A KITE/KITE LIBERATOR

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A KITE/KITE LIBERATOR - (2013/08/07 (水) 17:37:20) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/03/14(水) 13:57:24
更新日:2024/03/03 Sun 00:34:02
所要時間:約5分で読めます




『A KITE』は1998年にグリーンバニーより発売されたアームス製作のアダルトアニメ。続編に『KITE LIBERATOR』(2008)がある。
原作・監督・脚本は梅津泰臣。

いわゆるエロアニメではあるが、梅津監督の手によるやたらと動き回るアクションと濃ゆいグロ描写、日本が舞台でありながら無国籍風で荒れた都会描写、ツッコミどころはあるがエロスとバイオレンスが含まれた陰惨なストーリー展開といった高いクオリティの作品である。
後にはHシーンをカットして新規カットを加えた英語吹き替えのインターナショナル版が発売された。ただし、グロシーンは元のままなので15禁指定である。

日本のみならず海外でも高い評価を受けており、ロブ・コーエンやクエンティン・タランティーノなどに影響を与えたとされている。

特にタランティーノ監督のキル・ビルに登場するゴーゴー夕張はこのA KITEからインスパイアされたことは一部ファンに有名

そのためか現在ハリウッドで実写版が鋭意製作中であるとか。

続編である『LIBERATOR』は最初から全年齢対象のOVAで、時系列上後にあたるがある一点を除くとストーリー上繋がっているところがない。
作画は悪くないが、バイオレンスアクションやら家族ものやらSFやら様々な要素がごった煮にされている上に回収されない伏線などツッコミどころが多いシナリオである。その癖、未だに続編が出ていない未完のままである
いいのかそんなんで……


◇KITE

  • あらすじ
女子校生と殺し屋の二つの顔を持つ少女・砂羽(さわ)。血みどろで淫靡な世界で生きていく彼女は自分と同じ境遇の少年・音不利(おふり)と惹かれあっていく。だが、属する組織を抜けようとする彼と彼を抹殺しようとする組織の間で、彼女は自身の残酷な過去と運命に翻弄されていく。 

  • 登場人物
(中の人はよく聞くと別の名義でどっかで聴いたかもしれない声だったりする。大人の事情ってヤツである)

砂羽(CV.鳴瀬琴美)
主人公。女子生かつ高い戦闘力を持つ殺し屋。でも学校に通う描写は余りない。割と美乳。
炸裂弾と通常弾に切り替え可能な銃(多分、無限リロード)を使って冷酷に殺しを遂行する。音不利の前では普通の女の子らしい反応も見せる。
かつて両親を惨殺されており、その復讐を願っている。赤井に引き取られてからは殺しの技術を学ぶと同時に女として抱かれている。
赤いピアスは両親の形見。

音不利(CV.小山田慎吾)
砂羽と似たような立場の青年で殺し屋。普段はコンビニでバイトしている。
砂羽のと色違いの銃を使っているが、小型爆弾もよく使う爆破厨。
砂羽や猫にはそれなりに優しさも示す。 組織から抜けて自由の身になろうとしているが…… 

赤井(CV.渋沢五郎)
砂羽たちの身元引受人であると同時に上司にあたる人物。普段は警察の鑑識官として働いており、殺しの証拠を隠滅している。見た目は悪いトキ
引き取った頃から砂羽とは殺しの技術を仕込むと同時に肉体関係にある。
人が苦しむのを見るのが趣味とのたまうドS。
そして、全ての元凶。

蟹江(CV.的場辰夫)
砂羽たちに殺しの指示を与えている斜視の男。普段はビデオ屋を隠れ蓑としているが、よく女を連れ込んで犯しているらしい。
結構ドジっこで、ある意味不憫なやつである。でもやっぱり全ての元凶。

◇KITE LIBERATOR

  • あらすじ
「KITE」より数年の時が流れ、宇宙開発が進む世界。普段は平凡な女子高生として過ごす少女・野口百南花(のぐちもなか)は殺しの跡に羽を残す「死の天使」という殺し屋として都会の闇の中で活躍している。しかし、彼女にもまた重い因縁と皮肉な運命が待ち受けているのだった。

  • 登場人物
(名前の元ネタは宇宙飛行士)

野口 百南花(CV.井上麻里奈)
宇宙飛行士を父に持つ地味な女子生。成績優秀な眼鏡っ娘かつドジっ娘。京都弁風のしゃべり方。生活費のため未成年のくせに深夜まで「アポロ11」でバイトしている。
しかしそれと同時に様々なギミックを用いる凄腕の「死の天使」と呼ばれる殺し屋でもある。また、かつて砂羽が使っていたのと似た拳銃を持つ。これらの事情は不明。任務の時は色付きのコンタクトレンズをはめる。
母親はすでにいないらしい。 

野口 折外(のぐち おるど)(CV.小山力也)
百南花の父親で、現在は宇宙で活動する宇宙飛行士。落ち着いた性格で、離れて暮らす娘のことを思いやって贈り物を贈る。
しかし、土井が持ち込んだ宇宙食と宇宙放射線が原因で「クドリャフカ」と呼ばれる怪物に変貌してしまう。

土井 光一(CV.佐藤せつじ)
食品大手の巨大企業「デファイ・フード」の宇宙食開発センターチーフ。彼が宇宙船に持ち込んだカレーが原因で大きな事件が起こる。
悪意はないが色々残念すぎる人。

我賀 倫(がが りん)(CV.森田成一)
署轄の生活安全部保安課の若き刑事。行き付けのアポロ11で働く百南花に惚れ、未成年であることに気づきながらもデートの約束にこぎ着ける。おいこら公僕。
「死の天使」とは浅からぬ因縁がある。

雨津 都呂九郎(あむづ とろくろう)(CV.麦人)
レストラン「アポロ11」のカマっぽい店長。未成年なのを承知しながら百南花を雇い、可愛がっている。
しかしそれと同時に非合法の武器製造者・武器商人であり、「死の天使」の武器供給源である。

向井 万夏(むかい まなつ)(CV.岡村明美)
「アポロ11」のウェイトレスで、悪質な客を酷い目にあわせるほど気が強いシングルマザー。
過去に辛い経験があり、高い戦闘力を持っていると思われる描写がある。そういえば砂羽の声に似ている気がしなくもない。

野口 一象(のぐち いちぞう)(CV.乃村健次)
折外の実弟でタクシー運転手。兄の代わりに百南花を引き取って暮らしている。

野口 愛月(のぐち あづき)(CV.真堂圭)
一象の娘で、百南花とは従姉妹かつ親友の陽気な女子高生。振られては百南花に慰められている。

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