ヨノワール

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ヨノワール - (2016/03/28 (月) 21:42:24) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/08/20 (土) 01:32:05
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&font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます

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[[ポケットモンスター]]シリーズに[[ダイヤモンド・パール>ポケットモンスターダイヤモンド・パール]]から登場した[[ポケモン>ポケモン(ポケットモンスター)]]。
 

*■データ
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[[図鑑>ポケモン図鑑]]No.477
分類 てづかみポケモン
英語名 Dusknoir
高さ 2.2m
重さ 106.6kg

タイプ [[ゴースト>ゴーストタイプ(ポケモン)]]
特性 プレッシャー(相手が自分に対して使用した技のPPを1余分に減らす)
[[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]] おみとおし(場に出た時、相手の持ち物がわかる)
 
[[種族値]]
HP 45
攻撃 100
防御 135
特攻 65
特防 135
素早 45

[[進化>しんか(ポケットモンスター)]]
ヨマワル(Lv.37で進化)→サマヨール(霊界の布を持たせて通信交換)→ヨノワール


*■概要
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十分強かったサマヨールがまさかの進化を果たした姿。一つ目の死神のような姿をしている。

現世と霊界を行き来し、&b(){&font(#800080){頭のアンテナで霊界の電波を受信し、さ迷っている魂を探し出し弾力のある体に入れて霊界に連れてゆく}}。
腹に顔の模様があり、模様の口の部分は行動する度に開閉する。
中に入れた魂が漏れてまた探すハメにならないのだろうか。
まぁXYのモーションでもジュペッタは普通に口開いてるし…

そして口をあけると&font(#ff0000){&bold(){[[ブラックホール]]のようにあらゆるものを吸い込む}}。
吸い込まれると二度と戻れない。その後、どうなるかは謎。
[[某ピンクの悪魔>カービィ]]の[[ビッグバン>ビッグバン(コピー能力)]]といい勝負である。
だが、コピーはできない。


進化前のヨマワルはローブを纏ったガイコツのような姿をしている。
夜に活動し、分厚い壁を通り抜けながらさ迷っている。
&b(){&font(#800080){一度見つかると朝日が昇るまで追いかけまわされることになる}}。
&b(){&font(#800080){言いつけを守らない悪い子供はヨマワルにさらわれる}}という言い伝えもある。
一つ目に睨まれると大人でも足がすくんで動けなくなる。
子供の泣き声が好きで、たまに子供を驚かせ、泣かせることもある。

サマヨールは一つ目のミイラのような姿をしている。
体内は空洞だが、人魂が一つ燃えている。&b(){&font(#800080){それを覗き込むと魂を吸われる}}。
一つ目と怪しい手の動きで&b(){&font(#800080){相手を操ることも可能}}。


名前は夜と黒(ノワール)から。


*■ゲームでのヨノワール一族
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進化前のヨマワルは「おくりびやま」で出会える。
ルビーは出やすいが、エメラルドとサファイアではやや出現率が低い。
リメイクの[[ORAS>ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイア]]では、たまに霊魂の状態で現れ、忍び足で近寄って戦闘できる。
…が、一定時間ごとに別の場所に移動するので、若干根気がいるかも。
サーチレベルを上げれば「みちづれ」を覚えた個体も現れる。

プラチナではロストタワーにも出るほか、[[ジムリーダー>ジムリーダー(ポケモン)]]・[[メリッサ>メリッサ(ポケモン)]]が手持ちに加えている。

ルビーのみ空の柱にサマヨールが出る。

[[四天王>してんのう(ポケモン)]]の[[フヨウ>フヨウ(ポケモン)]]が進化前であるサマヨールを2体使用してくる。
特筆して強いというわけではないがプレッシャーと耐久のせいでこちらのPPを削ってくるので非常にうざったい。
ちなみにORASではそのうち1体はヨノワールに進化している。

ヨノワールは[[フロンティアブレーン>フロンティアブレーン(ポケモン)]]の[[ダリア>ダリア(ポケモン)]]や[[タッグパートナー>タッグパートナー(ポケモン)]]・バク、強化版[[マツバ>マツバ(ポケモン)]]やメリッサが使用する。
 

*■対戦でのヨノワール
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高い防御と特防の種族値を持つため、特化すれば[[ラティオス]]の[[眼鏡>こだわり系アイテム(ポケモン)]][[流星群>りゅうせいぐん(ポケモン)]]や[[ヒヒダルマ]]の球フレアドライブも確定で耐えるほどの耐久を得る。
タイプのゴースト単体のおかげで高火力技の目立つ[[格闘タイプ>かくとうタイプ(ポケモン)]]には滅法強い。
 
また弱点である悪やゴーストは高火力な技が少ないため、一発攻撃を喰らっただけではなかなか倒れない。
ただしHPは低く、半減できるタイプも虫と毒のみなので過信は禁物。
メジャー所の一致技を素の状態で2発受けたり「つるぎのまい」等で火力を補強されたりすれば驚くほど呆気なく倒れてしまうので注意。

ゴーストタイプの中でも屈指の補助技レパートリーを誇るのがヨノワール一族最大の特徴。 
ただ、補助技中心の耐久型ならば基本的に進化前のサマヨールの方が優秀なため、大抵はアタッカーとして運用することになる。 

攻撃種族値は100とそこそこ。
覚える技も三色パンチや「[[じしん>じしん(ポケモン)]]」「いわなだれ」「がんせきふうじ」「かわらわり」「きあいパンチ」と範囲が広い。
[[先制技>先制技(ポケモン)]]はタイプ一致補正で威力60にある「かげうち」と、条件付きだが威力70の[[悪>あくタイプ(ポケモン)]]技「ふいうち」を使用できる。
確実に先制ダメージを与えるという点では前者の方が安定するが、[[ノーマルタイプ>ノーマルタイプ(ポケモン)]]に無効である点に注意。
ただし、一致技は最大火力は基本威力60の「シャドーパンチ」止まりで、「きあいパンチ」を除くと最大威力の技は「メガトンキック」である。

そのため、半端な火力を補うために攻撃を上げる道具を持たせ相手の弱点を突いてゆくのが常となる。
先制技や器用さ、耐久を活かす関係上、「[[こだわりハチマキ>こだわり系アイテム(ポケモン)]]」「いのちのたま」よりも「たつじんのおび」と相性が良い。

進化前のヨマワルが「ふゆう」の特性を持っている故に、第5世代では隠れ特性が与えられていなかったが、第6世代でめでたく「おみとおし」を会得した。
残念ながら「[[トリック>トリック/すりかえ(ポケモン)]]」との両立は不可能だが、持ち物を見破るだけで相手の動きを読みやすくなるケースも多いため、基本的に「プレッシャー」よりも有用。


*■進化前 サマヨール
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図鑑No.356
分類 てまねきポケモン 
英名 Dusknoir 
高さ 1.6m 
重さ 30.6kg 


タイプ ゴースト 
特性 プレッシャー(相手が自分に対して使用した技のPPを1余分に減らす)
隠れ特性 おみとおし(場に出た時、相手の持ち物がわかる) 

種族値 
HP 40 
攻撃 70 
防御 130 
特攻 60 
特防 130 
素早 25 

上述のようにヨノワール自体が後付け進化形であるため、こちらも元々最終進化形として十分な能力を持つ。
防御・特防共に130という圧倒的な数値であり、耐久を1.5倍上昇「[[しんかのきせき>しんかのきせき(ポケモン)]]」を持つことで潜在能力をフルに発揮できる。
無補正無振りで種族値205並、特化したならば228相当と[[ツボツボ]]も冷や汗を掻くほどの値に上昇した。
実質的な耐久も[[メタグロス]]のコメットパンチや[[フーディン]]のサイコキネシスを&bold(){&font(#ff0000){確定四発}}にまで抑える。
このため、進化前でありながら耐久型ポケモンの代表格の一体と言える存在である。

補助技は耐久強化の「おにび」「めいそう」に行動制限の「かなしばり」「ちょうはつ」「ふういん」、
自主退場技の「のろい」「おきみやげ」までレパートリーは豊富。
その他にも「トリック」「みちづれ」「[[トリックルーム>○○ルーム(ポケモンのわざ)]]」「いたみわけ」等ゴーストらしく幅広く取り揃えている。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){このレパートリーのおかげでサーナイトの夫として重宝されている。今日もどこかの育て屋でよろしくやっていることだろう}}}

特性の「プレッシャー」との相性が良く一発耐えて「[[まもる>まもる/みきり(ポケモン)]]」「[[みがわり>みがわり(ポケモン)]]」を連発するだけで相手のPPが大幅に減ってゆく。
他のプレッシャー持ちが火力で押してゆくのが基本となる[[ミュウツー]]等の多くの伝説や、
耐久向けだが禁止級である[[ギラティナ]]、そもそも紙な[[マニューラ>ニューラ]]や4倍弱点が痛すぎる[[ビークイン>ビークイン(ポケモン)]]等の中で、
[[ミカルゲ>ミカルゲ(ポケモン)]]と並んで現状最もプレッシャーを活かせているポケモンである。

低HPによる「いたみわけ」「ちょうはつ」のおかげで[[ラッキー>ハピナス]]等のような高HPで耐久一辺倒なポケモンとの戦いでは有利に立ち回れる。
ただし素早さは平均を下回っているため挑発されやすいので[[ゴウカザル]]や[[ギャラドス]]等には気をつけよう。

「トリックルーム」始動役としても優秀で、引くに引けない状況になったときは「おきみやげ」による自主退場も可能なため使いやすい。
「こうこうのしっぽ」「くろいてっきゅう」を「トリック」して敵の高速サポート役を黙らせることもできる。
 
とは言え、ポケモンが使用できる技は4つしかないので型はある程度決まってしまう。
その上、どの型も対策しやすく読まれてしまうと役割が遂行出来なくなることも多い。

第五世代になって[[デスカーン]]というこれまた耐久型のゴースト単タイプポケモンが登場した。
物理耐久はこちらよりも高く特殊耐久もそれなりにあるが、向こうは攻撃技が特殊寄りであり特性も全く違うので差別化は容易である。

進化形のヨノワールと違って初見で耐久型がほぼ確定してしまう点に注意。
めぼしい攻撃技が「ナイトヘッド」か「かげうち」しかないため、特殊型でない限り「トリック」で機能停止する。
さらに「[[はたきおとす>はたきおとす(ポケモン)]]」は要である奇石を失ってしまう上、タイプ的にも弱点であるため注意。

特化して強くなるサマヨールに対し、ヨノワールには様々な道具を持たせることができ数多くの型を取ることができるので一長一短と言える。
耐久のサマヨール、技のヨノワールといったところだろうか。
読まれにくさを重視する場合、奇石登場前と同様進化形のヨノワールに「たべのこし」「[[オボンのみ>きのみ一覧(ポケモン)]]」等を持たせて耐久型として運用する手もある。


*■アニメでのヨノワール一族
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進化前のヨマワルは同時上映「ピカピカ星空キャンプ」で先行登場。
ソーナノの友達で夜、キャンプをしていたピチュー兄弟を驚かせた。
その後、[[ピカチュウ]]たちとも出会った。

サマヨールは仮面ファントムを名乗るコーディネーター、キミマロの手持ちとして登場。
シュウのロゼリアを容易く撃破したほか、[[サトシ>サトシ(ポケモン)]]のピカチュウと戦った際も一度も攻撃をくらわず、一方的に攻めていた。
コンテストにも出場し、ファイナルで[[ハルカ>ハルカ(ポケモン)]]のエネコと対戦。
やはり圧倒的な強さで追い詰めるも、とどめの[[破壊光線>はかいこうせん]]を土壇場で完成した[[吹雪>ふぶき(ポケモン)]]に押され、敗れた。


[[七夜の願い星ジラーチ>劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ]]では、バトラーの手持ちにもなっている。

他にもフロンティアブレーンの[[ジンダイ>ジンダイ(ポケモン)]]も使用。
先発として登場し、サトシの指示ミスが原因とはいえ、最強の手持ちである[[リザードン]]を撃破。
続くフシギダネも怪しい光でかく乱させるも、宿り木の種の蓄積ダメージと正気に戻った[[フシギダネ>フシギバナ]]の「ソーラービーム」で倒れる。


ヨノワールは[[ダイヤモンド・パール>ポケットモンスター ダイヤモンド&パール]]の第90話で登場。
霊界の穴が開いた事で出て来てしまった少女の幽霊からサトシ達を守ったが勘違いにより攻撃される。
一行が少女にあの世に引きずり込まれそうになった際に再び守り、サイコキネシスを使い、少女の霊ごと霊界の穴を封印した。
 
コウヘイの手持ちとしても登場。
トリックルームを使った戦法でサトシを追い詰めたがフカマルにシャドーパンチを口で受け止められ、最期は龍星群として射出され戦闘不能になった。


また、[[XY>ポケットモンスターXY(アニメ)]]第30話の[[オーキド博士>オーキド博士(ポケモン)]]のポケモンホロキャスターにも登場。
博士に『ところでヨノワールよ。ワシも霊界というところを見てみたいのだが。』という素朴な疑問を投げかけられたので、
頭を鷲掴みにして魂を抜きとり直接連行し(かけ)た。
なお、霊体化に関してはスーパーマサラ人ことサトシが無印23話([[ポケモンタワー回>ポケモンシリーズの慰霊塔]])で既に体験済みだったりする。


*■ポケモン不思議のダンジョンでのヨノワール
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恐らくヨノワールとしてはもっとも活躍している作品。
 
未来からやって来た豊富な知識を持つ凄腕の探検家として登場。
物腰も丁寧で周りからの人望も厚い。
同じく未来から来たお尋ね者の[[ジュプトル>盗賊ジュプトル]]を捕まえることに尽力する。
 




↓ネタバレ
&font(#ffffff){その正体は闇に染まった未来のディアルガの手下であり、}
&font(#ffffff){未来を変えようとするジュプトルを消そうと画策している。}
&font(#ffffff){しかし、未来世界に引き戻された後にあることがきっかけとなり考えを改めることになる。}
&font(#ffffff){消滅光を見た後も未来のために行動することを決意したヨノワールとジュプトルのやり取りは胸が熱くなること請け合い。}

その他詳細は[[ヨノワールさん(ポケモン不思議のダンジョン)]]の項目を参照。
 




余談だが初出の第三世代ではヨマワル、サマヨールはカゲボウズ、[[ジュペッタ]]と対になるポジションであった。
 
しかし世代が変わる毎に強化されてゆくヨマワル系列と裏腹にカゲボウズ系列は、
一致技没収、トリックばらまきと最早公式に虐められているような扱いを受けている。彼等が日の目を見る日は来るのだろうか。


…最近になってジュペッタは[[メガシンカ]]を獲得しており、徐々に巻き返しつつはある。
 

 
#center(){&font(#ff0000){ポケモン対戦には}}
 
#center(){&font(#ff0000){目には見えない闇の廃人達がいる}}
 
#center(){&font(#ff0000){奴らは時として牙を剥き君達を襲ってくる}}
 
#center(){&font(#ff0000){彼はそんな奴らから君達を守るために}}
 
#center(){&font(#ff0000){地獄の底からやって来た}}
 
#center(){&font(#ff0000){正義の死者なのかもしれない}}
 




追記・修正よろしくお願いします
 
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- 個人的にはいっそのこと守りを捨て攻撃一辺倒な戦術にした方が強いと思うことも割とよくある。トリック+残り攻撃技+こだわりハチマキ強すぎw  -- 名無しさん  (2013-07-06 22:00:27)
- ライチュウより上手くみがきあ出来るよな   まぁそれだけだが  -- 名無しさん  (2013-08-23 23:03:33)
- 一致先制技とトリックルームを両立できて、なおかつ火力と耐久の安定してるポケモン。トリックルームに頼らず、先手でとどめを刺したいことも多かったりするからありがたい。  -- 名無しさん  (2013-09-25 03:04:03)
- ポケスペではエメラルドのポケモン  -- 名無しさん  (2014-04-30 17:08:58)
- ゴーストダイブプリーズ  -- 名無しさん  (2014-08-12 18:34:37)
- 正直、言うほど硬くもないし火力も無いんだよなぁ。  -- 名無しさん  (2015-04-04 02:59:03)
- はたきおとすの超強化でかなりの逆風  -- 名無しさん  (2015-07-06 20:59:07)
- 決して弱いわけではないんだけど全体的に中途半端だしライバルも多い。なんかもう一つか二つ唯一無二の武器ほしいなあ  -- 名無しさん  (2016-01-23 19:47:42)
- 正直現状ではジュペッタよりこっちの方が悲惨だよな  -- 名無しさん  (2016-03-28 21:42:24)
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