シャルル・ジ・ブリタニア
概要
神聖ブリタニア帝国の第98代皇帝であり、主人公・ルルーシュとナナリー達(皇子)の実父、或いは
ヴィクトル・ジ・ブリタニア(以下:ヴィクトル、V.V.)の双子の弟。威厳と威圧に満ちた強烈なカリスマ性を放つ絶対君主として君臨し、神聖ブリタニア帝国を一代で世界最大の独裁国家へと変貌させた政治手腕は極めて優秀。皇子育成と国家育成にも厳格体制を充填的に敷き、知略のシュナイゼル、戦闘のコーネリア等、多種多様な英才を擁するブルタニア皇族を英才教育等で輩出し、教育手腕も極めて優秀。また、「不平等においてこそ競争と進化が生まれる」を独自に理念を掲げ、皇位継承者同士を争わせ、最後に勝ち残った者を時期皇帝にすると宣言している。
主人公・ルルーシュの怨敵かつラスボス候補で挙げられた宿敵だったが、実は「嘘」を嫌う異常に潔癖な精神性の持ち主であり、コード(C.C.が有している力)とギアス関連の古代遺跡の力を使い、「嘘の無い世界」を作ることが目的。幼少期にも親族間で帝位をめぐる宮廷闘争が起こり実母を暗殺され、「人間の嘘による醜い争い」に絶望と人間不信を抱いた。そして、実兄の
ヴィクトルと
「僕達兄弟の間に嘘はない」と誓い合い、
「嘘のない世界」の創生を目指すのだった。
それから、ヴィクトルはコードを獲得し「V.V.」と偽名し、兄(V.V.)から「記憶改竄」のギアスを契約。兄(V.V.)はギアス嚮団の嚮主(首領)に、自分は神聖ブリタニア帝国の皇帝に、兄弟の計画に賛同する者達(C.C.、マリアンヌ、他)が集い同志となった。しかし、自分とマリアンヌが心から愛し合い結婚した事を機に、V.V.は嫉妬(と恋情)からマリアンヌを殺害し子供達(ルルーシュ、ナナリー)にトラウマを植え付け、ナナリーを偽装工作で下半身付随自身にさせ、自身に嘘で隠蔽した。その後、ギアスの力でアーニャの体に憑依したマリアンヌの魂を介して裏切りの真相を知り、兄(V.V.)に初めて憤怒と不信感を抱く。V.V.の魔手から子供達(ルルーシュ、ナナリー)を遠ざけるようと、ナナリーに記憶改竄のギアスを施し失明させ、「取引材料」と称して2人を日本に送った。
だが、事実を知らないルルーシュとの親子関係は険悪になり、数年後にも親子喧嘩は世界大戦に発展してしまうのだった。因みにルルーシュがゼロとして黒の騎士団を創設し、自身と帝国への復讐を目指す事は最初から把握・誘導しており、C.C.との約束故である。「計画>子供」を選択する時点で毒親だけどね
目標
「嘘の無い世界」を作る目的で調査を進めて、ギアス関連の遺跡と集合無意識たる「Cの世界」の関係性を理解する。そこで帝国の軍事力で遺跡がある地域・国々を占領・独占し、そこを天領(直轄地)とすることで人間の集合無意識に干渉するシステム『思考エレベーター』を作り出した。そして思考エレベーターとコードを使い、「人間達個人の意識を集合無意識(Cの世界)へと接続・回帰させる事で全人類の意識が疎通する『ラグナレクの接続』」を実行しようと目論む。
途中にも、ギアス嚮団の解体と
兄・ヴィクトルと決別し抹殺するも、側近のビスマルクとマリアンヌの協力・交流を介し、ルルーシュを誘導しながら着実・順調に進行する。そして、神根島に誘き寄せたルルーシュと対峙する。C.C.と枢木スザクの合流後にも、マリアンヌと共に真相と目的を全て語る。
死因
アーカーシャの剣を起動させるが、激昂したルルーシュに
「自分たちに“だけ”優しい世界」だと論破され、更にルルーシュがギアス能力を昇華させて「Cの世界」にギアスを掛け、アーカーシャの剣の起動を強制的に解除し、同時に剣が崩壊する。ラグナレクの接続が阻止され、更に「Cの世界」からコードを干渉した事でマリアンヌの魂と共に下半身から消滅を開始し、咄嗟にルルーシュの首を握り「シュナイゼルが作ろうとする世界の危険性」を訴えるも、ルルーシュの憤怒を更に触発し
「消え失せろ!!」と拒絶され、怨嗟しながら
マリアンヌと共に「Cの世界」に取り込まれて完全消滅した。
最終更新:2025年02月01日 20:17