終焉のカウントダウン(遊戯王OCG)

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終焉のカウントダウン(遊戯王OCG) - (2020/03/30 (月) 15:50:46) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/02/16(水) 21:20:46
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&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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#center(){&font(#ff0000){終焉のカウントダウン…このカードを発動してから20ターン後にてめえは死ぬ}}
#center(){&font(#ff0000){その20ターンの間に自分の罪深さを思い知れ!}}
 

#blockquote(){終焉のカウントダウン
 
通常魔法カード
ライフポイントを2000払う。発動ターンより20ターン後、自分はデュエルに勝利する。
}




終焉のカウントダウンとは、遊戯王OCGのカードのひとつ。
数少ない特殊勝利を可能とする魔法カードである。

このカードを使用して20ターンの間生き残りさえすれば問答無用でデュエルに勝利してしまえる、シンプルながら侮れない効果を持つ。
//ターン数は相手ターンも数えるので自分ターンで数えれば実質10ターン

これ以外に特殊勝利出来るのは、長い間[[封印されし五枚のカード>エクゾディア(遊戯王OCG)]]と[[あぁ蛇女神さま>毒蛇神ヴェノミナーガ]]とウィジャ盤位…だった。
今じゃ[[ファンサービス>No.88 ギミック・パペット-デステニー・レオ]]とかゴーストリックの堕天使とかそこそこ増えている。
最近も[[「トムの勝ちデース!」>トム(遊戯王)]]とか増えてるし、これからも増えていくだろう。

まぁそれはともかく、高いライフコストと発動ターンより20ターンと言う勝利には程遠い道のり。
それまでの時間稼ぎが必要となる。


ただ実際、20ターン耐えるというのはなかなかキツく、最近の遊戯王ならば数ターンもあれば相手を殺せるデッキがいくらでもある。
このカード使うならばこのカードに勝ち筋を絞った専用デッキを組む必要がある。


しかし





しかし、だ。
 
その専用デッキを組むと、このカードの強さは一変。


環境上位のガチデッキとも渡り合える強力なデッキになる。
現環境では効果で破壊したり、特殊召喚したモンスターで殴るのが主体なので、それを凌げばいいことになる。
つまり、相手にやりたいだけやらせて、その上で凌げばいいのだ。
大会では地雷デッキ(環境ではあまり対策されていないデッキ)として結果を残すこともある。
特に魔法・罠への意識が下がっている時は勝ちやすい。
反面、[[無効化・制圧系のデッキ>カウンター(カードゲーム用語)]]が流行している時期は勝ちにくい。

この20ターンとは「お互いのターン」で20ターンなので相手が動けるのは実質10ターンである。
一方デッキの枚数は40枚。つまりこのカードとドローソースやサーチカードで10枚ほど消費したとしても、残り30枚は全部妨害カードを積めるのだ。
ただし、この辺は好みもあるので妨害カードを必ず30枚にする必要はなく、ドローソースやサーチカードを多めに入れる構築も選択肢になり得る。というよりカードの種類の問題でそうなることが多いだろう。
場合によってはこのカードのコスト以外ノーダメで完封勝ちすら狙える。


また、勝つためには必然的に20ターン以上かかるので、マッチになると一時間近くかかることも。
なので、嫌がらせには最適。
状況次第では

「&font(#800080){私のライフは残り500。あと一撃で死ぬからさっさと倒したらどうなの?}
&font(#800080){ちなみに私のフィールドはマシュマロンと手をつなぐ魔人と弾圧される民と大木炭21と機動砦のギア・ゴーレムとスクラム・フォースとくず鉄のかかし二枚。手札は速攻のかかしと眠れる巨人ズシンとエネミーコントローラーとクリボールと速攻のかかしとバトルフェーダーだから。さて、私は弾圧される民にズシンカウンターを乗せてターンエンドを宣言。弾圧される民のズシンカウンターは9個。あなたの命はあと}&font(#0000ff){6ターン}&font(#800080){よ}」
 
とライフが少なくても某[[ひたぎ>戦場ヶ原ひたぎ]]さんばりに強気で戦うことが出来る。
直接火力が飛んできたら?諦めろ。

あるいは
「&font(#0000ff){さあ、振り切るぜ}」
「&font(#0000ff){20ターン。それがお前の絶望までのタイムだ}」

と、どこぞの[[赤い刑事さん>照井竜]]の変身する[[ライダー>仮面ライダーアクセル]]よろしく戦うのも一興か。

あるいは冒頭のように[[世紀末救世主>ケンシロウ(北斗の拳)]]っぽく宣告して発動するもよし。
幸い「[[20ターン?面白い、ならその20ターン数えてやろう>サウザー(北斗の拳)]]」と無効化してくるカードはまず無いので安心?である。

[[タッグフォース>遊☆戯☆王タッグフォース]]では、無駄に凝ったエフェクトでカウントダウンされる。




**相性のいいカード
必要なのは相手の攻撃を止めるカードと、防御手段とカウントダウンを引き当てるためのドローソース。
最近は永続ロックが通じにくいため、「使いきりの防御カードで1ターン凌ぐ」を10回繰り返すタイプが主流。


・バトルフェーダー&速攻のかかし&クリボール&クリボー&エフェクトヴェーラー&ゼロ・ガードナー他
相手のバトルフェイズを終了させたり守備表示にしたり戦闘ダメージを0にしたりモンスター効果を無効にする効果モンスター。
手札から発動なので無効にされにくい。


・威嚇する咆哮、和睦の使者、覇者の一括、魂の氷結
罠カード。相手の戦闘をさせないカードで、覇者の一括以外はフリーチェーンなので相手に破壊されても気にならない。


・激流葬、炸裂装甲、月の書、ミラーフォース、次元幽閉、サイクロン、ナイト・ショット、地砕き、地割れ、破壊輪等
召喚や攻撃に反応する除去。
フリーチェーン防御だけでは相手の攻め手が減らないので、潰しつつターンを稼ぐ。


・[[時械神>時械神(遊戯王5D's)]]、[[ラヴァゴ>溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム(遊戯王OCG)]]、[[壊獣>壊獣(遊戯王OCG)]]、サタンクロース、ヴォルカニック・クイーン、ラーの翼神竜-球体形、帝王の烈旋
天敵ともいえる無効化系モンスターを後出しで確実に除去できる。


・レベル制限B地区、グラヴィティバインド、平和の使者
ロックカード。
古くからカウントダウンに投入されてきたカードだが、除去の蔓延とレベルを持たない[[エクシーズ>エクシーズ召喚(遊戯王OCG)]]、[[リンク>リンク召喚(遊戯王OCG)]]の登場で信用度が下がっている。


・[[魔鍾洞>魔鍾洞(遊戯王OCG)]]
フィールド魔法屈指の問題児ロックカード。
モンスターの攻撃を封じ、モンスターの効果を発動できなくするという近年のデッキに刺さりまくるロック強度で有名。罠サーチの悪魔嬢リリス+メタバース、終焉の地も追加で採用しても良いかもしれない。詳細はリンク先へ。
リミットがかかる前は専ら【魔鍾洞】方の勝ち筋として終焉のカウントダウンが使われていた。((波動キャノンのイメージが強い人も多いだろうが、こちらは残像効果なので発動できれば除去される恐れがない、カードも1枚多く伏せられるという強みがある))


・カードカー・D
カウントダウンデッキならデメリットは無いも同然。
1ターンに1枚の[[強欲>強欲な壺(遊戯王)]]と化す。


・くず鉄のかかし、月の書
ご存じ戦闘モンスターの攻撃を無効にするかかし先生と裏側守備表示にする月の書。
かなり役に立ってくれるため入れといて損はない。


・デスラクーダ
効果モンスター、反転召喚成功時にカードを一枚ドロー。
戦闘破壊をされにくいデッキだからこそ維持しやすいカードなので、何度も利用が見込める。
ただ相手のデッキによってはデッキ破壊で負ける場合があるのでカウントダウン開始後はあまり多用しないように。


・一時休戦、成金ゴブリン、強欲で謙虚な壺、封印の黄金櫃etc
ドロー、サーチ関連の魔法カード。
終焉のカウントダウンをなるべく早く手札に呼び込む為に何種類か入れておきたい。
また、このカードに特化した場合どれもデメリットがあまり気にならない。一時休戦に至っては完全にメリットである。


・神の宣告&魔宮の賄賂&ギャクタン&マジック・ジャマー&盗賊の七つ道具
カウントダウンを無効にされては意味がない。
なので相手のカウンターにカウンターをしてカウントダウンを守る。
ちなみに、一度カウントダウン発動に成功してしまえば、後は止める手段は全く無いので発動を守り抜くことが大事。

 
・戦闘破壊耐性のあるモンスター
文字通り壁。マシュマロンや魂を削る死霊、ジャイロイド、ロードランナー、翻弄するエルフの剣士、シールドウィングが該当する。
貫通でちくちく殴られると死ねるので空いたエクストラでこいつらを自分からどかせるようにしておくといい。


・手をつなぐ魔人&守備力の高いモンスター&スクラム・フォース
フィールドの表側守備表示の守備力の合計分だけ守備力をアップさせ攻撃対象を自分に限定する効果を持ったモンスターと表側守備のモンスターに効果破壊耐性を与える罠カード。守備力の高いモンスターを並べればただでさえやっかいなのにそこに戦闘破壊耐性持ちとスクラム・フォースがあれば要塞と化する。


・[[眠れる巨人ズシン>眠れる巨人 ズシン]]
みんな大好きズシン。
レベル一には守備力の高いモンスターが多いため入れやすい上上記のカードと共に使えば戦術のダミーにもなる。勿論普通に出しても戦闘は強いわ、効果は何もかも受けないわと結構活躍することも。


・[[エネミーコントローラー>エネミーコントローラー(遊戯王OCG)]]
ご存じエネコン。攻撃してきたモンスターを守備表示にしたり相手の攻撃力の高いモンスターを奪ってそのターンの全ての攻撃を凌ぐ等応用が利く。


・サイバー・ヴァリー
攻撃対象にされた時、場から除外する事でバトルフェイズをスキップ+一枚ドローという頼もしい性能を持ったカード。ライトニングは天敵。
相手がバーンデッキなどで攻撃を仕掛けてこなくても、一体のモンスターと一緒に除外すればカードが2枚もドローできる優れた奴


・宣告者シリーズ
強力なパーミデッキだが一方で勝ち筋に欠ける【宣告者】系統のデッキに投入されるケースもある。
カウントダウンが引けない状況でも持ちこたえやすい一方、ロックを崩されると一気に敗北するケースも。


・運命の火時計
他のデッキではまるで出番がないが、このカードでカウントダウンを早める事ができる。
最後のカウントのターンに発動すると効果処理後に勝利する。
カウントダウンのミラーマッチで先にカウントダウン開始されてもこのカードで巻き返しができる!…かもしれない
[[満足>インフェルニティ]]デッキならこいつを使いまわすことで''相手に何もさせずに先行ワンキルが可能''。まぁもちろん理論上の話であるが。
 

**弱点
弱点はまず運。
カウントダウンを引けなければ当然勝てない。

そして戦闘以外の勝利を狙うデッキ全般。
[[バーン>バーン(TCG)]]・[[デッキ破壊>デッキ破壊(TCG)]]・[[エクゾディア>エクゾディア(遊戯王OCG)]]は速さで追いつけないし、止める手もないためまず勝てない。バーンなら勝手にライフを2000も削ってくれるいいカモである。

決闘者G【カウントダウン】「&font(#0c4578){初手終焉のカウントダウン発動!お前の命は後20ターンだ!俺のデッキがお前を地獄に連れて逝くぜ!}」
決闘者T【フルバーン】「&font(#38761d){な゛に゛!?(20ターンもあるのか!?)}」

そして相手の終焉のカウントダウン。
ミラーマッチになったとき先にこのカードを発動されたら……

普通のビートダウンデッキから飛んでくる弱点は[[お触れ>王宮シリーズ(遊戯王OCG)]]等の無効化カード。
もしくは発動できないうちに防御札を割れる[[サイクロン>サイクロン(遊戯王OCG)]]系のカード。
デッキをフリーチェーン防御で固めようが、デッキがバレた瞬間から相手はエンドフェイズの破壊に切り替えてくるだろう。

永続無効でなくとも、1ターンを1枚で凌ぐデッキなので2枚以上使わされるとどこかで動けなくなる。
同じ理屈で、[[X-セイバー>X-セイバー(遊戯王OCG)]]や[[トリシューラ>氷結界の龍 トリシューラ]]などの1回のハンデスが致命傷に至る事もある。
時間稼ぎ用のモンスターを根こそぎ叩き落とす魔のデッキ破壊ウイルスは特に。




**大会において

余談だが大会でこのカードで勝つ事は大会規則の都合で難しい。

・大会は1決闘40分。
・1ターンは約3分で終わらせる。
・引き分けで勝敗がつかなかった場合、エクストラターンに突入する。この時ライフが多いほうが勝ち。

つまり、ターンを時間ギリギリまで使われ、相手がある程度遅延プレイをすれば、自然とエクストラターンに入ってしまい、ライフコスト差で負けてしまう可能性が高い。

尤も、一戦目で時間を使わせ勝利を取ればサイドチェンジでライフゲインにスイッチすればいいだけなのだが。
というか相手の遅延を訴えれば警告やゲームロス、マッチロスなどを与えられるだろう。
 
このカードは何かと大会進行の妨げになりやすい等の理由で非公式大会でオリジナル制限を課す場合真っ先に制限対象となりやすい。
また、海外の制限リストだと公式で制限カードとなっている。



 
#center(){2000ライフポイントを払う。発動ターンより20ターン後、自分は項目に追記修正する。}

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}
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#openclose(show=▷ コメント欄){
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- 思考時間が大体3分であってプレイ時間は一ターン3分じゃないはず  -- 名無しさん  (2013-10-30 17:10:18)
- ガハラさんの台詞の下り、自分がターンエンドした時点で6ターンって言ってるけどその場合5ターンだと思う。20ターン目で相手がエンド宣言した瞬間決まるから、相手側に残されたターンって意味では奇数にしかならないかと  -- 名無しさん  (2013-10-30 19:11:18)
- バーンデッキ対策にマテリアルドラゴンを入れておくとマテリアルドラゴンがフィールドから離れない限り効果ダメージでライフが減らされずにすむ。  -- 名無しさん  (2013-10-30 19:58:26)
- なおランク8デッキと当たると変なライオンを対処できなければ逆に負ける模様。  -- 名無しさん  (2014-03-26 11:31:24)
- 受けにしてドSというタグはまさにぴったりだな。一切せめないのにこれほどSなもん他にはないな。  -- 名無しさん  (2014-06-29 03:04:32)
- そういう系統で言うと、なんていうか、言葉攻めに近い感じが。「ほらどうしたの?そんなテクでまさか私を(自主規制」みたいな  -- 名無しさん  (2014-06-29 03:34:54)
- ↑そうかい…所で俺の手札を見てくれ こいつをどう思う?つエグゾ「儂じゃよ」  -- 名無しさん  (2015-03-20 15:35:44)
- ↑ マインドクラッシュ!!  -- 名無しさん  (2015-03-20 15:42:10)
- >真六武やBFより~。懐かしい奴らだ・・・環境トップのデッキよりと直した方がいいかな  -- 名無しさん  (2015-06-30 22:52:02)
- 今は戦闘耐性持ってるモンスターが見直されてるし相性の良いカードが更に増えたよな  -- 名無しさん  (2016-06-02 09:24:15)
- 「さぁ、振り切るぜ。(中略)それがお前の絶望までのタイムだ」 かっこいーー!! 自分もこんなプレイをしたいw  -- 名無しさん  (2016-06-02 11:05:20)
- これ使って当時環境だった青眼を完封した時は最高だったな。何もできずぐぬぬしている相手の姿を見た時の愉悦感たるや。  -- 名無しさん  (2018-05-15 13:30:29)
- ビートダウン系デッキに対する最大のカウンター。ただそれ以外のデッキだと…  -- 名無しさん  (2018-05-16 22:31:04)
- 聞いた話だが近年では展開力のあるデッキと当たってかわし続けるとカウントダウンより先に相手がデッキ切れになって勝利することもあるとか…  -- 名無しさん  (2020-03-06 13:29:49)
- デュエルリンクスには、まだないんだよなぁ……。  -- 名無しさん  (2020-03-06 16:59:29)
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