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A KITE/KITE LIBERATOR

登録日:2012/03/14 Wed 13:57:24
更新日:2026/06/30 Tue 02:38:32
所要時間:約 5 分で読めます




『A KITE』は1998年にグリーンバニーより発売されたアームス製作のアダルトアニメ
本項では続編の『KITE LIBERATOR』(2008)も解説する。
原作・監督・脚本は2作とも梅津泰臣


概要

いわゆるエロアニメではあるが、梅津監督の手によるやたらと動き回るアクションと濃ゆいグロ描写、日本が舞台でありながら無国籍風で荒れた都会描写、(ツッコミどころはあるが)エロスとバイオレンスが含まれた陰惨なストーリー展開など、高いクオリティを誇る。
アダルトアニメになった理由は、「少女による復讐劇」というストーリーが一般受けしなさそうなので、エロシーンを入れて購買層を確保しようと考えたためらしい。
オリジナルはVOL.1・VOL.2の全2巻。2000年にはHシーンを削除して新規カットと英語吹き替えを追加したインターナショナル版(全1巻)が発売された。ただしグロシーンや一部のヌードは元のままなので15禁指定である。

日本のみならず海外でも高い評価を受けており、『ワイルド・スピード』(2001)や『トリプルX』(2002)などを監督したロブ・コーエンは本作のファンを公言している。

10年ぶりの続編となった『LIBERATOR』は最初から全年齢対象のOVA。前作の数年後に当たる話だが、「主人公がレッドクラブを使う」「ある人物が再登場する」という2点を除きストーリー上の繋がりはない。
作画は悪くないが、バイオレンスアクションやら家族ものやらSFやら様々な要素がごった煮にされている上に、回収されない伏線も多くツッコミどころ満載な内容である。ストーリーも中途半端なところで終わっているが、未だに続編が出ておらず未完のまま
いいのかそんなんで……

2014年にはハリウッド実写版も制作された。撮影直前に監督が亡くなり急遽代役を立てるなどトラブルもあったが無事公開(日本公開は2015年)されている。舞台を南アフリカに移しつつも雰囲気やストーリーは原作を踏襲、大ヒットこそしなかったが日本での評価は比較的高い。
ちなみにこの実写映画版公開を記念して本作(と『MEZZO FORTE』)の18禁版のブルーレイ化が行われた。

『A KITE』という題名は、依頼主の「見えない糸」に縛られた主人公の姿を、同じく糸に繋がれた凧に見立てたものだという。


◇A KITE


あらすじ

女子校生と殺し屋の二つの顔を持つ少女・砂羽(さわ)。血みどろで淫靡な世界で生きていく彼女は自分と同じ境遇の少年・音不利(おぶり)と惹かれあっていく。
だが、属する組織を抜けようとする彼と彼を抹殺しようとする組織の間で、彼女は自身の残酷な過去と運命に翻弄されていく。 

登場人物

(中の人はよく聞くと別の名義でどっかで聴いたかもしれない声だったりする。大人の事情ってヤツである)

  • 砂羽(CV.鳴瀬琴美)
主人公。女子生かつ高い戦闘力を持つ殺し屋。でも学校に通う描写は余りない。割と美乳。
炸裂弾(相手の体内に食い込んで爆発する弾丸)と通常弾に切り替え可能でリロードも(多分)無限な特殊銃「レッドクラブ」で冷酷に殺しを遂行する。他に仕込みナイフなども使う。
普段は寡黙だが、音不利の前では普通の女の子らしい振る舞いも見せる。
かつて何者かに両親を惨殺されており、その復讐を願っている。赤井に引き取られてからは殺しの技術を学ぶと同時に女として抱かれている。
赤いピアスは両親の形見。

  • 音不利(CV.小山田慎吾)
砂羽と似たような立場の青年で殺し屋。普段はコンビニでバイトしている。
砂羽のと色違いの銃を使っているが、小型爆弾もよく使う爆破厨。
砂羽や猫にはそれなりに優しさも示す。 組織から抜けて自由の身になろうとしているが…… 

  • 赤井(CV.渋沢五郎)
砂羽たちの身元引受人であると同時に上司(及び殺しの依頼人)にあたる人物。普段は警察(所属は「渋宿署」)の鑑識官として働いており、殺しの証拠を隠滅している。見た目は悪いトキ
引き取った頃から砂羽とは殺しの技術を仕込むと同時に肉体関係にある。
人が苦しむのを見るのが趣味とのたまうドS。
そして、全ての元凶

  • 蟹江(CV.的場辰夫)
砂羽たちに殺しの指示を与えている斜視の男。普段はビデオ屋を隠れ蓑としているが、よく女を連れ込んで犯しているらしい。
結構ドジっこで、ある意味不憫なやつである。でもやっぱり全ての元凶


◇KITE LIBERATOR


あらすじ

「KITE」より数年の時が流れ、宇宙開発が進む世界。
普段は平凡な女子高生として過ごす少女・野口百南花(のぐちもなか)は殺しの跡に羽を残す「死の天使」という殺し屋として都会の闇の中で活躍している。
しかし、彼女にもまた重い因縁と皮肉な運命が待ち受けているのだった。

登場人物

(名前の元ネタは宇宙飛行士)

宇宙飛行士を父に持つ地味な女子生。成績優秀な眼鏡っ娘かつドジっ娘。京都弁風のしゃべり方。
生活費のため未成年のくせに深夜まで「アポロ11」でバイトしている。
しかしそれと同時に様々なギミックを用いる凄腕の「死の天使」と呼ばれる殺し屋でもある。
また、かつて砂羽が使っていたのと似た拳銃を持つ。これらの事情は不明。任務の時は色付きのコンタクトレンズをはめる。
母親はすでにいないらしい。 

百南花の父親で、現在は宇宙ステーション「クドリャフカ」で活動する宇宙飛行士。落ち着いた性格で、離れて暮らす娘のことを思いやって贈り物を贈る。
しかし、土井が持ち込んだ宇宙食と宇宙放射線が原因で怪物に変貌してしまう。一度は死の天使に倒され回収されるが、その輸送車内で再生、車を破壊して脱出した直後に現場から逃走していた百南花と出会った所で物語は終わってしまう…

  • 土井 光一(CV.佐藤せつじ)
食品大手の巨大企業「デファイ・フード」の宇宙食開発センターチーフ。彼が宇宙船に持ち込んだカレーが原因で大きな事件が起こる。
悪意はないが色々残念すぎる人。

署轄の生活安全部保安課の若き刑事。行き付けのアポロ11で働く百南花に惚れ、未成年であることに気づきながらもデートの約束にこぎ着ける。おいこら公僕。
「死の天使」とは浅からぬ因縁がある。

  • 雨津 都呂九郎(あむづ とろくろう)(CV.麦人)
レストラン「アポロ11」のカマっぽい店長。未成年なのを承知しながら百南花を雇い、可愛がっている。
しかしそれと同時に非合法の武器製造者・武器商人であり、「死の天使」の武器供給源である。

「アポロ11」のウェイトレスで、悪質な客を酷い目にあわせるほど気が強いシングルマザー。
過去に辛い経験があり、高い戦闘力を持っていると思われる描写がある。そういえば砂羽の声に似ている気がしなくもない。

  • 野口 一象(のぐち いちぞう)(CV.乃村健次)
折外の実弟でタクシー運転手。兄の代わりに百南花を引き取って暮らしている。

  • 野口 愛月(のぐち あづき)(CV.真堂圭)
一象の娘で、百南花とは従姉妹かつ親友の陽気な女子高生。振られては百南花に慰められている。





もう少し待って…もうすぐ、追記・修正するからね…

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最終更新:2026年06月30日 02:38