シニョーリエ

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シニョーリエ - (2018/04/11 (水) 16:13:02) のソース

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[[BGAでプレイ>https://ja.boardgamearena.com/#!gamepanel?game=signorie]]
&bold(){編集中。とりあえずルールブック和訳そのまま}
#contents
*ゲーム画面
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15世紀のイタリアは、華麗で陰謀に満ちた国でした。混乱した政治情勢は、シニョーリアと呼ばれる新たな政治体制の誕生や野心にまみれた貴族の台頭を招きました。長きに渡って水面下での活動が行われ、ついに、彼らはこの都市を支配してイタリアの未来を決めることとなりました。この物語は歴史の1ページを飾ることになるでしょう。
このゲームでは、プレイヤーはルネッサンス期において名のある一族の主である「シニョーリエ」となります。影響力を高め、6つの名家との戦略的な同盟関係を結び、強力な王朝を築くことを目指します。
プレイヤーは、一族の男性には3つの職業(軍人、聖職者、政治家)のうちの1つに任命し、重要な外交任務のために適切な都市へ適切なタイミングで派遣したり、一族の女性には政略結婚を手配することにより、子孫の運命を賢明に選択しなければいけません。
各ラウンドの始めには、5色のダイス20個が振られます。1人ずつ順番に、プレイヤーは共通の場からダイスを1つ選んで取ります。選んだダイスをそれぞれのプレイヤーボードに置き、対応するアクションを実行します。ダイスの色によって実行可能なアクションの種類が決定され、ダイスの出目の分だけアクションのコストが少なくなります。助手を雇うことで、後で実行するアクションをより強力なものにすることができるでしょう。
このダイスによるメカニズムは簡単ですが革新的で、プレイヤーに単純ながらも挑戦的な選択を迫ります。1ラウンド中、 各プレイヤーは4つまでアクションを実行できます 。資金は常に余裕がないため、出目の大きいダイスを選びたくなるかもしれませんが、ラウンド終了時に、ラウンド中に取ったダイスの出目合計値が13以下のプレイヤーにはボーナスが与えられるため、適切なバランスが必要です。
影響力を高めるための適切なコントロールに最も長けたプレイヤーが勝利するでしょう!
 
 
初期準備
説明するルールはすべて4人プレイ用です。2人または3人プレイで異なるルールは別途示します。
ゲームのプレイヤーが4人未満の場合は、使用しないコンポーネントは箱にしまいます。
 
1.ゲームボード
▶▶ テーブルにゲームボードを置きます。ゲームボードはいくつかの領域に分かれています(下図参照)。
 
2.プレーヤーに配るもの
各プレイヤーはにはプレイヤーカラー(黄色、赤、紫、青)に応じた次のものが配られ、各自のサプライが作られます:
・5フロリン
一族コマ7個
(男性コマ4個、女性コマ3個)。 これがプレイヤー自身が利用可能なサプライとなります。
以降では、これらのコマを「一族の男性/女性」または「男性/女性ミープル」と呼ぶことにします。
・プレイヤーボード1枚
 
3.勝利点トラック
▶▶ 勝利点(VP)トラックの "0"の位置に各プレイヤーカラーのディスクが1枚置かれます。
ゲーム中、プレーヤーは勝利点を得るたびに、それに従ってディスクを進めます。
 
4.ダイス
▶▶ ゲームボードのそばに子孫ダイス5個とアクションダイス20個を置きます。
注意:アクションダイスの色はプレイヤーカラーと関係ありません。
 
3人ゲーム:各色につき3個のアクションダイスを使用する
2人ゲーム:各色につき2個のアクションダイスを使用する
 
*今後は、簡潔性、読みやすさ、経済性のために、「各プレイヤー」について男性代名詞を使用しますが、各インスタンスでは女性プレイヤーも含めることをご理解ください。
 
5.手番順トラックとイニシアチブトラック
▶▶手番順トラック :ゲーム開始時の手番はランダムに決定されます。
各プレイヤーは手番順トラックに自身の手番順ディスク(トラッキングディスクの1枚)を配置します。
例:黄色プレイヤーはファーストプレイヤー、青プレイヤーは2番手、赤プレイヤーは3番手、紫プレイヤーは第4番手です。
▶▶ 追加のフロリン:各プレイヤーは、ゲーム開始時の手番順に応じて追加のフロリンを得ます:
1番手のプレイヤーは追加の1フロリンを得る。
2番手、3番手プレイヤーは追加の2フロリンを得る。
4番手のプレイヤーは追加の3フロリンを得る。
▶▶ イニシアチブトラック:イニシアチブトラックの一番下のスロットに残りのディスクを重ねて置きます。
ディスクは手番順に従って積み重ねられます:一番下に4番手のプレーヤーのディスク、次に3番手のプレーヤーのディスク、2番手のプレーヤーのディスク、最後に1番手のプレーヤーのディスクが一番上になるように重ねられます。
注:積み重ね順序は重要です。なぜなら、後のラウンドで手番順を決定する際に使用されるからです。
 
6.報酬タイル
▶▶ 報酬タイルを種類ごとに分けて2つの山札に分け、各山札をそれぞれシャッフルします。
▶▶ 5枚のボーナスタイル(裏面にシンボルの無いもの)が、報酬スロットの左から5つのスロットに表向きに置かれます。
▶▶ 報酬スロットの残りの2つのスロットに、2枚勝利点タイル(裏側にシンボルがあるもの)を表向きで置きます。
残りのタイルはこのゲームでは使用しません。
 
7.業務
▶▶ 10個の業務タイルをゲームボードのそばに置きます。
 
8.同盟タイル
各同盟タイルの表面にはルネッサンス期における6つの名家の紋章を表す盾アイコン1つと2〜5勝利点が描かれています。
裏面には中立の盾アイコンと1勝利点が描かれています。
3人ゲーム:ランダムに各家のタイル1枚を除外する
2人ゲーム:ランダムに各家のタイル2枚を除外する
▶▶すべての同盟タイルがシャッフルされ、ゲームボードのそばに裏向きに置かれます。
注意:同盟タイルはプレイアビリティを高めるために複数の山札に分けておくことをオススメします。
 
9.共通サプライ
▶▶ ゲームボードの隣に助手(白いディスク)、残りのフロリン、花嫁コマ(白い女性ミープル)を共通のサプライとして置きます。
ルールとして、プレーヤーが支払いをしなければならないと書かれているとき、それは常にフロリンを支払うことを意味します。これは、プレイヤー自身のサプライから共通サプライにフロリンを戻すことで行います。プレイヤーがフロリンを受け取るときは、共通サプライからフロリンを取り、自身のサプライへ加えます。
フロリンの上限数はありません。万一、フロリンが足りなくなった場合は、別のもので代用してください
 
10.プレイヤーの全体ストック
▶▶ 各プレイヤーは残りの一族コマ(男性コマ8個、女性コマ8個)をゲームボードの左上の各スペースに置き、全体ストックとする。
 
 
ゲームラウンド
 
1ゲームは7ラウンドで構成されています。第7ラウンド終了後、ゲームが終了し、勝利点が最も高いプレイヤーが勝者となります。
各ラウンドでは、プレイヤーは次の3つのフェイズを数字の順番に実行します:
フェイズ1:ラウンドセットアップ
フェイズ2:アクション実行
フェイズ3:報酬
 
フェイズ1:ラウンドセットアップ
同盟タイル
ゲームボードには5つのイタリアの都市が描かれており、それぞれの都市にはつぎのものがあります。
・結婚スロット1つ
・外交任務スロット1つ
結婚スロットと外交任務スロットにはそれぞれ1枚ずつ、ランダムな同盟タイルが置かれます。
注:フェイズ1終了時には、結婚スロットと外交任務スロットのどちらにも各1枚の同盟タイルが置かれている状態となります。
3人プレイのゲーム:4つの都市のみが使用されます(ゲームの開始時にランダムに使用されない都市1つが選択されます)。したがって、結婚スロットと4つの外交任務スロットを利用できます。
2人プレイのゲーム:3つの都市のみが使用されます(ゲームの開始時にランダムに使用されない都市が2つ選択されます)。したがって、結婚スロット3つと外交任務スロット3つが利用できます。
 
都市と同盟タイル:
同盟タイルの表面には、ルネッサンス期の6つの名家を表すアイコン1つが描かれています。
あなたの一族の影響力を高めるためには、政略結婚を手配したり、外交的危機を解決したりすることによって、彼らと同盟を結ぶ必要があります。
結婚スロットのタイルは、あなたがその都市で政略結婚を手配できる一族を示しています。
外交任務スロットのタイルは、どの一族がその都市での外交的危機の解決に助けを必要としているのかを示しています。
外交任務スロットのタイルは、どの一族がその都市での外交的危機の解決に助けを必要としているのかを示しています。
各タイルには、あなたが助けているか、または結婚を手配している貴族の重要性を表す一定量のVP(2〜5点)が書かれています。
これらのVPは、プレイヤーが自身の計画に従って正しいタイルを集めていた場合、ゲーム終了時に得点として獲得します(詳細は同盟タイルとプレイヤーの計画を参照)。
 
アクションダイス
ゲームボードには5つのダイスエリアがあります(アクションダイスの色ごとに1つずつ)。
すべてのアクションダイスが振られ、対応する色のダイスエリアに配置されます。
 
業務タイル
ゲームボードには、5つの業務エリアがあります(ダイスエリアの上部)。
それぞれの業務エリアには2つの業務スロットがあります。
すべての業務タイルをシャッフルし、ゲームボード上の10個の業務スロットにランダムに配置します。
 
 
フェーズ2:アクション実行
各プレイヤーは、1つのラウンド中に最大4アクションを実行できます。アクションは、ゲームボードからダイスを1つ選んで取り、自身のプレイヤーボードに置くことによって実行できます。
選択されたダイスの色によって、プレイヤーが実行できるアクションが決まり、ダイスの出目の分だけ、そのアクション実行のためのコストが割引されます。
ゲームボードの手番順トラックで示されている手番順に従って、各プレーヤーは次のいずれかを行います。
▶▶ はゲームボードからダイス1個を取り、自身のプレイヤーボードに置いて1アクションを実行する
または
▶▶ パスする
これを、すべてのプレイヤーがパスするまで繰り返します。一度パスしたプレイヤーは、1つのラウンドにおけるこのフェイズではもう行動できません。
重要:1つのラウンド中には、各プレイヤーは最大4つのアクションを実行できます(つまり、1ラウンド中二4個より多くダイスを取ることはできません)。4アクションを実行したら、次に手番がきたらパスをしなければいけません。
すべての選手がパスをしたらフェイズ2は終了します。
 
ダイスの取得
以下の手順で行います:
▶▶ ゲームボードから選択したダイス1個を取る。
▶▶ 取ったダイスを自身のプレイヤーボードの対応する色のアクションスロットに置きます。プレイヤーボードには5つのアクションスロットがあり、ダイス各色につき1色ずつ対応しています。各アクションスロットにはダイスを1個だけを置くことができます。プレイヤーボードのアクションスロットにダイスを置くと、プレイヤーはそのラウンドで同じ色の別のダイスを取ることができません。
▶▶ ダイスの出目がアクションスロットの値より小さい場合、アクションスロットに表示されているコストとダイスの出目の差と同じ分だけフロリンを支払わなければいけません。
▶▶ ダイスを置いたアクションスロットに描かれている3つのアクション-シニョーリアアクション、業務アクション、助手の雇用アクション-のうち1つを選んで即座に実行します。
注:プレイヤーがいずれかのアクションを実行した後、ダイスを置いたのと同じ縦列に配置されているヘルパーを活性化することもできます(参照シートを参照)。
重要:自身のプレイヤーボードにダイスを置くことができる場合にのみ、ゲームボードからダイスを取ることができます。(つまり、対応するアクションスロットが空で、コストを支払う必要があるなら十分なフロリンを持っている場合にのみダイスを取ることができます)。このとき、実行するアクションを選択しなければならず、完全に実行できるアクションしか選択できません。その後、選択されたアクションを実行する必要があります。
注意:1ラウンドごとに、1人のプレイヤーが4個より多くのダイスを取ることはできません。4個のダイスを取ったら、そのラウンドのアクションフェイズではパスしかできません。
例:赤プレイヤーは、出目1の水色のダイス1個を選びました。そして、自身のプレイヤーボードの水色のアクションスロットに選んだダイスを配置します。
この場合では4フロリンを支払う必要があります。(5(アクションスロットに示されている値)から1(ダイスの出目)を引いたものです)。その後、水色アクションスロットに描かれているシノーリアアクションを実行することに決めました 。
 
パス
自身の手番において、ダイスを取ることができない、またはダイスを取りたくない場合は「パス」をしなければいけません。
手番順ディスクを手番順トラックから移動させます。一度パスをしたプレイヤーは、そのラウンド中のアクションフェイズではすべてのアクションを実行できなくなります。注意:パスエリアのディスクの位置は関係ありません。これは単にプレーヤーがパスしたことが示すのみです。例:青プレイヤーがパスしました。
 
 
利用可能なアクション
各アクションスロットにおいて、プレイヤーは3つのアクションのうちの1つを実行できます。
▶▶ 助手の雇用(アクションスロットの右下にあるアイコン)
▶▶ 業務アクションの実行(アクションスロットの右上にあるアイコン)
▶▶ シノーリアアクションの実行(アクションスロットの左下にあるアイコン)
 
助手の雇用
「支配者の知性を評価する第一の方法は、彼の周囲の人間を見ることです」 - マキャヴェッリ
プレーヤーは助手を1人雇います。次の事をしなければいけません:
▶▶ 共通サプライから助手ディスクを1枚取ります。
▶▶ 自身のプレイヤーボードのダイスを置いたアクションスロットの空いている助手スロットに、取った助手ディスクを置きます。リングの色によって、助手ディスクを配置できるスロットの色が決まります。
▶▶ そこに示されているフロリンを支払う。
このアクションには即時的な効果はありませんが、後のアクション解決の助けとなります(詳細は助手の活性化を参照)。
例:赤プレイヤーは赤のダイスを置き、助手の雇用アクションを実行することにしました。
その後、赤のアクションスロットに示されているように、助手ディスク1個を黄色の助手スロットに置きます。
赤のプレイヤーは中央のスロットにディスクを置くことにしました。そのため、3フロリンを支払います。
 
業務アクションの実行
賢明なシニョーリエはしばしば一族から使節を送り、重要な任務を完了させる。
プレイヤーは業務アクションを1回実行します。次の事をしなければいけません:
▶▶ 置いたダイスと同じ色の業務エリアにある業務タイルに示されている業務アクション2つから、実行したいものを1つ選びます。
▶▶ 選択した業務アクションに従ってミープルを支払います。
▶▶ 選択した業務タイルに描かれているボーナスアクションを実行します(アクションの詳細は後述)。
注:ミープルは、業務タイルの横のスロットに描かれている絵に従って、男性ミープルまたは女性ミープルを支払わなければいけません。
支払わなければいけないミープルの数は、タイルの右下に表示されています。タイルに 「.. 3」と表示されている場合は、プレイヤーは1〜3個のミープルを支払うことができ、支払ったミープルの個数に等しい回数だけ、描かれたボーナスアクションを実行できることを意味します。さもなければ、プレーヤーは一度だけアクションを行うことができます。
重要:支払ったミープルは、ゲームボードのプレイヤーの全体ストックに戻されます(もしくは、閾値+3アクションを実行している場合はゲームボードの閾値スペースへ置かれます。詳細は後述します)。
注意!業務タイルは、次のラウンドのフェイズ1まで業務エリアから除去されることはありません。次ラウンドのフェイズ1では再びシャッフルされて再配置されます。これは、複数のプレイヤーが1ラウンド中に同じタイルを選択できることを意味します。
例:赤プレイヤーは紫色のダイス1つを配置し、業務アクションを実行することにしました。
赤プレイヤーは紫色の業務エリアにある2つのタイルのうち1つを選択しなければいけません。男性スロットに配置されたタイルを選ぶことにしたため、3個の男性ミープルを支払い、選択したタイルに描かれたアクションを3回実行しました。その結果、イニシアチブトラックにおいて自身のディスクを6スペース進めました。
 
シニョーリアアクションの実行
ダイスを置いたアクションスロットに描かれているシニョーリアアクション1つを実行します。
各アクションスロットには異なるアクションが描かれています。
たとえば、結婚アクションを実行するには、プレイヤーは赤のダイス1個を置く必要があります。
 
トラック
プレイヤーは、職業トラックやイニシアチブトラックにおいて1~4の進歩ポイントを使用する必要があります(下記参照)。
このとき、複数のトラックにおいて、または複数の一族において進歩ポイントを分割することができます。
 
職業トラックとイニシアチブトラック-一般ルール
3つのキャリアトラックと1つのイニシアチブトラック、計4つのトラックがあります。
政治家、聖職者、軍人の3つの職業があります。
これらは、ゲームボードの右側にある3つのトラックによって表されています。
各進歩ポイントごとに、プレーヤーは次のことを実行できます。
▶▶ プレイヤー自身のサプライから男性ミープル1個を取り、職業トラックの一番下のスロットに置きます。
または
▶▶ すでにトラック上にある男性ミープルを1ステップ進めます 。複数の ミープルが同一スロットにあっても構いません。
1つのスロットに置くことができるミープルの数に制限はありません (ミープルが誰のものであるのかは問わない)。ミープルがトラックの一番上のスロットに到達した場合は、 そのミープルをそれ以上進めることはできません。
高い位置のスロットほど、その職業のランクが高いことを示します。
注意!プレイヤーは複数の一族の間でいつでも進歩ポイントを分割することができます。
ボーナススロット:
ミープルが職業トラックの4番目のスロットに達するたびに、プレイヤーは2フロリンを受け取ります。
ミープルが職業トラックの6番目のスロットに達するたびに、プレイヤーはイニシアチブトラックにおいて自身のディスクを1ステップ進めます。
イニシアチブトラック:
1進歩ポイントごとに、イニシアチブトラックにおいてディスクを1ステップ上に移動させることができます。
複数のプレーヤーのディスクが1つのスロットにあっても構いません。 プレーヤーが既に他のディスクのあるスロットにディスクを移動させた場合、新しく移動されたディスクを既に置かれているディスクの一番上になるように重ねて置きます。
ディスクはイニシアチブトラックの一番上のスロットよりも上には進められません。
注意:イニシアチブトラック上のディスクの位置によって、フェイズ3の開始時に新たに手番順が決定されます(詳細は後述)。
 
例:
赤プレイヤーはシニョーリアアクションを選択しました。4進歩ポイントを得 ました。進歩ポイントを次のように使用することにします:
▶▶ イニシアチブのトラックにおいて自身のディスクを1ステップ上に移動させるために1進歩ポイントを消費しました。
▶▶ 2政治家トラクにおいて自身の男性ミープルを移動させるための2進歩ポイントを消費しました。
▶▶ 最後に、1進歩ポイントを消費して、自身のサプライから男性ミープル1個を取って、軍人トラックの一番下のスロットに置きました。
 
同盟タイルとプレイヤーの計画 - 一般ルール
「あなたは、彼らの同盟が長所と安全保障をもたらすので、彼らの友人を作る誘惑がすべてあります」 - マキアヴェッリ
ここでは同盟タイルの目的と、どのようにタイルを取るのかの説明 します。これは後続のアクションをよりよく理解するために必要です 。
一族の主として、一族の男性を外交任務に派遣したり、女性には有利な政略結婚を手配することで、6つの名家と同盟を結び、あなたには自身の一族を最も影響力と権力を持つ一族へと導く計画があります。
あなたの計画は自身のプレイヤーボードの右側に描かれています。注:プレイヤーボードはそれぞれ異なっています。
 
職業列:
上段の3列には、それぞれ政治家、聖職者、軍人の職業に就かせようとしている男性についての計画を表しています。
それぞれの職業の行には、3つの一族の4つの盾アイコンが描かれています(2つは同じ種類、2つは異なる種類)。
あなたの目的は、4つの表向きの同盟タイルを各キャリアの行の横に配置することです(描かれている盾アイコンと正確に一致しなければいけません)。
あなたは、外交任務の職業トラックから自身の男性コマを都市に送ることによって、表向きの同盟タイルを手に入れることができます(詳細は外交任務を参照してください)。
 
結婚列:
一番下の列には、一族の女性のための結婚手配についての計画が表されています。
結婚列には6種類すべての盾アイコンが描かれています。
あなたの目的は、その列に6枚の表向きの同盟タイルを置くことです(各一族のを1つ)。
あなたは、一族の女性の結婚を手配することによって、表向きの同盟タイルを手に入れます(詳細は結婚アクションを参照)。
 
重要:自身のプレイヤーボードの各列に示されているのと同じ枚数かつ同じ種類の同盟タイルだけ所持することができます。
プレーヤーは次の条件を満たすものを所持できます:
▶▶ 各職業列ごとに最大4枚の表向きの同盟タイル(プレイヤーボードに描かれている盾アイコンと一致するもののみ)
▶▶ 結婚列において最大6枚の表向きの同盟タイル(各一族につき1つのみ)。
注意!いったん配置した同盟タイルを移動させる、取り除く、他のタイルに置き換えることはできません。
 
裏向きのタイル
助手3個、報酬タイル1枚、1業務ボーナスアクションがあるなら、プレイヤーはストックから同盟タイル1枚を裏向きのまま取ることができます。取ったタイルは自身のプレイヤーボードの任意の列に裏向きのまま置きます。
各列に置くことができる裏向きの同盟タイルの枚数に制限はありません。
ゲーム終了時に、各列について、3枚以上の同盟タイル(表向き・裏向きは問わない)が置かれている場合、その列にあるすべての同盟タイルに描かれているVPを得ます。
例:
赤プレイヤーは軍人列に3枚の同盟タイルを置いています。2枚は表向きに、1枚は裏向きです。
赤プレイヤーはすでに計画通りにこのタイルを2枚置いているので、これと同じ一族のタイルを軍人列に置くことはできません。
なお、他の2種類のタイルを表向きに置くことはでき ます。また、軍人列には、裏向きのタイルを何枚でも置くことができます。 これは1枚につき1点となります。
 
 
外交任務
貴族の危機解決を援助するために、一族の男性1人を都市へ外交任務として派遣します 。男性ミープルが置かれている職業トラックは、その男性が危機解決を支援する方法を決定します。 政治家、聖職者、軍人のいずれかです。
プレーヤーは次の事をします:
▶▶ 自身の職業トラックにある男性ミープルを1つ取り、任意の都市を1つ選び、その都市の空いている都市スロットの最も値が低いスロットに置きます。
同じ値の空いているスロットが2つある場合は、いずれかに配置することができます。
ランク:都市スロットにミープルを置くとき、置きたいミープルがスロットに書かれいる数字以上の職業ランクでなければいけません(ランクは職業トラックの左側に表示されています。ランクは1~4です)。表示されている数字と同じかそれより高いランクのミープルを置くことができます。
▶▶ ミープルを取った職業スロットに表示されている数字分のVPを得ます(1〜13)。
▶▶ 都市の外交任務スロットに置かれているタイルがあるならば、それを取ります。ただし、自身の計画と合致する場合のみ取ることができます。(計画についての詳細は上記参照)
▶▶ タイルを取ったなら、自身のプレイヤーボードの対応する職業列(つまり、自分が都市に配置したミープルと同じ職業列)に配置します。
注意:自身のプレイヤーボードの対応する職業列に示されているのと同じ枚数かつ同じ種類の同盟タイルだけを配置することができます。
プレイヤーがタイルを取れない場合、そのタイルは外交任務スロットに残ります。
注意!例えば、同盟タイルが残っていない、計画に合致しておらず取れないなどの理由で、同盟タイルを取ることができないとしても、( 任意の都市スロットにミープルを置くことができ(もちろんランクを満たしている必要はありますが)、ミープルを取った職業スロットに示されているVPを得ることができます。
ゲームを通して、1つの都市に何度もミープルを置いても構いません。
例:ミラノには「3」の空きスロットが1つと、「4」の空きスロットが2つあります。
赤プレイヤーはミラノにおいて外交任務を完了させることにしました。自身のミープル1つを職業トラックから取り、それを3のスロット(値の最も小さいスロット)に置かなければいけません。
置くミープルは職業トラックにおいてランク3以上のものでなければいけません。
そこで、軍人職業トラックの「スロット13」に置かれているミープル1個を取ることにしました 。赤プレイヤーは13点を獲得しました。
また、この都市には同盟タイルがあり、これはこのプレイヤーの計画に合致するものでした。
赤プレイヤーはこの同盟タイルを取り、自身のプレイヤーボードの軍人職業列に置きました。
例:ミラノには、「4」の値の空のスロットが2つあります。
青プレイヤーはミラノにおいて外交任務を完了させることにしました。自身のミープル1つを職業トラックから取り、それを4のスロット(値の最も小さいスロット)に置かなければいけません。
置くミープルは職業トラックにおいてランク4以上のものでなければいけません。
そこで、政治家職業トラックの「スロット9」に置かれているミープル1個を取ることにしました 。彼は 9点を得ました。都市の外交任務スロットには同盟タイルがないので、VPだけを獲得します。 タイルを取ることはできません。
 
 
結婚
一族の女性1人に結婚を手配します。
プレーヤーは次の事をします:
▶▶ 自身のサプライから女性ミープル1個を取り、任意の都市を1つ選び、その都市の空いている都市スロットの最も値が低いスロットに置きます。
同じ値の空いているスロットが2つある場合は、いずれかに配置することができます。
持参金:ミープルを置くスロットに示されている数字分のフロリンを最低でも支払わなければいけませんが、それよりも多く支払うこともでき、4フロリンまで追加で支払うことができます。
▶▶持参金として支払った1フロリンごとに2VPを得ます。
▶▶ 都市の結婚スロットに置かれている同盟タイルがあるならば、それを取ります。ただし、自身の計画と合致する場合のみ取ることができます。(計画についての詳細は上記参照)
▶▶ タイルを取ったら、自身のプレイヤーボードの結婚列に置きます。
注意:自身のプレイヤーボードの対応する結婚列に示されているのと同じ枚数かつ同じ種類の同盟タイルだけを配置することができます。
プレイヤーがタイルを取れない場合、そのタイルは結婚スロットに残ります。
注意!例えば、同盟タイルが残っていない、計画に合致しておらず取れないなどの理由で、同盟タイルを取ることができないとしても、( 任意の都市スロットにミープルを置き(もちろん持参金支払う必要はありますが)、支払った持参金に応じてVPを得ることができます。
ゲームを通して、1つの都市に何度もミープルを置いても構いません。
例:フィレンツェの空きスロットのうち、最も値が低いのは「1」のスロットです 。結婚を手配するには、 プレイヤーはミープルを「1」のスロットに置く必要があります。これは、プレイヤーは少なくとも1フロリンを支払う必要があることを意味します 。そこで、4フロリンを支払って8点を得ました。
青プレイヤーは既に結婚スロットに置かれている同盟タイルと同種のものを持っていたので、このタイルを取ることはできませんでした。
 
 
子孫
あなたの一族の結婚した男性は父親となります。
一族の主として、あなたはすでに結婚しています。これは自身のプレイヤーボード左側の一番上のスロットに描かれている女性ミープルの絵によって示されています。
自身の一族の男性のうち、最大4人までがゲーム中に結婚することができます(左上の他の4つのスロットによって表されます )。これは「フェイズ3:報酬」の終了時に処理されます(11ページ参照)。フェーズ3の間に、自身の一族の男性が結婚したなら、対応するスロットに白の女性ミープル1個が置かれます。
子孫アクション実行のために、プレイヤーは自身の一族の結婚している男性と同じ数の白いダイスを振ります。(つまり、ボードに最初から描かれている白の女性ミープルや自身のプレイヤーボードに置かれている白の女性ミープルの合計数分のダイスを振る)
振ったダイスそれぞれについて、その出目によって次の処理を行います:
出目が1~3:全体ストックから女性ミープル1個を取り、自身のサプライに置きます。
出目が4~6:全体ストックから男性ミープル1個を取り、自身のサプライに置きます。
全体ストックに十分な数のミープルが残っていないなら、可能な限りのミープルを取ります。
 
 
フロリン
権力を得るための金。権力を得るための金。
プレーヤーは3フロリンを受け取ります。
 
 
フェイズ3:報酬
すべてのプレイヤーがパスしたら、フェイズ3が開始します。以下の事を数字の順番に実行していきます。
1.イニシアチブVPの獲得
各プレイヤーは、イニシアチブトラックの自身のディスク置かれているスロットの左側に示されているVPを獲得します(スロットの左側に何も書かれていない場合はVPを得ることはできません)。
例:赤のプレイヤーは9VP、青と紫のプレイヤーは4VPを獲得します。黄色のプレイヤーは勝利点を獲得できません。
2.手番順の変更
▶▶ イニシアチブトラックでディスクの位置に従って、手番順トラックの手番順ディスクの位置を変更します。
イニシアチブトラックでディスクが最も高い位置にあるプレイヤーが新しい1番手プレイヤーになり、次にディスクが高い位置にあるプレイヤーが新しい2番手プレイヤーになります。
同じスロットにディスクがある場合、より上にディスクがあるプレイヤーが先手番となります。
手番順トラック上の手番順ディスクの位置は、変更直後から適用され(つまり、すぐに手番順が変更され)、次のラウンドで再びこのステップを行うまで変わりません。
▶▶ すべてのプレイヤーのディスクが、イニシアチブトラックの一番下のスロットに置かれます。4番手プレイヤーのディスクが一番下に、3番手プレイヤーのディスクがその上に、2番手プレイヤーのディスクがその上に、1番手プレーヤーのディスクが一番上に置かれます。
3.報酬タイル
各プレイヤーは、自身のプレイヤーボードに置いたダイスの合計値が設定されているしきい値と同じかそれより小さいかどうかを確認します。
通常は、しきい値は13ですが、対応する業務タイルを使用している場合は最大で22まで増やすことができます(詳細は後述)。
プレイヤーボードに置いたダイスの出目合計がしきい値以下であれば、その時点でのラウンドに応じた報酬を受け取ります。
報酬エリアには7つのタイルがあります。ゲームの各ラウンドごとに左から右へと受け取れる報酬が変わっていきます。
 
ラウンド1〜5
ボーナス
手番順に、報酬を受け取れるプレイヤーは次のどちらかを受け取ります:
▶▶ その時点でのラウンドに対応する報酬タイルに表示されているボーナス(詳細は後述)。
または
▶▶ 3フロリン
例:第1ラウンドです。現在のラウンドボーナスは「1外交任務アクション」です。
赤と紫プレイヤーのダイスの出目合計値はしきい値を超えている ので、報酬を得られません。青のプレイヤーは外交任務アクションを実行することに決めました。 黄色のプレイヤーは3フロリンを受け取ることにしました。どちらのプレイヤーも自身の男性コマ1人を結婚させることにしました。
結婚
さらに、一族の未婚男性1人に結婚を手配することができます。
花嫁ミープル(白い女性ミープル)1個を取って、自身のプレイヤーボードの左側にある空いているスロット(つまり、女性ミープルがが描かれているスロットや花嫁ミープルが置かれていないスロット)のうち一番上のスロットに置きます。このとき、スロットにVPが示されているなら、示されている数字分のVPを獲得します。
第2~5ラウンドの場合は、追加で2フロリンも得ます。
 
ラウンド6,7
報酬を受け取った各プレイヤーは、現在のラウンドに対応する報酬タイルに示されているVPを得ます(参照シートを参照)。
さらに、5フロリンを支払うことで、追加の5VPを獲得することができます。
このフェイズの終わりに、このラウンドの報酬タイルがゲームボードから捨てられます。これは、現在のラウンド数と次に使用する報酬タイルを把握するのに役立ちます。 また、ゲームボードのしきい値スペース(報酬列の隣)にミープルがあれなら、それらすべてを全体ストックに戻します(詳細は後述) 。
 
 
ゲーム終了
第7ラウンドが終了すると、ゲームが終了します。各プレイヤーは以下のVPを受け取ります。
▶▶ 職業訓練中の男性ミープル
まだ職業トラックにある自身の男性ミープルについて、ミープルがあるスロットに表示されているVPの半分(切り捨て)を得点します。
▶▶ 同盟スタイル
自身のプレイヤーボードの1つの列(職業列か結婚列)に3つ以上の同盟タイル(表向き・裏向きは問わない)が置かれている場合、その列にあるすべての同盟タイルに描かれているVPを得ます。
VPが最も多いプレイヤーが勝者です。同点の場合、現在の手番順がタイブレーカーです(手番順トラックニおいて、手番順ディスクがより高い位置にあるプレイヤーが 勝者です)。
例:
黄色プレイヤーの得点:
▶▶ 政治家列にあるタイルによって9VP。
▶▶ 聖職者列にあるタイルによって9VP。
▶▶ 軍人列と結婚列に置かれている同盟タイルは3枚より少ないため、ここからVPを得ることはできません。
▶▶ 政治家職業トラックのミープルによって4VP。
▶▶ 聖職者職業トラックのミープルによって4VP(3 + 1)。
▶▶ 軍人職業トラックのミープルによって6VP。
 
勝利点の概要
以下は、このゲームで勝利点を獲得するさまざまな方法の概要です。
ゲーム中に、プレーヤーは次のようにVPを獲得できます。
▶▶ 外交任務アクションの実行(ミープルを取った職業トラックのスロットに応じて1〜13VP)
▶▶ 結婚アクションの実行(支払った持参金に応じて2〜8VP)。
▶▶ フェイズ3におけるイニシアチブVP。
▶▶ 第6・第7ラウンドのフェイズ3での報酬(獲得できるVPは現在のラウンドの報酬タイルに描かれている基準をどれくらい満たしているかによって決まります)。
▶▶ 特定のヘルパーの活性化(詳細は後述)。
ゲーム終了時に獲得できるVP:
▶▶ 自身の職業トラックに残っているミープル(ゲーム終了時点で配置されているスロットに示されている数字の半分のVP)。
▶▶ 自身のプレイヤーボードの職業列と結婚列に配置された同盟タイル(1つの列に少なくとも3枚のタイルがある場合のみ)。