概要

ジョジョの奇妙な冒険」第一部に登場するキャラクター。
悪の吸血鬼DIOのもとへ向かう主人公ジョナサン一行のもとへ現れた。
志半ばで倒れたウィル・A・ツェペリとは共に波紋法を学んだ同士。

初登場シーンではジョナサンの実力を確かめるため、「緩やかな動作でドロップキックのような飛び蹴りを放ち、相手が蹴りを両手で受け止めた瞬間に両足を大きく開脚して相手の両腕を開き、無防備な顔面に両手で手刀を食らわせる」という謎の必殺技「稲妻空烈刃(サンダースプリットアタック)」を繰り出した。
なお、この技はジョナサンがダイアーの顔面に頭突きを食らわせただけであっさり破られた。

最期

DIOとの最終決戦に挑もうとするジョナサンを押しのけて「奴への恨みは奴に殺されたツェペリさんと修行を共にしてきた自分が先に晴らす権利がある」と強引に一番手を買って出る。
そしてジョナサンにしたのと同じようにスローモーな飛び蹴りをDIOに放ち、両手のガードを開脚で解くが、続く手刀を×字に改良して「攻守において完璧」となった必殺技「稲妻十字空裂刃(サンダークロススプリットアタック)」を仕掛ける。
しかし、DIOが持つ能力「気化冷凍法」によってダイアーはDIOに触れられている両脚から瞬時に全身を氷漬けにされ、そのまま頭部を残して全身を砕かれてしまった。

このように終始いいところ無しで敗北してしまったが頭部だけになっても即死はしておらず、頭部が落下した場所に備えてあったバラの花を咥えて波紋を流し、波紋入りのバラを口から飛ばしてDIOの目に突き刺した。
このことがジョナサンにとって「DIOに直接触れなければ気化冷凍法から身を守りつつ波紋を流すことができる」という攻略の糸口になると同時に、視力を奪った片目側がDIOの死角となり戦いを優位に運ぶなど、大層な名前の必殺技より生首になってからの攻撃の方が大きな戦果を挙げた。

考察

自信ありげな態度で放った必殺技を別の人物に違う方法で2度も破られるなど第一部を代表する噛ませ犬として有名であり、「ダイアーさん」と、さん付けで呼ばれるなどして愛されている。
しかし実際のところ(生首になってからではあるが)ジョナサンの勝利に貢献しており、ちゃんと死ぬ前に仕事はしている。
なおダイアーは生首のままDIOにバラを飛ばし「波紋入りのバラは痛かろう」というセリフを残してフェードアウトしており死亡した瞬間(死体)が描かれてはいないが、生存した描写もないのでさすがに死んだものと思われる。

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最終更新:2025年02月12日 01:08