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#CONTENTS ---- **サブマシンガンとアサルトライフルってどう違うの? サブマシンガンは拳銃弾使用。よって現在では9ミリ以外にも10ミリ、.40、.45などもあります。 アサルトライフルはライフル弾使用。アサルト(assault:ほんとはアソールト。意味は襲撃、強襲)の名が示す通り本来は軍・警察用。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:名指しさん)} **狙撃はオートマチックだとなにか不都合があるのでしょうか? オートマチック機構では、連射の際に、薬室に弾丸が張り付くのを防ぐために、 薬室のつくりがボルトアクションに比べて、やや大雑把であり、狙撃には向かない、と何かの雑誌に書いてありましたよ。  そのぶんボルトアクションは精密な薬室を使用できるため、精密射撃に向いている、とも。  ま、だいたいこんなところでしょう。 ただし、セミオートにもドラグノフやPSG-1などの傑作もありますよ。(民間向けではありませんが(苦笑)) ウェザビー製のセミオートライフルが「ファー・イースト・ガンセールス」という銃砲店で売っていました。 お店のサイトもあるんで、調べてみるといいでしょう。結構、銃の機構関しての詳しい説明も読めますし、、、。 PS 弾薬の自由度に於いても、ボルトアクションが勝ります。   あと、ボルトアクションのほうが、つくりがシンプルなためセミオートタイプの銃よりも頑丈になるんです。   それも、ひいては命中精度と関係が出てくるそうですよ。 #right(){(12:637)} オートマティックの狙撃銃の欠点はすでに述べられていますが、体を まったく動かさずに次弾を放てるという長所もあります。単に精度だけで 比較すればボルトアクションにやや優位があるでしょうが、射撃競技では ないので、必ずボルトアクションが有利と言うものではありません。 H&KのMSG90A2やロシアのVSS Silenced Sniper Rifleはオートマティックですし、 M14の狙撃銃バージョン、M21も700mまでの精度を持っていました。もっとも その次代はボルトアクションのM24、M40となってしまうのですが・・・ #right(){(12:system)} **自動小銃って、どうして引き金を引くだけで連射が可能なんですか?動力源は何でしょうか? 動力源は火薬と物理の法則です。 追々専門的なレスがつくと思いますが、簡単に書くと、 1. 引き金を引きます。 2. その反動で、雷管を叩いて、薬莢の火薬が発火し、前方に装着されている弾が発射   されます。 3. 弾が発射された後、当然その発火の代償で、反動が来ます。 4. その反動を利用して、排莢口が開き、薬莢が排出されます。 5. 同時に遊底が開き、下にある弾倉から弾薬が一発、下の弾倉のバネの反動で、   装填されます。 6. 遊底が閉まって、発射準備が完了します。 7. 以下2~6のプロセスを繰り返します。 とまぁこういう感じになるはずです。 #right(){(13:眠い人 ◆ikaJHtf2)} 引き金を引くと「反動」で雷管を叩く。 とか小銃はふつーガス利用だとか、気になる点はあるが、まあそんなもんだろう。 #right(){(13:95)} **スポッチング・ライフルについて質問です。 >資料を見たのが随分昔だったのでうろ覚えなのですが、陣地を暴露しないためにあらかじめ射撃して >着弾点を観測し、そのあとに砲撃を加える……というものだったような気がしたのですが、合っていますでしょうか? 自衛隊の早期の対戦車車両である、60式106mm自走無反動砲に装備。 無反動砲は発射時の爆風が非常に大きいので、1発撃つと位置を暴露してしまう。 そのためこのライフルを使って着弾点を確実に観測し、初弾必中とヒットエンドランを狙う。 #right(){(13:186)} スポッティングライフルは、古い戦車砲、あるいは無反動砲に組み合わされ、敵車両への 測距に使われたものです。副次的にバンカー攻撃時にも使われたかも知れません。 レーザー測距機の普及に伴って、次第に見られなくなりつつありますが、無反動砲との ペアはまだけっこう残っているようです。 基本的に装甲車両が相手なので、仮に命中しても相手はなかなか気がつかないでしょう。 発煙によってこっちは距離の検討がつきます。12.7mmセミオートですし 戦車であれば主砲と同軸で振り回せませんから、攻撃用には使えないでしょう。 空包だけど、一発持ってます(12.7mmスポッティングライフル弾)(^^)。 #right(){(13:system)} **サブマシンガンとアサルトライフルの違いはなんでしょうか? サブマシンガンは拳銃弾、アサルトライフルはライフル弾。 射程、破壊力がまったく違いますし、銃に要求される条件も異なります。 当然使用されるシーンも違うわけで、 軍事的にはアサルトライフル登場後のサブマシンガンは特殊部隊用が基本です。 #right(){(14:system)} **ジェット戦闘機を自動小銃で撃ち落すことは可能でしょうか? ベトナムではSAM避けるために低空で飛ばねばならず、 なおかつ地上支援で飛行経路がある程度わかるために 結構小銃弾でのジェット機撃墜があるよ。 正規な対空射撃を「AAA」と言うのに皮肉って「BBB」と呼ばれていた。 #right(){(14:141)} **ライフルパウダーの作り方を教えてください アメリカ在住なら銃砲店に登録して買うと楽でいいよ。 日本でも免許持てば散弾用は手に入るでしょ。 事故の危険がマジ多いんで自作はヤメレ #right(){(19:758)} **なぜライフルの銃身の内側には、らせん状の溝が掘ってあるんですか? 銃身は、炭素分の多い固い鉄だ。弾丸は、鉛だったり、鉛に銅の薄皮をかぶせた比較的軟らかい金属だ。 この溝が、弾に食い込んで、飛び出すとき、螺旋の通りに回転する。 回転している物体は、向きが変わりにくい(ジャイロスコープ効果)から、弾丸は尖った先端を常に前に向けて飛翔する。 威力も減らないし、命中精度も狂わない。 画期的な発明だったのだ。この溝のことをライフルというのだぞ。 蛇足・・先込め銃はライフルが使えない。だって、先っぽからストンとは弾が入らないだろ? (例外はある。うまい工夫を考えた人がいるのだ。先込め式のライフル銃はあった。) #right(){(20:168)} **ライフルが高速・小口径化してるのは何故でしょうか。 人間様が肩に当てて撃つんだから限界がある。自動銃だと4kg以内の重量で フルオート射撃のコントロールが出来る範囲で低速・大口径を選択すると遠距離で当たらない。  戦場に馬が居ないのなら人間を殺せる程度の弾で十分。  もっと長いスパンで考えると、19世紀以前は滑空銃が主力だったので口径が比較的大きかった。 ライフル銃の普及で13mm以下が普通になった。  当時の小銃は黒色火薬を使用していた為、初速が低かった。 理想的には人間の身長を超えない弾道で低伸する事が望まれたから 無煙火薬の発明により20世紀への変わり目頃に8mm以下になった。 #right(){(20:937)} **小銃(たとえばM16)の射程はどれくらいですか? M16A2だと、最大射程は800mです。 で、リアサイトの照準を800mレンジにするとリアサイト自体が少し持ち上がります。 フロントサイトは固定なので、目標をサイト内に捕らえると 銃身は若干上向きになります。 射手自体が意図的に銃身を上向きにすることはありません。 で。800mでマンシルエットに当てられるか、って言われたら 「不可能ではないが、まず当たらんのでは?」 と思います。有効なのは3~400mまででしょう。 #right(){(27:739)} **戦後、自動小銃の弾薬の主流が7.62mmから5.56mmにシフトした理由は何でしょうか? 弾丸の威力は7.62mmのほうが5.56mmより高いですが、 いかんせん携行用の自動火器用としては反動が大きすぎ、フルオートでの 制御ができず命中精度に問題が出てしまいました。 また弾丸が大きくかつ重いため携行弾数の問題もあり、その是正もあったようです。 #right(){(32:バッチ3)} **猟銃って散弾銃ですか? 猟銃=散弾銃とは限らない。 猟銃は猟に使う物全般を指す。散弾銃はそのカテゴリーの一部に入る。 もちろん猟に使わない散弾銃もある。 #right(){(35:744)} **小銃で発射可能な榴弾のようなものは何なのでしょうか? 手榴弾です。銃口に専用アダプタを付け空砲のガス圧で飛ばします。 手榴弾の人力投擲の最大距離と迫撃砲の最小着弾距離の隙間を埋める為に存在してました。 現在は専用弾を使うグレネードランチャーが主流です。 #right(){(37:67)} **カービン銃ってライフルと何処が違うんですか? カービンとは騎兵銃と訳されるように、 本来は騎兵が馬上で撃てるようなコンパクトで軽い銃のこと。 現代では歩兵用のライフルの小型版(銃身切り詰め、折り畳み銃床など)を もっぱらカービン(カーバイン)と呼んでいる。 #right(){(37:361)} **銃身が曲がった小銃ってありますよね?それって何の意味があるんですか? >壁に隠れながら撃つことが出来るとか? その通りです。 しかし曲がった銃身を通る時に弾のエネルギーが激減するのと 銃身の寿命が著しく短い事などから現在は使われておりません。 そもそも隠れた状態では照準も満足に出来ませんから適当に 弾をばら撒く位しかありませんし。 #right(){(37:629)} 大戦中にドイツ軍がStg44という小銃の銃身を30度曲げた型を作っています。 これは照準もプリズムで補正していますので、物陰から射撃が可能です。 90度曲がった戦車兵が戦車内から撃つのも存在します。 たしか、朝鮮戦争中に米軍もトンプソンの曲射銃身型を作っていた様な覚えもありますが、 これらの銃が役にたったという話は聞きません。 現実に、このような銃は現在、軍用から姿を消しております。 #right(){(37:633)} **ライフルのピストルグリップと伝統的な形状のストックとの利害得失を教えてください。 ピストルグリップはストックの折りたたみ機構を装備できるため 取り回しや重量面で有利になります そうでない場合、照準が正確になり、白兵戦でも便利です その他としては射撃時の肘の位置が変わります #right(){(60:349)} **自衛隊や警察等は対物ライフルをもっていますか? 自衛隊は持っていません。 #right(){(71:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)} **戦後基幹小銃としてフルオート外したアサルトライフルを採用した国っていくつかあるけどこれのメリットって何? どんなに訓練しても、敵を目の前にすれば興奮してトリガーを目一杯引き絞ってしまうのが 人間の心理。こういうのは構造的にできなくする方が正解。 #right(){(74:262)} 特殊部隊兵士がそうコメントしてたのを読んだことがあるが、 (バースト機構とか複雑なものを嫌がっていた) 当局がそこまでは訓練しなくても良いと考えている。 #right(){(74:263)} FALの英国版のL1A1などのことを指しているのなら 戦後すぐに西側の標準となった7.62×51弾は、アサルトライフル弾としては強力で フルオート射撃は反動が大きいために、命中が困難で実用的ではなかったため。 日本の64式小銃なんかは減装弾を使用したりしてこの問題を緩和している。 #right(){(74:327)} **戦闘ヘリってライフルで落とせる? あたりどころが本当に良ければ。 普通は無理。 #right(){(74:741)} 120mmライフルなら十分落とせる #right(){(74:742)} イラクのアパッチはともかく小銃でも撃墜は出来る。 WW2の時は38式歩兵銃でP-40戦闘機を撃墜した記録もあるくらいだ。 #right(){(104:279)} **ラピッドファイヤーってトリガー引きっぱなしでショットガンが撃てる機能と聞いたんですが、本当に実銃であるのですか? ラピッドファイヤ ウィンチェスターM1897等の昔のポンプアクション・ショットガンでは できるものがありましたが、最近のものは安全性の面から採用されていないようです。 #right(){(75:18)} 18に補足 ショットガンでのラピッドファイアとは、トリガー引いたままポンプアクション をすることで連射できるという機能でつ。 慣れた人なら5発/秒できるらしい… 現在はメーカーの自主規制で出来ない物がほとんどです。 #right(){(75:61)} **小銃がプレス加工よりは削りだし加工が、折りたたみ銃床よりは固定銃床がそれぞれ命中精度が高いと聞きました。 >実際それほど違うものなのでしょうか。 削り出しのほうが微妙な調整、タイトな作りにできるので精度を上げやすい。 固定のほうが折り畳みよりガタがないのが普通なので精度を上げやすい。 そういう事であって、あくまで傾向の話。 プレスの銃だろうが何だろうが工作精度を上げ、ガタを減らせば命中精度が上がるのは当然。 #right(){(76:432)} **どうして小銃やライフル銃の発射形式は機械式なのでしょうか? 電気式だとよけいな部品が多くなり 信頼性に問題が出てきます。 命中精度ですが、どうせ反動があるのだからそれほど問題になりません。 別に長距離砲や戦車砲のように、1ミル精度を求められないので。 #right(){(77:544)} 大きさや製造コスト、使用する環境などの制約を考えた場合 銃器のレベルでは電気式より従来通りの機械式のほうが 「ベストではないがベターな選択」だと言えるでしょう。 ひょっとすると、今後の進展次第では電気式が主流になることも ありうるでしょう。しかしながら、手動装填機構を持つ軍用銃が 生き残るように機械式点火機構も残っていくかもしれません。 ちなみに競技用ピストルには電気式の引き金を持つものもあります。 #right(){(77:通りすがり)} 既に>>544で詳しい回答が出ていますが、信頼性の問題もありますし、コストの 問題もあります。 雷管を叩く小さな部品に比べ、相当コストがかかります。 小銃などもタダではありませんし、数を揃える必要がありますから、こういう昔な がらの機械式が使用されていると思われます。 #right(){(77:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ライフルのことを日本語では”小銃”と呼んでいますが、何故”小”銃と呼ぶのでしょうか? 小銃とは、大砲あるいは初期の長大な銃に比して小さいから小銃と言います。 #right(){(78:210)} 昔の銃は銃身が長かったんです。 それと比較して銃身が短いので「小銃」なんです。 小銃の多くは、騎兵が持ち易いように短めな銃=騎銃として生まれて、 それが便利だったので歩兵も持つようになって騎銃じゃ変だから小銃になりました。 で色々とありまして(技術革新や戦場の変化)、 現在はその小銃がスタンダードになりましたとさ。 #right(){(78:211)} **現在の小銃はどの位の性能(有効射程、命中率、装弾数、威力等)が有ればまぁいいか、と成るのですか? M16系統やAK系統と同等かそれ以上が望ましいって所でしょ。 有効射程200m以上、装弾数20発以上、全自動もしくは半自動、バースト射撃機能選択 初速は700m/s以上、威力は歩兵を死亡又は負傷させる程度ってとこと思われ #right(){(80:21)} **ライフル銃は銃身の内側にらせん状の溝を入れてるそうですが、そうしてるのはライフル銃だけでしょうか? 現在では大抵の銃がそうです #right(){(82:797)} 銃身の内側にらせん状の溝 ← これのことをライフル(ライフリング rifling)っていうのです。 この世のほとんどの銃・砲は(マシンガンも拳銃も大砲も)ライフリングが施されてまつ。 一般にいわれる「ライフル」銃ってのは、歴史的経緯みたいなもんで、 そう呼ばれてるだけのはなしでつね。 #right(){(82:798)} **第二次世界大戦で自動小銃を持っていたのはドイツだけ? 旧日本軍は、第二次世界大戦の時点では自動小銃を持っておらず、(開発はしていた) 第二次世界大戦勃発の時点で自動小銃を持っていたのは米軍だけ。 大戦後半になって、ドイツの自動小銃が完成した。 #right(){(83:眠い人 ◆ikaJHtf2)} ソ連がSVTシモノフM1936とSVTトカレフM1938の2種類の自動小銃を配備してます #right(){(83:920)} **スパイ映画とか見ると、ライフルの銃口に指を入れると暴発防止が働いて発砲しないそうですが、これはどの銃でもあてはまりますか? 実際は指が吹っ飛んで銃身があぼーん #right(){(86:886)} 暴発防止装置なんて物は付いてません #right(){(86:888)} 鉄パイプ爆弾を至近距離でかましたみたくなります #right(){(86:891)} んなこたぁ無い。 高圧に耐えられるような詰め物をしないかぎり、 暴発なんてしません。(暴発防止装置なんてのも普通はついてません) 銃身もあぼーんしません。指なんて一瞬で抜けてしまいますし 射撃にもなんら影響しません。 #right(){(86:905)} んなこたぁ無い。 高圧に耐えられるような詰め物をしないかぎり、 暴発なんてしません。(暴発防止装置なんてのも普通はついてません) 銃身もあぼーんしません。指なんて一瞬で抜けてしまいますし 射撃にもなんら影響しません。 #right(){(86:905)}  そんな便利なシステムはない。  ただ、ショートリコイル方式(特にブローニング方式)の自動式拳銃の場合、 そのまま押すと、シアが外れたりして、トリガーとハンマーの連結が切れてしまって、 発射不能になります。ガバとかF92とかのモデルガンで試してみて下さい。  ついでに。リボルバーを突きつけられたら。ダブルアクションの場合は、 上から被せるようにシリンダーを強く握るとよいとか。 トリガー、ハンマーと連動しているから、ここが動かなくなると、発射不能になります。 ハンマーが既に起こされていたら、ハンマーの前に指をさし込む。 すごく痛いけど、撃たれるよりはマシ。こちらもモデルガンなどでお試を (ただし、実践はお奨めしません。素直に手を上げましょう)。  ライフルはそういった作動部分があるタイプがほとんどないので (一部ショットガンはショートリコイル式を採用しているものがあるそうですが)、 上記のような手は使えません。  しかし、指を突っ込むと、>>886のように自分の指&手も吹っ飛びますが、 銃身も裂けたりします。 その破片で向こうも痛い目をみるので、それを恐れて撃てなくなります。 #right(){(86:911)} **儀仗用兼、狙撃ライフルの開発なんて贅沢? 狙撃ライフルと儀仗は両立しない。 長物で捧げ銃したまま微動もしない儀仗隊なんて 国家に対する義務の範疇を越える要求だんべ #right(){(87:869)} >英国の近衛儀仗兵はL86じゃなかったっけ? >しかもあのカコワルイ銃剣付き 英国の近衛連隊は、戦争が始まったら最激戦地へ送られるから、 有事も平時も同じ装備を渡してるだけではなかろうか。 #right(){(87:872)} **多くの国が主力小銃のフルオートを外してるのは無駄ダマを撃たせないため? フルオートを全廃したのはM16A2など、少数派です。 特にM16系は発射レートが高くてフルオートの制御が難しいとされてますから、連射を 捨てて、3点射にしてしまったのでしょう。 元々、軽量高初速弾は、ダメージを与えてる筈なのに反撃されてしまう事例が知られてい ます。 そのため、3点射が奨励されています。 (無駄弾を撃たないためにセミオートを使ったりはしません。) #right(){(94:79)} **「叉銃休憩」とはどういう休憩なんですか? こうする /|\ ↑↑↑ 銃銃銃 #right(){(94:311)} **アンチ・マテリアル・ライフルとはいったいどのようなライフルなのでしょうか あれは、国際条約で非人道的兵器と認定されるのを防ぐため、あえて本来の 目的とは違った名称を付けているだけです。 本来の目的は「対人用」 長距離狙撃&物陰に隠れた相手の狙撃のために装備された兵器です。 #right(){(94:853)} **「カービン」というのはどういう特徴を持った銃のことを言うのでしょうか? 元々は馬上で取り回しし易くする為に、小型・軽量に作られた騎兵銃の事です (carbineを辞書で引いてみて下さい) 現在では、通常の歩兵銃に比して小型・軽量の物を指していると思います #right(){(97:420)} カービンを日本語に訳すと「騎銃」になります。 本来は騎兵が馬の上でも扱えるような、小型・軽量の小銃のことを意味していました。 現代は、通常型よりも全長・銃身長を短くした小銃を意味し、 主として戦車部隊や空挺部隊、指揮官用として使われています。 #right(){(97:422)} **プライベートライアンでジャクソンが的の砂袋で固めた基地(?)をライフルで吹っ飛ばすシーンがあるんですが >ライフルってそこまで威力強かったですか・・・・・? 使用されている30-06という弾丸は、 同じ30口径でも308.winよりは装薬部が大きく火薬の量が多くでき強力です。 100m先から垂直に撃たれた308.winを土嚢で完全に防ぐには 最低で1mの厚さが必要と言われていますから、 その威力も想像できようと言うものです。 #right(){(98:182)} 以前どこかで同じ質問があって、返答が返されてるのを見た事があるが、どこだったか判らないので記憶モード 「カットされてしまったが、ジャクソン以外の兵隊が土嚢積みの銃座に向かって、ライフルグレネードを発射するシーンがあった」 #right(){(98:183)} **自動小銃の動力って何ですか 大半が発射ガスの反動を利用してます。 #right(){(100:169)} ばねと燃焼ガス #right(){(100:170)} 動力なんてねーです。 強いて言えば、装薬のガス圧。 #right(){(100:171)} ロシア製の自動小銃であまりにも省力・小型化したために超小型ガスボンベを 内蔵して燃焼させて廃薬するって変わりダネもアル。 #right(){(100:172)} **WW2の頃までの小銃ってストックに弾倉を内蔵して上からクリップなどで装填するタイプが主ですけど >あれはどのような理由からなのでしょうか? 箱形弾倉は格好悪いという時代だったのです。 #right(){(102:893)} 単に過渡期だったからでしょう。今ほど弾量や速射性に対する要求が強くなく、 のんびり装填していられる時代だったということです。 それでもそれまでの単発銃に比べれば速射が効くようになっていたわけで、 半自動銃/箱形弾倉に至る過程だったわけでしょう。 #right(){(102:system)} 中途半端ですがw 19世紀末のボルト・アクション式モーゼル銃の設計が原点で 五発セットのクリップで押し込み装填しクリップは外します。 M1は作動方式がガス・オペレーションで構造が違い、八発セットのクリップごと装填し、 全弾撃ち終ると最後にクリップが排除されます。 #right(){(102:一等自営業 ◆BVruYgneoI)} M1ガランドの場合は、ジョン・C・ガランドが、変形の可能性があるとして 銃から露出する箱型弾倉を嫌ったのであんなややこしいことになったそうです。 #right(){(102:900)} **現代の戦場で小銃にフルオートやバースト機能は必要でしょうか? フルオートは突撃射や突撃阻止射撃に使えるし バーストは確実に倒すため必要 #right(){(106:717)} **フセイン元大統領がよく片手で小銃?を上に構えて撃つ映像が以前はよく流れてましたが、 >小銃なんてそんな程度の衝撃しか無いんですか? そんなもんです 弱装弾や騎銃なら余裕 #right(){(109:637)} **自動小銃の「フルオート」と「セミオート」の違い フルオートは後者のトリガーを引いている間、弾が発射される です。 セミオートはトリガーを引くと一発だけ発射されます。 #right(){(109:848)} >セミオート選択時には忙しく指を動かさないと連射できないんですね。 フルオート/セミオートの質問者は、ここを理解して欲しい。小銃の歴史という物は、 種子島銃のような単発銃 →38式小銃や西部劇のウィンチェスターライフルのようなボルトアクション/レバーアクションの連発銃 →セミオートマチックライフル →フルオート選択可能なオートマチックライフル →3点バースト機能付きオートマチックライフル という道筋を辿ってきたわけだ。つまり、単位時間あたりにより多くの弾丸を発射できるようにする、 ただし、コントロールできないほど強い反動が発生する連続射撃は避けたい、というわけだ。 ボルトアクションライフルの全盛期に、すでに据え置き型の機関銃は実用化されていたが、 ライフルが一足飛びにフルオート化されていない点に注目して欲しい。 フルオートから(弾の節約という理由で)セミオートが生まれたわけでは無い、ということだ。 #right(){(109:877)} まず、給弾の自動化が考案され、これをオートマチックと呼んでいました。 次に連続発射と単発発射を機械的に制御する機構が開発されて、セミ/フルの呼び分けがされたのです。 #right(){(109:878)} M16系はフルオートの発射レートが高く、ボルトスプリングの構成上、振動も大きいとされる。 導入後、M14と比較されることが多かったから、大袈裟な問題にはされなかったが、 現代の基準では、けっこうフルオートが制御し難い銃として知られている。 そこら辺がフルオートを廃して、代わりにバーストショットを装備した理由と言われてる。 A2採用時、なぜ構造的な扱い難さをほったらかして、フルオートを廃した理由は不可解と言われていた。 (制御しやすく改良した上で、射手の指でバーストショットを行った方が良いと言われていた。) #right(){(109:901)} **自動小銃で銃身が滑腔砲の様になっていたりする銃は無いのでしょうか? 戦車砲の場合、APFSDS弾やHEAT弾を撃つためライフルがない方が有利なんですが 小銃の場合そんな弾打てないので、古典的なライフルを施した銃が標準です #right(){(111:460)} 銃の製造技術が乏しかった頃は当然ない。(火縄銃とか) あとショットガンにもない。必要ないから。 でも、軍用小銃ではライフリングを削って得られる利点や必然性が無い。 相当に製造工程やコストを削った急造銃とか、 犯罪者が旋条痕付くのを恐れて消すケースでもない限り 「滑腔銃」は無いと思われる。 #right(){(111:461)} **軍用小銃は有効射程の縮小を承知で小口径化による携行弾数増大の方向へ進んでいるようですけれど、 >これがさらに自動小銃廃止・サブマシンガンへというところまで進んでしまう可能性はあるのでしょうか? まー将来のことなんてわかりませんけどね。 現在の研究開発の動向からして、小銃がサブマシンガンに全面的に置換される ことはないでしょう。個人が携行可能な火力は増大する傾向にありますから。 射程の縮小と言っても限度があるし、小口径化による銃弾の威力の低下にも限度があります。 更に、近年の個人用防弾装備の充実振りを考えると、小銃が不要になることはないでしょうね。 #right(){(112:731)} **今時自動じゃない小銃なんて有るんですか? ゲリラなどは銃が無い場合にコッキング式のライフル使ってます。 アフガンでも場所によってはモシンナガンやモーゼル使ってましたよ。 #right(){(114:811)} 小銃=ライフルということで、自動装填でない小銃、すなわちボルトアクション式等の 手動装填式の小銃は「自動でない小銃」となります。 軍用(または警察用)としては、狙撃銃に多く見られます。 例)ボルトアクション式狙撃銃・・・M24、L96A1、SIG SSG2000、FR-F1 など また、一般の猟銃や競技用ライフル銃には、にボルトアクション等の手動装填式のものが数多くあります。 #right(){(114:ちゃぎ ◆fSfdiYoeFc)} 他に、軍用狙撃銃はボルトアクションが基本ですね。 #right(){(114:814)} **3点バーストのみあってフルオートの無い銃は、3発撃ったあと次の3発まで引き金引く時間が空くと思うので >敵との打ち合いで撃ち負けたりしないんでしょうか 敵もフルオートでマガジン撃ちきるような撃ち方はしません。 必ず数発ずつの切り撃ちをします。3点バーストはこれを機械的に行うだけです。 3点バーストの状態で弾をを一発しか撃たない場合、引き金を戻した時点で 機構が最初の状態に戻り、また3発撃てます。 #right(){(115:639)} 実際の戦場は映画とは違いますので、余程の接近戦でもない限りフルオートでバリバリ撃つ事はありません。 フルオートで撃つと銃口が上を向いてしまい、3・4発目以降は無駄弾になると言われています。 ですので基本はセミオートです。 またフルオートで撃つ場合でも数発ずつの射撃を行います。 これを俗に「指切りバースト」と言い、主にバースト機構のない銃で用いられます。 要するにバーストと全く同じ事をやってるわけですね。 #right(){(115:640)} 3点バーストの銃で一発しか出ないように撃つなどそもそも不可能ですが。 #right(){(115:641)} **銃の弾倉というのはどれ位まで伸ばせるものなんでしょうか? >例えばM16、あの30発入り弾倉を一次元的に伸ばしていけば、50とか100とかも出来るんでしょうか。 弾倉の中のバネが強くなって、装弾が大変そうだん。 #right(){(117:645)} もちろん余り長く伸ばすとジャムりやすくなるし、装弾が大変になる。 ソビエトのAKのバリエーションとして軽機関銃型にしたものがあって、 それは40発型と45発型があった。 実用限度はそのくらいでは・・・。 Rが45度を超えるくらいになってくると、弾の摩擦計数とそれに負けずに押し出すスプリングの強さ、 そして最終的に装弾される時の弾の送り出し強さのバランスがとれなくなるのでは。 ・・・あとなによりあまり長い弾倉だと、伏せ撃ちができなくなってしまうし。 #right(){(117:647)} AKMにはあるマニアが自作した100連バナナマガジンがある 凄いぞ 銃身の先っぽで固定する あとはイングラムの100発マガジン これもかなり長い #right(){(117:650)} 一般的な押し上げ型弾倉ではスプリングの強さと装弾に要する力、残弾数による 押し上げ力の変化によって問題が起きます。螺旋型給弾機構がこれを解消する 手段となります。 ロシアのバイソンが64連弾層 アメリカのキャリコが50~100連弾倉 でともに実用に供されています。 #right(){(117:system)} **ライフルの銃床で殴られるとどれくらい痛いのですか? 死ぬ程痛いよ(w #right(){(119:556)} 鉄帽が凹んだり、あごの骨が砕けるくらい痛いです #right(){(119:557)} ライフルってもいろいろありますが、三八式歩兵銃が約4kg, アメリカのM-16でも約3kg程度の重量があります。 同じくらいの重さの棒なりなんなりで一度ぶん殴られれば 大体の痛さが分かるんじゃないでしょうか。 本じゃダメですよ。しばしば人を殴り殺すのに使われる金属バットが大体重量1kgです。 #right(){(119:559)} **アンチマテリアルってなんですか? 対物 #right(){(120:sa)} >「非マテリアル」って意味じゃないんですか? アンチ・タンク=対戦車 アンチ・エアクラフト=対空 アンチ・サーフェイス=対地 アンチ・シップ=対艦 アンチ・ミサイル=対ミサイル アンチ・バリスティック・ミサイル=対弾道弾 ときて、何で、軍事系で、 アンチ・マティリアル=対物 をあえて、「非マティリアル」と訳さねばならんのです? #right(){(120:716)} 辞書くらい引いたほうがよかんべ。 an・ti- 「反対・非・逆・対」の意。 聞きたいのは「アンチマテリアル・ライフル」のことだと思うが、普通 対物ライフルと訳す。大口径で装甲車なんかの破壊を狙ったライフルね。 #right(){(120:717)} 装甲車よりもむしろもう少し脆弱で高価値な目標に使われるようです。 SAMのレーダー、司令車、燃料集積所、通信施設などなど。 もちろん装甲車にも使用可能です。 全周、12.7mmAPや20mmに耐えられる装甲車はまずありません。 #right(){(120:system)} **歩兵でライフル持ってる人とサブマシンガン持ってる人がいるのはなぜ?どうせならサブマシンガン持っていきたいよね。 ライフルとSMGの有効射程は全然違うし特性も違う。 ライフルは遠くの目標に狙って撃つのが目的。砂漠とか開けた土地じゃコッチの方が。 SMGは近くの目標に弾をバラ撒くのが目的。市街地など距離を必要とされない場合はコッチ。 #right(){(378:352)} いつの時代の話でしょうか? 現代の先進国の歩兵なら、ほぼ全員がアサルトライフル装備ですが。 第2次大戦の頃なら、サブマシンガンは拳銃弾を使用するので遠距離の撃ち合いでは不利。 ライフル(おそらく通常の小銃のことだと思いますが)は発射速度が遅いので接近戦では不利。 で、お互いの欠点を補う意味で、両者が混在。 あと、将校や上級下士官は、全体の戦況を判断して部下に適切な指示を出すのが本来の仕事で、 自ら積極的に撃ち合いに参加することは少ないので、軽いサブマシンガンを持ち歩くことが多い。 #right(){(378:353)} **評価の高い狙撃銃ってなんでしょうか [[M16>http://ja.wikipedia.org/wiki/M16]](?) #right(){(457:583)} 「評価」の基準をどこに置くかで選ぶものが全然違う気がする。 警察と軍では狙撃の条件が全く違うしな。 ただ、確かにM16系(AR-10/AR-15系列)は軍民ともによく使用されてるね。 #right(){(457:588)} M16をカスタマイズした狙撃銃がいくつか作られてるというだけで、特にM16の評価が高いわけではない。 参考までに代表的な狙撃銃の一覧。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%99%E6%92%83%E9%8A%83%E4%B8%80%E8%A6%A7 **戦場で使われる軍用狙撃銃ってどうやって持ち歩くんですか? >2メートル近いものとか邪魔で仕方ないと思うんですが、やっぱり分解しといてあとで組み立てる? 7.62mmクラスならともかく、12.7mm以上とかの対物狙撃銃だと2分割が普通。 精度に直接関わらない銃床あるいは二脚などの部分を別にして運搬します。 2メートルちかい狙撃銃? んな銃あったか?もしかして対物ライフルと間違えてないか。 一般的な対人狙撃用の7.62mm狙撃銃とかは分解しない。それ自体が精密機械みたいなもんだから、 狙撃手自身の手によって事前に念入りな調整が行われている。 分解なんかしたら、その調整が全部狂っちまうぞ。 南アのNTW-20、14.5mmバージョンが最大かな。全長が2m超えてる。 全重も30kg近いので、銃床、二脚などの部分と、銃身、照準器の部分に分けて2人で運ぶ。 12.7mmでも分割して運ぶものは珍しくない。 #right(){(350:184-188)} **リュングマン方式のライフルをガスピストンに変えるパーツとかありますか? あります、HK416や、コルトの新型のM4はガス・ピストン方式となっており サードパーティのコンバージョンキットも多数存在します。 #right(){(458:119)} **よく歓喜に沸く兵士などが,銃口を空に向けて発砲するシーンを見るのですが,あれは空砲ですか? >本当に撃っているならば,いずれ物凄い勢いで落下してきて危険だと思うのですが,実際のところ,どうなんでしょう?  空砲の場合もありますが,実弾の場合もあります.  実弾の場合,放物線軌道を描きながらじきに落ちてきますので,当たると危険です.  実際に,これによる怪我人や死人が出ています. #right(){(眠い人 ◆gQikaJHtf2)} 大怪我、もしくは死に至ります。 要は空気抵抗の減速分以外は、発射された状態とほぼ変わらない運動 エネルギーを、その弾は持っているからです。 #right(){(46:253)} 空に向けて撃っても空気抵抗で終端速度は落ちるが、参考までに 「つかぬことをうかがいますが・・・」 ニュー・サイエンティスト編集部編 ハヤカワ文庫 pp74あたりから 7.62mmの弾丸で初速が840m/sのものの終端速度は70m/s程度 損傷が頭部に集中するため死亡率と重症率は高い 22口径ロングライフル弾の終端速度は、弾丸が底を下に落ちる場合60m/s くるくる回って落ちる場合43m/s 皮膚を貫通するのに必要な弾丸の速度は45-60m/s などと書いている #right(){(368:347*一部加筆)} **銃身が長いの短いのってありますが、市街戦ではどっちが有利なんでしょうか? 銃身を短縮した小銃は、市街戦から屋内での近接戦闘に移行した時の取り回しを考慮して装備されました また短縮した銃身でも威力の低下が少ない弾薬への切り替えも進んでいます。 #right(){(三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **対空用途専門に製造された対空ライフルってありますか? 単発のライフルでは狙って当たるものではないので、そういう場合は対空機関砲/銃なりミサイルなり大口径の対空砲なりを使う。 当たればめっけもん、あるいはパイロットをびびらせるために大勢で低空を飛ぶ航空機を撃ったりすることはあるし、それで落ちた場合もある。 #right(){(初心者スレ369:750)} いくら昔の飛行機でも高度は高いわけで、肩撃ちできる口径のライフルを真上に向かって撃っても なかなか届かない~届いてもその頃には飛行機はそこにはいないので当たりません。 曳光弾使わないと弾がどこに行ってるかもわからず、曳光弾見ても距離感がわからないので どう修正していいか見当がつかない。すぐに飛行機は射程外に出てしまう。 万一当たっても、たかだか10mm程度の口径ではまず撃墜は期待できない。 ですから、対空兵器の歴史は歩兵砲を上に向かって撃つところから始まっており、 口径の小さいものでも重機関銃程度、通常は機関砲以上となります。 #right(){(初心者スレ369:753)} **軍用銃について写真つきで解説しているサイトや書籍があったらおしえてください 『世界の軍用銃』(坂本明:文林堂) 大判のイラスト主体なんで、わかりやすいことこの上なし。 ボルトアクションライフルの構造の紹介もあった。 #right{(360:820)} **小銃のゼロ点調整はどのように行うのか >以前、某スレに「89式小銃の上下のクリック修正はM-16同様に"照星を廻して"行う」との旨を >書き込んだところ、否64式と同様に「照門の"上下転輪"を廻して行う」との反論がありました。 >確か記憶では、照門の上下転輪は「射距離設定」(200mや300mなど)だったはず…。 小銃のゼロ点調整は、ある射程に照門のクリックを合わせで射撃し 照星を上下させてゼローイング(ゼロ点調整)します その後にヴィンテージ調整するようになって居るはずですが 一旦ゼロ点調整された銃であれば、射距離に合わせて照門を上下させる事に成ります。 #right{(478:982,三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **対戦車ライフルや対物ライフルは反動を軽減するための特殊な機構が付いてるそうですけど、 >それはどんなものなのでしょうか?マズルブレーキ以外それらしい物は見当たらないのですが。 PTRDの場合だがこのページに有るように、後退を制限する誘導パイプとかが装備されてる。 http://www.h5.dion.ne.jp/~gun357/ptrd1941.htm #right{(507:472)} 銃床部分に緩衝バネや野砲みたいに後退・復座装置とかが付いてた。日本の九七式自動砲の場合ね。 因みにマズルブレーキの反動軽減効果はかなり高く、現代の対物ライフルはショットガン程度まで反動を軽減されてる。 初期の対戦車ライフルであるタンク・ゲーベルはこれらが付いてないため洒落にならない反動だったそうだが。 #right{(507:473)} **小銃のボルトの閉塞ってどうやっているんですか? >単にスプリングだけで薬莢のお尻を押さえつけていたら、火薬の燃焼圧力が後ろへ来てしまうような気がするんですが。 >あと、M16にはバレルからガスを導入する機構が無いようですが、これは単純に反動で排莢しているんですか? この辺が参考になるかも http://jp.youtube.com/watch?v=LM-GGgX7RBw 動画はMini14なのでAKやM16のマイクロロッキングとは違うけど、Rotating boltなのは同一。 露出してるので分かりやすい。手で動かしてるのがボルトキャリア、回転してるのがボルト。 実際にキャリアを動かすのは火薬ガスなんで、その辺脳内で変換。 1.発砲 2.銃身の前の方にある穴から取り込んだガスが銃身と平行してるガスピストンを介してキャリアを動かす 3.キャリアが少し空走(キャリアは重いので軽い弾に比べるとゆっくり動く、この間に弾は銃口から出て銃身内の圧力が下がる) 4.キャリアとボルト間のカムがボルトを回転させる 5.ボルトが回転してロッキングが外れる(レシーバと噛み合ってる部分が外れてるのが分かると思う) 6.キャリアとボルトが一体化して後退 7.キャリアとボルトが前進 8.ボルトが前進しきるとキャリアとのカムで回転し、閉鎖 大抵の銃はガスピストンがあるけど、M16系とかはピストンが無くガスを直接キャリアに吹き付ける。 動くパーツが軽くなるので振動面や銃身のフローティング化に有利。 つまりRotating boltはボルトが閉鎖状態だと、ボルトの前面をいくら押しても動かない。 キャリアによって回転させられると開放する。銃身軸線上で動作、しかも回転のみなんで色々と有利。 こういった構造は銃によって様々なので「閉鎖機構」「ロッキングシステム」とかで検索するといいかも #right(){(カラシニコフの銃を語るスレ:90,91)} **BARは軽機関銃じゃ無いってのを見ました。ならBARってライフルなんですか? >本とかを見ると軽機関銃だと紹介されてるんですが……。 ブローニングオートマチックライフル(BAR)を軽機関銃と分類しないのは、その運用上の特徴からです BARは、分隊自動火器と言うカテゴリの最初期のもので、小隊と供に前進し、補助的に火力支援をする火器で 二十発弾倉を使用し、ガランド小銃を装備した小隊分の火力を一丁で発揮する事が可能でした 当時は半自動の自動小銃でボルトアクション式小銃の8倍、全自動火器は20倍の火力を持つとされ この20倍、と言う数字は当時のBARの一弾倉分に相当し、軽支援火器としての評価を受けていました 健在のFN-MAGの原型にもなっていますが、これは機関部分の強度的余裕が相当あったからですね。 #right{(531:297,三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **自動小銃ってセミオートや3点バーストなんて面倒なもの付けないで、フルオートだけでいいんじゃないですか? >訓練次第で指切りセミ等、柔軟性あって良いと思うんですが 戦場で混乱した兵士があっという間に弾倉空にするから付いてる 熟練した射手がアサルトライフル弾を使用しても、全自動では狙って撃てるのは最初の数発だけ。 結局指切りで数発にしてしまうのなら、バーストだけでいいじゃないか、という考え方もあり、 必ずしもバースト=初心者用ではない。 とはいえ、熟練した射手になるほど「俺の好きに撃たせろ」と要求するし、実際使いこなせるから、 フルオート=熟練者用とは言えるかもしれない。フルオートを初心者に渡したら、 弾もなくなる、当たりもしない、そして間隔置かずに連射して銃身をオーバーヒートさせてしまう #right{(353:229,236)} ちうか、小銃の連発機能は「指定銃」として機関銃のような運用するために必要なんだよなあ。 防御んときに、鉄条網に沿って射撃するんだよお。 #right{(353:緑装薬4 ◆8R14yKD1/k)} **今現在AK以外でタンジェントサイトを採用してる銃はありますか >それと旧ドイツ軍のMP44はなぜ800mしか射程変更が出来ないタンジェントサイトを採用したのですか >タンジェントサイトの利点も教えてくだされば幸いです 可変式照尺としては極初期のものであるタンジェントサイトはAKとそのコピー以外には、殆ど採用されていません MP44は小銃弾に比較して射程の短い短弾薬を使用するため、短くなった射程距離をサイトの目盛に反映させています またタンジェントサイトの利点は、構造が単純で、簡易に任意の射程に照準線を合わせる事が出来る事にあり そのため現在ではM203等小銃より射程の短い擲弾発射機の廉価版などに良く採用されています。 #right(){(542:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **海に向かって発砲するとライフル弾は割れるって聞きましたけど雨の日でも有効射程短くなりますか? 水面に当たると衝撃が強いので割れることもあります。雨程度ではほとんど衝撃にはならないので、 そのような問題は起きません。ただ長距離になると精度、速度に影響するでしょうから、 雨量が多ければ有効距離が短くなるでしょう。 #right(){(351:293)} **AK47とかM16とかそういう表記を指す言葉として、「形式番号」と「型式番号」どちらが正しいのでしょうか 制式番号と言います AK47なら1947年制式カラシニコフ式自動小銃の略です これはソビエト/ロシアの兵器の呼称が設計者の名前と採用年を示します M16なら16型自動小銃の略で、米国ではある時点からM1911やM1919やM1921などのように 採用年を型式番号に当てるのを止めて兵器カテゴリ毎に後に採用した物の数字が大きくなる 小銃なら小銃のM○○と兵器の呼称を決めるように成りました #right(){(350:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **軍用小銃の研究で、歩兵の負担を減らす徹底的な軽量化という考えはあるんでしょうか。 >もしそういった研究があるなら、どのような工夫(材質や形状)がされているもんなんでしょうか。 >民生ではスカンジウムという金属を混ぜた合金のリボルバー等が出ている様ですが。 徹底的な軽量化を図った結果に成功したのはAR-15 これは3㎏足らずの重量でそこそこの射程と精度を得ていますが 今現在、やや重くなったA2モデルに移行しています これは軽量化よりも新弾薬に対応した性能向上が優先された為で 今現在、軽量化のみを目指して作られたXM-8は採用されずに失敗したようです 材質の面では樹脂の機械的性質の向上によりエンジニアリングプラスチックが台頭しています これは小銃のレシーバー向けの材質としても充分で、F2000やタボールなどで採用されていますね。 #right(){(347:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **拳銃弾と同じサイズでSMG用の強装弾薬を用意するというのはWW2ドイツ軍では聞きましたが、他国軍でも一般的だったのでしょうか? 独逸と他国の短機関銃の運用ドクトリンは明確に違います ほぼ独逸のみが短機関銃(マシーネン・ピストーレ)を、拳銃を強化した自動火器という位置付けなのに対し 各国は機関銃を補助する目的で装備する、拳銃弾を使用する自動火器が短機関銃(サブ・マシンガン)となっています #right(){(347:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **対戦車ライフルでアパッチを落とせますか? 対戦車ライフル弾つうのは要するに徹甲弾なんで当たれば構造ぶち抜きます。 炸裂弾じゃないんで周辺への破壊効果は低いけど、逆に当たった場所は確実に壊れます。 1発で撃墜するのは確かに難しいけど、当たり所がよければ可能、というレベルの威力は持ってます。 対戦車(物)ライフルを使って対空射撃を行う場合その反動をどうやって受け止めるかが問題となります 水平方向での反動しか考えられてないため上を向いて撃った場合銃は反動で吹っ飛ぶことになります 垂直方向の反動を封じ込めるように固定する手間があれば携帯対空ミサイルを持ってきたほうがいいでしょう 山岳地帯なんかだと(スティンガーなどの携行対空ミサイルやRPGで)低仰角でヘリを狙い射った事例はあります。 旧ソ連のアフガン侵攻時はこの手で多数のヘリが撃墜されました。 市街戦でも似たようなケースはあります。 #right(){(342:256-261)} **M16、AK47等で水面から水深10mにいる人を撃った場合、殺傷能力はどの位あるんですか? >それとも10mも届きませんか?  水面下へ向けて銃を撃った場合、到達距離は1mに及びません。AKだろうと、拳銃だろうと。  ある程度以上のエネルギーになると、水中に突入した衝撃で弾頭が砕けてしまうのです。 角度が浅ければ、水面ではじかれてしまいますし。  ですから、10mなら楽勝。  垂直に打ち込まれた場合はその限りではありませんが、水が有効な障壁であるのには 変わりありません。 #right(){(572:20)} **単発と連発と単射と連射のちがいを教えてください。 >シングルアクションとかボルトアクションとかどういう方式がどれに当たるかもお願いします。 薬室に一発だけ装填して撃ち、空薬莢を抜き、また一発装填し・・・と繰り返すのがのが単発式、 弾倉やクリップで一度に複数の弾丸を銃にセットし、素早く薬室に装填して撃ち続けられるのが連発式。 引き金を一度引くと一発出るのが単射、連続して弾が出るのが連射。 ボルトアクションはライフルの弾丸装填方式の一つ。レバーで円筒形のボルトを前後させ弾丸を装填・排莢。 軍用銃ではクリップで束ねた5連発式のものが多い。狙撃用、競技用や対戦車ライフルなどでは単発式もある。 シングルアクションは、拳銃で引き金を引いて撃鉄(ハンマー)を落としたら、手動(自動拳銃だと後退したスライド に押されて)でまた撃鉄を起こさなければいけない方式。 #right(){(573:67)} **小銃の小ってどういう意味があるんですか?大銃ってあるんですか? 「大銃・中銃」があったんじゃなかったっけ? #right(){(81:66)} 小銃(しょうじゅう)は、個人用の火器で、長めの銃身(弾丸の通る管)を備えた銃。大砲と対になる言葉である。 #right(){(自衛隊板初質スレ90:396)} 「銃」【つつ】元中国語で大砲の意。 抱え銃は小銃という。 #right(){(112:538)} 銃が登場して実用化されたころの銃は、現在に比べて大きく アルケビューズと呼ばれる当時の火縄銃は、1.5m以上の長さのものがほとんどであり 口径も0.5インチ以上のものが多かった。 それらに比べると近代以降の小銃は小さい故に小銃と呼ばれた。 #right(){(112:541)} **マスケット銃以降の歩兵銃の歴史は短小化と軽量化の歴史と言っても間違いではないと思いますが、ここまで短小化と軽量化への要求が止まないのは何故なのでしょうか? >「そんなに屋内で小銃をぶん回すのが嫌なら拳銃でも持ってろ」という事にはならないのですか? 軽量化と威力と火力のバランスを高次元で取ったのが現在の短縮小銃です 例えば室内での戦闘の場合、抗弾装備があれば拳銃弾では簡単に阻止されてしまいます また装弾数でも拳銃は多くても二十発となりますが、小銃では最低30発と火力でも優勢です つまり最低限度の威力と火力を保持する最軽量の装備が短縮小銃である、と言う事になり 現実に、拳銃弾と小銃弾の中間的な威力を持つ、所謂個人防御火器が登場しましたが 軍事行動における補給の問題や、文字通り中途半端な威力が忌避されています。 #right(){(574:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **小銃に付けるフォアグリップの長短所を教えて下さい。 長所は、グリップを使う事で、ストックを肩付けてハンドガードを下から支える・・・・と、言う一般的な 構え以外でも撃ち易くなる。特に室内近接戦闘なんかがありうる場面では役に立つ。 後、人によってはハンドガード部にゴテゴテと装備をつけてフロントヘビーなライフルの場合、フォア グリップの方が扱いやすいと感じる人も居るみたい。 銃のフォアグリップは銃を素早く目標に向ける際にも役立ちます。 銃をしっかり支持する点では掌を面で接触させる普通の前床の方が有利です。 ただし、反動で跳ね上がるのを抑えて連射する際には、 銃身をしっかり下に引けるフォアグリップが有用になります。 #right(){(338:547,582)} **よく草むらでギリースーツ着て狙撃してる兵士が居るけどなんで銃に色塗らないの? >そのほうがカムフラ率上がると思うんだけど スナイパーは実戦ではちゃんと銃にもカモフラージュを施す。 公開写真では判りやすいように銃だけはそのまんまのことが多いけど。 ただ、操作の邪魔になるのと、銃身に布を巻きつけたり垂らしたりすると 弾道性能に影響を及ぼすことがあるので、銃にゴチャゴチャとギリーを つけることは少ない。 絶対にやらないわけじゃないけど。 #right(){(579:224)} **今後の新型自動小銃において、銃床が伸縮式でなく固定式又は単に折りたたみ式のものである余地はあるでしょうか? 折り畳み方式に出来るものはそうなるでしょうし また伸縮式との併用も可能性はあります 銃床の形状の自由度が高くなった事で、その全ての選択が可能である訳ですが 伸縮する事で、抗弾装備の有無によって適切な銃床の長さが変動する事に対応出来ます。 #right(){(580:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **小銃には分解して持ち運べる銃(テラ銃みたいな)があると聞きましたが、使用中に壊れたりぐらついて射撃が難しかったなんてことはなかったのでしょうか? 所謂テラ銃は、落下傘部隊用に、降下時に携行し易い事を主眼として開発されましたが 接続部の強度が小さくまた、その位置も良くなかったので、破損したり精度が良くなかったりしました その為上述の通り、コンベンショナルな曲銃床形式の小銃においては普及しませんでした。 #right(){(584:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **米軍M4のストックのように何段階かに長さを調整できるストックは、具体的にどのように長さを使い分けているのでしょうか? 体格と射撃姿勢に合わせて。 脇の下にストック挟んで腰溜め撃ちするような時は長くするし、 肩づけで撃つときはもっとも適正な長さになる位置に調節する。 #right(){(335:167)} 補足すると、最近の装備はボディアーマー等で着膨れするので どちらかと言うと伸縮銃床を短めにセットしないと肩付けが困難な為です また抗弾装備を除装しての精密射撃時にも最適な全長で射撃出来るメリットもあります。 #right(){(335:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **G3 MP5 FA-MAS なんかは槓桿と遊底が連動していそうですが、閉鎖不良を起こした場合はどうするのでしょうか? >M16はA1以後ボルトフォアードアシストが付いているのは分かったのですが、ほかの銃がどうなのかが分かりませんでした。 MP5は装填不良が起こったら再度コッキングレバーを操作してジャムを排除します またそうなる前に整備するような性質の運用をします G3はボルトキャリアにセレーションが施されていてそこに指を掛け閉鎖します 出来ない場合はMP5と同じ処置を行ないます FA-MASはコッキングハンドルを連動させたまま固定する機構が装備されていた筈ですので それを操作して連同固定したハンドルを押し込み閉鎖します。 #right(){(331:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **現代の対物ライフルの口径が重機関銃と同等程度しかないのは何で? >対戦車ライフルの系譜だったら20mmや30mmがあってもおかしくないと思うのですが。 個人で持って移動するにはそのぐらいが限界なため。 20mm弾を使ってるものとして旧軍の97式自動砲があるが、これなんか59kgもあり、 予備弾も含めると運用に1個分隊必要なほど。 それが人一人で運用できる限界だから。 それ以上では重量から複数人での運用する必要が出てきて利便性を損なう。 大戦期の対戦車ライフルはほぼ全てが複数人で運用してる。 それと、MBTを除くと12.7mm相当の装甲を施している車両ってのは意外と少ない。 APCとかだと7.62mm弾程度の防御力が関の山だよ。 そう言うのが主な標的だから、過度の貫通力はいらない。 #right(){(592:479,481)} **昔の対戦車ライフルは肩が外れる程の反動なのに、現代の対物ライフルの反動はショットガン程度。どんな工夫でここまで反動が減っているのでしょうか? 肩が外れるというのはいささか誇張表現だが、 最初の対戦車ライフルは歩兵銃をでかくしただけの代物で反動が半端ななかった。 いまのは大型のマズルブレーキを持ってるし、はじめから接地しやすいように出来てる。 なかには無反動砲みたいに後ろ側にガスを逃がす銃まであるが、これはやりすぎの感がある #right(){(592:モッティ ◆uSDglizB3o)} 肩が外れるほど反動がきついと言われてるのは世界初の対戦車ライフルのタンクゲーベルくらいだぜ。 アレはモーゼルをただでかくしただけの急造品だからそんな代物に仕上がった。 ショットガン程度まで反動が軽減されてるってのは多分バレットM82のことだな。 この場合だと大型のマズルブレーキやショートリコイルの動作機構等で反動を軽減してる。 #right(){(592:498)} **自動小銃のマガジンが曲がってるのは何故でしょうか? >下方向の長さを縮める為だと思ってたんですけど、実物をメジャーで計ってみたらまっすぐでも5mm位しか変わらないです。 弾丸を横にして積み重ねるとわかるよ。 薬莢から、弾頭部にかけて細くなってるだろ。 #right(){(593:579)} **ライフル系のハンドガードに穴(隙間?)が空いてる物が多いですが、あれは何の役割を果たしているのでしょうか? 冷却用空気流路 #right(){(593:581)} **3連射機能についてですが、有効射程内で人を目標にして撃って、1発目が命中したら残りの2発も大体命中するものでしょうか? >1発目を撃った反動で銃口の向きがぶれないうちに残りの2発は発射されるでしょうか? 制限点射機構の意義は最低限度の弾数で一つの目標を制圧あるいは無力化する事で 通常小銃や短機関銃での制圧射撃においては指切り射撃が基本ですが、これを機械的に行なう物です ニコノフ小銃(AN94)のように反動を受け切る前に二発発射するという設計思想のものもありますが この場合は同じ位置に二発の弾丸が命中すると貫通力及び殺傷能力が向上すると言う 軍用小銃としては威力に欠ける5.45mm×39の欠点を補うものです。 #right(){(330:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **コッキングレバーが動かなくなるような不良とはどのような物が有るのでしょうか? 想定されるトラブルは、以下のものが考えられます。 ①・・・薬室に薬莢が張り付いて、抽筒不良となって遊底が固着 ②・・・遊底複座ばね等内部部品が破損して機関部に噛み込んだ ③・・・ボルトヘッド部分の回転が何らかの理由で阻害されてボルトキャリアがアンロックされない #right(){(601:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバーでライフル弾を撃てるようにして、銃身を長くしグリップを改造してストックにすればセミオートライフルができると思うのですが >第二次世界大戦中は誰もこれを考えなかったのでしょうか?  リボルバー式ライフルは19世紀頃幾つか作られてますが、ガス漏れで腔圧が上げられないなど幾つかの理由で廃れました。 リボルビング・ライフルでググって見たら色々情報が出てきましたが シリンダーの間からガス圧が漏れて威力が半減したり 高熱のガスが漏れて手に火傷を負うから廃れたみたいです #right(){(325:697,701)} **ボルトアクションのライフル銃に比べウィンチェスターライフルなどのレバーアクションやショットガンのポンプ式のライフルが主流にならなかったのは何故なのでしょうか? ポンプアクションとレバーアクションとボルトアクションは それぞれ適合する弾薬の形態があります 単純な円筒形にリムがついたショットシェルには ポンプアクションとの相性が良く またストレートでリムの付いた弾薬にはレバーアクションとの相性が良く テーパードでボトルネックなライフル用弾薬には ボルトアクションが適合します 逆にそれ以外の構造は相性が悪く適切な動作をする設計は困難です。 #right(){(608:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **最近の自動小銃はコッキングレーバーを引いて、エジェクションポートから弾を入れて射撃というのは可能ですか? 構造的には不可能では有りませんが、薬莢が傷むので飽くまで非常時の対処法です また通常は弾倉と弾丸は同時に支給されますし、またSS109なら弾倉はNATO統一規格なので 弾丸だけが支給される事は先ずありません。 #right(){(315:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **小銃には脚が最初から付いているもの(64・89式 SG550等)と付いていないもの(M16・AK等)がありますが、どういった開発思想の違いによる物ですか? SG550や89式は、簡易陣地に据えての防御戦闘が主な用兵思想の為に装備されてます これは日本やスイスのドクトリンから来る小銃の要求仕様によるものですね 逆にM16やカラシニコフは銃の軽量化による歩兵の負担軽減と機動力確保を目指しています #right(){(315:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **半自動銃ってのあるみたいですが、この半自動ってのはどの辺が半だったんですか? 昔ながらのボルトアクションをはじめマニュアルのライフルは、一発撃って 薬莢の排出→次弾装填 が、完全に手動。 半自動あるいは普通にいう自動は… 薬莢の排出→次弾装填 が、自動化される。 ただし、次の弾の発射には、引き金を引き直さなければならない。 完全自動というと、機関銃、サブマシンガン、アサルトライフルのフルオートのモードで、 薬莢の排出→次弾装填 が自動であるのみならず、引き金を引きっぱなしで、次弾も発射される。 #right(){(40:313)} **銃の「3点バースト」はなぜ3点なんですか? 銃身が過熱しないようにだと思われ。 #right(){(44:社 聖 ◆DASHd/qA)} 各銃口の距離が近く、弾道が他銃身からの燃焼ガスの干渉で曲がるから 3点バーストは記憶モードだが。 発射の反動で銃口が大きくブレ始めるまでに、3発くらいが銃身から出るテスト結果があった #right(){(44:123)} **スナイパーが使う狙撃銃で一番射程が長い物、隠し持てるほどコンパクトだが命中率が高いもの、 >コンパクトに折り畳めて命中率の高いもの、を教えてください。 スナイパーが使う狙撃銃で一番射程が長い物:対物ライフル 隠し持てるほどコンパクトだが命中率が高いもの:拳銃 コンパクトに折り畳めて命中率の高いもの:拳銃 出来たら上にあげたそれぞれの物で市街地でもバレない音が小さくできるサイレンサー付き:自動式拳銃 コンパクトを追求するなら素直に拳銃でギリギリまで接近しる。 #right(){(50:524)} 射程が長いのは対物ライフル。代表的なのはM82A1バレット。 でも、狙撃銃を折りたたむのはどうかと。 何しろ弾薬のロットに合わせて照準を調整する代物なので、 下手に動かして照準が狂ったら、また何発も試射する必要があります。 #right(){(50:528)} **カービン銃はコンパクトだったらなんでもカービンになるんですか? 要するに、常識的にコンパクトだなと思えるサイズの小銃を、 製造者や軍の採用決定者が、カービン銃と呼びたければ、カービン銃になる、 というくらいの曖昧な定義ですな。 厳密に、このサイズではライフル、このサイズならカービンとは言えないと思います。 #right(){(51:768)} 言葉としてはカービンの定義はそれほど厳密なものではないので コンパクト化したもの、でいい。弾の種類は問わない。 SMG基本は、拳銃弾を使う機関銃と思ってればいい。 #right(){(51:769)} **フリントロックやマッチロックで、後装式の小銃が出来なかったのは何故でしょう? >また、今の工作・冶金技術ならば、こういった小銃も生産可能でしょうか? 後装式フリントロック 例えば、 http://www2.h-net.msu.edu/~ieahcweb/revtest/guns/gun1.html breech-loading flintrock でぐぐるとよろし #right(){(52:661)} 後装式のフリントロックなどは通常中折れ式だったわけですが、尾栓部 つまり銃身後尾部分のシールがどうしても不十分なためにガス漏れを 起こし、性能低下、精度不良、事故などが多発しました。結局、これは 金属薬莢というシール作り込み弾丸によって解決された訳ですが、当然 発火に雷管を要することとなり、フリントロック、マッチロックといった 発火方式は消滅したわけです。尾栓シール部分をきっちり作れば、実用可能 でしょう。ただし「実用性」はないでしょうが。 #right(){(52:663)} **弾発射後にスコープに赤い光点で着弾点が表示される狙撃スコープって実在するんですか? 射線をレーザーでポイントする物や、スロスヘアの代わりに無限遠表示の光点を表示する「ドットサイト」と言う物は有ります。 ていうか「弾発射後」に表示しても、あまり意味無いと思うんですけど? #right(){(53:31)} 着弾位置の視認でしょ。どこに当たったか解る。 #right(){(53:32)} **映画プラトーンではM16を単発で撃ってましたが現実の戦闘でもアサルトライフルをフルオートで撃つことはあまりないのですか? あっという間に全弾撃ち尽くしてしまうので、特別な場合以外フルオートは好まれません フルオートが必要な場合は、突撃破砕射撃や突撃支援射撃、対空射撃などでしょう。 #right(){(53:792)} **狙撃銃にはハンドガードが銃身の半分ぐらいしかついてないものが多いですがなんで? ストック(ハンドガード)の干渉によるバレルの変形を嫌っての事かと。 (そのためバレルとストックが接触しないフローティングバレルが採用された銃も多い) あと狙撃銃のバレルが通常のライフルより長いからそう見えるのでは。 #right(){(57:名無し軍曹)} **スナイパーライフルのクリーニング方法についてご存知の方教えていただけないでしょうか? 猟銃のクリーニングと基本的には一緒です。 銃のクリーンングの道具、ケミカル等に関してはかなり多くのものがあるので、 日本、海外のサイト含めて検索して見つけたほうがいいですよ。 例えば海外のサイトでは、http://www.snipercountry.com/ の検索で cleaningをキーワードに検索するとツールや方法について調べられます。 #right(){(58:791)} **銃オタがM16をいきなり持たされて10m先の人間大の標的に当てろといわれて当てられますか? 実際に15m程の距離で撃った事あるけど簡単なレクチャー受けただけで意外と簡単に当った。 「人間を撃つ」と言う罪悪感や戦場での緊張感や疲労感を跳ね返せるなら当るんじゃないの。 #right(){(60:33)} **自動小銃などの装填レバーの重さや感覚はどのようなものなのでしょうか? どのような、といわれてもなー。 基地祭等で実際にさわらせてもらった感じでは、 M16のチャージングハンドルはたぶん消防(高学年)でも引ける。 非常に軽い。 SAWはやや重い。厨房でも腕力があれば片手で引けるかな。 M60は大の大人でも腕の力だけではちょっときつい。 左腕でしっかり押さえ、体ごとぐいと引かないと最後まで引ききれない。 .50はものすごく重い。全体重をレバーに預け、体ごと後ろに倒れるように引く。 とてもじゃないが、女子供には無理。 #right(){(60:506)} .50にはコツがあるデスよー コツさえつかめば女でも引けるデス。個人的には軽く少し引けるので、これを引っ かかるまで引くデス。そして、体重をかけて一気に引くデス。 女性でもこれで大丈夫デスよー #right(){(60:81式●VNMI ◆TYPE81/oDg)} **3点バーストとかじゃない銃で一発目が着弾する前に何発まで撃てますか? 目標までの距離による。 223弾で秒速1000m弱くらいだから、 標的までの距離が200mとして、単純計算で0.2秒で着弾する。 (実際には空気抵抗その他で弾速は落ちる) だから、2発目が撃てるか撃てないか、ぎりぎりじゃないのかな。 #right(){(62:174)} **AKとG36はどっちが頑丈ですか? AKは鉄製、G36はプラスチック成型。 どちらが過酷な条件で使えるかは言うまでも無いかと。 #right(){(71:130)} **50口径のライフルやM16で4キロ先に届くんですか >届いたとして殺傷能力はあるんですか 50口径のAMR(対物ライフル)でも有効射程は1.5km程度です。 どちらも残弾消化か暇つぶしに撃ち合っていたものと思われます。 #right(){(97:system ◆uBkmmPOcL.)} **小銃・突撃銃の弾倉を外すためのスイッチについて、 >1 銃の中央下部にレバーが付いているもの(64式小銃、AK、G36等) >2 銃の側面にボタンが付いているもの(M16系、89式、SCAR等) >この2種類を比較した際の長所短所を教えてください。 弾倉受けボタンは、軽く押すだけで弾倉がフリーになるので 素早い弾倉交換が可能ですが、反面何かの弾みで押されて 不意に弾倉が落下する事があります。 これは対策として、指以外で押されにくいように突起を付けて対応しています また、ボタンのある面からしか操作出来ないと言う欠点もありましたが これは左右どちらからでも操作出来るように連動させる事で対応しています。 弾倉受けレバーは、弾倉を握った手で解除する事が出来るので 確実に弾倉の着脱が出来、また左右いずれからでも操作する事が可能です またレバー本体と一本のバネで機能する為、部品数を減らす省力化にも適っています 両者のメリットデメリットは、ほぼ操作性の問題と部品点数に集約されますが 選択肢としては、更新対象である従来の装備との共通性、或いは 運用目的によって適時選択され、決められるようです。 ちなみにヘックラーウントコッホのG3系はボタンとレバーを連動させる形式で 両者の長所を良いとこ取りしたような設計となっていますが 最新のG36では、G36型ではレバー式、AR-15弾倉に対応する場合は ボタン式の弾倉受けになって居ます。 #right(){(625:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **小銃に3点スリングを付けて、タスキのように抱えて構えるのが主流のようですが、どのようなメリットがあるの? >また何年頃に何処の国が発案したのか、教えて下さい。 FA-MASは全長や重量バランスの都合で採用時から三点支持のスリングを使用していますね また現在でも通常の小銃は2点支持のスリングを使用します これは70年代から80年代に掛けて大規模な市街地テロの頻発を受けて 市街地で小銃を携帯する機会が増えた為に考え出された銃の保持方法のようです。 #right(){(312:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ブルパップライフルは作るのが難しいそうですが、考えてみれば拳銃はほとんどがブルパップじゃないですか? ブルパップ方式は厳密には機関部が握把よりも後方に有る設計という定義なので 殆どの自動式拳銃の握把内に弾倉を収める方式とは明らかに異なります また小銃(ライフル)の弾倉は大きいのでグリップ(握把)内に納めると非常に嵩張ります #right(){(311:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **アイアンサイトの有効射程は200mまでというのは正しいのですか? 制式小銃たる自動小銃の性能要件として400m以内での単発射撃の命中精度というのがあります これが最大射程800mまでの照尺を備えた事で300mの射程でもピープ式の照尺照門で充分な精度を得られる距離と成っています #right(){(310:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ブルパップライフルは機関部が後にあるから耳が悪くなるって聞きますが、実際にそんな事例があったりするの? ブルパップ式の小銃では、薬室は丁度構えた頭部に隣接する位置に来ます ですから発射の際の爆発音が直接耳に当たる為、通常のレイアウトの物に比較して より難聴になり易いようです。 #right(){(638:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **チェンバー内に弾薬が残ってる状態で弾装を交換する時は、ボルトリリースレバーに触れる必要はないのでしょうか? >ネットでリロード動画などを見ていると弾装交換する度にコッキングレバーに触れているんですがなぜだかよくわかりません... 薬室内に装填された待機状態では、弾倉交換時にボルトストップを操作する事は 基本的にはありません。 また、カラシニコフ等ボルトストップ機能の無い自動小銃では 弾倉交換時には、ほぼ薬室は空ですから、弾倉を装着すれば 必ずコッキングを行い、薬室に弾薬を装填する必要があります これはボルトストップが装備されていても、作動不良や薬室が空である場合を想定し 一発を無駄にしても確実に発射準備が出来る利点を重視して そのようにオペレーションする事もあります。 #right(){(639:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ヒグマを瞬殺できる自動小銃をご存知ないでしょうか? 軍用の小銃であれば、一弾倉分三十発を全部命中させる事が出来れば、 ヒグマであれば殺害する事は可能です 但し、熊は素早く動く事が出来るので、一発で仕留める事が出来ないと 逆に接近されて仕舞い、返り討ちに遭う可能性が非常に高いです この場合、初弾で熊の動きを止める可能性が高いものとして H&K G3A3、AK47、M14、FN FAL、等の有名な銃が挙げられます 但し、日本国内ではこれらの自動小銃は弾薬も含めて入手は困難ですので 7.62mm以上の大口径の自動銃、M1Aくらいしかありません。 #right(){(641:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **主に狙撃銃についての解説でよく見るのですが、フローティングバレルとはどういうもののことでしょうか? フローティングバレルと言うのは,銃の命中精度を高める為の構造的な特徴を指して言います これは前出の通り、銃身基部のみが機関部と最小限で接している為 発射時の振動や反動による銃身のよじれや歪みがもたらす 発砲毎の命中精度に対する撹乱要素を廃する目的を持って居ます この処置により、長射程での命中精度を高める事が可能になります。 #right(){(304:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ドイツやアメリカ、日本でブルパップ作らないのはなんでなの? >特にアメリカはM4使うよりブルパップの方がいい気もしますが。 ブルパップ式の小銃は、その先進性も登場した頃に比べれば色褪せて来ていて 何よりスタンダードな小銃に比較して、左右に構えを変えての射撃に対応しにくくなっています 亜米利加はM16A1を採用した頃、サバイバルガンとしてブルパップ式のブッシュマスターを 一時採用する為にテストしていましたが、使い難いと言う事で結局定着しませんでした 今現在ブルパップ式の小銃を採用しているのは、英国と仏蘭西とオーストリアが制式小銃としている他 イスラエルや南阿弗利加が一部で採用している程度の普及率となっています。 またトイガン用のアクセサリは安価な構造である為、実銃に使用すると 発射の衝撃と熱に耐えられません、なので輸入可能なものに限ってですが トイガンに実銃用のアクセサリを使用すると言う逆転現象が見られます。 #right(){(643:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} ブッシュマスターがGwinn Firearms社 Bushmaster Armpistolの事なら 正確には米軍の試作銃と同じモデルではありません。 米空軍のSAC(戦略航空軍団)からの要請で、Colt社と空軍の兵器 研究所が、戦闘機パイロットの自衛用としてブルパップ銃を開発したのは 確かです。M16A1の部品、構造を流用し、使用弾、221FBで数丁の 試作銃が完成しています。しかしヴェトナム戦の終結もあり、テストは 実施されず、開発は中止されてしまいました。 この時の担当者が軍を辞め、パテントを買い取り、銃器メーカーを設立、 作動方式や操作法、使用弾の5.56 x 45化、等を施して、CMモデルとして 発売したのが所謂ブッシュマスターです。 #right(){(643:410)} **バレットやハスキンスなどの50口径の狙撃銃は、どんな部隊がどのような状況下で使用しているのでしょうか? 大口径狙撃銃の使用方法 航空機、レーダー、指揮車などを無力化する。湾岸戦争時は偵察部隊が「ついでに」BMP-1、3台を撃破。 追撃を防ぐためとも、混乱を狙ったとも言われるが、夜間で反撃されるおそれが少なかったのは事実。 12.7mmでは徹甲焼夷弾も十分効果が期待でき、機器破壊に適する。 対爆発物。浮遊機雷、露出して見えている地雷、IEDと思われるものなどを安全距離から破壊。 遠距離対人狙撃。従来の口径では800m程度が限界。.また、防弾衣などを装備した相手になると、 さらに有効距離が短くなる。.338 Lapuaの登場で改善はされたが1200mとかになると僥倖が入る。 .50では1500mでも40~60cm円のグルーピングが得られ、狙撃可能。(記録は12.7mm McMillan使用の2430m)。 対スナイパー。相手は遮蔽物、場合によっては壁の後ろにいる。通常の口径では一撃で無力化できず、 逃してしまうおそれがある。サラエボでSFORに当たったフランス軍が始め、チェチェンのロシア軍、 イラクの米軍もこれに続いた。もっともMOA自体は有効距離内なら7.62mm優位。(1MOA@.50 vs 0.50-0.25MOA@7.62) あの手の対物ライフルには重要な側面がもう一つ。 地雷処理用として工兵部隊などに導入されるケースが多く、対物ライフルの代名詞になったバレットM82も スウェーデン軍による地雷・不発弾処理器材として導入されたのが最初の大量採用例。 そのため、一見対物ライフルとは関係なさそーな米空軍も早い段階でバレットを調達しているし、三沢基地の 航空祭で展示されたこともあったりする。 >7.62mmの機関銃で問題の地点を掃射するか、軽迫撃砲でも撃った方が効率が良いと思うのですが。 対物ライフルで、爆発物による危害が及ばない程度に遠く、しかし簡単に狙って当てられる距離から直接 狙撃して起爆させるという、ある意味手抜きでありながら安全な方法です。 わざわざ手作業で無力化したり爆発物を近くに仕掛けるより、充分な威力を持つライフルで撃って起爆 させてしまう方が簡単な場合もあるので。 この方法はスウェーデン軍でのバレットの採用からものの数年で米軍や英軍にも急速に普及しましたが、 ちょうどそのタイミングで湾岸戦争が起こり、その際に狙撃銃としての知名度も上げました。 爆発させてはまずい状況であれば人間やロボットによる除去となるわけですが、もし汎用機関銃や迫撃砲に よる除去が現実的ならば、小火器としてはかなり高価な対物ライフルが大量導入されることはなかったかと。 #right(){(302:310-386)} **小銃とか突撃銃は、多少の性能を犠牲にしてでも「故障をしないこと」を優先されるものなんでしょうか? >ゴルゴ13という漫画で、カラシニコフが故障しないから最高だという描き方をされていましたので。 故障をしない、と言う要求は、永遠に達成出来ない禅問答のようなもので、 小銃と言えど機械である以上、使用すれば必ず故障します。 カラシニコフの設計思想は、故障するまでの時間を可能な限り長く取り、 また、他国の小銃に比較して短い射程内での火力と威力を重視しています。 それは、ともすれば使い捨ての兵士に使い捨ての小銃を持たせ、 兵士個々に求める能力を低く見積もり、戦術と戦略を組み立てる事になります。 逆に現代の先進国の殆どは、兵士の能力をもっと高く、高コスト高効率の戦略を取っており その中には、高精度の小銃を適時整備しながら戦闘を継続し、戦略を達成する事を求めます、 それが現代戦の特徴であります。 #right(){(647:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **初期のライフリングはどうやっていたのですか? ライフリングは15世紀に始められたと言われている。 http://firearmshistory.blogspot.com/2010/05/rifling-history.html 技法は、小さな刃が付いたカッターを、回転させながら銃身の中をくぐらせて 一本の溝を作る。くぐり終わったら、開始位置をずらせて次の溝を作り、必要な数の ライフリングを作る。ただし、一度に削れる量は少ないので、カッターの突き出しを少しずつ 増やしながら何度も繰り返して必要な深さの溝にする。 これが「フック・カッター」 http://firearmshistory.blogspot.com/2010/05/rifling-manufacturing-cut-rifling.html これは現代のものだが、昔の物も同様。銃身の径より少し小さい円筒から カッターの刃がわずかに突き出す。刃が出ない状態で一旦銃身に通し、 刃を少しだけ出してから、ゆっくり回転させながら引き戻すと浅い溝が一本掘れる仕掛け。 #right(){(653:210-211)} **対物ライフルにサイレンサーをつけた場合、やはり反動は増加するのでしょうか? アンチマテリアルライフルには大概マズルブレーキがついてるから、 それを取っ払らわないとサイレンサーは付けられない。 マズルブレーキ込みで設計されてる銃のマズルブレーキを取ったら、 反動がでかくなるだけではなく弾道が変化するとかいろいろと不具合が出る。 そもそも、アンチマテリアルライフルで狙う目標とは1000m先とかそんなんな わけで。 基本的に標的は撃たれてから発砲音を聴く事になるわけで、サイレンサーの必要性 自体が疑問。 あと、例えマズルブレーキがなくても50口径クラスの弾を撃つ銃は猛烈なマズル ブラストが起こる。 発砲時に巻き起こる土煙で位置がバレバレになるので、音よりもそっちの方が問題。 #right(){(296:107)} **狙撃銃をブルパップ型にすれば、全長を短くできるし更に銃身を長くすることも容易だと思うのですが、あまりそういったものがないのは何故なんでしょうか? ブルパップタイプの自動小銃は主に全長の短縮を目指して設計されていますが これは野戦や近接戦闘における取り回しを考慮しての事です 狙撃銃としての性能はごく一部の例外がありますがコンベンショナルなものが信頼性も高く ブルパップ形式の狙撃銃はいまだこれらを凌駕した評価は得ていません。 #right(){(296:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} WA2000というブルバップの狙撃銃があるけど、PSG-1並に高いし重たいのであまり使われてない 軍事目的には不向きだし、警察用にしても既にPSG-1やレミントンM700が使われてる #right(){(296:113)} >バレットM82A2対物銃はブルパップ式だが バーレット辺りは今現在プルーフが進んでいるのと 軍事行動では対人狙撃に通常使われない対装甲銃と言う事で除外しました。 #right(){(296:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ペイロードライフルと呼ばれる大口径のアンチマテリアルライフルがありますが、グレネードランチャーとどこが違うのでしょうか? 20mm以上の弾丸に炸薬と信管を組み込んだ物を使用する火器を指して言います これはそれ以下の容量では運動エネルギーのみを利用する方が威力が大きい為で 空中で炸裂するエアバーストによる弾片効果を期待して開発されていました これはOICW用の長距離面制圧火器として計画されていましたが 期待された性能が出せないようで、計画は頓挫しかけていますね。 ペイロード・ライフルの設計思想は、歩兵の面制圧能力の強化です 対装甲は車両まかせで、敵歩兵に対する火力の補完を目指しています 開発に手間取っているのはM203の利便性を中々凌駕出来ない点で これは射程によって信管の調定を一瞬で設定しなければならない スマート信管の性能とコストが大きな問題としてある為といわれています。 #right(){(296:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **SAW並の火力を持たせるアサルトライフルがあるにも関わらずにSAWが使用されてるのはなぜ? >アサルトライフルの銃身はSAWほど強くないのと、銃身を素早く交換できないからなのですか? 自動小銃と分隊自動火器(SAW)の境界は曖昧ですが これはRPKやM16H-BARとMINIMIの違いを考えればそのとおりです 銃身交換が容易かそうでないかで持続発射弾数が大きく変化します 銃身を強化する=火力を維持する能力を向上する=分隊火器に近い運用が出来る程度で 飽くまで代用SAWとしての使用しか出来ないのでSAWが不用となる事は恐らく無いでしょうが 米軍ではそういった火力を発揮するのは専ら車両におまかせで、歩兵そのものの火力保持は 通常の運用においては重要視されない傾向にあります。 #right(){(296:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ライオットガンまたはライアットガンとはどんな銃器ですか? ライオット、あるいはライアットガン「RIOT GUN」とは所謂「暴徒鎮圧用の火器」と言う意味です 一言でライアットガンといえば一般的には米国のパトロールカーに常備されている散弾銃を指します またデモ鎮圧用途には非致死性の火器全般を指して言う事も有ります これは催涙弾発射機や捕獲網投射機も含まれます。 #right(){(295:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16やAK等の小銃のマズルフラッシュって映画では派手に火を噴いてますが、実際あそこまで噴くものなのでしょうか? AKはともかく、M4は銃身が短いこともあってマズルフラッシュが派手なことで有名です。 そのために工夫されたフラッシュハイダー兼サプレッサーが付いていますが、 それでも発射炎は目立ちます。 他の銃でも発射炎が目立つのは同様ですが、発射炎は一瞬であり(カメラなら残像が残りますが) 少し距離が離れた場合は、たまたまそちらを見ていないとわからないこともあります。 逆に、およその位置がわかっている場合、発射炎を目印にグレネード撃ち込んだり、 重機関銃撃ち込んだりすることになります。 #right(){(293:370)} **オープンボルトとクローズドボルトって、精度にはどれぐらい差があるのでしょうか? >実用上無視できないレベルの差なんでしょうか? アサルトライフルのM-16を元に分隊自動火器に改造したH-BARモデルは、銃身冷却の都合で オープンボルト作動となっていますが、それは自動火器としての持続発射弾数の確保の為で 発射前に大質量のボルトキャリアが前進する事による動揺は自動火器にとって、 撒布界を大きくする利点よりも、命中精度に及ぼす悪影響としては 出来れば排除したいと考える大きな要素の一つです。 ですから、UZI式やスターリング式等に代表される、純粋に弾幕を張る制圧射撃のみを目的とする自動火器は、 一発一発確実に当てるべく射撃する現代の戦術思想にそぐわない事から、 オープンボルトファイアリングを採用する火器は、ほとんど第一線からは退いています。 #right(){(667:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **撃鉄によって狙撃精度も変わるものなんですか? >ゴルゴ13が撃鉄にも注文入れてたのでまじかよ、と 精密射撃に撃鉄は激しく重要。 撃鉄が重いと、引くのに力が要るので、腕の筋肉に余計な力みを生じて銃がブレる。 結果弾着がズレる。 でもあまり軽くすると暴発しやすくなるので、軍用銃とかには使えない。 競技用の精密射撃ライフルには、撃鉄を極限まで軽くしたりする。 人によっては、安全装置を外して銃を上に向けただけで自重で撃鉄が落ちるくらいまで 軽くすることも。 #right(){(293:425)} **自動小銃は1発目を槓桿を手で動かして装填しますが、しばらくたって射手が装填済みか未装填かを思い出せなくなった場合、どのように対処したらよいですか? 弾倉を抜き僅かに槓桿を操作しボルトキャリアーを後退させて弾薬の有無を確認します 時間に余裕が無い時は弾倉を差したまま弾薬を排出・再装填する事もあります #right(){(292:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} >俺はさっき初弾を装填したかな?まだ装填していなかったかな?と戸惑うような事態はあるでしょうか?  意外かもしれませんが一般的に装填動作は「命令・号令」に基づいて行いますので兵士個人が惑う場面はあまり有りません。 それほどに武器の使用は軍隊では厳格なのです。 #right(){(292:ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)} **小銃の弾倉はどうやって残弾を確認するんですか? 弾倉の残弾数を知る手段は、残弾確認を容易にしたインジケータ付きの弾倉が 初期にはありましたが、戦闘中に残弾確認をする余裕も無く廃れ、 また透明樹脂製の弾倉が普及するまでは装填してから 「何発撃ったか」を記憶しておく他はありませんでした。 戦闘中にそんな事出来るか、と言う意見もありますが、生死が掛かって居れば人間何でも出来ます そして現代の自動小銃は、最後の一発を撃ったら遊底は後退位置で遊底受け(ボルトキャッチ)によって固定され、 直後に弾倉を交換して、ボルトキャッチリリースを押せば、素早く射撃準備が出来るように成っています。 それ以外のポンプアクション方式や、ボルトアクション方式では 両手で数える程の装弾数のものが殆どですから、 撃った数を数えるのも容易ですし、 また弾倉に実包を追加装填する事も簡単になっています。 #right(){(682:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **対物ライフルで狙撃するのは国際法違反なのですか? 条約を広義に解釈すれば、国際法違反です。 対物用の兵器で人間を狙うのがだめらしいです。 「が、確かあれは戦争においての話で、現実的には強大な威力をもつ.50弾は、 犯人の抵抗力を一瞬にして奪う(要は射殺)事が出来るため、警察特殊部隊等では採用するところが増えているそうです。」 下記を参照ください。 http://www.warbirds.jp/ansq/41/D2001446.html 「戦場でのショットガン、アンチマテリアルライフルの対人使用禁止は条約を広義に解釈したもので、 現状では自主規制に近くあまり守られていない。 違法使用と訴えられた例自体も無く、CCWで明確に禁止規定を制定しようという動きは未だ実現していない。」 下記を参照ください。 http://obiekt.seesaa.net/archives/200512-1.html #right(){(690:霞ヶ浦の住人 ◆1qAMMeUK0I)} **自動小銃はなぜ機関銃みたいに連続して撃ち続けないの? ・弾の節約、殺すなら数発で十分 (連射は実はそんなに命中しない) ・無駄弾を出さないようにする、予期せぬ長期戦・無補給に備える ・銃身の過熱からくる、各種トラブルを防ぐ為 映画やゲームの様に連射しないのは、大体この3つが大きな理由。 例外的に機関銃手の制圧射撃とか、緊急時のバースト射撃なんかあるけどね 銃の耐久性については、射撃数・メンテナンス等で寿命が伸び縮みするから (そこら辺は自動車や革靴と同じ様な所がある) ゲームの様に~発撃ったから壊れた! なんて無い。 (銃身命数とかあるけどね) #right(){(690:428)} 自動小銃は通常、半自動での仕様を前提としています、 制圧射撃や威嚇射撃など弾幕を張る必要がある場合には、 数発づつの制限点射(バースト射撃)をする事で対応します、 その理由としては前出の通り自動小銃を連続的に運用するにあたり 全自動での連続射撃が長時間継続出来無い為で、長時間持続して弾幕を張るような そのような用途は軽機関銃以上の自動火器が担う事になっています。 半自動とは、一発ずつ射撃する、所謂セミオート射撃です。 連続して発射出来るのは全自動で100発程度、最大で300発程度です、 これは銃にもよりますが、銃身の過熱による故障を避ける為にも、 また戦術的な要素から、弾薬の無駄な消費を避ける為にも、 全自動での射撃は制限点射が推奨されます。 #right(){(690:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ライフルの木製銃床って何の木で出来てるんでしょうか? 最高級のものは紫檀やウォールナット(胡桃の木)、普及品質だとブナやナラの木が 多く使われます>木製銃床 戦局が切羽詰ってくるとある程度硬い木ならなんでも使われることも。 日本が先の大戦末期に作った銃にはそれこそ使える木はなんでも使って あったとか。 #right(){(280:759)} **自動小銃の槓桿の位置にですが、槓桿を右・上・左につけるそれぞれの長所短所を教えてください。 槓桿の位置について大きく分けて、連動式と非連動式があります AR-15(M16)やセトメ・モデロ(G3・MP5)のような非連動式は撃発毎に動作しないため 射撃姿勢の自由度が高い反面ボルトの閉鎖不良時に押し込む動作が咄嗟に出来ないという欠点があります。 また連動式は前後する部分に触れるような姿勢が取れないと言う欠点がある以外は 構造がシンプルで部品点数が少なく出来、また閉鎖不良時にも手で押し込む事が出来ます。 位置については、上方に突起している場合には左右どちらで構えていても操作できる反面 機関部上面に形状に制限を受ける事となり、アクセサリ取り付け位置が制限される為拡張性が悪くなります。 左側に装備する場合、右利きを前提とすれば非連動式しか出来ませんが 射撃準備及び弾倉交換時の装填動作が銃を構えたまま出来る利点がありますが 状況により左側に構えた時の操作性に問題があります、そのためG3系列以外えは殆ど見られません。 右側に装備した場合、普通に構えた時に顔面の反対側に成る為、射撃動作の邪魔になりませんね ところでAR-15(M16)はレシーバー上部、ボルトキャリアーの直上にあり非連動式になっています。 #right(){(279:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **7.62mm弾を使用する適当なライフルを改造し、バレル2倍に伸ばして対物ライフルにするのは無理ですか? >砲身が長くなる=弾丸が早くなる、とと理解してますが。 銃身と初速の関係は定比例する事は有りません 発射ガスの量や抜弾抗力との兼ね合いで、その銃身で最大初速が得られる銃身長というものが有ります これを理論腔長といい、銃器と弾薬の設計時に反映しています 現用の.30口径の小銃では理論腔腸よりもやや短い銃身長を設定していますが おそらく銃身長を倍増すると初速が低下するか銃身内で停弾してしまう危険性があります また仮に初速が倍増したとしても弾道が安定しなかったり着弾時に弾体が破砕したりで使い物にならないでしょう。 #right(){(277:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **折りたたみストックは、固定式のストックと比べて命中精度は劣る物なのでしょうか? 折り畳み銃床は固定式銃床と同じ角度で構えられる様に設計されています 銃剣格闘や雑な扱いで破損し易い点以外は同等とされ 近年の設計のSG550やG36では折り畳み銃床のみとなっていて 信頼性や欠点等の固定銃床との差異を埋めてしまっています。 #right(){(275:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **小銃の旋条は理論上15世紀には生まれたにもかかわらず、19世紀半ばになるまで一般化しなかったのは何故でしょうか? ライフル銃自体は存在していたが、弾丸を回転させるには弾を銃身にしっかり食い込ませなければならず 当時の前装式の銃ではその為装填が難しかった。また、無煙火薬発明以前の火薬は大量のすすが 銃身内に残るので銃身と弾の隙間が小さい当時のライフル銃ではしっかり中を掃除をしないと暴発の危険性があった。 故に速射性に欠け、猟兵や狙撃兵等の一部に装備は限られていた。 ところが、1852年にフランス陸軍のシャルル・ミニエー大尉が発明した『ミニエー弾』によってライフル銃が 脚光を浴びる事になった。これはライフリング付きの銃身を持つ前装銃でも容易に装填できるよう、 弾頭の底に窪みを設け、ここに鉄の栓を入れたものだった。発射時に燃焼ガス圧で鉄栓が入り込んで 弾頭の周囲をスカート状に押し広げ、ライフリングに食い込ませるというアイデア。これによりライフル銃が 各国の小銃の標準になり、射程距離と命中率が飛躍的に上昇した。 #right(){(154:717)} **クリップ装填のライフルのようにマガジンを外せないライフルって、もし弾を抜きたいなと思ったらどうするの? M1のようなセミオートライフルは? 装弾子(クリップ)装填式の弾倉は、殆どのものがダブルポジションフィーディング方式を採用しており 弾薬の排出操作は、槓桿を引いて薬室内の実包を排出し、そのまま弾倉内のフォロワを押さえて 残りの実包を取り出します。 M1ガランド小銃はクリップ排出レバーを引く事でクリップ毎残弾が排出されますが、 上述のようにバラバラになって排出されるので、ちょっとした欠点となっていますね。 #right(){(703:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **銃身そのものの重さが、マズルのブレ軽減に繋がる理屈が分かりません。 振動を抑制するカウンターウェイトのような作用で、慣性重量によって 発射反動を軽減し、反動を受ける単位時間辺りの衝撃を和らげ、 その結果、銃の動揺を制御しやすくなる事で命中精度が向上します。 また、重量があると言う事は剛性も高くなり、発射時の不規則な振動や 銃身そのものの発射衝撃による瞬間的な歪みも軽減されるので、 命中精度の向上及び動作の安定につながります。 追記すると、バレル部分のバラストを調整する事によって 射手の癖に合わせた精度向上する条件を作り出す事は 精密射撃においては常識的な調整部分となっています。 #right(){(703:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **小銃の分類について教えて下さい。 狙撃銃・・・・・手っ取り早く精度高める為にボルトアクション化、もしくは高精度な自動小銃をさらにカスタム化        ただし、装填速度を含めた射撃速度と高コスト化が難点、さらに射手の養成に時間とコストが掛かり過ぎる マークスマンライフル・・・割と高精度な自動小銃を割と優秀な射手に持たせ、小隊・分隊にあてがい                 対狙撃・対長距離の対抗策として運用 バトルライフル・・・・・・7.62×51の中口径ライフルの総称。 ただし大型・重量であり、反動が強く連射時の集弾性に難アリ アサルトライフル・・・・・短小弾を使う全自動個人携帯火器の総称(口径は5.45mmから7.92mmまでいろいろある)。              連射時の集弾性は良いものの、遠距離の撃ち合いに向かない。 サブマシンガン・・・・・・拳銃弾を使用する小型の銃火器、拳銃弾の威力不足と              近年では銃身を切り詰めたアサルトライフルのカービン型におされ、軍用では絶滅危惧種 #right(){(706:947-948)} 極論ですが。  アサルトライフル:公算射撃、間接射撃  ボルトアクションライフル:照準射撃、直接射撃 的な雰囲気かと。 公算射撃でも当然照準は必要なので、アサルトライフルにも照準器は付いてますが、 標的の上にきちんと照準置いて、そこに当たる弾を確実に撃てる技量は簡単には養成できないし、 銃も高い、重いので、一応狙う、弾たくさん出すという感じで。 ただそれをフル口径弾でやったら公算射撃も何も、二発目からお空に飛んでいってしまうので アサルトライフル弾というものがあると。 ボルトアクションは一発で狙ったとこに弾を持ってくつもりの狙撃なので、連射速度、弾幕密度は不要。 それでも場合によっては、二の矢、三の矢でも確実にしとめたいので、重さ、信頼性、精度を 少しずつ犠牲にしても、フル口径の半自動狙撃銃を使用する選択も少なくないと。 #right(){(706:system ◆systemVXQ2)} **小銃の構え方で右脇をしめるのは問題ないのですか? 脇より肩づけが重要 自然と脇が閉まる 自分でエアガン買って試してみな #right(){(俺初質スレ2049:417)} **光学式サイトとアイアンサイトのメリットとデメリットをそれぞれ教えてください 光学サイトは遠距離まで正確に狙いやすいが高くて複雑 長距離狙撃に向いてる むしろアイアンサイトのがピンキリな気がするけど まあ光学サイトよりは簡易で安価だが、正確さで劣る 長距離狙撃には向かない 200~300mならアイアンサイトで、500m以上の狙撃なら光学サイトがいいだろう #right(){(俺初質スレ2049:528)} **市街地での狙撃に最も適している狙撃銃は何か 市街地での狙撃ったって野戦での狙撃とは交戦距離が少し短くなるだけでそんな変わらんと思うが、 800mとかそういう距離で狙撃する機会は少ないだろうから、 所謂マークスマンライフルとか低倍率スコープを付けた普通のアサルトライフルでほぼ事足りると思う #right(){(俺初質スレ2049:787)} その狙撃手が訓練などで使い慣れた銃が最良 軍隊や警察所属なら、制式の銃があるはずだし、市街戦なら警察が使うような狙撃銃で #right(){(俺初質スレ2049:788)} *ボルトアクション **歩兵用の正式小銃として、ボルトライフルはいつごろまで採用されていたのでしょうか? >(あるいは今現在ボルトアクションを歩兵用小銃として使用している軍隊は存在するのでしょうか?) ボルトライフルは主として狙撃用としてあちこちの軍で採用されています。 #right(){(5:383)} **狩猟に使われる銃は何故ボルトアクション式ライフルが多いのですか。 1)ライフルを使う距離では連射する意味がありません。 2)セミオートだと、銃身内のガス圧で次弾を装てんするので、発射中に銃身が ブレます。アサルトライフルやサブマシンガンであれば多少のブレは気にならないでしょうが、 弾道の精密さが要求される狩猟では致命的です。 2)セミオートライフルは多少の改造でフルオート化することが可能です。 フルオートのライフルは対人殺傷にしか使えません。したがってそんな危険なものを 市場にだすことはあまり政府にとって嬉しくないことです。 #right(){(19:638)} **ボルトアクション小銃の装弾子って装填したあと捨てるんですか? 特に曲がったりしない限りは回収しますよ。 #right(){(52:439)} **ボルトアクション小銃が大抵固定弾倉なのは何故? エンフィールドの弾倉も扱いは固定弾倉と変わりません。 したがって他のボルトアクションと同様にクリップで給弾します。 装填面での差はほとんどないでしょう。 #right(){(52:484)} ボルトアクションライフルはそれほど弾丸を消費しない。 第二次世界大戦なら、大量に弾丸をばらまく係は別にいます。(軽機関銃手) 外装マガジン自体は、サブマシンガンの実用化に同調するように広まっております。 それより先にオートマチック拳銃がマガジンを採用していますが、 これはグリップの形に合わせて角度をつけてしまったためにクリップで装弾しにくくなったからです。 (初期のオートマチックはクリップで装弾しました。 マガジンが採用されてからも拳銃は護身用であり、素早い交換は考慮されていません。) サブマシンガンも当初はドラム式で装弾数の多い物が用いられており、 箱型の物を複数携行し、素早く交換して弾幕を持続させる様になるのは、割と後年になってからです。 要するに、ボルトアクションライフルが開発された時期とマガジンが流行りだす時期には、少しズレがあります。 #right(){(52:499)} **ボルトアクションライフルの装弾数が少ないのってなんで? ボルトアクションで撃つという事は、弾量で面制圧することは困難という事。従って 大きな弾倉付けても重くなったり嵩張ったり作動不良起こしたりしやすいだけ損です。 #right(){(84:system)} 中国とかスペインあたりでは装填数が30~60発のライフルがあったそうだが 歴史的に活躍したという事実はない。 #right(){(84:16)} **リムファイアーのボルトアクションの仕組みってどうなってるのでしょうか? リムファイア・ボルトアクションならスポーツ用のSB(22LRかな? だったら撃針引っ掛けてリリースするだけだったと思うけど・・・ 後はエキストラクターと安全装置がついているだけか。 どうせ人力だし、装填も手で薬室に突っ込むだけだし。 ボルトの丸いレバーっていうと安全装置(ボルトの後ろ側にある)のような気もする。 たたいたって言う記憶はないけど、カチッとまわすところは同じ。 これはセーフティーの位置によっては引っかかって銃に取り付けられないからってだけ。 #right(){(91:106)} **ボルトアクションの狙撃銃や小銃は映画では1発ずつ装填されることが多いですが、クリップ装弾できないのですか? ボルトアクションの銃でもマガジンから給弾されるのがほとんどで 一発ずつ装填する例はあまり見られませんが。 あとクリップ装填のボルトアクションライフルは稀です。 #right(){(117:939)} スコープの配置による。 銃の真上にスコープを取り付けているとクリップと干渉する場合がある。 #right(){(117:雪風@自衛隊板 ◆MZR7PEYUKI)} >WW2の軍用ボルトアクションはほとんどクリップ装填じゃないんですか? おっしゃる通りWW2の軍用ボルトアクション小銃はクリップ装填が多いです。 そういった銃はスコープをレシーバーの左側にオフセットして取り付けた例もあり、 その場合は普通にクリップで装填できました。 ただし、たとえばドイツのモーゼルkar98kではZF39やZF4といったスコープは レシーバー上部に取り付けられていたため、マウントの間のスペースを用いて給弾しました。 当然クリップでの装填は出来ませんでした。 #right(){(117:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **ボルトアクションライフルで、ボルトを下げて排莢口を開けた状態で排莢口から直接弾薬を押し込むのって実際できんの? 第二次大戦まで使われてたようなボルトアクションライフルは弾倉は取り外せず、弾薬は排莢口から弾倉に装填するものがほとんどだが。 薬室に薬莢を直接入れてボルトを閉鎖して撃つという方法もできる、というか弾倉が登場する以前はそうしてた。 古いライフルは排莢口からクリップで装填でしょ。 モーゼルKer-98kなんかはZf4スコープを取り付けるとクリップでの装填が出来ないんで 一発ずつ手で押し込んでいたり。 #right(){(580:394,395)} >L96やM700みたいな現代のボルトアクションライフルでも一発装填ってできますか? M700系には内蔵弾倉を持たず、ボルトを開放して一発づつ装填する XP-100の様なバリエーションもありますし 元々弾倉を持たない単発式から発展したので、殆ど全ての機種で可能です。 #right(){(580:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **軍用狙撃銃でボルトアクションが採用されているようですが、どんなメリットがあるんでしょうか? >外したときのことを考えるとセミオートの方がいいと思うんですけど 半自動式は可動部分が多いのでどうしても精密射撃で劣ります リカバリーの容易さよりも一発の確実性を求めるならばボルトアクションが最良の選択です。 #right(){(322:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **スナイパーライフルは高い精度が必要なのでボルトアクションですが、バーストにしても確率は飛躍的に上がるのでは? ロシアのSVDなんてまさにそういう思考ですな。 この銃は敵のライフルの射程外から先制して攻撃を行えるよう開発された銃で、 狙撃銃と突撃銃の中間的な性質を持つ。故にセミオートとなっており、素早く次弾を放つことができる。 なお、警察用として有名なPSG-1もセミオートだが、 これは人質救出など失敗ができない任務などで使用される銃なので、 高いコストかけて精度と発射速度を両立させている。 #right(){(321:467)} **ボルトアクションライフルって木の部分で銃身を覆ってますが、あんなに覆う必要あるんでしょうか? >ハンドガードみたいにちょっとでいいのでは?そしてあのストックはなんであんなにみっちりしてるんです? >AKS74みたいな間の開いたストックの方が軽くて良いでしょうに ボルトアクションライフル以前の小銃が、そのように銃身の保護を兼ねて 銃身の周囲を覆っていました、目的は上述の通りとなっています 仰るような先台と銃床を分割するようになったのは、短機関銃のスタイルが最初で 短機関銃の設計思想に近付いた自動小銃が、カラシニコフのような 銃身の一部のみを保護する形状を選択しており、またこれは省力化と、 保持する位置を限定し、銃の動揺を抑えやすい位置を示しています。 補足すると ボルトアクション式小銃の銃床は、何も考えずにそれまでの形状を ただ踏襲していただけだったりします。 また近代化されたボルトアクション式はL96やFR-F1等のように 独立した握把と短縮された被筒または先台を備えたものもあります。 何れも連射時の銃身の過熱から射手を保護するよりも 銃身の周囲に命中精度への悪影響を排除する目的が優先され 銃身が銃床から浮いたような状態で保持されているものもあります これをフローティングバレルといいます。 そして銃身を含めた機関部と銃床との接合部の状態を微調整する ベディングと言う概念により様々な形態の銃床が考えられました。 #right(){(638:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ボルトアクションライフルにおける、ストレートボルトとターンボルトの違いとは何でしょうか? >退役軍人が「38式はストレートボルトハンドルなのでターンボルト式に慣れたアメリカ人には使いにくい」と言っていました。 ボルトハンドルが真っ直ぐの場合、閉鎖位置でもハンドル先端が 見るからに銃床から浮いている為、慣れないと閉鎖が不完全であるように その状態では射撃出来ないように射手は錯覚します。 これが屈曲していると、先端部は閉鎖位置で密着するので、 射手は一目で完全に閉鎖されている事を確認する事ができます。 これは原型であるKar98からして屈曲しているのですが、 日本の場合は製造上の理由などで真っ直ぐなのでしょうね。 逆に亜米利加ではドッグレッグと言って、操作性をより向上させた 変形ボルトハンドルが好まれる傾向があります。 #right(){(641:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **どうして狙撃の精度はボルトアクションの方が高いんですか? 薬室の閉鎖を完全に近い形に出来るから。 その分パワーロスが少なく、可動部が少ないので隙間から燃焼エネルギーが漏れない。 また、可動部がなければ銃本体のブレも少なく、振動で照準が狂わない。 自動装填方式だと、動作部に遊びが必要になる。 この分が誤差になって命中精度に悪影響を及ぼす。 PSG-1のようなセミオート方式の場合は部品精度を極限まで高める事で、速射性と命中精度を両立している。 その分、一丁辺りが軽自動車並みの値段になってしまっているけど。 #right(){(293:421-422)} **なんで最近のボルトアクションスナイパーライフルや猟銃は、銃身がむき出しのが多いんでしょうか? >第2次世界大戦頃までの軍用のボルトアクションライフルは銃床が長くてかっこいいのに。 昔は銃床でバレルをくるむような感じで銃身の支持剛性を上げていた。ただ、それだと銃床の狂いが モロに銃身に伝わって命中精度が落ちるから、フローティングバレルつって銃身と銃床の接触部分を 極力減らし、つまり銃身が銃床から浮いた状態で固定する構造が主流になった。 こんな感じ↓ http://taka25ban.sakura.ne.jp/m700hs.jpg ついでにストックの材質も温度や湿気で狂いが出にくい合成樹脂や複合材が使われるようになった。 #right(){(689:382)} **ボルトアクションライフルも自動拳銃みたいにストックと遊底を分けて反動の吸収を遊底の後退で抑える事って出来ないの? そしたらボルトアクションじゃなくなっちゃうだろ フェデロフM1916は自動拳銃みたいなショートリコイルだが、他に小銃でショートリコイルってあまり聞かないなぁ #right(){(俺初質スレ2049:309)} **ゲームなんかでラピットファイアなんて発射速度を上げるものがありますが実銃で可能なんでしょうか ラピッドファイア / Rapid fire フルオートマチックトリガーによらず、立て続けにトリガーを引いて速射を行うこと。 通常は、指の力だけで連続して素早くトリガーを引く事で行うが、自動式の銃の場合、銃本体を添え手だけで腰だめで構え 利き手は人差し指だけをトリガーの前に据え、発砲の反動による前後動を利用して、トリガーを立て続けに引いて速射する、という方法もある。 この方法は俗に「バンプファイア」(Bump fire)という名称で、プリンキングの一種として認知されている。 熟練者が行えば、フルオートに勝るとも劣らない連射を行うことも出来る(ただし腰だめで構えているため、命中精度は期待出来ない)。 #right(){(俺初質スレ2049:478)} **ライフルのバレルや銃口の部分に取っ手?みたいな物が付いている画像を見つけたのですが、この取っ手?にはどんな効果があるんでしょうか? それは銃身交換用の持ち手だ。 撃ち続けると銃身が赤く焼けて色んな故障の原因になる、 のである程度撃ったら銃身を交換するための物。 素手じゃ触れないぐらい熱くなるからな。 しかし、そいつはライフルではなく機関銃では? #right(){(俺初質スレ2050:327)} FALのキャリングハンドルは機関銃の銃身交換用ハンドルみたいな形してるな 何の意味があるのか分からんが #right(){(俺初質スレ2050:328)} ----
#CONTENTS ---- **サブマシンガンとアサルトライフルってどう違うの? サブマシンガンは拳銃弾使用。よって現在では9ミリ以外にも10ミリ、.40、.45などもあります。 アサルトライフルはライフル弾使用。アサルト(assault:ほんとはアソールト。意味は襲撃、強襲)の名が示す通り本来は軍・警察用。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:名指しさん)} **狙撃はオートマチックだとなにか不都合があるのでしょうか? オートマチック機構では、連射の際に、薬室に弾丸が張り付くのを防ぐために、 薬室のつくりがボルトアクションに比べて、やや大雑把であり、狙撃には向かない、と何かの雑誌に書いてありましたよ。  そのぶんボルトアクションは精密な薬室を使用できるため、精密射撃に向いている、とも。  ま、だいたいこんなところでしょう。 ただし、セミオートにもドラグノフやPSG-1などの傑作もありますよ。(民間向けではありませんが(苦笑)) ウェザビー製のセミオートライフルが「ファー・イースト・ガンセールス」という銃砲店で売っていました。 お店のサイトもあるんで、調べてみるといいでしょう。結構、銃の機構関しての詳しい説明も読めますし、、、。 PS 弾薬の自由度に於いても、ボルトアクションが勝ります。   あと、ボルトアクションのほうが、つくりがシンプルなためセミオートタイプの銃よりも頑丈になるんです。   それも、ひいては命中精度と関係が出てくるそうですよ。 #right(){(12:637)} オートマティックの狙撃銃の欠点はすでに述べられていますが、体を まったく動かさずに次弾を放てるという長所もあります。単に精度だけで 比較すればボルトアクションにやや優位があるでしょうが、射撃競技では ないので、必ずボルトアクションが有利と言うものではありません。 H&KのMSG90A2やロシアのVSS Silenced Sniper Rifleはオートマティックですし、 M14の狙撃銃バージョン、M21も700mまでの精度を持っていました。もっとも その次代はボルトアクションのM24、M40となってしまうのですが・・・ #right(){(12:system)} **自動小銃って、どうして引き金を引くだけで連射が可能なんですか?動力源は何でしょうか? 動力源は火薬と物理の法則です。 追々専門的なレスがつくと思いますが、簡単に書くと、 1. 引き金を引きます。 2. その反動で、雷管を叩いて、薬莢の火薬が発火し、前方に装着されている弾が発射   されます。 3. 弾が発射された後、当然その発火の代償で、反動が来ます。 4. その反動を利用して、排莢口が開き、薬莢が排出されます。 5. 同時に遊底が開き、下にある弾倉から弾薬が一発、下の弾倉のバネの反動で、   装填されます。 6. 遊底が閉まって、発射準備が完了します。 7. 以下2~6のプロセスを繰り返します。 とまぁこういう感じになるはずです。 #right(){(13:眠い人 ◆ikaJHtf2)} 引き金を引くと「反動」で雷管を叩く。 とか小銃はふつーガス利用だとか、気になる点はあるが、まあそんなもんだろう。 #right(){(13:95)} **スポッチング・ライフルについて質問です。 >資料を見たのが随分昔だったのでうろ覚えなのですが、陣地を暴露しないためにあらかじめ射撃して >着弾点を観測し、そのあとに砲撃を加える……というものだったような気がしたのですが、合っていますでしょうか? 自衛隊の早期の対戦車車両である、60式106mm自走無反動砲に装備。 無反動砲は発射時の爆風が非常に大きいので、1発撃つと位置を暴露してしまう。 そのためこのライフルを使って着弾点を確実に観測し、初弾必中とヒットエンドランを狙う。 #right(){(13:186)} スポッティングライフルは、古い戦車砲、あるいは無反動砲に組み合わされ、敵車両への 測距に使われたものです。副次的にバンカー攻撃時にも使われたかも知れません。 レーザー測距機の普及に伴って、次第に見られなくなりつつありますが、無反動砲との ペアはまだけっこう残っているようです。 基本的に装甲車両が相手なので、仮に命中しても相手はなかなか気がつかないでしょう。 発煙によってこっちは距離の検討がつきます。12.7mmセミオートですし 戦車であれば主砲と同軸で振り回せませんから、攻撃用には使えないでしょう。 空包だけど、一発持ってます(12.7mmスポッティングライフル弾)(^^)。 #right(){(13:system)} **サブマシンガンとアサルトライフルの違いはなんでしょうか? サブマシンガンは拳銃弾、アサルトライフルはライフル弾。 射程、破壊力がまったく違いますし、銃に要求される条件も異なります。 当然使用されるシーンも違うわけで、 軍事的にはアサルトライフル登場後のサブマシンガンは特殊部隊用が基本です。 #right(){(14:system)} **ジェット戦闘機を自動小銃で撃ち落すことは可能でしょうか? ベトナムではSAM避けるために低空で飛ばねばならず、 なおかつ地上支援で飛行経路がある程度わかるために 結構小銃弾でのジェット機撃墜があるよ。 正規な対空射撃を「AAA」と言うのに皮肉って「BBB」と呼ばれていた。 #right(){(14:141)} **ライフルパウダーの作り方を教えてください アメリカ在住なら銃砲店に登録して買うと楽でいいよ。 日本でも免許持てば散弾用は手に入るでしょ。 事故の危険がマジ多いんで自作はヤメレ #right(){(19:758)} **なぜライフルの銃身の内側には、らせん状の溝が掘ってあるんですか? 銃身は、炭素分の多い固い鉄だ。弾丸は、鉛だったり、鉛に銅の薄皮をかぶせた比較的軟らかい金属だ。 この溝が、弾に食い込んで、飛び出すとき、螺旋の通りに回転する。 回転している物体は、向きが変わりにくい(ジャイロスコープ効果)から、弾丸は尖った先端を常に前に向けて飛翔する。 威力も減らないし、命中精度も狂わない。 画期的な発明だったのだ。この溝のことをライフルというのだぞ。 蛇足・・先込め銃はライフルが使えない。だって、先っぽからストンとは弾が入らないだろ? (例外はある。うまい工夫を考えた人がいるのだ。先込め式のライフル銃はあった。) #right(){(20:168)} **ライフルが高速・小口径化してるのは何故でしょうか。 人間様が肩に当てて撃つんだから限界がある。自動銃だと4kg以内の重量で フルオート射撃のコントロールが出来る範囲で低速・大口径を選択すると遠距離で当たらない。  戦場に馬が居ないのなら人間を殺せる程度の弾で十分。  もっと長いスパンで考えると、19世紀以前は滑空銃が主力だったので口径が比較的大きかった。 ライフル銃の普及で13mm以下が普通になった。  当時の小銃は黒色火薬を使用していた為、初速が低かった。 理想的には人間の身長を超えない弾道で低伸する事が望まれたから 無煙火薬の発明により20世紀への変わり目頃に8mm以下になった。 #right(){(20:937)} **小銃(たとえばM16)の射程はどれくらいですか? M16A2だと、最大射程は800mです。 で、リアサイトの照準を800mレンジにするとリアサイト自体が少し持ち上がります。 フロントサイトは固定なので、目標をサイト内に捕らえると 銃身は若干上向きになります。 射手自体が意図的に銃身を上向きにすることはありません。 で。800mでマンシルエットに当てられるか、って言われたら 「不可能ではないが、まず当たらんのでは?」 と思います。有効なのは3~400mまででしょう。 #right(){(27:739)} **戦後、自動小銃の弾薬の主流が7.62mmから5.56mmにシフトした理由は何でしょうか? 弾丸の威力は7.62mmのほうが5.56mmより高いですが、 いかんせん携行用の自動火器用としては反動が大きすぎ、フルオートでの 制御ができず命中精度に問題が出てしまいました。 また弾丸が大きくかつ重いため携行弾数の問題もあり、その是正もあったようです。 #right(){(32:バッチ3)} **猟銃って散弾銃ですか? 猟銃=散弾銃とは限らない。 猟銃は猟に使う物全般を指す。散弾銃はそのカテゴリーの一部に入る。 もちろん猟に使わない散弾銃もある。 #right(){(35:744)} **小銃で発射可能な榴弾のようなものは何なのでしょうか? 手榴弾です。銃口に専用アダプタを付け空砲のガス圧で飛ばします。 手榴弾の人力投擲の最大距離と迫撃砲の最小着弾距離の隙間を埋める為に存在してました。 現在は専用弾を使うグレネードランチャーが主流です。 #right(){(37:67)} **カービン銃ってライフルと何処が違うんですか? カービンとは騎兵銃と訳されるように、 本来は騎兵が馬上で撃てるようなコンパクトで軽い銃のこと。 現代では歩兵用のライフルの小型版(銃身切り詰め、折り畳み銃床など)を もっぱらカービン(カーバイン)と呼んでいる。 #right(){(37:361)} **銃身が曲がった小銃ってありますよね?それって何の意味があるんですか? >壁に隠れながら撃つことが出来るとか? その通りです。 しかし曲がった銃身を通る時に弾のエネルギーが激減するのと 銃身の寿命が著しく短い事などから現在は使われておりません。 そもそも隠れた状態では照準も満足に出来ませんから適当に 弾をばら撒く位しかありませんし。 #right(){(37:629)} 大戦中にドイツ軍がStg44という小銃の銃身を30度曲げた型を作っています。 これは照準もプリズムで補正していますので、物陰から射撃が可能です。 90度曲がった戦車兵が戦車内から撃つのも存在します。 たしか、朝鮮戦争中に米軍もトンプソンの曲射銃身型を作っていた様な覚えもありますが、 これらの銃が役にたったという話は聞きません。 現実に、このような銃は現在、軍用から姿を消しております。 #right(){(37:633)} **ライフルのピストルグリップと伝統的な形状のストックとの利害得失を教えてください。 ピストルグリップはストックの折りたたみ機構を装備できるため 取り回しや重量面で有利になります そうでない場合、照準が正確になり、白兵戦でも便利です その他としては射撃時の肘の位置が変わります #right(){(60:349)} **自衛隊や警察等は対物ライフルをもっていますか? 自衛隊は持っていません。 #right(){(71:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)} **戦後基幹小銃としてフルオート外したアサルトライフルを採用した国っていくつかあるけどこれのメリットって何? どんなに訓練しても、敵を目の前にすれば興奮してトリガーを目一杯引き絞ってしまうのが 人間の心理。こういうのは構造的にできなくする方が正解。 #right(){(74:262)} 特殊部隊兵士がそうコメントしてたのを読んだことがあるが、 (バースト機構とか複雑なものを嫌がっていた) 当局がそこまでは訓練しなくても良いと考えている。 #right(){(74:263)} FALの英国版のL1A1などのことを指しているのなら 戦後すぐに西側の標準となった7.62×51弾は、アサルトライフル弾としては強力で フルオート射撃は反動が大きいために、命中が困難で実用的ではなかったため。 日本の64式小銃なんかは減装弾を使用したりしてこの問題を緩和している。 #right(){(74:327)} **戦闘ヘリってライフルで落とせる? あたりどころが本当に良ければ。 普通は無理。 #right(){(74:741)} 120mmライフルなら十分落とせる #right(){(74:742)} イラクのアパッチはともかく小銃でも撃墜は出来る。 WW2の時は38式歩兵銃でP-40戦闘機を撃墜した記録もあるくらいだ。 #right(){(104:279)} **ラピッドファイヤーってトリガー引きっぱなしでショットガンが撃てる機能と聞いたんですが、本当に実銃であるのですか? ラピッドファイヤ ウィンチェスターM1897等の昔のポンプアクション・ショットガンでは できるものがありましたが、最近のものは安全性の面から採用されていないようです。 #right(){(75:18)} 18に補足 ショットガンでのラピッドファイアとは、トリガー引いたままポンプアクション をすることで連射できるという機能でつ。 慣れた人なら5発/秒できるらしい… 現在はメーカーの自主規制で出来ない物がほとんどです。 #right(){(75:61)} **小銃がプレス加工よりは削りだし加工が、折りたたみ銃床よりは固定銃床がそれぞれ命中精度が高いと聞きました。 >実際それほど違うものなのでしょうか。 削り出しのほうが微妙な調整、タイトな作りにできるので精度を上げやすい。 固定のほうが折り畳みよりガタがないのが普通なので精度を上げやすい。 そういう事であって、あくまで傾向の話。 プレスの銃だろうが何だろうが工作精度を上げ、ガタを減らせば命中精度が上がるのは当然。 #right(){(76:432)} **どうして小銃やライフル銃の発射形式は機械式なのでしょうか? 電気式だとよけいな部品が多くなり 信頼性に問題が出てきます。 命中精度ですが、どうせ反動があるのだからそれほど問題になりません。 別に長距離砲や戦車砲のように、1ミル精度を求められないので。 #right(){(77:544)} 大きさや製造コスト、使用する環境などの制約を考えた場合 銃器のレベルでは電気式より従来通りの機械式のほうが 「ベストではないがベターな選択」だと言えるでしょう。 ひょっとすると、今後の進展次第では電気式が主流になることも ありうるでしょう。しかしながら、手動装填機構を持つ軍用銃が 生き残るように機械式点火機構も残っていくかもしれません。 ちなみに競技用ピストルには電気式の引き金を持つものもあります。 #right(){(77:通りすがり)} 既に>>544で詳しい回答が出ていますが、信頼性の問題もありますし、コストの 問題もあります。 雷管を叩く小さな部品に比べ、相当コストがかかります。 小銃などもタダではありませんし、数を揃える必要がありますから、こういう昔な がらの機械式が使用されていると思われます。 #right(){(77:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ライフルのことを日本語では”小銃”と呼んでいますが、何故”小”銃と呼ぶのでしょうか? 小銃とは、大砲あるいは初期の長大な銃に比して小さいから小銃と言います。 #right(){(78:210)} 昔の銃は銃身が長かったんです。 それと比較して銃身が短いので「小銃」なんです。 小銃の多くは、騎兵が持ち易いように短めな銃=騎銃として生まれて、 それが便利だったので歩兵も持つようになって騎銃じゃ変だから小銃になりました。 で色々とありまして(技術革新や戦場の変化)、 現在はその小銃がスタンダードになりましたとさ。 #right(){(78:211)} **現在の小銃はどの位の性能(有効射程、命中率、装弾数、威力等)が有ればまぁいいか、と成るのですか? M16系統やAK系統と同等かそれ以上が望ましいって所でしょ。 有効射程200m以上、装弾数20発以上、全自動もしくは半自動、バースト射撃機能選択 初速は700m/s以上、威力は歩兵を死亡又は負傷させる程度ってとこと思われ #right(){(80:21)} **ライフル銃は銃身の内側にらせん状の溝を入れてるそうですが、そうしてるのはライフル銃だけでしょうか? 現在では大抵の銃がそうです #right(){(82:797)} 銃身の内側にらせん状の溝 ← これのことをライフル(ライフリング rifling)っていうのです。 この世のほとんどの銃・砲は(マシンガンも拳銃も大砲も)ライフリングが施されてまつ。 一般にいわれる「ライフル」銃ってのは、歴史的経緯みたいなもんで、 そう呼ばれてるだけのはなしでつね。 #right(){(82:798)} **第二次世界大戦で自動小銃を持っていたのはドイツだけ? 旧日本軍は、第二次世界大戦の時点では自動小銃を持っておらず、(開発はしていた) 第二次世界大戦勃発の時点で自動小銃を持っていたのは米軍だけ。 大戦後半になって、ドイツの自動小銃が完成した。 #right(){(83:眠い人 ◆ikaJHtf2)} ソ連がSVTシモノフM1936とSVTトカレフM1938の2種類の自動小銃を配備してます #right(){(83:920)} **スパイ映画とか見ると、ライフルの銃口に指を入れると暴発防止が働いて発砲しないそうですが、これはどの銃でもあてはまりますか? 実際は指が吹っ飛んで銃身があぼーん #right(){(86:886)} 暴発防止装置なんて物は付いてません #right(){(86:888)} 鉄パイプ爆弾を至近距離でかましたみたくなります #right(){(86:891)} んなこたぁ無い。 高圧に耐えられるような詰め物をしないかぎり、 暴発なんてしません。(暴発防止装置なんてのも普通はついてません) 銃身もあぼーんしません。指なんて一瞬で抜けてしまいますし 射撃にもなんら影響しません。 #right(){(86:905)} んなこたぁ無い。 高圧に耐えられるような詰め物をしないかぎり、 暴発なんてしません。(暴発防止装置なんてのも普通はついてません) 銃身もあぼーんしません。指なんて一瞬で抜けてしまいますし 射撃にもなんら影響しません。 #right(){(86:905)}  そんな便利なシステムはない。  ただ、ショートリコイル方式(特にブローニング方式)の自動式拳銃の場合、 そのまま押すと、シアが外れたりして、トリガーとハンマーの連結が切れてしまって、 発射不能になります。ガバとかF92とかのモデルガンで試してみて下さい。  ついでに。リボルバーを突きつけられたら。ダブルアクションの場合は、 上から被せるようにシリンダーを強く握るとよいとか。 トリガー、ハンマーと連動しているから、ここが動かなくなると、発射不能になります。 ハンマーが既に起こされていたら、ハンマーの前に指をさし込む。 すごく痛いけど、撃たれるよりはマシ。こちらもモデルガンなどでお試を (ただし、実践はお奨めしません。素直に手を上げましょう)。  ライフルはそういった作動部分があるタイプがほとんどないので (一部ショットガンはショートリコイル式を採用しているものがあるそうですが)、 上記のような手は使えません。  しかし、指を突っ込むと、>>886のように自分の指&手も吹っ飛びますが、 銃身も裂けたりします。 その破片で向こうも痛い目をみるので、それを恐れて撃てなくなります。 #right(){(86:911)} **儀仗用兼、狙撃ライフルの開発なんて贅沢? 狙撃ライフルと儀仗は両立しない。 長物で捧げ銃したまま微動もしない儀仗隊なんて 国家に対する義務の範疇を越える要求だんべ #right(){(87:869)} >英国の近衛儀仗兵はL86じゃなかったっけ? >しかもあのカコワルイ銃剣付き 英国の近衛連隊は、戦争が始まったら最激戦地へ送られるから、 有事も平時も同じ装備を渡してるだけではなかろうか。 #right(){(87:872)} **多くの国が主力小銃のフルオートを外してるのは無駄ダマを撃たせないため? フルオートを全廃したのはM16A2など、少数派です。 特にM16系は発射レートが高くてフルオートの制御が難しいとされてますから、連射を 捨てて、3点射にしてしまったのでしょう。 元々、軽量高初速弾は、ダメージを与えてる筈なのに反撃されてしまう事例が知られてい ます。 そのため、3点射が奨励されています。 (無駄弾を撃たないためにセミオートを使ったりはしません。) #right(){(94:79)} **「叉銃休憩」とはどういう休憩なんですか? こうする /|\ ↑↑↑ 銃銃銃 #right(){(94:311)} **アンチ・マテリアル・ライフルとはいったいどのようなライフルなのでしょうか あれは、国際条約で非人道的兵器と認定されるのを防ぐため、あえて本来の 目的とは違った名称を付けているだけです。 本来の目的は「対人用」 長距離狙撃&物陰に隠れた相手の狙撃のために装備された兵器です。 #right(){(94:853)} **「カービン」というのはどういう特徴を持った銃のことを言うのでしょうか? 元々は馬上で取り回しし易くする為に、小型・軽量に作られた騎兵銃の事です (carbineを辞書で引いてみて下さい) 現在では、通常の歩兵銃に比して小型・軽量の物を指していると思います #right(){(97:420)} カービンを日本語に訳すと「騎銃」になります。 本来は騎兵が馬の上でも扱えるような、小型・軽量の小銃のことを意味していました。 現代は、通常型よりも全長・銃身長を短くした小銃を意味し、 主として戦車部隊や空挺部隊、指揮官用として使われています。 #right(){(97:422)} **プライベートライアンでジャクソンが的の砂袋で固めた基地(?)をライフルで吹っ飛ばすシーンがあるんですが >ライフルってそこまで威力強かったですか・・・・・? 使用されている30-06という弾丸は、 同じ30口径でも308.winよりは装薬部が大きく火薬の量が多くでき強力です。 100m先から垂直に撃たれた308.winを土嚢で完全に防ぐには 最低で1mの厚さが必要と言われていますから、 その威力も想像できようと言うものです。 #right(){(98:182)} 以前どこかで同じ質問があって、返答が返されてるのを見た事があるが、どこだったか判らないので記憶モード 「カットされてしまったが、ジャクソン以外の兵隊が土嚢積みの銃座に向かって、ライフルグレネードを発射するシーンがあった」 #right(){(98:183)} **自動小銃の動力って何ですか 大半が発射ガスの反動を利用してます。 #right(){(100:169)} ばねと燃焼ガス #right(){(100:170)} 動力なんてねーです。 強いて言えば、装薬のガス圧。 #right(){(100:171)} ロシア製の自動小銃であまりにも省力・小型化したために超小型ガスボンベを 内蔵して燃焼させて廃薬するって変わりダネもアル。 #right(){(100:172)} **WW2の頃までの小銃ってストックに弾倉を内蔵して上からクリップなどで装填するタイプが主ですけど >あれはどのような理由からなのでしょうか? 箱形弾倉は格好悪いという時代だったのです。 #right(){(102:893)} 単に過渡期だったからでしょう。今ほど弾量や速射性に対する要求が強くなく、 のんびり装填していられる時代だったということです。 それでもそれまでの単発銃に比べれば速射が効くようになっていたわけで、 半自動銃/箱形弾倉に至る過程だったわけでしょう。 #right(){(102:system)} 中途半端ですがw 19世紀末のボルト・アクション式モーゼル銃の設計が原点で 五発セットのクリップで押し込み装填しクリップは外します。 M1は作動方式がガス・オペレーションで構造が違い、八発セットのクリップごと装填し、 全弾撃ち終ると最後にクリップが排除されます。 #right(){(102:一等自営業 ◆BVruYgneoI)} M1ガランドの場合は、ジョン・C・ガランドが、変形の可能性があるとして 銃から露出する箱型弾倉を嫌ったのであんなややこしいことになったそうです。 #right(){(102:900)} **現代の戦場で小銃にフルオートやバースト機能は必要でしょうか? フルオートは突撃射や突撃阻止射撃に使えるし バーストは確実に倒すため必要 #right(){(106:717)} **フセイン元大統領がよく片手で小銃?を上に構えて撃つ映像が以前はよく流れてましたが、 >小銃なんてそんな程度の衝撃しか無いんですか? そんなもんです 弱装弾や騎銃なら余裕 #right(){(109:637)} **自動小銃の「フルオート」と「セミオート」の違い フルオートは後者のトリガーを引いている間、弾が発射される です。 セミオートはトリガーを引くと一発だけ発射されます。 #right(){(109:848)} >セミオート選択時には忙しく指を動かさないと連射できないんですね。 フルオート/セミオートの質問者は、ここを理解して欲しい。小銃の歴史という物は、 種子島銃のような単発銃 →38式小銃や西部劇のウィンチェスターライフルのようなボルトアクション/レバーアクションの連発銃 →セミオートマチックライフル →フルオート選択可能なオートマチックライフル →3点バースト機能付きオートマチックライフル という道筋を辿ってきたわけだ。つまり、単位時間あたりにより多くの弾丸を発射できるようにする、 ただし、コントロールできないほど強い反動が発生する連続射撃は避けたい、というわけだ。 ボルトアクションライフルの全盛期に、すでに据え置き型の機関銃は実用化されていたが、 ライフルが一足飛びにフルオート化されていない点に注目して欲しい。 フルオートから(弾の節約という理由で)セミオートが生まれたわけでは無い、ということだ。 #right(){(109:877)} まず、給弾の自動化が考案され、これをオートマチックと呼んでいました。 次に連続発射と単発発射を機械的に制御する機構が開発されて、セミ/フルの呼び分けがされたのです。 #right(){(109:878)} M16系はフルオートの発射レートが高く、ボルトスプリングの構成上、振動も大きいとされる。 導入後、M14と比較されることが多かったから、大袈裟な問題にはされなかったが、 現代の基準では、けっこうフルオートが制御し難い銃として知られている。 そこら辺がフルオートを廃して、代わりにバーストショットを装備した理由と言われてる。 A2採用時、なぜ構造的な扱い難さをほったらかして、フルオートを廃した理由は不可解と言われていた。 (制御しやすく改良した上で、射手の指でバーストショットを行った方が良いと言われていた。) #right(){(109:901)} **自動小銃で銃身が滑腔砲の様になっていたりする銃は無いのでしょうか? 戦車砲の場合、APFSDS弾やHEAT弾を撃つためライフルがない方が有利なんですが 小銃の場合そんな弾打てないので、古典的なライフルを施した銃が標準です #right(){(111:460)} 銃の製造技術が乏しかった頃は当然ない。(火縄銃とか) あとショットガンにもない。必要ないから。 でも、軍用小銃ではライフリングを削って得られる利点や必然性が無い。 相当に製造工程やコストを削った急造銃とか、 犯罪者が旋条痕付くのを恐れて消すケースでもない限り 「滑腔銃」は無いと思われる。 #right(){(111:461)} **軍用小銃は有効射程の縮小を承知で小口径化による携行弾数増大の方向へ進んでいるようですけれど、 >これがさらに自動小銃廃止・サブマシンガンへというところまで進んでしまう可能性はあるのでしょうか? まー将来のことなんてわかりませんけどね。 現在の研究開発の動向からして、小銃がサブマシンガンに全面的に置換される ことはないでしょう。個人が携行可能な火力は増大する傾向にありますから。 射程の縮小と言っても限度があるし、小口径化による銃弾の威力の低下にも限度があります。 更に、近年の個人用防弾装備の充実振りを考えると、小銃が不要になることはないでしょうね。 #right(){(112:731)} **今時自動じゃない小銃なんて有るんですか? ゲリラなどは銃が無い場合にコッキング式のライフル使ってます。 アフガンでも場所によってはモシンナガンやモーゼル使ってましたよ。 #right(){(114:811)} 小銃=ライフルということで、自動装填でない小銃、すなわちボルトアクション式等の 手動装填式の小銃は「自動でない小銃」となります。 軍用(または警察用)としては、狙撃銃に多く見られます。 例)ボルトアクション式狙撃銃・・・M24、L96A1、SIG SSG2000、FR-F1 など また、一般の猟銃や競技用ライフル銃には、にボルトアクション等の手動装填式のものが数多くあります。 #right(){(114:ちゃぎ ◆fSfdiYoeFc)} 他に、軍用狙撃銃はボルトアクションが基本ですね。 #right(){(114:814)} **3点バーストのみあってフルオートの無い銃は、3発撃ったあと次の3発まで引き金引く時間が空くと思うので >敵との打ち合いで撃ち負けたりしないんでしょうか 敵もフルオートでマガジン撃ちきるような撃ち方はしません。 必ず数発ずつの切り撃ちをします。3点バーストはこれを機械的に行うだけです。 3点バーストの状態で弾をを一発しか撃たない場合、引き金を戻した時点で 機構が最初の状態に戻り、また3発撃てます。 #right(){(115:639)} 実際の戦場は映画とは違いますので、余程の接近戦でもない限りフルオートでバリバリ撃つ事はありません。 フルオートで撃つと銃口が上を向いてしまい、3・4発目以降は無駄弾になると言われています。 ですので基本はセミオートです。 またフルオートで撃つ場合でも数発ずつの射撃を行います。 これを俗に「指切りバースト」と言い、主にバースト機構のない銃で用いられます。 要するにバーストと全く同じ事をやってるわけですね。 #right(){(115:640)} 3点バーストの銃で一発しか出ないように撃つなどそもそも不可能ですが。 #right(){(115:641)} **銃の弾倉というのはどれ位まで伸ばせるものなんでしょうか? >例えばM16、あの30発入り弾倉を一次元的に伸ばしていけば、50とか100とかも出来るんでしょうか。 弾倉の中のバネが強くなって、装弾が大変そうだん。 #right(){(117:645)} もちろん余り長く伸ばすとジャムりやすくなるし、装弾が大変になる。 ソビエトのAKのバリエーションとして軽機関銃型にしたものがあって、 それは40発型と45発型があった。 実用限度はそのくらいでは・・・。 Rが45度を超えるくらいになってくると、弾の摩擦計数とそれに負けずに押し出すスプリングの強さ、 そして最終的に装弾される時の弾の送り出し強さのバランスがとれなくなるのでは。 ・・・あとなによりあまり長い弾倉だと、伏せ撃ちができなくなってしまうし。 #right(){(117:647)} AKMにはあるマニアが自作した100連バナナマガジンがある 凄いぞ 銃身の先っぽで固定する あとはイングラムの100発マガジン これもかなり長い #right(){(117:650)} 一般的な押し上げ型弾倉ではスプリングの強さと装弾に要する力、残弾数による 押し上げ力の変化によって問題が起きます。螺旋型給弾機構がこれを解消する 手段となります。 ロシアのバイソンが64連弾層 アメリカのキャリコが50~100連弾倉 でともに実用に供されています。 #right(){(117:system)} **ライフルの銃床で殴られるとどれくらい痛いのですか? 死ぬ程痛いよ(w #right(){(119:556)} 鉄帽が凹んだり、あごの骨が砕けるくらい痛いです #right(){(119:557)} ライフルってもいろいろありますが、三八式歩兵銃が約4kg, アメリカのM-16でも約3kg程度の重量があります。 同じくらいの重さの棒なりなんなりで一度ぶん殴られれば 大体の痛さが分かるんじゃないでしょうか。 本じゃダメですよ。しばしば人を殴り殺すのに使われる金属バットが大体重量1kgです。 #right(){(119:559)} **アンチマテリアルってなんですか? 対物 #right(){(120:sa)} >「非マテリアル」って意味じゃないんですか? アンチ・タンク=対戦車 アンチ・エアクラフト=対空 アンチ・サーフェイス=対地 アンチ・シップ=対艦 アンチ・ミサイル=対ミサイル アンチ・バリスティック・ミサイル=対弾道弾 ときて、何で、軍事系で、 アンチ・マティリアル=対物 をあえて、「非マティリアル」と訳さねばならんのです? #right(){(120:716)} 辞書くらい引いたほうがよかんべ。 an・ti- 「反対・非・逆・対」の意。 聞きたいのは「アンチマテリアル・ライフル」のことだと思うが、普通 対物ライフルと訳す。大口径で装甲車なんかの破壊を狙ったライフルね。 #right(){(120:717)} 装甲車よりもむしろもう少し脆弱で高価値な目標に使われるようです。 SAMのレーダー、司令車、燃料集積所、通信施設などなど。 もちろん装甲車にも使用可能です。 全周、12.7mmAPや20mmに耐えられる装甲車はまずありません。 #right(){(120:system)} >装甲車が12.7mm(×99?)に撃破されちゃうんですか!? 装甲板を貫通できます #right(){(120:729)} そもそも元々対装甲車用 #right(){(120:732)} **米軍が使用している50口径の狙撃銃の弾薬についてなのですが、 >通常の弾の他に、徹甲弾や炸裂弾、曳光弾などの特殊な種類があったりするのでしょうか? 米軍の50口径アンチマテリアルライフルは専ら徹甲弾 を使用します。標的が車両等であるのが主な理由です。 狙撃兵が曳光弾を使うのは、精度の高い狙撃で 機関銃の撃つ先を助けるためといった目的で使われますが アンチマテリアルライフルではそういうコンビネーションは ないため、使用されません。 #right(){(121:238)} [assault rifle ammunition] で検索してみなさい。 #right(){(121:239)} **小銃の銃身を肉厚厚くすれば同じアサルトライフルとSAW(軽機関銃)と同じでは? アサルトライフルの銃身を強化して弾倉も大型のものを付けた ”分隊支援火器型アサルトライフル”というのは存在する。 しかし、結局使い勝手が悪いのですぐに廃れた。 銃身を強化すれば重くなり、安定性の高い射撃を求めるとニ脚(バイポッド)が必要になる。 さらに、装弾数の多い弾倉は、かさばるし重い。 そうなると、元のアサルトライフルのままのデザインでは持ちづらいし撃ちづらいから・・・と やっていくと、元のアサルトライフルとは互換性の無い部品の多い銃になってしまう。 それなら軽機関銃を別にデザインすればいいじゃないか、ということに。 アサルトライフルはもともと「必要な時は連射できる銃」であって、 「何百発も連続して弾を撃ちつづける銃」という目的には設計されてない。  自動小銃に想定される連続発射数はせいぜい数百発だが、機関銃に想定される 連続発射数は千発単位になる。 要求される強度、構造が全然違います。 あと、MINIMIの銃手はちゃんと予備銃身を持ち歩く。 必要無い時は装甲車の中に置きっぱなしにしたり、予備の弾薬箱と一緒にしておいたりするので 映像とかにあまり映っていないだけ。 #right(){(123:639)} アサルトライフルをフルオートで撃つ事など映画やゲーム以外にありえない。 #right(){(123:645)} 当初アサルトライフルをフルオートで使った結果、反動で当たらん、弾は減る、とゆーことが わかって、現代の三点射に落ち着いたわけです。アサルトライフルをフルオートで撃つ場合、 銃身の過熱に至らないまでも、弾倉交換でしばしば射撃が途切れる、軽量なので連射時の コントロール困難など、問題が多く、数十発単位の連射にも適してはいません。 #right(){(123:system ◆systemVXQ2)} **レヴァー式小銃の方がボルトアクションより使いやすそうなのになんでレヴァー式をやめちゃったんですか? レバー式はチューブマガジンなので 先の尖った弾頭のカートリッジが使えない。 #right(){(124:494)} ・伏射に向いていない ・給弾構造上、使える弾の形状、構造が限られている ・銃の構造上、威力のある弾を撃つのに向いていない ・銃そのものの耐久性、信頼性も高くはない などの欠点があるためです。 #right(){(124:496)} **歩兵でライフル持ってる人とサブマシンガン持ってる人がいるのはなぜ?どうせならサブマシンガン持っていきたいよね。 ライフルとSMGの有効射程は全然違うし特性も違う。 ライフルは遠くの目標に狙って撃つのが目的。砂漠とか開けた土地じゃコッチの方が。 SMGは近くの目標に弾をバラ撒くのが目的。市街地など距離を必要とされない場合はコッチ。 #right(){(378:352)} いつの時代の話でしょうか? 現代の先進国の歩兵なら、ほぼ全員がアサルトライフル装備ですが。 第2次大戦の頃なら、サブマシンガンは拳銃弾を使用するので遠距離の撃ち合いでは不利。 ライフル(おそらく通常の小銃のことだと思いますが)は発射速度が遅いので接近戦では不利。 で、お互いの欠点を補う意味で、両者が混在。 あと、将校や上級下士官は、全体の戦況を判断して部下に適切な指示を出すのが本来の仕事で、 自ら積極的に撃ち合いに参加することは少ないので、軽いサブマシンガンを持ち歩くことが多い。 #right(){(378:353)} **評価の高い狙撃銃ってなんでしょうか [[M16>http://ja.wikipedia.org/wiki/M16]](?) #right(){(457:583)} 「評価」の基準をどこに置くかで選ぶものが全然違う気がする。 警察と軍では狙撃の条件が全く違うしな。 ただ、確かにM16系(AR-10/AR-15系列)は軍民ともによく使用されてるね。 #right(){(457:588)} M16をカスタマイズした狙撃銃がいくつか作られてるというだけで、特にM16の評価が高いわけではない。 参考までに代表的な狙撃銃の一覧。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%99%E6%92%83%E9%8A%83%E4%B8%80%E8%A6%A7 **戦場で使われる軍用狙撃銃ってどうやって持ち歩くんですか? >2メートル近いものとか邪魔で仕方ないと思うんですが、やっぱり分解しといてあとで組み立てる? 7.62mmクラスならともかく、12.7mm以上とかの対物狙撃銃だと2分割が普通。 精度に直接関わらない銃床あるいは二脚などの部分を別にして運搬します。 2メートルちかい狙撃銃? んな銃あったか?もしかして対物ライフルと間違えてないか。 一般的な対人狙撃用の7.62mm狙撃銃とかは分解しない。それ自体が精密機械みたいなもんだから、 狙撃手自身の手によって事前に念入りな調整が行われている。 分解なんかしたら、その調整が全部狂っちまうぞ。 南アのNTW-20、14.5mmバージョンが最大かな。全長が2m超えてる。 全重も30kg近いので、銃床、二脚などの部分と、銃身、照準器の部分に分けて2人で運ぶ。 12.7mmでも分割して運ぶものは珍しくない。 #right(){(350:184-188)} **リュングマン方式のライフルをガスピストンに変えるパーツとかありますか? あります、HK416や、コルトの新型のM4はガス・ピストン方式となっており サードパーティのコンバージョンキットも多数存在します。 #right(){(458:119)} **よく歓喜に沸く兵士などが,銃口を空に向けて発砲するシーンを見るのですが,あれは空砲ですか? >本当に撃っているならば,いずれ物凄い勢いで落下してきて危険だと思うのですが,実際のところ,どうなんでしょう?  空砲の場合もありますが,実弾の場合もあります.  実弾の場合,放物線軌道を描きながらじきに落ちてきますので,当たると危険です.  実際に,これによる怪我人や死人が出ています. #right(){(眠い人 ◆gQikaJHtf2)} 大怪我、もしくは死に至ります。 要は空気抵抗の減速分以外は、発射された状態とほぼ変わらない運動 エネルギーを、その弾は持っているからです。 #right(){(46:253)} 空に向けて撃っても空気抵抗で終端速度は落ちるが、参考までに 「つかぬことをうかがいますが・・・」 ニュー・サイエンティスト編集部編 ハヤカワ文庫 pp74あたりから 7.62mmの弾丸で初速が840m/sのものの終端速度は70m/s程度 損傷が頭部に集中するため死亡率と重症率は高い 22口径ロングライフル弾の終端速度は、弾丸が底を下に落ちる場合60m/s くるくる回って落ちる場合43m/s 皮膚を貫通するのに必要な弾丸の速度は45-60m/s などと書いている #right(){(368:347*一部加筆)} **銃身が長いの短いのってありますが、市街戦ではどっちが有利なんでしょうか? 銃身を短縮した小銃は、市街戦から屋内での近接戦闘に移行した時の取り回しを考慮して装備されました また短縮した銃身でも威力の低下が少ない弾薬への切り替えも進んでいます。 #right(){(三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **対空用途専門に製造された対空ライフルってありますか? 単発のライフルでは狙って当たるものではないので、そういう場合は対空機関砲/銃なりミサイルなり大口径の対空砲なりを使う。 当たればめっけもん、あるいはパイロットをびびらせるために大勢で低空を飛ぶ航空機を撃ったりすることはあるし、それで落ちた場合もある。 #right(){(初心者スレ369:750)} いくら昔の飛行機でも高度は高いわけで、肩撃ちできる口径のライフルを真上に向かって撃っても なかなか届かない~届いてもその頃には飛行機はそこにはいないので当たりません。 曳光弾使わないと弾がどこに行ってるかもわからず、曳光弾見ても距離感がわからないので どう修正していいか見当がつかない。すぐに飛行機は射程外に出てしまう。 万一当たっても、たかだか10mm程度の口径ではまず撃墜は期待できない。 ですから、対空兵器の歴史は歩兵砲を上に向かって撃つところから始まっており、 口径の小さいものでも重機関銃程度、通常は機関砲以上となります。 #right(){(初心者スレ369:753)} **軍用銃について写真つきで解説しているサイトや書籍があったらおしえてください 『世界の軍用銃』(坂本明:文林堂) 大判のイラスト主体なんで、わかりやすいことこの上なし。 ボルトアクションライフルの構造の紹介もあった。 #right{(360:820)} **小銃のゼロ点調整はどのように行うのか >以前、某スレに「89式小銃の上下のクリック修正はM-16同様に"照星を廻して"行う」との旨を >書き込んだところ、否64式と同様に「照門の"上下転輪"を廻して行う」との反論がありました。 >確か記憶では、照門の上下転輪は「射距離設定」(200mや300mなど)だったはず…。 小銃のゼロ点調整は、ある射程に照門のクリックを合わせで射撃し 照星を上下させてゼローイング(ゼロ点調整)します その後にヴィンテージ調整するようになって居るはずですが 一旦ゼロ点調整された銃であれば、射距離に合わせて照門を上下させる事に成ります。 #right{(478:982,三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **対戦車ライフルや対物ライフルは反動を軽減するための特殊な機構が付いてるそうですけど、 >それはどんなものなのでしょうか?マズルブレーキ以外それらしい物は見当たらないのですが。 PTRDの場合だがこのページに有るように、後退を制限する誘導パイプとかが装備されてる。 http://www.h5.dion.ne.jp/~gun357/ptrd1941.htm #right{(507:472)} 銃床部分に緩衝バネや野砲みたいに後退・復座装置とかが付いてた。日本の九七式自動砲の場合ね。 因みにマズルブレーキの反動軽減効果はかなり高く、現代の対物ライフルはショットガン程度まで反動を軽減されてる。 初期の対戦車ライフルであるタンク・ゲーベルはこれらが付いてないため洒落にならない反動だったそうだが。 #right{(507:473)} **小銃のボルトの閉塞ってどうやっているんですか? >単にスプリングだけで薬莢のお尻を押さえつけていたら、火薬の燃焼圧力が後ろへ来てしまうような気がするんですが。 >あと、M16にはバレルからガスを導入する機構が無いようですが、これは単純に反動で排莢しているんですか? この辺が参考になるかも http://jp.youtube.com/watch?v=LM-GGgX7RBw 動画はMini14なのでAKやM16のマイクロロッキングとは違うけど、Rotating boltなのは同一。 露出してるので分かりやすい。手で動かしてるのがボルトキャリア、回転してるのがボルト。 実際にキャリアを動かすのは火薬ガスなんで、その辺脳内で変換。 1.発砲 2.銃身の前の方にある穴から取り込んだガスが銃身と平行してるガスピストンを介してキャリアを動かす 3.キャリアが少し空走(キャリアは重いので軽い弾に比べるとゆっくり動く、この間に弾は銃口から出て銃身内の圧力が下がる) 4.キャリアとボルト間のカムがボルトを回転させる 5.ボルトが回転してロッキングが外れる(レシーバと噛み合ってる部分が外れてるのが分かると思う) 6.キャリアとボルトが一体化して後退 7.キャリアとボルトが前進 8.ボルトが前進しきるとキャリアとのカムで回転し、閉鎖 大抵の銃はガスピストンがあるけど、M16系とかはピストンが無くガスを直接キャリアに吹き付ける。 動くパーツが軽くなるので振動面や銃身のフローティング化に有利。 つまりRotating boltはボルトが閉鎖状態だと、ボルトの前面をいくら押しても動かない。 キャリアによって回転させられると開放する。銃身軸線上で動作、しかも回転のみなんで色々と有利。 こういった構造は銃によって様々なので「閉鎖機構」「ロッキングシステム」とかで検索するといいかも #right(){(カラシニコフの銃を語るスレ:90,91)} **BARは軽機関銃じゃ無いってのを見ました。ならBARってライフルなんですか? >本とかを見ると軽機関銃だと紹介されてるんですが……。 ブローニングオートマチックライフル(BAR)を軽機関銃と分類しないのは、その運用上の特徴からです BARは、分隊自動火器と言うカテゴリの最初期のもので、小隊と供に前進し、補助的に火力支援をする火器で 二十発弾倉を使用し、ガランド小銃を装備した小隊分の火力を一丁で発揮する事が可能でした 当時は半自動の自動小銃でボルトアクション式小銃の8倍、全自動火器は20倍の火力を持つとされ この20倍、と言う数字は当時のBARの一弾倉分に相当し、軽支援火器としての評価を受けていました 健在のFN-MAGの原型にもなっていますが、これは機関部分の強度的余裕が相当あったからですね。 #right{(531:297,三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **自動小銃ってセミオートや3点バーストなんて面倒なもの付けないで、フルオートだけでいいんじゃないですか? >訓練次第で指切りセミ等、柔軟性あって良いと思うんですが 戦場で混乱した兵士があっという間に弾倉空にするから付いてる 熟練した射手がアサルトライフル弾を使用しても、全自動では狙って撃てるのは最初の数発だけ。 結局指切りで数発にしてしまうのなら、バーストだけでいいじゃないか、という考え方もあり、 必ずしもバースト=初心者用ではない。 とはいえ、熟練した射手になるほど「俺の好きに撃たせろ」と要求するし、実際使いこなせるから、 フルオート=熟練者用とは言えるかもしれない。フルオートを初心者に渡したら、 弾もなくなる、当たりもしない、そして間隔置かずに連射して銃身をオーバーヒートさせてしまう #right{(353:229,236)} ちうか、小銃の連発機能は「指定銃」として機関銃のような運用するために必要なんだよなあ。 防御んときに、鉄条網に沿って射撃するんだよお。 #right{(353:緑装薬4 ◆8R14yKD1/k)} **今現在AK以外でタンジェントサイトを採用してる銃はありますか >それと旧ドイツ軍のMP44はなぜ800mしか射程変更が出来ないタンジェントサイトを採用したのですか >タンジェントサイトの利点も教えてくだされば幸いです 可変式照尺としては極初期のものであるタンジェントサイトはAKとそのコピー以外には、殆ど採用されていません MP44は小銃弾に比較して射程の短い短弾薬を使用するため、短くなった射程距離をサイトの目盛に反映させています またタンジェントサイトの利点は、構造が単純で、簡易に任意の射程に照準線を合わせる事が出来る事にあり そのため現在ではM203等小銃より射程の短い擲弾発射機の廉価版などに良く採用されています。 #right(){(542:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **海に向かって発砲するとライフル弾は割れるって聞きましたけど雨の日でも有効射程短くなりますか? 水面に当たると衝撃が強いので割れることもあります。雨程度ではほとんど衝撃にはならないので、 そのような問題は起きません。ただ長距離になると精度、速度に影響するでしょうから、 雨量が多ければ有効距離が短くなるでしょう。 #right(){(351:293)} **AK47とかM16とかそういう表記を指す言葉として、「形式番号」と「型式番号」どちらが正しいのでしょうか 制式番号と言います AK47なら1947年制式カラシニコフ式自動小銃の略です これはソビエト/ロシアの兵器の呼称が設計者の名前と採用年を示します M16なら16型自動小銃の略で、米国ではある時点からM1911やM1919やM1921などのように 採用年を型式番号に当てるのを止めて兵器カテゴリ毎に後に採用した物の数字が大きくなる 小銃なら小銃のM○○と兵器の呼称を決めるように成りました #right(){(350:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **軍用小銃の研究で、歩兵の負担を減らす徹底的な軽量化という考えはあるんでしょうか。 >もしそういった研究があるなら、どのような工夫(材質や形状)がされているもんなんでしょうか。 >民生ではスカンジウムという金属を混ぜた合金のリボルバー等が出ている様ですが。 徹底的な軽量化を図った結果に成功したのはAR-15 これは3㎏足らずの重量でそこそこの射程と精度を得ていますが 今現在、やや重くなったA2モデルに移行しています これは軽量化よりも新弾薬に対応した性能向上が優先された為で 今現在、軽量化のみを目指して作られたXM-8は採用されずに失敗したようです 材質の面では樹脂の機械的性質の向上によりエンジニアリングプラスチックが台頭しています これは小銃のレシーバー向けの材質としても充分で、F2000やタボールなどで採用されていますね。 #right(){(347:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **拳銃弾と同じサイズでSMG用の強装弾薬を用意するというのはWW2ドイツ軍では聞きましたが、他国軍でも一般的だったのでしょうか? 独逸と他国の短機関銃の運用ドクトリンは明確に違います ほぼ独逸のみが短機関銃(マシーネン・ピストーレ)を、拳銃を強化した自動火器という位置付けなのに対し 各国は機関銃を補助する目的で装備する、拳銃弾を使用する自動火器が短機関銃(サブ・マシンガン)となっています #right(){(347:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **対戦車ライフルでアパッチを落とせますか? 対戦車ライフル弾つうのは要するに徹甲弾なんで当たれば構造ぶち抜きます。 炸裂弾じゃないんで周辺への破壊効果は低いけど、逆に当たった場所は確実に壊れます。 1発で撃墜するのは確かに難しいけど、当たり所がよければ可能、というレベルの威力は持ってます。 対戦車(物)ライフルを使って対空射撃を行う場合その反動をどうやって受け止めるかが問題となります 水平方向での反動しか考えられてないため上を向いて撃った場合銃は反動で吹っ飛ぶことになります 垂直方向の反動を封じ込めるように固定する手間があれば携帯対空ミサイルを持ってきたほうがいいでしょう 山岳地帯なんかだと(スティンガーなどの携行対空ミサイルやRPGで)低仰角でヘリを狙い射った事例はあります。 旧ソ連のアフガン侵攻時はこの手で多数のヘリが撃墜されました。 市街戦でも似たようなケースはあります。 #right(){(342:256-261)} **M16、AK47等で水面から水深10mにいる人を撃った場合、殺傷能力はどの位あるんですか? >それとも10mも届きませんか?  水面下へ向けて銃を撃った場合、到達距離は1mに及びません。AKだろうと、拳銃だろうと。  ある程度以上のエネルギーになると、水中に突入した衝撃で弾頭が砕けてしまうのです。 角度が浅ければ、水面ではじかれてしまいますし。  ですから、10mなら楽勝。  垂直に打ち込まれた場合はその限りではありませんが、水が有効な障壁であるのには 変わりありません。 #right(){(572:20)} **単発と連発と単射と連射のちがいを教えてください。 >シングルアクションとかボルトアクションとかどういう方式がどれに当たるかもお願いします。 薬室に一発だけ装填して撃ち、空薬莢を抜き、また一発装填し・・・と繰り返すのがのが単発式、 弾倉やクリップで一度に複数の弾丸を銃にセットし、素早く薬室に装填して撃ち続けられるのが連発式。 引き金を一度引くと一発出るのが単射、連続して弾が出るのが連射。 ボルトアクションはライフルの弾丸装填方式の一つ。レバーで円筒形のボルトを前後させ弾丸を装填・排莢。 軍用銃ではクリップで束ねた5連発式のものが多い。狙撃用、競技用や対戦車ライフルなどでは単発式もある。 シングルアクションは、拳銃で引き金を引いて撃鉄(ハンマー)を落としたら、手動(自動拳銃だと後退したスライド に押されて)でまた撃鉄を起こさなければいけない方式。 #right(){(573:67)} **小銃の小ってどういう意味があるんですか?大銃ってあるんですか? 「大銃・中銃」があったんじゃなかったっけ? #right(){(81:66)} 小銃(しょうじゅう)は、個人用の火器で、長めの銃身(弾丸の通る管)を備えた銃。大砲と対になる言葉である。 #right(){(自衛隊板初質スレ90:396)} 「銃」【つつ】元中国語で大砲の意。 抱え銃は小銃という。 #right(){(112:538)} 銃が登場して実用化されたころの銃は、現在に比べて大きく アルケビューズと呼ばれる当時の火縄銃は、1.5m以上の長さのものがほとんどであり 口径も0.5インチ以上のものが多かった。 それらに比べると近代以降の小銃は小さい故に小銃と呼ばれた。 #right(){(112:541)} **50キャリバーライフルは人に使ってはいけないと聞いたが、軍事雑誌に普通に人を狙って撃っている話があったが良いんでしょうか? ハーグの協定で禁止されているのは、Section II、Chapter 1Article 23の "To employ arms, projectiles, or material calculated to cause unnecessary suffering;" という部分です。特定の口径を禁止しているわけではありません。つまり その距離の敵を無力化するのに必要であり、他に適当な手段がなければ 使用してもかまわないわけです。この場合はこれに相当するでしょう。 #right(){(121:system)} 1907年制定のハーグ陸戦規定によると、 「特別の協約により禁止された措置に加えて次のものが殊に禁止される。(中略) 不必要な傷害を与える性格をもつ武器、発射物、素材を用いること(後略)」(第23条) またジュネーブ条約追加第一議定書には 「その性質上過度の傷害又は無用の苦痛を与えられる兵器、投射及び物質並びに 戦争の方法を用いることは、禁止する」(第35条第2項) という一文があり、これらを根拠として人体に対して過剰な破壊力を持つ 大口径銃を狙撃に用いることを禁止していると解釈されています。 ただ、上記の通りこれはあくまでも解釈論であり、大口径銃の対人使用禁止を明確に 謳ったものではありません。 ダムダム弾のように禁止が明文化されているわけではないのです。 使用者(米軍)が「これはあくまでも対物狙撃銃であり、緊急かつやむをえない使用である」 と抗弁すればそこまででしょう。 1980年に採択された特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)に関する会合の中でも、 「小口径兵器及び弾薬への取り組み」は引き続き非公式会合を行うとされているのみです。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/arms/ccw/ccw.html #right(){(121:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} 映画「プライベート・ライアン」でも20㍉4連装機関砲で、タイガー戦車に群がる米兵を釣瓶撃ちにするシーンがありますな。 まあ実際に戦場にいる兵士にとっちゃ、国際法なんざ知ったこっちゃないのかも。 #right(){(121:198)} **マスケット銃以降の歩兵銃の歴史は短小化と軽量化の歴史と言っても間違いではないと思いますが、ここまで短小化と軽量化への要求が止まないのは何故なのでしょうか? >「そんなに屋内で小銃をぶん回すのが嫌なら拳銃でも持ってろ」という事にはならないのですか? 軽量化と威力と火力のバランスを高次元で取ったのが現在の短縮小銃です 例えば室内での戦闘の場合、抗弾装備があれば拳銃弾では簡単に阻止されてしまいます また装弾数でも拳銃は多くても二十発となりますが、小銃では最低30発と火力でも優勢です つまり最低限度の威力と火力を保持する最軽量の装備が短縮小銃である、と言う事になり 現実に、拳銃弾と小銃弾の中間的な威力を持つ、所謂個人防御火器が登場しましたが 軍事行動における補給の問題や、文字通り中途半端な威力が忌避されています。 #right(){(574:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **小銃に付けるフォアグリップの長短所を教えて下さい。 長所は、グリップを使う事で、ストックを肩付けてハンドガードを下から支える・・・・と、言う一般的な 構え以外でも撃ち易くなる。特に室内近接戦闘なんかがありうる場面では役に立つ。 後、人によってはハンドガード部にゴテゴテと装備をつけてフロントヘビーなライフルの場合、フォア グリップの方が扱いやすいと感じる人も居るみたい。 銃のフォアグリップは銃を素早く目標に向ける際にも役立ちます。 銃をしっかり支持する点では掌を面で接触させる普通の前床の方が有利です。 ただし、反動で跳ね上がるのを抑えて連射する際には、 銃身をしっかり下に引けるフォアグリップが有用になります。 #right(){(338:547,582)} **よく草むらでギリースーツ着て狙撃してる兵士が居るけどなんで銃に色塗らないの? >そのほうがカムフラ率上がると思うんだけど スナイパーは実戦ではちゃんと銃にもカモフラージュを施す。 公開写真では判りやすいように銃だけはそのまんまのことが多いけど。 ただ、操作の邪魔になるのと、銃身に布を巻きつけたり垂らしたりすると 弾道性能に影響を及ぼすことがあるので、銃にゴチャゴチャとギリーを つけることは少ない。 絶対にやらないわけじゃないけど。 #right(){(579:224)} **今後の新型自動小銃において、銃床が伸縮式でなく固定式又は単に折りたたみ式のものである余地はあるでしょうか? 折り畳み方式に出来るものはそうなるでしょうし また伸縮式との併用も可能性はあります 銃床の形状の自由度が高くなった事で、その全ての選択が可能である訳ですが 伸縮する事で、抗弾装備の有無によって適切な銃床の長さが変動する事に対応出来ます。 #right(){(580:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **小銃には分解して持ち運べる銃(テラ銃みたいな)があると聞きましたが、使用中に壊れたりぐらついて射撃が難しかったなんてことはなかったのでしょうか? 所謂テラ銃は、落下傘部隊用に、降下時に携行し易い事を主眼として開発されましたが 接続部の強度が小さくまた、その位置も良くなかったので、破損したり精度が良くなかったりしました その為上述の通り、コンベンショナルな曲銃床形式の小銃においては普及しませんでした。 #right(){(584:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **米軍M4のストックのように何段階かに長さを調整できるストックは、具体的にどのように長さを使い分けているのでしょうか? 体格と射撃姿勢に合わせて。 脇の下にストック挟んで腰溜め撃ちするような時は長くするし、 肩づけで撃つときはもっとも適正な長さになる位置に調節する。 #right(){(335:167)} 補足すると、最近の装備はボディアーマー等で着膨れするので どちらかと言うと伸縮銃床を短めにセットしないと肩付けが困難な為です また抗弾装備を除装しての精密射撃時にも最適な全長で射撃出来るメリットもあります。 #right(){(335:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **G3 MP5 FA-MAS なんかは槓桿と遊底が連動していそうですが、閉鎖不良を起こした場合はどうするのでしょうか? >M16はA1以後ボルトフォアードアシストが付いているのは分かったのですが、ほかの銃がどうなのかが分かりませんでした。 MP5は装填不良が起こったら再度コッキングレバーを操作してジャムを排除します またそうなる前に整備するような性質の運用をします G3はボルトキャリアにセレーションが施されていてそこに指を掛け閉鎖します 出来ない場合はMP5と同じ処置を行ないます FA-MASはコッキングハンドルを連動させたまま固定する機構が装備されていた筈ですので それを操作して連同固定したハンドルを押し込み閉鎖します。 #right(){(331:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **現代の対物ライフルの口径が重機関銃と同等程度しかないのは何で? >対戦車ライフルの系譜だったら20mmや30mmがあってもおかしくないと思うのですが。 個人で持って移動するにはそのぐらいが限界なため。 20mm弾を使ってるものとして旧軍の97式自動砲があるが、これなんか59kgもあり、 予備弾も含めると運用に1個分隊必要なほど。 それが人一人で運用できる限界だから。 それ以上では重量から複数人での運用する必要が出てきて利便性を損なう。 大戦期の対戦車ライフルはほぼ全てが複数人で運用してる。 それと、MBTを除くと12.7mm相当の装甲を施している車両ってのは意外と少ない。 APCとかだと7.62mm弾程度の防御力が関の山だよ。 そう言うのが主な標的だから、過度の貫通力はいらない。 #right(){(592:479,481)} **昔の対戦車ライフルは肩が外れる程の反動なのに、現代の対物ライフルの反動はショットガン程度。どんな工夫でここまで反動が減っているのでしょうか? 肩が外れるというのはいささか誇張表現だが、 最初の対戦車ライフルは歩兵銃をでかくしただけの代物で反動が半端ななかった。 いまのは大型のマズルブレーキを持ってるし、はじめから接地しやすいように出来てる。 なかには無反動砲みたいに後ろ側にガスを逃がす銃まであるが、これはやりすぎの感がある #right(){(592:モッティ ◆uSDglizB3o)} 肩が外れるほど反動がきついと言われてるのは世界初の対戦車ライフルのタンクゲーベルくらいだぜ。 アレはモーゼルをただでかくしただけの急造品だからそんな代物に仕上がった。 ショットガン程度まで反動が軽減されてるってのは多分バレットM82のことだな。 この場合だと大型のマズルブレーキやショートリコイルの動作機構等で反動を軽減してる。 #right(){(592:498)} **自動小銃のマガジンが曲がってるのは何故でしょうか? >下方向の長さを縮める為だと思ってたんですけど、実物をメジャーで計ってみたらまっすぐでも5mm位しか変わらないです。 弾丸を横にして積み重ねるとわかるよ。 薬莢から、弾頭部にかけて細くなってるだろ。 #right(){(593:579)} **ライフル系のハンドガードに穴(隙間?)が空いてる物が多いですが、あれは何の役割を果たしているのでしょうか? 冷却用空気流路 #right(){(593:581)} **3連射機能についてですが、有効射程内で人を目標にして撃って、1発目が命中したら残りの2発も大体命中するものでしょうか? >1発目を撃った反動で銃口の向きがぶれないうちに残りの2発は発射されるでしょうか? 制限点射機構の意義は最低限度の弾数で一つの目標を制圧あるいは無力化する事で 通常小銃や短機関銃での制圧射撃においては指切り射撃が基本ですが、これを機械的に行なう物です ニコノフ小銃(AN94)のように反動を受け切る前に二発発射するという設計思想のものもありますが この場合は同じ位置に二発の弾丸が命中すると貫通力及び殺傷能力が向上すると言う 軍用小銃としては威力に欠ける5.45mm×39の欠点を補うものです。 #right(){(330:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **コッキングレバーが動かなくなるような不良とはどのような物が有るのでしょうか? 想定されるトラブルは、以下のものが考えられます。 ①・・・薬室に薬莢が張り付いて、抽筒不良となって遊底が固着 ②・・・遊底複座ばね等内部部品が破損して機関部に噛み込んだ ③・・・ボルトヘッド部分の回転が何らかの理由で阻害されてボルトキャリアがアンロックされない #right(){(601:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバーでライフル弾を撃てるようにして、銃身を長くしグリップを改造してストックにすればセミオートライフルができると思うのですが >第二次世界大戦中は誰もこれを考えなかったのでしょうか?  リボルバー式ライフルは19世紀頃幾つか作られてますが、ガス漏れで腔圧が上げられないなど幾つかの理由で廃れました。 リボルビング・ライフルでググって見たら色々情報が出てきましたが シリンダーの間からガス圧が漏れて威力が半減したり 高熱のガスが漏れて手に火傷を負うから廃れたみたいです #right(){(325:697,701)} **ボルトアクションのライフル銃に比べウィンチェスターライフルなどのレバーアクションやショットガンのポンプ式のライフルが主流にならなかったのは何故なのでしょうか? ポンプアクションとレバーアクションとボルトアクションは それぞれ適合する弾薬の形態があります 単純な円筒形にリムがついたショットシェルには ポンプアクションとの相性が良く またストレートでリムの付いた弾薬にはレバーアクションとの相性が良く テーパードでボトルネックなライフル用弾薬には ボルトアクションが適合します 逆にそれ以外の構造は相性が悪く適切な動作をする設計は困難です。 #right(){(608:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **最近の自動小銃はコッキングレーバーを引いて、エジェクションポートから弾を入れて射撃というのは可能ですか? 構造的には不可能では有りませんが、薬莢が傷むので飽くまで非常時の対処法です また通常は弾倉と弾丸は同時に支給されますし、またSS109なら弾倉はNATO統一規格なので 弾丸だけが支給される事は先ずありません。 #right(){(315:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **小銃には脚が最初から付いているもの(64・89式 SG550等)と付いていないもの(M16・AK等)がありますが、どういった開発思想の違いによる物ですか? SG550や89式は、簡易陣地に据えての防御戦闘が主な用兵思想の為に装備されてます これは日本やスイスのドクトリンから来る小銃の要求仕様によるものですね 逆にM16やカラシニコフは銃の軽量化による歩兵の負担軽減と機動力確保を目指しています #right(){(315:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **半自動銃ってのあるみたいですが、この半自動ってのはどの辺が半だったんですか? 昔ながらのボルトアクションをはじめマニュアルのライフルは、一発撃って 薬莢の排出→次弾装填 が、完全に手動。 半自動あるいは普通にいう自動は… 薬莢の排出→次弾装填 が、自動化される。 ただし、次の弾の発射には、引き金を引き直さなければならない。 完全自動というと、機関銃、サブマシンガン、アサルトライフルのフルオートのモードで、 薬莢の排出→次弾装填 が自動であるのみならず、引き金を引きっぱなしで、次弾も発射される。 #right(){(40:313)} **銃の「3点バースト」はなぜ3点なんですか? 銃身が過熱しないようにだと思われ。 #right(){(44:社 聖 ◆DASHd/qA)} 各銃口の距離が近く、弾道が他銃身からの燃焼ガスの干渉で曲がるから 3点バーストは記憶モードだが。 発射の反動で銃口が大きくブレ始めるまでに、3発くらいが銃身から出るテスト結果があった #right(){(44:123)} **スナイパーが使う狙撃銃で一番射程が長い物、隠し持てるほどコンパクトだが命中率が高いもの、 >コンパクトに折り畳めて命中率の高いもの、を教えてください。 スナイパーが使う狙撃銃で一番射程が長い物:対物ライフル 隠し持てるほどコンパクトだが命中率が高いもの:拳銃 コンパクトに折り畳めて命中率の高いもの:拳銃 出来たら上にあげたそれぞれの物で市街地でもバレない音が小さくできるサイレンサー付き:自動式拳銃 コンパクトを追求するなら素直に拳銃でギリギリまで接近しる。 #right(){(50:524)} 射程が長いのは対物ライフル。代表的なのはM82A1バレット。 でも、狙撃銃を折りたたむのはどうかと。 何しろ弾薬のロットに合わせて照準を調整する代物なので、 下手に動かして照準が狂ったら、また何発も試射する必要があります。 #right(){(50:528)} **カービン銃はコンパクトだったらなんでもカービンになるんですか? 要するに、常識的にコンパクトだなと思えるサイズの小銃を、 製造者や軍の採用決定者が、カービン銃と呼びたければ、カービン銃になる、 というくらいの曖昧な定義ですな。 厳密に、このサイズではライフル、このサイズならカービンとは言えないと思います。 #right(){(51:768)} 言葉としてはカービンの定義はそれほど厳密なものではないので コンパクト化したもの、でいい。弾の種類は問わない。 SMG基本は、拳銃弾を使う機関銃と思ってればいい。 #right(){(51:769)} **フリントロックやマッチロックで、後装式の小銃が出来なかったのは何故でしょう? >また、今の工作・冶金技術ならば、こういった小銃も生産可能でしょうか? 後装式フリントロック 例えば、 http://www2.h-net.msu.edu/~ieahcweb/revtest/guns/gun1.html breech-loading flintrock でぐぐるとよろし #right(){(52:661)} 後装式のフリントロックなどは通常中折れ式だったわけですが、尾栓部 つまり銃身後尾部分のシールがどうしても不十分なためにガス漏れを 起こし、性能低下、精度不良、事故などが多発しました。結局、これは 金属薬莢というシール作り込み弾丸によって解決された訳ですが、当然 発火に雷管を要することとなり、フリントロック、マッチロックといった 発火方式は消滅したわけです。尾栓シール部分をきっちり作れば、実用可能 でしょう。ただし「実用性」はないでしょうが。 #right(){(52:663)} **弾発射後にスコープに赤い光点で着弾点が表示される狙撃スコープって実在するんですか? 射線をレーザーでポイントする物や、スロスヘアの代わりに無限遠表示の光点を表示する「ドットサイト」と言う物は有ります。 ていうか「弾発射後」に表示しても、あまり意味無いと思うんですけど? #right(){(53:31)} 着弾位置の視認でしょ。どこに当たったか解る。 #right(){(53:32)} **映画プラトーンではM16を単発で撃ってましたが現実の戦闘でもアサルトライフルをフルオートで撃つことはあまりないのですか? あっという間に全弾撃ち尽くしてしまうので、特別な場合以外フルオートは好まれません フルオートが必要な場合は、突撃破砕射撃や突撃支援射撃、対空射撃などでしょう。 #right(){(53:792)} **狙撃銃にはハンドガードが銃身の半分ぐらいしかついてないものが多いですがなんで? ストック(ハンドガード)の干渉によるバレルの変形を嫌っての事かと。 (そのためバレルとストックが接触しないフローティングバレルが採用された銃も多い) あと狙撃銃のバレルが通常のライフルより長いからそう見えるのでは。 #right(){(57:名無し軍曹)} **スナイパーライフルのクリーニング方法についてご存知の方教えていただけないでしょうか? 猟銃のクリーニングと基本的には一緒です。 銃のクリーンングの道具、ケミカル等に関してはかなり多くのものがあるので、 日本、海外のサイト含めて検索して見つけたほうがいいですよ。 例えば海外のサイトでは、http://www.snipercountry.com/ の検索で cleaningをキーワードに検索するとツールや方法について調べられます。 #right(){(58:791)} **銃オタがM16をいきなり持たされて10m先の人間大の標的に当てろといわれて当てられますか? 実際に15m程の距離で撃った事あるけど簡単なレクチャー受けただけで意外と簡単に当った。 「人間を撃つ」と言う罪悪感や戦場での緊張感や疲労感を跳ね返せるなら当るんじゃないの。 #right(){(60:33)} **自動小銃などの装填レバーの重さや感覚はどのようなものなのでしょうか? どのような、といわれてもなー。 基地祭等で実際にさわらせてもらった感じでは、 M16のチャージングハンドルはたぶん消防(高学年)でも引ける。 非常に軽い。 SAWはやや重い。厨房でも腕力があれば片手で引けるかな。 M60は大の大人でも腕の力だけではちょっときつい。 左腕でしっかり押さえ、体ごとぐいと引かないと最後まで引ききれない。 .50はものすごく重い。全体重をレバーに預け、体ごと後ろに倒れるように引く。 とてもじゃないが、女子供には無理。 #right(){(60:506)} .50にはコツがあるデスよー コツさえつかめば女でも引けるデス。個人的には軽く少し引けるので、これを引っ かかるまで引くデス。そして、体重をかけて一気に引くデス。 女性でもこれで大丈夫デスよー #right(){(60:81式●VNMI ◆TYPE81/oDg)} **3点バーストとかじゃない銃で一発目が着弾する前に何発まで撃てますか? 目標までの距離による。 223弾で秒速1000m弱くらいだから、 標的までの距離が200mとして、単純計算で0.2秒で着弾する。 (実際には空気抵抗その他で弾速は落ちる) だから、2発目が撃てるか撃てないか、ぎりぎりじゃないのかな。 #right(){(62:174)} **AKとG36はどっちが頑丈ですか? AKは鉄製、G36はプラスチック成型。 どちらが過酷な条件で使えるかは言うまでも無いかと。 #right(){(71:130)} **50口径のライフルやM16で4キロ先に届くんですか >届いたとして殺傷能力はあるんですか 50口径のAMR(対物ライフル)でも有効射程は1.5km程度です。 どちらも残弾消化か暇つぶしに撃ち合っていたものと思われます。 #right(){(97:system ◆uBkmmPOcL.)} **小銃・突撃銃の弾倉を外すためのスイッチについて、 >1 銃の中央下部にレバーが付いているもの(64式小銃、AK、G36等) >2 銃の側面にボタンが付いているもの(M16系、89式、SCAR等) >この2種類を比較した際の長所短所を教えてください。 弾倉受けボタンは、軽く押すだけで弾倉がフリーになるので 素早い弾倉交換が可能ですが、反面何かの弾みで押されて 不意に弾倉が落下する事があります。 これは対策として、指以外で押されにくいように突起を付けて対応しています また、ボタンのある面からしか操作出来ないと言う欠点もありましたが これは左右どちらからでも操作出来るように連動させる事で対応しています。 弾倉受けレバーは、弾倉を握った手で解除する事が出来るので 確実に弾倉の着脱が出来、また左右いずれからでも操作する事が可能です またレバー本体と一本のバネで機能する為、部品数を減らす省力化にも適っています 両者のメリットデメリットは、ほぼ操作性の問題と部品点数に集約されますが 選択肢としては、更新対象である従来の装備との共通性、或いは 運用目的によって適時選択され、決められるようです。 ちなみにヘックラーウントコッホのG3系はボタンとレバーを連動させる形式で 両者の長所を良いとこ取りしたような設計となっていますが 最新のG36では、G36型ではレバー式、AR-15弾倉に対応する場合は ボタン式の弾倉受けになって居ます。 #right(){(625:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **小銃に3点スリングを付けて、タスキのように抱えて構えるのが主流のようですが、どのようなメリットがあるの? >また何年頃に何処の国が発案したのか、教えて下さい。 FA-MASは全長や重量バランスの都合で採用時から三点支持のスリングを使用していますね また現在でも通常の小銃は2点支持のスリングを使用します これは70年代から80年代に掛けて大規模な市街地テロの頻発を受けて 市街地で小銃を携帯する機会が増えた為に考え出された銃の保持方法のようです。 #right(){(312:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ブルパップライフルは作るのが難しいそうですが、考えてみれば拳銃はほとんどがブルパップじゃないですか? ブルパップ方式は厳密には機関部が握把よりも後方に有る設計という定義なので 殆どの自動式拳銃の握把内に弾倉を収める方式とは明らかに異なります また小銃(ライフル)の弾倉は大きいのでグリップ(握把)内に納めると非常に嵩張ります #right(){(311:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **アイアンサイトの有効射程は200mまでというのは正しいのですか? 制式小銃たる自動小銃の性能要件として400m以内での単発射撃の命中精度というのがあります これが最大射程800mまでの照尺を備えた事で300mの射程でもピープ式の照尺照門で充分な精度を得られる距離と成っています #right(){(310:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ブルパップライフルは機関部が後にあるから耳が悪くなるって聞きますが、実際にそんな事例があったりするの? ブルパップ式の小銃では、薬室は丁度構えた頭部に隣接する位置に来ます ですから発射の際の爆発音が直接耳に当たる為、通常のレイアウトの物に比較して より難聴になり易いようです。 #right(){(638:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **チェンバー内に弾薬が残ってる状態で弾装を交換する時は、ボルトリリースレバーに触れる必要はないのでしょうか? >ネットでリロード動画などを見ていると弾装交換する度にコッキングレバーに触れているんですがなぜだかよくわかりません... 薬室内に装填された待機状態では、弾倉交換時にボルトストップを操作する事は 基本的にはありません。 また、カラシニコフ等ボルトストップ機能の無い自動小銃では 弾倉交換時には、ほぼ薬室は空ですから、弾倉を装着すれば 必ずコッキングを行い、薬室に弾薬を装填する必要があります これはボルトストップが装備されていても、作動不良や薬室が空である場合を想定し 一発を無駄にしても確実に発射準備が出来る利点を重視して そのようにオペレーションする事もあります。 #right(){(639:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ヒグマを瞬殺できる自動小銃をご存知ないでしょうか? 軍用の小銃であれば、一弾倉分三十発を全部命中させる事が出来れば、 ヒグマであれば殺害する事は可能です 但し、熊は素早く動く事が出来るので、一発で仕留める事が出来ないと 逆に接近されて仕舞い、返り討ちに遭う可能性が非常に高いです この場合、初弾で熊の動きを止める可能性が高いものとして H&K G3A3、AK47、M14、FN FAL、等の有名な銃が挙げられます 但し、日本国内ではこれらの自動小銃は弾薬も含めて入手は困難ですので 7.62mm以上の大口径の自動銃、M1Aくらいしかありません。 #right(){(641:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **主に狙撃銃についての解説でよく見るのですが、フローティングバレルとはどういうもののことでしょうか? フローティングバレルと言うのは,銃の命中精度を高める為の構造的な特徴を指して言います これは前出の通り、銃身基部のみが機関部と最小限で接している為 発射時の振動や反動による銃身のよじれや歪みがもたらす 発砲毎の命中精度に対する撹乱要素を廃する目的を持って居ます この処置により、長射程での命中精度を高める事が可能になります。 #right(){(304:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ドイツやアメリカ、日本でブルパップ作らないのはなんでなの? >特にアメリカはM4使うよりブルパップの方がいい気もしますが。 ブルパップ式の小銃は、その先進性も登場した頃に比べれば色褪せて来ていて 何よりスタンダードな小銃に比較して、左右に構えを変えての射撃に対応しにくくなっています 亜米利加はM16A1を採用した頃、サバイバルガンとしてブルパップ式のブッシュマスターを 一時採用する為にテストしていましたが、使い難いと言う事で結局定着しませんでした 今現在ブルパップ式の小銃を採用しているのは、英国と仏蘭西とオーストリアが制式小銃としている他 イスラエルや南阿弗利加が一部で採用している程度の普及率となっています。 またトイガン用のアクセサリは安価な構造である為、実銃に使用すると 発射の衝撃と熱に耐えられません、なので輸入可能なものに限ってですが トイガンに実銃用のアクセサリを使用すると言う逆転現象が見られます。 #right(){(643:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} ブッシュマスターがGwinn Firearms社 Bushmaster Armpistolの事なら 正確には米軍の試作銃と同じモデルではありません。 米空軍のSAC(戦略航空軍団)からの要請で、Colt社と空軍の兵器 研究所が、戦闘機パイロットの自衛用としてブルパップ銃を開発したのは 確かです。M16A1の部品、構造を流用し、使用弾、221FBで数丁の 試作銃が完成しています。しかしヴェトナム戦の終結もあり、テストは 実施されず、開発は中止されてしまいました。 この時の担当者が軍を辞め、パテントを買い取り、銃器メーカーを設立、 作動方式や操作法、使用弾の5.56 x 45化、等を施して、CMモデルとして 発売したのが所謂ブッシュマスターです。 #right(){(643:410)} **バレットやハスキンスなどの50口径の狙撃銃は、どんな部隊がどのような状況下で使用しているのでしょうか? 大口径狙撃銃の使用方法 航空機、レーダー、指揮車などを無力化する。湾岸戦争時は偵察部隊が「ついでに」BMP-1、3台を撃破。 追撃を防ぐためとも、混乱を狙ったとも言われるが、夜間で反撃されるおそれが少なかったのは事実。 12.7mmでは徹甲焼夷弾も十分効果が期待でき、機器破壊に適する。 対爆発物。浮遊機雷、露出して見えている地雷、IEDと思われるものなどを安全距離から破壊。 遠距離対人狙撃。従来の口径では800m程度が限界。.また、防弾衣などを装備した相手になると、 さらに有効距離が短くなる。.338 Lapuaの登場で改善はされたが1200mとかになると僥倖が入る。 .50では1500mでも40~60cm円のグルーピングが得られ、狙撃可能。(記録は12.7mm McMillan使用の2430m)。 対スナイパー。相手は遮蔽物、場合によっては壁の後ろにいる。通常の口径では一撃で無力化できず、 逃してしまうおそれがある。サラエボでSFORに当たったフランス軍が始め、チェチェンのロシア軍、 イラクの米軍もこれに続いた。もっともMOA自体は有効距離内なら7.62mm優位。(1MOA@.50 vs 0.50-0.25MOA@7.62) あの手の対物ライフルには重要な側面がもう一つ。 地雷処理用として工兵部隊などに導入されるケースが多く、対物ライフルの代名詞になったバレットM82も スウェーデン軍による地雷・不発弾処理器材として導入されたのが最初の大量採用例。 そのため、一見対物ライフルとは関係なさそーな米空軍も早い段階でバレットを調達しているし、三沢基地の 航空祭で展示されたこともあったりする。 >7.62mmの機関銃で問題の地点を掃射するか、軽迫撃砲でも撃った方が効率が良いと思うのですが。 対物ライフルで、爆発物による危害が及ばない程度に遠く、しかし簡単に狙って当てられる距離から直接 狙撃して起爆させるという、ある意味手抜きでありながら安全な方法です。 わざわざ手作業で無力化したり爆発物を近くに仕掛けるより、充分な威力を持つライフルで撃って起爆 させてしまう方が簡単な場合もあるので。 この方法はスウェーデン軍でのバレットの採用からものの数年で米軍や英軍にも急速に普及しましたが、 ちょうどそのタイミングで湾岸戦争が起こり、その際に狙撃銃としての知名度も上げました。 爆発させてはまずい状況であれば人間やロボットによる除去となるわけですが、もし汎用機関銃や迫撃砲に よる除去が現実的ならば、小火器としてはかなり高価な対物ライフルが大量導入されることはなかったかと。 #right(){(302:310-386)} **小銃とか突撃銃は、多少の性能を犠牲にしてでも「故障をしないこと」を優先されるものなんでしょうか? >ゴルゴ13という漫画で、カラシニコフが故障しないから最高だという描き方をされていましたので。 故障をしない、と言う要求は、永遠に達成出来ない禅問答のようなもので、 小銃と言えど機械である以上、使用すれば必ず故障します。 カラシニコフの設計思想は、故障するまでの時間を可能な限り長く取り、 また、他国の小銃に比較して短い射程内での火力と威力を重視しています。 それは、ともすれば使い捨ての兵士に使い捨ての小銃を持たせ、 兵士個々に求める能力を低く見積もり、戦術と戦略を組み立てる事になります。 逆に現代の先進国の殆どは、兵士の能力をもっと高く、高コスト高効率の戦略を取っており その中には、高精度の小銃を適時整備しながら戦闘を継続し、戦略を達成する事を求めます、 それが現代戦の特徴であります。 #right(){(647:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **初期のライフリングはどうやっていたのですか? ライフリングは15世紀に始められたと言われている。 http://firearmshistory.blogspot.com/2010/05/rifling-history.html 技法は、小さな刃が付いたカッターを、回転させながら銃身の中をくぐらせて 一本の溝を作る。くぐり終わったら、開始位置をずらせて次の溝を作り、必要な数の ライフリングを作る。ただし、一度に削れる量は少ないので、カッターの突き出しを少しずつ 増やしながら何度も繰り返して必要な深さの溝にする。 これが「フック・カッター」 http://firearmshistory.blogspot.com/2010/05/rifling-manufacturing-cut-rifling.html これは現代のものだが、昔の物も同様。銃身の径より少し小さい円筒から カッターの刃がわずかに突き出す。刃が出ない状態で一旦銃身に通し、 刃を少しだけ出してから、ゆっくり回転させながら引き戻すと浅い溝が一本掘れる仕掛け。 #right(){(653:210-211)} **対物ライフルにサイレンサーをつけた場合、やはり反動は増加するのでしょうか? アンチマテリアルライフルには大概マズルブレーキがついてるから、 それを取っ払らわないとサイレンサーは付けられない。 マズルブレーキ込みで設計されてる銃のマズルブレーキを取ったら、 反動がでかくなるだけではなく弾道が変化するとかいろいろと不具合が出る。 そもそも、アンチマテリアルライフルで狙う目標とは1000m先とかそんなんな わけで。 基本的に標的は撃たれてから発砲音を聴く事になるわけで、サイレンサーの必要性 自体が疑問。 あと、例えマズルブレーキがなくても50口径クラスの弾を撃つ銃は猛烈なマズル ブラストが起こる。 発砲時に巻き起こる土煙で位置がバレバレになるので、音よりもそっちの方が問題。 #right(){(296:107)} **狙撃銃をブルパップ型にすれば、全長を短くできるし更に銃身を長くすることも容易だと思うのですが、あまりそういったものがないのは何故なんでしょうか? ブルパップタイプの自動小銃は主に全長の短縮を目指して設計されていますが これは野戦や近接戦闘における取り回しを考慮しての事です 狙撃銃としての性能はごく一部の例外がありますがコンベンショナルなものが信頼性も高く ブルパップ形式の狙撃銃はいまだこれらを凌駕した評価は得ていません。 #right(){(296:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} WA2000というブルバップの狙撃銃があるけど、PSG-1並に高いし重たいのであまり使われてない 軍事目的には不向きだし、警察用にしても既にPSG-1やレミントンM700が使われてる #right(){(296:113)} >バレットM82A2対物銃はブルパップ式だが バーレット辺りは今現在プルーフが進んでいるのと 軍事行動では対人狙撃に通常使われない対装甲銃と言う事で除外しました。 #right(){(296:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ペイロードライフルと呼ばれる大口径のアンチマテリアルライフルがありますが、グレネードランチャーとどこが違うのでしょうか? 20mm以上の弾丸に炸薬と信管を組み込んだ物を使用する火器を指して言います これはそれ以下の容量では運動エネルギーのみを利用する方が威力が大きい為で 空中で炸裂するエアバーストによる弾片効果を期待して開発されていました これはOICW用の長距離面制圧火器として計画されていましたが 期待された性能が出せないようで、計画は頓挫しかけていますね。 ペイロード・ライフルの設計思想は、歩兵の面制圧能力の強化です 対装甲は車両まかせで、敵歩兵に対する火力の補完を目指しています 開発に手間取っているのはM203の利便性を中々凌駕出来ない点で これは射程によって信管の調定を一瞬で設定しなければならない スマート信管の性能とコストが大きな問題としてある為といわれています。 #right(){(296:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **SAW並の火力を持たせるアサルトライフルがあるにも関わらずにSAWが使用されてるのはなぜ? >アサルトライフルの銃身はSAWほど強くないのと、銃身を素早く交換できないからなのですか? 自動小銃と分隊自動火器(SAW)の境界は曖昧ですが これはRPKやM16H-BARとMINIMIの違いを考えればそのとおりです 銃身交換が容易かそうでないかで持続発射弾数が大きく変化します 銃身を強化する=火力を維持する能力を向上する=分隊火器に近い運用が出来る程度で 飽くまで代用SAWとしての使用しか出来ないのでSAWが不用となる事は恐らく無いでしょうが 米軍ではそういった火力を発揮するのは専ら車両におまかせで、歩兵そのものの火力保持は 通常の運用においては重要視されない傾向にあります。 #right(){(296:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ライオットガンまたはライアットガンとはどんな銃器ですか? ライオット、あるいはライアットガン「RIOT GUN」とは所謂「暴徒鎮圧用の火器」と言う意味です 一言でライアットガンといえば一般的には米国のパトロールカーに常備されている散弾銃を指します またデモ鎮圧用途には非致死性の火器全般を指して言う事も有ります これは催涙弾発射機や捕獲網投射機も含まれます。 #right(){(295:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16やAK等の小銃のマズルフラッシュって映画では派手に火を噴いてますが、実際あそこまで噴くものなのでしょうか? AKはともかく、M4は銃身が短いこともあってマズルフラッシュが派手なことで有名です。 そのために工夫されたフラッシュハイダー兼サプレッサーが付いていますが、 それでも発射炎は目立ちます。 他の銃でも発射炎が目立つのは同様ですが、発射炎は一瞬であり(カメラなら残像が残りますが) 少し距離が離れた場合は、たまたまそちらを見ていないとわからないこともあります。 逆に、およその位置がわかっている場合、発射炎を目印にグレネード撃ち込んだり、 重機関銃撃ち込んだりすることになります。 #right(){(293:370)} **オープンボルトとクローズドボルトって、精度にはどれぐらい差があるのでしょうか? >実用上無視できないレベルの差なんでしょうか? アサルトライフルのM-16を元に分隊自動火器に改造したH-BARモデルは、銃身冷却の都合で オープンボルト作動となっていますが、それは自動火器としての持続発射弾数の確保の為で 発射前に大質量のボルトキャリアが前進する事による動揺は自動火器にとって、 撒布界を大きくする利点よりも、命中精度に及ぼす悪影響としては 出来れば排除したいと考える大きな要素の一つです。 ですから、UZI式やスターリング式等に代表される、純粋に弾幕を張る制圧射撃のみを目的とする自動火器は、 一発一発確実に当てるべく射撃する現代の戦術思想にそぐわない事から、 オープンボルトファイアリングを採用する火器は、ほとんど第一線からは退いています。 #right(){(667:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **撃鉄によって狙撃精度も変わるものなんですか? >ゴルゴ13が撃鉄にも注文入れてたのでまじかよ、と 精密射撃に撃鉄は激しく重要。 撃鉄が重いと、引くのに力が要るので、腕の筋肉に余計な力みを生じて銃がブレる。 結果弾着がズレる。 でもあまり軽くすると暴発しやすくなるので、軍用銃とかには使えない。 競技用の精密射撃ライフルには、撃鉄を極限まで軽くしたりする。 人によっては、安全装置を外して銃を上に向けただけで自重で撃鉄が落ちるくらいまで 軽くすることも。 #right(){(293:425)} **自動小銃は1発目を槓桿を手で動かして装填しますが、しばらくたって射手が装填済みか未装填かを思い出せなくなった場合、どのように対処したらよいですか? 弾倉を抜き僅かに槓桿を操作しボルトキャリアーを後退させて弾薬の有無を確認します 時間に余裕が無い時は弾倉を差したまま弾薬を排出・再装填する事もあります #right(){(292:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} >俺はさっき初弾を装填したかな?まだ装填していなかったかな?と戸惑うような事態はあるでしょうか?  意外かもしれませんが一般的に装填動作は「命令・号令」に基づいて行いますので兵士個人が惑う場面はあまり有りません。 それほどに武器の使用は軍隊では厳格なのです。 #right(){(292:ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)} **小銃の弾倉はどうやって残弾を確認するんですか? 弾倉の残弾数を知る手段は、残弾確認を容易にしたインジケータ付きの弾倉が 初期にはありましたが、戦闘中に残弾確認をする余裕も無く廃れ、 また透明樹脂製の弾倉が普及するまでは装填してから 「何発撃ったか」を記憶しておく他はありませんでした。 戦闘中にそんな事出来るか、と言う意見もありますが、生死が掛かって居れば人間何でも出来ます そして現代の自動小銃は、最後の一発を撃ったら遊底は後退位置で遊底受け(ボルトキャッチ)によって固定され、 直後に弾倉を交換して、ボルトキャッチリリースを押せば、素早く射撃準備が出来るように成っています。 それ以外のポンプアクション方式や、ボルトアクション方式では 両手で数える程の装弾数のものが殆どですから、 撃った数を数えるのも容易ですし、 また弾倉に実包を追加装填する事も簡単になっています。 #right(){(682:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **対物ライフルで狙撃するのは国際法違反なのですか? 条約を広義に解釈すれば、国際法違反です。 対物用の兵器で人間を狙うのがだめらしいです。 「が、確かあれは戦争においての話で、現実的には強大な威力をもつ.50弾は、 犯人の抵抗力を一瞬にして奪う(要は射殺)事が出来るため、警察特殊部隊等では採用するところが増えているそうです。」 下記を参照ください。 http://www.warbirds.jp/ansq/41/D2001446.html 「戦場でのショットガン、アンチマテリアルライフルの対人使用禁止は条約を広義に解釈したもので、 現状では自主規制に近くあまり守られていない。 違法使用と訴えられた例自体も無く、CCWで明確に禁止規定を制定しようという動きは未だ実現していない。」 下記を参照ください。 http://obiekt.seesaa.net/archives/200512-1.html #right(){(690:霞ヶ浦の住人 ◆1qAMMeUK0I)} **自動小銃はなぜ機関銃みたいに連続して撃ち続けないの? ・弾の節約、殺すなら数発で十分 (連射は実はそんなに命中しない) ・無駄弾を出さないようにする、予期せぬ長期戦・無補給に備える ・銃身の過熱からくる、各種トラブルを防ぐ為 映画やゲームの様に連射しないのは、大体この3つが大きな理由。 例外的に機関銃手の制圧射撃とか、緊急時のバースト射撃なんかあるけどね 銃の耐久性については、射撃数・メンテナンス等で寿命が伸び縮みするから (そこら辺は自動車や革靴と同じ様な所がある) ゲームの様に~発撃ったから壊れた! なんて無い。 (銃身命数とかあるけどね) #right(){(690:428)} 自動小銃は通常、半自動での仕様を前提としています、 制圧射撃や威嚇射撃など弾幕を張る必要がある場合には、 数発づつの制限点射(バースト射撃)をする事で対応します、 その理由としては前出の通り自動小銃を連続的に運用するにあたり 全自動での連続射撃が長時間継続出来無い為で、長時間持続して弾幕を張るような そのような用途は軽機関銃以上の自動火器が担う事になっています。 半自動とは、一発ずつ射撃する、所謂セミオート射撃です。 連続して発射出来るのは全自動で100発程度、最大で300発程度です、 これは銃にもよりますが、銃身の過熱による故障を避ける為にも、 また戦術的な要素から、弾薬の無駄な消費を避ける為にも、 全自動での射撃は制限点射が推奨されます。 #right(){(690:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ライフルの木製銃床って何の木で出来てるんでしょうか? 最高級のものは紫檀やウォールナット(胡桃の木)、普及品質だとブナやナラの木が 多く使われます>木製銃床 戦局が切羽詰ってくるとある程度硬い木ならなんでも使われることも。 日本が先の大戦末期に作った銃にはそれこそ使える木はなんでも使って あったとか。 #right(){(280:759)} **自動小銃の槓桿の位置にですが、槓桿を右・上・左につけるそれぞれの長所短所を教えてください。 槓桿の位置について大きく分けて、連動式と非連動式があります AR-15(M16)やセトメ・モデロ(G3・MP5)のような非連動式は撃発毎に動作しないため 射撃姿勢の自由度が高い反面ボルトの閉鎖不良時に押し込む動作が咄嗟に出来ないという欠点があります。 また連動式は前後する部分に触れるような姿勢が取れないと言う欠点がある以外は 構造がシンプルで部品点数が少なく出来、また閉鎖不良時にも手で押し込む事が出来ます。 位置については、上方に突起している場合には左右どちらで構えていても操作できる反面 機関部上面に形状に制限を受ける事となり、アクセサリ取り付け位置が制限される為拡張性が悪くなります。 左側に装備する場合、右利きを前提とすれば非連動式しか出来ませんが 射撃準備及び弾倉交換時の装填動作が銃を構えたまま出来る利点がありますが 状況により左側に構えた時の操作性に問題があります、そのためG3系列以外えは殆ど見られません。 右側に装備した場合、普通に構えた時に顔面の反対側に成る為、射撃動作の邪魔になりませんね ところでAR-15(M16)はレシーバー上部、ボルトキャリアーの直上にあり非連動式になっています。 #right(){(279:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **7.62mm弾を使用する適当なライフルを改造し、バレル2倍に伸ばして対物ライフルにするのは無理ですか? >砲身が長くなる=弾丸が早くなる、とと理解してますが。 銃身と初速の関係は定比例する事は有りません 発射ガスの量や抜弾抗力との兼ね合いで、その銃身で最大初速が得られる銃身長というものが有ります これを理論腔長といい、銃器と弾薬の設計時に反映しています 現用の.30口径の小銃では理論腔腸よりもやや短い銃身長を設定していますが おそらく銃身長を倍増すると初速が低下するか銃身内で停弾してしまう危険性があります また仮に初速が倍増したとしても弾道が安定しなかったり着弾時に弾体が破砕したりで使い物にならないでしょう。 #right(){(277:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **折りたたみストックは、固定式のストックと比べて命中精度は劣る物なのでしょうか? 折り畳み銃床は固定式銃床と同じ角度で構えられる様に設計されています 銃剣格闘や雑な扱いで破損し易い点以外は同等とされ 近年の設計のSG550やG36では折り畳み銃床のみとなっていて 信頼性や欠点等の固定銃床との差異を埋めてしまっています。 #right(){(275:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **小銃の旋条は理論上15世紀には生まれたにもかかわらず、19世紀半ばになるまで一般化しなかったのは何故でしょうか? ライフル銃自体は存在していたが、弾丸を回転させるには弾を銃身にしっかり食い込ませなければならず 当時の前装式の銃ではその為装填が難しかった。また、無煙火薬発明以前の火薬は大量のすすが 銃身内に残るので銃身と弾の隙間が小さい当時のライフル銃ではしっかり中を掃除をしないと暴発の危険性があった。 故に速射性に欠け、猟兵や狙撃兵等の一部に装備は限られていた。 ところが、1852年にフランス陸軍のシャルル・ミニエー大尉が発明した『ミニエー弾』によってライフル銃が 脚光を浴びる事になった。これはライフリング付きの銃身を持つ前装銃でも容易に装填できるよう、 弾頭の底に窪みを設け、ここに鉄の栓を入れたものだった。発射時に燃焼ガス圧で鉄栓が入り込んで 弾頭の周囲をスカート状に押し広げ、ライフリングに食い込ませるというアイデア。これによりライフル銃が 各国の小銃の標準になり、射程距離と命中率が飛躍的に上昇した。 #right(){(154:717)} **クリップ装填のライフルのようにマガジンを外せないライフルって、もし弾を抜きたいなと思ったらどうするの? M1のようなセミオートライフルは? 装弾子(クリップ)装填式の弾倉は、殆どのものがダブルポジションフィーディング方式を採用しており 弾薬の排出操作は、槓桿を引いて薬室内の実包を排出し、そのまま弾倉内のフォロワを押さえて 残りの実包を取り出します。 M1ガランド小銃はクリップ排出レバーを引く事でクリップ毎残弾が排出されますが、 上述のようにバラバラになって排出されるので、ちょっとした欠点となっていますね。 #right(){(703:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **銃身そのものの重さが、マズルのブレ軽減に繋がる理屈が分かりません。 振動を抑制するカウンターウェイトのような作用で、慣性重量によって 発射反動を軽減し、反動を受ける単位時間辺りの衝撃を和らげ、 その結果、銃の動揺を制御しやすくなる事で命中精度が向上します。 また、重量があると言う事は剛性も高くなり、発射時の不規則な振動や 銃身そのものの発射衝撃による瞬間的な歪みも軽減されるので、 命中精度の向上及び動作の安定につながります。 追記すると、バレル部分のバラストを調整する事によって 射手の癖に合わせた精度向上する条件を作り出す事は 精密射撃においては常識的な調整部分となっています。 #right(){(703:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **小銃の分類について教えて下さい。 狙撃銃・・・・・手っ取り早く精度高める為にボルトアクション化、もしくは高精度な自動小銃をさらにカスタム化        ただし、装填速度を含めた射撃速度と高コスト化が難点、さらに射手の養成に時間とコストが掛かり過ぎる マークスマンライフル・・・割と高精度な自動小銃を割と優秀な射手に持たせ、小隊・分隊にあてがい                 対狙撃・対長距離の対抗策として運用 バトルライフル・・・・・・7.62×51の中口径ライフルの総称。 ただし大型・重量であり、反動が強く連射時の集弾性に難アリ アサルトライフル・・・・・短小弾を使う全自動個人携帯火器の総称(口径は5.45mmから7.92mmまでいろいろある)。              連射時の集弾性は良いものの、遠距離の撃ち合いに向かない。 サブマシンガン・・・・・・拳銃弾を使用する小型の銃火器、拳銃弾の威力不足と              近年では銃身を切り詰めたアサルトライフルのカービン型におされ、軍用では絶滅危惧種 #right(){(706:947-948)} 極論ですが。  アサルトライフル:公算射撃、間接射撃  ボルトアクションライフル:照準射撃、直接射撃 的な雰囲気かと。 公算射撃でも当然照準は必要なので、アサルトライフルにも照準器は付いてますが、 標的の上にきちんと照準置いて、そこに当たる弾を確実に撃てる技量は簡単には養成できないし、 銃も高い、重いので、一応狙う、弾たくさん出すという感じで。 ただそれをフル口径弾でやったら公算射撃も何も、二発目からお空に飛んでいってしまうので アサルトライフル弾というものがあると。 ボルトアクションは一発で狙ったとこに弾を持ってくつもりの狙撃なので、連射速度、弾幕密度は不要。 それでも場合によっては、二の矢、三の矢でも確実にしとめたいので、重さ、信頼性、精度を 少しずつ犠牲にしても、フル口径の半自動狙撃銃を使用する選択も少なくないと。 #right(){(706:system ◆systemVXQ2)} **小銃の構え方で右脇をしめるのは問題ないのですか? 脇より肩づけが重要 自然と脇が閉まる 自分でエアガン買って試してみな #right(){(俺初質スレ2049:417)} **光学式サイトとアイアンサイトのメリットとデメリットをそれぞれ教えてください 光学サイトは遠距離まで正確に狙いやすいが高くて複雑 長距離狙撃に向いてる むしろアイアンサイトのがピンキリな気がするけど まあ光学サイトよりは簡易で安価だが、正確さで劣る 長距離狙撃には向かない 200~300mならアイアンサイトで、500m以上の狙撃なら光学サイトがいいだろう #right(){(俺初質スレ2049:528)} **市街地での狙撃に最も適している狙撃銃は何か 市街地での狙撃ったって野戦での狙撃とは交戦距離が少し短くなるだけでそんな変わらんと思うが、 800mとかそういう距離で狙撃する機会は少ないだろうから、 所謂マークスマンライフルとか低倍率スコープを付けた普通のアサルトライフルでほぼ事足りると思う #right(){(俺初質スレ2049:787)} その狙撃手が訓練などで使い慣れた銃が最良 軍隊や警察所属なら、制式の銃があるはずだし、市街戦なら警察が使うような狙撃銃で #right(){(俺初質スレ2049:788)} *ボルトアクション **歩兵用の正式小銃として、ボルトライフルはいつごろまで採用されていたのでしょうか? >(あるいは今現在ボルトアクションを歩兵用小銃として使用している軍隊は存在するのでしょうか?) ボルトライフルは主として狙撃用としてあちこちの軍で採用されています。 #right(){(5:383)} **狩猟に使われる銃は何故ボルトアクション式ライフルが多いのですか。 1)ライフルを使う距離では連射する意味がありません。 2)セミオートだと、銃身内のガス圧で次弾を装てんするので、発射中に銃身が ブレます。アサルトライフルやサブマシンガンであれば多少のブレは気にならないでしょうが、 弾道の精密さが要求される狩猟では致命的です。 2)セミオートライフルは多少の改造でフルオート化することが可能です。 フルオートのライフルは対人殺傷にしか使えません。したがってそんな危険なものを 市場にだすことはあまり政府にとって嬉しくないことです。 #right(){(19:638)} **ボルトアクション小銃の装弾子って装填したあと捨てるんですか? 特に曲がったりしない限りは回収しますよ。 #right(){(52:439)} **ボルトアクション小銃が大抵固定弾倉なのは何故? エンフィールドの弾倉も扱いは固定弾倉と変わりません。 したがって他のボルトアクションと同様にクリップで給弾します。 装填面での差はほとんどないでしょう。 #right(){(52:484)} ボルトアクションライフルはそれほど弾丸を消費しない。 第二次世界大戦なら、大量に弾丸をばらまく係は別にいます。(軽機関銃手) 外装マガジン自体は、サブマシンガンの実用化に同調するように広まっております。 それより先にオートマチック拳銃がマガジンを採用していますが、 これはグリップの形に合わせて角度をつけてしまったためにクリップで装弾しにくくなったからです。 (初期のオートマチックはクリップで装弾しました。 マガジンが採用されてからも拳銃は護身用であり、素早い交換は考慮されていません。) サブマシンガンも当初はドラム式で装弾数の多い物が用いられており、 箱型の物を複数携行し、素早く交換して弾幕を持続させる様になるのは、割と後年になってからです。 要するに、ボルトアクションライフルが開発された時期とマガジンが流行りだす時期には、少しズレがあります。 #right(){(52:499)} **ボルトアクションライフルの装弾数が少ないのってなんで? ボルトアクションで撃つという事は、弾量で面制圧することは困難という事。従って 大きな弾倉付けても重くなったり嵩張ったり作動不良起こしたりしやすいだけ損です。 #right(){(84:system)} 中国とかスペインあたりでは装填数が30~60発のライフルがあったそうだが 歴史的に活躍したという事実はない。 #right(){(84:16)} **リムファイアーのボルトアクションの仕組みってどうなってるのでしょうか? リムファイア・ボルトアクションならスポーツ用のSB(22LRかな? だったら撃針引っ掛けてリリースするだけだったと思うけど・・・ 後はエキストラクターと安全装置がついているだけか。 どうせ人力だし、装填も手で薬室に突っ込むだけだし。 ボルトの丸いレバーっていうと安全装置(ボルトの後ろ側にある)のような気もする。 たたいたって言う記憶はないけど、カチッとまわすところは同じ。 これはセーフティーの位置によっては引っかかって銃に取り付けられないからってだけ。 #right(){(91:106)} **ボルトアクションの狙撃銃や小銃は映画では1発ずつ装填されることが多いですが、クリップ装弾できないのですか? ボルトアクションの銃でもマガジンから給弾されるのがほとんどで 一発ずつ装填する例はあまり見られませんが。 あとクリップ装填のボルトアクションライフルは稀です。 #right(){(117:939)} スコープの配置による。 銃の真上にスコープを取り付けているとクリップと干渉する場合がある。 #right(){(117:雪風@自衛隊板 ◆MZR7PEYUKI)} >WW2の軍用ボルトアクションはほとんどクリップ装填じゃないんですか? おっしゃる通りWW2の軍用ボルトアクション小銃はクリップ装填が多いです。 そういった銃はスコープをレシーバーの左側にオフセットして取り付けた例もあり、 その場合は普通にクリップで装填できました。 ただし、たとえばドイツのモーゼルkar98kではZF39やZF4といったスコープは レシーバー上部に取り付けられていたため、マウントの間のスペースを用いて給弾しました。 当然クリップでの装填は出来ませんでした。 #right(){(117:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **ボルトアクションライフルで、ボルトを下げて排莢口を開けた状態で排莢口から直接弾薬を押し込むのって実際できんの? 第二次大戦まで使われてたようなボルトアクションライフルは弾倉は取り外せず、弾薬は排莢口から弾倉に装填するものがほとんどだが。 薬室に薬莢を直接入れてボルトを閉鎖して撃つという方法もできる、というか弾倉が登場する以前はそうしてた。 古いライフルは排莢口からクリップで装填でしょ。 モーゼルKer-98kなんかはZf4スコープを取り付けるとクリップでの装填が出来ないんで 一発ずつ手で押し込んでいたり。 #right(){(580:394,395)} >L96やM700みたいな現代のボルトアクションライフルでも一発装填ってできますか? M700系には内蔵弾倉を持たず、ボルトを開放して一発づつ装填する XP-100の様なバリエーションもありますし 元々弾倉を持たない単発式から発展したので、殆ど全ての機種で可能です。 #right(){(580:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **軍用狙撃銃でボルトアクションが採用されているようですが、どんなメリットがあるんでしょうか? >外したときのことを考えるとセミオートの方がいいと思うんですけど 半自動式は可動部分が多いのでどうしても精密射撃で劣ります リカバリーの容易さよりも一発の確実性を求めるならばボルトアクションが最良の選択です。 #right(){(322:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **スナイパーライフルは高い精度が必要なのでボルトアクションですが、バーストにしても確率は飛躍的に上がるのでは? ロシアのSVDなんてまさにそういう思考ですな。 この銃は敵のライフルの射程外から先制して攻撃を行えるよう開発された銃で、 狙撃銃と突撃銃の中間的な性質を持つ。故にセミオートとなっており、素早く次弾を放つことができる。 なお、警察用として有名なPSG-1もセミオートだが、 これは人質救出など失敗ができない任務などで使用される銃なので、 高いコストかけて精度と発射速度を両立させている。 #right(){(321:467)} **ボルトアクションライフルって木の部分で銃身を覆ってますが、あんなに覆う必要あるんでしょうか? >ハンドガードみたいにちょっとでいいのでは?そしてあのストックはなんであんなにみっちりしてるんです? >AKS74みたいな間の開いたストックの方が軽くて良いでしょうに ボルトアクションライフル以前の小銃が、そのように銃身の保護を兼ねて 銃身の周囲を覆っていました、目的は上述の通りとなっています 仰るような先台と銃床を分割するようになったのは、短機関銃のスタイルが最初で 短機関銃の設計思想に近付いた自動小銃が、カラシニコフのような 銃身の一部のみを保護する形状を選択しており、またこれは省力化と、 保持する位置を限定し、銃の動揺を抑えやすい位置を示しています。 補足すると ボルトアクション式小銃の銃床は、何も考えずにそれまでの形状を ただ踏襲していただけだったりします。 また近代化されたボルトアクション式はL96やFR-F1等のように 独立した握把と短縮された被筒または先台を備えたものもあります。 何れも連射時の銃身の過熱から射手を保護するよりも 銃身の周囲に命中精度への悪影響を排除する目的が優先され 銃身が銃床から浮いたような状態で保持されているものもあります これをフローティングバレルといいます。 そして銃身を含めた機関部と銃床との接合部の状態を微調整する ベディングと言う概念により様々な形態の銃床が考えられました。 #right(){(638:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ボルトアクションライフルにおける、ストレートボルトとターンボルトの違いとは何でしょうか? >退役軍人が「38式はストレートボルトハンドルなのでターンボルト式に慣れたアメリカ人には使いにくい」と言っていました。 ボルトハンドルが真っ直ぐの場合、閉鎖位置でもハンドル先端が 見るからに銃床から浮いている為、慣れないと閉鎖が不完全であるように その状態では射撃出来ないように射手は錯覚します。 これが屈曲していると、先端部は閉鎖位置で密着するので、 射手は一目で完全に閉鎖されている事を確認する事ができます。 これは原型であるKar98からして屈曲しているのですが、 日本の場合は製造上の理由などで真っ直ぐなのでしょうね。 逆に亜米利加ではドッグレッグと言って、操作性をより向上させた 変形ボルトハンドルが好まれる傾向があります。 #right(){(641:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **どうして狙撃の精度はボルトアクションの方が高いんですか? 薬室の閉鎖を完全に近い形に出来るから。 その分パワーロスが少なく、可動部が少ないので隙間から燃焼エネルギーが漏れない。 また、可動部がなければ銃本体のブレも少なく、振動で照準が狂わない。 自動装填方式だと、動作部に遊びが必要になる。 この分が誤差になって命中精度に悪影響を及ぼす。 PSG-1のようなセミオート方式の場合は部品精度を極限まで高める事で、速射性と命中精度を両立している。 その分、一丁辺りが軽自動車並みの値段になってしまっているけど。 #right(){(293:421-422)} **なんで最近のボルトアクションスナイパーライフルや猟銃は、銃身がむき出しのが多いんでしょうか? >第2次世界大戦頃までの軍用のボルトアクションライフルは銃床が長くてかっこいいのに。 昔は銃床でバレルをくるむような感じで銃身の支持剛性を上げていた。ただ、それだと銃床の狂いが モロに銃身に伝わって命中精度が落ちるから、フローティングバレルつって銃身と銃床の接触部分を 極力減らし、つまり銃身が銃床から浮いた状態で固定する構造が主流になった。 こんな感じ↓ http://taka25ban.sakura.ne.jp/m700hs.jpg ついでにストックの材質も温度や湿気で狂いが出にくい合成樹脂や複合材が使われるようになった。 #right(){(689:382)} **ボルトアクションライフルも自動拳銃みたいにストックと遊底を分けて反動の吸収を遊底の後退で抑える事って出来ないの? そしたらボルトアクションじゃなくなっちゃうだろ フェデロフM1916は自動拳銃みたいなショートリコイルだが、他に小銃でショートリコイルってあまり聞かないなぁ #right(){(俺初質スレ2049:309)} **ゲームなんかでラピットファイアなんて発射速度を上げるものがありますが実銃で可能なんでしょうか ラピッドファイア / Rapid fire フルオートマチックトリガーによらず、立て続けにトリガーを引いて速射を行うこと。 通常は、指の力だけで連続して素早くトリガーを引く事で行うが、自動式の銃の場合、銃本体を添え手だけで腰だめで構え 利き手は人差し指だけをトリガーの前に据え、発砲の反動による前後動を利用して、トリガーを立て続けに引いて速射する、という方法もある。 この方法は俗に「バンプファイア」(Bump fire)という名称で、プリンキングの一種として認知されている。 熟練者が行えば、フルオートに勝るとも劣らない連射を行うことも出来る(ただし腰だめで構えているため、命中精度は期待出来ない)。 #right(){(俺初質スレ2049:478)} **ライフルのバレルや銃口の部分に取っ手?みたいな物が付いている画像を見つけたのですが、この取っ手?にはどんな効果があるんでしょうか? それは銃身交換用の持ち手だ。 撃ち続けると銃身が赤く焼けて色んな故障の原因になる、 のである程度撃ったら銃身を交換するための物。 素手じゃ触れないぐらい熱くなるからな。 しかし、そいつはライフルではなく機関銃では? #right(){(俺初質スレ2050:327)} FALのキャリングハンドルは機関銃の銃身交換用ハンドルみたいな形してるな 何の意味があるのか分からんが #right(){(俺初質スレ2050:328)} ----

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