星野アクア/星野愛久愛海(ほしのアクアマリン)

概要

『【推しの子】』の主人公(現世)。本名:星野愛久愛海
ゴローとしての肉体死後、アイの息子に転生時の際に生じた別視点のゴロー本人だったが、高校時代に出逢った複雑な人間関係でアクア自身の心情が変化し、最終的にはアクアとゴローとしての二面性人格(アイデンティティ)を持つに至る。現世の母であるアイドーム公演にも黒幕も手引きによってストーカーに視察される。その黒幕こそが、自分の父で芸能界関係者のカミキヒカル
二度に渡り、アイへの思いを砕いた司法も裁けないクズ男を葬るべく、芸能界へ足を踏み入れる。こうして、大切な人々を巻き込む壮大な復讐劇が幕開けする。

決着の刻

カミキを誘うべく、映画『十五年の嘘』を芸能界関係企業と企画し、自身はカミキ(少年A)を演じる。撮影後にも出演者インタビューにてカミキと再会し、父にアイが遺したDVDの映像を見せた。そして、カミキの表情と動向を監視ながら、父に対するルビーの復讐を静止する。その後にもあかねとの対話にて、「新野冬子(ニノ)がカミキと裏で繋がってる」ことを語り、あかねにルビーの保護を託す。自分の予想通り、カミキはニノにルビーの抹殺を操作し、B小町のクリスマスライブ当日にも自宅に襲撃したニノをあかねの策略で取り押さえる。この瞬間...
直接的に片寄ゆらを崖から転落死させ、実行犯の自殺を仕向けて、大輝の件での自殺を仕向けて、アイを葬った元凶、カミキヒカルに於ける全ての証拠を掴む。復讐を今度こそ果たすべく、宮崎県海岸にカミキを呼び出し待ち伏せし、悠々とB小町ライブの配信を眺めながらカミキがやって来る。カミキを醜態な嘘つきだと罵るも、犯罪教唆を巧みに扱うカミキには効かない。アクアが決断した復讐とは...


「妹を人殺しの妹にさせない。その方法がたった一つだけある」



死因

自身の脇腹を握るナイフで刺し、カミキは遂に動揺する。動揺を誘う隙にカミキを自分と共に崖から突き落とし、海水内でカミキの殺害に成功する。この時の復讐は「メフィスト」第1期EDと回想させており、アクアのカミキに対する復讐を伏線と張ってた事だ。
「自伝映画により告発されたカミキは逆上、脚本担当のアクアと刃傷沙汰の末共に崖から転落死した」というシナリオ通り、カミキヒカルに粛清を果たす。が、自身で脇腹を刺した出血とカミキとの水中バトルによる致命的怪我も負い満身創痍になり、「僕の生きた理由、それは自分の妹を守る為だ」とルビーを守れたことに安堵したが、暖かい思い出を回想した瞬間に“心が生きたい叫んでる”ともがきながら、冷たい海に再び孤独のまま...がB小町の美しい歌声を思い出し安らかに眠っていった...

...と精神世界で目覚めた瞬間、ゴローさりなが生き続けて夢を叶えるゴロー人格の夢をツクヨミに見せられる...アクア(ゴロー)の後悔である。そしてツクヨミに「アクアは誰なのか?」を質問し、彼女は真実を教える。アクアという人生観を確信して両目の星が消える。思い残しが消え、涙ながらのツクヨミに看取られながら成仏した。


原作165話にて、白装束を着るアクアの葬式が映された。
え?アクアってこんなに呆気なく散るの?

大荒れ

カミキヒカルの残念な最期に続き、今度は星野アクアの幕引きも大炎上を招いた。それも原作者の赤坂アカ先生が発言した「みんなが納得するハッピーエンドを迎える」と信じた読者が多すぎたからだ。

赤坂アカ先生の前作である『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』を最終回まで読んだ読者なら薄々勘付いたはずだ。
「アカ先生は風呂敷を拡げるのは得意だけど、畳むのは苦手なんだって」という通り、序盤の練り込まれた展開が人気を博すのも束の間、中盤に近づく度に「面白くない」「ダラダラしてる」という否定的意見が多くなり、最終回にも納得できないオチで作品の評価を大幅に下げている。そして、推しの子はアニメ版1期OPのYOASOBI「アイドル」が社会現象を記録しており、原作版も前作(かぐや様)を凌ぐスタートダッシュを記録した。が前作の危惧通り、星野アイの最期を絶頂期に世間的注目度が駄々下がりつつ、今度はアイ死亡後の序幕から「面白くない」「ダラダラしてる」という否定的意見が始まった。

そんな予期せぬ破竹のスタートダッシュにより、沢山の新規読者による期待度が高すぎた為に、今回の大炎上に繋がった。読者層にも複数の派閥が存在しており、名探偵コナンのようなペアルックのファンクラブも多い事から、派閥同士の争いと同担拒否が絶えない。最終的にも、アクアがヒロイン(ルビー、かな、あかね)の誰とも結ばれる選択肢を捨て、カミキに復讐する形で自殺してしまった。上記の「ハッピーエンド」に該当しない突拍子もないオチだったので、流石に激怒するのも分かるが、最悪な形で「アクア 死亡」がTwitterのトレンド入りした事でネタバレ回避不可の地獄となってしまった。

期待度に反するガッカリで激怒するのは分かる、が、SNS等で騒ぎを拡大するのは最も倫理的にも駄目だ。最終回後にも「推しの子」をまとめて読もうとした読者にも「アクア 死亡」という巨大なネタバレがお勧め表示されたらどうなる?肝心な内容を早バレした事でショックを受けるだろ?原作者と編集部のアカウントを誹謗中傷でアンチする害悪行為も相次いだが、人を貶し活動に悪影響を及ぼしたら、それでこそ犯罪者だ。

アクアの最期を無駄にしない為にも、自分の行動を見直して欲しい。
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最終更新:2025年02月11日 20:24
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