7月15日→7月16日
パンゲア 小 迅速 8人
はじめに
初プレイレポです。 今回はフランス(ナポレオン)にあたりました。 まさかレポ書くほど白熱するとは想定してなかったので、SSはありません・・。 と思ったら、セーブデータあったので、関係のありそうなものをピックアップ。
では、文章は下手ですが、少々お付き合いお願いします。
開拓
我がフランスが降り立ったのは大陸の左端。 周りの状況は、氾濫原2、金2、羊1、象1、蟹1。 悪くない・・・。というより、むしろ良いほうだと思われる。
迷うことなく首都パリを立てた後、早速初めに与えられた戦士で周りを探索する。 すぐ北にはエジプト。東にはアラブ。またその東にドイツ。さらに東には開けた土地があり、他の4カ国が割拠している。
第二都市をどこに建てるか。狭いマップでの初期拡張はかなり重要である。 北は既にエジプトの国境が見えていて都市を建設できそうにない。 東のアラブとの間には1都市分の隙間がある。そこに建てるしかないだろう。 しかし、それは他の国も考えること。 即急に、開拓者の生産をはじめる。ちなみに、この開拓者が最初で最後の開拓者となる。
アラブの開拓者がちらっと見えたが紙一重で、第二都市オルレアンを建設。 その後オルレアンを囲むようにしてエジプト、アラビアの第二都市がそれぞれ北と北東に建てられる。 エジプトは創造志向の持ち主。最初は文化で圧倒されるが、幸運なことに仏教を創始できたので布教して耐えしのぐ。 後にストーンヘンジも首都に建て、文化侵略の可能性を排除することに成功した。
第二都市の建設はうまくいった。しかし、これ以上都市を建てられそうなスペースはない。 だとしたら・・・・。考えられるのはただ一つ。
飛躍の時
テクノロジーは、畜産、採鉱などの周りの資源に合わせたものをとっていく。 あらかた必要な技術が揃った所で青銅器を研究。
銅なし。
鉄器を研究。
鉄なし。
いや、ある。市民の活動範囲には入ってないが、首都の南東のツンドラに。 もう少しで文化圏に入りそうな状態である。 こんなはじっこの鉄に頼るのは心もとない(いつアラブに文化でとられるかわからないのだ)ので、 象兵目当てに建築学を目指すことにする。 象なら首都のすぐ横、文化侵略でとられることも無い。
このころから東のアステカと技術同盟を結ぶ。
ストーンヘンジのおかげか、やがて鉄がわが国の文化圏に。 斧兵の生産を開始する。
斧兵を一体作ったところで、アラブが鉄の2マス向こうに都市を建設。 やられた・・・。こうなれば、鉄が奪われる前にアラブを攻撃しなくては。 しかし、アラブから個人宛チャットでその都市を破壊して欲しいとの要請がきた。 どうやら間違って建設したらしい。早速その都市をつぶす。 その後も鉄のそばに都市を建てにこないかと気をもんだが、結局開拓者はこなかった。
さて、ここからはスピードがものをいう。 エジプトはエネルギーグラフからしても、勝てる相手である。 斧兵5体でエジプトに攻め入る。
どうやら相手はまだ、鉄や銅といった戦略資源を入手していないらしく、戦士と弓兵だけだった。 これはと思い、オルレアンの北の都市メンフィスを素通りして首都テーベを突くことに。 しかし、毎ターン湧いてくる弓兵に我が軍は攻めきれない。 そのうち攻撃軍は全滅する。この時アラブがエジプトと相互通行結んでいたのでアラブがユニットを供給していたのかもしれない。 第一陣でテーベは取れなかったが、早い段階で攻めることによりテーベ近くの鉄の利用を阻止することができた。 象兵を鉄付近に置き、利用させないようにするとともに通行を阻止する。
第二陣。建築学がとれたのでカタパルトを用意。 象兵が一体ほど相手に出てきたが時既に遅し。カタパルトと歩兵の混成部隊には成す術なくテーベは陥落する。 後は、メンフィスである。メンフィスを囲むと、どういう理由かエジプト軍が撤退する。 特に戦闘もなくメンフィスを制圧する。メンフィスは、オルレアンと市民の活動範囲がかなりかぶっていたので破壊することにした。 駄目都市二つより、優良都市一つである。
エジプト滅亡かと思ったが東の土地に逃げてたらしい。 どこかが都市を割譲したのだろう。 戦う理由が無くなったのでエジプトとは停戦した。
都市数はまだ3つだが、これで土地にある程度余裕のある東の6国(日本、ロシア、日本、モンゴル、アステカ、ドイツ)に並ぶことができる。 テーベは、元首都だっただけに発展性はかなりあるのだ。 この時AD380年。歴史は動き始めたばかりである。
三大国家
エジプト制圧に思いのほか時間がかかってしまったので、しばらく内政に専念する。 エジプト、アラブを除いた5カ国には若干ポイントで負けているものの、アステカとの技術同盟により科学はトップを走る。 最初に法律を獲得して儒教を創始することにも成功した。
戦争の気配がした。 遅かれ早かれ東で戦争が起こることは、もはや自明である。 我が国は戦争が起きても傍観するつもりでいた。今、東に殖民しても財政を圧迫するだけなのだ。
官吏の技術を開発したころに、それは起こった。 東の戦争である。 アステカ対日本、ロシア、モンゴル。酷い話である。 我が国との技術協力もあって、技術先進のアステカだが3国相手は流石に厳しいだろう。 アステカには、あまりに遠いので軍事協力はできないと伝える。
アステカはろくに軍を配備していなかったらしく、連合軍によって次々と都市が制圧されていく。 最後に封建制を我が国に手渡し、アステカは滅亡した。 乱世だった。明日の我が身だと思い、気を引き締める。
この戦争により日本・ロシア・モンゴルが都市数を伸ばし、それぞれ大国となる。 今後はこの三大国家を中心に歴史が動くだろう。
孤軍奮闘
どこの国と組むべきか迷っているときにロシアから個人宛が届く。
ロシア「くみませんか?」 フランス「悪くない」
とりあえず当たり障りのない返事をしておく。まだ、どこと組むべきか見極める時である。
ロシアとは軽い友好関係となる。 向こうもそう思ったかどうかはわからないが、ロシアからまた接触がある。
ロシア「アラブがドイツを攻めるとき、アラブの背後を突かないで欲しい」 フランス「約束しよう」
どうやら、アラブとロシアは組んでドイツを攻める気らしい。 正直、そろそろアラブを攻めたいと思っていたが、今の時点で三大国家の一角と対立するのは身を滅ぼしかねない。 条件は、「ドイツを攻めるとき」だ。停戦した直後にアラブを攻めれば条約違反ではない。 ドイツに個人宛を送ることにする。
フランス「アラブとロシアが攻めるらしいぞ」 ドイツ「ほう」
ドイツには頑張って周辺国の国力を落としてもらうことにしよう。 我が国の警告によりドイツのエネルギーグラフが徐々に上がっていく。
(ここで、ドイツの人が落ちてしまいAIになる)
我が国が世界一周の偉業を成し遂げたころ、アラブ・ロシア連合がドイツに戦線布告する。 エジプトもそれに加わった。 この頃、経済学のテクノロジー効果で偉大な商人を獲得してたので、ドイツの様子を見に行かせる。 ドイツはなかなかの軍隊を所有しているようだった。 (AIはユニットのアップグレードに割引があるので、そのせい) ロシア、アラブがそれぞれドイツの都市を一つ制圧する。 (このときAIが人間プレイヤーになる。これを期にドイツは停戦)
ドイツの戦争は終わった。アラブを攻める準備をする。 この頃火薬を取っていたので銃士隊を量産する。 同時に大陸の反対側のモンゴルに技術同盟を持ちかけ、友好関係を築く。これでロシアの押さえとなるはずだ。
アラブの前線都市は、オルレアンの北東にあるメディナと南東の首都メッカ。 メディナはオルレアンと市民の活動範囲がかなり被っているので、いらない都市だ。 対エジプトの時と同様、首都を突くことにする。
カタパルト、メイス兵そして銃士隊の大量スタックがメッカを襲う。 一瞬だった。 我が軍はメッカを支配下に置いた。 メッカを襲っているうちに、化学の研究が終わったので都市の生産を銃士隊から榴弾兵に切り替える。 化学の次は鉄鋼。これで我が軍は磐石のはずだった。 メッカを取り戻すべくアラブの軍隊がメディナから南下してくるが、 中には長弓兵という防御ユニットが混じっていることもあり、ここでアラブの限界を悟った。
アラブから外交窓が開かれる。 停戦したいようだ。相手は無条件降伏を望んでいるのか、何も対価をだしてこない。 戦争はそんなに甘いものではない。 ベルリン(先の戦争でアラブがドイツから攻め取った東の都市)まで撤退することを提案したが返事がない。 滅びよ。 心の中でそう思ったが、ここで予期せぬ事態が。メッカの東側にドイツ軍が出現したのだ。
案の定ドイツは我が軍に宣戦布告。メッカを攻め取られてしまった。 何故なのだ。この期にベルリンを取り戻すべくアラブを攻めるのがどちらかといえば理にかなった行動だろう。 困惑しているうちにロシアが戦線布告してくる。 緊急事態である。1対3。 ドイツ、アラブはともかく、ロシアはまずい。 すぐさまモンゴルに個人宛で救援を要請する。
フランス「ロシアの背後をつけないか」 モンゴル「現在、財政難に陥っているためそれはできない」
ええい。何のために技術を無料供出したと思っているのだ。義理のない奴め。
日本からも個人宛が届く。
日本「なにか協力できることはないか」 フランス「ロシアを突いて欲しい」 日本「ロシアとは緩い協力関係にあるので無理だ」
どいつもこいつも。後でコサックに蹂躙されても知らんぞ。
そんな中、布告された時にはロシアはまずいと思ったが、ロシアからの軍はカタパルトがちらほらと見えるだけだ。 モンゴルがいるので下手に動けないのか。モンゴルと結んでおいて損はなかったのか。 どちらにせよ、こんな遠方の地を攻めてもロシアに利はないのだ。積極的にならないのも無理はない。
我が軍がカノン砲の生産を始めた頃、ロシアから停戦の要請があった。 ロシアと停戦する。
残りはアラブとドイツだ。我が軍のカノン砲の威力を見よ! しかし、やはりこれ以上戦争が続くのは好ましいことではない。 停戦の道を模索する。 ドイツに個人宛を送る。
フランス「メッカから退け。これが停戦条件だ」 ドイツ「それはきびしいなぁ」 フランス「ロシアと協力してドイツを攻める話もあるのだぞ(ウソ)」 ドイツ「ロシアを裏切ってもいい」
ちょっと脅しただけで裏切るとか口走る国家は信用できない。 ドイツとは組まないほうがいいだろう。
話がまとまらないのでメディナを制圧。 ここでアラブが滅亡。なるほど。アラブはドイツにベルリンを返還していたのか。 (このあたりはリプレイみても良く分からない。実はロシアに割譲していた?)
アラブ「邪悪なフランスによって滅ぼされた」
なんとでも言え。勝てば官軍なのだ。 しかし、ほぼ単独で二国を滅亡又は滅亡寸前まで追い込んでいるのは確か。我が国の印象が悪いことは間違いなかった。
これ以上戦争するのは国の限界である。ドイツと停戦交渉をする。 結局、我が国が落としたメディナとドイツに取られたメッカの交換で落ち着いた。
これで元首都の土地をまた得ることができた。スコアでも勝負できるだろう。 世界で8本の指に入る土地の内3つを所有しているのだからな。 この時AD1650年。勝負の行く末はまだ暗雲の内にあった。
折り返し
長くなったのでこれまでの状況をまとめます。
現在の力関係。括弧内は十段階評価。(あくまでフランス視点)
モンゴル(9):世界最大の土地面積を誇る。潜在的な国力は他を圧倒するだろう。 日本(8):先のアステカ戦により、アステカの首都を所有している。 ロシア(8):先のアステカ戦と、元々の広大な土地により国力はある。コサックが怖い。 フランス(7):悪の枢軸。他の国の元首都を二つ持っている。 ドイツ(5):ロシア・アラブ・エジプトに攻められて土地面積はフランスと同じくらいだが、立地はよくない。 エジプト(2):フランスによって初期に首都をとられる。東の土地にちらほら都市を持っているにすぎない。 アラブ:フランスによって滅ぼされる。 アステカ:日本・ロシア・モンゴルに滅ぼされる。
権謀術数
アラブを滅ぼしたところで列強の仲間入りを果たす。 初期から戦争をして、目立つためか個人宛が殺到する。
ロシア「ドイツを攻めよう」 フランス「戦後復興に忙しいので、出兵が遅れる」
ドイツは先ほど停戦したばかりである。 停戦してすぐ攻めるのは卑怯だと思うので気乗りはしなかった。 もっとも、ロシアは先ほど宣戦布告してきたばっかりだ。なのに共闘しようとは虫のいい話である。 共闘は拒否することにした。
フランス「先の戦争により、やはりロシアに協力したくはない」 ロシア「わかりました」 フランス「ドイツには協力しない。これは約束できる」
戦争により疲弊するのは大歓迎だ。 ロシアが動いたら日本とモンゴルも黙っていないはずだ。
日本からも接触がある。
日本「ロシアがコサックを作り出している」 フランス「なるほど」
この時点で日本とフランスのスコアは拮抗していた。組むなら日本か。
(このへん記憶が曖昧) フランス「我々が組んでも損はないはずだ」 日本「そうだな」 フランス「ロシアが戦力をためているとのことだが、ドイツに派兵すると言っていたぞ」
しかし、ロシアはフランスに共闘を拒まれたことにより、ドイツと協調することにしたようだ。 攻める気配は一切ない。 領内をスパイに偵察させてもコサックを作っている気配はない。 (後でわかったことだが、ロシアには自前の馬がない) 一方、スコアトップをひた走るのはモンゴル。こちらとしては科学同盟を早くきりたいところだった。
フランス「科学同盟をずっとしているのもお互いにきついと思う」 モンゴル「そうだな」 フランス「期限を設けたい。鉄道まででいいだろうか」 モンゴル「承知した」
このままモンゴルと科学同盟しているのは日本に不信感を与えかねない。 科学税100%で、鉄道に突き進む。 やがて鉄道の研究が終わり、モンゴルとの科学同盟を打ち切り、日本と結ぶ。
日本「モンゴルが怖い」
モンゴルのエネルギーが日に日に増しているのだ。 我が国も軍備は疎かにしていないのだが、両国のエネルギーは拮抗。 急遽スパイを派遣。モンゴル領内を偵察する。
ロシアとの前線都市に守兵が一体もいない。これはどういうことか。 緊張が走る。
フランス「国境沿いに守兵がいない」 日本「どういうことだ?」 フランス「ロシアに一番近いモンゴルの都市に兵士が一体もいない」 日本「モンゴルを攻めよう」 フランス「承知した」
ドイツ・ロシアを警戒して、守兵は残さなければならない。 遠征軍を用意するには時間がかかりそうだった。
フランス「ドイツの存在を軽視できない。上陸軍の準備には時間がかかる」 日本「下で小競り合いはないだろう」
確かにそうだ。理詰めで行けば。しかし、いつも理詰めで人が動くとは限らない。 警戒しておくべきだった。
フランスがいち早く内燃機関の技術を獲得する。 もともとあったフリゲートを次々にアップグレード。制海権が握れそうだ。 しかし、上陸軍の準備がなかなか進まない。都市数が少ないとこんなものだった。
パリ近海にモンゴルのフリゲート艦が偵察に来ている。 モンゴルとの緊張は極限に達していたのだ。 これだけの数のフリゲートがアップグレードされたら困る。少々見切り発車だが、開戦することで日本と合意した。 全体宛で日本が宣戦布告する。
日本「我々連合国は」 日本「モンゴルに宣戦布告する」 フランス「ということだ」
こうして対モンゴル戦が始まった。我が軍は制海権を握るべく艦隊を送り出すのであった。
フランス駆逐艦隊は南モンゴル島付近の掃討を、上陸軍侵攻に先駆けて行った。 モンゴルはフリゲートから駆逐艦にアップグレードしている途中で、駆逐艦はあるもののまだフリゲートのほうが多かった。 あと少し開戦が遅れていたら、モンゴルへの侵攻は困難を極めただろう。 我が軍は南大洋の制海権を握ることに成功した。
日本は北モンゴル島に侵攻しているようで、既に上陸に成功したようだ。 都市を落とすのも時間の問題だろう。
我が軍も上陸軍の準備ができたので、南モンゴル島に侵攻する。 難なく島の南端の都市の制圧に成功した。 この頃にロシアも宣戦布告。侵攻を開始したようだ。 第二陣は産業主義を獲得していたので、戦車を主体とした編成にすることにした。 戦車がでてきては、もはやモンゴルには勝ち目はない。
モンゴル「降服する」
賢明な判断だった。戦車でモンゴル本土を荒らせないことは正直残念だが、条件がよければ降服は認めるべきだった。
モンゴル「我が国は首都以外の大陸の都市を放棄。北モンゴル島と南モンゴル島にうつる」
悪くなかった。ロシア・日本・フランスは停戦に応じることにする。 モンゴル本土の土地の割譲について、三国間で話し合われる。
それぞれの国が1都市ずつ貰い受けることまではすんなりときまった。 しかし、残り1都市はどうするのか。 我が国はその都市の支配権を主張しても他から非難を受けないだけ、この戦争に貢献したという自負があった。 理由は、
1、我が国が内燃機関の技術を提供しなかったら、日本は上陸が叶わなかった。 2、ロシアは後から戦争に加わったに過ぎず、事実1都市も落としてはいない。
これだけの材料があるのだ。文句は言わせない。思わず、
フランス「その都市は我が国が貰うにふさわしい」
言いそうだった。 しかし、待て。ここで欲の皮を突っ張ってどうなる? ここで連合国の足並みが乱れるのは阻止したかった。 他の国がどう思っているか探りを入れてみる。
フランス「残った都市は破壊する」 モンゴル「割譲が条件だ。破壊は条件に沿わない」
これでわかった。この都市の割譲は離間の計なのである。
フランス「割譲された都市をどうしようが、こちらの勝手だろう」
とりあえず、どこの国も支配権を主張しないので破壊よりに話し合いが纏まりそうになる。 その時、思わぬ第三者の介入が。
エジプト「ならエジプトがもらいうける」
これは好都合だった。エジプトなどの弱小国がいまさら都市を増やしても、どこの国も痛くはないのだ。 連合はこの案に総じて賛成。 我が国は南モンゴル島の都市を返却し、対モンゴル戦争は終結した。
対モンゴル戦争により、我が国はモンゴル本土の十分に発展した都市を手に入れることができた。 この時点で我が国のスコアはロシアに次いで第2位。最終戦争前にスコアが2位という立場は悪くない。 1位の国は袋叩きにされるはずなのだ。 この時AD1920年。文明6000年に及ぶ歴史の終末は刻々と近づいていた。
戦乱の先に見たもの
依然としてスコアではロシアに次いで第二位。 モンゴルから貰い受けた都市が文化で圧倒されるが、♪+50%の宗教施設を建てる等して凌ぐ。 日本など相当文化面で苦労しているようだ。
しばらくの間、これまでの戦争の日々が嘘だったかのような時間がフランスに訪れる。 思い返せばこの星に降り立って以来、戦争に次ぐ戦争である。 それがまたフランスの運命だったのであると、世界地図を眺めながら感慨に浸る。
エジプト侵攻により、飛躍することができた。 アラビア侵攻により、確固たる地盤を築くことができた。 モンゴル侵攻により、他の国に国力で劣らないだけに成長した。
もう戦争は十分なのではないか。せめて最後だけは国民に楽をさせてやりたい。
そうだ。宇宙に行こう。
アルファケンタウリという人が住める星についての話題で巷は持ちきりだった。 我が国は軍事ユニットの生産をやめ、宇宙船建造を開始する。 日本がマンハッタン計画を完成させたのでSDIを建てておく。 核なんかには興味がなかった。いずれロシアが攻められるだろうが、モンゴル戦の時に蓄えた戦力で適当に戦えばよい。
しかし、フランスの戦争に次ぐ戦争の歴史はそれを許さなかった。 スパイにより宇宙船の建造計画が外に漏れていたのだ。 スコアでは第2位なので完全に安心しきっていた。スパイが潜り込んでいることなど、予想もしてなかった。
ついに、世界が我が国に宣戦を布告した。 勝ち目はない。
エジプト「積年の恨みだ」
あれしか我が国には歩むべき道がなかったのだ。事実、石油はテーベ付近にしかない。 エジプトを侵攻していなかったら弱小国で終わっていただろう。
「我が国の存亡を賭けて戦う」 「もうにげられんぞ」
最終戦争なのか。せめてエジプトの無念を晴らそうと最後にフランスを攻めたのか。 ロシアの勝利を拒否する国はないかと問いただしても、個人宛すらこない。
もはやこれまでか。
首都以外のすべての土地を割譲して停戦する。オルレアン以外は全て他の国の都市だった。 苦労して得た都市だった。手を血で汚してもぎ取った栄光だった。 その栄光が、最後の戦争であっけなく他国に奪い取られる。なんとも皮肉な話ではないか。
この後、世界は戦乱に突入していく。 核が飛び交う。なんとも人間とは愚かな生き物よ。
AD2050年。モンゴルの勝利で文明の歴史は幕を閉じられた。
おわりに
戦争ばっかりしていて本当に疲れましたが、濃いゲームでした。 とても面白かったし、マルチの醍醐味を存分に味わえたかなと思います。
ただ、心残りなのは最後かな。 戦争国家は戦争国家らしく、最後まで戦争を意識して進めるべきだったかな。 つめが甘かったかなと今にして思います。 でも、負けても満足できるゲームでした。
とりあえず12時間。本当にお疲れ様でした!