コンペロリショタバトルロワイアル@ ウィキ

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「あの、どうしましょう?」
「……」

木之本桜とルーデウス・グレイラットの二人は、ボレアス・グレイラット邸の前で動けずにいた。
理由は二つ、まずこの館の周辺に結界が張られている。
ルーデウスも詳しくはないが、さくらの魔力感知も併せてこれは結界の類だと察知できた。
さらにそれが破壊された痕跡があり、少なくとも先客が二人以上いた事に違いはなく、その邂逅も穏やかであったとは言い難い。
もう一つは、ルーデウスと同じくこの館に向かう人物で結界を張れる者が居ないからだ。
エリスも簡単な魔術は使えるが、ここに張られた結界は非常に高度なもの。彼女が扱えるとは到底考え辛い。
総じて、エリス以外の誰かがここに居る、あるいは居た事になるが、それが殺し合いに乗るマーダーか否かの判別が付かない。

「さくらさん、万が一の時は一人で自分を守れますか?」
「え? は…はい、今は杖もカードさん達も居てくれるから」
「一度、館に僕一人で入ります。30分経っても戻ってこないようなら、さくらさんはここから離れて下さい」

ルーデウスは頭の中で、いくつか可能性を考えていた。
エリスが支給品の力を借りたか、または友好的な同行者が魔術師で結界を張り、館を拠点にしている可能性。
ただこれは、恐らくありえない。何故なら一度破られた結界を張り直せばよいのに、それをしないからだ。
同じ理由で、魔術師の対主催がここを拠点にしている可能性も低い。
むしろ壊れた結界を修復もせず、参加者居座るのであればそれは魔法に明るくない参加者か、壊れているのを認識していて、それでも構わない参加者。
そして結界の破損を認識したうえで、殺し合いという環境に置かれ、人との接触を拒まないスタンスであるのなら、マーダーの可能性が高い。
安全を優先すれば、ルーデウスはさくらを連れてこの館から離れるのがベストだ。
名簿が開示され、エリスの名がなければルーデウスは迷わずそうした。
だが、今はまだ一回放送前。名簿は確認できない。
ルーデウスが居て、エリスの実家があるのなら、その住人であるエリス・ボレアス・グレイラットを呼ばない理由はない。

「名簿を見てからでも…」

さくらからしても、ルーデウスがエリスを心配して危険な行為に出ようとするのは明白だった。

「いえ、それじゃ遅いかもしれない」

名簿を見てから行動を決めればいい。
それぐらい、ルーデウスにも分かっていた。

「エリスは剣の才能はありますが、僕やさくらさんと違って、魔術に明るい訳ではありません。
 恐らく、ここの結界に気付けない。だから…館にエリスが居る可能性は否定できません」

「じゃあ、わたしも……」

「はっきり言います。あの中にはマーダーが居る可能性も高い。
 僕一人の方が潜入しやすいですし、小回りも効きます。もしもの時はさくらさんは逃げて、誰か別の対主催に助けを求めてくれませんか?」

もしも、今館の中でエリスが交戦していたら。今ならまだ、ルーデウスが助力すれば助かるかもしれない。
確率は高くはないが、それでもリスクを負ってでもルーデウスはエリスの安全を優先したい。
それにグレイラット邸には数年住んでいた。内部の構造は熟知しているし、地の利は得やすい。仮に戦闘になっても、勝算は低くはないはずだ。


「今ここで纏めて葬ってやる」

ルーデウスとさくらの背後から殺気に満ちた声が響く。

「な…!?」

殺し合いの経験はないが、クロウカードを巡る騒動から得た判断力と、類まれな身体能力を有するさくらが真っ先に動いた。

「風(ウインディ)!」

相手が、こちらに敵意を持っている危険な存在であるのは分かっている。だが出来る限り傷付けないように、温和で争いを好まない優しい性格を持つ風を解放する。
カードを投げ、その先に星の杖を振るう。
風を纏った女性が召喚され、その風が戒めの鎖となる。
二人の背後に居た額に愛と刻まれた少年を、抱き締めるように風の鎖は包み込む。

「温い」

表情は変えぬまま、少年は鼻で笑う。
次の瞬間、砂嵐が撒き上がり風は弾き飛ばされた。



───


次の標的も二人。
飛行しているピジョットから、グレイラット邸の前に隠れていたルーデウスとさくらを発見し、我愛羅は気配を殺して背後に回り込んだ。
我愛羅の身のこなしはかなりの素早さを持つ。
当時はまだ未成長とはいえ、うちはサスケでも見切れない程の抜き足を披露した事もある程に。

(良い反応だな)

敢えて声を掛け、動揺した隙を突いてまとめて瞬殺するつもりだったが、思いのほかさくらの反応が速く、我愛羅は後手に回ってしまった。

「クソッ、あいつか!」

空を飛び回る奇怪な鳥、ピジョットに気付いたルーデウス。
我愛羅から距離を空け、意識は逸らさぬまま岩砲弾(ストーンキャノン)を射出した。
この手の敵は、ボスの補助から始末しておくに限るのを、ルーデウスは前世の引きこもり時代にプレイしたゲームでよく理解していた。
岩の砲弾が高速で空目掛け打ち上がり、ピジョットに触れる。

「チッ」

砂が撒き上がり、ピジョットを庇うように盾となり岩の砲弾を防ぐ。

(今なら……!)

その刹那、ルーデウスは我愛羅の周囲の砂の量が減っていることに目ざとく目を付けた。
再度、岩砲弾を発動し我愛羅に砲弾を数発叩き込む。

「ッ、───」

少ない砂ではルーデウスの攻撃を防ぎきれない。ルーデウスの予想した通りだった。
数発は弾かれたが、他は砂の防御を突破し、我愛羅へと直撃する。
短く呻き声をあげ、砲弾を撃ち込まれた箇所から固まった砂が剥がれ落ちる。

(砂で全身をコーティングしたのか?)

生身の体への着弾は防いだとはいえ、魔術で勢いを付けた岩石を受けたことで、衝撃が我愛羅を貫く。
鈍い痛みを覚えながら、我愛羅はモンスターボールから赤い光線を発射し、ピジョットへと浴びせた。
通常の鳥としては、1m超えの規格外の巨体が手に収まる程度のボールの中に収納されていく。
それを確認し、砂を守りから攻めへと転じさせる。

───砂縛柩。

砂が渦を巻き、ルーデウスとさくらを取り囲む。次の瞬間、砂が圧縮された。

「跳(ジャンプ)!」

さくらの踵に小さな羽が生え、天高く跳躍する。
跳のカードは名の通り、その対象に人知を超えた跳躍力を授ける効果を持つ。
対して、ルーデウスはまるで砂の動きが分かっていたかのように、スムーズな動きで身を屈め横へ飛び退いた。

───連弾砂時雨。

砂を弾丸にし連続して乱れ打つ。
ルーデウスは最小限の動きで、それらを回避し岩の砲弾を撃ち返す。

(瞳術か)

右目からチャクラ───正確には、チャクラに近しい別の力のように感じるが───特殊な力が込められているように見える。
写輪眼か百眼のような眼に関する血継限界だろうか。

(写輪眼ほど、多機能ではないが…動きの先読みに特化しているようだ)

予見眼。
ルーデウスの右目に宿る魔眼であり、我愛羅の予想通り数秒先の未来を見る能力がある。
身のこなしも良い。先ほど交戦した赤髪の女剣士相当の相手ならば、あの眼と合わせてあしらうのも容易だろう。

(鍛え上げられているな)

総じて、研鑽を重ねた高い水準の技量を持った実力者だと我愛羅は判断した。


「だが足りん」

避けられた砂の弾丸を今度は一つに纏め、広範囲に展開する。
動きを読まれるのならば、読んでも避けられないよう一気に捻りつぶすまで。
敷物のように拡がった砂が、ルーデウスを囲むように巻き上がる。

「っ───!」

風が噴射され、ルーデウスを前方へと圧し飛ばす。後方で砂が、ルーデウスの居た空間を圧し潰していた。

「多彩な奴だ」

風の勢いに乗ったままルーデウスは我愛羅へと肉薄する。杖の先、圧縮された炎の砲弾が放たれ我愛羅の顔面を穿つ。

「る…ルーデ───」

通常の人間であれば、首から上を焼き消され死んでいる。さくらは絶句し、その殺害者であるルーデウスの名を口にする。
だが、それよりも先にルーデウスの叱咤のような叫びが轟く。

「まだです!」

消し飛んだ我愛羅の姿が砂のように崩れ去る。
その刹那、さくらの背後から寒気がした。

「先ずは一人」

それは極限にまで研ぎ澄まされた殺意。
今まで生きた中で、クロウカードにすらそんなものを浴びせられたことはない。
近いとすれば、さくらがこの島で最初に出逢ったカニパンの化け物だが、格が違う。

(不味い……!)

さくらの背後に、抜き足で回った我愛羅が手を翳す。その一秒後の光景を、魔眼を使うまでもなくルーデウスは予見する。
風系統の魔法での高速移動では間に合わない。遠距離からの魔法で狙撃、いやこれも確実性がない。

「水流(フロードフラッシュ)」

巨大な水の塊が発生する。ルーデウスの膨大な魔力をありったけ込めたそれは魔力量に比例し、川の流れのように拡がっていく。

(水の無い所でこのレベルの水遁を……大した奴だ)

拡がった水が我愛羅の操る砂に触れ、砂はその性質から水を吸収してしまう。
水を吸った砂はその質量分、重さを増していく。

「さくらさん!!」

重量が増え、砂の操作速度が鈍ったことで、さくらへの攻撃まで我愛羅の想定以上のラグが発生する。
跳の脚力でさくらは後方へ飛び、動きの鈍った砂が誰も居ない地面を抉った。

───流砂瀑流。

「なんだあれ……!」

水に塗れた砂、それは我愛羅の忍術の妨げになる。だが、より膨大な質量で飲み込めばなんら意味はない。
地中に潜らせた砂が更に地中の石や岩を砕き砂へと変え、その砂が更なる砂を作り出す。
ねずみ講で増えていった砂は、グレイラット邸を優に飲み込む程の巨大な波へと変貌する。

(あれを相殺するには、聖級以上の魔術が必要か……)


『やあ、諸君』

その時、空に乃亜の姿が映し出されこの島全土にその声が響き渡る。

『フフ…さて、先ずは0回放送後からの脱落者を読み上げていくとしよう』

(クソッ、こんな時に!)

ルーデウスは舌打ちしながらも、その声にも僅かに意識を割き───。

『ロキシー・ミグルディア』

頭が真っ白になった。
詠唱を飛ばし、魔術を構築していく過程が完全に脳裏から消し飛んでいく。

(いま、なんて…いま……)

理性で、今はそれどころではないと分かっていた。
エリスの名は呼ばれていない。
だから、ここで死ぬ訳にはいかない。
この島で出会ったさくらの命も、自分に掛かっていると分かっていた。
だが、それでもロキシーの死という事実がルーデウスの思考を止め、体の動きを阻害する。

(まにあわ───)

ルーデウスの立て直しは素早かった。
前世での社会経験が皆無といえど、実年齢が30以上であったことと、転生後のそれまでの実戦からの経験から、今為すべきことの最優先順位を瞬時に再把握し魔術を再構成する。
その間、僅か1秒足らず。
だが、上忍にも匹敵する我愛羅を前にして、その時間はあまりにも悠長すぎた。

「樹(ウッド)!!」

ルーデウスの魔術の発動より先、さくらが星の杖を振るいカードを突く。
砂の波を遮るように、地に根を張り大木が出現する。その規模は数百年の成長を一瞬で早送りしたかのように、天を突く程の巨体へと急成長した。
大木は砂の波すら跳ね除け、ミシミシと軋ませながらも波に呑まれ局所的な砂漠となったグレイラット邸周辺で、微動だにせずそびえたっていた。

「奴の水遁と、それを吸った砂と地面から栄養を吸い上げた木遁というわけか」

大木の影で、無傷のまま砂を凌いだ二人に我愛羅は感嘆の声を零す。
木遁自体が極めて稀な血継限界であり、そう使い手もいない筈だが、よくぞここまで使いこなしたものだ。

(だが、俺の知る水遁ではないな。もっとも、木遁はそうお目に掛かれるものでもないが……。
やはり忍術とは異なるようだ。ここにはチャクラ以外の異能が存在するのか)

先程、戦ったメリュジーヌ(カオス)という女騎士もだが、チャクラの類を感じ取れなかった。
何かしらのエネルギーを利用しているはずだが、戦闘中に一切関知出来ないのも奇妙な話だ。

「どうして、こんなことするの……?」

樹の後ろで、僅かに我愛羅に怯えながらさくらは声を振り絞った。

「これは殺し合いだろ?」
「さっきの鳥さんは守ってたよね…。本当は、こういう戦いも嫌なんじゃないかな?
殺し合いだって……みんなで力を合わせたら、絶対大丈夫だよ!」

ピジョットを庇った我愛羅を見て、さくらはこの男の子は悪い人じゃないと思った。
少なくともそれでルーデウスから攻撃を受けるリスクを負ってまで、あの鳥を助ける優しがあるのだと。
きっと、今は乃亜に殺し合いを命じられて、怯えてしまっているのかもしれないと。

「使える道具を温存しているだけだ」

「え……」

「……お前もそうか、誰かを守ろうとする人間」

無表情だった我愛羅がくつくつと笑う。
笑い慣れていない引きつった笑いで、だがとても凶悪な形相はさくらが今までに見たことのない人種だった。

『こいつは…オレの愛すべき大切な部下だ』

『沙都子に手を出すな』

「お前も奴等と同類か、丁度いいな」

あのメリュジーヌの前座くらいにはなるだろう。
この女とこの女が守ろうとする者を殺す。そしてメリュジーヌも殺し、うちはサスケも居れば殺す。
居なくても優勝後、奴の元へ行き殺す。

「大丈夫だよ…きっと、みんなで力を合わせれば……」

「クク…お前、まだ何も分かっていないのか」

嘲るように、我愛羅は言葉を紡ぐ。
馬鹿何度も見てきた。あのうずまきナルトなどもそうだが、奴ですら我愛羅の殺気を前にして怯えていた。
しかし、このさくらと呼ばれる少女はまるで違う。我愛羅を前にして、まだ見当違いの事を抜かしている。
知らないのだ。本当の命のやり取りを。
そんな甘ったるい世界の女に負ける気など、我愛羅は微塵もしない。

「殺し合いなど関係ない。俺は、俺以外の誰かを殺す。それが生きる理由だ」
「っ……」

さくらには我愛羅の言っていることも、今の状況も分からなかった。
人が死ぬなんて誰だって嫌なはずだし、悲しい事でなんとしても回避しなければいけない事だとさくらは思い込んでいた。
でも、この男の子にはまるで話が通じなくて、何だか別の生き物と話しているような気にさせる。


「わたし、貴方の言っていることがよく分からないけど…だけど……」

さくらの出会ったもの達の中の誰とも違う。
それは、かつては敵対した者達もすべて含めて。
この少年には、本来誰かから授けて貰うであろう愛が存在していない。

「人を傷付けるのが、生きる理由なんて絶対おk───」「おい!」

敬語を崩し、口調を荒げながらルーデウスは叫んでいた。
それはさくらの声を最後まで届けさせず、上書きするように。

「……お前、禁止エリア覚えてるか」

「なに?」

「禁止エリアだよ……!」

先程、流れた第一回放送のことだろうと我愛羅は察する。
当然戦闘の最中だったが、放送内容は正確に記憶した。
忌々しいが、この殺し合いにはルールが存在する以上、その運営である乃亜からの情報を聞き逃す訳にはいかない。

「お前、頭良さそうだしな。案外ちゃんと覚えてそうだけど、でも戦闘中だ。
 その正確さに自信あるか?」

「何が言いたい」

「俺も禁止エリアは覚えてるが、正直自信がない。なんせ、砂の音でやかましかったからな。
 お前もそうじゃないか?
 そこでどうだ? 俺とお前の聞いた内容を擦り合わせるのは」

ルーデウスは懐から神を一枚取り出し、我愛羅に見せ付けるように弄ぶ。

「ここに俺が聞いてメモした内容がある……。こいつを渡す代わりに、俺達を見逃せ」

「フッ……」

呆れたように大きく瞬きをして、我愛羅は手を翳す。

「お前を殺して手に入れればいいだけだ」
「だよな……!」

我愛羅の目線が僅かに紙に向かった間に杖に炎を収束させる。
砂が撒き上がる寸前、炎を水浸しになった地面へと打ち込んだ。

「さくらさん急いで───」

炎が水を沸かし、蒸気となる。それも屋外で広域に展開した水を一気に沸かす程の高熱だ。
瞬時に湯気はカーテンのように視界を閉じ、白い煙幕となった。

「ルーデウスさん……」

「黙って、今は逃げる事だけ考えて下さい」

さくらを抱き上げ、風の魔法で促進しながらルーデウスは走っていく。
我愛羅の強さを前に、これ以上の戦闘は危険だと判断したのが一つ。
奴はまだ本気ではない。自分以外の異能力の存在を確認する為、此方の様子を伺っていた。
だが、それ以上にさくらを我愛羅と会話させるべきではないと、ルーデウスは直感していた。

───人を傷付けるのが、生きる理由なんて。

(分かるさ。その気持ちは……あの砂野郎は頭おかしいよ)

さくらの価値観は間違っていない。思いやりも優しさもある。
言っていることも正しい。
だが、あの少年はさくらが当たり前のように享受していた愛を、一片たりとも受けた事がないのだろう。
だから、人を傷付ける事に何の躊躇いもない。決して二人の会話が噛み合う事もない。

(でも、それを否定するのは……多分、マズイ)

これはさくらの為でもなければ、今までの価値観を全否定される我愛羅の為でもない。
ただ、あれ以上我愛羅を刺激した時に、我愛羅の中に抑え込まれた激情が吹き出した時、それを直感的にルーデウスは警戒していた。
何かあの少年の中にまだ住み着いているような、猛獣の檻を無防備に覗き込んでいるような。そんな予感がした。

(あの放送……エリスの名前は流れなかった…とにかく後で落ち着いた場所に行って、名簿を確認して、エリスが居たらグレイラット邸に向かうだろうからその前に探して……それで……)


───ロキシー・ミグルディア。


(ロキシー…誰に……待て、今はさくらちゃんも居る…とにかく落ち着けるとこに行くんだ。
 その後、ロキシーを殺した奴を……いや、それよりもエリスだろ…! エリスを……)

悲しみと憎しみ、そしてエリスを守らなくてはいけないという使命感が入れ混じり、纏まりのない思考のままルーデウスは走る。
今は情報を整理しなくてはいけない。それからだ。それから方針を決めよう。そうルーデウスは自分に言い聞かせるように、思考を無理やり打ち切った。





【G-4 ボレアス・グレイラット邸周辺/1日目/朝】


【ルーデウス・グレイラット@無職転生 ~異世界行ったら本気だす~】
[状態]:健康、ロキシーが死んだ動揺(極大)
[装備]:傲慢なる水竜王(アクアハーティア)@無職転生 ~異世界行ったら本気だす~
[道具]:基本支給品一式、石毛の首輪、ランダム品0~2
[思考・状況]
基本方針:殺し合いから脱出する
0:ロキシーが……? とにかく、我愛羅から逃げて名簿を見る。
1:さくらに同行してエリスを探す。(身内の中で、エリスが一番殺し合いに呼ばれた可能性が高いと推測したので)
2:首輪の解析をする。
3:カニパン野郎(ハンディ・ハンディ)を警戒。
4:ボレアス・グレイラット邸に行く。
5:ロキシーや滅茶苦茶強いロリババア、ショタジジイの居る可能性も考慮する。
6:そういえば、あの鳥(ピジョット)…どっかで見た気が……まあ今はどうでもいい。
7:ロキシーを殺した奴を……。
[備考]
※アニメ版21話終了後、22話以前からの参戦です
※一回放送はしっかり聞き取り全内容を暗記しました。


【木之本桜@カードキャプターさくら】
[状態]:健康、封印されたカードのバトルコスチューム、我愛羅に対する恐怖と困惑(大)
[装備]:星の杖&さくらカード×8枚(「風」「翔」「跳」「剣」「盾」「樹」は確定)@カードキャプターさくら
[道具]:基本支給品一式、ランダム品1~3(さくらカードなし)、さくらの私服
[思考・状況]
基本方針:殺し合いはしたくない
0:人を殺すのが生きる理由なんて……。
1:ルーデウスに同行して小狼君、知世ちゃん、友達や知り合いを探す。
2:紗寿叶さんにはもう一度、魔法少女を好きになって欲しい。その時にちゃんと仲良しになりたい。
3:ロキシーって人、たしか……。
[備考]
※さくらカード編終了後からの参戦です。


【我愛羅@NARUTO-少年編-】
[状態]健康
[装備]砂の瓢箪(中の2/3が砂で満たされている) ザ・フールのスタンドDISC
[道具]基本支給品×2、タブレット×2@コンペLSロワ、サトシのピジョットが入っていたボール@アニメ ポケットモンスター めざせポケモンマスター、かみなりのいし@アニメポケットモンスター、血まみれだったナイフ@【推しの子】、スナスナの実@ONEPIECE
[思考・状況]基本方針:皆殺し
1.出会った敵と闘い、殺す。一先ずグレイラッド邸で待ち伏せを行う。
2.ピジョットを利用し、敵を、特に強い敵を殺す、それの結果によって行動を決める
3.スタンドを理解する為に時間を使ってしまったが、その分殺せば問題はない
4.あのスナスナの実の使用は保留だ
5.俺の知っている忍者がいたら積極的に殺したい、特にうちはサスケは一番殺したい
6.かみなりのいしは使えたらでいい、特に当てにしていない
7.メリュジーヌに対する興味(カオス)、いずれまた戦いたい
8.あのさくらとかいう奴も殺したい。
[備考]
原作13巻、中忍試験のサスケ戦直前での参戦です
守鶴の完全顕現は制限されています。
一回放送の内容は全て聞き取り暗記しています。


069:第1回放送 投下順に読む 071:明け方の子供達
時系列順に読む
033:i'm a dreamer ルーデウス・グレイラット 086:救われぬ者に救いの手を
木之本桜
065:館越え 我愛羅 080:暴発

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