概要
修羅の門に登場するキャラクター。
若くして高い実力を持つ空手家だったが、主人公・陸奥九十九の祖父である陸奥真玄に敗れたことをきっかけに独自の空手を追求し神武館を創設した。
初登場時点で60歳を超える老齢だが現役は引退しておらず、自らが主催した異種格闘技選手権に選手として参加。
準決勝までをほぼ無傷で勝ち進んだ。
しかし、準決勝で当たった
不破北斗との対戦で苦戦を強いられ、「空手とは何か」の答えを右拳に込めて決死の一撃を放つが北斗を倒すには至らず、北斗の目突きで片目を喪失し、これを以て現役の格闘家を引退した。
その後、九十九に敗北して再戦を誓った海堂晃の修行を支えるべく2人で山籠もりする。
笑い目(糸目)の老人で表情は柔和だが、やや大きめの体躯がさらに大きく見えるほどの格闘者としての格(オーラ)を持ち、並の格闘家は対峙しただけで委縮してしまう。
その強さは、老境に至ってなお「生ける武神」と言われ格闘家・格闘技ファンの注目を集めている。
最期
第弐門で再登場した際は病気で余命2年の宣告を受け、支えなしには歩けなくなるほど衰弱しながらも海堂対九十九の試合を見るためだけに3年以上生き続けた。
格闘技ファンの若き女社長 羽生つばさの別荘地にて海堂対九十九の試合が実現し、これを見届ける。
海堂は、自分が最後まで見つけることができなかった「空手とは何か」の答えを自らの手で導き出し、空手を完成させ「空王」となった…と自信を持って海堂を送り出したが、それでも九十九には及ばず敗北。
海堂の敗北を見届けると同時に、結果を受け入れるようにして息を引き取った。
彼の死は格闘技界でも話題となり格闘技雑誌に取り上げられた。
最終更新:2025年02月28日 13:53