紅蓮魔獣 ダ・イーザ

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紅蓮魔獣 ダ・イーザ - (2019/07/17 (水) 19:36:35) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2019/07/16 (火) 23:45:17
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます

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#center(){&font(#9900000){&big(){とべ!紅蓮ダ・イーザ}}}

「紅蓮魔獣 ダ・イーザ」とは[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]に登場するカードの1枚。
初収録は「混沌を制す者(306)」。


*【効果と解説】
#blockquote(){効果モンスター
星3/炎属性/悪魔族/攻   ?/守   ?
このカードの攻撃力と守備力は、
ゲームから除外されている自分のカードの数×400ポイントになる。}

自分の除外したカードも枚数分パワーアップする、いたってシンプルな脳筋モンスターと言った所だろう。
倍率は1枚につき400と高くカードの種別と、表裏も問わないため類似カードに比べるとかなりの勢いで成長する。
6枚で上級ラインの2400、&bold(){10枚で並みの高打点は倒せる4000、&font(#f00){更に13枚を超えるとあの[[ライトニング>SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング]]すら一方的に殴り倒せる。}}
更に守備力も同等の数値で上がるため表示形式変更カードに強く、セットしておくと強大な反射ダメージも狙える。
ただし元々の攻撃力は実質0のため除外されたカードがないor少なすぎると全く使えない。

化け物染みた打点を持つことが可能なモンスターだが&bold(){なんと召喚条件も何もない下級モンスター。}
通常召喚から出てくるため、近年増える攻撃力が高くて特殊召喚されたモンスターに強い効果を持つ制圧カードなんかも突然登場して殴り倒せる。
昔はレベル3のためB地区などのロックカードを潜り抜けられるのが利点になってたりした。
永続効果なので効果の発動を無効にするカードにも引っかからないが、前述の通り元々の攻撃力は実質0のため効果無効を喰らうと雑魚モンスターと化してしまうのには注意。
採用率が高い無限抱影は特に意識して動きたい。

いくら強大な打点を得られると言ってもただの脳筋に過ぎない。
悪魔族は恵まれていると言っても、炎属性で攻守?と非常にサーチ・リクルートがしにくいステータス。
クリッターでのサーチやUFOタートルでのリクルートに対応せず安定して場に出すのはやや難しい。%%元ネタがUFOロボなのに非対応とは%%
相性の良いカードは無差別にデッキトップを除外していくものが多く巻き込まれやすいため、このカードに頼り切ったデッキ編成は危険。
そのためこのカードを引けなくても勝ち筋が作れるデッキ編成が好ましい。
[[壷>強欲な壺(遊戯王)]]が多数投入されることから、メタビート寄りな編成が多い。

昔は簡単に除外枚数を大幅に増やせるカードが少なく、ネクロフェイス程度だった。
ネクロフェイスではD.D.ダイナマイトと並ぶ裏のフィニッシャーの役割を持っていたがネクロフェイスが規制され、これといって凄く相性の良いカードがなくなってしまった。
しかし、九期後半辺りからごく一部のカードにしか存在しなかった概念である裏側除外をコナミがコストとして目を付けたことから相性の良いカードが急増し始める。
再利用がしにくい裏側除外でデッキリソースを大量に喰い荒らす代わりに強力な効果をもたらすカードが増えたため、ダ・イーザの攻撃力を上げるための除外もただの除外肥やしに留まらなくなった。
2019年春発売のRISING RAMPAGEに絶妙なシナジーを発揮する機巧蛇-叢雲遠呂智(後述)が登場した事によりダ・イーザを軸としたデッキが完成し、生み出されて実に16年というTCGの歴史でも異常とも言える遅咲きをして環境へと殴り込みをかけるのであった。
現在では評価が上がっているのだが、最後に収録されたのが2005年発売の再録パック「EXPERT EDITION Volume.2」で、その他の収録も初出の「混沌を制す者」だけのため収録回数そのものが少ない。
そのためノーマルカードにしては高めの値段で取引されている。

2019年7月には[[遊戯王デュエルリンクス]]にログインボーナスで実装された。
現在は1枚しか手に入らないが、カードプールに下記のカードも何枚か入っており、複数枚入手可能になった場合も含めて初期ライフがOCGの半分のスピードデュエルでどれだけ暴れられるか注目を集めつつある。

英語版でのカード名は『Gren Maju Da Eiza』
…そのまんまやんけ。

*【相性の良いカード】
主に除外枚数を稼ぐカードだが、後半にダ・イーザ自身を引っ張り出すカードも少し紹介。

・強欲で貪欲な壷
&bold(){デッキトップを10枚裏側で除外}して2ドロー。
既に持っているorドロー効果で引くと4000以上になったダ・イーザが即降臨する。

・強欲で金満な壷
&bold(){エクストラデッキをランダムで6枚裏側で除外}して2ドロー。
枚数はやや少なめだがダ・イーザが除外に巻き込まれない利点が存在する。
またデッキ編成や採用カードによってはエクストラのリソースを荒らされるデメリットも気にならなくなる。

・百万喰らいのグラットン
&bold(){手札・フィールド・エクストラデッキのカードを5枚以上裏側で除外}して特殊召喚。
基本的にエクストラを除外するため上記の強欲で金満な壷とはリソースを喰いあう可能性があるのには注意が必要。
召喚権を使わずに登場し戦闘する相手を裏側除外で除去するため、メタビートが苦手にしがちな破壊耐性持ちを葬れる。
またコストは&font(#f00){最低5枚であって上限は決まっていない}ため決着をつけに行くタイミングでは除外枚数を水増しするのも有効。
こいつ自身も除外枚数に応じて打点がアップするが自他問わないとはいえ裏側限定な上に1枚につき100なのであまり期待はできない。
とはいえダ・イーザを採用したデッキなら少し頑張れば2000程度なら乗せられる。

・機巧蛇-叢雲遠呂智
手札・墓地にいる時に&bold(){デッキトップから8枚裏側で除外}して特殊召喚。
フィールドにいる時に&bold(){エクストラデッキのカードを3枚裏側で除外}してフィールドの表側のモンスター1枚破壊する起動効果をもつ。
上記の効果は1ターンに1度どちらかしか使えないので相手のエンドフェイズに特殊召喚し、自分のターンに除去効果を使うのが理想。
これをやるだけで前を退かしつつ除外枚数が11枚増える。自身も上級ラインを少し上回る2450の攻撃力を持ち殴りに行ける。
また特殊召喚しやすいレベル8のためランク8エクシーズを狙うのも手。
このカードの登場により【叢雲ダイーザ】が誕生した。

・妖精伝姫-シラユキ
墓地に存在するときに&bold(){手札・フィールド・墓地からカードを7枚除外}して特殊召喚。
また召喚・特殊召喚時に相手のモンスター1体を裏守備にする効果を持つ。
特殊召喚効果はフリーチェーンなので妨害に使え、1ターンに1度の制限もないため複数回発動して一気に除外ゾーンを肥やすことができる。
主に墓地から除外することになるので、使うなら別途墓地肥しのギミックも用意しておきたい所。

・ネクロフェイス
このカードが除外された場合に&bold(){お互いのデッキトップを5枚除外}する。
準制限・無制限だった時代は2枚目を巻き込んで連鎖していく上に、除外のデッキ破壊かつ枚数が多いため凶悪なデッキ破壊手段だった。
昔はダ・イーザと言えばこのカードと合わせるのが定番だったが、制限の現在では1枚を使い回し続けるとしても厳しい。
また召喚成功時に&bold(){お互いの除外されたカードを全て戻す}というダ・イーザの狙う事と真逆の事を起こす効果がある。
裏側で飛ばされてしまったダ・イーザを戻したり、リソースが切れて使えなくなった壷を使える様にしつつネクロフェイズも高攻撃力を得るため完全に相性が悪い訳ではない。

・シュトロームベルクの金の城
自分のスタンバイフェイズに&bold(){維持コストとしてデッキトップを10枚裏側で除外}。
金の城のカード名が記されたモンスターをリクルートする効果があり、そこからの展開はダ・イーザ以外の勝ち筋に成り得る。
しかし、この効果を使うとそのターン通常召喚ができなくなるためダ・イーザを持っていても出せなくなり、除外コストの支払いも自分のスタンバイフェイズと普段は遅いのがメリットだがダ・イーザとしては少し痛い。
初動はこのカードで展開し盤面を整えつつ、崩されたらダ・イーザで反撃をしに行くのが理想だろうか。

・[[マクロコスモス>マクロコスモス(遊戯王OCG)]]、閃光の追放者
&bold(){フィールドで存在する限り墓地へ送られるカードは代わりに除外される。}
他のカードと比べると地道に増やしていくことになるため、豪快な墓地肥しをするには手札抹殺や名推理などの墓地肥し手段が必要になる。
墓地肥しが前提なら上記のシラユキの方が使い勝手がいいが、これらのカードはメタカードとして相手の動きを牽制できる。
そのため相手の動きを鈍らせつつ除外枚数を増やしていくことが可能。
同じ永続メタとしては永続魔法の次元の裂け目もあるが、こちらはモンスターしか除外できない。

・魔界発冥界行きバス
闇と光以外の悪魔族モンスターをサーチできる。
数少ないダ・イーザの確定サーチ。
しかし発動条件がリバースのため遅く安定性も欠ける。

・炎星侯-ホウシン
シンクロ召喚成功時にデッキから炎属性のレベル3モンスターを特殊召喚できる。
炎属性チューナーを指定するレベル6シンクロ。
[[デスガイド>魔界発現世行きデスガイド(遊戯王OCG)]]と違い効果は無効化せず、攻撃表示で出せるためそのまま殴りかかれる。
比較的安定したリクルート手段だが使いやすい除外ゾーンを肥やすカードがデッキを無差別除外したり、エクストラを喰い荒らすためそれらと悉く相性が悪いのが難点。

・破壊竜ガンドラ-ギガ・レイズ
数値はダ・イーザには及ばないものの同じく除外されたカードで攻撃力が変動する効果を持つ。
特殊召喚モンスターなのでダ・イーザと同時に並べられる。
条件付きではあるが、起動効果が発動すれば相手のモンスターを全て破壊または除外できるのでワンキルをより確実になものにできる。

・抹殺の宣告者
全国の書店からVジャンプを消し去った罪深きカード。
耐性を持たないダ・イーザの攻撃を封じてくるカードや展開を妨害してくるカードも発動できなくしてまえば怖くない。
カードを無作為に除外するデッキの性質上確実に使える保障が無いので除外してしまえば腐らずに済む。
わずかながら攻撃力も上がるので無駄が無い。

*【元ネタ】
ロボットアニメ「[[UFOロボ グレンダイザー>UFOロボ グレンダイザー(アニメ)]]」が元ネタと思われる。
この項目のトップの様に魔獣を外して発音するとそのまんまになる。
ロボのグレンダイザーと違い、ダ・イーザは悪魔族でありパッと見は全然似ていないが、よく見ると角の部分など少し意識していると思われる部分もある。
この時期には[[名前だけがロボットアニメに激似している悪魔族>偉大魔獣 ガーゼット]]が他にもいた。

追記・修正は攻撃力30000のダ・イーザでワンパンを決めた方にお願いします。


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- 近年で急速に評価が高まってきたカード。元々ポテンシャルはあったが裏側で大量除外できるカードが増えた恩恵を1番授かってる  -- 名無しさん  (2019-07-16 23:51:22)
- 叢雲ダイーザはコナミの盲点って感じで好き、そういやこんなやついたわみたいな  -- 名無しさん  (2019-07-17 03:39:49)
- 昔ビートダウンが主流だったころにセットして地雷にするのが好きだったな  -- 名無しさん  (2019-07-17 03:45:28)
- あのライトニングすら一方的に殴り倒せるだと!? 私を下に見るのはよせ!  -- 名無しさん  (2019-07-17 12:48:11)
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