FFH2本編からの追加要素・変更点まとめ
全般
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人口1単位あたりの食料消費が3&icon:food_consuming;になっている。
- 地形の食料出力は変わっていないため、人口が増え難い。
- その代わり「農具」「輪作」という技術が追加されており、取得するとそれぞれ農場の食料出力が+1される。
- 社会制度の「弱肉強食」は健在だが、食料消費3&icon:food_consuming;→2&icon:food_consuming;なので少しパワーダウン。
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BtSの諜報システムが採用されており、スパイ専用の昇進も存在する。
- 例:被発見率を下げる。毒を入れた際の不衛生を増加させる。
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「Gone to Hell」という勝利条件が追加。
- 地獄の地形が地上の90%を覆った時点で、アルマゲドンカウンタ上昇量の最も多い文明が勝利。
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蛮族が「動物」「蛮族」「デーモン」の3種類に細分化された。
- 蛮族志向はこの内の「蛮族」のみと同盟になり、「動物」「デーモン」からは攻撃される。
- リョースアールヴ、キャラドンは「動物」と同盟。キャラドンは蛮族志向も持っているので「デーモン」以外からは攻撃されません。
- ヴェールを国教にすると「デーモン」と同盟になる。
- マヘイラさんのグラフィックが変更され、ちゃんと(失礼)女性になりました&icon:happy;
地形
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Swamp(沼地):2&icon:food;、川沿いなら+1&icon:commerce;、+0.20&icon:unhealth;
- 改善施設の建設もできず、このままでは劣化氾濫源。「建設」取得後は除去が可能になる。
- 除去後は3&icon:food;、川沿いなら+1&icon:commerce;、&icon:unhealth;無しの優良地形に。改善施設の建設も可。
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Haunted Land(呪われた地):-1&icon:food;、-1&icon:hammer;、+0.50&icon:unhealth;の厄介な地形
- 周囲に広がることもある。
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文明がパトリアの後継者なら+1&icon:hammer;、+1&icon:commerce;される。
また、文明の特性上(パトリアは休耕志向を持つ)、食料減や不衛生は問題にならないため、優良地形となる。 - パトリアの後継者のドルイドUUは周囲をHaunted Landに変える魔法が使用可能。
- アンデットユニットは地形上での攻撃&防御ボーナスが得られるが、 それ以外のユニットはペナルティを受ける。
- 浄化や肥沃化の魔法で除去が可能。 ※地獄の地形と異なり浄化は術者のいるタイルのみ除去される。
志向
一部の志向が変更されている。
- 勤労志向:遺産建造のハンマーボーナスは+10%に減少。 変わりに3&icon:hammer;以上を算出するタイルに+1&icon:hammer;、が追加。
- 金融志向:3&icon:commerce;以上を算出するタイルに+1&icon:commerce;、に弱体化。
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工夫志向:火薬を用いるユニットにCorned Powderの昇進を無償で付与(爆薬の技術が必要)、が追加。
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※Corned Powder:うまい訳語が見つかりませんでしたが、精製方法の工夫により安定性等が向上した発射薬です
昇進の内容は、間接ダメージ上限+10%、+10%&icon:strength;
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※Corned Powder:うまい訳語が見つかりませんでしたが、精製方法の工夫により安定性等が向上した発射薬です
- マイナー志向:0.40で追加された新指導者達に付いている志向。 社会制度維持費+25%、-25%&icon:culture;というペナルティ扱い。
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特定の技術を開発したり、文明を滅ぼしたりすることで通常の志向に置き換わる可能性がある。
(例:通貨開発時に金融志向、宗教創始時に宗教志向という具合) -
開発者のコメントによると新指導者達はその文明の正当な指導者とは見なされておらず、
ゲームスタート時点ではそれを表現するためにペナルティが付いているそうです。
文明が発展していく内に国民に認められると、ペナルティが無くなるわけですね。
社会制度
社会制度に「宗教」という枠が設けられ、全ての宗教が固有の社会制度を持つようになった。
これにより秩序社会は天界の秩序固有の制度ではなくなった。
弱肉強食や大自然の守護者はそのまま。
国教を制定してなくても使える人道主義という制度もある。
戦闘
間接攻撃ルール(Civ4本編の爆撃に相当)が採用されている。
間接攻撃可能なユニット:弓術ユニット、攻城兵器
これらのユニットには通常の戦闘力とは別に間接攻撃力が設定されており、
間接攻撃時はそちらを基準にダメージが決まる模様。
射程は標準で周囲1タイル。昇進により+1することも可能。
また、間接ダメージ上限も昇進で上げることができる。
2つの兵種は以下の点で差別化されている。
弓術ユニット | 間接ダメージ上限が高い(弓兵-25%、長弓兵-40%、弩兵-60%、狙撃兵-100%!) |
副次ダメージ量、対象ユニット数が小さい | |
&icon:citydefence;都市防御を削れない | |
攻城兵器 | 間接ダメージ上限が低い(カタパルト-20%、カノン-40%) |
副次ダメージ量、対象ユニット数が大きい | |
&icon:citydefence;都市防御を削れる |
※攻城兵器で直接攻撃した場合の副次ダメージ上限も間接攻撃と同じなので、
直接攻撃する意味は無くなっている。
以上の変更により、都市攻略時は以下のように進めるとよいかと。
①攻城兵器で都市防御を削る
②攻城兵器の間接攻撃で守備兵に広く浅くダメージを与える
③弓術ユニットの間接攻撃で更にダメージを与える
④直接攻撃を行う
尚、守備側も間接攻撃してくるので衛生兵や司祭を随伴しておかないと 都市防御削ってる間にボロボロになる…
- そんな面倒な事しなくてもファイアーボール無双でよくね?
ファイアーボールは火球を召還するのではなく、直接ダメージを与える仕様になった。
自動的に敵のいるタイルが選ばれる様なので「燃え立つ火柱」と同じ仕様だと思われる。
ダメージ上限は-50%の模様。
ダメージ自体は悪くないが都市防御を削ることが出来なくなったため、
攻城兵器も用意しないと厳しい。
この変更によりカタパルトは全文明で生産可能になっている。 ※カノンはエルフ、カラビム等で生産不可
文明
Mechanos - メカノス
- 文明の特色:神も魔法信じず、鉄と火薬を信じる機械文明
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指導者
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VEROCCHIO - ヴェロッチオ(中立、哲学志向、勤労志向、工夫志向)
--MAER - メイヤー(中立、カリスマ志向、工夫志向、マイナー志向)
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VEROCCHIO - ヴェロッチオ(中立、哲学志向、勤労志向、工夫志向)
- 初期テクノロジー:石工
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固有志向
- 無神論志向:国教を制定できない
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固有建造物
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メカノスの神殿:+10%&icon:unhappy;厭戦感情 (すべての都市)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。呪付のマナ、#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。大地のマナ、&icon:copper;銅
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Clock Tower - 時計塔(土着の神殿):+10%&icon:research;が追加。新規のユニットに無償の魔法抵抗の昇進
--Factory - 工場(鍛冶屋):&icon:power;の供給により+50%&icon:hammer; - Power Plant - 発電所:精錬のマナから&icon:power;を供給。無償の技術者を1人提供
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メカノスの神殿:+10%&icon:unhappy;厭戦感情 (すべての都市)
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固有技術
- Steampower - 蒸気機関:エーテルの知識から派生。世界魔法と精錬のマナノード建設に必要
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固有ユニット
- Ironclad - 甲鉄艦(マン・オー・ウォー):間接攻撃のダメージ上限が高いが移動力が少し低い
- Howitzer - 榴弾砲(カノン):間接攻撃のダメージ上限が高く、間接攻撃力がカノンの1.5倍
- Musketman - マスケット兵(火縄銃兵):間接攻撃のダメージ上限が高く、直接&間接攻撃力に優れる
- Grenadir - 擲弾兵(狂戦士):副次ダメージで劣るが錬金術で作成可能になるので作りやすい
- Blimp - 飛行船(キャラベル):飛行ユニット
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Adeptus - 精製術師(アデプト):アデプトの代替だが信奉ユニット。通常のマナノードの建設ができず、精錬のマナノードのみ作成可能。以下の特殊能力を持つ
- Entrench(塹壕構築):使用したタイルの全ユニットに防御体制ボーナス25%を付与
- 解呪:本編と同じ
- 修理:本編と同じ
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Techpriest - テックプリースト:精製術師からアップグレードして作成。精製術師の能力に加えて以下の能力を持つ
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Awaken Machine Spirit(機魂覚醒):使用したタイルの全攻城兵器に機魂覚醒の効果を付与
機魂覚醒の効果は+1&icon:strength;、+1&icon:movement;、間接攻撃力+1、間接攻撃射程+1 - 肥沃化:本編と同じ
- Revive Feris(フェリス蘇生):死亡した英雄ユニットFerisを復活する
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Awaken Machine Spirit(機魂覚醒):使用したタイルの全攻城兵器に機魂覚醒の効果を付与
- Flamethrower - 火炎放射兵(スパルティアトイ):高い副次ダメージを持つ
- Witch Hunter - ウイッチハンター(アサシン):元ユニットと同じ
- Handgunner - 拳銃兵(長弓兵):間接攻撃のダメージ上限が高い
- Dragoon - 竜騎兵(弓騎兵):対騎乗ユニットボーナスを持つが、応射能力が無くなっている
- Trebuchet - トレビュシェット(カタパルト):間接攻撃のダメージ上限が高い
- Zeppelin - ツェペリン(クリッパー):飛行ユニット
- Steam Tank - 蒸気戦車:攻城兵器でありながら高い直接戦闘力を持つ
- Submarine - 潜水艦:一部のユニットを除き不可視
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英雄および世界呪文
- Goliath - ゴリアテ:魔法無効の昇進を持つ巨大ロボ
- Feris - フェリス:特別奇襲の昇進を持つ狙撃手。死亡してもテクノプリーストの呪文で復活可能
- Boris - ボリス:死亡しても首都で復活するが英雄の昇進なし。元ネタが分からないが外見&特性から人造人間っぽい
- Steamworks - 蒸気機関工場:自国の全都市に建造物「蒸気機関工場」を設置。蒸気機関工場は+50%&icon:hammer;、+40%&icon:research;、+2&icon:unhealth;
無神論志向に加えてアデプトが代替されているため、
精製術師・テックプリースト固有の魔法以外は一切魔法が使えない。
UBによる高い生産力と間接攻撃に優れたUUを使って戦っていく文明と言える。
また、宮殿から銅が供給されるので1ターン目から青銅の武器を装備することが可能。
序盤の蛮族対策や初期ラッシュに効果を発揮する。
SCIONS OF PATRIA - パトリアの後継者
- 文明の特色:かつての栄光を求め、蘇えった亡者達の文明
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指導者
- RISEN EMPEROR - パトリア皇帝(中立、宗教志向、カリスマ志向、無神論志向)
- KORINNA THE PROTECTOR - 守護者コリンナ(中立、カリスマ志向、攻撃志向)
- PUBLIUS QUINTILLUS - パブリウス・クウィンティルス(中立、組織志向、寛容志向、マイナー志向)
- 初期テクノロジー:石工
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固有志向
- 休耕志向:都市の人口が&icon:food;によって増減しない
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固有建造物
- パトリアの神殿:+25%&icon:unhappy;厭戦感情(すべての都市) 死のマナ
- Shrine to Kylorion - カイロリンの聖堂(メイジギルド):+1&icon:culture;。秘薬から+1&icon:happy;。犯罪率+5が追加
- Necropolis - ネクロポリス:犯罪率-10、人口による&icon:unhealth;無し、-25%&icon:greatperson;
- Patrian Bazzar - パトリアのバザー:+15%&icon:wealth;、犯罪率+5、+1&icon:traderoute;、対外交易収入+100%
- Cathedral of Rebirth - 再誕の大聖堂:+25%&icon:culture;、犯罪率+5、維持費-10%、&icon:unhappy;厭戦感情-20%、交易路収入+25%、+10%&icon:citydefence;、新規の信奉ユニットに経験値+2
- Flesh Studio - 肉のアトリエ:肉体のマナが必要。+2&icon:culture;、+2&icon:happy;、ダメージ回復率+50%、軍事ユニット生産速度+10%、啓発(至高なる天空固有の社会制度)から+1&icon:happy;
- Hall of The Covenant - 契約の公会堂(劇場):雇用可能な芸術家が2人に増加
- Imperial Cenotaph - 帝国記念碑(裁判所):+2&icon:espionage;から+2&icon:culture;に変更、+25%&icon:espionage;が削除、+10%&icon:culture;が追加。
- Spirit Mill - 魂の水車(醸造所):&icon:pig;、&icon:sheep;、&icon:cow;から+1&icon:happy;
- Temple of The Gift - ギフトの神殿(土着の神殿):完成時、周囲1タイルをHaunted Landにする
- Beacon - ビーコン(灯台):水タイルに+1&icon:hammer;、+1&icon:commerce;
- Exchange - 交易所(市場):+10%&icon:food;が削除。+1&icon:traderoute;、対外交易収入+30%が追加
- Vacant Mausoleum - 主無き霊廟:&icon:unhappy;厭戦感情-25%(すべての都市)、人口+1(すべての都市)、英雄ユニットのカプリア皇帝作成に必要
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固有技術
- The Gift - ギフト:資源「パトリアのアーティファクト」を発見できる
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固有ユニット
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ほぼ全ユニットが固有なので書き切れません…
これはパトリアが死者の文明という設定なので、 大半のユニットがアンデットになっているため
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ほぼ全ユニットが固有なので書き切れません…
休耕志向を持つため、パトリアでは特定のユニットを生産し、そのユニットを都市で消費することで人口を増やす。
この点が同じ休耕志向持ちの地獄の軍勢と異なる。また、悪魔の市民に相当する建造物は無いので不幸は通常通り発生する。
愉悦の塔や揺ぎない指令を使えば(無神論志向のパトリア皇帝以外)、人口を果てしなく膨らませる事も可能。
もっとも通常のプレイでそこまでする必要性は薄いだろう。
Orbisでは宗教によらず秩序社会が使える上に、パトリアでは衛生資源も幸福資源になるため、それほど幸福には困らないからである。
人口を増やすユニットはAwakenとRebornの2種類がある。
Awakenは最初から作れるが500&icon:hammer;必要で、首都のみ作成可能。Rebornは315&icon:hammer;と割安な上に&icon:gold;と&icon:gems;でそれぞれ必要&icon:hammer;が-20%される。
ただし、こちらはCathedral of Rebirthが必要なので中盤まで作成できない。Cathedral of Rebirthが立っていれば首都以外でも作成可能。
これらのユニットは開拓者も兼ねているため、新都市の建設にも使える。
また、一定人数に達するまで(検証不足のため条件は人数ではないかも)ランダムでターン開始時にAwakenが貰える。
無償で貰えるAwakenは序盤では貴重なので都市建設用に一人はストックしておく方がいい。
&icon:hammer;に特化したとしても500&icon:hammer;は重すぎるため、
序盤は無償で貰えるAwakenを使って新都市を建設するとよい。
維持費の問題はあるが、立地によっては首都の人口を増やすより都市建設によって囲い込んだ方がいい状況もある。
地形改善は&icon:hammer;に特化して専門家経済を敷くか、生産都市と小屋都市に分けて小屋経済を敷くかになるだろう。
小屋経済の場合、生産都市はAwaken&Reborn専用の生産都市も用意しておこう。
軍事ユニットと交互に生産していると人口増加が遅くなってしまう。
他にはパトリア独自の要素としてHaunted Landを有効利用できる点が挙げられる。
Temple of The Giftを建設した時点で都市の周囲1タイルがHaunted Landに変化する。
序盤で能動的に広げる方法はこれしかないので、あとはドルイドUUを作るまで自然拡張に期待しよう。
アンデットユニットはHaunted Landでの戦闘にボーナスがあり、パトリアのユニットは基本的にアンデットなので防衛時に有利に働く。
ただ、残念ながら都市タイルはHaunted Landにならない様だ。これが可能なら防衛時に30%のボーナスが得られたのだが。
ドルイドUUのHaunted Land作成魔法は恐ろしいことに平時に他国領内でも使用できる。
通行許可を得て、唱えながら歩き回ればひどいことに…
特にHaunted Land化すると森が枯れるためエルフ涙目。