エスカノール
概要
傲慢の罪(ライオン・シン)を背負う
七つの大罪であり、七つの大罪では団長・メリオダスに次ぐ戦闘力と闘級を有する最高戦力の一角を担っており、人類最強の謳われるに相応しい人間である。実際、殲滅状態(アサルトモード)と化したメリオダスにも唯一対抗出来るメンバーであり、最上位魔神でも最強クラスの戦闘能力を覚醒させたメリオダス相手に、魔力「太陽(サンシャイン)」の能力・特性を活用し短時間で引き分けでゲームセットに誘導出来るのは、流石戦闘の天才でメリオダス専用の暴走抑制役である。
タリム王国の王族出身で幼少期は両親に愛されていた反面、その事で実兄のデモンドに疎まれ虐めを受け続けた弱虫の少年だった。ある日、デモンドに対する憎悪が蓄積され仕返しする形で魔力を開花し、デモンドを重傷に負わせる。その件で両親や周囲から恐怖と敵対心を抱かれ、孤立。更には呪い師から「生かしておけば、王国に災いをもたらす」と予言され、武力行使で命も狙われ始める。事前に危機を察知した侍女のローザに助けられ、亡命した。それ以降、自分を捨てた王国(家族)に憎しみを抱き不良を片っ端にボコす孤独な放浪生活を送りながら、周囲の人々の荒くれ者として忌み嫌われ、疎遠される。そんな情報を聞きつけたメリオダスとマーリンに「七つの大罪」の入団を勧誘される。「我に勝ったらいいぞ」と言うも魔神化を開放したメリオダスに一瞬で完敗を喫した。人生初めての敗北にメリオダスの特別な魅力、そしてマーリンの優しさに恋慕を抱き入団。当初は人付き合いが苦手で意思で疎遠しがちだったが、積極的なバンが輪に誘い込み易いよう手配をくれ、時間をかけて七つの大罪の雰囲気に溶け込めた。
七つの大罪の離散後は、僻地の洞窟で<麗しき暴食>亭という酒場を営み隠遁し、リオネス王都決戦でエリザベスの働き/努力で自分の濡れ衣が晴れ指名手配が無罪放免され「七つの大罪」がリオネス王国聖騎士団の戸籍復帰した事も、リオネス王国が聖戦の再戦を察知し魔神族との戦いに向けた準備を進めてる件も知らずだが、十戒(ガランとメラスキュラ)の追撃を受けるバンとジェリコ、エレインが偶然酒場に逃げ込み再会したバンの状況を察し、3人を匿う。その後、酒場の酒が上等だったお陰で十戒2人に命乞いが通用し、夜が明けた事で本領を発揮し2人を打ち負かす。ブリタニアの危機を知り、「七つの大罪」に復帰し、再び聖騎士として身を戦火に投じる事になり、聖戦で次々と十戒を打ち破り、魔神族との戦況逆転に貢献する。
しかし、自身の持つ魔力自体が前世でマエルから預かった「太陽の恩寵」であり、人間故に女神族とは違い魔力を所有する肉体として器がなっておらず、特に聖戦で魔力を急速に消化し切った事により負荷が現れ始め、他の「七つの大罪」にも心配を掛ける。聖戦終盤、あと一度でも魔力を使えば肉体ごと崩壊する事態を招き、復活したマエルに「太陽の恩寵」を返却し戦線離脱を余儀なくされる。しかし、魔神王との最終決戦前にも、「七つの大罪」の為に共に最期まで戦い「七つの大罪」として生涯を終えたい事をマエルに証明し恩寵を再び身に、2度と戻れない人生最期の戦いに挑む姿をマエルは尊重し天から見届けるのだった。
死因
魔神王に七つの大罪「合技不倶戴天」を浴びせ、完全消滅で大勝利するも決着と同時に限界を迎え、肉体の崩壊が進み炎を体に纏う。これまで人生を共にした戦友である「七つの大罪の仲間たち」にそれぞれ最後の言葉を送り、感謝と別れを告げる。想い人であるマーリンに愛の告白もした後、マーリンから人生最初で最後の口づけをされ、あの世でも身を刻み続けるように詩を謳いながら消滅していった。
最終更新:2025年01月30日 08:22