ラブレター

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ラブレター - (2016/10/23 (日) 02:43:03) のソース

&bold(){Love Letter}
&ref(https://x.boardgamearena.net/data/themereleases/161001-1119/games/loveletter/160919-1551/img/game_box180.png)
[[BGAでプレイ>https://ja.boardgamearena.com/#!gamepanel?game=loveletter]]
#contents
*ゲーム画面
&ref(ラブレター全体.jpg)
*目的
カードの効果をうまく使ってすべての対戦相手を脱落させるか、山札がなくなったときにいちばん強いランクのカードを保持しているプレイヤーが勝者となります。カード効果を上手く使って勝ち残りましょう。 -以下フレーバーテキスト

プレイヤーは姫に恋する若者となり、彼女の元まで恋文を届けようと試みます。恋文を運んでくれるのは城に仕える様々な身分の協力者達。彼らは恋文を預かるだけでなく、協力者としてあなたや他のプレイヤーに対して影響を及ぼす効果を発生させます。
ただし、他のプレイヤーに、自分の協力者が誰であるかを推測されるような行動は避けなくてはいけません。なぜなら、他のプレイヤーは自分の協力者にあなたの協力者から恋文を奪い取らせ、ゲームから脱落させようと狙っているからです。
プレイヤーが保持できるのは、わずか1枚のカードのみ。それらを上手に選択し、見事姫、もしくは姫に最も近い者に恋文を託すことのできたプレイヤーが勝者となります。

*画面説明
具体的なルール説明の前にゲーム画面の説明をします。
&ref(画面説明.jpg)
1:自分の手札
2:山札。カッコ内の数字は山札の残り枚数です
3:捨て札置き場。1つ前のターンで捨てられたカードのみ確認できます
4:捨てたカードのランク。この数字を見ることで、どのカードが捨てられたのかが分かります
5:脱落したプレイヤー。脱落すると、このように暗くなります
6:カードリスト。ここを見ることで各カードの枚数や効果を確認できます
&ref(カード説明.png)
1:カードのランク
2:カード名
3:カード効果。効果の詳細は、実際のゲームではカードにマウスカーソルを合わせることで確認できます。
4:カードの枚数。この点の数だけ、カードが用意されていることを示します。(用意されている数を示すだけで、実際に残っている枚数を示すものではありません。)

*ルール
&bold(){BGAのラブレターは日本で流通しているラブレターとはルールが少し異なるので注意して下さい!(特にカード効果)}
なお、現在はこのゲームのテーブルを立てることができるのはボードゲームアリーナクラブ会員のみとなっています。
プレイ人数は3人または4人のみとなっています。

このゲームでは16枚の様々な効果を持ったカードを使って行います。ゲームは次のように進行します。
新たなラウンドが開始→ラウンド終了条件が満たされて勝者が決定→新たなラウンドが開始→…ゲーム終了条件が満たされるとゲーム終了!

1つのラウンドの流れは次のようになります。

・16枚のカードがシャッフルされ、中央に置かれます。これが山札です。ここからランダムに1枚のカードが取り除かれます。(これは単純な推測を防ぐためです。)
・各プレイヤーに1枚ずつカードが配られます。これが手札です。(ここまではBGAでは自動で行われます)
・自分の番が回ってきたら、山札からカードが1枚引かれます。つまり、手札は2枚になります。
・その後、2枚ある手札のうちどちらか1枚を捨てなければいけません。そして、捨てたカードの効果が発動します。効果が発動するのは捨てたカードの方です。手札として残しているカードの効果は発動しません。カードの効果を発動させたくなくても、強制的に効果は発動するので注意してください。カード効果が発動し終わったら、自分の番は終わりです。なお、カードの効果が発動してプレイヤーが脱落させられる場合があります。
・前のプレイヤーの番が終わると、次のプレイヤーに手番が移ります。これを終了条件が満たされるまで続けます。
&bold(){進行例}
#region
&ref(進行例1.png)
自分の番になり、山札からカードを1枚引いて手札が2枚になっています。この2枚のうちどちらか1枚を必ず捨てなければいけません。そこで、男爵を捨てることにしました。
&ref(進行例2.png)
男爵を捨てたので、男爵の効果が発動します。男爵の効果は選んだ1人のプレイヤーと秘密裏に手札のカードのランクを比較して、小さい数字だった方が脱落するというものです。今回は緑のプレイヤーに対して効果を発動させました。
&ref(進行例3.png)
自分の手札は王、このカードのランクは6です。緑のプレイヤーの手札は兵士、このカードのランクは1です。緑のプレイヤーのカードのランクの方が小さいです。
&ref(進行例4.png)
そのため、男爵の効果によって緑のプレイヤーは兵士を捨てて、このラウンドは脱落してしまいました。
緑のプレイヤーが脱落してしまったので、次の手番は緑のプレイヤーの次のプレイヤーとなります。
#endregion

終了条件は次の2つで、&bold(){どちらかを満たしたら1つのラウンドが終了します。}
・プレイヤーがゲームから脱落していき、残り1人になったとき
・山札が0枚になった後、最後のプレイヤーの手番が終わったとき
これら2つの条件のどちらかが満たされたら、勝敗の判定に移ります。
・プレイヤーがゲームから脱落していき、残り1人になった場合は、残っている1人が勝者です。
・山札が0枚になった後、最後のプレイヤーの手番が終わった場合は、脱落せずに残っているプレイヤーの手札のカードランクを比較して、最もランクの高いカードを持っているプレイヤーが勝者です。(手札カードのランクが同じ場合はゲーム中に捨てたカードランクの数字の合計値が大きいプレイヤーが勝者です)

ラウンドの終了条件が満たされて勝者が決まると、勝者となったプレイヤーは1点を獲得します。
&bold(){日本で一般的に流通しているラブレターの場合、選択ルールとして「姫を持っているプレイヤーが最後まで脱落せずに残っていたら2点獲得する」というものがありますが、BGAで遊べるラブレターの場合には姫を持っているプレイヤーが最後まで脱落せずに残っていた場合でも1点しか獲得しません。}
その後、新たなラウンドが開始され、スタートプレイヤーから順番に再びゲームを進めていきます。
これを、誰かが勝利条件を満たすまで続けます。
勝利条件は次のようになっています。

・3人プレイの場合は、5点先取したプレイヤーが勝者
・4人プレイの場合は、4点先取したプレイヤーが勝者
それぞれのプレイヤーが何点取っているかはインフォメーションで確認できます。
&ref(情報パネル.png)
(上のプレイヤーは2点を獲得している。下のプレイヤーは、このラウンドで脱落している。脱落したプレイヤーはこのように色が暗くなります。)

*BGAでの操作の説明
自分の手番になったら捨てたい方のカードをクリックします。クリックしたカードが捨てられます。
その際にプレイヤーを指定するようなカード(王、王子、男爵、聖職者、兵士)の場合には、どのプレイヤーに対して効果を発動するのかをクリックして指定します。対象となるプレイヤーを指定するには、ゲームボードに表示されているプレイヤーの名前をクリックすることで選択できます。
王子の効果を自分に発動させる場合は、自分の名前をクリックしてください。
兵士の場合はプレイヤーを選択した後、カード名をクリックして選択します。このとき、カード名が英語で表示されていますが、指定したいカード名が分からない場合は、カードランクの数字等で判断してください。(一応、この後のカードの詳細でカードの英語名も併記しました。)

*カードの詳細
&bold(){日本で一般的に流通しているラブレターとはカード名やカード効果が異なるものがあるので注意してください。}
&bold(){・姫(princess)(1枚)}
&ref(姫.png)
カードランク:8
カード捨てた時に発動する効果:このカードを捨てた場合、あなたは脱落する。
カードのランクは最高ですが、「王子」や「兵士」の効果でカードを捨てることになった場合でも、所持していたプレイヤーは脱落してしまいます。

&bold(){・伯爵夫人(countess)(1枚)}
&ref(伯爵夫人.png)
カードランク:7
カードを捨てた時に発動する効果:なし
このカードを捨てても何の効果も発揮しませんが、このカードともう1枚のカードのランクの&bold(){合計値が12以上になってしまった場合は(つまり、2枚の手札が伯爵夫人と姫または王または王子となった場合)、伯爵夫人を必ず捨てなければいけません。}合計値が12になっていなくとも、伯爵夫人を捨てることはできます。そうすることで他プレイヤーの目を欺くことができるでしょう。
(なお、日本で一般的に知られているラブレターの「大臣」のように、合計値が12以上になったとしても脱落することはありません。入れ替えカードとして用意されている「女侯爵」と同じ効果となっています。)

&bold(){・王(king)(1枚)}
&ref(王.png)
カードランク:6
カードを捨てた時に発動する効果:1人のプレイヤーを選び、そのプレイヤーと手札を交換する。
手札を交換するということは自分の手札が相手にバレることに注意してください。また、手札を交換した後は、交換したプレイヤーが自分よりも先に手番を行うため、その点にも注意した方がよいでしょう。
(日本で一般的に流通しているラブレターの「将軍」にあたるカードです。)

&bold(){・王子(prince)(2枚)}
&ref(王子.png)
カードランク:5
カードを捨てた時に発動する効果:1人のプレイヤー(対戦相手もしくは、自分)を選び、そのプレイヤーの手札を捨てさせる。その後、山札からカードを1枚引かせる。
この効果で捨て札になったカードの効果は発生しません。&bold(){ただし姫は例外で、姫を捨てることになってプレイヤーは脱落します。}
また、山札が0枚になった後にこの効果で手札を捨て(させられ)た場合は、山札からカードを取らずに、最初にゲームから除かれていた1枚のカードを引くことになります。
(日本で一般的に流通しているラブレターの入れ替え用カードとして用意されている「王子」とは異なります。「魔術師」にあたるカードとなっています。)

&bold(){・女中(handmaid)(2枚)}
&ref(女中.png)
カードランク:4
カードを捨てた時に発動する効果:あなたの次の手番まで、あなたへのカード効果を全て無効にする。
他のプレイヤーは、女中の効果が発生しているプレイヤーに対してあらゆるカードをプレイすることはできません。
女中の効果が発生しているプレイヤーしかいない場合、捨てたカードの効果は何も発生しません。
女中の効果が発生していないプレイヤーがいる場合には、可能な限りそのプレイヤー(自分の含む)に対してカードをプレイしなければいけません(特に王子の効果に気を付けてください)。
例えば、女中の効果が発生しているプレイヤーと女中の効果が発生していない自分の一騎打ちになったとします。
自分のターンになり、手札が王子と姫でした。王子を相手プレイヤーに対してプレイしたいところですが、相手プレイヤーは女中の効果で守られています。この場合には女中の効果が発生していないプレイヤー=自分に対して王子の効果を泣く泣く使うしかありません。(この場合自分は姫を捨てることになるので脱落します。)
&bold(){日本で流通しているラブレターでは女中(僧侶)の効果で守られているプレイヤーを指定して、効果を発動させずにカードを捨てることができます。そのため、この仕様はバグの可能性があり、今後修正されるかもしれません。}
(日本で一般的に流通しているラブレターの「僧侶」にあたるカードです。)

&bold(){・男爵(baron)(2枚)}
&ref(男爵.png)
カードランク:3
カードを捨てた時に発動する効果:対象のプレイヤーとあなたの手札の強さを秘密裏に比較し、カードランクの小さい方を脱落させる。
もちろん、自分の手札のカードランクが相手のカードランクよりも小さい場合は自分が脱落することになります。
お互いのカードランクが同じであれば、何も起こりません。
(日本で一般的に流通しているラブレターの「騎士」にあたるカードです。)

&bold(){・聖職者(priest)(2枚)}
&ref(聖職者.png)
カードランク:2
カードを捨てた時に発動する効果:対象のプレイヤーの手札を秘密裏に見る。
手札を見ることができるのは、このカードを使用したプレイヤーのみです。
自分が見た内容を他のプレイヤーに教えてはいけません。(チャットを使って教えることはできなくはないですが、マナーに反します。)
(日本で一般的に流通しているラブレターの「道化」にあたるカードです。)

&bold(){・兵士(guard)(5枚)}
&ref(兵士.png)
カードランク:1
カードを捨てた時に発動する効果:プレイヤーを1人選び、カード名を1つ宣言する。宣言したカードと対象のプレイヤーの手札が一致していた場合は、対象のプレイヤーを脱落させる。ただし、「兵士」を宣言することはできない。 
指定されたプレイヤーは、宣言が自分の手札と一致していた場合は脱落します。宣言と一致しない場合は脱落しません。また、カードを相手に見られることはありません。