タカラアイランド

takara island

BGAでプレイ

訳語は個人で訳したものです。実際のゲームとは異なる場合があります。

ゲーム画面


目的

伝説の石を発見し、ゲーム終了時に最も多くのXPを得ること。-以下フレーバーテキスト
(このゲームは「ブドーニア王のおふれ~温泉に入りたいのじゃ!~」という日本のゲームのフランス版リメイク作品です。)

最近発見された島-Takara-この島に2つの石が眠っているという伝説があります。この「伝説の石」を2つ集めた者は永遠の命を手に入れると伝えられています。冒険家たちはこの伝説と島の資源や宝物に魅かれてTakara島へ駆けつけます。2つの伝説の石を最初に手に入れる勇者になることを夢見て!
プレイヤーは冒険家のチームリーダーとなり、Takara島を地下通路を掘り進めます。様々なイベントが発生し、これらは宝物の発見に影響を及ぼすでしょう。
地下通路を掘り進むにつれ、Takara島に潜むモンスターに対峙することもあります。無事に生き残り、多くの経験値を得るためには、様々な知識を持つスペシャリストを雇用しなければいけません。
誰かが伝説の石を2つとも確保すれば、そのプレイヤーが勝者です。それ以外の場合は最も多くの経験値を獲得したプレイヤーが勝者です。

画面説明


1:プレイヤーボード
2:地下通路カードの山札。右下の数字は山札の残り枚数
3:宝物カードの山札
4:病院
5:浜辺
6:銀行
7:酒場
8:桟橋
9:捨て札置き場

コンポーネント

ゲームボード
プレイヤーボード(4色各1個)
冒険家トークン(4色各2個)

新兵トークン(4色各1個)

スペシャリストカード4枚

宝箱カード8枚

地下通路カード54枚:浅層18、中層18、深層18

魔法の剣

カラゴールド(お金)
XP(experience)トークン
ダイス(剣の目4面、病院の目2面)

セットアップ

(BGAでは自動的にセットアップが行われます。読み飛ばしても構いません。)
1.各プレイヤーはプレイヤーカラーに応じたプレイヤーボードと冒険家トークン2個を受け取る。
2.各プレイヤーカラーに応じた新兵トークンを浜辺に置かれる。
3.桟橋にスペシャリストカード4枚が表向きに置かれる
4.宝箱カードがシャッフルされ、裏向きにして置かれて山札となる。
5.地下通路カードの山札を作る。手順の詳細は以下参照。
+ ...
まず、深層のカードから2枚の伝説の石カードが取り除かれ、それ以外の16枚の深層カードを2つのカード山に分ける。次に、それぞれの深層カード山に1枚ずつ伝説の石カードを入れてシャッフルした後、これらをそれぞれ3つのカード山に分ける。つまり、この段階で6個のカード山ができる。このカード山に中層のカードを3枚ずつランダムに重ねていく。最後に、これらのカード山に浅層カードを3枚ずつランダムに重ねて地下通路カードの山とする。それぞれのカード山は(浅層-中層-深層)の順で上から重ねられ、それぞれ3枚ずつ計9枚のカードからなる山札となる。
6.プレイヤー人数×3個のXPトークンを用意する(例:3人プレイなら9個)。
7.カラゴールド、負傷トークン、魔法の剣、ダイスが用意される。
8.ランダムにスタートプレイヤーを決定する。

プレイ

ゲームの流れ

時計回りに手番を行います。
自分の手番では、次の3つのフェイズを行います。
1.魔法の剣のレンタル(任意のフェイズ)
2.冒険家の使役
3.リクルート・1日の終了

1~3までのフェイズを実行したら、手番が終了し、次のプレイヤーの手番となります。
ゲーム終了条件が満たされるまでこれらを繰り返します。

魔法の剣のレンタル


手番開始時に、3カラを支払うことで魔法の剣を借りることができます。
魔法の剣の詳細については後述します。

冒険家の使役

1人の冒険家につき1個のアクションを実行します。
実行できるアクションは次の7個です。
  • 地下通路の調査
  • 地下通路を掘る
  • 落石の破壊
  • 酒場に行く
  • 銀行に行く
  • スペシャリストの雇用
  • モンスターとの戦闘

各アクションの詳細は次の通りです。

地下通路の調査

このアクションは1手番に複数回実行できますが、その際には異なる冒険家を使ってアクションを実行する必要があります。
手番プレイヤーは利用可能な自分の冒険家トークンを6個の地下通路の山札のいずれか1つに置きます。そして、選んだ地下通路の山札の上から順にカードを1枚秘密裏に確認します。これを3回まで行います。その後、順番を変えずに元に戻します。ただし、次の2つの例外があります。
  • 落石カードが出た場合

「落石」カードが出てしまった場合は、このアクションは即座に終了します。出てきた落石カードを表向きにして元の山札に戻します(本来なら見ることができたカードは落石カードが出てしまった場合は見ることができません)。その後、2カラゴールドを受け取ります。
  • モンスターカードが出た場合

「モンスター」カードが出た場合は、モンスターカードを表向きにすることができます。そうした場合、2カラゴールドを受け取ります。モンスターカードが出た場合は落石カードとは異なり、即座にアクションを終了することはなく、アクションを続行できます。なお、モンスターカードを見つけても表向きにせず、そのままにしても構いません(この場合は2カラゴールドは受け取れません)。

重要事項:このアクションは、表向きのカードよりも下に置かれているカードを見ることはできません。(落石カードやモンスターカードが表向きに置かれているなら、それ以降のカードは見ることができない)

地下通路を掘る

このアクションは1手番に複数回実行できますが、その際には異なる冒険家を使ってアクションを実行する必要があります。
手番プレイヤーは利用可能な自分の冒険家トークンを6個の地下通路の山札のいずれか1つに置きます。そして、選んだ地下通路の山札の一番上のカードを表向きにします。
カードの内容ごとに次の処理が行われます。
  • カラゴールドカードの場合

表向きになったカラゴールドカードが捨て札となり、そこに示されていた数字分のカラゴールドを獲得します。
  • 落石カードの場合

このアクションで落石カードが出た場合はカラを手に入れることはありません。このカードは表向きなり元の山札に置かれます。
  • モンスターカードの場合

a.手番開始時に魔法の剣を借りていなかった場合
冒険家は負傷し、病院に送られます。カードは表向きのまま元の山札に置かれます。
b.手番開始時に魔法の剣を借りていた場合
冒険家は負傷を免れます。ただし、アクションは終わります。
  • 宝箱カードの場合

表向きになった宝箱カードは捨て札となり、宝物カードを1枚受け取ります。そして、宝物カードの内容に応じた報酬を受け取ります。
  • XPカードの場合

表向きにしたXPカードに示されているXPを獲得します。これはゲーム終了時にXPポイント(勝利点)となります。

ただし、カードの右下に「病院マーク」がついているなら、冒険家は負傷し、病院に行かなければいけません。
  • 伝説の石カードの場合

表向きにした伝説の石カードは自分のプレイヤーボード置かれます。2つの伝説の石カードの両方が発見された場合、ゲームは即座に終了します。

落石の破壊

このアクションを1回実行するためには、一度に2つの冒険家トークンが必要です。
手番プレイヤーは2つの冒険家トークンを破壊したい落石カードに置き、その落石カードを捨て札とします(=落石を破壊します)。その後、現時点で山札の一番上に表向きで置かれている落石カード1枚につき2カラゴールドを獲得します(破壊の対象に選んだ落石カードも1枚とカウントします)。


表向きになっている落石カードが4枚あります。手番プレイヤーは2個の冒険家トークンを使い、落石カードを1つ破壊しました(赤枠の落石カード)。破壊された落石カードは捨て札となり、8カラゴールド(2カラゴールド×4)を手に入れます。残りの落石カードは3枚になりました(黄枠のカードが残っている落石カード)。

酒場に行く

このアクションは1手番に複数回実行できますが、その際には異なる冒険家を使ってアクションを実行する必要があります。
手番プレイヤーは1個以上の冒険家トークンを選び、選んだ冒険家に酒場に向かわせます。選んだ冒険家トークン1個につき1カラを獲得します。

銀行に行く

このアクションは1手番につき1回しか実行できません。
1個の冒険家トークンを選び、選んだ冒険家に銀行へ向かわせます。
次の2つのアクションのうちどちらか1つを選んで実行します。ただし、1アクションにつきアクションを一度しか実行できません。
a.XPの売却
所持するXPを1つ売却します。XPの数値1につき5カラゴールドを受け取ります(4XPを売却したら20カラゴールドを受け取る)。伝説の石カードや銀行で購入したXPトークンを売却することはできません。
b.XPトークンの購入
5カラを支払うことでXPトークンを1つ獲得します。(このアクションでは1回につき1個のXPトークンしか獲得できません)

スペシャリストを雇う

スペシャリストは1人のみ雇うことができます。
1個の冒険家トークンをを桟橋に置きます。雇用したいスペシャリストを選んだ後、雇用コストを支払い、選んだスペシャリストを表向きにして自分のプレイヤーボードに置きます。スペシャリストのアクションは雇った後、即座に実行されます。

重要事項
  • スペシャリストは手番終了時に裏向きになります(裏向きのスペシャリストの能力は利用できません。)
  • スペシャリストを2人以上雇用することはできません。
雇用したスペシャリストは2ラウンドにわたって手元に残り続けます(雇ったラウンドは表向きで、次ラウンドは裏向き)。雇ったラウンドから数えて3ラウンド目には手元からスペシャリストカードは失われます。手元からスペシャリストカードがなくなれば、新たなスペシャリストを雇うことができます。

スペシャリストカードのアクション詳細は後述します。

モンスターとの戦闘

このアクションは1手番に複数回実行できますが、その際には異なる冒険家を使ってアクションを実行する必要があります。
このアクションを実行するためには、次の条件を満たす必要があります。
  • 手番開始時に魔法の剣を借りていること
  • 表向きになっているモンスターカードが地下通路の山札の一番上にあること

手番プレイヤーは冒険家トークンを1個選び、表向きになっているモンスターカードの近くに置きます。
その後、ダイスが振られます。モンスターを倒すか、攻撃失敗となるまでダイスを振り続けます。
ダイスは病院の目(2面)と剣の目(4面)があります。出目によって次の処理を行います。
  • 病院の目

攻撃失敗となり、冒険家は負傷します。
負傷した冒険家は病院へ送られます。この冒険家でのアクションはこれで終了してしまいますが、他に冒険家トークンが残っているなら、それを使って「モンスターと闘う」アクションを続けることができます。
  • 剣の目

モンスターへの攻撃は成功し、ダメージを与えます。1個の負傷トークンがモンスターカードに置かれます。

モンスターを撃退するか、病院の目が出るまでダイスを振り続けなければいけません。
モンスターカード右下の数値がモンスターの体力を表し、この数値分だけ負傷トークンが置かれたら、モンスターを撃退したことになります。
モンスターを撃退したらそのモンスターカードは捨て札となり、撃退したプレイヤーはカード上部に示されているカラゴールドとXPを即座に獲得します。
モンスターを撃退したらこのアクションは終了します。

モンスターを撃退する前にプレイヤーの手番が終わった場合(病院の目が出た場合)、カードに置かれた負傷トークンはそのまま残ります

リクルート・1日の終了

全ての冒険家トークンを使用したらこのフェイズに移行します。
  • リクルート
このアクションはゲーム中に1回のみ実行できます。
手番プレイヤーは5カラゴールドを支払うことで、ボード上の新兵トークンを1個だけ獲得します。獲得した新兵トークンは以降の手番で通常の冒険家トークンと同様に扱います。つまり、3個の冒険家トークンを使ってゲームを進行することになります。

  • 1日の終了
以下の処理を行います。

負傷していない冒険家の帰還

ボード上にある病院に送られていない冒険家トークンを自分のプレイヤーボードに戻します。
もし、病院に送られている冒険家トークンがあるなら、1つにつき2カラゴールドを支払うことで自分のプレイヤーボードに戻すことができます。カラゴールドを支払えない、もしくは支払いたくない場合は、病院に送られている冒険家は病院の待合室に移動させられます。ここに移動した冒険家は次の手番終了時まで使用することができません。
病院の待合室に冒険家トークンがあるなら、自分の冒険家トークンを手元に戻します(このとき特にコストを支払う必要はありません)。

魔法の剣の返却

手番開始時に魔法の剣を借りているなら、魔法の剣を返却します。

スペシャリストの休息

表向きのスペシャリストカードがあるなら(手番中にスペシャリストを雇ったなら)、そのカードは裏向きになります。これはスペシャリストが休息していることを表します。

裏向きのスペシャリストカードがあるなら、そのカードをボードへ戻します。ボードへ戻されたスペシャリストは全プレイヤーが再び雇用可能になります。

ゲーム終了

次の3つの条件のうち、1つでも満たされたらゲームが終了します。
1.6つの地下通路の山札のうち4つが尽き、かつ、伝説の石カードが1つも発見されなかった場合
全てのプレイヤーは負けになります。プレイヤーが獲得していたXP等は全て無効になります。
2.6つの地下通路の山札のうち5つが尽き、かつ、伝説の石カードが1つだけ発見されていた場合
伝説の石は2つ揃って初めて効果を発揮するので、伝説の石を1つだけ発見したプレイヤーは伝説の石を捨てなければいけません(伝説の石カードからXPは得られません)。この場合は獲得していたXPが最も高かったプレイヤーが勝者です。
3.伝説の石が両方とも発見された場合
1人のプレイヤーが伝説の石を両方とも発見したなら、そのプレイヤーが勝者です。
2つの伝説の石を異なるプレイヤーが1つずつ発見していた場合は、獲得していたXPが最も高かったプレイヤーが勝者です。(この場合は伝説の石カードによる得点もカウントされます)

XPの計算

各プレイヤーは獲得した次のものによってXPを得ます。
  • XPカード
  • XPトークン
  • モンスターカード
  • 宝物カード、伝説の石カード
  • ゲーム終了時に持っていた5カラにつき1XP

宝物カードの詳細

宝物カードは即座にカラやXPをもたらします。
  • 石板・偶像

カードに示されたカラゴールドやXPを即座に獲得します。
  • ドクロ

即座に20カラを獲得しますが、ゲーム終了時にXPポイントを2ポイント失います。
  • 地図

即座に5カラを受け取る、もしくはゲーム終了時に2XPポイントを受け取ります。
  • ミミック

ミミックカードのみ、特殊な処理を行います。
ミミックカードは体力2のモンスターカードとして扱います。ミミックカードを引いたプレイヤーは、即座にミミックと闘わなければいけません。このとき、手番開始時に魔法の剣をレンタルしている必要はありません。
攻撃が2回連続して成功したなら(剣の目を2回連続で出したなら)、撃退に成功します。その場合、ミミックカードと新たな宝物カードを1枚獲得します。
攻撃を連続で2回成功できなかった場合、ミミックは宝物カードの山札に戻ります。その後、宝物カードの山札はシャッフルされます。

スペシャリストの詳細

  • 鉱夫(雇用コスト:5カラ)

鉱夫は坑道カード山の上から2枚のカードを一度に掘り進めることができるようになります。
なお、カードの効果解決が通常とは異なるものがあります。
a.XPカード、伝説の石カード、宝箱カードは手番プレイヤーが獲得します。宝箱カードは通常通りの処理を行います。病院マークつきのXPカードが出ても、鉱夫や冒険家は負傷しません。
b.落石カード、カラゴールドカードは破壊されます。このとき、カラゴールドは獲得できないことに注意してください。落石は表向きか裏向きかは問われません。
c.モンスターカードが表向きになった場合は、戦闘は発生しませんが、その時点でアクションは終了します(鉱夫や冒険家が負傷することはありません)。
  • 占い師(雇用コスト:3カラ)

占い師は地下通路カードの山札を1つ選び、選んだ山札の任意の連続するカード3枚を秘密裏に確認できます。
このとき、落石カードやモンスターカードを確認しても続けて確認できます。ただし、確認したカードが表向きになることはありません。もし、途中に表向きになっているカードがある場合でも、そのカードは確認できる上限枚数の3枚のうちの1枚としてカウントされます。
  • 偽装者(雇用コスト:コピーするスペシャリストの雇用コスト+2カラ)

他プレイヤーが雇用しているスペシャリストを1人選び、そのスペシャリストの能力をコピーして使用します。偽装者を雇用するコストは、コピーするスペシャリストの雇用コスト+2カラです。
  • 考古学者(雇用コスト:2カラ)

考古学者は地下通路カードの山札を1つ選び、上から5枚のカードを確認します。

地下通路カード内訳

  • 浅層

2カラ:8まい
落石:4枚
1XP:2枚
1XP+負傷:2枚
モンスター:2枚

  • 中層

4カラ:7枚
落石:1枚
2XP:3枚
2XP+負傷:3枚
モンスター:3枚
宝箱カード:1枚

  • 深層

6カラ:3枚
4XP:3枚
4XP+負傷:3枚
モンスター:3枚
宝箱カード:3枚
伝説の石:2枚
+ タグ編集
  • タグ:
  • 2人用
  • 3人用
  • 4人用
  • 3人推奨

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2017年08月19日 00:42