2006年07月15日マルチ (ギリシャ視点)
はじめに
マップタイプ………フラクタル 参加人数…………6人 文明………………ランダムでギリシャ
記憶違いによる誤記があるかもしれませんが、その辺はよろしくお願いします。
お隣さんはキュロス王
最初の都市を建設し、東へ戦士を探索にいかせると、しばらくしてペルシャのキュロス王と出会うことができた。 全体チャットでは「孤島の予感」っていう言葉がちらほら聞こえていたので、同居人がいて嬉しく思った。
ペルシャ「小さな島で二人争っても意味ないから仲良くしようね」 ギリシャ「そうだね。なかよくしよう」
ペルシャの言い分はもっともだったので、ここは快諾しておいた。 たしかに無意味に争う必要はないな、と思っていると、我がギリシャの東進を阻むべく、ペルシャが生産性の低い所に都市を建設してきた。斥候の報告によるとペルシャの北東には肥沃な大地が広がっていると言うのに……。
モンゴルとマリ
しばらくすると西からモンゴルの斥候がやってきた、と思うのもつかの間、ギリシャの北西にはマリもいることが判明した。もしかすると、インドとロシアもこの大陸に存在するのかもしれないな、と思い始める。
それはともかく、モンゴルとはとりあえず技術同盟を締結したのだが、無償の技術融資はなかった。技術同盟を結ぶ以上、技術の出し惜しみはもちろん、技術そのものに差が開いていては最大限の効果は得られないと言うのに、これではただの技術トレードになりそうだった。
さて、これからどうしようかなー、と悩んでいるとマリからの使者が我が宮殿にやってきた。
マリ「貴国はこれからどうするの?」 ギリシャ「うーん、特にこれといった話はない」 マリ「わが国はモンゴルとの国境問題を抱えている。近々攻撃するつもりだ」 ギリシャ「なるほど。その際はこちらから背後を付くことはない」 マリ「ありがたい」 ギリシャ「さっきは言わなかったが、実はペルシャを攻撃しようと考えているのだ」
実際はこの使者のおかげでペルシャ遠征が決定されたのだ。初期にペルシャとは友好を約束したが、そもそもその前提条件である「この大陸にギリシャとペルシャしか文明が存在しない」はすでに崩れ去っているから、ペルシャを攻撃しても問題はないであろう。
モンゴル攻めに際してマリに支援すべく「象は持ってる?」と聞いてみると「あまりはないよ」といわれた。どうやら一つは持っているらしい。 ならば安心して眼の上のたんこぶ的存在のペルシャを叩くべく象兵とカタパルトを量産できる。
マリも同じような軍隊構成になるだろうなとおもいつつ、そして決戦の日はやってきた。
第一次世界大戦
マリのモンゴル侵攻に合わせて、我がギリシャの勇敢な軍隊もペルシャ領へと進撃を開始した。
ペルシャ「貴国が強いのはわかった。都市を1つ渡そう」 ギリシャ「どの都市だ?」 ペルシャ「○○(名前忘れた)だ」
正直相手が提示して来た都市は生産力が低く、なによりも軽くひねりつぶせる都市だったので、この提案は蹴った。ここで停戦すると後々に大復讐劇が待っているに違いないのだ(経験談)。
我が精悍なるギリシャ軍はペルシャ首都を含む四都市を制圧し、首都(ヒンズー教の聖都でもある)以外を破壊した。残りの三都市は生産力、商業力が乏しいためだ(後に1都市だけ場所をずらして再建した)。 北東に肥沃な大地を持つペルシャだったが、都市の建設場所が悪いため二つしか都市を有していなかったので、ここで和平することにした。後にペルシャを併呑すれば、その二つの都市を破壊して、新たに三つの都市を建設することをこの時点で計画しておいた。
さて、マリ・モンゴル戦線のほうへ話を移そう。 モンゴルはマリの侵攻に対しがんばっているらしく、都市陥落の報は聞こえてこない。象とカタパルトを有するマリ軍に耐えるとは、モンゴルめ、やるなと思っていたら、「いやー、やっぱりカタパルトがないときついね」という言葉が聞こえてきた。
ちょ、まってくれ、「建設」ないのかよ。象ひとつあるっていってたから、象兵で攻めてるとばかり思い込んでた。知っていたら技術を無料で融資していたと言うのに。確認を怠った俺が悪いと言えば悪いのだが。 結局この戦いは消耗戦で両軍何も得る物がないまま、和平するにいたったようだ。
戦後処理
ペルシャの降伏に際し、我が方は今後すべての技術を無償提供するようにという約束を結ばせたが、国力の低下したペルシャから新たな技術が贈られて来る事は一切無かった。 ここで問題なのは、まだ見ぬインドとロシアである(後に判明した事だが、この二国はモンゴルの西に位置していた。モンゴル、インド、ロシアという順番に。実は世界は一つの大陸だったようだ)。
この二国が滅びかけたペルシャに技術を陰から提供するのでは? という不安があった。 そこでペルシャに国境を開放させる事に。
ギリシャ「国境を開放せよ」 ペルシャ「なぜ?」 ギリシャ「貴国は降伏したはずだが?」 ペルシャ「まあいいが……」
国境が開放され偵察部隊をペルシャに送り込むと、新首都には殺意(カタパルト)の山がw
ギリシャ「カタパルトいっぱいあるね」 ペルシャ「これしか作るもの無くて……」
まあ、間違ってないかもしれない。攻撃ユニットという点においては。
しばらくしてマリに使者を送る。
ギリシャ「これからどうする?」 マリ「モンゴルに一緒に貴国を攻めようといわれている」 ギリシャ「なるほど」
事実を確認すべく、モンゴルに使者を送る。
ギリシャ「やあ」 モンゴル「貴国がわが国を狙っているとマリに聞いたが?」 ギリシャ「ん? そんなつもりはない。マリには貴国がわが国を狙っていると聞いたのだが?」 モンゴル「一体あの国は何を考えているのやら……」
俺にはモンゴルが、マリとわが国を戦わせようと考えているように思った。その証拠に暫くしてマリがモンゴルに宣戦布告した。やはりモンゴルは信頼できない。
第二次モンゴル・マリ戦争
モンゴル・マリ両国から使者が到来し、可能ならば支援して欲しい旨を伝えてきたが、丁重に断わった。
曰く「ペルシャが怖い」
事実だった。カタパルトを20以上有しているあの国は、本当に恐ろしい。 それを回避すべく、ペルシャに使者を送る。
ギリシャ「カタパルトを贈って欲しい」
……返事がない。もう一度使者を送る。
ギリシャ「どうだろうか?」 ペルシャ「すまない。さっきなんていったの?」
白々しいな。ほんとに。
ギリシャ「カタパルトを贈って欲しいのだが?」 ペルシャ「貴国は大きな国力・生産力を有している。その必要はないと思うが?」
交渉は決裂したが、暫くして再度使者を送る。
ギリシャ「マリを支援しようと思う、貴国のカタパルトをマリに送ってくれないか?」 ペルシャ「それはできない」
方便でマリへの支援を言っていたが、実際にマリから「カタパルトが足りない、贈って欲しい」という使者がやってきたので、友好のために幾つか贈っておく。
その後再三にわたり、ペルシャにカタパルトの件で使者を送ってみると「正直に言ったらどうだ?」という喧嘩腰の言葉が帰ってきた。
ペルシャ「わが国に軍拡されるのが嫌なんだろう?」 ギリシャ「その通りだ。で、答はどうなのだ?」 ペルシャ「無理だ」 ギリシャ「はむかうつもりなのか?」 ペルシャ「そうなるかな」 ギリシャ「そうか……」
ペルシャ滅亡
ぱぱぱぱ~ぁん♪ 我がギリシャの軍楽隊が2度目のラッパを吹いた。旧ペルシャ市民には悪いが、旧首都の名を「ペルシャは裏切り者」と改名する。 これで我が軍の戦意は高揚するはずである。
カタパルト(殺意)の山が守る新首都へ散発的に進撃する我がギリシャ軍。一塊になっての行動は愚策というもの。しかしおかげで首都攻略に思いのほか時間がかかってしまった。 首都を攻略、破壊すると、すでにモンゴルの1都市を奪い停戦していたマリから笑いの声が響く。
マリ「ちょw 都市の名前変だった」 モンゴル「デフォですが?」
いったい何のことだろうと思いモンゴルを見ると、モンゴルの首都が「カラッとコルム」だったが、その事では多分ない。そこでイベントログを調べてみると、衝撃の事実が!!
たった今破壊したペルシャの首都の名前がいつの間にかに「こんな文明に手こずるのか」に変わっていた。 おのれ、どこまでコケにすれば気が済むのだ!!
その後、残った都市も破壊して、ペルシャは歴史の表舞台から姿を消した。 ペルシャ領の跡地に3つ、そして少し離れた小島に1つの町――計四つを建設したのはまもなくのことである。
平安なる時代~ロシアとインド
しばらくは静かに内政が続く。哲学志向のため大学が半額なのは嬉しい。 その間、またもやマリとモンゴルから相反する情報が寄せられる。そしてモンゴルが「一体マリは何を考えているのやら……」というが、それはモンゴル本人に声を大きくして言いたかった。初マルチの時からこの二国(中の人は違うけれど)には何かと縁(因縁?)があるらしい。 その頃になると地図を交換していたため、わが国も世界地図を知る事が出来ていたが、前述したように、モンゴルの西にインド、そのまた西にロシアという世界情勢だった。
そろそろコサックが出る時代。ライフル兵を主に生産していく。 軍事グラフを見てみると、 ギリシャ・10 インド・5 ロシア・5 マリ・4 モンゴル・2 という具合だった。
ロシアに使者を送る。
ギリシャ「そろそろインドを攻めないか? コサックがある今だぞ。歩兵が出てからでは少し遅い」 ロシア「わかった。今から兵をためる」
だ、だめだ~。この調子だとロシアがインドを攻める可能性は低い。 ……でも本当にコサックを今から作るのだろうか? もしやわがギリシャを攻撃する軍勢なら存在するのでは? エネルギーグラフだとこちらがTOPだが、広い国土だから必然的に軍備が上昇してしまうから、当てにならない。 暫くして再度同じ使者を送るが「考えさせてくれ」と言われてしまう始末。 これは拙い。
この時点で国交。 マリ・友好(信じるしかない) インド・交流なし(不明・仮想敵国) モンゴル・警戒態勢(インド側につくか?) ロシア・中立(インドとは仲がよい?)
ここで一計。
ギリシャ「そちらのタイミングでインドを攻める。コサックの用意は万全なのか?」
あえて全体チャットで言ってみる。さりげなく。ロシアとの通信をミスったように装いながら。 これでインドがロシアを疑ってくれるとありがたい。 間違っても、こっちからロシアがインドを攻撃しようとしている、などとは言ってはならない。 あからさま過ぎる。 インドからの使者を待つ。 こない。
向うでどうなったかは不明だが、インドはロシアに丸め込まれた(結束が固いのか?)らしい。 その証拠に技術を見てみると、同じ物を共有している。これは本当にやばい。 頼れるのはマりのみ。インド・ロシア連合の脅威をちらつかせながら、協力しあう事を約束する。ここでマリまでがインド側についたら洒落にならない。 モンゴルへも同じように使者を送ってみるが反応が鈍い。正直モンゴルの兵力は当てにしてないし、恐れてもいない。中立を保ってくれるだけでよかった。問題は三国に宣戦布告されると、軍の操作が追いつかなくなる。それだけがモンゴルに対する問題だった。
1対3の戦い。ギリシャ軍孤軍奮闘。
そろそろ動かないと拙い。モンゴルに攻め込もうとマリを誘ってみるが「インド歩兵の大軍がモンゴルの国境に殺到しているため、防御に回ったほうがいいだろう」という言葉が返ってきた。 情報のソースはマリのスパイ。こちらもスパイをモンゴルに派遣していたが、少し位置がずれているらしい。問題の軍勢の姿が見えない。確認のためスパイを動かすと、確かに大軍。
その大軍はモンゴル領に進み紫のインド国旗を投げ捨てたかと思うと、茶色いモンゴルの国旗を掲げ始めた。 モンゴルから全体チャットで「やっぱりやるしかないのか」という言葉が聞こえる。
緊張が走る。 インドは自分の手を汚さず、わがギリシャを疲弊させるらしい。 俺がモンゴルならば、いまこそインドを攻める好機と思い、貰い受けた兵力でインドへ侵攻するものを。 だがどう考えてもこちらに来る。
研究は核分裂を終えて、ロケット工学へ向う途中。マンハッタン計画完成まであと8ターン。ロケット工学をそれにあわせるべく、研究速度を落とし資金をためる態勢に入る。 緊急生産のために「普通選挙」を採用。
さあ、そちらが動く前に核を叩き落してくれる、と思っていたらモンゴル軍(旧インド軍)がわが領内に一丸となって突撃を開始した。
司令官「敵軍の司令官は無能だな。あれだけの数を一箇所に集めるとは!! 火砲を集中運用し敵軍を粉砕せよ!」
長距離砲を用い、敵の第一陣を撃破した。 しかし油断は出来ない。第二陣がこちらに殺到する。そこでインド・ロシアからの宣戦布告を受け、わが国は大混乱に陥った。
最終兵器はICBM
三国連合の猛攻に耐えるギリシャ軍。制海権はロシアとインドのものになってしまっている。フリゲートでは駆逐艦に勝てない。 マリから内燃機関の技術を得る。
マンハッタン計画完了。 ICBM第一号がインド首都デリーに炸裂。人口半減。その後もインドを中心にロシアにも核を打ち込む。 モヒカンがバイクで暴れまわる世界の到来だ。
激戦だった。 核を打ち込んでも陸軍の勢いは止まらないように思える。
ロシアに降伏を持ちかけると、ペルシャ領全てと言われたので蹴った。
その後ロシア軍の何度目かの上陸作戦で、旧ペルシャ領に建てた都市を1つ奪われる。あれよあれよというままに、島にあった都市も奪われた。 ロシアにも核を打ちこむ。 生産力はがた落ちのはずだ。
マリにモンゴルへの参戦を要請。 快諾してくれた。