2010/5/16のペリク鯖バックアップ

2006年07月10日開始マルチ (日本視点)

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プレイレポ - 2006年7月10日開始マルチ( 日本 視点)


ゲーム条件

マップ :フラクタル
大きさ :小
人数  :9人
速度  :迅速
タイマー:速い

日本の黎明

文明ランダムで選ばれた文明は 日本 。江戸幕府を開闢し、東海一の弓取りと称えられた徳川家康である。攻撃的で組織的な文明だ。内政派の私にはちょっと肌が合わないが、たまには攻撃的プレイも悪くない。マップ次第ではあるが、基本は軍事力を梃子にして勢力拡大を図るのが筋となるだろう。UUの侍もなかなかいい時期に生まれる頼れるユニットである。初期位置は以下のような感じ。いきなりお菓子小屋から「陶器」の技術をもらう。幸先いいね。

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 海沿いで食料資源には恵まれている。都市を作るには別段問題はない。京都を建造する。徳川家康なら「江戸」とか「駿府」じゃあねえのかよ、と思ったりしないでもないが、「Edo」と「Tokyo」が並存するのがCivの伝統ですな。ファーストコンタクトは エジプト 。南に国境線が見える。この段階であの国境線なら首都に相違ない。結構ご近所さんのようだ。個別チャットで状況を確認する。

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    日本   「そちらは南に拡張できますか?」   エジプト 「可能だ」   日本   「ありがとう」

ならばこちらが南に拡張しても エジプト が閉塞することはないだろう。ゲーム序盤で領土紛争を抱え込んでもしかたない。わが国は西と南に拡張の余地があったが、西は行き止まりくさい(後に陸続きであることが判明)ので緩衝地として南への拡張を予定する。  まもなく 中国 ドイツ ロシア と接触する。見た感じわが国は 中国 エジプト と国境を接することになりそうだ。 中国 は北に勢力を拡大し、上海を建造。わが国は京都の南に小京都を建造する。暫くして エジプト もヘリオポリスを建造。南進するかと思いきややはりこちらが南に拡大するのは好ましくないようだ。

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熱い戦争

  日本 は当初の予定通り軍備を整えながら淡々と成長を続けていく。周辺諸国の軍事力グラフを見る限り、他国はあまり軍拡に関心がないようである。とりわけ エジプト はその傾向が顕著で 中国 とともに技術大国へと進んでいる。青銅器を確保した時点で首都周辺に銅が埋蔵していることが判明。わが国の荒ぶる神は異国人の血を求めているようである。わき目もふらずに建築学を確保してカタパルト量産に入る。ちょっとあまりにも露骨な軍国主義化かな、と懸念しつつも軍事力は右肩上がりに上昇する。  攻撃する対象としては、以前述べたように南の エジプト と南東の 中国 がある。 中国 の北東には ドイツ が存在しているようで、情報交換の結果 ドイツ は海を背にした北端の国らしい。 ドイツ 中国 としか国境を接していないようなので、 中国 を牽制するにはもってこいの文明だ。そのころの軍事力は、 日本 >> 中国 > ドイツ > エジプト という印象。 中国 ドイツ の連合軍はキツイけれど 中国 エジプト の連合軍相手なら割合互角の勝負ができるかな?という目測だ。早速 ドイツ に打電する。 ドイツ は幸いわが国と同じ技術後進国。境遇は似ている。

  日本 「やあ、協力しないかな?」   ドイツ 「もちろん。どっか攻めるの?」   日本 「とりあえず エジプト を攻めようと思うんだけど、 中国 と挟まれると面倒だから助けて欲しい。 中国 エジプト を助けるために宣戦してきたのなら裏を突いて欲しい」   ドイツ 「わかった」   日本 中国 が乗ってこないようなら静観してても構わない。ただ軍備増強は進めていてね。 ドイツ 中国 を攻める際はお手伝いするから」   ドイツ 「了解」    こんな感じで ドイツ との連合が成立。 ドイツ 日本 は貧弱な技術を交換しあう。この頃 中国 エジプト の技術発展の勢いは顕著で技術同盟を結んでいるんだろうなあと憶測する。   エジプト の南にいるという ロシア にも手を打っておく。正直 ロシア の軍事力はたいしたことはない。ただ エジプト 支援に回られて変な怨恨が残るのも好ましくない。 ロシア に打電する。

  日本    「やあ。そろそろ エジプト を攻めるかも知れないけれど、乗らないかな?」   ロシア  「興味はある」   日本   「こちらが北から攻めるから南を割譲してもらうといいよ」   ロシア  「こちらには軍勢がない。もう少し待ってもらえるか?」   日本   「いや軍勢が無くても挟撃したら南の町くらいは譲ってもらえるかもよ」   ロシア  「軍勢がそろい次第検討してみる」

 みたいな感じのやり取りを行う。だが、この軍事力だと参戦はしないだろうと踏む。正直 ロシア は中立でいてくれれば問題ない。

  ロシア  「 中国 がこわい。兵を出しにくい」   日本   「大丈夫。対 中国 の策は打ってある」   ロシア  「いつごろ攻めるだろうか?」   日本   「準備が出来次第だよ」

  ロシア はこちらの情報を探りに来たようだがもともと協力を当てにしてないので適当にあしらっておく。  カタパルトが十分にそろったところで エジプト 中国 の状況を見てみる。どうやらまだ建築学を手に入れてないようだ。こちらは斧平とカタパルトと戦象を中心とした軍勢を国境線まで押し上げる。一応 エジプト に最終勧告を出す。

  日本 「やあ、残念ながら国家繁栄のために進出しなくちゃならない。とりあえず貴国を攻撃するつもりだ。何か和平の条件があるなら提案して欲しい」     エジプト から面白い提案があるかと期待していたが、5つ持つ最新技術のうち3つを出すとのこと。正直戦力差を認識しているとは思えない。提案も普通すぎてちょっと興醒めだ。交渉は決裂ということで進撃を開始する。このゲーム最初の戦端は 日本 によって開かれた!

テーベ攻略と戦後処理

  日本 軍は エジプト の第3都市ヘリオポリスを無視し首都テーベへ向け進撃する。ヘリオポリスの防備は戦士2に弓平1。正直いつでも落とせるし 中国 をいたずらに刺激することになる。 ドイツ は割合兵力が揃ったようで戦争をしたいような感じだが、一応ストップをかける。

ドイツ  「 中国 に宣戦していい?」 日本   「こちらは エジプト を攻略中なんだ。首都を落として講和したらそちらに協力する」 ドイツ  「了解」    さらに ロシア にも釘をさす。

日本   「対 エジプト 戦役に興味があるみたいだったけど、その後はいかがかな?」 ロシア  「宣戦が早すぎるよー (TT) 勝てそう?」 日本   「まだ分からないね。 ロシア が参戦してくれれば確実だけど」 ロシア  「分かった軍備を拡大するよ」 日本   「別に エジプト をぶっ潰すのが目的じゃあないから技術なんかをゲットしたらすぐ和平しちゃうからね。参戦するならお早めに」     ロシア の軍事力は警戒するレベルではない。そのうえ ロシア の東には 中国 が、その頃は判明していなかったが西には ペルシア が存在していたのだ。   エジプト の首都テーベの防備は弓平を主体としたもので、数こそ多いもののカタパルトの一斉攻撃と戦象&斧兵の波状攻撃により1ターンで陥落する。わが 日本 は緒戦に勝利したといえるだろう。 ドイツ もそろそろ痺れを切らすころだろうから エジプト と和平について話しあう。

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日本   「講和の条件は何かあるかな?」 エジプト 「望みを言ってくれ」 日本   「では技術を全部とできればゴールドを頂きたい」 エジプト 「了解した」 日本   「今後の条件次第ではテーベを変換する準備がある」

  エジプト と和平して 日本 は矛を収めた。このまま南進して エジプト を併合する手もあったのだが、いたずらに周辺諸国を刺激することを懸念し、また首都の西側は袋小路とばかり思っていたのだが思いがけず発展の余地があることが判明したからである。   エジプト は反抗できないほどに弱体化しているし、残った潤沢な兵力は ドイツ への義理を果たすために 中国 へ向けられることになるだろう。ただ、混迷する東側とは対照的に西側は退屈するほどの平和を謳歌しているようだ。あまりの平和さに ペルシア の人はリタイアしてしまわれた。わが 日本 はテーベの治安回復を進めつつ、首都の西に向けて拡張を進める。軍事国家も大変結構だがそろそろ内政力を高め地力をつける必要がある。 中国 の持つ技術を手に入れた後は技術に注力しなくてはならない。 中国 を討った後は ドイツ と協調して東側勢力の盟主として戦力を結集して西側諸国と対峙せねばなるまい、などと妄想の華を咲き乱れさせていると現在首位の スペイン から通知が入る。西側に展開したわが国は当然西側諸国との接点を持つことになるわけだ。

  日本   「やあ、技術が進んでいますねー」   スペイン 「こちらは平和ですからねー」   日本   「いやあ うらやましい」   スペイン 「通行条約を結んで欲しい」   日本   「いや、メリットがないので遠慮します」

 西側は未だ都市を築けるほどの余白があいていた。おそらくは スペイン 領があるのだろうが、未だ闇の中だ。こちらの探検家が完成してからでも遅くは無い。 エジプト の旧都テーベの治安は安定し、 日本 の都市としての機能を回復しつつあった。いい加減 ロシア 辺りが侵略を始めてもおかしくは無いし、 中国 もわが国ほどではないにしても軍備を怠ってはいない。ここにきて エジプト が蚕食されるのも面白くないので エジプト を味方に引き込めるように画策する。

  日本   「テーベを返還する代わりに官吏の技術をくれないかな?」   エジプト 「官吏はもらい物なので渡せない」   日本   「(そりゃどういうこっちゃ??)さらに同盟を結んで不可侵条約を結びたいんだ。どうかな?」   エジプト 「考えさせてくれ」   日本   「了解」   

 ん…? 中国 も官吏は持っていないし、 ロシア も(AIの) ペルシア もまだ持っていない。持ってるのは スペイン エジプト だけ。ひょっとしてツルんでいるのかな??と疑惑が芽生える。同時に ドイツ との対 中国 戦線も開始しなくてはならないのだが、ここにきて問題に気がついた。放置しておいた エジプト のヘリオポリスの文化は思いのほか充実していて、 中国 との国境をふさいでいたのだ。戦争継続中は気にならなかったがこれは拙い。これでは 中国 に対して軍事行動はとれない。 エジプト に宣戦布告をしようにも休戦協定が有効になっている・・・。何とかしてヘリオポリスの文化圏を突破する必要が生じたのである。 ドイツ 中国 侵略のための軍を作り続けていたが、そろそろ技術的な立ち遅れを感じつつあり危機感を抱いていた。

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ドイツの造反と中国の詐術、非暴力主義インド、黒幕スペイン

  エジプト との平和友好を進めるためにもテーベは返還したい。戦果としては技術を入手したので惜しくは無い。       日本   「どうかな?考えてもらえた?」   エジプト 「いや、やはり官吏は渡せない」   日本   「実際のところ今研究中なんで(本当)あと数ターンで入手できるんだ(ウソ)」   エジプト 「やはり無理だ」   日本   「それではテーベは南の ロシア に割譲することにするよ」   エジプト 「そうしてくれ」

 ふーむ、 エジプト が渡せない理由がいまひとつ分からない。どんなに技術レベルが進んでいるにしても埋めがたい戦力の差があるのだ。ということは強いバックがいるか自棄になっているかだなぁ。と推察する。この時点でも 中国 は官吏を持っていないので 中国 エジプト の同盟の線は無いと思われる。どうも スペイン エジプト を支援しているようだ。まあ、それなら宗主国様にあたるまでである。       日本   「やあ、 エジプト の首都だったテーベと交換に官吏をくれないかな」   スペイン 「ふむぅ」   日本   「 エジプト に恩を売っておくのも悪くないでしょう。私も恩に着るよ」   スペイン 「分かりました。ただ条件があります」   日本   「ほいほい」    スペイン 「平和友好をw」   日本   「もちろんですよー。平和友好の証に音楽とかもおまけしてくれるとうれしいな」

 そんな感じで当初の目的を果たす。テーベは スペイン 領として飛び地ながらも編入される。すかさず ドイツ エジプト に打電。       日本   「 中国 侵略の軍だけどもうちょっと待って欲しい」   ドイツ  「それは上海の軍備が揃うのを待つためか?」   日本   「いや違う。こちらの援軍が到達できないからだ」   ドイツ  「わかった」

  ドイツ はこちらが攻撃準備を引き伸ばすので疑心暗鬼になっているようだ。だが、 ドイツ にしてみればわが国を信頼して 中国 を挟撃する以外で拡張を考えるならば、大陸の外に新天地を求めるほか無いのだ。

  日本   「テーベは スペイン に割譲した。じきに貴国のもとに戻るはずだ」   エジプト 「分かった。感謝する」   日本   「わが国は西方に伸張する余地があったので南に国土を求める野望はない。通行条約を結ばないか?」   エジプト 「わかった」

  エジプト の説得は難航し、最悪開戦も覚悟していたがあっさりと通行条約を了承。やはり エジプト 中国 は繋がっていないようだ。 ドイツ に対して 中国 挟撃の準備が整ったことを通知する。

 一方そのころ西へ向けた探険家は紫色の国境線に接する。なんとわが国のフロンティアの先には インド の首都デリーが存在していた。 インド もわが国同様なのか分からないが東進せずにおもに南下する戦略を取っていたようである。

  日本   「やあはじめまして」   インド  「やあ」   日本   「技術を交換しましょう」    そんな感じで インド との初の接触となる。わが国は十分に西に勢力をのばしたので インド の首都を狙う必要はない。平和共存を望むと色よい返事が返ってきた。 インド とは同盟関係となり技術同盟も成立する。これで当面のあいだ西方からの侵略に留意する必要はなくなった。  そのころから侍の作成が可能になったため、 中国 攻略のために次々と作成する。 ドイツ にも打電して期を計る。

  日本   「こちらの準備はいつでもOKです」   ドイツ  「わかった。侵攻する」   日本   「侍が作れるようになりましたので期待してください」   ドイツ  「ああ、大いに期待しているw」   日本   「では、準備が出来次第はじめてくれ」    だが、ここにきて作戦の齟齬が生じる。 ドイツ がなぜか戦端を開かないのだ。問いただしてみると、「同時に攻撃するのかと思った」とのこと、そりゃ構わないけれど全く同じターンで攻める理由もなければ 中国 に対してこちらから攻める大義名分もない。そうしているうちに 中国 の軍事力が急上昇している。国境の都市ににわが軍が集結しているのが露見したのだろうか。     日本   「どうやら挟撃作戦が露呈したようだ。少し行動が遅かったようだな。攻撃はやぶさかではないがこちらの被害も覚悟しなくてはならない」 ドイツ  「もとより覚悟のうえだ」 日本   「分かった。参戦する。」

同時に 中国 に探りをいれてみる。    日本   「 ドイツ が侵略の計画をしているようだ」 中国   「本当か、ふっふっふ。受けてたとうじゃないか」 日本   「一応隣国として注意を喚起しておくよ」 中国   「忠告感謝する」 日本   「いえいえ」    確かに軍事力のグラフでいえば若干 中国 ドイツ に勝っている程度。しかし ドイツ とわが 日本 の連合国に併殺されてはどうしようもないだろう。技術のひとつふたつをよこして友好を図るかと思ったが、そういうわけでもないようだ。

日本   「 中国 は思いのほか自信満々だが大丈夫か?」 ドイツ  「ああ、大丈夫だ」  日本   「UUの連弩に自信があるのかもしれない。一度脅してみてはどうかな」 ドイツ  「脅すならそっちの方が有効だろう」 日本   「そりゃそうだw」

 仕方ない、恨みを買うのも軍事大国の常だ。さて脅すか…と思っていた矢先に ドイツ 中国 に対して宣戦する。いまひとつ足並みが揃わないなあ。個別チャットにて「 ドイツ から譲り受けた技術の恩により介入しますよー」と伝えるものの反応は今ひとつ、ユニットの指揮でレスが遅れてるとのこと。まあそれでも エジプト 領内を通過して ドイツ 国境に迫る。 中国 第二の都市上海には鎚鉾兵をはじめとしたユニットが大勢防衛している。力押しは難しいとみてさらに南下する。 ドイツ に対しては、

日本   「上海は守りが堅いので南下して北京を強襲する」 ドイツ  「何か言動がおかしいと思っていた」

 ・・・?おや、ここにきて懐柔されたか??ドイツは中国を突破しないことには今後の展望がないので、ここで折れるのも疑問だ。上海は硬いが北京が危ういとなれば前線から兵を割くことになるというのに。    日本   「北京を直接叩くので上海を無理押しせずにいてくれ」 ドイツ  「・・・・」

 ここいらから ドイツ からの応答がなくなる。あと3~4ターンで北京というところで突如 ドイツ 中国 が和平を結ぶ。 ドイツ 中国 に煽動されてしまったようだ。こちらも大誤算だった。通告なく和平を結ぶ味方は困ったものだ。わが国は北京に迫りながらも 中国 に宣戦はしなかったので来た道を引き返す。ここで技術が入らなかったのは痛い。何より東西のバランスが非情にまずいことになっている。西の スペイン {アラビア };が協力してトップをひた走っているのだ。ここいらで叩かないと逆転が難しい。東にばかり構っている暇はないのだが・・・。

西の擾乱と東の冷戦

中国 を攻撃していた ドイツ 兵は 中国 の兵と共同してわが国の国境を脅かし始めた。わが国と 中国 をぶつけて 中国 の上海を掠めるという作戦だろうか。まあ、 ドイツ の戦術としては悪くない。ただし、わが国 日本 はエネルギーだけが高くスコアは低い軍事国家、高いスコアの敵にぶつけるのは分かるが低順位同士でいがみあうのは避けたいところだ。 ドイツ に説得工作を試みるものの全くコンタクトが取れない。AIじゃあるまいに、話し合いに応じない相手の意図は読みかねる。そうこうするうちに ドイツ 中国 の連合軍が国境線に沿って布陣した。未だこちらから仕掛けてもいい勝負ができるかもしれないが、ここで東側諸国内で戦う愚は避けたい。向こうも連合しただけで楽に勝てるとは思っていないようで徒に疲弊するのは避けたいのだろう、布陣したものの宣戦布告はない。大軍勢が国境でにらみ合う冷戦状態が続く。

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他方、着実に地力をつけた スペイン は長きに渡る平和に倦怠感を覚えたのだろうか。AI ペルシア を侵食しはじめた。確か ロシア も参戦したような記憶があるが、正直どうでもよかった。圧倒的戦力で ペルシア を圧殺しみるみるスコアを上昇させている。いよいよこれは止まらんぞ、と危機感を募らせた。

と、 中国 のユニットに擲弾兵の姿が見え始めた。比較的遅い歩みだが技術において ドイツ も着実にわが国の前を歩き出している。どうやら 中国 ドイツ スペイン に技術をもって丸め込まれてしまったようだ。ここは早急にデタントを進めて東国連合を作らなくてはならない。ここは譲渡してでも対 スペイン 同盟を作らなくてはならないのだ。

 (以下全体チャット)    日本 「諸君らの熱意は分かった。要望を述べたまえ、こちらにはいつでも応じる準備はある」    スペイン 「え?そっち戦争してるの?」    中国 「扇動国家を除くのだ!」    日本 「扇動国家はそちらだ。だがわが国は平和友好を国是(微ウソ)としている。戦争の目的を言ってみるといい」     わが国を攻撃しても技術後進国から得られるものは領土か安全くらいである。擲弾兵があれば弱って復興中の {エジプト };であれば楽に併合できるはずである。領土が目的でないとすれば、冷戦状態を装って スペイン から技術を取れるだけ取ろうという作戦か?ただ、その場合はわが国へ対して何らかのアプローチがあってしかるべきである。対 スペイン 同盟は歓迎なのである。単純に ドイツ と謀ったことに対する怨恨の線だろうか・・・とブルーになる。個別チャットで西方を意識した団結を呼びかけても悪くないのだが、タイミングがよろしくない。相手のユニットが強く、こちらが弱い現状なのに相手からの外交的アプローチがない。こういう相手では、こちらがビビって矛先を逸らそうとしているようにしか見ないだろう。最低限話し合いをするには相手に一方的に負けない程度の軍備が必要だ。  こういう場合はそしらぬ顔をして黒幕の スペイン をゆすりにかかる。以前に誓った平和友好を利用してやろう。

   日本 「非常に困った事態だ、わが国は存亡の危機にある」    スペイン 「ほえ?戦争してた??」    日本 中国 が侵略をはじめるのは時間の問題だ(貴様が煽ったんだろうがな)。敵は火薬を標準装備している。助けて欲しい。貴国が持つ火薬がなければ守りきれない」    スペイン 「うーん、了解。これを提供したこと内緒にしてね」    日本 「了解だ」

 早急にマスケットと擲弾兵の生産を開始する。これがある程度までそろえば相手も交渉に応じてくる可能性は高い。インドとの技術同盟により技術も先行することはないにせよ明らかに遅延することもなくなった。ここいらで スペイン が自由主義を手に入れたとアナウンスが入る。これを契機に スペイン の後ろに位置するアラビアとも誼を通じておいて東国連合といわず対 スペイン 包囲網くらいでもいいかもしれんね。と、思っていた矢先に 中国 の方がドロップアウト。AIにして継続しようと試みるも時計が動かないという結末に。  個人的にはこれから面白くなりそうだったので残念ではあったがここで解散となった。

反省・感想

    ドイツ が裏切ったのが誤算だった。 ドイツ の立場から考えると 中国 を攻略するほか選択肢がないと考えていたが、柔軟に考えればそうでもないことが分かる。私が ドイツ の立場であれば、 中国 に上海と小京都(我が 日本 から奪うことを前提にして)の割譲を提案して 中国 {エジプト };を併合するように提言。 中国 ロシア ペルシア の攻略に専念してもらい ドイツ 日本 の防波堤に使うとかもできる。または 中国 日本 が戦争を開始して疲弊したところでアラビアの支援を頼むとかいう奇抜な手もあったのかもしれない。真相は不明だが ドイツ との同盟を信用しすぎた点が今回の反省だ。  また、いろいろ外交策を練ると逆に嫌悪感を抱くプレイヤーもいるようだ。私のスタンスは敵と味方は紙一重で味方面しているヤツほど敵に通じていて利害関係が一致している限りにおいて信用できると考えていたのだが、利害を超えた不信感に基づく外交をするプレイヤーだっている。これがAIと違うマルチならではの醍醐味だろうが、人間の心の機微を捉えるのは難しい。やはりコツコツと積み上げてきた信頼が、土壇場で頼れる最良の外交カードなのだろう。  非常に続きが楽しみなゲームではあったがこういった結末になることもままありがちだ。そろそろパッチにてマルチプレイの安定性を高めて欲しいものである。

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