サクラ大戦2~君、死にたもうことなかれ~

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サクラ大戦2~君、死にたもうことなかれ~ - (2013/12/27 (金) 15:17:37) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/06/05(日) 05:30:42
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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ドラマティックアドベンチャーゲーム、[[サクラ大戦シリーズ]]の2作目にして前作の続編。
初出のセガサターン版は1998年4月4日に発売され、後にDC、PC、PSPにも移植されている。
販売本数は原本セガサターン版のみで堂々の50万本強。これは同社から発売された龍が如く3とほぼ同数であり、ドリームキャスト版を含めると実に60万本にも上った。


【概要】
前作と同じく第1話、2話と区切られ、各話の終了後には次回予告……というアニメを意識した構成。
各話の前半はアドベンチャーパート、そしてセーブ画面込みのアイキャッチを挟んだ後半は、現れた敵と戦うシミュレーションパートとなる。


シミュレーションパートは、大雑把に書けば&font(#0000ff){段差の判定があり、攻撃命中率が100%のスパロボ}。
加えて
・各人が威力・範囲の異なる攻撃手段を1つだけ持つ
・基本的に通常攻撃の上位互換となる性能の「必殺攻撃」を、気力が満タンのときに使用可
・移動、攻撃(通常or必殺)、防御(防御or回数限定で味方を回復)を1ターンにいずれか2つ行える
といった感じ。
そこでは花組隊員が各々専用の[[霊子甲冑>•霊子甲冑(サクラ大戦)]]に乗り込んで戦うのである。 

前作の人気もあって制作にはかなりの力が込められ、質も量もとにかく全て向上。
本作のOPムービーを見て当時その進化の程に驚いた人も多いはず(後の3は更に化けたが)。
容量の問題からゲームディスクも2枚から枚に増えたため、OPテーマの『檄帝』には本作になって3番の歌詞が誕生した。
シナリオも若干重めの雰囲気があるものの非常によく纏まっており、評価は高い。


ただしシナリオ量と戦闘ステージの増加はその弊害として、全EDコンプのための繰り返しクリアをめんd……もとい多くの手間を強いるものとしてしまった。
続編の3がARMS採用でさくさくプレイできたことも、本作を振り返ったときにその印象を強くする要因かも。

そして初代がPS2の『熱き血潮に』でリメイクされ、現在では本作だけが古い戦闘パートを残したまま。
そういった点から、今でも少なくないファンがリメイクを熱望している……はず。きっと。
 


【あらすじ】
蒸気の力で発達した『太正』時代の日本、帝都。
前作での戦いから1年が経ち、季節は桜が咲き誇る春真っ盛り。

海軍に戻っての演習を終えて帝都に帰還した[[大神一郎]]は、大帝国劇場支配人、米田一基に呼ばれて酒を酌み交わしていた。
呼び出された用件は一つ。

「大神、戻って来い。花組に」
普段は劇場の舞台を彩る帝国歌劇団、そしてその裏に隠れる秘密部隊、帝国華撃団。

劇場ではモギリとして。
しかして非常時には華撃団・花組隊長として。
大神一郎の新しい戦いが、再び始まろうとしていた。



【主人公】
大神一郎
海軍少尉にして剣術の達人。頭も切れる。
しかしながら風呂を前にすれば体が勝手に動いてしまうのがお約束、そんな人。
本作では選択肢によって「軟派・硬派ゲージ」が変動し、その時々で登場する選択肢が変わる(PSP版ではカット)。
ストーリー自体を左右する訳ではないので、ゲージはそこまで注意しなくてもかまわない。
 

【ヒロイン候補】
前作の花組隊員は、引き続き全員が登場する。

○[[真宮寺さくら]]

○[[神崎すみれ]]

○[[マリア・タチバナ]]

○[[アイリス]]

○[[李紅蘭]]

○[[桐島カンナ]]


なお最初はさくらとアイリス以外の花組隊員が任務等で留守にしており、復帰するまでは直接会えない。
ただし前作でEDを迎え、さらに本作の冒頭で前作のヒロインは誰か?の問いに選んだ者はその例外となる。
大神と会うために出発を遅らせていたという嬉しい言葉とともに、“彼女”との僅かながらの逢瀬を楽しめるのである。

……しかし本作での以降のプレイでそれを裏切り、他のヒロインとEDを向かえた大神さんもいるとかいないとか。


また本作では新隊員の[[ソレッタ・織姫]]、[[レニ・ミルヒシュトラーセ]]が新たに参入。
どちらも曲者で、どうやって大神が打ち解けていくかが見ものとなる。

なお正月には彼女の家族や保護者に会いに行くのだが、ほとんどのキャラがその場面だけの登場にもかかわらず、非常に豪華な声優揃いである。
 


【本作初登場】

○[[加山雄一]]
大神と士官学校で同期だった男。
劇場内での夜の見回り途中、海の書き割りを背にギターを持って大神の前に現れた。……どうみても不審者です。
それ以降もいたる所に現れ、大神に助言を残す彼の正体とは?
いざというときは頼りになる、愛すべきバカ。


<帝国華撃団・薔薇組>
陸軍出身の変態達。
第五話にて、休暇のためを帝都を離れる花組に代わる形で劇場警護を任された。
全員能力は高いものの、度を越えたオカマであるためにはみ出し者となっている。
本人たちは全く気にしていないが。

○清流院琴音(せいりゅういん ことね)
声:矢尾一樹
薔薇組隊長にして陸軍大尉。
眼鏡をかけたイケメンだが、オネエ言葉のせいで台無し。
ただ慣れると他の二人に比べて一番マシな人に思えてくるかも。


○太田斧彦(おおた よきひこ)
声:郷里大輔
タラコ唇、むさ苦しいマッチョ体型など、正直面と向かい合いたくない人。
しかしやはりオカマで、「一郎ちゃ〜〜ん」と言いながら大神に擦り寄り、抱きつき、キスまでも目論む。
 

○丘菊之丞(おか きくのじょう)
声:松尾太紀
ぱっと見では男に見えない小柄な男の娘で、他の二人と違い女性用軍服まで着用している。
声は超男性的……でいながら振る舞いや口調はおしとやかな女性なので、なんかもうよく判らなくなってくる。


そんな彼らは劇場に住み着き、なんと地下に自室を作り上げる始末。
とはいっても元々予定されていたことで、彼らの本当の役目は地下に保管された祭器、『魔神器』を外敵から守ることだったりする。


これ以外の人物は[[帝国華撃団]]を参照。






【黒鬼会】
今作での敵で、「五行衆」という木火土金水を名に持つ異能集団を筆頭にした組織。
ある人物の思惑に従い、鬼王と呼ばれる男に率いられて華撃団と対立する。
華撃団の光武に対し、魔操機兵という大型甲冑を纏い戦闘に赴く。


★金剛(こんごう)
声:[[立木文彦]]
五行衆筆頭を名乗る大男。
典型的なパワータイプで癖がなく戦いやすい、……と思いきや、最終戦では厄介な能力を発揮してくる。
その能力は、通常2回できるこちらの行動を1回にするという鬼畜仕様。
 

★木喰(もくじき)
声:八奈見乗児
参謀役をつとめる……割にはしょっちゅう計算外の出来事に驚いている人。
中の人の演技が凝りすぎたせいで、ただ話すだけでも死んでしまいそうなヨボヨボおじいちゃん。
周囲に攻撃用オプションを展開し、自身は逃げながら戦う面倒くさい戦法をとる。


★火車(かしゃ)
声:[[関俊彦]]
眼鏡をかけ、斜に構えた嫌味な敬語が特徴な男。
人間をゴミと呼び、また陰湿な手段で追い込んで燃やすのが堪らなく好きだとか。
中の人はガンダムWのデュオやモモタロスと同じ……声優ってすげえ。
木喰同様オプションを展開するが、こちらのは味方に接近後、自爆を仕掛けてくる。


★水狐(すいこ)
声:佐久間レイ
謀略を得意とするめっさ色っぽい女性。
金剛に好かれているが、本人の思う先には……。
戦闘では毎ターン開始時に分身を作る能力を発揮する。
分身は一撃で倒せるが、本体と同じ攻撃性能を持つ厄介な相手。
うまくこちらの攻撃範囲を調節して、本体を巻き込みつつ同時撃破を狙いたいところ。
 

★土蜘蛛(つちぐも)
声:渡辺美佐
その見た目から迫害され、遂に人間であることを捨てたという6本腕の女性。
自機を中心とした範囲攻撃を得意とし、敵機をすり抜けて移動する特徴を持つ。


●鬼王(おにおう)
声:野沢那智
鬼の面を被り素顔を隠した謎の男。
異様な威圧感を放ち、その実力も尋常ではない。
魔操機兵“闇神威”を駆っての戦法は、見知った誰かに似ているような……。


以下、少しネタバレ





●京極慶吾(きょうごく けいご)
声:神谷明
黒鬼会の黒幕にして、帝国陸軍の大臣。
物語中盤、帝都に軍主導のクーデターを引き起こし、その影でさらに暗躍する。






次  回  予  告




銀座、大帝国劇場


ここに、私たちの思い出と、……そして、未来があります


……ようこそ、劇場へ!


次回、サクラ大戦2


『第一話 花萌える帝都』


太正桜に浪漫の嵐!!



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