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プレイレポ - 2005年11月5日マルチ (ドイツ視点)

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プレイレポ - 2005年11月5日マルチ (ドイツ視点)


まえがき

マルチ初体験レポです。
私はドイツ担当でしたので、ドイツ視点でのレポートになります。
発言等は脚色されていますが、ほぼ事実にそった内容となっています。
ただし全て記憶をもとに書いているだけですので、間違っている点・不愉快な点等がありましたら修正をお願いします

さて土曜の昼間から某掲示板で募集されたCiv4マルチ、当初6人の予定だったが集まらずに4人スタートとなりました。
昨晩はCiv4で徹夜していたのですが、面白そうだったので参加してみました。
文明はランダムにしておいたところドイツになりました。

序章 ~エラーメッセージ~

ゲーム開始後に何故か画面中央に赤いエラーメッセージが出る。
これ何だろう?と思いチャットで聞いてみるとみんなも出ている模様。
気にせず進めようという話になりましたが、3都市目の為に入植者を作っているところでゲームが落ちる。
セーブから再開しようという話になったが、ここで驚愕の事実が!
なんと私の作った都市や地形改善が全て無かった事になってます。
どうも私だけゲームとシンク出来てなかったようで、いきなり「振り出しに戻る」状態になってます(涙)。
正確には1都市の上に戦士と斥候と入植者が居るという状況から再スタートです。
他のプレイヤーはもう複数の都市を持っているというのに、いきなりハンデを背負ってのスタートになりました。
まあ嘆いてもしょうがないのでこれからの巻き返しを狙いたいところです。

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スタート直後の状況です。(赤:日本、白:ドイツ、肌色:スペイン、黄色:インカ)

1章 ~戦乱の予感~

さて、この世界はどうやら3つの大陸に分かれているようだ。
ひとつはスペインが独占、もうひとつはインカが独占、最後のひとつに日本と私の担当するドイツという配置。
インカ大陸だけは少し離れているようで、まだ誰もインカの姿は見ていない。
そのせいでインカは十分な国力を蓄えているようでこの時点ではトップ。
日本はかなり強引に拡張を進めているようで早くも国土に関してだけは大帝国を築きつつある。
スペインは早くもこちらの大陸に入植者を侵入させてきており、この大陸は3カ国が割拠している状況。
我がドイツは・・・何とか2つ目の都市を建設してはみたもののまだまだ弱小国家で、最低限の兵力を整える余裕すら無い。

スペイン 「これを貴国の繁栄のために・・・」
実はスペインが入植してくる前に、ありがたい事に手持ちの技術を全て私に無償提供してくれた。
また行き過ぎた国土拡張の為に内政が疎かになった日本の前線都市1つが、文化侵略によってドイツに寝返った。
これらのおかげで、何とか国としての体裁が整った我がドイツ。
とは言うものの、まだまだ最下位の弱小国家なので富国強兵への道は長く険しいかに思えましたが、ここでスペインからチャットが入る。
スペイン 「近々日本を攻めようと思うのだが、貴国には支援する用意があるかね?」
ドイツ 「願っても無い提案だ。開戦までに軍備を整えておく事にしよう。」
スペイン 「では貴国は江戸から攻めてくれ。開戦間近になったらまた連絡する。」
弱小国が活路を見いだすには、やはり戦争が一番手っ取り早いだろう。
また、今まで援助を繰り返してくれたスペインへは恩もあり、ここは参戦以外選択肢は無いと考える。

確かに我がドイツは弱小だが、あまりに貧弱な軍隊を派遣して同盟国スペインに舐められてはいけない。
ここは国力の全てを軍事に突っ込んで可能な限りの軍備を整える事とする。
剣・斧・槍をバランス良く組み合わせた上、秘密兵器カタパルトの量産を開始。
しかしながらそのせいで国内経済は破綻寸前で、我がドイツは絶対負けられない戦いとなったようだ。
スペイン 「日本のマップを入手した。敵の国土はでかいぞ。心してかかられよ。」
開戦間近の緊張がドイツ全土を覆う。

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第1次大戦直前の状況です。(赤:日本、白:ドイツ、肌色:スペイン、黄色:インカ)

2章 ~第1次大戦~

スペインが日本に宣戦布告すると続けて我がドイツも宣戦布告。
ここに第一次大戦の幕は切って落とされた。
江戸に猛襲をかけるドイツ軍、カタパルトというか攻城兵器の強さが光る。
別働隊は敵陣に踏み込み略奪を繰り返し、破綻寸前の国家を救おうと涙ぐましい努力。
しかし意外にも日本の守りは薄い・・・無理な国土拡張で経済どころか軍備も追いついていなかった模様。
江戸を圧倒的火力で制圧し「見ろ!我が軍は圧倒的では無いか! わははははは」と心の中で叫んだところで日本からチャットが入る。
日本 「こちらにはもう戦いを続ける兵力が無い。これらの都市を割譲するから和平をしてもらえないか?」
条件となっている都市は、現在スペインが標的にしている都市が全て含まれている。
江戸を落とした感触から言えば日本の申し出は本当だと思われるが、ここで和平をしてはスペインへの義理が立たない。
それに矛先を失ったスペイン軍の切っ先がドイツに向けられる事は想像に難く無い。
ドイツ 「悪いが、ここで和平をしては私が攻められる事になる。残念だが現段階での和平には同意できない。」
和平の申し入れを蹴って更に大阪に軍を進め、これも難なく落とすとスペインからチャット。
スペイン 「和平のタイミングをどうしようか悩んでいる。貴国の考えを聞きたい。」
ドイツ 「戦争の為の出費と、都市が増えた事により我が国の経済は破綻寸前だ。そろそろ和平の頃合だと思っている。」
スペイン 「了解した。では次ターンで和平を結ぶ事にしよう。」

次ターンで第1次大戦は終結する。我がドイツは停戦時の条件として奈良を割譲して貰う。
大阪はアレクサンドリア図書館とアカデミーがあり、奈良は贅沢資源が豊富という事で、今回の戦争は大成功だったと言える。
同様にスペインも割譲を受け、この大陸での都市数はドイツ7、日本6、スペイン4となった。
さて今後の方針をどうするのかが我がドイツの一番の課題だ。
このままスペインと同盟を組んで世界制覇に乗り出すのも悪くは無いし、今考えられる一番確実そうな道ではあるが・・・。
ただ不屈のゲルマン魂を持つ我が国民が2位に甘んじるその状態を良しとしないだろう。
この大陸全土を我がドイツが支配する戦略は?スペイン本土に攻め込む手は?まだ見ぬインカとの関係はどうするべきか?
考えはするものの、どれもすぐには答えが出てきそうも無い難問ばかりだ。
まあ日本はすぐに巻き返せるような国力は残ってなく、同盟国スペインもしばらくは戦う事も無いだろう。
ここからしばらく、覇権100年の計を練りつつ、我がドイツは拡大した版図を養うべく富国への道を歩むこととなる。

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'''第1次大戦後の状況です。(赤:日本、白:ドイツ、肌色:スペイン、黄色:インカ)

3章 ~見えざる脅威 インカ帝国~

戦後復興の兆しのようやく見えたドイツにとって、未だ見ぬインカは脅威だった。
やっとインカとの接触をはたして「まずはマップの交換でも・・・」と外交を始めようとしたが素気無く断られる。
インカにとって当面の敵であるスペインの同胞と見られているようで、これはまあもっともな話だ。
スペインとインカは水面下でのやり取りが多いようだが、これはこちらには見えてこない。
ここで先の大戦では同盟関係にあったスペインからのチャットが入る。
スペイン 「近々インカに脅しをかけるつもりだが、貴国とインカとの関係はどうなっている?」
ドイツ 「接触はしたが、現在特に国交は存在していない。」
どうやらスペインとインカは一触即発の状況のようで、どちらが勝てばそれが事実上の決勝戦となってしまうだろう。
我がドイツに道があるとすれば、多少姑息ではあるが両雄相食む状況を作り出してその隙に一気に攻勢に出るしかない。
スペインが強いのは分かっているがインカの戦力は未だ見えない・・・帆船を出して沿岸の偵察に向かうとする。

しばらくするとインカからチャットが入る。
インカ 「大陸の一部をスペインに占領されてさぞかし邪魔に思っているだろうな。スペインを追い出したいとは考えていないか?」
インカ 「もしそう考えているならインカが是非協力しようではないか。どうだ?悪い話では無いだろう。」
ちょっとこのチャットを見逃していて少し時間が経ってから気付いたのだが、悪魔の囁きのようなチャットです。
ただ現在のドイツにはスペインに宣戦布告するだけの戦力は持ち合わせていない為、参戦は難しい。
態度を決めかねているところにスペインからもチャットが入る。
スペイン 「インカに気をつけろ。貴国を狙っているようだ。盛んに日本に対ドイツ同盟を持ちかけているようだ。」
どこまでが真実なのかは分からないが、とりあえず日本にも探りを入れてみる。
ドイツ 「インカが日本を狙っているという噂もある。インカには気をつけたほうが良い。」
日本が無反応だった事を考えるに対ドイツ同盟の話があった可能性は十分にあるようだ。
制海権を手抜きしていた我がドイツは、このままではあっという間に滅亡の憂き目に会うだろう。
旧ユニットを潰して維持費に余裕を作り、最新鋭ユニットの全都市への配備を急ぎ、我がドイツは臨戦態勢を整える。

4章 ~第2次大戦~

スペインがインカに宣戦布告。
意外・・・でも無いのだが、結局スペインがインカに攻め込む事で第2次大戦は開始された。
この宣戦布告が偽りで無い限り、もうインカは我がドイツに攻め込む余裕は無いと思われる。
改めて二虎競食の計を早急に立案する必要に迫られる・・・我がドイツにも優秀な軍師が欲しいところだ。
ここでインカからのチャットが入る。
インカ 「我が軍は現在多少押されている。スペインに宣戦してくれないか?これらの技術を全て提供しよう。」
全技術と交換にスペインへの宣戦を要請された・・・考えどころだ。
確かにこのままスペインがインカを滅ぼせばスペインの勝ちは揺るがないだろう。
我がドイツとしてはここでスペインに牙をむくしか逆転の目は残されていない。
ドイツ 「分かった。ただし軍備を整えるまでもうしばらくかかるが、必ず参戦する事を約束しよう。」
卑劣な裏切り行為だが、我がドイツの反映にはこれしかないのだよ・・・これしか。

先の大戦での敗戦国だとは言え、技術的には盛り返してきている日本にも連絡を取る。
ドイツ 「どうも現在はスペインが優勢のようで、このままだとスペイン独走は確実だな。そこでだ・・・」
ドイツ 「我がドイツはまもなくスペインに宣戦布告する。貴国にも是非参戦して欲しいと考えているがどうだろう?」
ドイツ 「もし参戦してくれるなら大阪を返還しよう。また、この大陸からスペインを追い出した後は奈良より西は日本の領土としても良い。」
ドイツ 「どうだろう?この大陸を我がドイツと貴国とで分割統治しようではないか。」
日本 「魅力的な提案ではあるが・・・残念ながら我が国は今回の大戦は干渉しない約束になっている。」
ドイツ 「では我がドイツがスペインに攻め入った際にも干渉しないという事だな。それは良い話だ。ありがとう。」
どちらの国との約束なのかは分からないが、日本は今回の大戦には参戦しない方針のようだ。
そしてスペインからのチャットも入ってくる。
スペイン 「手持ちの技術を全て渡すので、インカに参戦してくれないだろうか?」
ドイツ 「戦局は貴国が有利だと聞いているが?」
スペイン 「こちらは上陸戦で輸送に手間がかかる上に、インカは戦力を集中させつつある。前線で被害が出つつあるんだ。」
ドイツ 「助けを出したいのはやまやまだが、こちらには海軍が存在していないのでインカに攻め込む手段が無いんだ。」
スペイン 「了解した。ありがとう。」
まあ海軍が存在していないのは事実だから、嘘では無い。
意外にスペインも攻め切れていないという情報を得たのは大きい。

貯めておいた偉人を使って黄金期を発動させ、一気に榴弾兵を生産する。
技術的にカノン砲は間に合わなかったが、時代遅れのカタパルトも再度量産大勢に入る。
こちらを信頼しているのかこの大陸でのスペインの守りは極端に薄い・・・この信頼を踏みにじるのは多少心が痛むが、国益優先だ。
こちらの黄金期と軍の活発な動きで、さすがのスペインも異変には気付いただろう。
だがもう我がドイツは後戻りの出来ないところまできてしまっているのだ。
5千年の長きに渡る友好関係を壊す宣戦布告をスペインに行った。
スペイン 「愚かなドイツよ・・想定の範囲内だ。我が帝国に逆らった事を悔やむがいい!」
狙いはスペインの4都市・・・守りの薄い2都市を破壊した上に1都市を集中攻撃で2ターンで制圧。
残りの1都市を大量の軍で囲んで今まさに襲いかかろうという時にスペインからチャットが入る。
スペイン 「この大陸から撤退する。和平をしてくれないだろうか?」
これ以上の戦争を続けるにはスペイン本土に攻撃しなければならないが、この時点においてもまだ我がドイツの海軍は貧弱だ。
それにそもそもの目的は大陸のスペイン領を奪うという事だったし、それはもう果たしたと言えるのでは無いだろうか。
今後海軍を増強しつつスペイン本土に兵力を送り続けるだけの国力が今の我がドイツにあるだろうか。
ドイツ 「分かった。和平に同意しよう。」
これで我がドイツの第2次大戦は終わった。
第1次大戦で日本は壊滅的打撃を受け、スペイン・インカの両国は大戦で国力は疲弊している。
そしてこの時点で我がドイツは世界の頂点に立った・・・夢にまで見た「栄光のドイツ!」
夢ならば覚めないでくれ・・・

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ドイツ終戦後の状況です。(赤:日本、白:ドイツ、肌色:スペイン、黄色:インカ)

5章 ~夢のあと~

インカ 「ちょっと停戦早すぎやしないか???」
インカ 「あれ?もう大陸からスペインを追い出したのか。そうか・・・ありがとう。」
このチャットで急に現実に引き戻される。
大局的に見れば我がドイツの役目は突出しそうなスペインの足を引っ張る事であり、一時の栄光だけで手を引くべきでは無かった。
我がドイツとの和平に成功し、再度インカに集中したスペイン軍はインカ大陸を荒らしまわる。
帆船で様子を見に行くと、もうインカは殆どの都市を落とされて壊滅寸前になっていた。
もはや手遅れ・・・誰の目にもスペインの独走は明らかだった。
ギリギリのところでスペインとインカは和平を行い、順位はダントツでスペイン、次いで我がドイツ、日本、そしてインカとなった。

残り100ターンを切った。
このままだとスペインの勝利はほぼ確定と言って良いだろう。
逆転の目は宇宙競争ぐらいしか残されていなく、各国とも技術交換には慎重になり始める。
我がドイツも技術開発を推し進めつつ、近海には潜水艦・・・Uボートによる防衛網を敷く。
ただし隣国日本とは、大陸にひとつしか無い石炭を順番に分け合って線路を引くなど、一杯の掛け蕎麦を思わせる良好な関係を保つ。

終章 ~強制終了~

ここで何度目かのゲーム中断となる。
Civ4は何らかの理由でゲームが中断になってもセーブからやり直せるので続きがすぐ出来るので便利だ。
ただ・・・流石に開始から7~8時間にも及ぶゲームにより、各国指導者もかなり疲労が溜まっている。
そういった理由によりここで今回のマルチゲームは終了となった。
宇宙競争という目はあるものの、普通に考えればスペインが今回のゲームの勝者なのは間違いないだろう。
我がドイツは序盤にアクシデントはあったものの、最後まで世界情勢に関わる役割が出来たので一応満足しておくべきだろう。
・・・と最後に自画自賛しておく事にする。

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ゲーム終了時の状況です。(赤:日本、白:ドイツ、肌色:スペイン、黄色:インカ)

あとがき

参加した皆様、長時間に渡るゲーム本当にお疲れ様でした。
ちょっと不利になるとゲームを抜けてしまうような人も居ませんでしたし、ゲーム自体は凄く紳士な雰囲気で進みました。
初参加のマルチゲームがこのような素晴らしい体験になったので、ちょっとハマってしまいそうです。
また是非マルチを楽しみたいですが、流石にこれだけ時間がかかると週末ぐらいじゃないと出来ないですね。
長文乱文、失礼しました。

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