&bold(){Troyes} &ref(http://cdn.boardgamearena.net/data/themereleases/150922-1055/games/troyes/130624-0944/img/game_box180.png) [[BGAでプレイ>http://ja.boardgamearena.com/#!gamepanel?game=troyes]] #contents *ゲーム画面 &ref(トロワ全体.jpg) *目的 プレイヤーはフランスのシャンパーニュ地方の貴族となり、軍人、聖職者、農民を雇用、監督します。軍人は侵略に対抗する力を高め、聖職者は大聖堂の建築と、軍人、農民の助けとなります。農民はプレイヤーのお金を稼いでくれるでしょう。侵略に対抗したり、大聖堂を建築したり、それらの助けとなるような農業などを行わせ、トロワの街を治める偉人の要求に応えながら、最も多くの名誉を獲得しよう *ルール **画面説明 &ref(トロワメインボード.jpg) 実行できるアクションを説明する際に、この画像を参照しながら読むと分かりやすいかもしれません。 **初期配置 ゲーム開始時に、偉人カードがランダムで1枚(2人プレイの場合は2枚)配られます。偉人カードの中身は配られた人にしか分かりません。偉人カードの内容はゲーム終了時にボーナス点となるので、言わないように注意しましょう。 また、各プレイヤーには5ドゥニエ(ドゥニエ=お金)と影響点(後で説明します)4点、市民コマ(こんなの→&ref(市民コマ.png))を受け取ります。受け取る数はプレイ人数で異なります。 4人なら4個、3人なら5個、2人なら6個ずつです。 受け取った市民コマを宮殿(赤の建物)、司教管区(白の建物)、市庁舎(黄色の建物)のどこか1マスに、スタートプレイヤーから順番に1コマずつ配置していきます。 並べる順番は、最初はスタートプレイヤーから順番にコマを置き、最後のプレイヤーがコマを置いたら、今度は逆順にコマを置いていきます。つまり、A、B、Cの3人プレイで、Aがスタートプレイヤーなら並べる順番は以下のようになります A→B→C→C→B→A→A→B→C→C→B→… 宮殿は外敵の侵略に対抗する軍事力に、司教管区は大聖堂の建築と宮殿、市庁舎のサポートに力を発揮します。市庁舎はお金を得るための経済力となるので、最初に配られた偉人カードの内容も考慮してコマを配置していきましょう。 全プレイヤーが手持ちの市民コマを配置し終えると、空いているマスに「中立の市民コマ」というどのプレイヤーのものでもない灰色の市民コマが置かれます。 2人プレイの場合は各プレイヤーが市民コマを置き始める前に、以下の図のように中立の市民コマが置かれます。 &ref(2人プレイ宮殿.PNG)&ref(2人プレイ市庁舎.PNG)&ref(2人プレイ司教管区.PNG) **各ラウンドの流れ ゲームは数ラウンド行われます。プレイ人数によってラウンド数が変わります。 4人プレイなら6ラウンド、3人プレイなら5ラウンド、2人プレイなら4ラウンドです。 また、最初の3ラウンドは6フェイズ、残りのラウンドは5フェイズとなっています。 もちろん、各ラウンドは(最初の3ラウンドのみフェイズ0→)フェイズ1→フェイズ2→・・・フェイズ5の順で進行します。 なお、この項目では理解しやすいように、「例」をたくさん示しました。特に指定がない限り、この項目内でのプレイヤーは以下の通りです。 Aは白色&ref(白マーカー.PNG)、Bは青色&ref(青マーカー.PNG)、Cは緑色&ref(緑マーカー.PNG)、中立のプレイヤーは&ref(灰マーカー.PNG)です。 この色のマーカーが置いてある区画が、それぞれのプレイヤーの区画です。 マーカーの色とコマの色は対応しています。コマが白なら、そのコマはプレイヤーAのものです。 また、例で示している状況は指定がない限り1ラウンド内での流れを連続して示しています。例えば、フェイズ2の例の状況はフェイズ1の例と同じラウンドとなっています。そのため、例も含めてフェイズ0から順番に読んでいくことをオススメします。 ***フェイズ0:活動カードの公開 最初の3ラウンドでは新たな赤、白、黄色の活動カードが1枚ずつめくられます。 このフェイズは最初の3ラウンドだけです。残りのラウンドではこのフェイズはスキップされます。 ***フェイズ1:収入と給料の支払い 各プレイヤー10ドゥニエを得ます。その後、宮殿に置かれている市民コマ1つにつき2ドゥニエ、司教管区に置かれている市民コマ1つにつき1ドゥニエを給与として支払う必要があり、その分のドゥニエを消費します。市庁舎に置かれている市民コマには給料の支払いが必要ないため、ここに置かれている市民コマではドゥニエの消費は発生しません。 &bold(){例} &aname(フェイズ1の例,option=nolink){&ref(宮殿押し出し前.png)&ref(司教管区押し出し前.PNG)&ref(市庁舎.PNG)} A、B、Cの3人は上の図のように市民コマを置いていました。この状態でフェイズ1を迎えると、次のようなドゥニエの消費が発生します。 Aは宮殿に1個、司教管区に2個の市民コマを置いているので合計4ドゥニエを失います。 Bは宮殿に1個、司教管区に2個の市民コマを置いているので合計4ドゥニエを失います。 Cは宮殿に3個、司教管区に0個の市民コマを置いているので合計6ドゥニエを失います。 なお、灰色のコマに関しては、ドゥニエ消費が発生しません。灰色のコマはフェイズ1では無視してください。 ***フェイズ2:ダイスによる労働力の決定 宮殿、司教管区、市庁舎に置かれた市民コマの数だけ、建物の色と対応するダイスを受け取ります。BGAでは自分が受け取ったダイスは自動的に振られ、自分の区画に並べられます。 出目は労働力を表し、この後に説明する様々なアクションを実行する際に重要な役割を果たします。 &bold(){例} &ref(トロワ1ターン目ダイス.PNG) A、B、Cの3人は&u(){&link_anchor(フェイズ1の例){フェイズ1の例}}のように市民コマを各建物に配置していたので、次の個数のダイスを受け取りました。 Aは赤のダイス1個、白のダイス2個、黄色のダイス2個 Bは赤のダイス1個、白のダイス2個、黄色のダイス2個 Cは赤のダイス3個、白のダイス0個、黄色のダイス2個 3人はこれらのダイスを振りました。そして、振ったダイスは上図のように自分の区画に並べられました。 ***フェイズ3:イベントの発生 各ラウンドでフェイズ3を迎えるたびに、新たなイベントカードが2枚登場します。厳密にはイベントカードの公開のさせ方にルールがあるのですが、BGAではイベントカードが自動的に公開されるため、このうぃきでは無視します。気になる方は調べてください。 新たに登場したイベントカードは既に置かれているイベントカードの右側に置かれます。 イベントはイベントカード列の左から右に順に処理されていきます。 イベントは主に2種類あります。イベントカード下部に黒ダイスが描かれているものと、それ以外です。 ・黒ダイスが描かれていないイベントカードのイベント まず、黒ダイスが描かれていないイベントカードのイベントが左から右に処理されていきます。BGAではこの処理は自動的に行われるので、特にやることはありません。 &bold(){ただし、あるイベントが完全に実行できない場合は、そのプレイヤーは可能な限りイベントを実行した上で、勝利点を2点失います。(勝利点は0点未満にはなりません。)} ・黒ダイスが描かれているイベントカードのイベント その後、「襲撃(イベントカード列の左端にあるイベントです。)」の黒ダイス1個も含めて、カード列に並べられているカード下部に描かれている数の黒ダイスが振られます。黒ダイスは侵略してきた外敵の軍事力を表します。スタートプレイヤーは振られた黒ダイスの一番大きな出目のダイスを含むように、少なくとも1個を「迎撃」しなければいけません。 黒ダイスを「迎撃」するには自分の区画のダイス1個以上を選択して、迎撃する黒ダイスの出目以上にする必要があります。 黒ダイスの迎撃の際には赤ダイスの出目を2倍にして計算できます 迎撃に成功すると、迎撃した黒ダイス1個につき影響点1点を得ます。 迎撃した黒ダイスと迎撃のために自分の区画から選んだダイスは取り除かれ、そのラウンドでは使えません。 スタートプレイヤーが黒ダイスを迎撃しても、まだ黒ダイスが残っている場合は2番目のプレイヤーが同様に黒ダイスを迎撃する必要があります。これを、場に黒ダイスがなくなるまで続けます。場合によっては2回目の迎撃を行うプレイヤーが出る可能性がありますが、同様に迎撃する必要があります。 もし、自分の区画のダイスで一番大きな出目の黒ダイスを迎撃できない場合は、そのプレイヤーのダイスはそのままにして、勝利点2点だけを失います。 勘違いや、間違いやすいルールを以下に示します 黒ダイス迎撃の注意点 迎撃する黒ダイスは最も大きな出目のダイスを含んでいれば、一度に複数個迎撃できる 黒ダイスの迎撃には自分の区画の異なる色のダイスの出目を合計して迎撃に使用できる 黒ダイスの迎撃では、赤ダイスの出目は2倍にして計算できる 迎撃に使用できるダイスは自分の区画にあるダイスだけである 迎撃の前に影響点を使うことでダイスの目を操作できる(影響点の項目で詳しく説明します) イベントの対処(後述)を「襲撃」に対して行っても、「襲撃」は発生し続ける &bold(){例1} &ref(0ターン目イベントカード列1.PNG) ゲーム開始時にはイベントカード列には何もカードが置かれていません。 「襲撃」はカードじゃないの?と思われるかもしれませんが、襲撃は毎ラウンド必ず発生する固定されたイベントなため、カードではありません。後述する「イベントの対処」を実行しても必ずこの位置に残り、襲撃は毎ラウンド発生し続けます。 さて、1ターン目のフェイズ3を迎えたので、2枚のイベントカードが登場して次の図のようになりました。 &ref(1ターン目イベントカード列1.PNG) まず、カード下部に黒ダイスが描かれていないイベントカードのイベントから実行されていきます。 新たに登場した2枚のイベントカードの効果は 左が宮殿のマスにダイスを振った出目と同じマス1つに中立の市民コマを置く 右が各プレイヤーは3ドゥニエ失うです。 BGAではこれらのイベントは自動で実行されます。 次に、黒ダイスの迎撃が始まります。このターンでの黒ダイスは「襲撃」に描かれている1個のみなので、振られる黒ダイスは1個です。 &ref(黒ダイス1ターン目.PNG)黒ダイスの出目は「2」になりました。 そこで、スタートプレイヤーであるAは自分の区画にある「3」の出目の白ダイス1個を選び、これで迎撃しました。 その結果、Aは「3」の出目の白ダイス1個を失いましたが、黒ダイス1個の迎撃に成功したので影響点を1点を得ました。 &bold(){例2} ラウンドが進みイベントカードの枚数が増えたことにより、黒ダイスの数が増えました 黒ダイスの出目と、各プレイヤーのダイスの出目は以下のようになりました。 &ref(黒ダイス.png)&ref(黒ダイス迎撃.png) &font(#ff6000){Ⅰ:}このラウンドでもスタートプレイヤーだったAは黒ダイスの最大の出目「4」以上になるように、自分の区画からダイスを選んで迎撃しなければいけません。 そこで、Aは自分の区画の「4」の出目の赤ダイス1個を使って「4」と「3」の出目の黒ダイス2個を迎撃することにしました。黒ダイスの迎撃に赤ダイスを使用する場合には出目が2倍に計算されるので、赤ダイスの出目「4×2=8」に対して、黒ダイスの出目合計「7」となり、2個の黒ダイスを迎撃できました。 その結果、Aは赤ダイス1個を失いましたが、黒ダイス2個の迎撃に成功したので、影響点2点を得ました。 &font(#0000ff){Ⅱ:}まだ、出目「2」の黒ダイスが1個残っているので、これを2番目のプレイヤーであるBが迎撃しなければいけません。 Bは自分の区画にある出目「2」の白ダイスを1個を選び、これで迎撃しました。 その結果、Bは「2」の出目の白ダイス1個を失いましたが、黒ダイス1個の迎撃に成功したので影響点1点を得ました。 ***フェイズ4:アクション実行 スタートプレイヤーから順番に、各プレイヤーはアクションを1回実行するか、何もアクションをしない「パス」を選択します。 アクションにはそれぞれの区画にあるダイスのうち、同色のダイス1~3個が必要です。 アクションの実行に使用されたダイスは区画から取り除かれ、そのラウンドでは以後使用できません。 場に並べられているダイスが無くなるか、全プレイヤーがパスを選択した場合、フェイズ5:ラウンドの終了へ移行します。 アクションを実行する際に使用するダイスを他プレイヤーから購入することができます。 ダイスの購入は拒否できません。取引を持ちかけられたプレイヤーのダイスは、強制的に買われ、自分の区画から無くなります。 もちろん、自分の区画のダイスを使用する場合には無料で使用できます。 ダイスの購入コストは、アクションに使用するダイスの個数で変わります。 ダイス1個を使用する場合は、2ドゥニエ(実質的に、他プレイヤーのダイス1個だけを使用する場合のみ) ダイス2個を使用する場合は、他プレイーのダイス1個につき4ドゥニエ ダイス3個を使用する場合は、他プレイヤーのダイス1個につき6ドゥニエ &bold(){ダイス購入例} &ref(ダイス購入例.PNG) &color(#ff0000){①}:スタートプレイヤーのAからアクションを実行していきます。Aは自分の区画の赤ダイス(出目4)を1個と、Cの区画にある赤ダイス(出目2)を2個を購入して、合計3個の赤ダイスを使ってアクションを実行することにしました。 ダイスを3個使用するので、AはCに6ドゥニエ×2=12ドゥニエを支払ってCから赤ダイス2個を購入し、アクションを実行しました。 &color(#0000ff){②}:BはCの区画にある赤ダイス(出目3)1個と、中立のプレイヤーの区画にある赤ダイス(出目3)1個の合計2個を購入してアクションを実行することにしました。 ダイスを2個使用するので、BはCに4ドゥニエ×1=4ドゥニエを支払ってCから赤ダイス1個を購入しました。 さらに、Bは中立のプレイヤーからダイスを購入するために、4ドゥニエ×1=4ドゥニエを消費して、中立のプレイヤーから赤ダイス1個を購入しました。中立のプレイヤーからダイスを購入した場合に支払うドゥニエは誰の手にも渡りません。購入するプレイヤーがドゥニエを失うのみです。 こうして、Bは合計8ドゥニエを支払ってダイス2個を購入し、アクションを実行しました。 &color(#ff00ff){③}:CはAとBからダイスを3つ購入され、自分の区画に残っているダイスは黄色ダイスの出目4と出目6の2つだけになってしまいました。Cは自分の区画にある黄色ダイス(出目6)1個だけを使用し、アクションを実行することにしました。 自分の区画にあるダイスのため、Cはドゥニエを失うこと無くアクションを実行できました。 フェイズ4では次の5個のアクションのうち1つを実行するか、パスを選択しなければなりません。 ・活動カードの活性化 ・大聖堂の建築 ・イベントの対処 ・市民コマの配置 ・農業 なお、これらのアクションを実行する際の流れとしては、BGA上では以下のようになります。 アクションに使用するダイスの選択(→ダイスを購入する場合はドゥニエのやり取り)→アクションの実行→ターン終了 それでは、5つのアクションについて詳しく説明していきます。 ***活動カードの活性化 ダイスを1~3個使用して、使用可能な活動カードに示されている労働力を割り当てる事により、その活動カードを活性化できます。 活動カードは赤、白、黄色の3種類あり、活性化したい活動カードと同じ色のダイスを使用する必要があります。 活動カードを活性化させる際には、カード上に「自分の市民コマ」が配置されているかどうかで必要なアクションが変わります。 &aname(活動カードの説明,option=nolink){&bold(){活動カードの説明}} 具体的な説明に入る前に、活動カードの説明をします。 先ほども述べたように、活動カードには3色のカードがありますが、共通する事項を説明します。 &ref(活動カード説明1.png) &color(#00ff00){①}:市民コマを置く際にコストとして支払うドゥニエ &color(#00ffff){②}:市民コマをこの活動カードに配置した場合に得られる勝利点。先着で勝利点を得る事ができます。この場合は、このカードに最初に市民コマを置いたプレイヤーが3点、次のプレイヤーが2点の勝利点をゲーム終了時に得ます。 &color(#ff00ff){③}:活性化コスト。使用するダイスの出目合計値を分母となっている数で割り、その商の数字の回数分、活性化されます。 &color(#0000ff){④}:この活動カードを1回活性化させた際に発動する効果。BGAではカードをマウスオーバーで効果の詳細を確認できます &color(#ff0000){⑤}:遅発効果マーク。このマークがあるカードを活性化しても、活性化直後に効果は得られませんが、その後任意のタイミングで効果を発動できます。 カードの説明は白の活動カードの説明しましたが、他の色の活動カードと異なるのは活性化するのに必要なダイスの色だけです。その他の事項は共通事項となっています。 では、実際に活動カードの活性化について詳しく説明していきます。 &bold(){カードに市民コマを置いていない場合} 活動カードを活性化するには、&u(){&anchor(活動カードの説明){活動カードの説明}}で示した①のコスト(ドゥニエ)を支払って、手持ちの市民コマを置くか、どこかから市民コマ1つを持ってきて活動カードに置く必要があります。 手持ちに市民コマが1個以上あれば、それを置いてもよい 手持ちに市民コマが無い場合は、宮殿、司教管区、市庁舎や、他の活動カード上の市民コマを1つ移動させてもよい 影響点(詳しくは後述)2点を支払って、ストックから自分の市民コマ1つを取り、活動カード上に置いてもよい 市民コマの置き方は上記の3通りがあります。 この中から好きな方法を選んで活動カードの上に市民コマを1つ置いてください。 先着順ですが、活動カードに市民コマを置いているとゲーム終了時に勝利点がもらえます。勝利点がもらえるのは先着で2名、または1名だけです。勝利点がもらえる枠が埋まっている活動カードに市民コマを配置した場合は、勝利点はもらえませんが活動カードの活性化は可能です。 活動カードに上記3つの方法のいずれかで市民コマを配置したら、活動カードが活性化し、カードの効果が発揮されます。 このアクションを実行するために選択したダイスの出目合計を&u(){&anchor(活動カードの説明){活動カードの説明}}で示した②に従って処理し、その商の回数分カードが活性化されます。 &bold(){例} &ref(活動カード黄色.PNG) Aは自分の区画にある黄ダイス(出目4)1個を使って、この活動カードを活性化させることにしました。 &ref(活動カードコマ配置例.png) &color(#00ff00){①}:この活動カードには、まだAの市民コマが配置されていないため、5ドゥニエをコストとして支払いました。 &color(#00ffff){②}:その後、影響点2点を消費してストックから市民コマを1つ取り、この活動カードに配置しました。この活動カードに市民コマを配置するのはAが最初だったため、ゲーム終了時に勝利点2点を得られるマスに市民コマが配置されます。 &color(#ff00ff){③}:アクションに使用するダイスの出目は4でした。このカードの活性化コストは4(分母の数字)です。そのため4÷4=1回このカードは活性化されます。 &color(#0000ff){④}:このカードの効果は宮殿にある自分の市民コマ1個につき2ドゥニエ得る、または司教管区にある自分の市民コマ1個につき2ドゥニエ得るという効果です。Aは司教管区に2個の市民コマを置いており、このカードが1回活性化されたことによって4ドゥニエを得ました。 &bold(){カードに市民コマを既に配置している場合} 活動カードに既に自分の市民コマを配置している場合は、コスト等を支払うことなく、すぐにカードの活性化を行えます。 &bold(){例} 同じラウンドでAに2回目のターンがまわってきました。 &ref(活動カード黄コマ配置.PNG) Aは先のターンで市民コマを配置した活動カードを、自分の区画にある黄ダイス(出目6)でもう1回活性化させることにしました。 既に市民コマが置かれているため、特にコストを支払う必要はありません。4÷6=1.66…ですが、&bold(){端数は切り捨て}なので、このカードは1回活性化されます。先と同じく、Aは4ドゥニエを得ました。 &bold(){即時効果と遅発効果} &u(){&anchor(活動カードの説明){活動カードの説明}}で示したように、活動カードの効果には即時効果のものと遅発効果のものがあります。即時効果とは、遅発効果マークがついていないカードの効果で、活性化するとすぐに効果が発揮されます。 一方、遅発効果マークがついているカードの効果は、活性化直後には発動しませんが、その後アクションを実行する際に、任意のタイミングで&bold(){アクション1回につき1回の遅発効果}を発動できるようになります。遅発効果を発動できる回数は、遅発効果カードが活性化された回数と同じです。遅発効果はあくまでアクションを実行する際に発動できるので、黒ダイスの迎撃では発動できません。