劇場版 カオスファンタズマ Re: 幻廊篇 過去ログ.プロローグ

― 幻影の巨塔 ―


― カーディナルゾーン・第4区画・グランドクリスタル保管室 ―




幻想的な結晶体で構築された巨大な塔。
その内部を、人工的な電脳空間が支配している領域がある。
ネオンライトの光線が緩やかに空間の輪郭を描くその先に、
人為的構成物とは思えぬほどの幻想を帯びた巨大な結晶体が保管されていた。


謎の少女「――――――――――(蒼く輝く結晶体の中には、一人の少女が囚われている。それはまるで棺桶に眠る遺体のように。呼吸も鼓動もなく、ただ静かに瞳を閉ざしたまま深い眠りに誘われたまま―――) 」


―――――― パキ…パ、キ……パキ、パキパキパキキィ…ッ……


歪む幻影「パキパキパキパキパキィ…―――――――――  ギ ュ オ ン ッ (結晶体を除くそのすべてが人工物で満たされた空間に、虚空から形作られていく漆黒色の結晶群が発生する。黒い結晶破片はやがて人の形を成し、その輪郭・表面が緩やかに研磨されて色身を帯び始めていくのだった。少女を捕らえる結晶体の前に、大気が歪むような波動を帯びる『幻影』が、佇む―――――) 」




歪む幻影「―――――――――― さあ、目覚めの時だ。「千年の刻」から。  」






突如として現れた、何とも形容しがたい天を穿つような巨塔。
それは神々しくも禍々しく、そして美しくとも醜くあった



企画・シナリオ原案 : 黒い羊



ある語り部はこう謡ったそうだ
「天国だか地獄だかわかりゃしないが、あの場所には"混沌の幻影"が現れるのさ



原作 : わんぶれら



それからしばらくして、世界中へと多種多様な噂が飛び交った
ある者は眠る財宝を求めに ある者は冒険を求めに ある者は己の力を求めに
そしてある者は、真実を求めに



掲載 : カオスドラマ



それぞれの想いを抱き、人々は幻影の巨塔へと足を踏み入れていく―――



監督 : わったん






― 第81層「鎮海」 ―


― バトルフィールド:レゼリア国 天候:晴 ―




クロノラ「――――――― さあ、みんな!いよいよタイムリミットも迫ってきた!このまま拠点を制圧して攻略達成を成し遂げよう!!(黒い髪を揺らす少女が鼓舞するように声を高らかに張り上げる) 」

フレイミス「―――――――ッし! 一気に行くぜッ!!(―――― シ ュ ド ォ ゥ ン ッ ! ! )(双脚で地面を抉るように砂塵を巻き上げながら旋回すると、その両腕のガントレットを振り抜き構える。両肘部から顔を出したバーニアにエネルギーが集束し、爆発すると共に急発進を成してフィールドを爽快に駆け抜けていく) 」

エース(幻影)「 ヘッ…そう簡単に通すわけには、いかねェ…! 炎戒…――――――「火柱」ァッ!!!( ボ オ オ ア ア ァ ァ ア ッ ! ! ! )(攻略組が目指す拠点クリスタルを守るように、幻影体の一人が広大な火炎を巻き起こし火柱の防壁を作り出す迎撃態勢に乗り出した) 」

仮面ライダーギーツ「おっと…!(マグナムシューター40Xを手に華麗に跳び上がることで火柱から散乱する火種を掻い潜りつつ、建物の屋上へ着地する)流石、80層ともなればかなり苦戦を強いられるな。拠点制圧までの時間も残りわずかだ…ここらで一気にハイライトを見せるしかないな。(屋上から拠点クリスタルの位置を特定。その距離、周囲の幻影体の数、防衛陣形を冷静に俯瞰しどう攻め落とすか分析する) 」

なろう系の女神(幻影)「今からあなたを『転生したら俺だけロッククライムスキルがカンストしてて山頂で愛を叫んでいたら前世の恋人と再会していたようだ!?』の世界へ転生させます。拒否権はありません 」

転生したら攻略組のピカマンだった件「  お 前 を 殺 す   」

ジーン(オーディエンス)「さあ、英寿…そしてプレイヤーのみんな…!ここから感動的な逆転劇を見せてくれよ…!(オーディエンスルームにて、期待に胸を膨らませながら観戦していた) 」

村野さやか「はいっ…!行きますよ、綴理先輩!小鈴さん!(火柱から降り注ぐ火の雨にも臆さず、日本刀を片手に突き進む) 」

ヒロ「もちろん………ここは勝つしかねえ!!(バットを構える) 」

転生したらマルスだった件「おーいみんなーーーーー!!俺は、ソード団の団長の?マルスのようだ・・・・。前世では、力不足で情けない、そして・・・・・正体は普通の高校生だった・・・・・。でも?気付いたら、ファンタズマの世界で主人公になっていた・・・・・。そして、テニスは嫌いだが?彼女はアスナに似ているようだ・・・・・w 」

リンク(幻影)「フン!!!フン!!!そこだっ!!(拠点クリスタル付近の高台に陣取り、攻略組達に弓矢を、時に爆弾を浴びせている) 」

メノア「残り時間は後どんくらい…!?……はっ!?8分!?普通にヤバいんだけど!!もたもたしてる場合じゃないわ…!はやいとこケリつけないとここまでの苦労が水の泡じゃない! 」

アライグマ(けものフレンズ)(幻影)「 パンッ (張り手でマルスだった件の首を吹っ飛ばす) きッッッッッッッッッたないのだ……… 」

ムスカ「 お 静 か に ! 慌てずとも事は運びますとも。何故ならここにはラピュタ王であるこの私がいるのだからな!!(私がムスカ大佐だ!!!)(ドンッ!!!) 」

メノア「いいからさっさと凸りなさいよ!!!(ムスカを火柱の方角へ蹴り飛ばす) 」

ムスカ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!目が゛あ゛ぁ゛…目が゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛~~~~~ッ゛!!!(あまりの高熱に目が蒸発しかける) 」

フリーザ「ホーーーーーーホッホッホッホッ!!!恐れるに足りません!!!いざという時はこの宇宙の帝王フリーザ様が、この巨塔諸共宇宙の塵にしてやりますよ!!!さあ、綺麗な花火になりたくなければ精進なさい!!フリーザ軍の皆様?突撃するんですよォーーーーーッ!!!!! 」

ドドリゲス「(この上司ムチャクチャ過ぎる…と思う哀れなトリ) 」

ギャラクティック・ノヴァク「おかしいな……俺はこの世界の悪者だった筈なんだが……。あれか?この世界じゃ地動説は正しいのか? 領域展開『チ。』 (幻影組の足場をスマブラの足場のように限定的なものへ変化させ、それをひっくり返すことで場外にしょうとする) 」

ニル「ひぃい~~~~っ!>< (周りの人間(幻影体も攻略組も)たちの横暴ぶりに振り回されパニックになっている) 」

悪魔博士(幻影)「俺ぁ悪魔博士だよ!!おみゃーらに負けるような悪魔博士じゃねえんだ!見てろお!? このボタンをな?ペタッ☆と押すだろ?そしたらな?こぉんな巨塔の一つや二つ、海の底にさらわれんだぞ!!ほんとに!!(信じて!!)だが今日のところは見本だで。サンプルだで。レゼリア国だけにしといたる!いくぞ!5・4・3・2・1―――ああっ!?(と思った矢先、自分の足場がひっくり返り空に向かって落ちていく!)ケッソ!!クルッソ!!!ッハァーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!(チュドオオオオオオオオオオン)(場外により強制退場) 」

ピクシニエル(幻影)「ポ~~~グポグポグ!!そんなんでこのオイラがやられるわけ……グポーーーーーッ!?!?!??!(足場がひっくり返り、場外へと墜落するハリセンボンの魚人(※よっちゃんの推し)) 」

夕霧綴理「見て、さや、すず。お空にたくさんの人たちが飛んでいくよ。打ち上げ花火みたいできれーだね。 」

徒町小鈴「綴理大先輩!見惚れている場合じゃないです!徒町たちも行きますよ!チェストーーーー!! 」

フレイミス「チッ……!(炎の壁か…この規模と熱量…厄介だな―――)(立ち塞がる火柱に急停止し次の対策を練ろうとするが―――) 」


―――― まかせてっ! 水泡"フォンテーヌ"!


┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ (その時、レゼリア国の地中から割って噴き出した間欠泉が勢いよく飛び出し、怒涛の津波が障壁となる火柱を呑み込み鎮火していく)


なこ「――――― 困ったときは「なこ」の魔法に任せて♪(新たに攻略組に参戦した魔法少女が、その魔法の杖を片手にフレイミスに並び立つ) ももん「ももんもついているもん!なこやみんなをサポートするもん!」 ありがとう、ももん…♪一緒にがんばろうね…♪(*´꒳`*) 」

アンビー「―――― バ シ ャ ア ッ ! ! (それだけではない、吹き出る間欠泉を真っ二つに両断する稲妻が迸ったかと思えば、そこからもう一人の少女が飛び出してくる。華奢な体の背面に大きなバッテリー装置を背負い、そこから電力を供給したブレードが帯電していた―――)―――― 「アンビー」、救援要請により加勢。(――― ザ ギ ィ ィ イ イ ン ッ ! )(その勢いを殺すことなく幻影体を切り伏し、尻込みする攻略組たちの突破口を開く) 」

フレイミス「……!アンタらは……(見たことのない顔ぶれに驚きを示しつつも、突破口を開いてくれたことに感謝するように拳を突き出して礼をする)……恩に着る!(津波の勢いに乗るかのように再びブーストを点火。拠点クリスタルへと突撃していく) 」

ニコ(オーディエンス)「いいわよアンビー!そのままちゃちゃっとクリアさせちゃいなさい!アンタたちが勝ってもらわないと賭けた分のチャオスが全部パアになってしま……コホンッ!とにかくガンガン攻めてどんどん勝ち続けなさい!アタシのチャオスの為にも♪ 」

ビリー(オーディエンス)「おおッ!やるなあ、アンビー!今の登場シーンは宛らスターライトナイト参戦のようだったっゼ…!これなら前試合の賭けで大敗したニコの親分も報われそうだゼ! 」

01《 アオン 》(幻影)「いやぁ……あかんあかん… こないなまんまやと攻め落とされて終いや。ワイとしてはさっさと終わって昼寝としゃれこみてえもんで、降参してもええんやが……――――― チ ャ キ リ ッ (自動小銃「H&K G11」の銃口を突きつける) いっそアンタらを纏めて消し飛ばした方が早いんやろうて、ほな逝こうか。  “閃滅”(シュプリンガ) (   ズ   オ   ン   ッ   !   !   !   )(灰色に輝く破滅の閃光が攻略組に向けて直線状に解き放たれた) 」

クドゥルフィ(幻影)「クフィフィフィッ・・・・・!!!このクドゥルフィ様を舐めてやがるな・・・・?舐めてんじゃねえぞおおおおおおお!!!!(マルスを蹴飛ばし腕を踏みつぶしまくる)俺様はフレアチューバーの人事部長だぞ!!ろくでもねえ車を乗り回してるロックラルやポイシスにミロメールどもとは格が違うんだよ!!!なあ!!!!(マルスをぐちゃぐちゃに踏みまくり、くちばしドリルで腹を突く) 」

フレアチューバー剣車「お前らを作ったのは俺だが?どうやら俺は幻影じゃなくて攻略組に回ったようだ?(ランボルギーニで登場し、幻影だろうが攻略組だろうが女性プレイヤーに向けて欲望を吐き出しながら01に突撃する) 」

マーさん「  キュ  イ  ッッッッ  (斜線のような残像を残し直立不動のままサイドへスライド移動、攻略組へ放たれた灰色の閃光の前に丸メガネ、肥満体の丸々とした男が現れ……)  ス  まぶしい。  パァン ッッ (脂肪で覆い隠しきれない、筋肉という天然の鎧を纏った腕を真横へ振り抜き、閃光をピンポン玉のように弾く) コキ コキ  ずももももも・・・・(首筋に手を当て捻り、骨を鳴らす。顔には影が掛かり、ただの太った中年男性のそれではない圧を放つ)(『終わったらBBQだ……』) 」

ファントムピカマン「 ズビシッッッ ベシャッッッッ (フレアチューバー剣車の目玉に割り箸をねじ込み、橋にこびりついた汚れを払うような仕草で首をねじ切って床へ捨てる) 」

転生したらマルスだった件「うわあああああああああああああああああ・・・・・・!!!!!い、いってえええええええええええええええええええ!!!!あああああああああ!!!!俺生首にされて・・・・・そして・・・・・・ドリルくちばしで側頭部から脳髄を鋭利な刃が貫通、脳をミキサーのようにかき混ぜられ、断末魔を改装する間もなく黄泉路へ旅立つ。 しちゃったあああああああああああああ・・・・・あああ・・・・・・( し ぬ ) 」

01《 アオン 》(幻影)「…………???(一瞬何が起こったのか、理解に時間を要した。ガスマスクのレンズを擦って何度も確認する。明らかに"弾かれた"。それも、武闘派でも戦士の面影もなさそうな肥満体の男によって。)…………うせやろ……?(愕然) 」

フレアチューバー剣車「どうせ俺しか出せないのに嫉妬してるんだろ?(目玉がなくなり首を捻じられ死亡した) 」

肆々玖「―――スッ ブォンッ(無音―――01《 アオン 》の背後へと立ち気配もなくその身体へと刃を押し込む)喧しく目立った連中が増えたな、俺みたいなのは動きやすくて助かる。 」

アガラ「最前線に突っ込んで来いって言われた時は、困ったけど……ッ!!(惨殺されたマルスの破片を一掴み。口元を隠しつつ、"それ"を口に運び)………困ったな、ちょっと楽しくなって来た……ッ!! ガ ァ ッ !(そのまま混乱に乗じてクドゥルフィの側面から跳び蹴りを放つ) 」

マーさん「(一発は脂肪が削がれただけで済んだが二発目は骨ごと焼き切られるな……おまけに動けそうな相手だ。長期戦はこちらが不利になる) ドムッッ  (物理的にも重い踏み込み、しかし存在感を消した一瞬の移動で間合いを詰める。脇を締め、"ボクシング"の構えを取ると) 機能不全を狙う("眼"目掛け、分厚いながらも鋭く、素早いジャブを放つ) 」

仮面ライダーゾルダ「こういうゴチャゴチャとした戦いは好きじゃない(自らの召喚機にカードをセットし、そのまま契約モンスターにそれを差し込み)《ファイナルベント》(静かに無機質な機械音声が流れ) 」

ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド(ゾルダにより大量にミサイルやビームが、フィールド全体を薙ぎ払うように、敵味方関係なく蹴散らしていく) 」

フレアチューバー剣車「なぜか攻略組の身内に殺されたようだが?(間に合ってアライグマの幻影に向けて酸性の欲望を吐き出す) 」

01《 アオン 》(幻影)「 ド ――――――――― ス ゥ゛ ッ゛ ( あかん、"殺られたわ" )(勝負とは常に一瞬。まず、背後を取った肆々玖に心臓部を貫かれる。そこから辛うじて肢体を動かし反撃の一手に出ようとしたのも束の間――――)―――――― ┣¨  ギュ゛    ル゛      オ゛   ァッ゛   !  !  ! (視界を追い尽くした肥満体の男の影。そこから繰り出された目視不可能な速さの鉄拳にガスマスクごと顔面が拉げ、きりもみ回転しながら拠点クリスタルの方角へと殴り飛ばされる。以降、亡霊のような青年は本来の結晶体となって砕け散った) 」

うちはミハリ(戦闘民族)「汚ねえ花火だ(綴理の打ち上げ花火発言に便乗する) 」

クドゥルフィ(幻影)「クフィッ!!?(アガラに蹴飛ばされるが、すぐに起き上がる)クフィッフィッフィッ・・・・!!この程度で?この俺様がやられるかよ!?言っておくが俺は社長の次に会社で強いナンバー2で!!あの政府の役人もぶっ殺したことがあるんだぞ!?って、グッヒャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!(しかし!ゾルダの放ったファイナルベントの高火力による全弾命中を受けて盛大に爆散した) 」

マーさん「(死を受け入れても尚向かってくるタイプの暗殺者か……危なかった……) いい腕をしているな、助かった(肆々玖へサムズアップを送りつつ、反復横跳びでソルダの範囲攻撃を対応する) 」

フリーザ「ホッ!?なんですって!?ほぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!(ゾルダのファイナルベントの巻き添えを喰らい汚ねえ花火になる) 」

ドドリゲス「(巻き添え喰らって草と思う哀れなトリも爆発に呑まれる) 」

ギャラクティック・ノヴァク「やっぱり俺はこの物語の悪者だったんだな……(ソルダの攻撃に巻き込まれ地動説諸共爆散する) 」

メノア「ちょっ…いやーーーーーーーーッ!!!(ゾルダの爆撃に巻き込まれてただでさえ露出度の高い衣服が焼け落ち、更に肌身が曝け出される。劇場版なので特別サービスだゾ❤) ←いらないわよそんなサービス!!センシティブ罪で訴えるわよ!!!(カーーッ///)) 」

ムスカ「いやああああああああああああああああああああああああああああん!!(ムスカ大佐も爆撃で衣服が焼け落ちてすっぽんぽんになる!えっちだ・・・・❤) 」

メノア「ええぇ……(ムスカにガチドン引き) 」

フレアチューバー剣車「(メノアの現になった肌を見てマグナム起動。幻影組に向けて欲望レーザーを吐き出す) 」

アガラ「やばっ………!!(どうする?目の前で吹っ飛んだし、範囲は………こうなったら……)……やるか……!!ガ ァ ァ ア ッ !!(下半身を狼の様な姿へと変え、一気に大ジャンプしてゾルダの範囲攻撃から逃れる) 」

ベール「きゃああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!//////だ、誰かたすけてよおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!//////爆発で服が破けてエロみたいだよこれえええええええ!!!!////誰かえっちぃアタシを助けてくれええええええええええええええええ!!あたし一人じゃエロ同人誌にされちまうよおおおおおおおおおおおおおおおお///////(幻影の巨塔内に聴こえるくらい、大声で破廉恥に叫ぶ) 」

ローファ「―――ものどもっ!や~っておしまい!!あ~~っはっはっはっはっ!!!(後方でひらりとマントを翻すような大げさな仕草で腕を振り払い、芝居がかった声音で号令を飛ばす)ノリと勢いで押し切っちゃえ~~!! 」

カチャリ「く、ぐぬぬ……っ!!(相変わらず無茶苦茶な変数ばっか!現状形勢は悪くない……けど下手すりゃ一瞬で瓦解する!ここまでかけた時間を考えたら、変数だのロマンは置いといて戦略的に行動するべき……!さもないとせっかく積み上げた努力が水の泡……!団長だってあんな感じで何も考えてないし!)――し、指揮しなきゃ……でも……でもぉ……!!(額に冷や汗をかきながらぐるぐる目に)――でもごめんっ!!やっぱ抗えな~~いっ!!(理性のタガが外れたように前線へ突撃していく) 」

アクタ「(既に倒れており、安らかな顔でパンツを残し裸でぶっ倒れている。えっちだ・・・・♥(?)) 」

ポリゴン2「きッッッッッッッッッッッッッッッッつ……BBA無理すんな(ベールへ向かって唾を吐く) 」

増岡清次(幻影組)「おらおらおらおらおらおらおらおらぁあああああああああああっ!!!(腕が岩と化して高速でどんどんムスカの顔面を地面に叩きつけ、そしてムスカの腹や顔面を踏みつけまくる) 」

ヒロ「(ベールを一瞥)………よし、敵が増えてきたな………! 」

ベール「なーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?!?!?!?!??!キッッッッッ・・・・・・キサマァーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!テンメェはこのあたしを怒らせたようだが・・・・・・!?しかしだな!?このアタシにゃ某動画配信会社も「 や っ た ぜ 」 できる力持っていることを忘れるな・・・・・?おらあああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!(怒れるぱわぁの力で幻影体にドロップキックをかまし、その勢いで拠点クリスタル圏内へ入る) 」

フレアチューバー剣車「どうせ女の肌での興奮を武器にできる俺に嫉妬してるんだろ?(ベールを見てチャージ) 」

拠点クリスタル「 プレイヤーが『 拠点クリスタル 』圏内に入りました。これより、カウントを開始します。  」

蝶野正洋(幻影)「(剣車に強烈フロントハイキックことケンカキックを見舞う)」 」

フレアチューバー剣車「メリークリスマス!!!(カチャリのエロ………衣装を見て暴発。敵味方構わず女プレイヤーに向けて欲望マグナムを吐き出す) 」

エース(幻影体)「ッ…!?しまった……!突破されちまったか…!!(振り返ると同時に拠点クリスタルの防衛へと向かいだす) 」

ヒロ「おおっ……!(ベールが拠点クリスタル圏内に入ったのを見て)させるか!!(エースに向けてボール型爆弾を放ち牽制する) 」

マーペットショップ(幻影)『 \キーッ!キーッ!/ \キーッ!キーッ!/ \キーッ!キーッ!/ (たくさんの色のたくさんのペットショップが巨大なマーペットショップの口の中から次々と吐き出され、攻略組に襲い掛かる!)』 」

ミズヒキ「(遠距離から芋砂ならぬ芋弓として攻略組を弓矢で支援していたが……)あっ、ボスが狙われてる………シュッ(爆弾を先端に括り付けた矢をフレアチューバー剣車に向けて発射)……あれ?今の幻影じゃ無くない? 」

フレイミス「よっしゃ…!このまま意地でも踏ん張って…って、どああああぁ!?なんだこいつら!?(たくさんの色のたくさんのペットショップの群れに襲われ、慌てて両手で振り払う) 」

田代丈太(幻影)「てか、調子こいてんじゃねええええええええっ!!!うらああああああああああああああああああああっ!!!!(ベールの腹に向けて思い切りパンチをかます) 」

アガラ「――――失礼っ!!(大ジャンプからの着地時、増岡清嗣の真上に落下。そのままその頭を踏み付ける) 」

ポリゴン2(幻影)「  ブッピガーーーーン (ATフィールドを貼りブロッキング。ベールを弾き、クリスタル圏外へ追い出そうとする) 小学生以上がMIPを取ってフューチュア―され画面を独占するなんて吐き気がする。幻影の巨塔を破壊し尽くしてでも阻止するだけだぁ・・・・・!!!!!! 」

ポリゴン2「もう一人の僕!!!!! 」

仮面ライダーギーツ「―――― ダキュンッ、ダキュゥウンッ!!(マグナムシューターをライフルモードに切り替えると建物屋上からペットショップどもを狙撃し撃ち落としていく) なんとしても勝ちはもぎ取るさ。 」

マルコ「―――――させねえよいッ!!(田代がベールを蹴り込むよりも先に、不死鳥化したマルコが田代を蹴り焼いた) こっからが本番なんだよい…!行くぞお前らァッ!! 」

黙れチンカスガキ!!!いい加減にしねぇとぶっコろす!!!チンカスガキ!!!俺よりちょびっと背が高いからって、おめぇのようなヒョロヒョロのチンカスガキの踏みつけなんかきかねーよ!!いいなぁ!!おめぇは背の高いでかい胸した奴と攻略できてなぁ!!ぶっこロス新田あああああああっ!!!(踏みつけから抜け出しアガラと取っ組み合いになる) 」

増岡清次(幻影)「黙れチンカスガキ!!!いい加減にしねぇとぶっコろす!!!チンカスガキ!!!俺よりちょびっと背が高いからって、おめぇのようなヒョロヒョロのチンカスガキの踏みつけなんかきかねーよ!!いいなぁ!!おめぇは背の高いでかい胸した奴と攻略できてなぁ!!ぶっこロス新田あああああああっ!!!(踏みつけから抜け出しアガラと取っ組み合いになる) 」

エース(幻影)「ヘッ…そうか…あっちにはマルコがいんのか…こりゃ厄介だな。なら…蛍火―――「火達磨」ァッ!!(突き出した両手から放たれた無数の火の玉が暴発し、ヒロをはじめ攻略組に灼熱が襲い掛かる) 」

肆々玖「良い合いの手だ、こちらこそ。(マーさんの賛美を受けつつ、軽く目線で返しつつゾルダの放った無差別攻撃の爆炎に紛れ気配を再び消した) 」

アガラ「うわっ!!怒り出した!!いや、そりゃあ怒るな……って、力、強っ…!!(増岡清次と取っ組み合いになり、腕力で圧し込まれるが……)……ッ!!残念ですけど、接近戦は得意分野で……っ!!(身を一気に屈めると同時に、アガラの側面に回り込む様に半身を移動させ、増岡の力を利用して両腕を掴んで投げ飛ばしに掛かる!) 」

柏槇「クカカカ!好い好い、我ら団長が往けと申したのだから往くのが団員ぞ!(威勢よく、しかし一方でほとんど手を出さずにのらりくらりとクリスタルの周囲で立ち回っている) 」

田代丈太「やべぇぇええぇぇえ・・・・・・やっぱちょーこえー・・・・・・!(マルコーに焼かれる)みんなああああああああっ!!!この、エロ魔女がやられるところ見たい人いませんかああああ!?(ベールを指して) 」

ヒロ「なんのぉ!!!(エースの灼熱に対してフルスイングで吹き飛ばそうとする) 」

フレアチューバー剣車「何って俺はフレアチューバー剣車だけど?(ミズヒキの矢に対して欲望を吐き出し応戦) 」

増岡清次「どはぁっ!!(投げ飛ばされて尻餅をつく)ごはかっ!!うるせぇ!!!てめぇこそ俺をなめてんじゃねぇっ!!!(腕を岩と化してアガラに高速パンチを繰り出す) 」

オーティズ「……………そいつを攻略した方が早くね?(クリスタルを見ながら柏槇を見やり) 」

アガラ「よし、そう、これはゲーム………多少人目についても、誤魔化せる………誤魔化せるよな?シェバナさん、当てにしてますよ……!!(増岡に対抗する様に、両腕を狼の脚の様な姿へと変異させて高速パンチをガード。そして……)ガ ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ !!!!(人のそれとはかけ離れた唸り声を上げ、増岡の喉笛を鋭い爪で切り裂きに掛かる) 」

ミズヒキ「うわっ、汚っ……!! ……あれ?起爆しない………スイッチ押さなくても衝撃で起爆するはずじゃ……これ押したら、爆発……?(スイッチを押し、フレアチューバー剣車の傍に落ちた矢についた爆弾を起爆させる)*チョドーン* 」

アンビー「―――――― くどい (音を消し去って田代を通り過ぎると共に、既に振り抜かれたブレードによって彼の首が消し飛び、消滅させる) 拠点制圧圏内に到着。目的達成時間まで耐えるわ。 (依然ブレードを構えたまま拠点クリスタルを背に周囲を警戒する) 」

ブラックさん「 ま゛ て゛ーーーーーー ッ゛ ! ! ! (  君 は 見 た か  愛 が 真 っ 赤 に 染 ま る の を )(ッバーーーーーーーン!!!)(正義のヒーロー・仮面ライダーブラックさんが現れたぞ!!!) 性欲を吐き出すしか能のない怪人以下の貴様等に生かしておくい理由などない!! ゆ゛ る゛ さ゛ ん゛ ! ! ! ! キングストーンフラーーーーーッシュ!!!!!(変身ベルトからなんかすごい光を解き放ち、増岡を完全に浄化した) 」

ハデス(幻影)「――――― 愚かな。ここから這い上がりようのない絶望を味わうといい。 (多くの幻影体が次々と蹂躙されていく中、最後の砦である一体が姿を現す。赤黒い和装を見に纏う邪悪の化身。その周囲に"死"(デス)と呼ばれる10本からなる浮遊する黄金剣を携え、拠点クリスタルへと静かに歩み迫る) 」

フレイミス「……ヘッ…絶望か… ああ、分かるぜ…――――――――― 嫌というほど何度も辿ってきたからなッ!(ギュオンッ―― ギ ュ ボ オ オ ォ ォ ッ ! ! )(両腕のバーニアが勢いよく点火。宛らジェットエンジンの激しい起動音を轟かせ、ハデスへと急接近を仕掛けた) 」

ハデス(幻影)「――――――― ! (空間を貫かん勢いで迫るフレイミスの速力に、驚嘆に瞳を開く。警戒心を剥きだした主を守るように意思を持ち始めた10本の黄金剣が鋭い起動を描いて一斉に動き出し、フレイミスを突き刺さんと四方八方から襲撃し始めた) 」

フレイミス「 ッ ッ゛ ――――――― ! ( ギ ュ オ ゥオッ――――― ヒュンッ――ギィッ―――― ォ オ ッ ! !  )(ハデスに繰り出さんと伸ばしかけた拳を寸での所で引っ込め、刃先が迫る直前で90度に屈折し上空へ瞬く間に跳び上がる。足裏のバーニアを追加で点火させることで上空へと飛び上がり、鳥のように鮮やかさと、戦闘機のような豪快さをもって飛行。追走する十刃との熾烈なチェイスを行い、時に巧みな旋回を加えて刃先をすれすれで避けきっていく) 」

薄汚れた老人(オーディエンス)「………(エントランスの隅、攻略戦の光景を写す広大な映像クリスタルを見上げる者がいた。薄汚れた襤褸切れのようなローブを纏う、物乞いのような見すぼらしい老人。とてもプレイヤーやNPCには見えない相貌をした男が、映像にてフォーカスの当った少年・フレイミスを凝視していた) 」

フレイミス「――――― っ だ ら ァ゛ ! ! (毒牙の如く心臓を刺し貫かんと迫る十刃を前に果敢に飛び出し、その間隙を見事自慢のスピードで潜り抜ける。そして、眼下に佇む幻影体に狙いを定めて急降下。重力と加速を乗算した迫力を持って、右脚を突き出す)―――――――――“エア・ドライヴ”ッ゛ ! ! !(加速飛び蹴り。フレイミスの十八番ともいえる一撃を、叩き込む) 」

ハデス(幻影)「――――― ッ゛ ! ! ? ( ズ ガ ガ ガ ガ ガ  ガ  ガ   ガ   ッ゛  ! !  ! )(上空より彗星の如く急降下してきたフレイミスの目にも止まらぬ飛び蹴りをその身に受け、地面を抉り、時に建物を貫通し、そのまま勢いが沈むことなく蹴り込まれていくと―――)――――――  グ ハ ァ゛  ッ゛  !  !  (白目を剥いた男が絶命したようにか細い断末魔を上げる。遥か水平の向こうへと盛大に蹴り飛ばされ、以降絶望の権化が戻ってくることはなかった――――) 」

フレアチューバー剣車「あっちいいいいいいいい!!!!!(爆発に巻き込まれ死亡) 」

田代丈太(幻影)「(首を消し飛ばされ消滅) 」

増岡清次(幻影)「シねー!!チンカスガキ!!ぐわあああああああっ!!!(アガラと取っ組み合いでアガラに暴言を吐いた後、彼による爪の攻撃と光に巻き込まれる) 」

マルコ「よしッ…!行けるぞ…!あとは……こっちだな!(エースの方へと振り返る)エースッ!こっから先へとおりたけりゃあ…俺の首取ってからにしろよい!(ブワサァ!と青色に燃える不死鳥の翼を広げて防衛態勢に躍り出る) 」

エース(幻影)「ヘッ…マルコか… いいぜ、本気で熱くいくからなッ!!"火拳"ッッッッ!!!(燃え滾る炎の拳を持って、不死鳥化したマルコと熾烈な激突を繰り広げる) 」

拠点クリスタル「 ピ、ピ、ピ、ピ、ピ…――――(拠点クリスタルがカウントを刻み、その表面の色も徐々に青みを帯びていく。既に防衛機構である幻影体も何体かか駆逐され、攻略組の勝利は目前であった―――) 」

ヒロ「いけるか………!? 」

拠点クリスタル「 ピ、ピ、ピ、ピ、ピ…―――――――― ズビ ■ ビ ◆ ヴィジ ■ ジッ ◆ ギ  ■ ジジッ ◆(―――だが、『何か』が、起こった。損傷も破壊も不可能なはずの完全オブジェクトである拠点クリスタルの表面に、バグが発生したかのようなノイズが走ったのだ。浸食は徐々に悪化し、やがて結晶体としての原形が留められなくなるほどに歪められていく) 」




アガラ「…………(増岡清次を切り裂いた感覚に、少しの戸惑いを覚えて立ち尽くしていたが……)うん、よし、ゲーム、そう、ゲーム……これ、大丈夫ですか?トラブルじゃないんですか、これっ……!!? 」

クロノラ「……?あれ……っ…?(様子が変だ。規則的にカウントを刻むはずの拠点クリスタルの異変に逸早く気付いて目を鋭く細める)……―――――(修正プログラムを施そうと、浸食を帯び始めたクリスタルに手を伸ばそうとするが――――) 」


――――――  バ  チ  ン  ッ  (―――― クロノラの中で、何かが"弾けた")


クロノラ「   ア゛   ッ゛    ?    (額から頭蓋、頭蓋から脳裏へ、黒い稲妻が刹那に走った。まず目に飛び込んだのは「幻影の巨塔を俯瞰する視線」。青空が暗転し、セピア調に色褪せたかと思えばすぐに暗黒色に染まった世界の中で、巨塔だけが鮮明に神々しくも禍々しく輝いている。続けて映るのは「その内部にある結晶体に囚われた白毛の少女」。どこかで見覚えがある姿だがすぐには思い出せない。「彼女はずっと眠っている」。いったいいつからなのか、知る由もなく―――) 」

フレイミス「……?どうした、クロノラ…っ……?(一瞬硬直した彼女の様子を疑心的に見つめる) 」

ヒロ「………?様子がおかしいぞ……!どうした!(クロノラに駆け寄る) 」

クロノラ「  ァ゛        ッ    ? ?    ?   (そして最後―――「少女の周りに咲き誇る結晶の花園」。幻想的な光景が広がっている。しかし、それは楽園というよりは"霊園"とも言える物々しい空気が流れている。誰かが、結晶体の中で眠る少女に近づいている。その「手」を、伸ばしている。「手」が、少女が眠る結晶の表面に触れそうになった時… 断片的に流れ込んでくる"幻影"が、ぱたりと途絶えた)  」

クロノラ「―――――― っ は ぁ … … ! ? (長い間意識を、呼吸を忘れていた気がする。張り詰めていた緊張感が一気に解き放たれ、気が付けば青褪めた表情で項垂れていた)……なに…っ……いま、の……?(わなわなと身を震わせ、こわばった表情の中で視線が定まることなく泳いでいる。恐怖に囚われた子どものように、震えは一向に納まらない) 」

ネモ「クロノラッ…!?(幻影体とズッと交戦していたのか、今頃になって遠くから駆けつけてきたと思えば様子が一変した彼女を見て慌てて駆け寄ってくる)……何があったの…っ…?(状況を聴こうと周りの攻略組に尋ねるように視線を合わせる) 」

村野さやか「わかりません…っ…!拠点クリスタルが故障して、それをクロノラさんが見てくれたのかと思ったら…今度はクロノラさんまで……(心配そうに彼女の傍に近寄り背中を支える) 」

■点◆リス■ル「 ジッ  ジ バ ギ ―――――――― パ キ パ キ パ キ パ キ ャ ァ ア ッ ! ! (そして「異変」は更に激化する。青みを帯びかけていた結晶体から、その表面を上書きするように「漆黒色の結晶体」が発生し、丸ごと包み込んだではないか) 」

仮面ライダーギーツ「ッ――――― 離れろ!! (クロノラと彼女の身を案じて近寄った者を拠点クリスタルから退かせ、謎の浸食を受けた結晶体に警戒する)……なんだ…「これ」は……?今まで見たことのないイレギュラーな反応だが… 」

メノア「――――!(黒い浸食を帯びはじめた拠点クリスタルを見つめて驚愕を露わにすると共に、冷静な判断でその光景をスマホ端末で録画し始める) 」

ヒロ「何が、どうなってやがる…!?こんなことって……!! 」


ギ   パ キ   パ   ギッ   パキャ   ギ   ッ  (真黒な結晶が剣山のように広がり、その質量を拡大していく。隣接している地面ですら得体の知れない黒い結晶群に侵されはじめていく)


ギ   ュ゛   オ゛   ン゛   ッ゛   (そしてここで、新たな変異が動き出す。気が付けば人間をまるごと呑み込めるほどに巨大化した黒結晶の内側で、深紅の輝きが灯る。輝きは強く激しさを増し、今まさに――――)


――――――   バ  キ゛  ャ゛  ア゛  ァ゛  ン゛  ッ゛  !  !  !  (――――― 爆発音と共に破裂。黒い破片が四方八方へと飛散する共に放出された凄まじい衝撃波が攻略組や周囲のオブジェクトを吹き飛ばした)


一同『 『 『 『     !     !     ?     』 』 』 』(突如迸った衝撃波に吹き飛ばされかけた者たちが、一斉に浸食結晶体の中心点から距離を取った)


オ゛       ゥ゛        ン゛      ッ゛     (空間一帯に迸る黒い衝撃が鎮まり、周囲の空気が凍てつくかのように閑散となる。黒結晶は今もまだ残されたままだが、そこにいなかったはずの『ドス黒い影』が鎮座していた。それはヘドロのように。それは深淵のように。人の目では可視化できない程の、底知れぬ闇そのものが。幻影で構築された陽光にその闇が照らし出され、表面と輪郭が浮き彫りになっていく。そこにいたのは―――――)


歪む幻影「   オ゛      ォ゛   オ゛       ォ゛      オ゛      (――― 人だ。王族を彷彿とさせる荘厳な装いをした男が、立っている。だがその者の周囲は"幻影"の如く激しい歪みを帯ていた。覇気とも邪気ともいえるような、目には見えぬオーラを纏っているのか。あるいは…人の姿をした"幻影"そのものなのか。かの者の姿を見た一同には、決して理解できぬ存在感を放っていた――――) 」




フレイミス「――――――― ッ゛ ? ! (最初に感じ取ったのは、「恐怖」。それは若さ故か、あるいは人間の本能としてか。人の姿を象りながらも歪みを帯びた"幻影"の姿に、思わず固唾を呑んだ) 」

ニル「 ぴ ッ゛  !  ?  (ただでさえ臆病な少女が、視線を交わしていないにもかかわらず蛇に睨まれたリスのようにびくりと強く反応する。余りの恐怖に涙を流すことさえ忘れてしまうほどに、ただ強張り硬直しきった表情を維持ししていた) 」

ヒロ「……!?なんだ、ありゃあ……!とんでもねえ、威圧感だぜ…… 」

マルコ「ッ……!?なんだ……あの異様にデケェ"覇気"はよ…ッ……!?エース…ッ…まさか、あれも幻影体《ファンタズマン》なのか……? 」

エース(幻影)「………はっきりと言うぜ……"違ぇ"な…ッ……!『あれ』は……俺たちとは"別モン"だ……ッ……

ヒロ「……!?なんだ、ありゃあ……!とんでもねえ、威圧感だぜ…… 」

アガラ「………おかしい、おかしい……人の放つ匂いでも、威圧感でもない……アレは、っ……!グッ、ガゥゥゥ……(思わず獣の様な小さな唸り声を上げながら、その幻影から後退りで離れ) 」

夕霧綴理「……見ちゃダメ、さや、すず。あれは……絶対に見ちゃダメだと思う……(相変わらずの口調だが、先輩としての一種の矜持か、さやかと小鈴の前に庇うように立つ) 」

村野さやか「……ごめんなさい、綴理先輩… もう、遅いです……(一般人の女子高生にはあまりにも重すぎる"圧"を放つ存在に、腰を抜かしかけてしまう) 」

徒町小鈴「あわわわっ……!?なななっ、なん…ですか……あの人…っ……!? 」

なこ「ぁ……っ……?な、に……何なの、あの人…… ももん「なこ!近づいちゃダメだもん!あの者からとんでもない魔力を感じるんだもん!あの魔力……ももんが今まで感じたことのない、ものすごい量だもん!!」  えっ…!? 」

ブラックさん「まさか……ゴルゴムの新たな怪人か…!?この圧倒的なオーラ…まさか幹部級…いや…ッ…!新たな創世王か!?(違います) 」

ヒロ「………大丈夫かい(さやかが腰を抜かしそうになったのを察してそっと手を伸ばす) 」

アンビー「………っ……(無表情の中に一際強い警戒心を剥きだし、いつでもブレードを振り抜けるように警戒態勢を維持する) 」

ベール「他の女に現抜かしてる場合じゃねえぜ、ヒロの字。"今だけ"は自分の心配しといたほうが身のためかもしんねーぜ…(んだありゃあ……?ヘドが出そうな匂いがプンプンしやがる……っ… それに感じる……クソデケー魔力の気配が……)(帽子を深く被り直したその内側でいつになく鋭い眼光を光らせる) 」

クロノラ「はぁ…はぁ……っ………!?(悪化する容態の中で、明確に定まらぬ視線で歪んだ"幻影"を見つめる。初めて目にするイレギュラーだ。しかし…)……… ? ?   ?   (何かを、感じる。決して他人ごとではない、「何か」を―――) 」

ムスカ「答えたまえ!いい子だから!!君は一体何者かね!?(歪む"幻影"にピストルを突きつける) 」

歪む幻影「……… ――――――― パ サ ァ ッ (殺伐とした空気感。全員の視線を一身に浴びた"幻影"が、両腕を覆っていた漆黒色の外套から右腕を曝け出すと頭の付近まで掲げた) 」

歪む幻影「………余は……―――――――――― 」




歪む幻影 → 幻影の王「   余は現下を喰らい、幻影を統べる "王" なり    」


仮面ライダーギーツ「……『 王 』……っ……?(怪訝に傾げる) 」

幻影の王「 幾千の時を経て、ついに『 約束 』の刻は来た。迎えに来たぞ… 我が "妃" ――――――『 エリノラ 』よ ("幻影"に歪む手が、クロノラただ一人に差し伸べられた) 」

クロノラ「    え  っ  …  ?  (顔も、声も、名も知らないはずの"幻影"から、突如告げられた自分の名に思わず思考が停止する――――) 」

フレイミス「………(幻影の王、そして背後で茫然と佇むクロノラの両者の反応を見比べ、無い頭なりに捻って察しを付ける)………どういう意味だよ。アンタ……何者なんだ?「エリノラ」と……どういう関係だ…? 」

幻影の王「 現なる愚民と交わす言葉など皆無。余は"幻影"の祖として、その力を司る『 エリノラ 』と共にある。 今こそ余たちの"悲願"が結ばれる刻(とき)… エリノラ、貴様を妃として迎え入れ、果たされる。ついに夢見た『 幻想世界《 ファンタズマゴリア 》 』の誕生が  」

クロノラ「……ファンタズマ…ゴリア……っ……?まって……知らない… 私……何も、知らない…っ……! 私…そんなこと望んだ記憶は―――――― ぃ゛ ッ゛ ! ? (再び脳裏を強烈に蝕む激痛。強い幻覚に囚われたかのように、視界が朧気になっていく) 」

幻影の王「 忘却の彼方に消えし古の記憶が目覚める日は近い。その刻を迎えるまで…余の下で悠久の安寧に眠ると良い―――――――  バ ッ (左腕を勢い良く掲げだす) 」


―――――  ガ  ギ  ャ  ア  ァ  ン  ッ  !  !  (すると突如、クロノラの身体が真っ黒な結晶体に、宛ら檻のように閉じ込められてしまう。結晶の檻はそのままふわりと宙へ浮かび上がり、攻略組からクロノラを徐々に引き剥がしてしまう)


クロノラ「  ぁ゛   っ    !  ?   (瞬きをした次の瞬間には黒い結晶に呑み込まれたかのように囚われ、否応なしに宙へと浮かされる。咄嗟に眼下の仲間たちに手を伸ばすが、自身の意思とは反発するように無慈悲に上昇する結晶体の檻によって、彼・彼女たちとの距離を離されてしまう) 」

フレイミス「 ッ゛ ! ? (幻影の王の挙動に嫌な予感が走った直後、振り返ると既に頭上に浮かび上がっていくクロノラに絶句する)―――――― クロノラッ゛!!!(ガントレットの起動音を立てて一気に爆発上昇。必死に手を伸ばし、彼女を捕らえた結晶の檻に掴みかかろうとするが―――) 」

クロノラ「出して…出して…ッ…!いや…ッ……みんな…みんn―――――――(徐々に引き剥がされていく距離感と共に募る焦燥、そして孤独になりゆく恐怖に、少女の瞳が思わず潤む。涙を溜め込んだ瞳に最後の希望であるフレイミスを捉えたがその瞬間には、自身を捉えた結晶体と共に、跡形もなく消失したのだった――――) 」

フレイミス「 ぁ゛ ――――――― (あと、少しだった。本当に、数cmの差だった。指先が結晶に触れるその瞬間、少女の、孤立に慄く涙を見た。だが、間に合わなかった。空ぶった手は空しく幻影で形作られた虚空のみを掴んだのだ) 」

ネモ「クロノラ……っ…?クロノラッ!!?(消えた。瞬きをした次の瞬間には、ぱったりと消えてしまった。抵抗も理解もそのわずかな時間も許さない一瞬の出来事だった。) 」

村野さやか「……そん…な……っ…… クロノラさんが……っ……!(あまりにも突然の出来事に言葉を失い、口元を手で覆った) 」

ヒロ「……ベールちゃん………?(なんだ、いつになく真剣な目………あいつ、そんなに…?)(幻影の王を見て)…あっ!?クロノラちゃん!? 」

フリーザ「い、いったいどこへ消えたというのですクロノラさん!?どこへ行ったのです!!貴女はフリーザ軍の優秀な部下!勝手に消えていくことは、上司であるこの私が許しませんよ……!?(わなわな) 」

ドドリゲス「(ちょっとマジで冗談じゃないなと思い始めてきた哀れなトリ) 」

アガラ「消えた………?あの、あんな、跡形も無く…………?……匂いもしない、あんな、呆気なく、本当に…… 」

マルコ「……クロノラを攫った…?まさか、アンタ……『 プランダラ 』の連中かッ!?(これまで幾度となくクロノラを執拗に捕獲しようとしてきたレッドプレイヤー集団「プランダラ」。ある目的で彼女を奪いに来るテロ集団と、これまで何度も交戦してきた。彼女"だけ"を狙う行為に、かの集団との関係性を疑い始めた) 」

ベール「にゃおう……っ… おもんねー真似してくれやがってよぉー!クロノラっちを妃に迎えにきただあ…?ッハwwwww 舐めんなおっさん!!クロノラはあたしの嫁になるんだよい!!!もう市役所に婚約届(を勝手に)出してきちゃったもんねーだ!!だーーはははは!!!残念でちたーwwwww だからよぉ………ウチの嫁を返しやがれバカヤローーーーーーッ!!(嘲笑ったり泣いたり怒ったり感情の起伏が激しい女) 」

なこ「……ひどい…っ…!クロノラちゃんが嫌がっていたのに…勝手に連れ去るなんて…ひどいですっ…! 」

ブラックさん「  ゆ゛  る゛  さ゛  ん゛  ッ゛  !  !  !  !  !  ( ガ チ ギ レ ) 」

メトロ(オーディエンス)「どどっどうしましょう…!?クロノラちゃんが攫われちゃったら…『運営』も黙っていないのでは……っ…!?(エントランスの喫茶店でいつものようにお気に入りのレモンティーを呑みながら観戦していたが、事態の重さに動揺してしまう) 」

ヒロ「いやなんでだよ(ベールの独白に対し) 」

メディ(NPC)「クロノラ様…みなさま……っ…(エントランスのメディカルステーションにて、心配そうに見守っている) 」

テツヤ(NPC)「………いよいよただ事じゃねえな… どうする……(一縷の希望を、対峙する攻略組たちに託す) 」

ロイエ(NPC)「………(メトロの向かいにて、喫茶店のマスターを務める老紳士もまた同じく状況静かに見つめていた) 」

ツムリ(オーディエンス)「……皆様……(一刻も早く事態が鎮まるように、今はただ祈るしかない) 」

ピカマダーム(エゼルダーム)「どうしましょうこれ、上司に連絡して判断仰いだほうがいいんですかね……? 」

ピカマニバス(オムニバス)「大丈夫っしょwwwwwうぇwwwwww 」

カオスピカナンタズマRe;(幻影)「狼狽えるな小僧共、我ロギアぞ 」

ピカなっこ(NPC)「私にませて!(暴力で解決) 」

ペンギン(NPC)「心を持ったAIが簡単に消えるとはな・・・(見守るしかできなかった) 」

フレイミス「――――――(虚空のみを掴んだ少年が静かに落下しゆく。緩慢な動作で着地ししばらく茫然としていたが、徐々に激昂する感情が腹の底から昂るように、ゆっくりと幻影の王へ睨みを利かせた)……クロノラを…どこへやった…? 」

幻影の王「 『 エリノラ 』は既に余の手中に在り。これより"創世"の儀を始める。儀式には『 巫女 』の力が必要なり。エリノラはやがて現世の万物を幻想郷へと導くこととなるだろう。案ずるな。貴様等も、等しく導かれる。"幻影"は全ては受け入れる理想の楽園であるが故に!(ガバッと両腕を高らかに掲げる) 」

フレイミス「……訳のわかんねえことほざいてんじゃねえッ…!テメェの御託なんか聞いてねえんだよッ…!クロノラを何処へやった…?アイツを……―――――帰しやがれええええぇぇぇーーーーッ!!!!(―――― シ ュ ド オ ォ ン ッ ! ! )(鋭い剣幕で一気に距離を爆発的に詰めると共に、幻影の王の顔面目掛けてストレートナックルをお見舞いする) 」

幻影の王「――――――――――― バ キ ャ゛ ア゛ ァ゛ ッ゛ ! ! ! (フレイミスの怒りに身を任せた渾身の一撃が王の尊顔に反旗を翻すように炸裂する。しかし、そこで誰もが目を疑う光景が広がった。殴られたはずの王の顔面は吹き飛ぶどころか…結晶の塊がそのまま陥没した様な拉げた痕跡が顔面に現れていたのだ。顔の右半分が罅割れた鏡のように真っ白な亀裂を帯びる中、健在する左目がギョロリと少年を捉えた)―――――― 頭 が 高 い ぞ  小 僧  」


┣¨      オ゛        ゥ゛         ッ゛     ―――――――――――   !   !   !   (王の眼光と共に放たれた強大な覇気が再び幻影空間を振動させる。その異変はフィールドに影響を齎し、青空だった幻影の空は瞬く間に漆黒を帯び、レゼリア国を再現した街並みが瞬く間に枯れ木のような黒い結晶のオブジェクトに差し替えられた。まさしく滅びの大地を描いたかのような光景が、王の意思ひとつで成し得られた瞬間だった―――)


ネモ「…なに…っ、これッ……!?空が…フィールドが……!!(一瞬で異なる空間にへと変わり果てた周囲に動揺を隠し切れない) 」

なこ「きゃっ……!?(再び放出された覇気に吹き飛ばされまいと魔法の杖を身を守るように突き出す)……?……!?景色が…っ…!?なこたちがさっきまでいた場所が…っ……! ももん「時空間魔法!?いや…なんだかそれ以上にヤバい力を持っているもん!」  」

フレイミス「   が ァ゛   (至近距離にて覇気の重圧を受けて転倒しながら吹き飛んでいくが辛うじて受け身を取る)……はぁ……はぁ…ッ……(今の圧…殺意か…悪意か……いいやもっととてつもねえもんを感じた…っ… なにより…なんだ……今の、手応えは…?コイツ……人間じゃねえ…のか…ッ……?)(王の顔面に困惑を表す) 」

幻影の王「 ャ キ パ ャ キ パ ャ キ パ … ッ … … !(フレイミスを引き剥がしたその直後、潰れて罅だらけな鏡のような顔面右半分の炸裂点を起点に黒い結晶体がその表面を覆い尽くし、元通りの顔面にへと修復された)…王を前にして身の程を弁えぬ愚民ども。いいだろう…余の復活を祝い、王自らが余興を執り行ってやる。間もなく滅びゆく現世の最期を飾る祭典だ。大いに喜ぶがいい。 」

仮面ライダーギーツ「来るぞ…構えろ…ッ!(マグナムシューターを手繰り寄せ、幻影の王と対峙する) 」

マルコ「ああ、やるしかねえよいッ…! 」

フレイミス「……!?(顔の傷が…治った…!?能力者か何かかコイツ…ッ…!?)……ケッ……!んなもん願い下げだ。こんな興ざめな余興なんざ、俺らがぶっ壊してやるッ!! 」

幻影の王「――――――――――――   来  い    




――――― Vs. 幻影の王 ―――――




フリーザ「この私を誰だと思っているのです?宇宙の帝王・フリーザですよ!?この私に生意気な態度を取ったことを後悔させてあげましょうかねえ!!キエ゛ェ゛ーーーイ゛ッ゛!!!(開口一番に指先から勢いよくですビームを放ち、幻影の王を貫こうとする) 」

仮面ライダーゾルダ「ああそう《ファイナルベント》(台詞を聞き終わるとほぼ同時、興味なさげに、一度変身し直すことで再び出現させたファイナルベントをバイザーに装填。食い気味に一斉射撃を解き放ち、幻影の王を消し飛ばさんとする) 」

ドドリゲス「(とりま巻き込まれない程度で支援しとこ…と思う哀れな鳥は空飛ぶ絨毯に乗って頭上から幻影の王に向かってお野菜(スーパーマリオUSAでお馴染みの)をぽいぽい投げつける) 」

ムスカ「何が王だ!笑わせる!私はラピュタ王なのだぞ!!跪け!!命乞いをしろ!!(バキュンバキュウゥンッ!!)(拳銃で容赦なく発砲を繰り返す) 」

アガラ「……シェバナさんには、後で言い訳しよう。これは、多分――――(確実に、"取られる"。そう確信し、上着へと手を掛け)……こんなだったら、逃げればよかった――――ガ ア ァ ァ ァ ッ …!!!(全身が瞬く間に、柔らかな灰色の毛に覆われた、大柄な"人狼"の姿へと変異し……)(よし、正気は保てている……力任せに、一気に行ってやる…ッ!!) グ ル ル ゥ ァ ア ッ !!!(咆哮を上げながら、脚力に物を言わせ、一瞬で幻影の王を飛び越える様に飛び掛かり……通り過ぎ様、右脚で蹴り上げる様に……その鋭い爪で、幻影の王の顔面を引き裂きに掛かる)だったら、もう片方もだッ!! 」


ヒュゥゥゥゥ――――――――ン……ズガガガガガガガァァァァァアアアアアアアアアンッ!!!!!(フリーザ、ゾルダ、ドドリゲス、ムスカたちによる遠距離一斉射撃が幻影の王ただ一人に直撃し、盛大な火柱が上がる。80層クラスの幻影体も耐え切れぬ高火力を一気に撃ち込まれたのだ、無事であるはずがない――――)


幻影の王「―――――――― シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ … … ッ … … (だが、そんな常識は『 王 』には通用しない。全ての幻影の頂点に立つ、『 王 』の前では。砂塵を取り巻く中で完全無傷を誇った姿が露わとなり、荘厳な外套がはためいていた)……――――― "グレモリー" (右腕を緩やかに振り抜くと、周囲を舞う砂塵…その流れが逆流していく) 」


―――――  ズ  ゴ  オ゛  オ゛  ォ゛   ォ゛  ッ゛  !  !  !  (爆発の余波によって生まれ砂塵が、王の奇術によるものか意思を持ち始めたように渦を成し、それは強大にして巨大な砂嵐へと変貌を遂げ、攻略組を呑み込まんと進撃を開始した)


ネモ「――― 灯せ、《 イグニーズ 》 !( シ ュ ホ ゙ ォ ア ッ … ! ! )(自身の固有霊装であるホムラを灯した黒刀を抜刀する共に疾駆する)―――― やぁぁぁああああーーーーッ!!(紅蓮を纏う刀を振りかぶり、アガラと息を合わせて幻影の王へと斬りかかる) 」

幻影の王「 バ キ ャ ア ァ ア ン ッ ! ! (アガラとネモの鋭い同時攻撃が全身を抉り削り、部位が引き裂かれた―――)―――――― "ヴォラク" (  グ  ゥ  ヨ  ォ  ン  ッ  )(しかし、引き裂かれた王の身体は幻影として消え、健在する本人が彼・彼女の背後に音もなく現れる。幻影を利用した分身を生み出す術だろう。しかし、それで終わりではない―――) 」


ギ      ッ゛      (刹那、眼球を激しく抓られるような激しい激痛がアガアとネモの二人に同時に襲い掛かった。幻影の王によるものか、しかし、本人にその挙動はなかった。考えられる理由はただ一つ――― あの幻影を切り裂いたことがこの激痛のトリガーとなったことに他ならない。見悶えるような幻覚作用が、ずきずきと二人の精神を蝕み続ける)


フリーザ「なんですって!?ほぎゃあああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!!?!??(攻撃が通用していないことに加え、凶暴な砂嵐にみるみると呑み込まれて無様に吹き飛ばされていく) 」

ドドリゲス「(だる)(もはや安全圏と高をくくってた上空にも押し寄せる砂嵐に呑み込まれフリーザと共に吹き飛ばされていく) 」

ムスカ「なんだあれは!?まるで効いていないではないかッ!!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ゛!!!???(砂嵐に呑み込まれる)目゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛(加えて砂が目に入り余計な痛手を喰らって悶絶する) 」

ローファ「ひぃぃ……な、なにあれ聞いてないんだけどぉぉ~~……!(ガクガクブルブルと全身を震わせ、涙目でカチャリにしがみつく) 」

ネモ「(取った!手応えあ――――――)―――― り゛ ッ゛ ! ! ? (ドクンッ、と激しく胸打つような激痛と共に、目元を抑えて倒れ込む)あ゛……ぁ゛あ゛……ッ゛……?!(なに……ッ、これ……?痛い……いたいッ゛……!!)(外見に傷は一切ない。しかし慈悲もなく傷口を抉られた重症感情のようにその場でのたうち回り、苦しみを齎す幻覚に囚われてしまう) 」

カチャリ「ア、アタシだって聞いてないわよ団長っ!(顔面が恐怖でコミカルに溶けている) 今までもイレギュラーはあったけど、あれは規格外……!ぜ、絶対に目を合わせちゃダメ!スミで縮こまるのが一番の生存ルートよ……!(ローファと抱き合うように身を寄せ縮こまっている) 」

メトロ(オーディエンス)「――――!?ネモちゃん…っ…?ネモちゃんッ…!!?どうしたの…っ…!?様子が変だよ…!(親友のもだえ苦しむ姿に居たたまれなくなり、思わず席を立って映像クリスタルにのめりかかってしまう) 」

アクタ「―――んにゃ……(パンツ一丁で倒れていたところ、ぱちりと目を開いてむくりと起き上がる)クぁぁ……よく寝たぞ……で、ここはどこだ……(寝ぼけ眼をこすりながら周囲を見回し、幻影の王が視界に入った瞬間カッと目を見開く)ムッ!?!貴様、悪そうだなァ……ッ!!クハハハハ面白いッ!!だったらオレのほうがもっと悪そうだということを証明してやるぞ!!!   ッダ ン  !!(ギザギザの歯を剥き出しにして口角を吊り上げ、一度の跳躍で幻影の王に肉薄する) 」

カチャリ「は!?! あのバカっ寝てろっ!!!(汗白目) 」

ロイエ(NPC)「……―――――(よもやあれは…幻覚を見せられている…?幻影魔法…それも、あの症状ではかなり高等とお見受けする…)(ネモの容態から静かに分析し、幻影の王が齎したであろう幻覚作用の脅威に更に目つきを鋭くする) 」

アガラ「う……ぐ………っ…………???グッ………ガァ………が、が、かっ………!?(文字通り、顔面を縦に裂かれる痛みの幻覚。悲鳴すらも上げられず、痙攣しながらその場へと倒れ込み)うが………あが、あが………ガッ……… 」

アクタ「クッハハハハハ!!!! 喰らえ、ムービーキィィィィック!!!(体を捻り遠心力を載せた、荒々しくも派手な回転蹴りを放つ!) 」

エース(幻影)「野郎ッ…!俺がいることを忘れるなよッ…!!ここはテメェみてえな余所者が土足で踏み込んでいいようなとこじゃねえんだよッ…!!"火拳"ッッッッッ!!!(轟々と燃え滾る拳を掲げ、幻影の王へと殴り掛かる) 」

幻影の王「 ブ ワ サ ァ ッ ―――――― ド グゥォ   オ゛   ン ッ ! ! ! (右側からアクタの回転蹴り、左側からエースの火拳が迫る中、王がはじめて"動き"を見せた。外套を大きくはためかせると共に露わにした両手。左右それぞれから迫る両者の攻撃を素手のみで受け止めた)  無礼ぞ   ( グルゥオンッ―――― ズ ガ ァ ァ ァ ア ア ア ア ン ッ ! ! ! )(両者を掴んだままその場で回転。遠心力を付けて両者を本来迫った逆方向へと投げ飛ばし、結晶体オブジェクトへ激突させた) 」

ミズヒキ「(明らかに形勢が不利、否、度を越えた危険度の相手と判断。そそくさと逃げようととするが……)…………あ、あっ!!あのバカ!!馬鹿!!!(縮こまるカチャリとろーふぁ、そして無謀にも飛び掛かるアクタが目に入り)………だぁ!!もう!!!どうにでもなれ!!―――ゴ ォ ッ (身の丈を超える程の全長の、巨大な弓と矢を召還。それを横向きに構え……)一発、撃ったら、逃げる……ッ!! 今ァ! ―ゴ ォ ォ ッ !(周囲の空気を切り裂き、衝撃波が広がる程の巨大にして高速の矢を、幻影の王の身体の中心部目掛けて発射) 」

エース(幻影)「な゛ッ゛――――――― ぐあ゛ぁ゛ ッ゛  ! !  ? (―――ズガッシャアアァァァァアアンッ!!!)(渾身の一撃をいとも容易く受け止められ、驚愕する間もなく結晶体にへと叩きつけられるように投げ飛ばされてしまった) 」

幻影の王「 ヒ ュ ビ ッ ―――――― ズ ガ ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ン ッ ! ! ! (ミズヒキの放つ渾身の一矢が王の頬を掠め、その背後…遥か先にて素通りした矢が爆発する光景を背にした) 王を前に一矢を報いるとは浅はかな…ビュォォォオオオオッ!!(その右手に可視化された黒い風が集束し、それを握り込んだまま投擲姿勢に入ると―――)――――――"マルファス" ( ┣¨  ギュ゛    ア゛  ァ゛ ッ゛  !  !  ! )(投げ放たれた黒風は瞬く間に強大な神槍へと昇華。ミズヒキのいる方角へと高速に放たれたその余波は、道中の攻略組をも巻き込み吹き飛ばした) 」

アクタ「い゛ッ―――!?(必殺の蹴りをいとも容易く受け止められ、更には玩具のように軽々と投げ飛ばされる)―――オ、オレは今!もしかして生身で音速を超えゴッシャアァアァアァアンッ!!!!(須臾の滞空時間に意味不明な言葉を口走りながら結晶体に激突し粉塵を撒き散らす) 」

メノア「(解析…解析しないと…ッ…!まともにやり合えって勝てるような相手じゃな――――)―――――きゃんッ!!?(安全圏でラップトップを開いて解析作業に入ろうとしたのも束の間、幻影の王が投擲した黒い神槍の余波に吹き飛ばされて転倒する) 」

マルコ「―――――!?エースッ゛!!(あのエースの火拳を、素手で…ッ!幻影で本物じゃねえにしろ、80層レベルの幻影体《ファンタズマン》の攻撃すら微塵も効かねえってのかよい…ッ!) くそッ!!俺が盾になるッ!!後衛支援頼むぞッ!!(一気に不死鳥形態に変身すると風を切って幻影の王へと迫る)――――"鳳凰印"ッ!!(燃え上がる不死鳥の脚で王に飛び蹴りを仕掛ける) 」

仮面ライダーギーツ「開幕から飛ばすッ!(ブォンッ、ブォォォォオオオオンッ !!! )(ブーストバックルのハンドルを2回捻ると同時に飛び上がる)―――― は あ あ あ あ あ あ あ あ あ ァ ー ー ー ー ー ッ ! ! ( \ MAGNUM BOOST GRAND VICTORY / )(全身に紅蓮を纏いながら垂直に急降下し、幻影の王へライダーキックをお見舞いする) 」

仮面ライダーゾルダ「………………(圧倒的な力、彼我の戦力差を見て、呆れたようにため息をついて)なーるほど、王様を名乗るだけの実力はあるみたいね。勝ち目のない奴相手に暖簾に腕押しする趣味はない(冷静に戦況を判断し、あくまでも冷徹に、理論的に、彼は“諦める”。勝てない相手に勝とうとしても意味はないと、感情ではなく理性で諦観し、そそくさと物陰に隠れ戦線からの離脱を開始した) 」

幻影の王「   "イポス"   (囁かれた詠唱と共に幻影の王を起点に時計の針を彷彿とさせる幻影魔法陣が描かれる。その刹那、王の姿がぱたりと消え―――― 代わりに向かい合うように位置を位転換させられたマルコとギーツを同士討ちさせる) 」

ミズヒキ「(射撃後、即座に弓を還すと共にスモークグレネードのピンを抜き、幻影の王から逃れようと駆け出すが)………外した?私が?いや、そんな……ごめん!仲間たち!頑張って逃げ……あれ、エクトル?貴方、なんで…………―――(幻影の王の放った神槍から逃れられる筈も無く、きりもみ回転しながら彼方へと吹き飛ばされる) 」

マルコ&仮面ライダーギーツ『んなッ―――― / ――――!?(双方は別方向から幻影の王に向かって飛び蹴りを仕掛けようとしていた。だが気が付いた瞬間には互いにその穂先を剥き合っており―――)――――がああぁッ!! / ぐああぁッ!!(幻影の王の目論見通り、意図せず相打ちに追い込まれてしまう)』

ニル「う…あ……っ…(圧倒的な力を見せつけ攻略組の怒涛の攻撃を切り捨てる幻影の王の気迫に押し負けられそうになるが、意を決すかのように固唾を呑み、固有霊装の漆黒剣を握りしめて駆け抜ける)―――― 幽罪《 ユウザイ 》ッ!!(漆黒色の焔を蓄えた剣による、獰猛な斬撃を見舞おうと振り下ろす) 」

ローファ「ア゛ー!アクター!もうダメだぁ~~!(涙涙涙) 」

アンビー「 ヒ ュ オ ッ ―――― (気配を消し、足音を消し、完璧な間合いを取った背後への旋回から、幻影の王の項目掛けて帯電したブレードを勢いよく振り下ろし、斬首しようと迫る) 」

カチャリ「っ!?(ミズヒキが幻影の王に放った巨大な矢を見、射角を逆算し位置を特定――吹き飛ばされた彼女を目視する)――ミズヒキ!!あ~~もうこんな無茶苦茶は求めてないのにぃ~~!!(汗涙) 」

エミナ「キーーーーーーッッッッズっ(ねっとり)(あ!高台にゲーミング光をバッグに立つ謎のシルエットがー!!)キッズはぁ……友達の家で格闘ゲームしてぇ、ぜってぇぜってぇ自分より強いフレンズとガチタイマンする時、どうするべきか知ってるぅ~~? そうだね、コントローラーを差し替えて相手を操ることだね~~(凧糸に吊るした割り箸を取り出し、これみよがしにそれを幻影の王に見せつけ、左右へ揺らす) 『自害しろ』  」

幻影の王「 ガ ッ ギ ィ ィ ィ イ イ イ ン ―――――― ッ ! ! (ニルとアンビーの斬撃が王に振り下ろされた時、鋭い鋼の音が残響する。無防備の姿勢で佇む王の周囲には――――いつの間にか幾重にも及ぶ「幻影剣」が王の盾として現出していたのだ) ズ ラ ラ ラ ラ ァ ッ ――――― ザ ギ ィ ィ ィ イ イ イ イ ン ッ ! ! (そして剣は剣としての役目を実行に移すようにひとりでに動き出し、王に代わって少女二人を薙ぎ払った) 」


ニュッ(ニルが弾き飛ばされた瞬間、彼女の影から二本の腕が出現し彼女を受け止め、そのまま大柄な人影が腕に続いて出現し抱き留めるようにしながら地面を滑る)


ニル&アンビー『 えっ―――― きゃあぁッ!! /  く…ッ……!?(余所見をしていたわけではなかった。だが、前触れもなく出現した幻影剣の妨害に驚きを隠せず、そのまま両者ともに薙ぎ払われて転倒する)』

フレイミス「―――― ど け ぇ ァ ッ ! ! ! (限界突破まで最大点火させたバーニアを簿言う初させ、遠距離から勢いをつけて突撃疾走。宛ら低空飛行するジェット機のような速度と気迫をもって一気に幻影の王へと肉薄する)―――― "バニシング・ドライブ"ッ゛!!!(―――――  ズ  ッ  ガ  ア  ア  ァ ァ  ァア  ア ンッ ! ! ! )(大きな勢いをつけた最大加速からなる鋭い飛び蹴りを、幻影の王の懐へとめり込ませる) 」

幻影の王「…………(高台のエミナを見上げ、無言を貫いていたが…)  頭 が 高 い ぞ 小 娘  (その方角に向けて掌を突きつけると、高台が瞬く間に粉砕・瓦解する) ス ッ … ―――――― ズ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ッ゛ !  !  !  (遥か彼方から飛来するフレイミスの飛び蹴りを、逆さに捻った右手のみで受け止め、そのまま双脚に地面を抉らせなが強引に押し退けられていく)……王を足蹴りするとは、万死に値するぞ小僧。(刹那、真っ赤に光輝いた眼光で睨みつけるとフレイミスの勢いは完全に殺され、その余波が王の背後に迸り残骸が大きく舞う) 」

幻影の王「―――――――    ゥン   ッ゛     !    !    (―――――  ┣¨      ゥゴ      ァ゛   ッ゛   !   !   !   ) (少年ただ一人に、王の慈悲なき鉄拳が下される。尋常ではない覇気を纏った拳の一撃による衝撃はそのままフレイミスを貫き、遥か向こうの水平線にまで届き、直線状ある一切のすべてを"裂いた") 」

ニル「あッ、うッ…―――――ぷぁ…ッ……?(何度も地面をバウンドしながら吹き飛ばされるも、突如現れた屈強な腕に受け止められ事なきを得る。そして、ゆっくりとその正体を確かめるように顔を上げていく) 」

エミナ「  ず っ と 探 し て い た   理 想 の 自 分 っ て も う ち ょ っ と カ ッ コ よ か っ た け れ ど  (アカネちゃん顔のまま瓦礫と共に高台から落下してゆく。その間2秒でしたが、挿入歌と体感時間で8秒まで引き伸ばしました。尺稼ぎがんばりましたわ~~✌)  \チュドーーーーン/ >> GAME SET!! << 」

セラ「アピューラーンス!私のメロス(槍の名前)が仲間の笑顔を護れと唸っておりまする!うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!皆の仇ィィィィ!!!(槍の先端を幻影の王目掛けて突き立て、低速とも高速とも言えない絶妙にも程がある中間的速度で突撃する) 」

フレイミス「     ゴ      ふ ッ゛    ッ゛    !  !   ?    (今までに戴冠したことのない、想像遥か絶する衝撃が全身の骨身や取頭蓋に脳みそを揺さぶり、血液の流れが逆流するかのような込み上げてくる衝動に耐え切れず…盛大に吐血してし舞うとともにその場で崩れ落ちる) 」

カチャリ「エミナァ!?(高台に現れた彼女を見て)あのバッ……エミナァァァ!!(スマブラ式撃墜をしたエミナを見て汗白目) ひえぇ……攻略のアテにしていたジャリボーイまで……!(幻影の王が繰り出す超スケールの攻撃に言葉を失う)あんな……彼方まで……こ、これは夢、悪い夢よ……! 」

ブラックホール「っと……(ニルをお姫様だっこしたまま、ゆっくりと地面に降ろす)嬢ちゃん、大丈夫か?……お前らどうやらとんでもないのと戦ってるようだな。アイツ、これまで塔に出てきた奴らとも格が二段くらい違うぞ 」

ポポイ「ンポポッ!(キケンキケン!危険!棄権!ヤババイのバイだよ!これは逃げるしかねーだよーーー!!!助けろ!Yah〇o知恵袋!)(ここからどうになるかなるための手段を検索)………ンポォ……?(検索結果:クそして寝ろ)(珍解答に身体ごと傾げる) 」

界王様「次々と倒れてゆく戦士たち・・・・・!しかし、絶望の淵に立たされた彼らを救うべく、最後の砦、たったひとりのZ戦士が立ち上がった・・・・・!! 」

ヤムチャ「ハァーーーーーーー!!!!!(アクロバティックな跳躍で呼ばれて飛び出て狼牙風風拳!!) 待たせたな、悪いが本気でいかせてもらうぜ。そろそろお遊びはいい加減にしろってところを見せてやるぜ……!ハイ!!ハイ!!ハイーーーーッ!!!!(しゅんしゅんしゅん!!しゅんしゅんしゅん!!) 」

幻影の王「 ス ッ ――――― "マルコシアス" ( ズ ボ オ゛ ア゛ ア゛ ッ゛ ! ! )(突撃を仕掛けようと迫るセラに左手を突きだすと、王の地盤の裂け目から噴き出した噴火が生み出した高熱の熱波が、彼女を焼き尽くさんと襲い掛かる) 」

ベール「そこのボッキュンボンなチャンネーを守るだああああああ!!"永く閉す星《 シャットアウト 》"ォーーーッ!!!(死に物狂いでセラの目の前に割り込み、数枚の多角形型障壁を展開して幻影の王の凄まじい火炎から彼女を守り抜く)ぐぎぎぎぎぎぎぎぎぎぃ゛!!!!ぢぬ゛ッ゛!ン゛ア゛ーーッ゛熱゛す゛ぎる゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛(しかし熱波の余波までは耐えられず、火傷しそうなほどに悶絶する) 」

ヴァランドロア刹那「おおおおおおおーーーーーーーーーーーーい!!!!!ギュウウウウウウウーン(舞空術でポンペイからローマ駅まで飛んでくる)誰か忘れちゃいませんかってんだ!!私は最強最高最推しの第六調査兵団からやってきたヴァランドロア刹那だぁ!うちのヘザー団長は超強い!!めちゃくちゃ強い!!コンラードなんてデコピンで潰せますよ!!(※>>事実<<)くくく……幻影の王なんぞヘザー団長が一撃でKOROSUぞ……!すごすぎる、すごぎるんですよヘザー隊長は!! 」

ニル「ふわっ…ブラックホールさん…!?(急な参戦に驚きつつも、頼れる仲間である彼が駆けつけてくれたことにひとまず安堵する)は、はいっ……!あの人…クロノラちゃんを攫って行って… プランダラの仲間なのか……でも…今まで相手してきた人たちとは、なんだかまるで…違う気がする…っ…… 」


―――――ズボオオオオアアアアアアアアッ!!!(しかし!!幻影の王が放った火炎の余波がヤムチャに襲い掛かった!!)


ポリゴン2「ギュウウウウーーーーン(空気遠近法で青く見える彼方から高速移動してくる) BBA無理すんな―――――(そうしてひかりのかべを貼りベールを…… ベールをそのまま壁にし二重防壁でセラのみを庇う)―――そのままSHINE!!!!!!!!!! 」

ローファ「ア゛ー!!セラーー!!ダメ!今すぐ引き返して逃げっ……良かったーー!!(涙涙)(ベールのファインプレーによりセラが助けられ) 」

村野さやか「―――フレイミスさんッ!!?(崩れ落ちた彼に向かって慌てて駆け寄りその上体を起こす)しっかりしてくださいッ…!フレイミスさん…ッ!!(この傷……ひどいっ…)(今まで目にしたことのないフレイミスのありさまに絶句する) 」

なこ「なこに任せてっ…!(フレイミスを抱えるさやかのもとへ急いで駆け寄ると、重症の彼の胸元に手を添えて神聖魔法による治癒を施し始める)……酷い怪我…これは、回復にかなり時間がかかりそうかも…(苦悶に眉を潜めながらも回復に集中する) 」

セラ「のあああ!!べ、ベール君!!!身を挺して仲間である私をぉぉ……!感激であります!バシャァ!(めっちゃ余波で燃えそうになっているベールに、何処からか持ってきたバケツ一杯の水をぶっかける)ポリゴン2だ!凄い防壁、これがいわゆるフゥェアイイェーウォオオルォァア(ファイアウォール)むむ!ローファくんが呼んでおりますな!にしても敵う相手ではありますまい、退散退散……!(流石に命の危険を感じたのか、眼も口も閉じずこれまた微妙な速度で逃走する) 」

ベール「テ゛メ゛ェ゛ーーーーーこ゛の゛野゛郎゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ォ゛ア゛ーーーーーーーーッ゛!!!舐゛め゛て゛ん゛じゃ゛ね゛え゛ぞお゛お゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛(※まだ炎を耐えている途中です) 」

ヤムチャ(?????)「フッ――――>>♪:究極の聖戦(OFF VOCAL)<< (なんということだ!跳ねのように軽やかに、しかして光線のように素早い動きで火炎の余波を回避してしまった!) 今までの俺と同じと思ってもらっちゃ困るぜ……。俺は精神と時の部屋でひたすら、ひたすら精神を研ぎ澄ます修行に明け暮れた……そして掴んだ、極意の核心……!たどり着いたぜ、新境地……! 」

フリーザ「ゼェ…ゼェ……!アイツは……まさか、サイヤ人かッ!!?(砂嵐に巻き込まれてくたばってたところに、ヤムチャの参戦に目を見張る) 」

ドドリゲス「(どう見てもちげーだろボケと思う哀れなトリは砂まみれで地面に埋まっている) 」

ヤムチャ(身勝手の極意)「 『身勝手の極意』!!(>>ガンガンガンガチだぜ<<) しゅんしゅんしゅんっ!!しゅんしゅんしゅんっ!!しゅんしゅんしゅんっ!!へっ!ちょろいぜ!!しゅんしゅんしゅんっ!!しゅんしゅんしゅんっ!!(身勝手の極意で身につけた機動性、回避能力、先読みで幻影の王の攻撃を掻い潜り!眼にも止まらぬ素早い連打を放つ!! ちなみに!!超強化されたのは回避性能のみだ!!)身勝手の狼牙風風拳!!ハイ!!ハイ!!ハイーーー!!ポカポカポカ 」

ブラックホール「今ここで戦っても勝ち目は無さそうだ……(と、言いつつニルを下がらせるような仕草をすると一歩踏み出し)……悪魔をなめるな!!(その言葉と裏腹に、そのまま幻影の王へと飛び掛かり、そのまま膝蹴りから組みかかろうとする) 」

ベルモッド「語らねばなるまい……ヤムチャの強さへの執着の理由……! 特に思い浮かばなかったわ、ごめん 」

ももん「なこっ!あれはとっても危険だもん!!あの『王』を名乗る奴…さっきから見ていたらとんでもないもん!魔力の質量が…ももんが今まで見た中でぶっちぎりなんだもん!あれは恐らく最上級レベルの魔法…最低でも上級レベルの質量なんだもん!(なこの右肩に乗ってバサバサと慌ただしく翼を羽搏かせる) 」

仮面ライダーギーツ「…いや……それだけじゃない…(なこやももんの傍によろよろと歩み寄る) 奴は…魔術・体術・剣術……"俺たちが持てるすべての技量、そのすべてを遥かに凌駕している"…ッ! 」

ヴィヴィ「(ごとうヴィヴィリ顔で仰向けにくたばっている)(死んだふり…… 死んだふり…… ) 」

夜神ムーン「そんな完璧超人めいた存在がありえるのか?(戦闘中、隠れて観察に徹していた彼がギーツに続いてその会話にヌッと入ってくる) 」

幻影の王「  "プルソン"  (   ゴ   ッ゛   ア゛    !   !   )(幻影の王の全身から放たれたのは、衝撃波のような強大な音波。広範囲に及ぶその衝撃はどれだけ回避性能・防御性能が高くても、等しく貫通する音響魔法の特異性を経ていた) ス ッ … ―――― ド    ォ゛   ア゛ ン゛   ッ゛   ! (膝蹴りを仕掛けるブラックホールに対し、王もまた体術で応答するように右脚を振り上げる。互いに衝突し合う蹴り技が空間を振動させ、火花を散らす。しかし、王の体幹は1mmも変動することなく、ブラックホールを圧倒する) 」

ブラックホール「グッ……!!(この打撃は……!?)(膝を砕かれ、片膝を突きながらも転がり込むように相手の陰に潜り込み)なら組技でどうだ~っ!!(そのまま幻影の王の片足を取り、それが成らずとも立ち関節技に移行しようとする) 」

ヤ無茶「    チ  ー  ン   (どうしてヤ無茶になったかって?描く必要もないでしょう) 」

メノア「確かに…この世に完璧なものなんてない…それは魔導工学者として私も強く謡いたい……でもっ…… 現時点では、あの男に一寸の隙も無いのが事実…ッ……!今まで私たちが相手してきた幻影体は、あくまでゲームシステム上のエネミーして、調整された存在として構えられたもの… でも、『あれ』は違う… もしかすると、あれこそが本来あるべき幻影体の力なのかもしれない… 幻影の祖…『 王 』……それを謳うだけの力を、あいつは間違いなく持っている…ッ…! 」

フリーザ → ゴールデンフリーザ「サイヤ人がやられただと!?(※だから違うっつてんだろ)こうなったら…ムエエエアアアアアアアアッ!!!!(ドギュゥウウウウウンッ!!!!シュインシュインシュインシュイン!!!!)(全身が黄金のオーラに包まれる)もう手加減なしだッ!!!この幻影の巨塔諸共…宇宙の塵になれ゛ェ゛ーーーッ゛!!!!(指先を天高く突き上げると瞬く間に巨大エネルギー弾"スーパーノヴァ"を作り出す)  キ゛  エ゛  エ゛  エ゛  エ゛  エ゛  ェ゛  ェ゛  ェ゛  イ゛  ッ゛  !   !  !  !  (もはや味方などお構いなしにそのエネルギー弾を幻影の王に向かって落とす) 」

エリアス「完璧にあらずとも"完璧をこなす"事は可能さ。(青いアゲハ蝶がなこの頭部に留まる。どこかももんに似て…る…?) 六角形パロメーターで例えてみよう。『ローカルルールとして六角形全てを埋めてはならない』とする。この場合、全ステータスをカンストすることは不可能か? 応えはNO。 六角形を塗りつぶす必要はない、六芒星を描けばいいのさ。普通にズルだけど"使わない要素まで極める必要はない"んだから 」

カチャリ「―――……!(何もできない、させてもらえない!正直言って打つ手なしだけど、もしも、もしも何かを起こせるなら……!恐らく、あのジャリボーイ(フレイミス)……!)(目線を治療中のフレイミスに向ける)(よし、ジャリボーイは治療中ね、いいわ……あとはこのまま時間を稼いでくれれば――)――団長危ないっ!!(幻影の王が放った”プルソン”――衝撃波の音波から身を挺してローファを守り、吹き飛ばされ結晶体に激突する)きゅ~……(@@目になりヒヨコがくるくると飛ぶ) 」

幻影の王「――― フ ゥ ン ッ ! ! (片足を取られ硬直する―――と思われた次の瞬間、そのままの姿勢で自身を掴むブラックホールをも巻き込んで乱回転し、蹴り飛ばすように彼を吹き飛ばした)  ┣¨     ギュ゛     オ゛     ァ゛  ッ゛   !   !   !  (天蓋より迫る太陽の如き巨大エネルギー弾に対し、ただ静かに突き上げた掌で"受け止める"。重圧によって王を起点に地盤一帯に亀裂が走る中、王は悠然とした足取りでそのまま距離を詰めると―――)―――― バ  ギ  ュ゛  ア゛  ァ゛  ッ゛ !   !   (握力"のみ"で太陽を粉砕。熱量の残滓が火種となって儚く飛散する) 」

ヴィヴィ「トンチもいいとこだけど真理だね。私達は"無限"を証明する術を持たない、宇宙全体を俯瞰するすべがないようにね。 あれが全知全能かは置いておいて、今この場において万能と称するには十分な力と対応範囲を持ってる……これだけで心折れるには充分でしょ……ゲホッゲホッ 」

ゴールデンフリーザ「なんッ゛………だと…ォ゛…… ! ! ? (星をも滅ぼす巨大なエネルギー弾を、あろうことか素手のみで破壊され酷く絶句する) 」

ブラックホール「ぶ ッッッ(あまりにも、シンプルで強力な一撃。あらゆる攻撃を耐えてきた、彼らにはそのしぶとさ・タフさに信頼のあるブラックホールの屈強な肉体が、幻影の王の蹴撃を至近距離で受けただけで、着弾した地点から弾けるように四散し、転がった) 」

なこ「ふえっ……??今のこれ誰……??えっ…えぇっ!?蝶々が…喋った……(๑º ㅿº)(頭上に止まったエリアスにびっくり仰天)じ、じゃあ……打つ手はないってこと……なの……? 」

マルコ「ゼェ……ハァ……!バカみてぇな火力と範囲を兼ね備えた攻撃… あらゆる相手に対応できる業のレパートリーの数…そして何より……あのフレイミスの坊主の最大加速を乗せた攻撃を受けても致命傷にならない生命力だッ……!たとえ攻撃をあてて損傷させても、得体の知れない力で再生されてしまうッ…! 」

ニル「―――!ブラックホールさんッ…!!(転倒する彼のもとへ慌てて駆け寄り、その背中に手を添え心配そうな眼差しを向ける) 」

村野さやか「クロノラさんが連れ去られちゃった以上、彼女のGM権限でここを離脱することもできない…っ……そうだ、離脱クリスタル…!いや、でもっ……そんなものを使っている余裕、今はありません…っ…… 」

メノア「いずれにせよ!対抗手段が無いようじゃこのまま攻めていてもみんな無駄死にしてしまうわ…!!もうすでに精鋭メンバーもダウンしちゃったし…なんとかして撤退しないと、ゲームオーバー以前に本当に死ぬわよッ!! 」

フレイミス「ゼーッ……ァ……ッ……(なこの回復魔法を受けて辛うじて一命こそとりとめているが、もはや意識が回っている様子はなく、すぐに立ち上がることは困難を極めていた) 」

Dr.ドライドル「(バトルフィールドであるレゼリア国のビルの屋上。戦闘で巻き起こる砂塵を孕んだ風でマントを揺らしながら仮面越しに双眼鏡で状況を把握)イレギュラーだがやか。ゲームの世界とは言えこの強さは侮れまへんね。あれが現実世界に来ていたのなら、瞬く間に世界の大半は奴に乗っ取られてしまうで、んっとにもう!!(地団駄) 」

ブラックホール「…………………(完全に人体を破壊され、もはや動かない……)……やはりこの場でヤツに太刀打ちするのはどう頑張っても無理そうだ(と思われた瞬間、それが光を受けた影のように霧散し、代わりにニルの影からブラックホールが現れる)馬鹿正直に突っ込めば殺されると思ってな。分身の方を突っ込ませた。しかしここまでとはな…… 」

エリアス「打つ手がないならここまでさ。まあ見方を変えればあれは万能ではなく"変幻自在"だ。何かしらのカラクリがあるんだろう……ひとまずここは撤退して体制を立て直すしかないんじゃないかな 」

ヴィヴィ「ちなみに本当に万能だった場合は? 」

エリアス「たすからない、死ぬ 」

ポリゴン2「ちなみにババ………。・・・・・・・・。バb………・・・・・・。 メノアさん、以前クロノラちゃんから譲ってもらったGM権限のデータとか残ってないの? 」

ベール「こうなったら…奥の手のを使うしかねェーッ…!即死(チート)魔法で跡形もなく消し飛ばしてやるの術だーーーッ!!!(帽子を目深に被り直し、鋭い眼光を露わにする) 黎明に告げる背反の喇叭、黄昏に淀む孤独の閑古鳥、白夜に俯く飢饉の月食 (ギ ュ ポ … ッ … … ゴ ポ ッ … … ――――)(静かなトーンで詠唱を口ずさみはじめると、その右手が「黒」に浸食されていく―――) 」

ベール「 流転する蛇は尾を喰らい、水平線の狭間に赤い泪を落とせ ( ギ  ュ  ポ  ン  …  ッ  … ! ! ) (やがて片手から両手へと染め上がった「黒」が、大きく弾け飛ぶ)  “ 黒く歪む星 《 ブラックアウト 》 ”   (  ギ     ュ゛     ボ     ォ゛     ァ゛  )(自身が持てる禁断の魔術。万物の一切を「黒」に染めて"消し去る"魔法を、幻影の王に差し向ける) 」

幻影の王「 ホゥ…愚民にしてはなかなかの魔力を持っている。だが無意味ぞ―――――― ギ ュ オ ッ (こちらに迫りゆく万物を消し去る「黒」に向けて掌を翳すと、王の直前の空間が歪み、同質量の「黒」が彼女の禁断魔術を覆い尽くすように呑み込んでしまった) 」

ベール「 ッ゛ ――――――――― ! ! ? ("歪返し"…ッ゛…!?嘘だろ…マジかコイツッッッ!!!)(幻影の王が齎した、自身と同じ「黒」を生み出す行為を目の当たりに死、魔女帽子の内側で血相が青褪める) 」

バギー「派手に冗談言ってるんじゃねえよハデ馬鹿共ォ!!おめえら!!何を夢見てこの塔を登った!?いろいろありすぎて初心を忘れちまったってのか!?攻略者も海賊も夢を見失っちまったらおしめえだろぉ!? 俺は!!!!!願"い"を"叶"え"た"い"!!!!! 」

メノア「もっぺん言ってみろ?な゛?〆るわよ????(ポリゴン2の首を掴み上げて圧をかける) 残ってるならとっくに利用しているわよ!あれからいろいろあった(※慟哭篇参照)んだからしょうがないでしょうが!! 」

ジュラキュー・ミホーク「幻影の王とたたたたたっったたかえとでも言うのか……りりりりいっrリスクがデカすぎる・・・・・・!! 」

ポリゴン2「加齢臭が僕にさわるなBBAァァァァ――――――――――――――ッッッッッ!!!!!!!!!!(したばたじたばた) 」

ローファ「カチャリッ!!(悲鳴混じりに吹き飛ばされた彼女を目で追う)……ッ、ぐっ……!! よくも……よくもみんなを……ッ!!(怒り――胸の奥から感情が沸き立ち、瞳が蒼の輝きを帯びる)  ゴ ォ オ  ウッ!!  (次の瞬間、体からエーテルの奔流が溢れ出し、白銀の髪とマントが激しくはためく) そこのオジサン……”トロイメ団”に何をしたか分かってるの……!?許さない……!(エーテルの奔流が右腕に収束し、渦を巻きながら”巨大な腕”へと変質していく) 」

ローファ「私の仲間を―――傷つけるなぁぁぁぁあぁあぁあぁあッッ!!! ヴォオォオオンッッ!!(爆ぜるようなエーテルの放出が推進力となり、幻影の王に肉薄する。そして間髪を容れず―――振りかぶった巨大な蒼の腕を振り抜いた) 」

なこ「あっ……!?待って、あの子…危険だよっ!!(果敢にも単身で幻影の王へ突撃していくローファを見て大きく目を見開くが―――) 」

幻影の王「………―――――――(次々と倒れ、あるいは戦意喪失に項垂れる者たちの中で、最後に飛び込んできた少女・ローファに王は傲岸不遜に佇む。最後に残された者がよりにもよってこんな矮小な小娘ただ一人。そんな小さな存在に何ができる?迎撃の姿勢を見せることなく、王は彼女を嘲笑うように口の端を緩めてその攻撃を自ら許す―――――) 」

幻影の王「―――――――   ┣¨    グ    ゥ゛    才゛    ァ゛    ッ゛     !  !   !    (   !   !   ?   )( その瞬間、何者も寄せ付けなかったはずの王が初めて―――――"退けられた") 」

幻影の王「 ズ ザ ザ ザ ァ ー ッ … … ! (歴戦の戦士が成す熟練の業でもない、あまりにも小さな小娘の、ただ感情を乗せただけの拳による一撃が、王の頬を殴り抜いたのだ。あのフレイミスに殴られた時でさえ手応えの無かったはずが、大きく仰け反ったのである)…………(殴られた部位に、あの結晶体の破裂痕は……"ない"。幻影を司る王に、初めて痛覚が走ったのだ。その感覚を確かめるように頬に左手を添え、無言を貫いていたが―――) 」

幻影の王「………―――――――― もうよい、余興は終わりだ。(その不自然な顛末に怒りを表すことはなく、もう飽き飽きしたと溜息を吐きだすように俯いた上半身を反り上げると共に、両腕を広げた) 」

幻影の王「 これより 幻想世界《 ファンタズマゴリア 》 誕生の儀式を行うッ!!  」


ビキ……ギ……ッ…  パ、キャ……ッ…… ベ、キッ…ン…… ! ! (漆黒の大地が小刻みに揺れ始め、次第に膨れ上がる振動は大震災の如し。真っ黒な空が砕け、深淵の大地が裂かれ、大気さえも破かれようとしていた――――)


メ ギ メ ギ メ ギ メ ギ ィ゛ ッ゛ ―――――――  ボ  ゴ  ォ  ア゛  ァ  ン  ッ  !  !  !  (そして、文字通りすべてを揺るがす程の得体の知れぬ力によって、ついにその軋轢に耐え切れなくなった幻影空間が崩壊。攻略組は砕けた地盤の瓦礫と共に一斉に落下し、奈落の底へと落ち始める―――――!) 


なこ「……!?(揺れが…どんどん強くなっていく……っ…?空が、割れて……!?)(天変地異が起きようとしている光景に右往左往するが…)――――――!?(気が付けば、ぽっかりと開いた大穴に呑み込まれてしまう) ひぇ~~~~~~~~~~~~っ ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐. (そうして、他の攻略組たちと共に真っ逆さまに墜落してしまう) 」

仮面ライダーギーツ「これは…――――ッ!?(大きな前兆を感じ始めたのも束の間、裂かれた大地の大穴に呑まれ、墜落していまう) 」

メノア「い゛や゛ーーーーーーーーーーーーーーッ゛!!!!!!なんでこうなるのよオオオオオオオオ~~~~~ッ!!!(号泣しながら落ちていく) 」

ムスカ「ああああああああああああああ!ラピュタが!!私からラピュタが遠のいてしまう!!!!おのれええええええええええ~~~~~~~~~~~~~~!!!!(落下) 」

ゴールデンフリーザ→フリーザ「チ、チキショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!(大の字に全身を広げながら落ちていく) 」

Dr.ドライドル「────!!(存在するだけでこの圧倒的重圧。それは空間内の法則を容易く歪め、ただ立つだけですべてを敗北の底へと突き落としてしまう至上のパワー。彼自身の憧れそのもの。しかし、それが敵意として向いている以上、気に入らないものは気に入らない。だが今は成す術なく落下を受け入れ)ケ ッ ソ!  ク ル ッ ソ!  ハ ァ ー ッ!!(奇声を上げながら奈落へと自ら飛び込む) 」

エース(幻影)「ッ…これは……『幻影の巨塔』が…崩壊していく……ッ…!?(砕け落ちていく景色と共に、幻影体である自身の身体にもノイズが走り始め、消滅化を目前としていた)――――マルコッ!!!(その最中、限られた最後の瞬間に声を張り上げる)…………頼むッ… 『 エリノラ 』を…『 幻影の巨塔 』を……救ってやってくれ……!お前たちを……信じてる……!!(ニカッと友好的な笑みを最後に残し、幻影体は崩壊する幻想世界の中で本来の姿として砕け散った―――) 」

マルコ「……!?エースッ゛!!!(幻影体とは言えど、かつての仲間に託された想いを胸に…不死鳥は落下の最中、強かに頷いた)……お前の意思…確かに受け継いでいくよい…ッ!(意を決すると、ちょうど傍を落下してい歌ヴィヴィの肩を不死鳥の足で掴み、浮上することなく流れに従って落下していく)―――― お前らッ!!何としても生き延びろッ!!生きて…いつかまた全員で這い上がってやるぞ!!いいなァッ!! 」

夕霧綴理「見て、さや、すず。鳥になった気分だよ。楽しいね。(落下している最中でもマイペース) 」

村野さやか「楽しくなんかないですよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!きゃあーーーーーーーーーッ!!!(あばばっ) 」

徒町小鈴「ぴええええぇぇぇぇぇ~~~~~~~ッ!!徒町チャレンジ!!鳥のように飛んでみせます!!!わああああああ~~~~!!! 」

ニル「   ぴ   ゃ   あ   ぁ   っ   (目をぐちゃぐちゃのぐるんぐるんにしながらスカートの裾を押さえつけて落ちていく) 」

ベール「うわあああああああああああああああっ!!いてえええええええええええっ!!―――――――っ!!や、やめろおおおおおおおおおおおおおっ!!!絶対に落とすんじゃねええええええええええええっ!!!あぶねーよ!!!うわあああああああああああああああああんっ!!!誰か・・・・・誰かあたしを助けてくれええええええええええええええええええええええええええっっ!!!あたし一人だけじゃ助けられねえよおおおおおおおおおおおおおっ!!!力不足で情けねぇよあたしは!!誰か助けてくれえええええええええええええっ!!!(幻影の巨塔の外にいるオーディエンスたちに全て聞こえるぐらい、大声で叫んだ) 」

アンビー「――――――――(落ちる。ただ落ちていく。私はこれでいい。ニコたちが無事なら、それで…―――――)(例のPVのように真っ逆さまに頭から落ちていく) 」

ブラックさん「おのれゆるさあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!1(大した活躍もできなかったブラックさんも落ちていく) 」

ネモ「……はぁ……はぁ……っ…?あ、れ……?ボク……なにを、してて…って…――――――えええええええっ!?!?!?!?!(ようやく幻覚作用から目を覚ましたと思えばいつの間にか落下している状況に大パニックになる) 」

ヒロ「貴様だけは絶対に許さんぞ!!(落ちていく) 」

澁谷千手観音菩薩様「なんで私までぇー!?(落ちていく) 」

いかりや長介「(巻き添えで落ちていき)だめだこりゃぁぁぁーーーーーーっ!!!! 」

ローファ「―――ッッ!!(怒りだけが先行し、ただ続けざまにもう一撃を叩き込むことしか頭になかった。唯一自身のみが幻影の王を退けられたことの意味にも気づかぬまま、さらに荒々しく飛び出そうとした瞬間――)えっ……!? わ、わぁぁぁ~~~!?(床の崩落が起き、抗う間もなくそのまま奈落へと飲み込まれてしまった) 」


砕ける幻影の瓦礫と共に足場の自由を失った者たちは奈落の底へと落ちていく―――――



フレイミス「――――――………ん……っ…………ぁ……?(薄ぼんやりとした意識の中で静かにゆっくりと目を覚ます。うつ伏せになったまま倒れていたらしく、朦朧とした意識を頼りにその身を起こしていく)……どうなっちまったんだ……俺たち、は………?………??……―――――― ! ! ? (起き上がり、上半身を立たせて周囲の景色を見やる。そして…その前方にあるものん存在に驚愕するあまり、ついに意識が現実に呼び戻されたかのように大きく目覚めた) 」




フレイミスをはじめ、目を覚ました多くの攻略者たちが次々と目を覚ますと共に、同様の反応を示した。
幻影の巨塔の崩壊後、彼・彼女たちはいつのまにか外の世界に投げ出されながらも、無事に幻影の王の脅威から逃れることができた。
しかし、それで安堵するのは時期尚早というものである。
彼らが目にする先には、蒼い結晶体で構成された幻想的な巨塔が立っているはずだった。
しかし、そこにあったのは―――――




――――黒を帯びた結晶群で塗り固められた、
まさしく「巨大な城」ともいうような建造物ができあがっていたのだった…


村野さやか「…な……なんですか……「アレ」っ……!?私たちがいたはずの…『 幻影の巨塔 』じゃ……ない…っ…?(幻想的な雰囲気を禍々しさに染められた巨大な建造物に目を見張る) 」

仮面ライダーギーツ → 浮世英寿「……だが……あそこには間違いなく「幻影の巨塔」が立っていたはずだが…(周囲の景色を見渡し、既視感のある風景に記憶の中の光景と比べつつ、眼前にある得体の知れない巨大建造物を見上げる) 」

メノア「……!見て!あの結晶…さっきフィールドに現れたものと似ていないかしら…!?(建造物を指差しながら叫ぶ)……本来、幻影の巨塔を構成している物質はずの『 偏属性クリスタル 』… 拠点クリスタルやこの巨塔さえも造り替える程の質量を持っているということは…偏属性クリスタルとは似て非なる物質なのかもしれない……? 」

なこ「……でも…この外観……塔というよりは…まるで「お城」のようにも見える… ももん「ももんもそう思うもん!あのお城、存在そのものがとんでもない魔力の塊なんだもん!ももんにはわかるもん!」 」

メディ(NPC)「―――― みなさま、ご無事ですか!?(慌てて一同のもとへ駆け寄ってくる) 」

ベール「おおおおおおおっ!?メディちゅわあぁ~~~~~ん!!!あたしのために会いに来てくれたのねぇ~~~~ん!?だいちゅき❤あいちてる❤ん~~~まっ❤ちゅっちゅっ😘(隙あらば抱き着こうとする) 」

メディ(NPC)「お薬出しておきますね(抱き着こうとしてきたベールをかわして尻にどでかい注射器をぶっ刺した) 」

ベール「んあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ(≧Д≦)( チーーーーーン… )(くたばる) 」

ツムリ(オーディエンス)「英寿様!みなさま!お怪我はありませんか…!? 」

ジーン(オーディエンス)「英寿、無事か!?……よかった…みんなもなんとか逃げ切れたみたいだね… 」

浮世英寿「……!ツムリ、ジーン…!そうか…お前らも先に避難していたのか…(安堵したように口角を上げる) 」

メトロ「うわぁぁぁぁんっ!ネモちゃあぁぁん!心配したよぉぉ~~~っ!(´;ω;`)ブワッ(駆けつけてくるや否やネモに抱き着く) 」

ロイエ(NPC)「皆様、ご無事で何よりでございます。(悠然とした足取りで歩いてくる)実は件の事件が発生した直後、『運営』様より事前に避難勧告を受けておりました。他のプレイヤーの皆様も既に幻影の巨塔からログアウトし、我々スタッフやオーディエンスの方々も脱出をしていました。残された皆様のことが気がかりでございましたが、何とか帰還されたようで… 」

ネモ「わっぷ…!?メトロちゃん…!?それにマスターも…! ……そっか…みんな無事に逃げられたんだ…よかった……!(泣きじゃくるメトロの頭をよしよししながらロイエの話に頷いていた) 」

フリーザ「ホホホ……はじめてですよ。ここまでこの私をコケにしたおバカさんは… 絶対に許さんぞあのムシケラ野郎(幻影の王)ッ!!!今度会ったらただじゃおかんぞ覚悟しろおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!! 」

ドドリゲス「(こいつだけ生き埋めになってればよかったのに…と思う哀れなトリ) 」

ニコ(オーディエンス)「アンビー!アンビーッ!しっかりしなさい!起きてるなら目を覚ましなさいよ!(無傷のまま倒れているアンビーの体を起こそうと揺さぶっている) 」

ビリー(オーディエンス)「お、落ち着いてくれニコの親分!大丈夫だ、アンビーは息してる!あれくらいでくたばるような奴じゃないぜ! 」

???「ダニー!グレッグ!生きてるかぁ? 」

???「ああ……なんとかな…… 」

ニル「……で、でも……これから…どうしよう…っ……?幻影の巨塔もあんな姿になっちゃって…クロノラちゃんも…結局行方が知れないままで…… 」

アガラ「………本当だぁ、生きてる…………(幻覚を受けた顔面を軽くさすりながら)……幻影の塔登りどころじゃ無くなってるみたいですね、こんな感じだと… 」

シェバナ(NPC)「思いっ切りトラブルやんなァ、いやぁ、こんだけ大規模なんやからどっかしらでこういう事態は起こるもんやけども……まさかあんなレベルの乱入者が滅茶苦茶に、ってのはスタッフ側も想定外やったんちゃうかなぁ……ああ、アガラくん元気そう屋根。まだ頑張ってな(ノートパソコンを雑に叩きながら)……あっ、もうすぐ発売やん、アレ。はよ終わらさななぁ 」

フレイミス「(クロノラ――――)……ッ…… そうだ…クロノラ…ッ! アイツを…助けに行かねえと……っ…(足元をふらつかせながら、巨大な城へと歩んでいこうとする) 」

なこ「……!ま、待って…!行っちゃダメ!それに…君の体、まだ完治できないの… そんな深い傷を負ってちゃ、危ないよっ…? 」

フレイミス「……わかってる… けどッ……クロノラ…… アイツが連れ去られてしまったから…この幻影の巨塔もおかしくなっちまったんだろ……?早く、助けに行かねえと―――――  ガ ク ッ (しかし、体力はもはや限界に近い。たった数歩歩いただけで前のめりに倒れかかってしまう) 」

金髪の少女「―――― ぽ ふ ん っ (その時、前のめりに倒れかかるフレイミスを柔らかい何かが受け止めた。彼の目の前に立っていた金髪を揺らす少女…その豊満な胸に少年の小さな顔をうずめ、幼子のように不思議そうに小首を傾げながらもどこか大人びた眼差しで彼を見つめていた)……大丈夫…?怪我、たくさんしてる… あまり、動いちゃ…ダメ…(抑揚のない落ちついた声音で諭す) 」

フレイミス「 わ ぶ っ ? ! (クッションみたいにやわらかい少女の胸に自身の小さな顔をうずめてしまい、驚きつつ離れる)……すまねえっ… ……?アンタも……攻略者(プレイヤー)…なのか……?(見覚えのない顔に何度も目をぱちくりさせる) 」

なこ「……?(わっ…可愛らしい娘だ…♪(*´꒳`*))(金髪の少女を見てほっこり癒される) ももん「……なこ、その娘から…結構な魔力を感じるもん!この眩しい感じ……もしかすると、神聖魔法の使い手である可能性が高いもん!」 ……えっ!?ま、まさか……なこと同じ…魔法少女だったり…!?Σ(๑ °꒳° ๑) 」




金髪の少女 → カズネ「……(二人の問いかけに静かに首を振るう)……プレイヤー…魔法少女…違う… わたしは…『 カズネ 』… 大きな地震の音を聞いて、遠くからここへやってきた… あの大きなお城…なんだか、嫌な気配…する…… みんな、巻き込まれてしまった……? 」

なこ「カズネちゃんっていうんだ… 私は「なこ」…♪こっちのちっちゃなフクロウさんは「ももん」っていうんだ。よろしくね…♪(*´꒳`*)  カズネちゃんは…遠くから来たんだ…?じゃあ、やっぱり巨塔の異変は外の世界にももしかすると影響していたのかもしれない…… 」

カズネ「…なこ…ももん… うん、よろしく… (覇気こそ感じられないが礼儀正しく会釈する) ……そう… なにか、大きな予兆…感じる…… あまり、いい感じ、しない…… 」


ギ  ギ  ィ゛  ー  ー ー  …  ――――――  ッ゛  !   !  (変わり果てた光景を前にして途方に暮れている者たち。そんな時、荘厳にして堅牢な黒城の正門と思わしき両開きの巨大な門扉が大きな音を立てて開かれていく。そこから姿を現すのは――――)


幻影の王「―――――――――   ォ゛  ォ゛    オ゛    ッ゛    (あの、脅威の力を持つ『 王 』であった――――) 」




一同『 『 『 『 『     !  !  ?     』 』 』 』 』(そこにいた誰もが、開かれる門扉より出でる『王』の姿に驚愕する―――)

幻影の王「 現下で生を受けた愚民共へ告げる。ただ今を持って、「幻影の巨塔」は我が家城となった。我が妃「エリノラ」と共に、余は新たな幻想世界を創世する。この…―――――― 『 幻影の巨城 』より  」

マルコ「……『幻影の巨城』…だとッ……?(現れた[王の威圧に屈するわけにはいくまいと睨みを返す) 」

トランセンド(NPC)「うええっ!?いやいやっ…そんなの聞いてないし…!『運営』の許可とか下りてないよねこれ!?どうすんのお!?(あわあわ) 」

ムスカ「はっはっはっ…!面白い冗談を言うではないか!幻影の巨塔はいずれ第二の天空の城ラピュタとして、ラピュタ王であるこの私が支配するのだ!勝手な真似はよしたまえ! 」

フレイミス「――――― ふ ざ け る な゛ ッ゛ ! ! (『王』の宣言に真っ向から噛みつくように張り叫ぶ)……何が幻影の巨城だッ……!ここは…ここはなッ……エリノラにとって大切な場所で…俺たちにとっても"願い"を叶えるために必要な場所なんだッ…!!それを……誰かも知らねえクソ野郎に…支配される筋合いはねえッ!!(明確な敵意を剥きだして怒号を上げる) 」

シェバナ(NPC)「んんーー………ハッタリの類やないんやったら、そのレベルまで権限が奪われてるって事やな、あの傍若無人っぷり考えたらまあ、出来なくもなさそうやし。脱出した筈の人もちょっと心配やな……とはいえ……ちょっとキショいな、エリノラが「妃」って…… 」

幻影の王「 ッハ!笑止千万。何が"願い"だ。そんなモノの為に『エリノラ』に犠牲を強いてきたのは貴様等愚民共ではないか! 」

村野さやか「…どういう……ことですかっ……!?(王の意味深な発言に、臆さず食ってかかる) 」

幻影の王「まだ分らんか。貴様等愚かな民が幾千を超えた永い刻の中で重ねてきた下劣な"願い"を、『エリノラ』は"祈り"と称して受け取ってきた。『巫女』はその天命を全うし、献身に民の利己的な願望を守り、讃え、叶えようとしてきた…――――― 」

幻影の王「――――― だ が ッ ! ! (ここで、『王』の声音に感情の熱が灯される) 再現を知らぬ願望欲望が『巫女』に課せられた天命に綻びを齎し…余に『災害』が解き放たれた!!貴様等の愚かな"願い"とやらで、星の命運を維持し続けてた『巫女』は堕ちた! 」

浮世英寿「……!(『災害』……まさか…―――)――――― 『 ロギア 』のことかッ…!(この幻影の巨塔で繰り広げてきた激戦の中で渦巻く陰謀に触れ、明かされた真実から知ったものが脳裏に直結する) 」

アガラ「シェバナさん、それ下手したら全部この塔の制御を全部奪われてるみたいに聞こえてるんですけど…… ……災害、って……俺達の願いが、負荷になった結果とでも言うんですか……そんな、あれだけ大々的に集めといて…… 」

幻影の王「有限なる刻の中でしか生を謳歌できぬ現世の愚民共が、無様にも生き永らえようとした顛末が起こした破滅への一途だ。そこまで滅びを迎えたければ、甘んじて迎えるといい。しかし、それは『巫女』の意思に非ず。慈悲深き『エリノラ』はそれでも世のため民のために、この現下にただ一つの楽園として「幻想」を産み落とした…それこそが、『 幻影の巨塔 』だ。 」

幻影の王「しかし、余はそれを認めぬ。民の"願い"を叶える前に『巫女』が朽ち果てては本末転倒。ならば、『巫女』に代わり…『 王 』である余がこの万物の世界を幻想なる世界に落とし込み、遍く一切の願望を実現できる幻想郷を創りだす。もはや『巫女』が天命を課すことはない。『 王 』たる尊厳を持って、余がこの渾沌なる世界を「幻想」に染め上げる!

幻影の王「よって…崇高なる我らの『 幻想世界《ファンタズマゴリア》 』を、何人も汚すことは許されぬ。(静かに片腕を挙げる)――――――― 出でよ、我が従僕『 ゴライアス 』たちよ (掌から産み落とされた黒い結晶破片が地に散乱する――) 」


ピ キ ビ キ ピ キ キ ッ バ キ ビ キ ャ ア … ッ … … ―――――――― ! ! ! (幻影の王より産み落とされた黒い破片がその周囲の大地を瞬く間に黒く染め上げる。深淵なる舞台から、四つの塊が黒晶によって形成され…その全貌を露わにした)




ゲッコー・モリア(ゴライアス)「 キーーーシシシッシィッ!!さあ…『幻影の王』よ…早くこの俺を海の王様にならせろッ!!  」

――――― "夜の王" 『 ゲッコー・モリア 』





ガーリックJr.(ゴライアス)「 ようやく目覚めたぞッ…!!この私が、再び世に混沌を齎す時が来たのだァッ!!フゥハハハハハッ!!!  」

――――― "魔の王" 『 ガーリックJr. 』





空母ヲ級(ゴライアス)「 ……ヲ… ヲ…… ヲ゛ッ……――――― ヲ゛ ヲ゛ ヲ゛ ヲ゛ ヲ゛ ! !  」

――――― "骸の王" 『 空母ヲ級 』





ザント(ゴライアス)「 我が『 王 』の望みは一つ…… 混と沌を、一つの幻想に!!  」

――――― "僣の王" 『 ザント 』


ネモ「ッ―――――!?(幻影の王を取り巻くように現れた新たな四つの影に警戒心を抱き、メトロを背後に回し黒刀を突きだすように身構えた)……なに…なんなの…コイツらッ…!? 」

メノア「……今の感じ…幻影体《ファンタズマン》が戦闘開始前に現れる時と構成が似ている… ?! 」

安養寺姫芽「で、でもさぁ…あの雰囲気…なぁんかいつもの幻影体とは違う気がするよお……!? 」

あの男「つまり奴はその名の通り幻影体を自在に支配し召喚も使役も自由自在ということか? 」

シェバナ(NPC)「調べ切れてないからわからんけど、エリノラも支配下に置いたみたいな言い方やし……あの分やと乗っ取りは成功しとんちゃうかなぁ、ほら見て、アレ、強そうな護衛?が四体も出てきたで。多分幻影体の亜種かな?完全に従僕扱いで出しとるもんなぁ…… 」

アガラ「…………そんな軽く……でも、あの四体……幻影体に似てはいるけど、違う……うん、そうだ、気配も、匂いも……今までのとは、違う……! 」

幻影の王「こ奴らは余の従僕『 ゴライアス 』。余とエリノラの家城を守る「幻影の番人」なり。貴様等など、余には脅威に値しないが、戯れる暇はもはやない。エリノラに"願い"を託したければ、せいぜい『 幻影の巨城 』の天守にまで登って来るがよい。もっとも、余に劣る貴様等では、我が力の片鱗で産み落とした従僕には手も足も出ないだろう。さらばだ、創世を遂げた幻想世界で再び相見えよう―――――(そして『王』は外套を御菊傍目ながらみを翻し、城内へと姿を消すことで堅牢な正門が閉ざされたのだった―――) 」

フレイミス「…ま、て……(身を翻し、徐々に閉ざされていく正門の奥へ消えようとする幻影の王の背を睨みつけながら前傾姿勢になり―――)―――――― 待 ち や が れ よ ッ゛ ! ! (  ド  ゥ  ン  ッ  !  !  !  )(ブーストを爆発させて一気に空間を突き抜け、今まさに閉じようとしている正門に向かって飛び出すが―――) 」

ガーリックJr.(ゴライアス)「―――――  シ  ュ  オ  ン ッ  (去りゆく幻影の王に迫ろうとするフレイミスの眼前に、瞬間的に割り込む) 無駄な足搔きだァッ!! (嘲笑うような表情でフレイミスを大きく蹴り飛ばした) 」

フレイミス「(―――!?) が ふ ッ゛ ! !  (しかし、ガーリックJr.の妨害に遭い強く蹴り飛ばされてしまう。再び顔を上げた時には正門は固く閉ざされてしまい、歯ぎしりと共に喉奥を強く鳴らした) 」

なこ「フレイミス君っ…!?(蹴り飛ばされた彼を背中から受け止める) ダメだよっ……!身体の傷もまだ治っていない…!このまま無茶をすると本当に危険だよ…! 」

ゲッコー・モリア(ゴライアス)「キィシシシシシッ!!やめとけやめとけ!経験浅いテメェら若造共に何ができんだァ?ここから先は選ばれた強者のみが生き残れる世界だ!これが新世界だ!!わかったか雑魚共!キシシシシッシッ!! 」

フレイミス「わかってる……わかってんだよッ…!!それでも……やらなきゃいけねえんだよッ!!アイツを…クロノラを一人にして尻尾巻いて逃げるなんてできねえんだッ!!(ダァンッ!と勢いよく跳躍し、ゲッコー・モリアへ狙いを定める)う゛お゛お゛お゛お゛お゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーッ゛!!!!( ド ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ッ ! ! )(持ち前の加速で勢いをつけた両拳乱打を我武者羅に叩き込んでいく) 」

ゲッコー・モリア(ゴライアス)「キシシシシッ…威勢だけは認めてやろう!だが"覇気"も使えねえザコプレイヤーじゃ届くもんも届きはしねえ!(ビキバキビキギバキャッ!!)(フレイミスをラッシュ攻撃を避けるでも防ぐでもなく受け続ける。だが、攻撃の被弾と同時に全身の表面が砕けたガラス破片のような亀裂痕が入ると共に瞬時に元通りに修復されていく一方であった) 」

ザント(ゴライアス)「 ヒ ュ オ ン ッ ―――― 遊びはここまでだ (―――― ド ゴ オ ォ ア ッ ! ! )(ゲッコー・モリアに無益な攻撃を続けるフレイミスの傍へ瞬間移動すると共に、既に握られていた黒剣で腹部を殴り抜けるように薙ぎ払った) 」

フレイミス「(効かねえッ……!あん時のアイツと同じ力ッ…!(幻影の王と戦った先程の光景がフラッシュバックし、苦い表情を浮かべるが…)―――――    ぐぁ゛   ッ゛   !  !  (余所見をしたことでザントの死角からの急襲に間に合わず、宙へと殴り飛ばされていく) 」

アスラン・ザラ キ ラ ン ッ ――――――― フレイミスッ!!(するとそこへ、空の彼方から赤い彗星が如く飛び出してきたアスランの手繰るズゴックが緊急参戦し、吹き飛んでいく彼を間一髪抱きかかえるように受け止めた)……大丈夫か…?もう動くな……! 」

フレイミス「…ぁ……あ………?(窮地に駆けつけて来て呉れたアスランのズゴックの単眼を見届けるが、既に蓄積された傷や疲労感から限界を迎え、重い瞼を閉ざして気を失ってしまった―――) 」

山野淳一郎(SE)「―――アスラン君、私だ!(そこに立て続き、ズゴックの内部スピーカーにてアスランを支援する科学者の男の声が轟いた)なんとか間に合ったみたいだが…一刻も早くその場を離れるようにみんなに伝えるんだッ!幻影の巨塔を起点に…得体の知れないエネルギーによる"浸食化"が発生している!そのまま現場にいては危険だ!頼む!彼らを付近にある『 ツグリ村 』に避難してやってくれ! 」

アスラン・ザラ「………(フレイミス…こんな重症に……俺が、もっと早く駆けつけていれば…)(意識を失ったフレイミスをカメラ越しに見つめ、眉を潜める)……!了解です、博士!(山野博士の忠告を受けて機体を旋回させ、一同と向き合う)お前たち、ここは危険だッ!今すぐ俺についてこいッ!(そう告げると低空飛行で彼らを先導していく) 」

村野さやか「あれは…アスランさん…!?わ、わかりました…!みなさん、逃げましょう!アスランさんへついていってください!綴理先輩、小鈴さんも落ち着いて避難しますよ! 」


ビキッ   パキキッ  ビッ ギ    パキッ   ―――――――(山野淳一郎が供述したように、確かに「幻影の巨城」を軸に、緩やかな速度で大地が黒い結晶体で覆われ始めようとしていた)


マルコ「……!なんだ、ありゃあ……!?(不死鳥の翼を生やして上空から様子を俯瞰していたが、黒く浸食されていく大地に目を見張る) お前らッ!!その男の言う通りにするよい!ゆっくりだが、確かに「何か」が迫っている!ここは退散するよい!!(避難する一同の流れに従い飛行する) 」

アガラ「(彼我の差を理解させられているが故に、出方を伺おうと構えていたが)………なっ、モビルスーツ……っ!?いや、アレ、信頼して大丈……ぶ……うわっ!?選択肢なんかないって事……か……っ!(結晶体から逃れる様に走る) 」

ゲッコー・モリア(ゴライアス)「 キーーーシシシシシッ!そうだ、そのまま無様に逃げていくがいいッ!テメェらには早すぎた世界だ!だが安心していられるのも今の内だ…!これから長い長い時間をかけて『 イリジオン 』がこの世界を包み込んでいく!そうすれば『幻影の王』の悲願は果たされるんだ!キィシシシシシッ!! 」

ニコ(オーディエンス)「くッ…なんなのよもうッ!ビリー!アンビーを頼むわっ!(ビリーにアンビーを担がせると、自身も避難態勢に入る。だが、すぐにそうは実行しない。最初から握られていたアタッシュケースが起動音を立てて武器形態に変形し、中から銃砲が顔を出した)……アンタたちに"こんなもの"が効くなんて正直思わないけれど…ウチの大切な従業員のアンビーを貶した落とし前は、社長としてきっちりつけさせてもらうわよッ!(銃砲に溜め込まれていくエーテルエネルギーが球のように膨張していく) 」

ニコ(オーディエンス)「これでも…喰らいなさいッ!!(―― ド オ ォ ゥ ン ッ ! !)(そして、最大限までチャージしたエーテル弾―― 当然効くとは思っていない。ただあくまで自身の矜持をもって一矢報いるために放った一弾――を、ゲッコー・モリアへと放った) 」

ゲッコー・モリア(ゴライアス)「キシシッ…何を今更!そんなもんで俺たちの足止めをするつもりかァ!?(放たれたエーテル弾に対し悠長に両腕を広げて受け止める姿勢に入るが――――)―――――― ム゛ ギ ィ゛ ッ゛ ! ! ? (―――エーテル弾が、被弾。全く通用するはずのない結晶の身体を持つ黒い幻影体が、演技ではない素の絶叫を上げた) 」

ビリー(オーディエンス)「ニコの親分、早くッ!やべえのが迫ってるぞッ!!(気絶するアンビーを背負いながらニコの方へ振り返る) 」

ニコ(オーディエンス)「イーっだ!(ゲッコー・モリアの反応を見届ける前に舌を出し、遅れてビリーたちと合流して逃走を図った) 」

メノア「―――――― ! (その瞬間を、あえて最後まで居座り続けていた彼女は見過ごさなかった。明らかに今までと違う反応を示した幻影体に対し冷静に目を細めるが、迫りつつある黒い結晶の浸食に限界を感じて逃走していくのだった―――) 」


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最終更新:2025年09月15日 00:08