ゲーム画面
目的
様々な地形が描かれたタイルを配置して道路や街を作る。その際に自分の配下コマを置く。自分の配下コマが置かれている道路や街が完成すると勝利点を得られる。こうして最も多くの勝利点を獲得することを目指す。-以下フレーバーテキスト
カルカソンヌとはフランス南部の都市で、「歴史的城塞都市カルカソンヌ」の名で世界遺産にも登録されている有名な都市です。古代ローマ時代に整備された芸術的な要塞で知られ、今日で最もユニークなフランスの都市の一つです。
プレイヤーはカルカソンヌの都市や周辺の道路の開発者となり、配下を送り込み開発させます。自分の配下が置かれている地形が完成すると、勝利点を得られます。うまく自分の配下を配置し、多くの勝利点を獲得しましょう!
画面説明
1:手番プレイヤーが配置しなければいけないタイル
2:タイル山の残りのタイル数
3:ここをクリックすると画面をスクロールできます。また、ゲーム画面をドラッグすることでスクロールすることもできます。さらに、マウスホイールを使ってゲーム画面の拡大・縮小が可能です。
4:道路、都市、修道院などに置かれているコマ(立てて置かれているコマ)
5:草原に置かれている配下コマ(寝かせて置かれているコマ)
1:現在の勝利点
2:手元に残っているコマの数
3:引いた地形タイル。BGAでは手番になってから地形タイルを引くのではなく、手番が終了したら次手番で使用する地形タイルがすぐに引かれます。そのため、次の自分の手番になるまでに、どこに地形タイルを置くのかを考えておくことができます。
このゲームで使うもの
全部で72枚あります。
タイルは全て同じ大きさの正方形です。草原と道路や都市の一部、修道院が描かれています。
プレイヤーカラーに応じた人型のコマが7個ずつ配られます。
いわゆる「ミープル」と呼ばれるコマで、プレイヤーの配下を表しています。
ゲームの流れ
プレイヤーは順番に手番を行っていきます。自分の手番になったら以下のことを数字の順番通りに実行します。
1.タイル配置(強制)
地形タイルを1枚引き、引いたタイルを配置しなければいけません。
2.配下コマ配置(任意)
自分の手元にある配下コマ1個を、配置したタイルに置くことができます。
3.得点計算
配置したタイルによって地形が完成した場合、得点計算が行われます。
これらが実行されたら手番が終了し、次のプレイヤーの手番となります。
全てのタイルが配置されたらゲーム終了です。最終的な得点計算を行い、最も多くの勝利点を獲得していたプレイヤーが勝者です。
では、詳しいルールを説明していきます。
プレイ
1.タイル配置
自分の手番になったら、まず、タイルを配置しなければいけません。タイルは90度ずつ回転させることができます。
タイルを配置するときには次のルールに従わなければいけません。
- 新たに配置するタイルは少なくとも1辺が既に置かれているタイルと接しなければいけない
タイルの角と角だけが接するように置くことはできません。BGAではタイルを置くことのできる可能性のある場所は暗くなっています。
これについて詳しく説明します。
タイルには草原と道路や都市の一部、修道院などの地形が描かれています。そして、タイルの辺はこれらの「地形」のいずれかになっています。
例
このタイルでは、赤い辺は都市、ピンクの辺は草原、水色の辺は道路になっています。
タイルを配置するときには、全ての辺において、これらの地形が合致しなければいけません。
例
(青枠がついているタイルが新たに配置するタイルです)
都市と都市がつながっているためOKです!
草原と草原がつながっているためOKです!
上辺は都市同士がつながっているのでOKですが、左辺は都市と道路という異なる地形でつながりません!そのため、この向きではここに配置できません。
右に90度回転すると、全ての辺がつながります!これなら、ここに置くことができます。
2.配下コマ配置
タイルを置いたら、手元にある自分の配下コマを1個配置できます。これは任意で、置きたくない、もしくは置けないならパスをしても構いません。
配下コマを配置するときには次のルールに従わなければいけません。
- 配置できる配下コマは手元に残っている自分のコマのみ
手元にコマが1個もない場合は、コマを置くことはできません。
- 1手番で配置できる配下コマは1個のみ
- 一度置いた配下コマを移動させることはできない
- 同一手番中で新たに配置したタイルにのみ配置可能
- 配下コマは草原、道路、都市、修道院のいずれかの地形1つに置く
2つ以上の地形にまたがって置くようなことはできません。
- 新たに配置したタイルと地形がつながっている他のタイルに他の配下コマ(自分のコマも含む)がある場合、その地形には配下コマを置けない
これについて詳しく説明します。
まず、配下コマを置ける場所は次のようになっています。
白枠のタイルが新たに配置したタイルです。配下コマを置けるのは、黒い丸印がついている場所のどこかになります。
青丸で囲まれている場所を選ぶと都市に、赤丸で囲まれている場所を選ぶと道路に、紫丸で囲まれている場所を選ぶと草原にコマを配置します。
それぞれの地形に配下コマを置くと次のようになります。
道路に配置
都市に配置
修道院に配置
草原に配置。草原の配下コマは草原に置いたことを明確に示すために寝かせて置かれます。
ただし、配下コマはどこでも自由に置けるわけではありません。
配下コマを置こうとしている地形に既に他のコマ(自分の配下コマも含む)が置かれていると、新たに配下コマを置くことができません。
例を2つ示します。
例1
青枠のタイルが新たに配置したタイルです。このタイルに配下コマを置くことができます。
都市は既におかれていたタイルの都市とつながりました。この都市には黄色のコマが既に置かれています。このような場合、
新たに置いたタイルの都市に配下コマを置くことはできません。
都市以外の草原や道路には置くことができます。
例2
青枠のタイルが新たに配置したタイルです。このタイルに配下コマを置くことができます。
配下コマを置ける可能性のある場所は1,2,3,4の4カ所ありますが、実際に置けるのは1と4の場所だけです。
2番の道路には既に黄色のコマが置かれています。3番の草原には既に赤のコマが置かれているため、これらの場所には配下コマを置けません。
4番の草原は道路で区切られているため、赤のコマが置かれている草原とはつながっていないため、置くことができます。草原の詳細は後述します。
手元に自分の配下コマがない場合は配下コマを置くことはできませんが、地形が完成すれば、完成した地形に置かれていた配下コマはそれぞれのプレイヤーの手元に戻ってきます(ただし、草原に置かれた配下コマはゲーム終了まで戻ってこないので注意してください)!(地形の完成や草原については後述します)
ここまで説明してきた「1.タイル配置」「2.配下コマ配置」が終わったら手番は終了し、次のプレイヤーの手番となります。
「1.タイル配置」で地形が完成した場合のみ、手番が終了する前に「3.得点計算」が行われます。
3.得点計算
タイルを配置して地形ごとに定められた条件を満たすと、地形を完成させることができます。地形が完成した場合、そこに配下コマが置かれていたら得点が発生します。
地形の完成
道路、都市、修道院はそれぞれに定められた条件が満たされると完成します。なお、草原には完成の条件がなく、「完成」することがないことに注意してください。
道路
道路は
道路の両端が都市や修道院、交差点になる、もしくは道路によって閉じられると完成します。
例
青丸は都市や交差点です。この画像の場合は2つの道路が完成しています。
このように円環形に閉じられても道路は完成します。
道路が完成したら、完成した道路に配下コマを置いていたプレイヤーは勝利点を得られます。
完成した道路を構成するタイル1枚につき1点の勝利点を得ます。
例
この道路にミープルを置いていたら、2勝利点を得ます。
円環系の場合も同様に勝利点を得ます。
都市
都市は
完全に城壁によって囲まれ、内部に空白がない状態になると完成します。
都市が完成したら、完成した都市に配下コマを置いていたプレイヤーは勝利点を得られます。
完成した都市を構成するタイル1枚につき2点の勝利点を得ます。さらに、タイルに紋章がついていれば、紋章1個につき2勝利点を得ます。
例
青枠の都市は全て城壁で囲まれているので完成しています。
赤枠の都市は城壁で囲まれていない部分があるため、未完成です。
これらの都市はつながっているように見えますが、城壁で隔離されているため2つの都市に分かれています。
この都市は完成しています。さらに、都市を構成するタイルに紋章がついているので、合計で14勝利点を得ます。
修道院
修道院は
修道院タイルの周囲に8枚のタイルが置かれ、囲まれると完成します。
修道院が完成したら、完成した修道院に配下コマを置いていたプレイヤーは勝利点を得られます。
修道院が完成して得られる勝利点は9点で固定です。
例
上の画像では2つの修道院が完成しています。
赤枠で囲まれている修道院は未完成です。なぜなら、このタイルの右側にまだタイルが置かれていないからです。
相乗りと乗っ取り