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終焉のカウントダウン(遊戯王OCG)

登録日:2011/02/16 Wed 21:20:46
更新日:2026/07/25 Sat 00:32:36
所要時間:約 4 分で読めます





???「《終焉のカウントダウン》……このカードを発動してから20ターン後にてめえは死ぬ
その20ターンの間に自分の罪深さを思い知れ!」


《終焉のカウントダウン》とは、『遊戯王OCG』に存在するカード。

《終焉のカウントダウン/Final Countdown》

通常魔法
(1):2000LPを払って発動できる。
発動したターンを1ターン目として数えて20ターン目のターン終了時に自分はデュエルに勝利する。



概要

第3期5番目のパックである「闇魔界の脅威」で登場した。

数少ない特殊勝利を可能とする魔法カードである。
このカードを発動して20ターンの間生き残りさえすれば問答無用でデュエルに勝利できる、シンプルながら侮れない効果を持つ。

これ以外に特殊勝利出来るのは、長い間《封印されしエクゾディア》・《ラストバトル!》・《毒蛇神ヴェノミナーガ》・《ウィジャ盤》位だった。
その後ファンサービスとか《ゴーストリックの駄天使》とか「トムの勝ちデース!」とか増え続けていく。
今じゃ20種類以上の特殊勝利が存在しておりその内2つは「相手が勝つ」だが、これからも増えていくだろう。

他の特殊勝利カードと比較すると、この通常魔法を発動さえできればいいのがポイント。
一度発動さえできてしまえば後から止める事は不可能なので、上記の他カードのようにハンデスを警戒しながらデッキを掘り進めたり、面倒な召喚条件を満たしたり、特定のカードを守ったりしなくてよいのは大きな利点。

ただ、決して少なくないライフコストを払った後に20ターン耐えるというのはなかなかに難しい
第12期現在の遊戯王OCGならば数ターンどころか1ターンもあれば相手を斃せるデッキが無数に存在する。
このカードを使うならばこのカードに勝ち筋を絞った専用デッキを組む必要がある。


しかし、その専用デッキを組むと、このカードの強さは一変。

コンセプトはずばり「カウントダウン撃ったらひたすら防御固めて生き残る」
現環境では効果で破壊したり、特殊召喚したモンスターで殴るのが主体なので、それを凌げばいいことになる。
こっちから攻撃は基本行わず、ただただ身を守ることに専念するデッキである。

大会では地雷デッキ(=環境ではあまり対策されていないデッキ)として結果を残すこともある。
特に魔法・罠への意識が下がっている時は勝ちやすい。
反面、無効化・制圧系のデッキが流行している時期は勝ちにくい。

この20ターンとは「お互いのターン」で20ターンなので相手が動けるのは実質10ターンである。
一方デッキの枚数は40枚。つまりこのカードとドローソースやサーチカードで10枚ほど消費したとしても、残り30枚は全部妨害カードを積めるのだ。
ただし、この辺は好みもあるので妨害カードを必ず30枚にする必要はなく、ドローソースやサーチカードを多めに入れる構築も選択肢になり得る。というよりカードの種類の問題でそうなることが多いだろう。
場合によってはこのカードのコスト以外ノーダメで完封勝ちすら狙える。

また、勝つためには必然的に20ターン以上かかるので、マッチになると長期戦になることも。
大会運営などに支障をきたす恐れもあるため、心配な場合は運営に確認しておくことが望ましい。

状況次第では


「私のライフは残り500。あと一撃で死ぬからさっさと倒したらどうなの?
ちなみに私のフィールドは《サイバー・ヴァリー》と《マシュマロン》。
魔法・罠は《スクラム・フォース》と《くず鉄のかかし》。
手札は《速攻のかかし》と《エネミーコントローラー》と《クリボール》と《速攻のかかし》と《バトルフェーダー》だから。
さて、私はターンエンドを宣言。あなたの命はあと6ターンよ」


とライフが少なくても某ひたぎさんばりに強気で戦うことが出来る。
直接火力が飛んできたら?諦めろ。
《サイバーポッド》をリバースされたら?ガタガタ震えながらディスティニーシャッフルをお祈りしろ。

あるいは


「さあ、振り切るぜ」
「20ターン。それがお前の絶望までのタイムだ」


と、どこぞの赤い刑事さんの変身するライダーよろしく戦うのも一興か。

あるいは冒頭のように世紀末救世主っぽく宣告して発動するもよし。
幸い、一度発動に成功すれば、その後に「20ターン?面白い、ならその20ターン数えてやろう」などとカウントダウンを無効化してくるカードはまず無いので安心?である。

ちなみに、『タッグフォース』では、無駄に凝ったエフェクトでカウントダウンされる。


相性の良いカード

必要なのは相手の攻撃を止めるカード・防御手段と、《終焉のカウントダウン》を引き当てるためのドローソース。
最近は永続ロックが通じにくいため、「使い切りの防御カードで1ターン凌ぐ」を10回繰り返すタイプが主流。

防御系カード

  • バトルフェーダー》・《速攻のかかし》・《ゼロ・ガードナー》・《クリフォトン》・《クリボール》・《クリボー》など
攻撃を封じたり、ダメージを0にする効果を持つモンスター達。
特に相手のバトルフェイズを終了させられる《バトルフェーダー》と《速攻のかかし》は優先度が高く、この2枚はフル投入も検討できるだろう。
他にもライフコストが必要だが全てのダメージを無効化できる《クリフォトン》や他のモンスターを守りつつも戦闘ダメージを無効化できる《ゼロ・ガードナー》もよく投入される。
これらでも足りない時には他のカードの投入も検討できるか。

  • 《サイバー・ヴァリー》
攻撃対象にされた時、場から除外する事でバトルフェイズをスキップ+1枚ドローという頼もしい性能を持ったカード。ただしライトニングは天敵。
相手がバーンデッキなどで攻撃を仕掛けてこなくても、1体のモンスターと一緒に除外すればカードが2枚もドローできる優れた奴。

  • 《手をつなぐ魔人》
  • 《スクラム・フォース》
フィールドの表側守備表示の守備力の合計分だけ守備力をアップさせ攻撃対象を自分に限定する効果を持ったモンスターと、表側守備のモンスターに効果破壊耐性を与える罠カード。
守備力の高いモンスターを並べればただでさえやっかいなのに、そこに戦闘破壊耐性持ちと《スクラム・フォース》があれば要塞と化する。

全てレベル10ながら、自分フィールドにモンスターが存在しない場合リリースなしで召喚できるモンスター群。
戦闘・効果破壊耐性を持つので壁としての性能は優秀で、デッキコンセプト上自分フィールドにモンスターを残さない事も多いため《時械神メタイオン》のバウンス効果とも好相性。

強力なパーミッションデッキの一方で勝ち筋に欠ける、【宣告者】系統のデッキに投入されるケースもある。
《終焉のカウントダウン》が引けない状況でも持ちこたえやすい一方、ロックを崩されると一気に敗北するケースも。

  • 相手モンスターをリリースして(特殊)召喚できるカード
壊獣・《ヴォルカニック・クイーン》・《サタンクロース》・《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》・《ラーの翼神竜-球体形》・《帝王の烈旋》などが該当。
天敵ともいえる無効化系モンスターを後出しで確実に除去できる。

  • 戦闘破壊耐性のあるモンスター
文字通り壁。《マシュマロン》・《魂を削る死霊》・《アルカナフォース0-THE FOOL》などが該当する。
貫通ダメージを持つモンスターが天敵なので、エクシーズモンスターやリンクモンスターなどの素材にできるようにしておきたい。

ご存じエネコン。
攻撃してきたモンスターを守備表示にしたり、攻撃力の高い相手モンスターを奪ってそのターンの全ての攻撃を凌ぐ等応用が利く。

モンスターを裏側守備表示にするカード。
相手のシンクロ召喚などを妨害したり、モンスターの攻撃を防いだりといぶし銀的な活躍が見込める。

  • 《つまずき》・《平和の使者》・《レベル制限B地区》
  • 《グラヴィティ・バインド-超重力の網-》
ロックカード。
古くから【終焉のカウントダウン】に投入されてきたカードだが、除去の蔓延とレベルを持たないエクシーズリンクモンスターの登場で信用度が下がっている。

  • 《威嚇する咆哮》・《和睦の使者》・《覇者の一括》・《魂の氷結》
相手の戦闘をさせない罠カード群。
相手スタンバイフェイズのみ発動できる《覇者の一括》以外はフリーチェーンなので、相手に破壊されても気にならない。

ご存じ戦闘モンスターの攻撃を無効にするかかし先生。
再利用できるため、1ターンに1度攻撃を防ぐカードとして運用できる。

  • 神の宣告》・《魔宮の賄賂》・《ギャクタン》・《マジック・ジャマー》・《盗賊の七つ道具》などのカウンター罠
《終焉のカウントダウン》を無効にされては意味がないので、相手のカウンターにカウンターをして守る。
上述の通り、一度《終焉のカウントダウン》発動に成功してしまえば、後は止める手段は全く無いので発動を守り抜くことが大事。

  • 各種除去カード
フリーチェーン防御だけでは相手の攻め手が減らないので、魔法・罠でも相手モンスターを潰しつつターンを稼ぐ。
サンダー・ボルト》・《ブラック・ホール》などの汎用カードはもちろん、《激流葬》・○○フォース・《次元幽閉》・《破壊輪》などの召喚・攻撃反応型除去も投入したい。

フィールド魔法屈指の問題児ロックカード。
モンスターの攻撃を封じ、モンスターの効果を発動できなくするという近年のデッキに刺さりまくるロック強度で有名。罠サーチの《悪魔嬢リリス》+《メタバース》、《終焉の地》も追加で採用しても良いかもしれない。詳細はリンク先へ。
規制前は専ら【魔鍾洞】方の勝ち筋として《終焉のカウントダウン》が使われていた*1
しかし、擁護できない大会での暴れ方の質もあって禁止カード入り。サレンダールールが公式化されても緩和の気配がないので、釈放は当面厳しいだろう…。

ドローソース

  • 《カードカー・D》
このデッキならデメリットは無いも同然。
1ターンに1枚の《強欲な壺》と化す。

  • 《デス・ラクーダ》
反転召喚成功時にカードを1枚ドローできるサイクル・リバースモンスター。
戦闘破壊をされにくいデッキだからこそ維持しやすいカードなので、何度も利用が見込める。
ただ相手のデッキによってはデッキ破壊で負ける場合があるので、ご利用は計画的に。

  • 《一時休戦》・《成金ゴブリン》・《強欲で謙虚な壺》・《強欲で金満な壺》・《金満で謙虚な壺》・《封印の黄金櫃》など
ドロー・サーチ関連の魔法カード。
専用サーチが存在しない《終焉のカウントダウン》をなるべく早く手札に呼び込む為に何種類か入れておきたい。
また、これらのカードは大半がデメリットを持つが、どれも《終焉のカウントダウン》に特化した場合あまり気にならない。《一時休戦》に至ってはほぼメリットである。

そのデュエル中は手札のモンスター効果の発動を放棄する代わりに、自分の通常ドローを2枚ずつにできる魔法カード。
元々長期戦が前提のこのデッキと相性は良いが、《バトルフェーダー》・《速攻のかかし》といった手札誘発系のカードは軒並み使えなくなる。
このカードを採用する場合は防御手段を罠カード中心にするなど、通常とは異なる構築が求められる。

その他

他のデッキではまるで出番がないが、このカードでカウントダウンを早める事ができる。
最後のカウントのターンに発動すると効果処理後に勝利する。
【終焉のカウントダウン】のミラーマッチで先にカウントダウン開始されてもこのカードで巻き返しができる!…かもしれない。
満足デッキ】ならこいつを使いまわすことで相手に何もさせずに先攻1キルが可能。まぁもちろん理論上の話であるが。


弱点

弱点は、まず運に左右されやすい事。
上述した通り、一度《終焉のカウントダウン》の発動さえできてしまえば後は相手の攻め手を躱す事に専念するだけだが、それ以前に《終焉のカウントダウン》を引けなければ当然勝てない。
かと言って《終焉のカウントダウン》や各種ドローソースを漠然と増やすだけでは、手札事故率の上昇にも繋がってしまう。
特に、《終焉のカウントダウン》が手札にダブついたり、発動後に2枚目以降の《終焉のカウントダウン》をドローしてしまった場合は完全に死に札と化してしまう*2ため、何らかのコストに充てるなどの工夫も欲しいところ。
総じて、これらの投入枚数のバランスには十分気を付けなければならない。

そして戦闘以外の勝利を狙うデッキ全般。
何しろダメージソースと呼べるものがほぼ無い上、デッキ全体が対ビートダウンに特化し、勝利条件を満たすのにどうやってもターン数がかかる。
よって【バーン】・【デッキ破壊】・【エクゾディア】には速さで追いつけないし、妨害手段も無いのでまず勝ち目がない。
【バーン】からすれば勝手にライフを2000も削ってくれるいいカモである。

決闘者C【カウントダウン】「初手《終焉のカウントダウン》発動!
お前の命は後20ターンだ!俺のデッキがお前を地獄に連れて逝くぜ!
決闘者B【フルバーン】「な゛に゛!?(20ターンもくれるのか……?)

そして相手の《終焉のカウントダウン》。
ミラーマッチになったとき先にこのカードを発動されたら……
自分から攻める事はほぼ考えないデッキである以上、こちらの勝ち筋はほぼ潰えたも同然になってしまう。

普通のビートダウンデッキから飛んでくる弱点は、《王宮のお触れ》等の無効化カード。
もしくは発動できないうちに防御札を割れる《サイクロン》系のカード。
デッキをフリーチェーン防御で固めようが、デッキがバレた瞬間から相手はエンドフェイズの破壊に切り替えてくるだろう。

永続無効でなくとも、1ターンを1枚で凌ぐデッキなので2枚以上使わされるとどこかで動けなくなる。
同じ理屈で、X-セイバーや《氷結界の龍 トリシューラ》などの1回のハンデスが致命傷に至る事もある。
時間稼ぎ用のモンスターを根こそぎ叩き落とす《魔のデッキ破壊ウイルス》は天敵だろう。

あまり見ないカードであるが、封魔の呪印》は天敵中の天敵
同名カードの使用を封じる効果を持つため、勝利が絶望的な物となる。
《封魔の呪印》ほどではないが《呪術抹消》も致命傷になり得る。


大会において

余談だが、大会でこのカードを使う際には注意が必要である。

というのも、
  • 大会は1決闘40分。
  • 引き分けで勝敗がつかなかった場合、エクストラターンに突入する。この時ライフが多いほうが勝ち。

つまり、ターンを時間ギリギリまで使われ、相手がある程度遅延プレイをすれば、自然とエクストラターンに入ってしまい、ライフコスト差で負けてしまう可能性がある。

もっとも、一戦目で時間を使わせ勝利を取ればサイドチェンジでライフゲインにスイッチすればいいだけなのだが。
というか相手の遅延を訴えれば警告やゲームロス、マッチロスなどを与えられるだろう
逆に【終焉のカウントダウン】と当たった場合に露骨な遅延行為は避けるべきであろう。

このカードは何かと大会進行の妨げになりやすい等の理由で、非公式大会でオリジナル制限を課す場合真っ先に制限対象となりやすい。
また、海外の制限リストだと公式で制限カードとなっている。




《冥殿のカウントダウン》

2000LPを払って発動できる。
発動したターンを1ターン目として数えて20ターン目のターン終了時に自分は追記・修正する。

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最終更新:2026年07月25日 00:32

*1 《波動キャノン》のイメージが強い人も多いだろうが、こちらは残像効果なので発動できれば除去される恐れがない、フィールド魔法なので魔法・罠ゾーンも1枚ぶん余裕を持てるという強みがある。

*2 一応、《マジック・ジャマー》などで1枚目の発動を無効にされるというケースも考えられるため、間違いなく腐るというわけではないが。