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各種拳銃2 - (2012/01/17 (火) 00:00:08) のソース

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**チェコスロバキアのCz75はかなり好評ですが、Cz52に関してはどのように評価されているのでしょうか?
CZ52はチェコ軍に正式採用されて、後継のCZ82が出るまで長く使われてるしな。 
命中精度が良くて、トカレフ弾を使うけどチェコは独自の強装弾らしいから、パワーもあっていいらしい。 
軍正式を外れた後、90年代からアメリカにも流れて9パラバージョンも開発されたと。

Cz82はCz52の後継ではありません。Cz82はマカロフ(PM)のチェコ版と 
言えるもので、実際に9×18mmマカロフ弾、.380ACPなどを使用し、 
7.62×25mm(トカレフ/マウザー)を使っていません。中威力の弾薬の 
ため、シンプルブローバック機構を備えています。ただ、H&Kと同様に 
ポリゴナル銃身を備えるなどの先進性もありました。 

コンパクトで使いやすいため、アメリカの麻薬アルコール銃器取締局 
でも採用された実績があります。
#right(){(俺初質スレ710:118-119)}

**ドイツのP08、ルガーの名前の由来は何でしょうか
設計者のゲオルグ・ルガーから、というのが正解です。

会社名だ、というのはアメリカのスターム・ルガーと混同しているだけ。
(綴りからして違うのによく間違える人が日本人にはいる)
弾の名(9mmルガー)はこの銃から付いたもので本末転倒です。
モーゼル・パラベラムとは、モーゼル社で作られたルガー・ピストルの事です。
詳細な経緯は下記URLを。
http://www.lugerforum.com/history.html 
#right(){(56:273)}
ちなみに混同されやすいアメリカのルガーはRUGER。
#right(){(56:276)}

**44マグナムは45口径のことなんでしょうか?それと38口径や45口径は互換性があるんでしょうか?
基本的に違う口径の弾丸は発射できません。
とりあえず、「銃 口径 弾丸」でググってみてください。
#right(){(56:940)}
44Magは44S&Wや44Splのマグナムタイプで、45Coltとは互換性がありません。
弾丸直径で言うと.429と.454ですね。

 357Magは38口径ってのは本当ですが薬莢長が違うので、
38口径(38Spl)のリボルバー拳銃からは357Magは撃てません。逆は可能ですが。
この場合の弾丸径は両方とも.357になります。
#right(){(56:954)}

**Cz75ってかなり好評なようですが、何がそこまで凄いのでしょうか?
当時の原産国であるチェコスロバキアは、東側陣営でしたが、戦前から高性能な小火器を開発、生産していました 
この事から、亜米利加へのCz75の輸入が始まった当時、銃器雑誌等でジェフ・クーパー等の著名なシューターによって 
「ハイパワーピストルをダブルアクションに改良し、SIG P210の高精度を兼ね備えた最高のコンバット・オートピストル」と言う 
お墨付きを貰った事から、輸入9mm自動拳銃としては最高の知名度を得る事に成功しました。 

この成功のお蔭で、最新のポリマーオートと共にCz75を小改良したCz75Bが、ほぼ当時のまま製造、販売されています 
また、タンフォリオやスフィンクス等の他国の銃器メーカーによる廉価なコピーの普及も続いており 
今となっては「コンベンショナルコンバットオート」としての地位を獲得しているようです。 
#right(){(709:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
厳密に言えば、評価が高いのはコスト度外視の品質で生産されたCz75(初期型)であったりするのです。 
(共産主義から資本主義に鞍替えした頃のCz75は低品質であった為、期待はずれな物が多かったそうな) 
そして、一部のシューターからは「グリップがタイトすぐる」などの意見もあり 
一概にCz75=最高とは呼べないのですが、基本設計の出来が良いので 
まともな品質で生産された物でなら、なかなか良い拳銃ではあります 
#right(){(709:36)}
**グロックは当初暴発事故続出でしたが、これはマニュアルセフティ付いてないDAオートならどれでも起こりうるんじゃない? 
>SIGとかのDAオートだとやっぱりその手の暴発は起きないもの?
グロックの暴発事故は、引き鉄の部分に最終安全装置があった 
引き鉄を引く事で解除するという、それまでに余り見られ無かった装備で 
ダブルアクションと比較して、軽く引くだけで解除され撃発状態になるものだった 
つまり、即時発砲が可能な状態でドロウする時に、引き鉄に指が掛かっていると 
銃を持ち上げた弾みで引き鉄を絞る事になり、足を撃ち抜いたりする事故が多発した。 

グロックのトリガーは、ダブルアクションとも違い、半分コッキングされたストライカーを 
僅かにコッキングしてから落とすという方式で動作するため、ダブルアクションと比較して 
非常に短いストロークと軽いテンションで発砲する事になる 
つまりは、引き鉄に指を掛けて銃をドロウする時点で安全ではない操作をしている訳で 
SIGでも同様な事故は、可能性は低いが起こり得ると思う。 
>オーストリアは軍用に使っても問題ないのにアメリカが使うと不具合って
安全装置を解除する動作と、引き鉄を引き発砲する動作が限りなく一つの動作で可能だから 
解除動作は簡単な程良いとされるのでグロックのそれは有る意味理想的ではある 
アメリカの警官が銃を抜く時は、たいてい発砲を前提に抜く 
軍隊では拳銃は抜いてから発砲準備の為にコッキングし、撃ったら薬室は空にしてから戻す 
この違いがある事を踏まえて、警察活動では暴発の危険性が高くなっている 
その対策として、テンションの高い引き鉄バネがオプションで用意されておりまたグロック自体の普及によって、 
その安全な操作法が徹底しているので、最近では殆ど事故の心配は無い。 
#right(){(202:454-461)}
**グロックにはバリエーションが多いですが、マニュアルセイフティのものはないのですか? 
>一部の警察では暴発事故のせいでS&WのM39系やM59系に変えたそうですけど。 
>ないとしたら何でトリガーセーフティに拘ってるのでしょう? 
>マニュアルセイフティにして、かつ所謂「グロック撃ち」というのは理論的に出来ないのですか? 
私の知る限りありません。後付け用マニュアルセフティを売っている業者はあるようですが。 

グロックの暴発は、ホルスターにしまう時にトリガーに指をかけたままの場合や 
ポケットやバッグに裸で突っ込んで、向きが変わってしまった銃を 
手探りで出そうとして用心鉄に指を突っ込んでしまう場合など「間違った扱い」をした場合に起きます。 

銃は安全に作ったから、安全に使いなさい。それができなければ買わないでください。 
というのがグロックのポリシーのように見えます。他の銃との差別性を保つためでもあるでしょう。 
マニュアルセフティでも、かけたまま引き金を引き、あわてて引き金に指をかけたまま 
セフティを外して途端に暴発、といった事故が少なくありませんから、人にセフティがかけられない以上、 
どうやっても限界があるとも言えます。 

「グロック撃ち」が、引き金を完全に戻さずに次弾を撃つ事を指すなら、それは 
トリガーメカニズムの問題で、セフティ機構と切り離すことが可能です。もちろんそうなると 
マニュアルセフティが必要でしょうから、それだけのためにグロックがそんな製品を作るとは 
思えませんが。 
#right(){(708:system ◆systemVXQ2)}
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