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2006年12月2日 無印 フラクタル220T(ペルシア視点)

最終更新:

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だれでも歓迎! 編集

2006年12月2日マルチ(ペルシア視点)


はじめに

レポマルチでしたので、ホストとして第一のレポをあげさせて頂きます。
脳筋の軍事馬鹿の話ですが、生暖かく見届けて下さると幸い。

ペルシアは東側大陸だったため、西側についてはよくわかりません。
もしよければ、西側の皆さん、軽く補足レポをあげてくれないかな、と期待。

もし感想や、批判など意見がございましたら、最後のコメント欄書き込んでください。
ペルシアの中のひとのモチベが黄金時代なみに向上致します。
その他「あの時ここはどうなっていたんだろう?」と言った質問にも、わかる範囲で答えたいと思います。

初期設定

【マップ】フラクタル
【サイズ】標準、海面中
【 速度 】迅速
【勝利条件】全て
【タイマー】超高速220
【オプション】全滅、技術交換なし、BC2000戦争解禁
【参加人数】10名
【参加文明】ローマ、フランス、インド、アラブ、イギリス、ペルシャ、スペイン、日本、ロシア、アメリカ
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揺籃の時代(BC4000~BC2000)

今日の研究では、紀元前4000年にはすでに10の文明が存在していたことが知られている。
その幾つかは滅び、幾つかは衰退し、幾つかはいまも栄光を保っている。
今日は、そのうちのひとつ、ペルシアに関する話だ。
BC4000年。人類黎明の時代、オアシスの畔にひとつの小さな町が建設された。
その名をペルセポリス。
後に帝都と改名されるこの町を中心に、ペルシアの歴史ははじまった。


首都建設。
小麦が文化圏から1マス外れている事にきづいて深く嘆くも、
牧畜の開発を通じて領内に馬を確認。
ペルシアの首都圏に馬。これで最序盤は怖い者なしだ!
斥候>斥候>労働者>兵舎>不死隊と生産し、ほぼ最速で不死隊を建造。
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侵略するに手ごろな文明はないか、と、斥候を全週に派遣して地勢確認。
その結果、ペルシアは大陸の南東に位置することが発覚した。
初の不死隊が完成する頃、北西にアメリカを発見。
・・・正直遠い。

このときキュロスのとるべき方針として、
1)ペルセポリスの高い生産性を生かして不死隊を量産
 アメリカが第二都市の建設に体力を費やしている間に、強襲。首都を奪い去る
2)不死隊は牽制に用い、南北の肥沃な土地の確保、内政充実を優先する
の二つが考えられたが、キュロスの選択は後者だった。

・アメリカの首都が遠すぎた事
・北方にスペインが見えた事
・アメリカから「アラブに進むので軍事同盟を結ぼう」と打診があった事
が主な理由となっている。

まず南に第2都市を建造。ここは優秀な生産都市となり、後にピラミッドが建設される。
そして北方、バナナ2つと石、染料が見える地域に不死隊を移動。
アメリカの戦士が丘の上に見えたので、ここに都市をたてるつもりかと問いかける。
もし都市を建設するようであれば開戦やむなしと、不死隊に出動をかける。

ペルシア「もしや貴国は東に建国するつもりだろうか」
アメリカ「いや、東に進む予定はない」
ペルシア「ありがたい、ここは我が国の生命線となるだろう。アメリカの判断に感謝する」


このやりとりから数ターン遅れて、予定の地にスサを建設。
この第3都市は、暦開発後、正にペルシアの命運を決める超一級の生産都市となる。
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しばらくし、当初伝えられていた通り、アメリカとアラブの戦争が始まった。


密室談義(BC2000~BC600)

内政にいそしむキュロスのもと、北の大国スペインから密使が届いた。

スペイン「率直に申し上げます。軍事同盟を結びませんか」
ペルシア「率直に問うが、その軍事同盟は誰を目標としたものか」
スペイン「私の目にはアメリカしか映っておりません」


キュロスは一瞬迷ったものの、戦争を続けているアメリカのエネルギーが頭一つ抜けていることと、
アメリカの領内に銅が見えていた事を思い出し、首を横に振った。

ペルシア「申し訳ないが、我が国はアメリカと既に同盟を結んでいる。
     もし貴国がアメリカに侵攻するなら、その時は我が国がお相手することになるだろう」
スペイン「失礼しました。では、不可侵条約ではいかがでしょうか」
ペルシア「それならば願っても居ないことだ。受諾する」


こうして、ペルシアとスペインの間に不可侵条約が締結された。

この密談において、キュロスは始終強気の態度に徹した。
しかしそれは決して自信に裏付けされたものではなく、それどこか、内心は実に戦々恐々たるものであった。
密談で見せたキュロスの強気は、そうした内心を糊塗するための強気であった。
では、なぜそうも戦々恐々だったのか。
実はこの時代、ペルシアの領内には鉄も銅もなかったのだ。
・・・この不可侵条約を本当に必要としていたのは、ペルシアだった。
~ペルシア通史~


同時期、ペルシアにおいて儒教が生み出され、国教となった。
しかし偉大なる預言者が生まれず、ついぞペルシアに聖廟が建てられることはなかった。

英雄の誕生(BC600~AD元年)

ペルシアの北東、スペインの東に、タタール族という平和的な民族が存在した。
ジャングルの奥地、肥沃な海洋都市を本拠とし、羊飼いとして日々の暮らしを営んでいた。
しかしその本拠を欲したペルシアとスペインは、これを蛮族と断定し、討伐する。
二大国に挟撃されたタタール族は、たちまちのうちにその勢力を失って滅びた。
不死隊を持つペルシアがその跡地を占領。
タタールの地はペルシアに編入された。

この編入はペルシアにとって、2つの大きな利益をもたらした。
1つは、いわずと知れた肥沃なタタールの地。
ペルシア初の海洋都市として非常に重要な要衝となり、やがて偉人都市となる。
2つは、英雄である。
タタール族を撃滅した不死隊は経験をつみ、Lv4のユニットとなった。
ペルシア国民は対タタールの英雄を讃え、やがて英雄伝説を産み出すのだった。

その後、第5都市アルベラを建設。これによって、ペルシアの第1次拡大期は幕を閉じる。
タタールが滅びたころ、西方では今もアラブ・アメリカの激突は続き、要害の地メッカに対するアメリカの大攻勢が失敗に終わっていた。
アメリカからペルシアに兵力援助の要請が届く。
またアラブからは、アメリカを援助しないでくれという要請が届いていた。
ペルシアの宮廷は援助すべきかすべきでないか、で昼夜を越した議論が行われていた。

大臣A「故人は『隣国を援助する国は滅ぶ』と申しました。隣国アメリカを援助すべきではありません。
   アメリカを援助したとて、アメリカが勝利すれば恩などすぐ忘れ牙を剥くでしょう」
キュロス「恩を施すのではない。国家に友人などあろうはずもない」
大臣A「では、なぜ援助をなさるので?」
キュロス「仮にここで援助しなければ、戦線は硬直し、両者軍備を蓄え続ける展開となるだろう。
     その状況下、わが国がスペインに向かったとき、もしアメリカアラブが一転和平して此方を向けばどうする?
     ここで均衡を崩す兵力を与えることで、両国の軍勢を疲弊させるのだ。
     この援助によってアラブは滅び、勝ったアメリカも兵力の大半を損なうだろう」
大臣A「スペイン!あの大国を!」
キュロス「そう、これはスペイン遠征の布石なのだ。ひいては、大陸統一の」


ペルシアはアメリカに不死隊を派遣した。


戦乱の予兆(AD元年~AD1175)

やがて来る大陸争覇に備え、ペルシアはちまちまアメリカに援助を送りながら国力を涵養する。
この時期に特筆すべき出来事は、次の2つ。

キリスト教創設。
ピラミッド建造。

これによって、ペルシアは警察国家・官僚制・農奴制・神権政治という軍国体制に突入。
生産都市の回転・英雄伝説の完成と相まって大量生産体制を確立する。
これによって、これまで拮抗してきた大陸の軍事バランスが崩れ去った。
ペルシアは大陸最大の軍事国家となり、エネルギーでスペイン・インドの合計を上回って見せる。
帝都・第一生産都市に終結する大軍。
時は満ちた。キュロスは、軍隊に出動をかけた。

キュロス「アメリカがアラブを滅ぼしたその時、スペインに征く。各々、メイスの手入れを確認せよ」


波西戦争(AD1175~AD1445)

アラブ・アメリカの戦争が最高潮を迎えたのを確認して、後顧の憂い無しと判断。
侵攻直前、インドにスペイン分割を持ちかけるが、あっさり拒絶を受ける。
さすがにインドは甘くなかった。

ペルシア「インドよ、スペインを分割しないかね」
インド「唇滅びれば歯寒し。ここは連合してペルシアに当たるところだろう」


AD1175年。ペルシアはスペインに宣戦布告。

「ペルシアはスペインとの不可侵条約を破棄する。すなわち、宣戦を布告する」

ペルシアの騎士・メイス・長槍・象・カパタの混合部隊は、二手に分れてスペイン領に侵入。
これに対してスペインはペルシアの部隊を削りながら、都市を放棄して主力を温存する焦土作戦に出る。

AD1190年。セビリア陥落、破壊。
AD1205年。コルドバ陥落、破壊。
AD1250年。バルセロナ陥落、ペルシアの北辺都市として存続。
AD1265年。インドのペルシアに対する宣戦布告。

スペインの主力を追撃中、インド軍の奇襲を受け、ペルシアの南方部隊は打撃を受けた。
辛うじて全滅は免れたものの傷は深く、バルセロナに留まってダメージの回復を待つ。
本国からの増援を受け、バルセロナの民の抵抗も収まったところで西進を再開。

AD1350年ごろ、ペルシア主力はスペインの首都、マドリッドに到着する。
ここに、スペインの温存する主力部隊+インドの援軍とペルシアの決戦が展開された。
大河を挟んで、にらみ合う両軍。
マドリッドでの攻防は実に30年に及び、トロイを思わせる激戦となった。
あるとき、突然渡河を強行したペルシア軍をすんでのところで同盟軍のカパタが薙ぎ倒す。
これによってスペイン・インド軍が優勢になったと思われたが、そのとき、丘の上にペルシアの第二主力が到着。
渡河部隊に虎の子のカパタを使い果たしてしまった同盟軍は、第二主力に対する抵抗手段を喪失。
かくて拮抗は破れ、ペルシアは連合軍を殲滅。殺戮が繰り広げられ、マドリッドは破壊された。

AD1425年。マドリッド陥落、破壊。かわってペルシアの新都市「第一経済予定地」が建立。
AD1435年。トレド陥落、破壊。これによってスペインは滅びた。
スペイン崩壊後、インドとペルシアは和平を締結。
しかし、インド・ペルシアともに、これが仮初の和平にすぎないことを理解していた。

ビターピース(AD1445~AD1640)

インド・ペルシアはほぼ同時に化学・鋼鉄の世紀に突入。
生産能力ではペルシアが優れていたが、時代は既にカノンの時代。
侵攻側には大きな不利が課されることになる。
待ち構えるカノンの群に、キュロスは、インド遠征を躊躇せざるを得なかった。
そうして迷う間にも時は過ぎ、気づけばアメリカが憲法を取得するほどに回復を見せていた。

アメリカ外交官「ついにわが国は代議制に至るまで回復しました」
キュロス「それはめでたい。同盟国の回復を、わが身のようにうれしく感じる。
     今後もわれら二国で大陸の安寧を保とうではないか。帝都を楽しんでゆかれよ」
アメリカ外交官「厚意、ありがたく頂戴いたします」
外交官退出後
キュロス「・・・アメリカの軍備を探っておくのだ。果たして、ペルシアに抵抗するほどの力があるか」
大臣B「ただちに大商人を派遣いたしますが、まさかアメリカに?」
大臣C「お待ちください、対アメリカには反対です。アメリカは長き同盟国ですぞ」
大臣D「加えて、アメリカに行けば間違いなくインドが南進するでしょう」
キュロス「静まれ。インド全軍が来たとしても、迎え撃つなら北面軍だけで十分であろう」
大臣C「そうかもしれません。それでも、私はアメリカ遠征に反対いたします。なにか、良くない予感が・・・」
大臣B「私もそう思います。既にペルシアは巨大すぎます。これ以上目立つべきではありません。ここは、自重を」
キュロス「臆したか、もはやペルシアの軍備は世界最大だ。臆病者に用はない。迅く去ね。私は既に決めたのだ」
 大臣たちの諫言にも聞く耳を持たず、キュロスは、軍隊に出動を命じた。
 その様子を見、もはや止めようもないと悟った大臣は力なく息を吐いた。
大臣たち「・・・キュロス様は力に目が眩まれた。これが、ペルシアの致命傷とならねばよいが」


ペルシアは大陸統一を掲げ、アメリカとの同盟放棄・宣戦布告を行なった。

世界事情の整理(AD1640)

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■ペルシア事情
スペイン戦争を終えてペルシアの都市は7都市。
制度は警察国家+官僚制+農奴制+重商主義+神権政治。国教儒教。
帝都:首都。小屋スパム都市。OX、アカデミー。
第一生産都市(元スサ):英雄伝説都市。生産特化。
第二生産都市:ピラミッド都市。生産特化。
第三生産都市(元バルセロナ):生産+町。技術者で製鉄所建設。生産特化
偉人海洋都市(元タタール):海産資源2+バナナ。人口13におさえ、偉人特化。民族叙事詩。
小麦都市(元アルベラ):小麦確保のために作った都市。普通。
第一経済都市予定地(元マドリッド):首都跡地。経済都市化という当初の予定に反し、軍港都市となった。

■世界状況
東側ではアラブ・スペインが滅亡。アメリカ・インドがペルシアをはさむ形で緊張。
西側ではフランスが衰退し、ローマ・イギリス・日本の三つ巴が展開される。
尚武の日本。技術のイギリス。領土のローマという感じ。
ロシアは一歩引いて、海運国および世界各国の報道官的な位置になっている。

踏み込んだ泥沼(AD1640~AD1780)

AD1640年。ペルシアとアメリカの戦争が始まる。
ファイラデルフィアの破壊をもって戦争の狼煙は上げられた。
序盤、戦争がアメリカ本土で行われている半世紀は、ペルシア優位に推移した。

AD1645年。フィラデルフィア占領、破壊。
AD1655年。ボストン占領。
AD1670年。アメリカ合衆国の首都ワシントン占領。
AD1700年。メディナ占領。
AD1705年。ニューヨーク占領。

旧式軍隊を相手に、破竹の快進撃を続けるペルシア。
予想した通りインドからの宣戦布告を受けるが、インド軍は国境より先に進もうとはしなかった。
キュロスは北面軍を増強しつつ、南進を継続。
各地で象や長弓主体の軍勢を揉み潰し、ついにペルシア軍はワシントンを占領。
ペルシアの絶頂期であった。

戦前に確認したユニット数からみて、アメリカの主力はほぼ壊滅したに違いあるまい。
ワシントンの陥落を得て、そうキュロスは思った。
しかしメッカに到ったキュロスが見たものは、種々の国旗をなびかせた多国籍軍だった。
日本。ローマ。アメリカ。イギリス(はユニット供与)。
そして観戦武官としてのロシア・アラブ。
ペルシアは、世界全国を相手にしてしまっていた。

引き返す間もなく、喇叭が鳴り響く。
アメリカのものでも、ペルシアのものでもない喇叭の音が。

AD1735年。日本はペルシアに宣戦布告

日本の宣戦を受けて、ペルシアのメッカ侵攻軍は壊滅。
キュロスはメッカを断念し、兵を引いた。ここにペルシアの大陸統一の夢は破れた。
その後、北上してきた多国籍軍をメディナにおいてカノンと騎兵・グレネーダーで撃破。

メディナでの勝利を喜んだかって?うぅん、あまり嬉しくなかったなぁ。
生き延びたという意味では嬉しかったけど、メッカにはうんざりするほどの大軍が居た。
今回来たのも大軍だったけど、それがかすむぐらいのね。しかも、続々増援が来ていた。
それなのにウチの増援はなかった。 正直、とても喜べる状況じゃなかったね。
栄光を誇ったペルシアもこれまでと思ったよ。
  ~生還兵へのインタビューにおいて~


多国籍軍は兵をひき、南方戦線は硬直する。
時間がたった。
南方でにらみ合いの続く中、暗澹たるペルシアの宮廷をより暗いものにする通信が届いた。

「インド全軍、南下!北部辺境騎兵が突貫するも、ライフルによって全滅!足止めかなわず」


ライフルを交えた、目も眩む近代的な大軍が第一経済都市予定地に迫っていた。
宮廷がざわめく中、キュロスは目を閉じた。
そして深く息を吐いて、厳かに命を下した。

キュロス「新造されたユニットを、すべて北におくれ。首都の近衛も、第一生産都市のベテランも、すべてだ」
大臣A「それでは、メディナが」
キュロス「メディナからの撤退を許す。気づかれぬよう、メディナ守備隊をニューヨーク・ワシントンに下げよ。機関銃兵だけ残せ」
大臣B「捨て駒ですか」
キュロス「そうだ。生き残った暁には千金をもって報いよう」


マドリッドの地に、再び多くの血がながれたが、
ペルシア渾身の力をかけて送られた北方軍は、ついにインド全軍の撃破に成功する。
また、多国籍軍がメディナに攻勢をかけることもなかった。
直ちに、対インド戦力の大半にメディナ行きが命じられた。

戦争、また戦争、北に南に。休む暇もないときた。
 ~近衛兵のぼやき~


インド攻めの間、メディナの防備はかなり薄くなっていたが、攻勢をかけられることはなかった。
もし攻勢をかけられていたら、メディナは確実に落ちていたはずである。
あるいは海上輸送による強襲を狙っているのか、とペルシアは海軍の増強を急いだ。
しかし、そういう気配もなかった。いよいよなぜか、と疑っていたとき、それは起きた。

日本「日本はローマに宣戦布告する」


多国籍軍の崩壊・ローマの黄昏・日本の挽歌、終末(AD1780~)

西大陸に、新たな狼煙があがった。
ローマは第三の大国だったが、このときはその軍隊の殆どを東大陸に移動させていた。
対ペルシアに国力を傾注したため、ローマ本国には軍事的空白が生じていた。
その間隙をついた日本の、ローマ進軍。
燎原の火のよう、戦域は瞬く間に広がる。
まばらな抵抗もむなしく、ローマの都市は続けて陥落していった。
あわてて東大陸から帰還するローマの軍隊。
しかしそれも各個撃破されていくばかりだった。
ローマの命運は尽きつつあるのは、誰の目にも明らかとなっていた。
一方ペルシアはこれを奇貨として、ローマ・日本にそれぞれ和平を打診。
ローマは即刻これを受ける。
日本は拒絶。

ここでペルシアの基本姿勢は日本殲滅と定まり、強襲するためのガレオン部隊の編成を急ぐ。
上陸作戦を警戒して用意したフリゲートの大艦隊が大陸周辺を監視していたため、護衛艦隊は充分だった。
続けてアメリカ以外の各国との折衝の結果、メッカ-メジナにおけるアメリカとのにらみ合いはあったものの、東大陸は緊張をはらみつつも、安定を見た。
その中、フランスから密使が届く。

フランス「偉大なるペルシアよ、恩人ローマを助けたい。どうか、日本の後背をついてくれないか」
ペルシア「おぉ、おぉ、フランスよ。貴国はなんと義理高いのだ。必ずや日本に一撃を加えるだろう」


フランスの呼びかけを渡りに舟と受けて、通行・地図・船団の供与を貰う。

AD1815年。イギリスが日本に宣戦。
AD1820年。ローマ陥落。世界の首都は、堕ちた。ローマは半ば亡命政権となった模様。
AD1830年。北方から軍隊を引き抜くため、ペルシアは宿敵インドと和平。
石油を開発。
駆逐艦と輸送船にアップグレード。
新型艦隊を用い、史上最大の作戦とはいかないが、時代にしてはそれなりの海洋部隊を編成。

ペルシアは、最終三方面作戦を敢行する。
即ち
1)日本西岸、鹿児島上陸部隊
2)日本東岸、東京上陸部隊
3)アメリカ首都、メッカ強襲部隊
ペルシアの兵力、その正に半分を使った作戦が実行に移される。
はるか海をこえて、西大陸へと向かう将兵たち。その雄姿は長く記録されるだろう。

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 2)西岸をたった部隊。一番力を入れた方面
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 1)東岸をたった部隊。後ろにもうあと2艦隊

出航より数年。
まず東京上陸部隊より、東京破壊に成功の知らせが届く。
ペルシア宮廷は喜びに沸きかえった。
東京上陸部隊はつづけて京都を狙ったが、京都の機関銃兵による迎撃体制に上陸断念。
南進し、竹島、ネアポリス、アンティウムを続けざまに破壊していった。

鹿児島部隊は、フランスと共同して鹿児島攻撃。
フランスの陽動を受けた日本が鹿児島を空にするうちに、鹿児島部隊が上陸し、破壊。
鹿児島上陸部隊は続けて北上したが、次の都市にたどり着く前に終戦を迎えた。
これらの快進撃にペルシア国内は沸きかえった。
しかし、最後にメッカから届いた電報によって、そうして浮かれた気分は一掃される。

南方軍、全滅。
その知らせはペルシアを震撼させた。

メッカの厚い守りの前に、南方軍は壊滅していたのだ。
ペルシアの野心はついに成就しなかった。

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上の写真が報道官が最後に捉えたメッカの風景である。
南方軍は壊滅し、機関銃のみが残っているのが分かるだろう。
無謀な突撃によって多くの将兵が失われた。
メッカで散っていった戦没者の遺族たちから戦争責任を問う声があがったのは、当然のことだった。
加えて長引く戦乱によって高まった不平が、これ以上の継戦を不可能とした。
キュロスは、ついに兵をおさめた。以後、一切の領土的野心を放棄することを宣言。
大陸に平和が戻った。

どこかで、ペルシアが時間勝利を収めました、という声が上がった。

・・・という感じで、最後に日本は大きくスコアを落とし、時間切れ勝利でペルシアが勝利を収めました。
長い文章、最後まで付き合っていただき、ありがとうございます。

おまけ

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 エネルギー。ペルシアの軍事馬鹿っぷりをごらんあれ。

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 最後には君主制で憲兵置きまくったがこの始末。
 さすがに戦争が長すぎたー。

スコアを撮り損ねた。
最終Tのスコアは
ペルシア2778/日本1705/イギリス1542/インド1300/ロシア1131/アメリカ928/ローマ923/フランス459
という結果でした。


コメント欄

  • これからの展開とても楽しみです。ただプレイレポのTOPにリンクが貼られていないけど大丈夫ですか? --
    -イイ!(・∀・)ssもイイ! --
    -ありがとう。リンクは忘れておりました。指摘ありがとう。 --
    -大陸制覇をまっすぐ目指すプレイいいね! -- H
    -最高だ・・・乙!! --
    -かなり面白すろい --
    -これはかなり熱い展開ですね、続きが楽しみだ --
    -とりあえずひとまずおわりー。他なにか聞きたいことありましたら、是非書いてください。補足します。 --
    -スコアが凄いな・・・途中から殆ど2倍以上じゃないすか --
    -ってエネルギーかw --
    -良レポ乙。ミニSSも見やすくて bグー --
    -研究はやはりほかの文明よりだいぶすすんでたのかな? --
    -アレク持ちイギリスさんが一番だったと思います。2番手の筈 -- ペルシア
    -読みやすいレポご苦労様でした。おかげさまで東側の状況がよく分かりました。最終的に技術はどうでしょう、同じ位じゃなかったかなぁ・・・ただ、生産力等は圧倒的でしたね -- イギリスです

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