7/29 7人パンゲア(ギリシャ視点)
マルチ初プレイ
CIV4をプレイし始めてからそろそろ1ヶ月。 そろそろマルチに挑戦したくなり、ゲームスパイに初参加。 しかし、普段は将軍プレイで、貴族では、たまにしか勝ったことのない俺が、 はたして通用するのだろうか? ロビーで参加者を募るとたちまち数人集まる。 何人かの方は回線の相性が悪くて参加できなかったものの、 結局7人でスタートする。 上級者らしき方にマルチでの注意点(パスをかけるなど)や設定を教えてもらう。 感謝! なお、SSは撮っていないので文章のみのレポートとなる。
エーゲ海の覇者
文明はギリシア。あんまり使ったことのない文明だ。 特徴もよく覚えてないし、超高速ターンなので確認する暇もない。 確か、槍兵の変わりにUUが入ってたっけ。 とりあえず第一都市を作る。 大理石ゲット。他の資源には特筆すべきものはない(確か農作物x2だった)。 まあいい、とりあえず宗教をとろう。 神秘主義持ちも無さそうだし、ストレートに取りに行く。
神秘主義の後、瞑想を選ぶ。 多神教を選ぶ人が多そうだと判断。しかし逆に瞑想を先に取られる。 おまけにヒンズー教はその後もしばらく出てこなかった。 ユダヤ教に手を伸ばせる多神教にすればよかった。 仕方がないので儒教狙いでテクをとる。 半ば自棄だが、法律まで一直線でいく。
その間、周囲を探索して回って大体の位置関係を把握する。 全体としてはこんな感じだ。
モンゴル | モンゴル | 中国 | 日本 |
海 | ギリシャ | 中国 | イギリス |
マリ | マリ | ドイツ | イギリス |
まいったな、ギリシャはほぼ中央を占めていることになる。 なにか対策が必要だろうか。 が、ほっとく。どうせ序盤にはどこも動くまい。 という素人判断がまたしても裏目に出るのだがそれは後の話w
技術貿易都市アテネ
さて、テクのほうは、真っ先に儒教を獲得することに成功。 おまけにアポロ神殿も建ててアルファベットも得た。 これで、技術交換の用意ができたので、全体チャットで売り子をやる。 (今思えば、アルファベットを得たことは隠しておいたほうがよかったのかもしれない)。 するとさっそくイギリスが接触してくる。 開いてみるとお互いの技術を全交換しろとの要求。 イギリスの技術は初期段階のものばかりだった。 それはさすがに厳しいのでアルファベットとそれらの交換だけにして、 後は自分で集めてくれ、というと断られた。
その後、ドイツとは全交換する。ドイツとは位置的に仲良くしたかったのだ。 もっとも、その後ドイツからは音沙汰なく、大量の技術を供与したことを後悔する。
さて、我が国は一直線に法律まで進んだので序盤の技術に少々欠けていたので、 周囲の国とはアルファベットや筆記、聖職などと引き換えに弓術や陶器を得る。 さらに青銅器も開発して、いざファランクスと意気込むと・・・。 無い!無い!金属資源がまったくないのである。 鉄器を開発しても鉄すらない。 これはまずい・・・。馬はあるので騎乗を開発する。 その時、モンゴルが大軍を国境に動かしてきたのだ!
騎馬民族来襲!
実はモンゴルとは領土問題でもめていたのである。 きっかけは第三都市の建設である。 領土的に囲まれているにもかかわらずのんびりと開発していた我が国は、 気がつくと拡張する場所がほとんどない状態に陥ってしまっていた。 そこで仕方なく、モンゴルとの国境沿いに第三の都市を建設したのだが、 これが相手を刺激してしまったらしい。 おまけにわが軍備は金属不足により弓兵が主力である。 また、騎乗の開発完了が目の前だったので兵力の増産はその後に、 と平和ボケした判断を下してしまったのがあやまちだった。 我が国はすっかりなめられてしまったのである。
国境の第三都市は破壊されモンゴル軍は首都に迫ってきている。 もはや降伏しかあるまい。 ということで、耐え難きを耐え、第二都市の割譲と技術譲渡で手打ちにしてもらう。 正直痛いw が、これでモンゴルが警戒されるのは確実である。 しばらく我が国は雌伏のときを迎える。
はじめての外交
とりあえず、外交を積極的にやっていくことにする。 まずはイギリスと接触、技術同盟を持ちかける。 が、前の交渉決裂が尾を引いて信用できないと言われてしまう。
次に一番モンゴルを挟撃しやすい中国に接触して支援を求めることにする。 が、このとき日本と中国の位置を取り違えて覚えていたため、 間違えて日本にメッセージを送ってしまう。 「援護しても遠いから届きそうに無いよ。」との返事。 モンゴルとは隣のはずなのに?(隣なのは中国) 訝しりながらも、とりあえず他の国に手を回していく。 ちなみに、この間違いは結果的に正解だった。 中国とモンゴルは同盟を結んでいたのである。
マリは落ちていたので、ドイツに交渉を持ちかける。 ドイツもモンゴルの圧力を脅威に感じていたようで、 イギリスを含めた対モンゴル同盟に、 我が国はめでたく秘密裏に参加することになった。
モンゴル包囲網
モンゴルはその後どうやら中国と組んで大陸制覇を目指すことにしたようだ。 二国でドイツに宣戦布告する。 イギリス、日本がドイツを支援、世界大戦の様相を呈していく。 が、我が国はモンゴルとマリに囲まれ身動きが取れない。 そのとき、さっきまで落ちていたマリが復帰する。 神の助けだ。
「モンゴル怖いよ」 「たしかになんとかしないと危ないね。」 「モンゴル攻めるって言ったら援護してくれる?」 「うーん、正直きびしいけどなんとかしてみよう」 心強い言葉をいただく。
そして数ターン後、ついにモンゴルに戦線を布告する。 マリ&ギリシャ連合がモンゴルの都市を次々と落として行く。 中国は日本とドイツ、イギリスが分け取りにしたようだ。 こうして中国は滅び、モンゴルも今後情勢に関与しないことを条件に、 小都市国家として存続していくことになる。 (もっともモンゴルのプレイヤーはこの後もイギリス一極支配に反抗を呼びかけ続けていたw)
太陽の沈まない帝国
とうとうイギリス一強時代が到来してしまった。 戦前からイギリスの国力は群を抜いていたのである。 モンゴルに言われなくても、このままでは他の四カ国に勝ち目は無いことは自明である。 国力に完全な差がつく前に、四カ国で包囲網を結ぶしかない。
マリとは戦後も同盟を約束してある。 本国と旧モンゴルで国土が分断しているマリと、 そのマリに囲まれた我が国はともすればお互いに足を引っ張り合う存在、 ここは協力したほうが得である。
次に日本。この時点で日本は第二の強国であり、 当然イギリスに対抗できる筆頭勢力である(それでも相当な国力差があったのが怖いところである)。 ここは日本を焚きつけるしかない。まずは探りを入れてみる。 「日本はまだイギリスと同盟を組んでいるの?」 「うん、そうだよ」 堂々と言い切られてしまった。これは目が無いかな。 仕方が無いので最期のドイツに行く。
ドイツは戦前からイギリスの援助をうけ、立国してきた。 正直、こちらに転ばせるのはまず無理だろう。 ドイツにも拒否されたら、全体チャットでゲーム終了を呼びかけようと思っていた。 が、意外なことに、 「正直、強国に挟まれてつらい・・・。」 との発言が。 ここで、積極的にドイツにメッセージを送り、西側陣営に組み込むことに成功する。
と、このときは思っていた。
そして、しばらく世界は平和の時代を迎える。
ジェントルマンの申し出
イギリスと、あまり没交渉でも怪しまれる。 戦前は同盟国であり、戦後もその体制は表面的には続いていたのである。 というわけでメッセージを送る。 「東側の状況はどう?西からじゃさっぱりわかんないんだ。」 「マリのカタパルトが怖いねw」 どうやらイギリスはマリを警戒しているらしい。 それもそのはず、マリは日本を抜いて現在2位の強国である。 このままでは、第二次大戦勃発も近いと判断し、 マリに注意を呼びかける。 イギリスには、 「こちらは、マリとドイツに囲まれて結構怖いw」 と返しておく。 ちょっと白々しかっただろうか。
その数ターン後、イギリスからメッセージが届く。 「マリを裏切らないか?マリの領土は貴国にとっても魅力的だろう。 返答まで1ターン猶予を与える。」 「うーん、貴国の言いたいこともわかるが、マリとは仲良くしている、裏切れない。」 「では、中立を保ってくれ。戦後領土は与える。」
かなり魅力的な申し出である。 が、今までマリとはずっと同盟を結んでいたのである。 それに、マリを破ったイギリスに立ち向かえる国などあろうか? 「断る!マリは同盟国だ。」 「そうか、帰国の判断に敬意を表する。」 打算も入っていたのだが、イギリスからは潔いと受け取ってもらえたようであるw
それにこちらはドイツとも秘密同盟を結んでいた。 これは東側陣営にとっては誤算であろう。 現在の国力差は、 イギリス>>>マリ>ドイツ>日本>ギリシャ という順であり、3:2なら我々にも勝機はあったのである。 そして東西陣営はついに開戦を迎える。
最後の世界大戦
イギリスがマリに宣戦布告し、 ついで日本がマリに、我が国がイギリスにそれぞれ宣戦布告する。 だがここで二つの大きな誤算があった。
一つは我が軍の編成である。 我が軍は騎兵隊主体の編成である。 対するイギリスは赤服兵をその主力にしていた。 イギリスといえば赤服兵、赤服兵は騎兵隊にはメチャ強い、 ということをすっかり失念していたのである。 このため我が軍は赤服相手にまたたくまに蹴散らされることになった。
二つ目の誤算は、ドイツである。 ドイツは戦後、ものすごい勢いで復興しており、 まさにスーパーフェニックスであった。 とくに技術関連の発達は目覚しいものがあり、 というより、ありえない速度で発達していたのである。 当然東側諸国からの技術供給は予測できたが、 それらはドイツから西側に横流しされていたので、 むしろ好ましいものとしてみていた。
だが、よくよく考えれば外交達者なイギリスが、 おとなしくこれを見過ごすはずが無かったのである。 当然これらの行為はイギリスの同意のもとで行われていた、と 気がつくべきであった。 そう、ドイツは開戦しなかったのである。
中立を保ったドイツ軍を尻目に赤服兵たちが我が軍を次々に撃破していった。 そして北では日本がマリ(旧モンゴル)を包囲し、 南ではイギリスがマリ本国を強襲して行った。 なんとか軍勢を建て直し、せめてマリだけでも救おうと、 援軍を送ったものの、それらもことごとくマリの都市ごと全滅させられたのである。
最後に悪あがきとばかりに、ドイツ、日本に寝返りを呼びかけてみるものの、 結局声は届かずあえなく終戦となった。 もはやイギリスに勝てる国は存在せず、ここらでお開きにしようということになった。
感想と反省
最初のテクノロジーの取得ルートがそもそもおかしかったように思うw AI相手とは勝手が違うのでペースを崩されてしまったようだ。
中盤は稚拙とはいえ規模の大きな外交戦を展開できたので楽しかった。 とはいえ切りくずしが出来ておらずイギリスの支配を壊せなかった。 無論、日独には同情できるのだが、それでもイギリス同盟が強固過ぎたのは残念である。
最後に、今回一緒にプレイした方々に感謝を。 あなた方のおかげでとても楽しいゲームが遊べました。