Dr.フォアグラー(コロッケ!)

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Dr.フォアグラー(コロッケ!) - (2014/11/16 (日) 16:19:31) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/01/13(金) 07:15:04
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 2 分で読めます

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漫画[[コロッケ!]]の登場人物。

以降、本編の重大なネタバレを含みます。










【概要】
バンカー集団[[BB7>BB7(コロッケ!)]]のメンバー・ニガリの正体にして、理不尽なルールで次々とバンカーをピザの斜塔の壁へと変えていく裏バンカーサバイバルを開催した黒幕。
ニガリは寡黙な青年だが本体の彼は恐ろしい狂乱の笑みを浮かべた老人。
かつてバンカーによって家族を滅茶苦茶にされた恨みから、地上に存在する全てのバンカーを滅ぼす為にピザの斜塔にバンカーをおびき寄せ葬っている。
第4階戦のババ抜きバトルにてルッコラに指名された際に正体を現し、その場で「ババ(主催者である自身)を引いたら即失格」というルールの下、彼女を脱落させる。



その正体は&bold(){[[カラスミ>カラスミ(コロッケ!)]]・[[アンチョビ>アンチョビ(コロッケ!)]]の実の父親で禁貨ゴーグルを開発した科学者}。




【事の経緯】
その昔、グランシェフ王の命令により「バンカー同士の争いを無くし平和を守る為」に何年もかけて禁貨ゴーグルを発明。
しかし禁貨ゴーグルが完成したその日、その噂を聞きつけて来たアイスバインというならず者バンカー達が協力を要請してくる。
取引に応じなかった彼はその場でアイスバインに首を締め上げられてしまい、助けようとした息子達も手下にねじ伏せられてしまう。

そして、アイスバインは息子達の目の前でフォアグラーを殺す。


父親が死んだと思ったカラスミとアンチョビは「絶対的な力」を手に入れるべくそのまま&font(red){フォアグラーを放置して}旅に出た。





しかし、なんと彼は生きていた。

駆け付けたグランシェフ王の前で息を吹き返すが、息子達がどこにもいない。


#center(){&font(#999999){まさかやつら、私の子供達にまで手を下したのか……!?}}



#center(){{{
&font(#999999){うわああああ――――!!!}
&font(#999999){返せ!子供達を返してくれ――――!!}
}}}




そう泣き叫び発狂する。
そして、&font(#cc0000){&bold(){バンカーに家族を奪われた恨み}}だけが残り、一切の記憶を失ってしまう…



その後どのような経緯かは定かではないが、ニガリというバンカーの姿でBB7に潜入する事に成功した彼はピザの斜塔を発見。
持ち前の発明技術により自身の刀と奈落の底を連動させ、塔の番人を名乗りバンカー達を血祭りに上げていく。



【劇中での活躍】
当初は塔の番人を名乗り、空中浮遊する目玉型カメラで主催者として大会を仕切る。
端から不意打ちで開始し顰蹙を買うがそれ以降もバンカー達を甚振り苦しめるやり方によって戦いを強いていく。

その悪辣ぶりは、コロッケですら激情と怒りに飲まれ掛け、劇中で初めて問答無用の憎悪を向けるほどであった。

またニガリとして参加して何食わぬ顔で勝ち進み、上記のババ抜きバトルでルッコラを奈落の底に落とした。


ラストバトルが始まる時に主催者である事をニガリの姿で自ら明かし、自分を攻撃したら即失格という無茶苦茶な条件を突きつけ牽制した。


なお、リゾット対レモネード戦でのコロッケ達のやり取りや、T-ボーン対アンチョビ戦でカラスミ達の名前が挙がった事やT-ボーンの散り際の言葉と仲間達の葛藤を見て、
失われた記憶が戻りかかった他、バンカー達の善良な部分を垣間見、復讐心が僅かに揺らぐが、
(カラスミが実は生き延びていた事を知らない)アンチョビが禁貨を手に入れる事を優先する姿勢を見せた事で
再度バンカーへの憎悪と軽蔑が蘇り引き続き大会を続行する事にした。記憶も戻らないままだった。


また、バンカー達を罠にはめる過程で国際安全機構を装った偽金貨生産・売買組織「世界なかよし協会」を立ち上げて世界を混乱させていた黒幕でもある事が判明した。









以下、とても悲しい結末。






裏バンカーサバイバル準決勝戦でアンチョビを指名し2人は決勝進出を掛けて戦う事に。

念のためもう一度言うが彼は&font(red){記憶喪失により息子達の事は忘れている}為、何も迷う事無く憎むべきバンカーの1人として容赦なくアンチョビを攻撃し追い詰める。


事実を知ったコロッケの制止も聞かず最後の攻撃に繰り出したその瞬間、お互いの変身が解け本来の姿が現れる。




アンチョビの本来の姿を見て蘇るのは



愛する息子の姿…幸せだった家族との日々……






だが、攻撃の手を止められずお互い相手に止めを刺してしまう。



#center(){&font(#999999){会いたかった……}}




そう呟き、彼もアンチョビも事切れる。



カラスミがやっとの思いで辿り着いたのはその次の瞬間の事。


あまりにも悲しい親子の再会だった。




本作及びコロコロの歴史に残る可哀想な親子ではあるが、同時にあまりにも身勝手な悪役であったのも確かである。
家族を奪われ絶望と憎悪だけが残りどん底にまで落ちたとはいえ、彼と息子達が憎悪の矛先を向けたのはグランシェフ王を除けば全く無関係の人達ばかりであり、やってきた事自体は八つ当たりに過ぎない。
この事は生き残った息子カラスミも深く自覚しており、コロッケ達がピザの斜塔の禁貨で家族を生き返らせようと提案した際
「俺達家族は散々世界中で酷い事をしてきた、助けてもらう資格などない……」と断っている。
フォアグラーとアンチョビの「死」及び「2人を自力で生き返らせる」というカラスミの使命は、彼ら親子3人の罪の報いと贖罪なのかもしれない……




【能力】
気になる実力だが、その過去が過去な事もあって恐らく劇中最強クラスと言っても差支えない強さを見せている。
第一に、元科学者としての天才的頭脳が最大の武器。誰にもその実態のわからない禁貨に反応し察知する禁貨ゴーグルという夢のようなアイテムを開発した事、バン王によって作られたピザの斜塔に原理不明の改造を施している事等、現代の人類が成功させていないような発明を見せている。
更に、元は一般人の父親として戦いとはおよそ無縁なごく普通の暮らしをしていたであろうはずなのにバンカーに成りすます事が出来たほどの身体能力を習得しており、裏バンカーサバイバル本戦を余裕の表情で勝ち進んでいる。

そして何より&font(red){あのバーグですら丸3日間も苦戦させられたアンチョビのパーフェクトリバースを(描写からするに発明品等の小細工なしで)使わせる隙を与えず攻撃を繰り出しアンチョビをほぼ一方的にボロボロに痛めつけている。}
この為に「彼はバーグよりも格上なのでは?」と推察している読者も少なくなく、某掲示板でバンカー格付けを行うと常に物議を醸している。
少なくとも、戦士としてもとてつもない天賦の才能を有していた事は間違いないだろう。
何しろあのカラスミ(状態変化)とアンチョビ(変身・再生)兄弟の父親なわけだし。

必殺技については[[ニガリ>ニガリ(コロッケ!)]]の項を参照。
DS版ではDr.フォアグラーとしても操作できる。技は全て発明品絡みのもの。


【ゲームでの活躍】
DS版に登場する。
一応時系列は裏バンカーサバイバル編後のはずだが、彼自身もアンチョビも生存しており本人も息子達が生きていると認識している。
恐らく「もし、裏バンカーサバイバルでの悲劇が起こらなかったら」という一つの可能性を描いたパラレルワールドなのかもしれない。
天空人によって襲撃された息子達を見て誤解が生じ、ズッキーニと共に行動していたコロッケ達を攻撃する。
元が一般人でありながらやはり強い。
戦いによって一応誤解は解けコロッケ達を静かに見送りこう呟く。
「世の中があんなバンカーばかりなら、私(達一家やグランシェフ王)も禁貨ゴーグルなぞ作る必要は無かったのにな…」

全くもってその通りである。本当に、どうしてこうならなかった…


【関連事項】

・禁貨ゴーグル
彼が発明した、禁貨の存在を察知できるレーダー機能の付いた眼鏡。
禁貨の枚数を表示する他、より広いマップを見て遠く離れた禁貨のある場所を特定する事も可能。
まさにバンカー達にとっては夢のアイテムだが、実際にはそれが仇となり多くの人々を不幸にした。
アイスバイン一味に強奪されたが、一味がバーグに倒された後、
バーグがグランシェフ王に託した事で二度と上記の様な悲劇が起きない様にと長らくグランシェフ王国にて封印されていた。
(「だったら何故この時に破壊しなかったんだ?」とかツッこんではいけない。)
XOがこっそり手に入れたのをコロッケが取り返し、裏バンカーサバイバル編ではずっと装着していた。
最後はコロッケがカラスミに返すが、それまでの一連の流れから「このゴーグルこそが真の全ての悲劇の元凶」だと悟ったカラスミの手によって即座に破壊された。



・XO
CV.[[鈴木琢磨]]
世界なかよし協会の一員でDr.フォアグラーの部下。清楚な短髪と眼鏡が特徴。
バラエティー豊かな司会者として振る舞っているが本性は卑劣な野心家であり、命令によって回収した禁貨ゴーグルで禁貨を集め世界の王になろうとほざいていた悪党。
だがこいつ自身は小者の雑魚であり、どんな悪事を働いてもどんな汚い手段を使ってもコロッケ達の敵ではなく即座に倒されていた。
一応マンモス3頭分のハンマーを背負ったコロッケを指一本で持ち上げる腕力を披露しているが実戦に生かされることはなかった。
フォアグラーとアンチョビの真の関係を知っていながら、「この(2人の命懸けの)バトル、見ものですよ」と笑い飛ばす辺り、コロッケ!の登場人物の中でもガチで腐った根性の持ち主。



・グランシェフ王
禁貨ゴーグルの制作を提案した依頼主。詳細は[[こちら>グランシェフ王国(コロッケ!)]]も参照。
その為ある意味アイスバインに匹敵する本作の悲劇の全ての元凶。



・[[バーグ>バーグ(コロッケ!)]]
実はアイスバイン一味をたった1人で一蹴して禁貨ゴーグルを奪い返した。
禁貨ゴーグルの力を聞かされ当然驚くが「俺には必要ない、禁貨は自分自身で見つけ出してこそ価値がある」と言ってグランシェフ王に託した。
奇しくもコロッケも同じ事を言って最後カラスミに禁貨ゴーグルを返している。
しかしまさかそのゴーグルが遠因で命を落とす事となろうとは、本人も思ってみなかっただろう・・・



・アイスバイン
Dr.フォアグラーの真の仇。腕が自在に伸びる鎖でできているバンカー。
Dr.フォアグラーの凶行…もとい、ぶっちゃけ極端な言い方をすると&font(red){本作における悲劇の全ての元凶。}
禁貨ゴーグルの噂を聞きつけ、部下と共に禁貨ゴーグルを強奪。部下を使って幼かったカラスミとアンチョビにも手をあげた。
「この世は力が全て、力無き者は死あるのみ」と言い放ち、伸ばした腕を使い子供達の目の前でフォアグラーを高所から投げ落として殺害するという途方もなく非道な手段でトラウマを植え付け、家族の全てを壊した。
その後、これが原因でカラスミは数々の破壊活動を行い、アンチョビはバーグを殺害し、一命を取り留めたフォアグラーは復讐の鬼と成り果てた。
直接的な責任はその手で殺害したアンチョビにあるとは言え、バーグはこいつらに殺されたも同然である。
しかし、力が全てと豪語して見せたものの所詮は一般人にしか強く出られない小者に過ぎず、最後は複数でバーグにバンカーバトルを挑み、全員倒された。
その後の安否は明らかにされていないが、何処かで因果応報な末路を辿ったと祈りたいものである…。

ただし、当のカラスミは上記の通り最終的にはコロッケから渡された禁貨ゴーグルを全ての悲劇に対する元凶と見なしてその手で破壊しており、
彼らに限らずバンカーなら誰もが血眼で欲しがるだろうなアイテムである禁貨ゴーグルを生み出した彼らフォアグラ一家やグランシェフ王にも決して非は無いと言えない訳では無いと言う点だけは覚えておくべきではあるだろう。



追記・修正お願いします

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- ぶっちゃけ禁貨ゴーグルなんてアイスバインで無くても血眼で欲しがりそうな物の制作を依頼した国王にも責任はあるのに、バーグの死の責任まてそいつらに押し付けるもどうかと思うわ。そんな訳で一部編集して宜しいでしょうか?  -- 名無しさん  (2014-11-14 11:25:53)
- テトグラーwww  -- 名無しさん  (2014-11-14 19:34:40)
- 息子のアンチョビとは似てないけど出てこなかった奥さんの方に似たんだろうか フォアグラー自身は特殊能力なかったからカラスミやアンチョビの体質は母親の遺伝?  -- 名無しさん  (2014-11-14 23:40:15)
- そういやコロッケのかーちゃんもどんな人だったんだろうな。  -- 名無しさん  (2014-11-14 23:59:32)
- さすがに国王に責任を押し付けるのは傲慢過ぎるな 現実でも国連とかの行動も失敗してるのもあるし  -- 名無しさん  (2014-11-15 01:31:51)
- 続き 殺し合いにまで発展してるバトルに何かルール作りたかったのかも  -- 名無しさん  (2014-11-15 01:34:34)
- 実力があるのは間違いないけどサバイバルのは主催者だからルール把握してるわけで一抜け突破が多かったな  -- 名無しさん  (2014-11-15 11:04:12)
- ↑3国王の事だが確かにに少し言い過ぎた所もあったから一部訂正しといた。意見くれてありがとうございました。  -- 名無しさん  (2014-11-15 12:30:11)
- Greatが発売された当時はまだフォアグラーが正体だという情報出てなかったっけ?そうだったらニガリを演じた中の人が比較的若かったにも関わらずフォアグラーを演じたのも仕方なかったかもね  -- 名無しさん  (2014-11-15 12:41:27)
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