&bold(){Targi} &ref(https://x.boardgamearena.net/data/themereleases/181220-1138/games/targi/170521-1704/img/game_box180.png) [[BGAでプレイ>https://ja.boardgamearena.com/#!gamepanel?game=targi]] #contents *ゲーム画面 &ref(01:ゲーム画面.png) *目的と概要 部族カードを配置していき、相手プレイヤーよりも勝利点を稼ぐこと。-以下、フレーバーテキスト 砂粒がそうであるように砂漠の文化もすべてが同じわけではありません。遊牧民のトゥアレグ族がよい例です。 タルギ(トゥアレグ族の男性)は顔を覆い隠しますが、タルギア(トゥアレグ族の女性)は隠しません。 彼らタルギは家計を切り盛りし、家族の決定権を持っています。 幾つかの家族が集まって部族となり、Imascheren(または貴族:トゥアレグの貴族の呼び名)がその部族を率いています。 プレイヤー達はトゥアレグの部族の長として、お金やその他の利益を得るために特産品(ナツメヤシや塩など)を離れた場所の名産(胡椒など)と交換し、家族を繁栄させます。 各ラウンドには新しい商品カードが登場します。これらの商品カードは価値ある部族カードを手に入れる手段となります。 部族カードはゲーム中に様々な利益を提供し、ゲーム終了時には得点を与えます。 ゲーム終了時、最も得点を獲得していたプレイヤーが勝利します! *画面説明 &ref(02:画面説明.png) 1:メインボード(カードを25枚並べて縦5枚×横5枚のボード状にします) 2:部族カードの山札 3:商品カードの山札 4:各プレイヤーの場(カードを横4枚×縦に3段の最大12枚まで並べることができます) &bold(){<プレイヤー情報>} &ref(02:プレイヤー情報.png) 1:プレイヤーの現在の勝利点 2:手持ちの商品と金貨 3:キープ中の手札 4:スタートプレイヤーマーカー 5:タルギ駒と部族マーカー *このゲームで使うもの ・外周カード(16枚) 詳細については後述します ・部族カード(45枚) &ref(03:部族カード.png) ・商品カード(19枚) &ref(03:商品カード.png) ・金貨 &ref(03:金貨.png) ・タルギ駒(白3個、青3個ずつ) &ref(03:タルギ駒.png) ・部族マーカー(白2個、青2個ずつ) &ref(03:部族マーカー.png) ・盗賊駒 &ref(03:盗賊駒.png) ・商品タイル &ref(03:商品タイル.png) ・スタートプレイヤーマーカー &ref(03:スタートプレイヤーマーカー.png) ・勝利点トークン(銀十字) &ref(03:勝利点トークン.png) *セットアップ (BGAでは自動的にセットアップが行われます。読み飛ばしても構いません。) 1.外周カードを並べて外枠を形作ります。カードに書かれている1~16の番号順に配置します。 2.商品カードと部族カードをそれぞれの山に分けシャッフルした後に商品カード5枚、部族カード4枚を表向きで交互に外周の内側に並べます。 3.残りの部族カードは部族拡大スペースに置いて山札とし、残りの商品カードはその隣の隊商スペースに置いて山札とします。 4.盗賊駒を外周カード「1(貴族)」に置きます。 5.各プレイヤーにターギ駒3個と部族マーカー2個を配ります。 6.さらに各プレイヤーにナツメヤシ、塩、胡椒を2個ずつと金貨を1枚、そして勝利点4点を配ります。 7.最後にスタートプレイヤーがランダムに決定され、スタートプレイヤーマーカーを受け取ります。 *ゲームの流れ **盗賊の移動 各ラウンドの最初に、盗賊駒を時計まわりの方向に、外周カード上で1マス進めます。 第1ラウンドでは盗賊駒を外周カード「1(貴族)」の上に置きます。 盗賊駒が置かれているカードの上にはタルギ駒を置く事が出来ません。 盗賊駒が外周の角に到達すると、襲撃が発生します。 襲撃ではプレイヤー達が商品もしくは勝利点を失います(ゲームが進むと金貨も失います、襲撃の項を参照) **タルギ駒の配置 プレイヤーはスタートプレイヤーから交互にタルギ駒を1つずつ外周カードに3個全てを配置していきます。 お互いに、このラウンドで使用したい外周カードを3枚ずつ確保することになります。 ※以下のような場所には駒を置く事ができません ・盗賊駒の居るスペース ・「襲撃(外周の角)」のスペース ・何れかのプレイヤーのタルギ駒が既に配置されているスペース ・(対角線上)向いのカードに相手のタルギ駒が置かれているスペース &ref(04:タルギ駒の配置A.png) 青プレイヤーが(1)に駒を置きます。 次に白プレイヤーが駒を置きますが、この画像の白い×のスペースには配置する事ができません。 相手の青プレイヤーのタルギ駒が既に配置されている外周カードの対角線上に位置するからです。 白プレイヤーは(1)にタルギ駒を配置することにしました。 &ref(04:タルギ駒の配置B.png) 次に青プレイヤーが2個目のタルギ駒を(2)に置きます。 彼は青い×のスペース(向かい側に白プレイヤーのタルギ駒がある)には駒を置く事ができません。 そして、白プレイヤーが盗賊駒の向かいに2個目のタルギ駒を置きます。 タルギ駒を盗賊駒の向かいに置く事は可能ですが、盗賊と同じスペースに置く事はできません。 &ref(04:タルギ駒の配置C.png) お互いのプレイヤーが3つのタルギ駒を配置し終えました。 **部族マーカーを交差点に置く 互いに3つ全てのタルギ駒を配置し終えたら各プレイヤーの部族マーカー2つが配置されます。 自分のタルギ駒から対角線上の向かいのカードに向かって引かれる線を想像して下さい。 このラインが交差するカードの上に自分の部族駒が置かれます(ほとんどの場合、交差点が2つできるので部族マーカーは2つ配置されます) ※プレイヤーが&bold(){タルギ駒を対角線上に配置している場合、交差点は1つ}しか発生しません。 この場合、配置する部族マーカーは1つだけです。 &ref(04:部族マーカーを交差点に置く.png) 各プレイヤーの部族マーカーが配置されました。 **アクションの実行 スタートプレイヤーから順に自分のタルギ駒と部族マーカーを置いているカードのアクションを全て実行します。 アクションを実行する順番は、どのカードからでもかまいません。 しかし、アクションは1つずつ完了していかなければなりません(全てのアクションを実行しなくてもかまいません) アクションを実行したら、実行したアクションのカードから駒を取り除きます。 アクションが実行されたのが外周カードだった場合はカードはそのまま残しておきます。 実行されたのが中央エリアのカードであった場合(中央9枚のいずれかのカードであった場合)は部族マーカーを取り除いた後に、そのカードを以下の様に置き換えます。 ・商品カードのアクションが実行された場合 そのカードを(対応する商品を獲得した後に)商品カードの捨て札置場に置き、部族カードを山札から1枚引き、該当カードがあったスペースに裏向きのまま補充します。 ・部族カードのアクションが実行された場合 部族カードをプレイヤーが獲得した(または捨て札にした)後に該当カードがあったスペースに山札から1枚引いた商品カードが裏向きのまま補充されます。 つまり、&bold(){商品カードの代わりには部族カードが補充され、部族カードの代わりには商品カードが補充される}ということです。 商品カードの山札が枯渇した場合は商品カードの捨て札置場をシャッフルして新たな山札を作成します。 &ref(05:アクションの実行.png) カードに1つもしくは2つのものが描かれていた場合は(例:胡椒2つ等)プレイヤーは両方を獲得します。 カードに3つのものが「/」で区切られて描かれていた場合は、どれか1つを選択し獲得します。 &ref(05:選択式商品.png) 獲得された部族カードは、カードに描かれたコストを支払う事によって(「部族カード」を参照)そのプレイヤーの場(画面説明の項の4)に置かれます。 プレイヤーがコストを払えない・または払いたくない場合はそのカードを手札として保持(<プレイヤー情報>の項の3)しておくことができます。 ただし各プレイヤーが手札としてキープできる部族カードの上限は1枚ずつです。 既に手札を1枚キープしている状態で部族カードが獲得され、それを自分の場に配置しなかった場合は、そのカードは部族カードの捨て札置場に置きます。 (キープしているカードと捨てようとしたカードを交換することはできません) 手札の部族カードを場にプレイした場合は、自分のタルギ駒を「貴族」の外周カードに配置しアクションを利用しなければなりません。 そうすることでそのカードのコストを支払い、そのカードをプレイすることができます。(例外としてタルギ駒を貴族アクションに置いていなくても手札からカードのプレイを可能にする部族カードもあります) 貴族アクションを実行する時に、「もっと良いカードを場にプレイしたい」という場合は手札のカードを場にプレイせずに捨て札置き場に捨てることもできます。 **補充カードのオープンとスタートプレイヤーの交代 お互いのプレイヤーがアクションを終えたらラウンドは終了し、中央に裏向きで補充されられている商品カードと部族カードを表向きにします。 そしてスタートプレイヤーマーカーが相手に渡り、スタートプレイヤーを交代します。 次のラウンドが「盗賊の移動」から再び始まります。これをゲーム終了条件が満たされるまで繰り返します。 **部族カード 部族カードを場にプレイするコストはカードの右上に記されています。 カードの中には、コストが「/」で記されているものがあります。その場合どちらのコストで支払うかを選択することができます。 カードの右下には銀の十字架の個数で勝利点が記されています。多くのカードはゲーム中、プレイヤーに恩恵をもたらします。 カードの効果には単発のものと、一度カードをプレイした後ずっと続くものがあります。効果の詳細は、カードのテキストに記されています。 部族カードが場にプレイされたらすぐにその効果を利用することができます。 例えば、もしもカードの効果で金貨を1枚追加で獲得できる場合、そのカードをプレイしたラウンドからその効果を利用することができます。 自分の場にカードをプレイしていく時に、プレイヤーはカードを4枚ずつ3列に並べる必要があります。 各列は左から右に向かってカードが配置されなければなりません。次の列を並べ始めるのに、他の列が完成している必要はありません。 &ref(05:場の配置.png) &ref(.png) **ゲーム終了 &bold(){6ターン目が終了したらゲームは終了します。} ゲーム終了時に合計勝利点が最も高いプレーヤーが勝者です。