[[トップ>/]]>イベント>イスパニア
物語
セビリアの港にて、捕虜となっていた海賊たちが突如脱走。海軍将官が人質にとられ、新鋭艦を占拠されてしまう。
人質奪還のため、艦内に乗り込んだあなたは、海賊狩りの異名をとる、無敵の傭兵隊長・バルタザールと出会う。
序章:旅立ち
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あらすじ
イベリアより、イスラム勢力を駆逐した余勢を駆り、大国への道をひた走るイスパニア王国。
その古都セビリアにて、
プレイヤー名
は航海者としての第一歩を踏み出したのだった。
2,000Dを入手する。
ダガーを入手する。
帆塗料を入手する。
望郷のカリヨンベルを入手する。
北大西洋の入港許可を入手する。
**1章:黒鯱の威容 必要名声:80 [#baaa62c2]
セビリアの港へ入港する
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あらすじ
セビリアの街を引き回される、虜囚となったバルバリア海賊たち。人々は、海軍の手柄を誉めそやすが、そのかたわらには、彼らを冷笑する若い傭兵がひとり。
海賊を捕らえたのは自分たち傭兵艦隊で、軍は手柄を横取りしただけだと、語る。
そのとき、突如響き渡る人々の悲鳴。海賊が脱走したのだ。
海賊は海軍の将官を人質に、新造艦を占拠。民間人を使いに、食糧を積み込むよう要求する。
食糧の引き渡し役として、船に乗りこんだ
プレイヤー名
。
だが、海賊は
プレイヤー名
をも人質に取り出航しようとする。
その時、船室に威風堂々とした軍人が出現。その手に握られた短銃が火を吹き、海賊は反撃の間もなく絶命する。
軍人は、銃声に腰を抜かした将官を、豪快に笑いとばす。
彼の名はバルタザール。イスパニアが誇る海賊狩りの精鋭・黒鯱傭兵艦隊の隊長であった。そこへ王城からの使者がやってくる。
プレイヤー名
とバルタザールは、事情聴取のため、王城へと召喚される。
王城で待ち受けていた大貴族・アルバ公は、貴族である将官に銃をむけた非礼を責める。
だが、バルタザールはどこ吹く風。逆に、海賊脱走の原因を作ったアルバ公を叱りとばし、部下の待つ酒場へと
プレイヤー名
を誘い、その場を立ち去る。
酒場にはバルタザールの部下たちが待っていた。バルタザールの世渡り下手を語るのは、艦隊の若き斬込隊長エドゥアルド。
それをたしなめるのは、義理人情にあつい、古参の傭兵アゴスティノである。
アゴスティノによれば、海軍を統括するアルバ公は、バルタザールが一傭兵隊長にも関わらず、多くの支持者をもつことが気に食わず、何かと難癖をつけてくるのだという。
愚痴るアゴスティノに、バルタザールは久々の陸の酒をたのしむよう諭す。
プレイヤー名
と傭兵たちの宴の夜は、こうしてふけていった。
行動力回復
**2章:赤髭の海賊 [#m51c2ef4]
-
あらすじ
数日後、
プレイヤー名
は、セビリアの交易所より呼び出される。
どうやら、海賊立てこもり事件での活躍を見こまれたらしい。
荷を取り違えたままマラガへむかった商船の追跡を依頼される。
西地中海の入港許可(東部)を得る。
3,000Dを入手する。
プレイヤー名
が商船を発見し、ようやく追いついた時、商船は赤髭のイスラム海賊の襲撃を受けた後だった。
すでに船員は全滅。かろうじて生きていた船長もマジョルカ島パルマの酒場にいるバルタザールへの通報を依頼し、絶命する。
艦隊への戦力補充を渋るアルバ公に、うんざりしている傭兵艦隊の面々。
しかし、
プレイヤー名
が商船略奪の件を報せると、にわかに空気が緊迫する。
プレイヤー名
が見た赤髭の海賊は、バルタザールの宿敵にして、悪名高きバルバリア海賊の首領ハイレディンであることが判明した。
ハイレディンが残した「合流地点に急ぐ」との言葉から、次なる企みを察知したバルタザールは、現場周辺の哨戒に出ていく。
プレイヤー名
は、アゴスティノから、情報をつかんだら、マラガ近海にいるバルタザールに報せるよう依頼される。
3章:手駒不足の奇襲
-
あらすじ
第二章の最後でマラガ近海といわれるが行き先はパルマ
プレイヤー名
はパルマの港で、海賊との取引に遅れる、と会話する少年たちに出会う。
年上のほうの少年アルヴェロによれば、彼らはバルバリア海賊の人質となった大物貴族の身柄を買い戻す、大切な仕事の途中なのだという。
マラガで、
プレイヤー名
はその話をバルタザールに報告する。
一度マラガに入って外に出ると部下が浮いていて話が進行する
バルタザールは表情を曇らせる。取引なぞ口先だけ。使者を自らの勢力圏に誘い出し、思いのままに略奪する。それが、バルバリア海賊のいつもの手口なのだ、と。
バルタザールは、戦力不足を押し、掠奪から帰還するハイレディンに奇襲をかけようと決意する。
エドゥアルドは、
プレイヤー名
にも奇襲作戦に参加しろ、と強制する。
プレイヤー名
は、その強引な物言いに押され、彼の指揮下で戦いに加わることになる。
伝令から報せが届き、ハイレディンの居場所が判明。艦隊は、ハイレディンが目撃されたマラガから東南東、北アフリカ沿岸へ船を進める。
パルマ南西、アフリカ沿岸(16240,3329)で、エドゥアルド艦隊と共に、ハイレディン4隻(軽キャラベル1隻、バルシャ3隻)と戦闘
突然の奇襲に、混乱する海賊たち。だが、その守りは堅く、ハイレディンの旗艦は逃してしまう。悔やむバルタザールに、戦力不足ゆえの限界をぼやくエドゥアルド。
やむなく艦隊は、本拠地パルマへの帰途につく。
帰還後、押収した積荷の中から捕虜が見つかる。捕虜はポルトガルの王族であるという。
ソンブレロを入手する。
バルタザールは、この捕虜こそが、取引の対象となった人質貴族だろうと推察。
バレンシア官庁内の執務室にいる、アルバ公に報告するよう、
プレイヤー名
に依頼する。
4章:用心棒時代
-
あらすじ
バレンシアにて、
プレイヤー名
は、アルヴェロと再会する。
交易所付近のアルヴェロに話す
彼は、バルタザールたちの予想通り、海賊たちの待ち伏せに遭い、身代金を奪われていた。だが、海賊たちが始めた内輪もめのどさくさで、命だけは助かったのだという。
人質の身柄を傭兵艦隊が預かっていることを知ったアルヴェロは、パルマまで連れて行ってくれと懇願する。
パルマで、アルヴェロと
プレイヤー名
はバルタザールと対面する。
人質引渡しの際、バルタザールは、アルヴェロの船旗についた紋章を指差し、問いかける。
「貴様、サルミエント商会の者か」
アルヴェロは、商会代表ディエゴ・サルミエントの息子であることを、しぶしぶ告白する。やおら笑い出すバルタザール。
「まさか、こんなところでヤツの息子に会おうとはな」
そこに、伝令がハイレディンがマルセイユ沿海に出現したと報せにくる。
バルタザールは、アルヴェロに来たる日の再会を約し、宿敵の待つ海へと船出する。
しかし、現場にハイレディンの姿はない。バルタザールは、偽報を流したアゴスティノを問い詰める。
「私がお願いしたのよ」
声の主は、バルタザールの昔馴染みの酒場女イレーヌであった。
イレーヌの酒場で、ウイスキーを傾ける傭兵艦隊の面々。
イレーヌは、十七年前、バルタザールが、アルヴェロの父・ディエゴの用心棒をしていたころのことを回想する。だが、バルタザールは不機嫌顔を隠せずにいる。
行動力回復
サルミエント商会といえば、ポルトガル随一の大商会である。その創設期の一員であったというバルタザールが、なぜ、しがない傭兵隊長をしているのか、エドゥアルドは詮索する。
しかし、それがバルタザールを怒らせることに。
イレーヌのとりなしで、なんとか怒りを納めたバルタザール(酒場を出る)。
彼は
プレイヤー名
に何かあればパルマの酒場まで来るように告げ、去っていった。
15,000Dを入手する。
**5章:十七年目の邂逅 [#b6ea8761]
-
あらすじ
バレンシアの港にて、アルバ公の邸宅を探す男から声をかけられる
プレイヤー名
。
アルバ公に客分として招かれていたその男こそ、サルミエント商会の代表ディエゴ・サルミエントその人であった。
ディエゴは、
プレイヤー名
の折り目正しさに感じ入り、将来有望な航海者として、アルバ公に売りこむのだった。
大物二人の会談が始まろうとしたその時、バルタザールが、突如邸内に乱入して来る。
ディエゴを目にしたバルタザールは旧友との思わぬ再会に驚くが、すぐさま我に返りアルバ公に食ってかかる。
なぜ、自分をバルバリア海賊の討伐の任務から外し、ネーデルランド反乱軍の鎮圧をしろと命じたのか、と。
「昔の私と同様、ハイレディンだけを追っていれば済む立場でなくなったということだ」
そんなディエゴの説得には耳も貸さず、バルタザールは命令拒否を一方的に告げると、出て行ってしまう。
ディエゴは、変わらぬ旧友の姿に呆れつつも、改めて
プレイヤー名
に礼をのべ、アルバ公と共に、執務室へと消えていくのだった。
**6章:北海の戦雲 必要名声:600 [#te5fbca8]
-
あらすじ
プレイヤー名
は、イスパニアの重鎮タベラ枢機卿の招きで、セビリアへと呼び出される。
セビリアの港では、リスボンから来た商人がポルトガルの提督ガマが、東廻りの航路を使い、インディアスから少量のコショウを積んで帰還した、と吹聴していた。
だが人々は、そんな噂など気にも留めない。
なぜなら、イスパニアには、クリストバル・コロン提督が数年前にひらいた、西廻り航路がすでにあったからである。
王城にて、
プレイヤー名
は、臨時の傭兵契約を持ちかけられる。
タベラ枢機卿によれば、
プレイヤー名
をバルタザール指揮下の傭兵に迎えるように、とアルバ公より推薦されたのだという。
契約を受けた
プレイヤー名
は、バルタザールの駐屯するパルマへ向かうよう、命じられる。
5,000Dを入手する。
任命状を入手する。
パルマの酒場に着くなり、
プレイヤー名
は、エドゥアルドとアゴスティノが言い争いをする場面にでくわす。
バルタザールが断ったネーデルランド行きの話をエドゥアルドが勝手に受けてしまい、艦隊の遠征が決まってしまったのだ。
アゴスティノは、隊長の意思を無視したエドゥアルドを責めるが、当の本人は、反省の色すら見せようとしない。
そこにバルタザールが帰ってくる。
プレイヤー名
は、バルタザールに、王城で受け取った任命状を見せる。
バルタザールは、アルバ公が勝手に
プレイヤー名
を傭兵契約して、艦隊の補充にあてたことを悟る。
しかし、ヘタな軍人よりも役に立つと、
プレイヤー名
を歓待。
プレイヤー名
は、火薬5樽を購入し、アントワープで本隊と合流するよう命じられる。
3,000Dを入手する。
北海の入港許可を得る。
**7章:重なりし芳酒の記憶 [#rfce6bea]
-
あらすじ
プレイヤー名
が火薬を渡すと、複雑な顔をするバルタザール。
マッチロック式射撃銃を得る。
今回は、これを使うことになって欲しくないというつぶやく。
この反乱は、アルバ公がネーデルランドにかけた重税が原因であるから、と。
だが、エドゥアルドは、反乱軍を攻めるなら、内部対立を繰り返している今しかないと、強く主張する。
しかし、バルタザールはこれを却下。
エドゥアルドは、イレーヌの酒場に酒を届けろと命じられる。
戦線を外されたエドゥアルドは面白いはずもない。しかし、絶対の隊長命令には逆らうこともできず、
プレイヤー名
を同伴させることを条件に、これを受け入れる。
海に出るなり、エドゥアルドは、舵の修理のためカレーに寄港したいと言い出す。
だが、修理などは、真っ赤な嘘。
エドゥアルドは、今回の戦いが、世間に認められる最後の機会かもしれないと、
プレイヤー名
に酒樽をまかせ、勝手に戦線復帰してしまう。
取り残された
プレイヤー名
は、ひとりイレーヌの酒場のある、マルセイユへむかうことになる。
マルセイユに着いた
プレイヤー名
は、さっそくイレーヌに酒を届ける。
するとイレーヌは、樽の帯鉄に彫られた文言を見つける。
『戦ばやりのイダルゴに忍従の酒を』
ディエゴとバルタザールが共に仕事をしていた頃ディエゴは戦いにはやるバルタザールに酒を送りその苛立ちをしずめていた。
バルタザールは、それにならい、功をあせるエドゥアルドをしずめようとしたのである。
イレーヌは、バルタザールが他人にかけていた苦労を、彼自身が味わっている皮肉に思わず苦笑してしまう。
その時、二人連れの客が、店内に入ってくる。
客によれば、ネーデルランドの反乱勢力が一本化し、大規模な迎撃艦隊が誕生。鎮圧に向かったイスパニア艦が次々に沈められているのだという。
色を失ったイレーヌは、
プレイヤー名
にバルタザールの身を案じる手紙を託す。
8章:暴挙の勲章
-
あらすじ
プレイヤー名
がアントワープの酒場に戻ると、アゴスティノが頭を抱えていた。
エドゥアルドが命令を無視し、反乱軍艦隊『海の旅団』を倒そうと出撃してしまった。しかも、バルタザールもこれを引きとめなかったのだ、という。
港へ行きイレーヌの手紙を渡すと、「見くびられたものだ」と笑うバルタザール。
20,000Dを入手する。
そこに伝令が駆けつける。アムステルダム沖で、エドゥアルドが『海の旅団』らしき艦隊に包囲されたらしい。
バルタザールは、エドゥアルド救出のため、
プレイヤー名
を連れて出撃する。
バルタザール艦隊と共に、海の旅団4隻(大型キャラベル4隻)と戦闘。海の旅団=弾道・速射・修理、バルタザール=水平、貫通。戦闘経験7、戦闘名声20、戦利金787
突然の援軍襲来に、算を乱す『海の旅団』。無事エドゥアルドを救出したバルタザールは、
逃げる敵を深追いせず、アントワープへと帰還する。
死刑か艦隊追放かと、隊長からの制裁に恐れおののくエドゥアルド。だが、バルタザールは、鉄拳の一撃を見舞っただけで、処分を終えてしまう。彼の暴挙のおかげで、『海の旅団』の強さの秘密が、地形を利用した包囲戦術にあったことが判ったからである。
戦線が落ち着く見通しも立ったため、バルタザールは、早期の停戦をアルバ公に進言すべく、アゴスティノを使いに立てる。
そして、
プレイヤー名
に、従軍を終え、本国に帰還するよう、うながすのだった。
9章:白昼の狙撃 必要名声:2000
セビリア到着後発生←バレンシア到着でもでました。←マラガでも確認←バルセロナでも確認
-
あらすじ
プレイヤー名
は、見知らぬ軍人より、アントワープにいるアゴスティノに渡してくれと、一通の書簡を託される。
アントワープで再会したアゴスティノは、不機嫌な様子。
アルバ公が、バルタザールの提言をしりぞけ、直属の艦隊に反乱軍の徹底鎮圧を命じたのだ。
反乱平定後の統治をかえりみようとしない、アルバ公の戦略眼のなさに、バルタザールも怒りを隠せない。
プレイヤー名
が渡した書簡が、二人の怒りを助長させる。
書簡には、バルバリア海賊の首領ハイレディンがアレクサンドリアで行われる式典に、トルコの皇帝(スルタン)と列席する、と書かれている。
ハイレディンの狙いが、自らを北アフリカの事実上の支配者として、世に認めさせることにあるのは、明らかであった。
力を強めていくハイレディンに対し、それと渡り合う戦力を与えられる見込みのないバルタザールたち。
バルタザールは状況を打破するため、アレクサンドリアに乗り込み、式典に現れるハイレディンを狙撃することを決意する。
そしてジェノヴァの酒場で密売している狙撃用の特殊銃・螺旋溝銃を買い、アレクサンドリアへ持ち込んでくれと、
プレイヤー名
に依頼する。
東地中海入港許可を得る。
プレイヤー名
は、無事、螺旋溝銃を手に入れ、アレクサンドリアに到着。バルタザール、エドゥアルドと合流すべく、街へ急ぐ。
イベントNPCの居場所、商業地区出航所北側
バルタザールは、すでに民家の二階で準備を整えていた。
そして、式典が始まった。
バルタザールは人波の中からハイレディンを見つけ、引金をひく。銃弾に貫かれたハイレディンは地に倒れた。
しかし、そのかたわらから、もうひとりのハイレディンが現れる。
バルタザールは再び銃を取るが、警備兵たちが追ってくる。やむなく狙撃を中断し、パルマへ帰還することにする。
アゴスティノによれば、ハイレディンは、自らの身を守るため、影武者を持っているとの噂があったのだという。バルタザールは自らの打つ手が、とうの昔から読まれていた事実にほぞを噛むのだった。
10章:審問の贄
-
あらすじ
パルマの酒場に戻った傭兵艦隊を待ち受けていたのは、物々しいイスパニアの兵士たちだった。
バルタザールの戦線離脱の罪を質すため、審問会を行うのだという。
抵抗もせず、連行されていくバルタザール。その身の上を案じたアゴスティノは、審問会の行われるセビリアへと向かう。
35,000D
獲得
後日、
プレイヤー名
は、セビリアの酒場でアゴスティノ、エドゥアルドに再会。
バルタザールが黙秘を続けていること、判事がアルバ公びいきであることで、審問会は圧倒的に不利な状況にあるという。
そして
プレイヤー名
たちもまた、重要参考人として、審問会の行われている大聖堂への出頭を命じられる。
審問会では、バルタザールが相変わらず黙秘を続けていた。アゴスティノは、エドゥアルドが勝手に契約したことを根拠に、バルタザールを弁護。
だが、エドゥアルドは、証言を拒否し、バルタザールの立場はいっそう悪化する。
やがて判決の時がくる。判事が判決を下そうとしたその時、思わぬ人物が現れる。
その人物とは、インディアス発見の英雄クリストバル・コロン提督である。
コロンは、アルバ公がこれまでバルタザールに対し行ってきた再三の契約違反を指摘。
さらに、バルタザールをバルバリア海賊討伐から外したことで、領海防衛をおろそかにした落ち度にも言及する。
英雄の言葉にどよめく聖堂内。
静粛をもとめる判事の槌の音もむなしく、審問会は混乱と紛糾のうちに閉廷を余儀なくされる。
アルバ公は、バルタザールに後日の報復を誓い、立ち去っていく。
プレイヤー名
は、コロンとバルタザールに誘われ、酒場へとむかう。
酒場でバルタザールとの思い出を語るコロン。
ーー十七年前、ポルトガル王室からの援助を打ち切られたコロンは、バルタザールの船に便乗し、イスパニアに亡命。
その後、イスパニア王室の援助で見事にインディアスを発見し、一躍、かの地の副王の座に昇りつめたのである。
それから数年。近頃は、リウマチに悩まされるようになり、隠退を考えているのだという。
そんなコロンは
プレイヤー名
とエドゥアルドを気に入り、イスパニア国王への推薦を約束する。
必ず大物になって見せると張り切るエドゥアルドの若者らしく、野心あふれる姿を、コロンは頼もしげに眺めるのだった。
**11章:Hasta la vista(アスタラビスタ) 必要名声:4000 [#d953406d]
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あらすじ
後日、
プレイヤー名
はセビリアの王城より召喚を受ける。
そして、同じように呼び出されていたエドゥアルドと、国王から命令を受ける。
命令は、アフリカ沖カーボヴェルデに潜伏する、『海の旅団』首領エグモント伯の捕縛であった。
アフリカ西岸の入港許可を得る。
エドゥアルドは思わぬ大仕事に張り切っている。
カーボヴェルデ邸宅にて次イベント発生
だが、『旅団』のアジトに潜入してみれば、エグモント伯は新たな寄港地を求め、すでに旅立った後だった。
しかもエドゥアルドの話すオランダ語になまりがあったことから、イスパニアからの侵入者であることがバレてしまう。
遁走を余儀なくされた二人は、出航所で出会ったポルトガル艦隊の一行に紛れ込み、なんとか追手をやりすごす。
酒場で出会ったポルトガルの士官に、任務の失敗を愚痴るエドゥアルド。
士官は、うだつのあがらなっかた自分が、ガマ提督の下につくなり、インド到着の英雄の一員となれた幸運を語り、慰めようとする。
インドがどんな場所かを話したがる士官にエドゥアルドは、もう知っているとばかりに、コロンから聞いたインディアスの様子を披露。
だが、士官は、自分の見てきたインドとは異なるその風景描写に、首をかしげるばかりだった。
それを見たエドゥアルドは、突然、何か思いたったように席を立ち、セビリアに帰還すると言いだす。
エグモント伯の捕縛を断念し、おめおめと戻ってきた理由を問いただす国王。
これに対しエドゥアルドは、コロンの到着したインディアスが、実際のインドではない疑いがある、と報告する。
インド進出競争が、敗北の危機にあることを知った国王は、がくぜんとして、二人を下がらせる。
まんまと、任務失敗の責任を逃れることに成功したエドゥアルド。そんな彼にアルバ公が声をかける。
エドゥアルドは、
プレイヤー名
に先に帰るように告げ、アルバ公とともに王城の奥へと消えていくのだった。
**12章:時代への反逆 必要名声:6000 [#q3a12f4e]
-
あらすじ
1日後(マラガ/アントワープ/ラスパルマス等領地)寄港で起こる
プレイヤー名
は、インディアスにからむ騒動が、セビリアで起こったと聞きつける。
セビリアでは、インディアスとインドとは、まったく別の土地であるとの噂が広まっていた。
疑惑の渦中に立たされたコロンは、セビリアの一等地に構えた邸宅をも売りに出し、汚名返上を賭けた最期の航海に出ようとしていた。人々は、それを老醜とあざ笑うのだった。
邸宅に行く
プレイヤー名
は、コロンからバルタザールがセビリアの酒場に来ていることを聞く。
酒場では、アゴスティノがコロンへの中傷に腹を立てていた。
プレイヤー名
の話で、噂をふりまいたのがエドゥアルドであることを知った、アゴスティノは激昂する。
だが、バルタザールはこう言ってアゴスティノを諭す。
コロンが英雄だった時代が過ぎ去ったことは、コロン自身が一番よく知っているはず。しかしそれでも信念に殉じようとするコロンを、止める理由はないのだ、と。
コロン出航の報せを聞いたバルタザールは、友の最後の船出を見届けようと、ゆっくりと港へむかう。
カリブ海の入港許可を得る。
~船に乗り込もうとするコロンの元に、兵士が駆け寄ってくる。国王に無断で出航するコロンを連れ戻そうというのだ。
だが、バルタザールはこれを一喝、追い返す。
コロンは、旧友の友誼に感謝しつつも、偏屈をつらぬくあまり、アルバ公の報復を受けぬように、と忠告する。
これに対し、バルタザールは、偏屈はお互い様と笑うだけだった。
やがてコロンは、遥か西の海へと、船を漕ぎ出していった。
**13章:昨日と、今日と、明日と [#mar22439]
-
あらすじ
30日後セビリア(マラガ/バレンシア/バルセロナ等領地)寄港で起こる
プレイヤー名
は、ジブラルタル海峡でパルマの傭兵艦隊が暴れているとの話を聞きつける。
ジブラルタル海峡上の傭兵艦隊に話しかける
古参の傭兵によれば、エドゥアルドが若い傭兵たちを引き連れ、傭兵艦隊を脱退。艦隊の戦力が激減したのだという。
パルマに寄港
アゴスティノは、バルタザールの留守を狙ったアルバ公の陰湿な報復に苛立っていた。
だが、傭兵たちの怒りの矛先は、アルバ公ではなく、エドゥアルドにむかっており、裏切り者を殺してやる、と血気にはやっているという。
まずは、傭兵たちの暴走を止めるのが先決だというアゴスティノは、一緒に傭兵たちの行方を探してくれと、
プレイヤー名
に依頼する。
パルマ南西すぐのところに船が一隻浮いている
しかし、エドゥアルドは古参傭兵たちに捕縛されていた。傭兵たちはパルマに戻り次第、彼をなぶり殺すと息巻いている。
そこへ、バルタザールからマルセイユに来るようにとの命令が届く。傭兵たちは、エドゥアルドの処分をバルタザールに一任する。
バルタザールの前に引き出されたエドゥアルドはアルバ公の権威を盾に開き直る。
アルバ公と対立しながらも、結局、その力を借りて戦っているバルタザールを嘲笑し、そんなことで手下の将来を保障できるのかと、罵倒する。
バルタザールは、その言葉を聞き、無言で剣を抜き、一閃!
だが、剣はエドゥアルドの体をかすめるのみだった。
バルタザールは、次に会う時は叩き斬る、と脅したのみでエドゥアルドを釈放してしまう。
~たちまち、傭兵たちから不満の声があがる。だがバルタザールは、耳を貸さずに近海の監視に出ていく。
その態度に古参の傭兵までもが、愛想を尽かして艦隊を離れていく。
バルタザールの真意を図りかねたアゴスティノは疑問を口にしかけるが、思いなおし、近海の監視に出て行く。
一部始終を見ていたイレーヌは語る。
バルタザールはエドゥアルドに、過去の自分自身を重ね見ていたのかもしれない、と。
十七年前、バルタザールは、彼の大切な『明日』を奪ったハイレディンを倒すため、何もかもを捨ててディエゴのもとを飛び出したのだという。
「だから、あの人は『昨日』に生き続けようとしている。目前の『今日』なんかより、もっと大切な、あの人の絆、憧れに――。でも、そういう人だから、他人の『明日』は大切にするのかもしれないわね…」
イレーヌは、そういって話を結ぶと、静かに杯を傾けるのだった。
行動力が回復する。
14章:インドへの誘い 必要名声:8000
重要人物
-
バルタザール・オリベイラ(黒鯱傭兵艦隊隊長)
-
ハイレディン(バルバリア海賊首領)
-
アゴスティノ(バルタザールの右腕)
-
イレーヌ(マルセイユ酒場娘)
-
ディエゴ(サルミエント商会代表)
-
エドゥアルド(黒鯱傭兵艦隊若頭)
-
アルバ公(イスパニア貴族)
-
アルヴェロ(ディエゴの息子)
最終更新:2010年01月04日 16:43