でろでろ(漫画)

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でろでろ(漫画) - (2014/04/17 (木) 20:10:46) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/12/23(金) 22:18:02
更新日:2024/01/20 Sat 18:07:30
所要時間:約 5 分で読めます




ホラー漫画界の奇才・押切蓮介の出世作にして代表作。

ヤングマガジンで2003年から2009年にかけて彼岸島夜王とほぼ同時期に連載されていた。
この二作と張り合ったのは(ネタ的な意味で)でろでろだけ!

【あらすじ】
霊感体質の悪ガキ中学生・日野耳雄と妹の留渦、そしてその回りの人々と妖怪が繰り広げるドタバタコメディ。
作者独特の台詞回しと絵柄は一読の価値あり。

【登場人物・妖怪】
  • 日野耳雄
主人公。霊感体質の不良。童貞。
重度のシスコン。妹のためなら地獄からも気合いで生還し、自分の寿命も賭けて死神と勝負するほど溺愛している。
限度を過ぎた愛情により妹には煙たがられ事もあるが、兄妹で外出する事も多く、基本的に兄妹仲は良い。愛犬のサイトーさんとは大の仲良し。

幽霊や妖怪、怪異に対してグーパン、飛び蹴りなどの暴力的手段で対抗し、それがなぜか通用する。
この事から周りの人間には頼りにされており、意外と面倒見が良い事も重なって何かあれば幽霊や妖怪退治をしている。

基本的に欲望に忠実だが情には厚い性格で、特に子供の霊には非常に優しい。

両親は母親の仕事の関係で共に2年前からパリに在住しており、現在は妹とペットの2人と1匹で暮らしている。

作中何度も誕生日や年間行事を迎えるサザエさん現象が起きているが、これが最終回での伏線に……。

一度猫耳付きで女体化した。

  • 日野留渦
耳雄の妹。オカルト耐性が異常に高いクールな中学1年生。
髪型は黒髪ロングの前髪パッツン。某地獄少女とは別人です。

そして可愛い、異常に可愛い。ヤバイくらい可愛い。

本人曰く「不感症」

「不感症」である。大事な事なので2回言いました。

耳雄が霊などに暴力を振るう点は嫌っているが、兄そのものを嫌っているわけではない。
11歳の時、耳雄を置いて両親と共にパリへ行くはずだったが、空港で「妖怪きびす返し」と遭遇し、耳雄と一緒に暮らす道を選ぶなど、実は兄思いである。
また、兄に正しい箸の持ち方を教えるなど、優しい一面が垣間見える事もあったり。

時折耳雄に冷たい態度を取る事もあるが、
「やっぱり頼りになるんだね」
「一瞬お兄ちゃん以外の男性が嫌いになった」
などと、耳雄に対し好意的な発言、思考をしている場面が多々あったり。
何この子本当カワイイ。

兄貴の朝勃ち(下半身丸出しver.)を目撃してしまい、ショックで家出した事もある。

  • サイトーさん
日野家のペットの犬。お化けは大の苦手。
よく幽霊に家(犬小屋)を乗っ取られる。もしくは誘拐されちゃう。

キャイ~ン(僕の家がああああ)

ほとんどのコマで(≧Д≦)←こんな顔。

人間の言葉を理解できる忠犬で耳雄とは以心伝心の仲。
サイトーさんの考えている事は、作者による手書きの文字が彼の頭上に現れるので読者にも分かる。

耳雄の両親が海外へ旅立った日に、耳雄が河原で霊にいじめられていた子犬を拾って「サイトーさん」と名づけたのが出会い。
名前の由来は、段ボール箱に書いてあった「ナスの斉藤」という屋号から。

  • 委員長
耳雄のクラスメートで親友。本名は平川和彦。
よく心霊現象に巻き込まれる。霊や妖怪は元々苦手だったようだが、あまりにも遭遇しすぎて麻痺してきたような節がある。

キモヲタ予備軍。メダカちゃんの同人誌を大量に買い込んで帰宅している所をメダカちゃん化(女体化)した耳雄に見られてドン引きされた。

  • バンダナ
耳雄のクラスメートで不良友達。実は第1話から登場している。
本名は夏目としか明かされていない。

妖怪にキスされたり、足を切られたり、シャツのロゴを読まれたり、クラゲに刺されたと勘違いされておしっこをかけられそうになったりと、やっぱりよく霊現象に巻き込まれる。

  • 相原岬
中盤で耳雄のクラスに転入してきた、霊を引き寄せやすい薄幸の少女。
この漫画の人物にしては珍しくオカルト耐性が薄いため、耳雄によく助けられる。
そのせいで耳雄に惚れる(彼女には耳雄が少女漫画の美少年のように見えている)が、全く伝わっていない。伝わらない。

何故なら耳雄は妹一筋だから。ご愁傷様です。

  • 相原水面
岬の姉で社会人。内気な妹とは対照的に自由奔放で物怖じしない性格。
いい加減で頼りなさそうだが、持ち前の行動力で何度も妖怪を退治している。また、かなりの酒好きで常にシェイカーを携帯しており、酔っ払って現れる事が多い。
セクハラ&パワハラ好きの上司がおり、いつも職場で嫌がらせをされたり怒られたりしている。

  • センパイ
耳雄の先輩。本名は久我山隆志。
当初は走り屋だったが耳雄と一緒にいたせいか霊被害に遭い、峠を引退。

様々な職につくも長続きせず、母親に「ヨダレクソボケぎょう虫息子」と罵られるほどの怠惰なニート生活を送っていたが、最終巻にてょぅι゙ょ妖怪の手助けもありついに定職に就く事に成功。
ついでにそのょぅι゙ょ妖怪も引き取って一緒に暮らす事に。センパイ爆発しろ。

  • 須藤みちこ
留渦の友人で心霊マニア。霊魂を食べる心霊喫茶の常連。
趣味は心霊スポット巡り。といっても常人の様に怖がって楽しむのではなく幽霊を小馬鹿にして楽しむ悪趣味な性格。

初登場時は耳雄のことを「お兄さん」と呼ぶなどそれなりの敬意を払っていたが、最終的には完全にマダオ扱いするように。

  • カントク
見た目は完全にガチ○ピン。映画館「シネマ淵ヶ関」の館長兼映画監督であり、主にドキュメンタリーを製作している。
妖怪だけど耳雄の親友。委員長はカントクが苦手だったが、後に親友になった。
一度UMAと間違われ捕獲された事がある。

普段は内気でおどおどしているが、映画館の中では人が変わり、自分の映画を敬わない人間、マナーのなっていない人間はドブ川へボッシュートしちゃう。
スタッフは皆妖怪。

  • びくっとサン
カントクの友人。人間が驚く姿をビデオに撮ってコレクションしている悪趣味な妖怪。
見た目が完全におちん○ん。


追記・修正は妖怪にアイアンクローをかましながら。

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