概要

ジョジョの奇妙な冒険」第三部に登場するキャラクター。
悪の吸血鬼DIOに最も忠実に仕えるスタンド使い。
その忠誠は常軌を逸しており、DIOに「私の体が完全になるには血が必要だからお前の血をくれ」と要求されると、自分のスタンドで躊躇いなく首を切り落とし、その血を壺に注いだ(ここで人間としてのヴァニラ・アイスは一度死亡している)。
しかし、その忠誠心を評価したDIOは吸血鬼のエキスを与えてヴァニラ・アイスの首を接合。彼はこの時から吸血鬼となった(このことが後の戦果に繋がると同時に敗因にもなる)。

彼のスタンド「クリーム」は2メートルを軽く超える巨体を持つ。
一応人型ではあるが悪魔のようなイメージを与えるデザイン。
その口の中は暗黒空間になっており、スタンド本体のヴァニラ・アイス以外が口に飲み込まれると「粉微塵になって消滅」する。
加えて、自分の体を足から順に飲み込み、最後に口から裏返ることで完全に姿を消すことができる。
この状態では宙に浮く半径1メートルほどの球状の暗黒空間だけが残り、この状態で移動するとその軌跡上にある全ての物体を抉り取りながら進むことができ、一切の攻撃は通用しなくなる。
しかし、この状態ではヴァニラ・アイス自身も外部の視覚情報や音などが一切分からなくなってしまうため、自分や相手の位置などを確認するには暗黒空間からスタンドの口を開いてヴァニラ・アイス本人が顔を出さなければならない。
その欠点を加味しても、体当たりの直撃を喰らえば問答無用で即死、しかも文字通り無敵となれるため「最強のスタンド」議論ではしばしば候補に挙がるほどの強スタンド。

活躍と最期

手始めに、モハメド・アヴドゥルを奇襲にて殺害。
続いてポルナレフ、イギー(ジョジョ)と交戦。
「DIOを模した砂像を俺に攻撃させた」という理由で激怒したヴァニラ・アイスは小型犬のイギーを内蔵がめちゃくちゃになるほどに踏みつけて致命傷を追わせ、イギーも交戦中に息を引き取る。
残るポルナレフとの戦いでは頭部に致命傷を負ったにも関わらず攻撃を止めずにポルナレフを追い詰めたが、彼は自分が吸血鬼になっていることに気づいておらず、DIOへの忠誠心で戦うことができていると思い込んでいた。
そのことをポルナレフに見破られ、ポルナレフが壁を破壊して太陽の光を浴びせると体が崩壊してしまい、消滅した。

考察

実は主人にしてラスボスであるDIOよりも戦果を上げたキャラクターである。
上記の通り彼はアヴドゥルとイギーの殺害に成功している。
DIOも花京院典明とジョセフを殺害したが、ジョセフは後にDIO自身の血によって復活している。

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最終更新:2025年03月10日 08:25