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沖縄本島北部

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沖縄本島北部(おきなわほんとうほくぶ)は、日本沖縄県の北部にある地域である。

概要

沖縄本島北部は「やんばる(山原)」の通称で親しまれ、名護市と国頭郡の10市町村で構成される広大な地域である。2021年に世界自然遺産へ登録された国頭村、大宜味村、東村を中心とする森林地帯には、ヤンバルクイナなど固有の動植物が息づいている。一方、西海岸の恩納村や本部町は国内屈指のリゾート地であり、美しいビーチや沖縄美ら海水族館を目当てに多くの観光客が訪れる。歴史的には、今帰仁村の今帰仁城跡が世界遺産に登録されており、古琉球の面影を今に伝えている。産業面ではパインアップルやシークヮーサーなどの亜熱帯農業が盛んで、伊江村や金武町、宜野座村では独自の特産品やダム等の水源管理も重要な役割を担っている。近年は豊かな自然を活かしたエコツーリズムに加え、名護市を拠点とする文教・商業の発展も目覚ましい。伝統的な地域芸能や共同体の絆が強く、沖縄の原風景と現代的な観光開発が共存しているのが特徴である。

基本情報

  • 面積: 約764.38km2
  • 人口: 約119,700人(2025年12月現在の推計)
  • 人口密度: 約156.6人/km2(2025年12月現在の推計)
  • 中心都市名護市(なごし、Nago City)
  • 隣接地域沖縄本島中部本島周辺離島地域

観光情報


市町村


沖縄本島北部の市町村は次の1市2町7村で構成される(郡はいずれも国頭郡(くにがみぐん))。
  • 名護市:沖縄本島北部の中心都市であり、行政・経済・教育の拠点としての役割を担っている。市街地にはオリオンビールの工場があるほか、日本一早い桜の名所として知られる名護城公園がある。2000年の九州・沖縄サミットの会場となった万国津梁館を擁し、国際的な交流拠点としての顔も持つ。
  • 国頭村:本島最北端に位置し、村域の約8割を深い森林が占める「やんばる」の象徴的な地域である。2021年に世界自然遺産に登録され、ヤンバルクイナなどの希少な固有種が数多く生息している。断崖絶壁の辺戸岬や県内最高峰の与那覇岳など、ダイナミックな自然景観が最大の魅力である。
  • 大宜味村:「長寿の里」として全国的に有名であり、豊かな自然の中で育まれた独自の食文化が今も受け継がれている。特産品のシークヮーサーは生産量日本一を誇り、村内の各地に広大な農園が点在している。重要無形文化財である「喜如嘉の芭蕉布」など、伝統工芸が息づく手仕事の村でもある。
  • 東村:本島東海岸に位置し、大規模な「東村つつじ祭り」が開催されるなど花と水の豊かな村として知られている。沖縄県の水がめである福地ダムがあり、広大なマングローブ林が広がる慶佐次川ではカヌー体験が盛んである。パインアップルの主要な産地でもあり、農業とエコツーリズムの両立に注力している。
  • 今帰仁村:世界遺産に登録されている今帰仁城跡を擁し、かつての北山王が統治した歴史の面影を強く残す地域である。古宇利島(こうりじま)へ架かる古宇利大橋からの絶景は県内屈指の人気を誇り、多くの観光客を魅了している。純朴な農村風景と、エメラルドグリーンの海に囲まれた美しい海岸線が特徴である。
  • 本部町:沖縄美ら海水族館がある海洋博公園の所在地として、年間を通じて多くの観光客で賑わう観光立町である。カツオ漁などの漁業が盛んなほか、アセローラやみかんの栽培といった農業も盛んに行われている。伊江島や瀬底島などを望む美しい港町であり、沖縄そばの激戦区としても知られる。
  • 伊江村:本部半島からフェリーで約30分の場所に位置する「伊江島」からなる一島一村の自治体である。島の象徴である「城山(タッチュー)」は、航海の目印や信仰の対象として古くから親しまれている。広大な土地を活かした葉タバコ栽培や畜産が盛んで、春には色鮮やかなテッポウユリが咲き誇る。
  • 恩納村:本島西海岸を代表する日本屈指のリゾート地であり、海岸線には大型ホテルが立ち並んでいる。万座毛(まんざもう)や青の洞窟などの景勝地が有名で、マリンレジャーを目的に世界中から観光客が訪れる。また、沖縄科学技術大学院大学(OIST)を擁する国際的な学術研究の拠点としての側面も持つ。
  • 宜野座村:「水と緑と太陽の里」を掲げ、豊かな水源を活用した農業や、阪神タイガースのキャンプ地としてのプロ野球交流が盛んである。東海岸に面した静かな環境の中に、道の駅「ぎのざ」などの充実した憩いの施設が整っている。近年はIT企業の誘致や地域ブランドの育成に力を入れ、活気ある村づくりが進められている。
  • 金武町:タコライス発祥の地として知られ、キャンプ・ハンセンの門前町として独自の異国情緒が漂う街並みが特徴である。豊富な湧き水に恵まれており、特産品の田芋(ターム)栽培や泡盛の古酒作りが盛んに行われている。伝統芸能の「金武の獅子舞」は県指定無形民俗文化財であり、独自の伝統文化を大切に守っている。

現地へのアクセス

飛行機で

那覇空港(なはくうこう、Naha Airport / OKA) が利用する空港となる。沖縄県の空の玄関口として国内線・国際線の多くの路線が発着する、日本でも屈指の利用者数を誇る拠点空港である。空港よりバスや車(レンタカー)などを利用して現地までアクセスする。
なお、2026年1月現在の那覇空港の就航便は以下の通りである。最新情報などは公式HPなどを確認のこと。

国内線


国内線(LCCなど)


国内線(離島路線など)


国際線

台湾方面
韓国方面
中国方面
東南アジア方面


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最終更新:2026年01月26日 12:39