ツォルキン

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ツォルキン - (2015/10/17 (土) 18:44:09) の編集履歴(バックアップ)


Tzolk'in

BGAでプレイ

ゲーム画面

目的

「ツォルキン」とは古代マヤ文明で使われていた暦の1つです。この暦は260日で1周期となっていました。プレイヤーは各部族の長となり、歯車が26目盛り進む間に自分の部族を繁栄させ、寺院への信仰を深めたり建物を建築したりして、最も偉大な部族となることを目指します。

ルール

画面説明


具体的なルール説明に入る前に、ゲーム画面の説明をします。
①:中央に大きな歯車が1つ、その周りに小さな歯車が5つあります。小さな歯車の各マスに労働者トークンを置くことによって様々なアクションが行えます。
②:寺院。プレイヤーの各寺院への信仰度が分かります。
③:技術。プレイヤーの各技術レベルが分かります。
④:記念碑。資材を支払って記念碑を建てる事ができます
⑤:建物。資材を支払って建物を建築できます。
⑥:SPマス。ここに労働者トークンを置くとスタートプレイヤーが変わります。

それぞれの説明を読む際に、これを参照しながら読んでいただくと分かりやすいかもしれません。

ゲームの流れ

画面を見ると複雑そうですが、手番でやれる事はたったの2つしかありません。
・労働者トークンを空いてるマスに置く
・労働者トークンをマスから取る
自分のターンが来ると、この2つのうちのどちらか1つを選んで実行します。両方を実行することはできません。
また、必ずどちらか1つを実行しなければいけません。何もしないでパスをすることはできません。
全プレイヤーのターンが終了すると中央の大きな歯車が反時計回りに1目盛り回転し、1ラウンドが終了します。
それに伴って、周りにある5つの小さな歯車が時計回りに1目盛り回転します。当然、歯車が回転すると、歯車に乗っている労働者トークンも移動します。

中央の大きな歯車は26目盛りあるのですが、この大きな歯車が1回転したらゲーム終了となります。つまり全26ラウンドが終了したらゲーム終了です。

労働者トークンを置く

労働者トークンを歯車の各マスに置くことができます。1ターンに何個でも置くことができます。
労働者トークンを置く際には2つのルールがあります。

1つ目は、「最初のマス」に置かなければならないというルールです。
「最初のマス」とは、一番手前の空きマスです。文章では説明しにくいので以下の画像を使って説明します。

小さな歯車には、くぼみがあり、ここに労働者トークンを置くことができます。
白く光っているマスが労働者を置くことができる「最初のマス」です。
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (コマ置き番号.PNG)

ここでは説明しやすいように便宜上、この画像のように各マスに番号を振ります。
歯車の外側に扇状の絵が描かれた場所がありますが、ここの真下にあるくぼみの1つ前のマス(0のマス)が「基本的」には最初のマスとなります。
ここでは主にこの歯車を例に説明しますが、他の歯車でも同様に最初のマスが決定されます。

0のマスに他のコマが置かれている場合は、「最初のマス」となる場所が変わります。
0のマスに既にトークンが置かれている場合は、その次のマス(①のマス)が「最初のマス」になります。そこも埋まっているなら、さらに次のマス(②のマス)が「最初のマス」になります。

0のマスに、既に赤い労働者トークンが置かれています。黒いトークンはダミートークンで、公平性を保つためにゲーム開始時にランダムに各マスに置かれます。
このような場合、最初のマスは上の画像の白く光っているマス(③のマス)です。

もう1つ例を示して、この説明を終わります。
上の2つの画像と同じように、白く光っているマスが最初のマスです。
BGAでは「最初のマス」が白く光るため分かりやすいので、実際にやってみて理解していただく方が早いです。

2つ目は、労働者を置くにはコストを支払うというルールです。
発生するコストは2種類あります。
労働者トークンを置く「場所」に対して発生するコスト
労働者トークンを置く「個数」に対して発生するコスト
この2種類です。どちらのコストもコーンで支払います。

労働者トークンを置く「場所」に対して発生するコストは歯車のどのマスに置くかで発生するコストが変わります。
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (コマ置き番号.PNG)

0のマスに労働者トークンを置く場合にはコストは発生しません。
①のマスに労働者トークンを置く場合にはコーン1個を支払わなければいけません。
同様に②のマスに労働者トークンを置く場合はコーン2個を支払います。
③のマスに労働者トークンを置く場合はコーン3個を、④のマスに労働者トークンを置く場合はコーン4個を・・・
というように先のマスに労働者トークンを置くにはより多くのコーンを支払う必要があります。

労働者トークンを置く「個数」に対して発生するコストは1ターンに何個労働者トークンを置くかで発生するコストが変わります。
労働者トークンを1個だけ置くならコストは発生しません。
2個目の労働者トークンを置く際には、コーン1個を支払う必要があります。
3個目の労働者トークンを置く際には、コーン2個を支払う必要があります。
4個目の労働者トークンを置く際にはコーン3個を、5個目の労働者トークンを置く際にはコーン4個を・・・
というように、1ターンにより多くの労働者トークンを置くにはより多くのコーンを支払う必要があります。

+ ...
具体例を示す前に、歯車のマスに番号を振った画像を示すので、これを参照しながらご覧ください。

A(赤のプレイヤー)はこの歯車の①のマスに1個目の労働者トークンを置きます。
ここは①のマスなので、コーン1個を支払いました。

Aは、この歯車の②のマスに2個目の労働者トークンを置きます。
ここは②のマスなので、コーン2個を支払いました。また、2個目の労働者トークンなのでコーン1個も支払い、計3個のコーンを支払いました。

さらにAは、別の歯車の0のマスに3個目の労働者トークンを置きます。
3個目の労働者トークンなのでコーン2個を支払う必要がありますが、0のマスに置くのでトークンを置く場所に対するコストは発生しません。よって、2個のコーンだけを支払いました。

Aは計6個のコーンを消費し、労働者トークンを3個置いてこのターンを終了しました。

労働者トークンを取る

歯車の各マスに置いた労働者トークンを手元に戻すことで、そのマスに対応したアクションを実行することができます。
労働者トークンを取る際には、特にコーンを支払ったり、制限等はありません。好きな場所の労働者トークンを好きなだけ取ることができます。
通常は、そのマスに対応しているアクションを実行することになりますが、コーンを支払うことで前のマスのアクションも実行できます。
1個前のマスのアクションを実行するにはコーン1個を、2個前のマスのアクションを実行するにはコーン2個を・・・という具合です。
実行できるアクションについては後述します。
通常は行いませんが、労働者を取ってアクションを実行しないという選択も可能です。