2010/5/16のペリク鯖バックアップ

激闘の大地 覇王編

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激闘の大地
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平和主義者の黄昏


インドは不運な国である。戦争屋だらけの大陸にあってただ一人の平和主義者が治め、
なまじユダヤ教を創始したばかりに宗教戦争を吹っかけられ、
西に空き地があると思ったら蛮族で埋め尽くされていた。
初回8個入りの箱に7個饅頭を入れたような大陸と書いたが、実際には蛮族という8個目の饅頭が入っていた。
そしてどうにか蛮族を平定して国土を得たと思ったらほぼ砂漠とツンドラ。
これでは得点順位がズルズル下がって行くのも止むを得ない。

戦争屋補正について:

攻撃的なAI指導者は他の戦争屋に対して好意を抱きやすい。	
今回のゲームのように6人中5人が戦争屋という世界では平和主義者の生存が極めて危うくなる。


第二次対印戦争はラグナルの癇癪から始まり、オランダ・インカ・ズールーが次々参戦。
教皇庁がインカにありヒンディー教に属している事もインドの絶望を深めていた。
途中オランダは対日戦争のため離脱、ラグナルは国土が狭く生産力が低め、
インカはそれ程ユニット生産率が高くないことから戦争の主役はズールー帝国であった。

  • 対印戦争年表
    250AD ヴァイキング対印宣戦
    520AD オランダ参戦
    560AD インカ参戦
    660AD インカ、国境付近の都市を占領
    680AD ズールー参戦
    800AD オランダ講和
    920AD ズールー、インド首都近くの中規模都市を占領
    940AD ヴァイキング講和
    1020AD インカ講和
    1040AD ズールーにより首都デリー陥落

1100AD インド、ズールーの属国化

かくして二次にわたる戦争に決着が付き、インドは巨大なズールー帝国の属領となった。
ちなみにインドは降伏の翌年イスラム教を創始。戦争中何を研究していたか明らかになった。

それぞれの近世、それぞれの近代


ルネサンスという時代の大きな特徴はその思想面・経済面での進歩である。
印刷技術は商業を伸ばし、教育は科学の要となり、自由主義は宗教対立から文明を救う。
そうやって政治・経済という文明の足腰を鍛えてこそ近代突入後も科学を伸ばし、
ハイテク兵器を擁する先進工業国へと躍進できるのだ。

何が言いたいかというと、こういう文系分野の技術を全部すっ飛ばしてルネサンスを過ごしている人が居るという話。
ズールーである。1110AD現在、下段の軍事分野は既に軍事学まで獲得しているのにも関わらず
上段の政治分野は哲学どまり、中段の科学分野に至っては紙さえまだ発明していない。
ズールー人はバナナの皮に文字を書いて図書館に収めるのだろうか?それとも図書館すら無いのか?
進め方は人それぞれとは言えちょっとバランス悪過ぎだ。

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そんなズールーだが現在得点首位。フランスとインド、2つの属領によるかさ上げで2701点に達している。
保有する世界遺産は5つで、戦争屋の神器アンコールワットもある。
ちなみに大灯台もあるが重商主義なのであまり意味が無い。
道教の聖都を擁しているがほとんど布教しておらずこれまた無価値。
生産力と軍事力は大陸最強。大陸東端から世界を伺い頭痛の種を隣国に撒き散らしている。

そのズールーに次いで得点が高いのは中南部に位置するインカ。
属領を持たないのに2242点と本国の力だけならズールー以上である。
技術面でもオランダにわずかな差をつけてトップを走っている。
恐るべきは世界遺産建設で、なんと教皇庁を含む11個。
領土もかなり広く伸び代も十分ありそうだ。

3位をマークするのは中西部南側のヴァイキングで1509点。
技術でも3位、遺産建設数も3つで3位という3づくしの文明。都市の数は流石に3ではなく7だが。
軍事と科学をバランス良く伸ばしており、隣国を吸収すれば化ける余地はある。

4位は北部の一角を占めるオランダ。3位との差はわずかで1491点。
技術ではトップと僅差の2位、領土と軍事力は独立国最低という典型的な小国。
世界遺産は一つも無いが気にしない。それより問題なのは資源不足で、衛生が慢性的に悪化している。
勝利を収めるには何らかの形で領土を拡張する必要がありそうだ。

5位は西端に位置する日本、1215点。科学はブービーながら遺産を2つ持っている。
領土が狭く今後の発展は期待しにくい。

6位、7位はズールーの属国となったインドとフランス。技術も領土も無い弱小勢力で、軍事ユニットも乏しい。

現在戦争中の国は無く、インカが蘭日両国と防衛協定を結んでいる。
ただし蘭日間では協定を締結していないので三国同盟の形にはなっていない。
ヴァイキングは独立しておりズールーが攻めるとすれば最も容易と思われる。

小国の経済


オランダは小国である。都市の数が少ないため経済でも生産でも不利を強いられる。
そうした不利を跳ね返し、大国と渡り合うための内政方針が超集中経済である。
まず代議制と官僚制を採用し、首都ではとにかく小屋を多く設置する。
商業を稼ぎ出すため丘陵にも小屋、馬資源の上にも小屋である。

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一方それ以外の都市は小屋を一切建てず、農場・鉱山・風車などを設置する。

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勿論偉人ファームは食料重視。割り当ては科学者と技術者を優先し、全て首都に定住させる。

この経済システムが真価を発揮するのは共産主義の開発以後。鍵となるのは作業小屋だ。
作業小屋は食料産出を減らしてしまうため通常あまり使われることの無い改善である。
国有化経済で食料ペナルティは相殺されるが、それでも鉱山と同等である。
しかしこれにカースト制度のボーナスである作業小屋のハンマー+1が加わると話は違ってくる。
草原なら2食料4ハンマー、平原なら1食料5ハンマーと鉱山+鉄道を産出力で上回る。
このハンマーを使って施設を建設し、一通り揃った後は金銭を生産。
これで科学税率を100%に保ち首都のオックスフォードから大量のビーカーを吐き出させる。
戦争をするとなれば大量のハンマーを軍備に回して数を出す。
占領した都市にも作業小屋を設置すればすぐに施設が揃い帝国の一部として機能する様になる。
つまり小国が科学も軍事も伸ばすことのできる爆発経済というわけだ。

この仕組みには難点もいくつかある。官僚制は維持費が高いので帝国が膨れ上がると使いにくい。
言論の自由が無く文化で押されがち。他国が奴隷解放すると不幸がのしかかってくる。
そして首都だけでは科学の伸び代が限られ、現代以降の落伍が必至。

要するに産業時代ラッシュである。この経済が最もうまく働く時期に勝利の鍵をもぎ取れるかが勝負だ。

大陸の覇者


対印戦争終結後の平和は3ターンしか続かなかった。1130AD、日本がまたもヴァイキングに宣戦。
後進国にもかかわらず獅子奮迅の槍働きでヴァイキングの都市ひとつを攻略。その後しばらく交戦が続く。
だがこの大陸で戦争を続けるのは火薬庫で煙草を吸うより危険である。

1240AD、巨大怪獣ズールー帝国が日本に襲い掛かる。
続く1250AD、ヴァイキングが自発的にズールーの保護国となる。
ズールー・ヴァイキング連合軍の前に日本の命運は尽きた。電撃的に3都市が陥落し、1340ADには降伏に追い込まれる。

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こうしてオランダとインカを除く全文明がズールーの属領となった。
圧倒的な軍事力と大陸面積の7割を擁し、覇王シャカを王座に戴く巨大帝国。
その来るべき大侵略にオランダ・インカ連合は対抗し得るのか。

勝利は、誰の手に。

激闘の大地 風雲編につづく

1350ADのセーブデータ(Yahoo!ブリーフケース)

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