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重火力兵装 主武器 ガトリングガン系統 - (2013/03/22 (金) 00:06:02) のソース

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#include(重火力兵装 主武器 ガトリングガン系統 データ)

*ガトリングガン系統&aname(gaxdoc,option=nolink){}
2009年10月19日より解禁され、プレイヤーも使用できるようになった折りたたみ式のガトリングガン。
機種ごとに異なった本数を持つ銃身を回転させながら射撃を行う。砲身ではなく回転動力部が発熱しやすいという設定で、結果としてガトリングガンにも機関銃同様OHが存在している。
(現実のガトリングガンでも過熱防止のため連続発射時間に制限があるが、駆動部よりも発砲による薬室など機関部や砲身の加熱が主要因)。

機関銃と比較して弾数と連射速度に秀でており、大量の弾を撃ち出すことによる命中率と敵集団に対する機銃掃射、&color(blue){時間あたりの火力は機関銃を大きく上回る}。
カタログスペックでの全体的な連射精度の低さについては、「強烈な横反動」の分の影響が大きく、代わりにレティクルが一定以上広がりにくいため
OH限界までフルオート射撃しても集弾率が下がりにくい(他連射武器では2秒前後で広がり切る)。

重量級寄り、特に装甲が厚く反動吸収は良いが射撃補正は低めであるHG系、ケーファー系との機体と相性が良い。
反動吸収が甘い腕部パーツだと、横反動の影響で斜め上などあらぬ方向にずれていく。
連射力で命中率をカバーするタイプなので上記のとおり射撃補正は低くてもよいが、高めることで中距離での機動戦や、遠距離の精密射撃に対応できるようになる。

ロックオンやしゃがみ撃ちをすれば集弾性とともに反動が見違えるほど良くなるので、安全な状況では出来るだけしゃがみ撃ち、状況次第ではロックオンも併用して使用するのが良いだろう。
また、反動さえ抑えれば自機から小さく見える程の距離でも攻撃できるほど射程は長い。
地形によっては高所を取って砲台のように運用するのも有効だが、弾道が目立ち、銃口が低いので使い勝手は悪い。
それでも、100mを越える距離での射撃だと、射撃補正の影響が顕著に出てくるので、マップや立ち回りでどの頭部を載せるか検討しよう。

最大の欠点は、砲身の回転速度が一定に達するまで弾が出ない構造なので、クリックから&color(red){射撃開始まで若干タイムラグが発生する}事(クリックから射撃開始までの時間は武器毎に異なる)。
そのため、照準に回転状態を表す円形のメーターが追加されている。

あらかじめ&color(blue){モーターの回転を止めないようにこまめにボタンを連打すれば出始めのタイムラグは解消できる}ものの、
突発的な戦闘や、戦闘中に持ち換えてから射撃を行う場合には大きなウィークポイントになってくる。
特に装甲の薄い機体だと、斬撃や爆風等で自機がノックバックさせられて回転が停止してしまい、反撃も出来ないまま撃破されてしまうこともしばしば。
他にもVer.2.7から実装された、タックルやインパクトボムなど手軽に転倒を誘発できる攻撃が増えたのも痛手。

上記の通り『ガトリング系統にも動力部の加熱によるオーバーヒートが存在する』とあるものの、射撃をせず&color(blue){モーターを回しているだけの状態ではOHゲージの上昇は無く}、
また、&color(blue){よろけで射撃が中断されてしまった場合でも回転が完全停止するわけではない}ので、合わせて覚えておくといいだろう。
なお、ボタンをクリックして空転させているとその間は&color(red){オーバーヒートゲージが回復しない}ので、OH直前で撃つのをやめた場合にはOHゲージが回復する時間+空転時間の間は攻撃できない。
なので、エレファントやダイナソアの様な攻撃開始まで時間がかかる武器はその点にも注意すべきだろう。

因みに、銃口の位置が低いので多少の段差や壁に弾が当たってしまうことが多い。
特にしゃがんで撃つと顕著になる為、自機よりも低い位置に射撃する場合や建物の上で射撃を行う際は、
上半身を敵に晒してしまうことになるが、機関銃よりも前に出て撃つ必要がある。
敵機に密着して頭部を狙い攻撃を行っても、銃口位置と敵機頭部の間、敵機の胴体に着弾してしまうので、
頭部を狙うには、ある程度の距離をとって射撃を行う、相手より高い位置から射撃する、相手頭部の上部を狙うなど工夫が必要。

機関銃に比べると全体的に『&color(blue){火力は高いが癖が有り、自分の戦闘スタイルによって適正がある武装}』だという事を意識して運用していこう。

四種それぞれの長所・短所を表すと次のようになる。
||CENTER:BGCOLOR(BLUE):COLOR(WHITE):長所|CENTER:BGCOLOR(RED):COLOR(WHITE):短所|
|BGCOLOR(SILVER):GAXガトリング|短い空転時間、早い射撃復帰・高い連射速度|少ないマガジン火力・時間、低めの瞬間火力|
|BGCOLOR(SILVER):GAXエレファント|高い単発威力・高い火力・優れた装弾数|強烈な反動・低い連射速度(広くない制圧面積)|
|BGCOLOR(SILVER):GAXウッドペッカー|弱い反動・火力持続力・高い連射速度|やや長い空転・低い瞬間火力|
|BGCOLOR(SILVER):GAXダイナソア|非常に高い瞬間火力・ほどよい弾幕火力|非常に強烈な反動・非常に長い空転|
左右の反動の強さは、ダイナソア1.9>エレファント1.8>ガトリング1.5>ウッドペッカー0.7となっている。

公式ムックによると、最大射程は300m。

なお、Ver.1.5xでは自機以外の視点では砲身が回転していなかったのだが、Ver.2.0稼働に伴い他者視点でも回転するよう修正された。

**GAXガトリングガン
威力の低さを6連銃身による連射速度で補っている、ガトリングガンシリーズの初期型。通称「初期ガト」「素ガト」
秒間25発。瞬間火力4250、マガジン総火力54400。OHまで掃射したときの総火力は23460。最大射撃可能時間12.8秒(1マガジン)。
全武器中最高の連射速度を誇り、纏めて弾丸を命中させることが出来ればあっという間に敵機を破壊できる。

5.52秒連続発射(138発、マガジンの44%分)でOHとなり、冷却し終わるまで4秒かかる。また、OH前の冷却だと3秒となっている。
OH前に一秒間冷却した時の火力回復量は、7820とガトリング系統中最低となっており、装弾数からも単一での運用は厳しい。
反動は上0.3、左右1.5と機関銃に比べると高い値で、連射速度のおかげで連射時の反動は相殺されており
結果的には抑えられているが、反動吸収に比例して命中率が上昇するので、可能な限り吸収の良い腕を選択しよう。

1発の威力は支援兵装のASGと同じく射撃武器では特に低く、また瞬間火力は系統中でも低めだが、それを入れても全兵装中では高水準。
特にクセもなく重量も軽めで、重火力兵装の主武器ではかなり扱いやすくなっている。
&color(blue){発射までのタイムラグが0.45秒}と、ガトリングガン系統の中ではスピンアップ時間が最も短く、
ガトリングを使う上で問題となる突発的な戦闘や、武器変更に伴う火力効率の低下のデメリットが少ない。
武器変更速度と反動吸収両方の性能に優れた軽量腕パーツも登場しつつあり、重火力兵装の主武器の中では比較的軽量な為、採用しやすい。
瞬間火力と持続火力のバランスが高めなので、火力を重視しつつ、汎用性を併せ持つ装備としては強力。

ただし、エレファントやダイナソア、双門機関砲などのより高火力な武器に対してはかなりの不利があり、
瞬間火力では電磁加速砲などの強襲の後発武装と比較しても劣ってしまっている。
運用には&color(red){良くも悪くもマイルド武器}としての立ち位置の理解が必要である。

連射速度に比して1マガジン当りの弾数は多くなく、合計12.8秒と約2回分のOH射撃で1マガジンを撃ちきってしまう。
そのため&color(red){マガジン火力が低く、OHとリロードの同時管理が必要。}
不意のリロードが発生しないように、榴弾を撃つ前など折を見てリロードしよう。

ガトリングガン系統は反動が大きい分、しゃがみ撃ちでの集弾性アップ・反動軽減の恩恵が他の武器よりも大きいので、中・遠距離射撃の時にはなるべくしゃがみたい。
反動吸収の高い腕ならばかなり狙いやすくなるが、それらの腕の多くは持ち替えやリロード面での犠牲が大きいので悩みどころ。
とは言え反動吸収がB以上の性能の腕ならば、中距離でも安定した運用が可能である。
連射時の精度が低いので、射撃補正の高い頭部パーツで運用すれば、目に見えて集弾率が高くなる。

**GAXエレファント
GAXガトリングガンの派生型で、3連の大口径銃身が特徴。通称「象」「象さん」。
秒間約13.3発。瞬間火力4933、マガジン総火力88800。OHまで掃射したときの総火力は27380。最大射撃可能時間18秒(1マガジン)。
5.55秒連続発射(74発、マガジンの31%分)でOHとなり、冷却し終わるまで4秒かかる。また、OH前の冷却だと3秒かかる。
冷却効率は、OH前なら9127と高い値。装弾数も非常に多いので、単一での運用が非常に効率的。
反動は上0.2、左右は1.8と上方向に対しては比較的軽いが、非常に大きい左右の反動を持つ。有効射程を考慮して、腕部は吟味したい所。

連射速度と総弾数を大幅に落とした代わりに&color(blue){連射精度と威力が大幅に向上している破壊力重視型}で、
瞬間火力は凄まじくしっかりと当てればヘヴィガード級の装甲でも溶かす事が出来る。
連射速度は他3種類のガトリングガンに比べると2/3~半分ほどしかなく弾幕密度の低下具合が強いので、他よりもしっかりと狙うことが求められる。
性能的にはウィーゼル機関銃系よりも、威力・連射力・攻撃持続力が上位な感じで類似点が多く、重さ、反動、OH/空転制御が許容できるなら乗り換えるのもいいだろう。

ただし反動は強烈で、&color(red){横ブレの大きさはGAXガトリングの二倍以上。}連射速度が遅く、相殺も期待薄なため影響も出ており、
フルケーファー+45腕(反動吸収A+’)の座り撃ちでも左右のブレが発生し、中距離以遠の敵を狙う際は細かい照準のコントロールが必須となる。
近距離ロックを行う事で左右の反動によるブレをある程度は抑え込めるので、可能な限りロックを行うのが良い。
連射精度はGAXガトリングよりも上だが、反動を制御できないとそれ以上にムダ弾を生んでしまうので、近距離で扱うにしても反動吸収B以上の性能は欲しい。

&color(blue){マガジン火力は88800と非常に高く}、オーバーヒート三回分の射撃を行っても残弾が余るほどである。
総じて、リロード性能が低くとも反動吸収の良い腕パーツでの単一運用が、空転管理の点からも非常に効率的であるといえる。

発射までのタイムラグが1秒と、GAXガトリングガンよりも長くなっている点にも注意。
ただ、ダイナソアの1.8秒と比較すれば十分許容可能なラグであり、余裕は少ないものの副武器・補助装備からの追撃も可能である。

瞬間火力を重視している性能のため、GAXウッドペッカーとは完全に別物。
似た性能のGAXダイナソアには瞬間火力1位の座を譲ったものの、総合的な性能バランスではこちらが勝る。
空転時間の差のほかに、エレファントはマガジン火力やOH耐性など、継続力と瞬間火力のバランスが非常に高水準である。
丁寧に撃てば立て続けに2~3機は食える持続力、副武器・ECMとの連携のしやすさなど、ダイナソアとは異なる利点を意識して活かしていきたい。

**GAXウッドペッカー
2009年10月26日に追加支給されたGAXガトリングガンの後継機で、空冷用と思われる羽を銃身に追加し、6連銃身はそのままにマガジン部分が変更されている。通称「啄木鳥(キツツキ)」「ペッカー」。
秒間25発。瞬間火力4000、マガジン総火力60800。OH(10秒/250発、マガジンの66%分)まで掃射したときの総火力は40000。最大射撃可能時間15.2秒(1マガジン)。
GAXガトリングガンと比べ、重くなり僅かに威力が下がったものの1マガジンの弾数と総弾数が上がっており、
OH耐性の大幅強化により、火力持続時間も優秀で総合的な火力では上位武器となる。
冷却効率は、OH前の冷却だとマーカー1本消えるのに0.75秒かかる。一秒当たりの冷却効率は13333と高め。
反動は上0.1、左右0.7と非常に小さく、秒間の左右の反動は機関銃よりわずかに高い程度(連射力も考慮)に収まっている。多少カクカクぶれるが反動吸収が低い腕でも十分な命中率が期待できる。

&color(blue){連射精度とOH耐性が大きく強化}されていて、文字通り一直線の軌跡を描くことも。
瞬間火力はラピッドや単式改とほぼ同等ながら10秒もの連射が可能なため、撃ち合いや連続戦闘にも十分に対応できる。
そして特筆すべきは&color(blue){軽量型腕部パーツでも困らないくらいに反動が小さい}という点である。
なんと機関銃どころか[[サブマシンガン>強襲兵装 主武器#smglist]]並の反動で、シュライクⅡ型腕でOHまで撃っても上方向にロックオンカーソル3つ分程度の跳ね上がりで済む。
前述の高い連射精度と反動の小ささが相成って、長時間真っ直ぐに弾道が通る姿は「ペッカービーム」とも称される。

問題点はエレファントより若干長い&color(red){空転時間が1.2秒}ということ。瞬間火力の低さも相まって、射線の通らないマップでの運用が非常に厳しい。
また、小分けして撃った場合には火力の効率が大きく下がってしまう。
武器変更の早い腕部パーツでの運用なら空転時間の欠点を比較的補えるので扱いやすくなるが、
装甲の薄さからノックバックや転倒での回転中止というアクシデントに見舞われやすいので注意が必要。

トラザ山岳基地など、主戦場の見通しの良いマップなどで運用すると非常に高い効果が見込める。
障害物の無い場所での単一の運用なら、武器変更のロスを最小限に抑えつつ、相手にプレッシャーを与え続ける事が出来る。
精度と持続力を武器にブースト切れになった相手の頭部に的確にHSして、一気に相手を追い込んでいこう。

反面、プラント内などの近距離戦闘では空転の長さや瞬間火力の低さが顕著となりやすく、
射撃精度や継続射撃力など本機の特色を活かそうとすると、どうしても前線プラントからは及び腰になりがちである。
他の同系統武器と比較して、プラントの争奪戦に直接貢献しにくくなることは心に留めておきたい。

基本的な運用は、移動中は発射しない程度に空転させておき、敵を発見したら弾幕を浴びせつづけて牽制するという簡単なもの。
他の装備からだと長い空転時間を考慮しなければいけない為、副武器や試験型ECMで対応するのが良いだろう。

OH耐性の高さから、重火力の主武装の中でも装弾数の多さにメリットを実感しやすい武器でもある
1マガジンを撃ち切るのに必要な放熱時間はたったの2秒で、それを含めても17秒間で1マガジンを撃ち切る事が出来る。
逆に言えば、充分にマガジン火力を生かすには頻繁に手動リロードしておく必要があるとも言えるので、
高連射速度による消費の激しさと併せ、残弾の管理には常に気を配りたいところ。

**GAXダイナソア
2010/10/21のver.2.0稼働に伴い実装されたGAX系統上位機種。金属的でフレーム状の銃身が特徴で、中型4砲身。通称「恐竜」。
2012/10/11のver.3.0で、1発あたりの威力が10向上した。
秒間20発。瞬間火力5400、マガジン総火力81000。OH(5秒/100発、マガジンの1/3分)まで掃射したときの総火力は27000。最大射撃可能時間15秒(1マガジン)。
OH復帰時間4.2秒。OH前なら3.2秒で冷却完了する。1秒当たりの冷却効率は8000程度。
反動が上0.4、左右1.9とガトリング中最大の反動となっている。

その弾幕火力は、うまくCSを決めればフルHGⅢ型が1秒ちょっとで消し飛ぶというトンデモ兵器。
エレファントと比べるとOH耐性が低いがその分瞬間火力が高まっており、エレファントの火力をより圧縮したような性能に仕上がっている。
射撃レートが高いため、瀕死の敵を撃ち漏らす事も少なくなっている。
連射精度は最低表記だが系統自体の基準値が高いため、集弾性能の依存度は低い。

苛烈な火力と引き換えに反動もまた強烈で、&color(red){左右だけではなく上方向にも跳ね上がる}。ただし、連射速度が高い分だけ反動の相殺が起こりやすく
エレファントより左右の暴れは少ないが、逆に言えば細かくはブレるのでAIMはしっかり抑えられるようにしたい。
また、デメリットのうち一番のネックとなるのはウッドペッカーよりさらに長い&color(red){1.8秒という長大な空転時間}。
副武器との連携や、敵機との距離による対応を考えると、かなり重大な問題である。
会敵前からアイドリングが必要な為、敵の位置を予測する技術や中距離からでも集弾性を向上させるためロック性能を上げる等の仕込みが必要になる。
冷却効率は瞬間火力でカバーできるが、戦闘中にリロードに陥ったり、ノックバックやダウン、それらの対応も含めて一度副武装などに武器変更してしまうと、再度構えた時の空転の長さが致命的になる。
リロード時間も微増しているため、移動中などでもリロード→アイドリングの長い準備時間に敵と遭遇してしまうと対処が難しい。
これらの隙を埋めるため、有効射程の見極め、リロード時の隙を埋める行動、引き際、副武器・補助兵装との連携も必要になる。

強烈な反動、長大な空転時間、劣悪な冷却効率、重すぎる重量、必要素材のレアリティと問題は山積みだが、それらをクリアした時の見返りも相応に大きい。
購入難易度のため気軽に試せる武器ではないが、他の武器では火力に不満を感じる人は是非一度握ってみてほしい。


実弾速射チップとの相性が極めて良好で、実弾速射IIを反映した瞬間火力は他の追随を許さない。
他にも、空転時間の都合上ノックバックが致命的な隙になりやすいため、余裕があれば転倒耐性チップを挿しておくと安定感が増すだろう。
また、的の大きいワフトローダーに対しては極めて高い削り能力を発揮する。


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