベジータ
(ゲームのみ)ゴジータ

力の大会の終盤、ジレンとの戦いで彼に一切勝機が見いだせず、
しかし消滅した第六宇宙のサイヤ人であるキャベを超ドラゴンボールで復活させるべく勝ち抜くことを改めて決意したベジータが覚醒した超サイヤ人ブルーの新たな姿。
「ブルー進化」という名称が発覚する前は、ファンからは「ブルー2」「きれいなベジータ」「キラキラベジータ」「超ベジータブルー」等々の略称でたびたび呼ばれていた。
また「進化」は日本語であるため海外では「ブルー・エボリューション」と考えようによっては不穏な名前で呼ばれている。

ベジータが、悟空の後追いではない新たな姿に目覚めるのはシリーズ初めての事である。

容姿としてはキラキラが増し、ベジータの目もキラキラと輝いている。
まとうオーラも激しいものから精妙になり、髪色もブルーの水色から濃い青色主体に変化している。
漫画版では外見に変化は殆どなく、オーラの形が穏やかな形に変わるのみだったが、単行本の表紙では悟空のブルーより濃いめの青として描かれている。

戦闘力は悟空のブルー界王拳と同程度と思われ、二人がかりならジレン相手にそこそこ渡り合えるほど。
ただし、気の消費はそれほど激しいわけでは無いようであり、破壊神の力を開放したトッポを制した後でも難なく変身できている。

力の大会編直後は任意に変身できなかったようだが、後の漫画版やヒーローズのプロモーションアニメ版の描写からすると自由に変身可能になった模様。

超サイヤ人ロゼ

変身キャラ
ゴクウブラック
(ゲームのみ)アムズ第三形態(?)、紅き仮面のサイヤ人

『ドラゴンボール超』56話にてゴクウブラックが変身した超サイヤ人。
何気に超サイヤ人2以来の悟空以外の人物が初変身した形態。何故か名前がワインの種類に由来している。

変身すると薄ピンクの髪に灰色の瞳になり、そして一人称が「私」から「俺」に変わり、精神が変な方向に高ぶる
変化のし方こそ超サイヤ人1に似ているが、その戦闘力はゴッドはおろかブルーの比ですらない。
事実、超サイヤ人ブルーのべジータの打撃の応酬を物ともせずに手刀の一撃で瀕死に追い込んだ。

アニメ版ではこの形態への変身理由の原理は語られていないが、漫画版では超サイヤ人ブルーと同性質の形態とされ、変身条件も語られている。
「サイヤ人が超サイヤ人ゴッドを超えると青色、神が超サイヤ人ゴッドを超えると淡紅色になる」とのことらしい。
つまり、ロゼはあくまで元は人間に過ぎないサイヤ人が従来踏み込めない領域に到達した場合に発生した形態ということになり、
「サイヤ人の肉体を持つ界王」というゴクウブラックの異様な性質が生み出したイレギュラーな存在と言える。
後天的に正式な神になることは不可能ではなく、地球の神への就任*18や破壊神への就任*19と言った方法があるが、
悟空やベジータが正式にそうなったとして*20、超サイヤ人ゴッド超サイヤ人に変身する時にブルーになるかロゼになるかは不明。

漫画版では超サイヤ人ブルーよりも気の形が禍禍しいものになっている。


〈超サイヤ人の派生形態〉

このように超サイヤ人3を頂点とする原作、大猿方面で進化したGT、神の力に進んだ超として漫画・アニメ本編では変身形態が確立している。
アニメやゲームなどではそこから独自に派生して、1000年に一度現われる伝説の超サイヤ人や超サイヤ人に界王拳を上乗せしたロマン形態、
独自の進化を遂げた超サイヤ人など多種多様な形態が登場している。
更には超サイヤ人のような変身でありながら超サイヤ人とは無関係な形態も。

あまりに種類が多すぎてこの記事の所要時間が限界突破してしまったので、詳しくは個別項目を参照。


〈余談〉

  • 七つの大罪猿は憤怒の象徴とされている(理由は好戦的だから)。

  • 超麻雀バトル漫画「ムダヅモ無き改革」では、明らかにこれをパロったと思われる「スーパーアーリア人」が登場する。
    一定の麻雀力*21に達したアーリア人が覚醒し、髪は金髪になって逆立ち、金色のオーラを噴出するというまんまな見た目。
    作中ではヒトラーとトリスタンが覚醒した。ヒトラーは髪型が色々な形に変わる第2・第3形態もある。






追記・修正に値しない…?

…この項目のことか




この項目のことかあああぁぁぁぁぁっっっ!!!!!
*22

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最終更新:2025年04月29日 11:46

*1 おそらく『地球戦隊ファイブマン』~『鳥人戦隊ジェットマン』の間。

*2 第7宇宙のサイヤ人が惑星プラントに移住する前の星。内部分裂によって滅亡したが、このことからそれぞれの宇宙が異なる歴史を歩んでいることがわかる。

*3 「超サイヤ人」表記ではないのがミソ

*4 なお、後年鳥山は演出上は10倍くらいのつもりで描いていたことを語っていた。おそらく当時50倍という数値になったのは20倍界王拳の存在を意識した故と推測される。10倍だと大猿とも同じのためインパクト的にも低かったと思われる。

*5 悟空の言動から、変身する前から薄々気付いていた節もある

*6 ただし最初期設定では「超サイヤ人第五段階」という超1の延長線上の存在だった。

*7 ブウ編の悟飯は多少攻撃的だったが、状況を考えればそうなって当然である

*8 原作ではバビディに、漫画版『超』では全王からも「(超1と比べて)たいして変わんない」と評されている

*9 それでも変身前のジャネンバやヒルデガーンを倒しているのでそもそも出番すら無い事もある超サイヤ人2よりかは活躍に恵まれていたりする。

*10 ただし悟天が変身時間の短さに言及しているシーンがあるので調子に乗った結果ペース配分を間違えたと言った方が良いかもしれない。

*11 SFC『ハイパーディメンション』やDS『舞空烈戦』及び『ジャンプスーパースターズ』『ジャンプアルティメットスターズ』、3DS『超究極武闘伝』、そして最新の『ドラゴンボールファイターズ』まで

*12 地球襲来時より実に30年近いブランクも影響した可能性がある。

*13 赤くなったのは超17号編からでそれまでは変わらず青のままだった。そのためゲーム作品でも赤色を採用しているものと青色を採用しているものがある。

*14 悟空は一人称が「俺」に変化するなどの影響が出ている

*15 あまり知られていないがデザインは鳥山明による監修が入っている。ただ中鶴曰く「少し修正は入ったと思うんですけどほとんどそのまま受け入れられて嬉しかった」と語っており、ほぼ中鶴のセンスで生まれたものである

*16 同作にはGTキャラも参戦しているため、悟空同士で出会ったのかもしれない

*17 第6宇宙やトランクスと互角に戦う、すげえ超サイヤ人らしき変身でゴクウブラックを圧倒など。ノーマルで神の域に達したキャラと互角に戦うことはまずない。但し、潜在的には神の気を宿しているためかラムーシの雄叫びには普通に耐えていた。

*18 漫画版ではデンデも神の力を扱える

*19 アニメ版ではトッポがその宇宙の次期破壊神とされている

*20 特にベジータは破壊神としての力や戦い方を教わり始めている

*21 単位「Ah(アーデルハイド)」で表される麻雀の力で、劇中でよく麻雀のあがりによって引き起こされる物理的ダメージ等の原因と思われるもの。あまりに麻雀力がかけ離れた者同士が相対すると戦わずして失神する事もあるらしい。

*22 使い勝手が良いために様々なところで改変されて使われる「クリリンのことかー!」という言い回しを、悟空が初めて超サイヤ人に覚醒した時の怒りの叫びだと誤解する者もいるが、実際には異なる。悟空は目の前で爆死させられたクリリンの惨状を見て「プッチン」し、原作では無言で、アニメでは怒りの雄叫びを挙げた直後に超サイヤ人に初覚醒している。この台詞は「あの地球人のように(お前も殺してやる)」というフリーザの挑発を受け、さらに激怒した悟空が発したものである。