幾つの商店や民家の壁をぶち抜いて来たか。
幾つの木々へ激突しへし折って来たか。
一つ一つを律儀にカウントなどしていられず、オーエド町が見えなくなった時にようやく勢いも低下。
地面を何度もバウンドし、ひしゃげた空き缶みたいに転がり続けた果てにストップ。
十聖刃とソードライバーは離れた場所へ落ち、必然的に変身は解除される。
紺色の甲冑から黒髪の少年へ戻ったマサツグ様は、起き上がりたくても直ぐには動けなかった。
幾つの木々へ激突しへし折って来たか。
一つ一つを律儀にカウントなどしていられず、オーエド町が見えなくなった時にようやく勢いも低下。
地面を何度もバウンドし、ひしゃげた空き缶みたいに転がり続けた果てにストップ。
十聖刃とソードライバーは離れた場所へ落ち、必然的に変身は解除される。
紺色の甲冑から黒髪の少年へ戻ったマサツグ様は、起き上がりたくても直ぐには動けなかった。
「あい、つら……無能のカス虫が…よくも……」
普段ならつらつらと並べる罵りと嘲りの言葉も途切れ途切れ。
一言口を突いて出る度に、全身の節々が痛む。
ミヤモト達から暴行を受けた時でさえ、ここまでではなかった気さえする。
命があるだけマシと思える性根な筈もなく、考えるのは自分へ理不尽を強いる者達への恨み。
一言口を突いて出る度に、全身の節々が痛む。
ミヤモト達から暴行を受けた時でさえ、ここまでではなかった気さえする。
命があるだけマシと思える性根な筈もなく、考えるのは自分へ理不尽を強いる者達への恨み。
「クソ…クソォ……!」
群れなければ何も出来ない雑魚の集まり。
正義だの現実をマトモに見れず、口先だけは達者な偽善者。
力を持たないが故に何一つ為せない連中。
そんな奴らに自分は完全勝利を収めるどころか、反撃を受け地に伏している。
何かの間違い、馬鹿らしい幻術の類でも受けたと言い訳を並べたとて無駄。
体中から訴えて来る激痛に、忌々しい現実と容赦なく向き合わされた。
正義だの現実をマトモに見れず、口先だけは達者な偽善者。
力を持たないが故に何一つ為せない連中。
そんな奴らに自分は完全勝利を収めるどころか、反撃を受け地に伏している。
何かの間違い、馬鹿らしい幻術の類でも受けたと言い訳を並べたとて無駄。
体中から訴えて来る激痛に、忌々しい現実と容赦なく向き合わされた。
「だがやはり、愉快で愚かな甘ちゃん連中だな…トドメも刺しに来ないとは、呆れた素人どもめ……」
小賢しい抵抗を受けこそしても、殺されてはいない。
最後の最後で詰めが甘い、次に会えばもう今回のような憶分の一の奇跡など起こさせはしない。
全員纏めて殺す。
自分達の無力さと愚かさを嫌という程に叩き込み、地獄を味合わせた上でだ。
最後の最後で詰めが甘い、次に会えばもう今回のような憶分の一の奇跡など起こさせはしない。
全員纏めて殺す。
自分達の無力さと愚かさを嫌という程に叩き込み、地獄を味合わせた上でだ。
仕留め損なった者達を嘲笑し、十聖刃の元へ這って進む。
ミヤモトのようなパチモンと違い、自分は真の聖剣の担い手。
先程の戦闘で急に剣の腕が弱くなったのだって、向こうが何か小細工したからに決まってる。
自分が持つに相応しい武器を今一度手中に収め、
ミヤモトのようなパチモンと違い、自分は真の聖剣の担い手。
先程の戦闘で急に剣の腕が弱くなったのだって、向こうが何か小細工したからに決まってる。
自分が持つに相応しい武器を今一度手中に収め、
「がぁっ!?」
突如背に重量が圧し掛かった。
十聖刃までほんの少しの距離なのに、これ以上先へ進めない。
ジタバタと藻掻く姿は、殺虫剤を吹きかけられた羽虫のよう。
重みの正体を確かめるべく首を背の方へ動かすと、見付けたのは巨大な生物。
少なくとも地球上に住まうどの生き物とも合致しない。
魔物、そう呼ぶのがしっくりくる。
十聖刃までほんの少しの距離なのに、これ以上先へ進めない。
ジタバタと藻掻く姿は、殺虫剤を吹きかけられた羽虫のよう。
重みの正体を確かめるべく首を背の方へ動かすと、見付けたのは巨大な生物。
少なくとも地球上に住まうどの生き物とも合致しない。
魔物、そう呼ぶのがしっくりくる。
「化け物が…!」
NPCのモンスターの類か知らないが、獣風情がふざけた真似に出た。
八つ裂きにしてやりたいが「守る」スキルは反応無し。
自分の手で直接殺さねばならず、その為の武器は数センチ先に転がったまま。
あれさえ取り戻せればと必死に手を伸ばすも、結局は叶わない。
八つ裂きにしてやりたいが「守る」スキルは反応無し。
自分の手で直接殺さねばならず、その為の武器は数センチ先に転がったまま。
あれさえ取り戻せればと必死に手を伸ばすも、結局は叶わない。
「へぇ……王家の装備とは違うわね」
マサツグ様の涙ぐましい足掻きを嘲笑うように、目の前で聖剣が拾い上げられた。
銀色の髪に獣の耳を持つ正体不明の参加者。
人間離れした美貌はリシュア達で見慣れているも、この者もまた鳥肌の立つ美しさだ。
生憎と呑気に見惚れるマサツグ様ではなく、自分の剣を引っ手繰ったコソ泥への怒りが湧き出す。
聖剣に選ばれた自分を無視し、薄汚い手で触れるなど言語道断。
銀色の髪に獣の耳を持つ正体不明の参加者。
人間離れした美貌はリシュア達で見慣れているも、この者もまた鳥肌の立つ美しさだ。
生憎と呑気に見惚れるマサツグ様ではなく、自分の剣を引っ手繰ったコソ泥への怒りが湧き出す。
聖剣に選ばれた自分を無視し、薄汚い手で触れるなど言語道断。
「おい…!誰に断って俺の剣に触っている?人の物を勝手に使ってはいけませんなんて、今時幼稚園児でも分かる事だぞ?
ああそうか、その耳と尻尾が飾りじゃないなら、獣並かそれ以下のオツムしかないんだな。そんな奴に何を言った所でm「五月蠅いわねぇ」ぶっ!?」
ああそうか、その耳と尻尾が飾りじゃないなら、獣並かそれ以下のオツムしかないんだな。そんな奴に何を言った所でm「五月蠅いわねぇ」ぶっ!?」
ここぞとばかりに吐かれた煽り言葉は、顔面への痛みで強制的に中断。
口の端が切れたらしく、鉄の味が舌先に感じる。
ポロリと零れ落ちた白い欠片は歯か。
蹴りが飛んで来たと痛みに遅れて理解し怒りは加熱、そこへ知った事かと新たな声が響く。
口の端が切れたらしく、鉄の味が舌先に感じる。
ポロリと零れ落ちた白い欠片は歯か。
蹴りが飛んで来たと痛みに遅れて理解し怒りは加熱、そこへ知った事かと新たな声が響く。
「回収完了しました、陛下。どうぞお受け取りください」
「うっわ何この人…顔はそこそこだけど、普通に引くわよ。っていうか、幾ら顔が良くてもこれはないわー…」
「うっわ何この人…顔はそこそこだけど、普通に引くわよ。っていうか、幾ら顔が良くてもこれはないわー…」
見知らぬ二人の少女が現れ、片や嫌悪を籠めた目を自分に向け、片や自分の存在は空気のように扱う。
偽善者達とはベクトルが違うも、不快感を抱かずにはいられない反応だった。
偽善者達とはベクトルが違うも、不快感を抱かずにはいられない反応だった。
桜ノ館中学校を出発したカイザーインサイト一行である。
みかげが逃げて来たエリアで落雷やエネルギーの奔流が起こるのは、遠目からでも確認出来た。
思った以上に激しい戦闘が展開されているようで、さて様子見に徹するか介入を試みるか思案。
もう少し近付き現状を把握してから判断すべくオーエド町へ向かう途中、何やら派手な音が聞こえたのだ。
確認の為に赴けば傷だらけで悪態を吐く少年を発見、取り敢えずココアに指示を出し拘束。
プリンセスナイトの力で魔物を召喚、一体程度なら苦も無く操れるようで制御下を離れる様子は見られない。
みかげが逃げて来たエリアで落雷やエネルギーの奔流が起こるのは、遠目からでも確認出来た。
思った以上に激しい戦闘が展開されているようで、さて様子見に徹するか介入を試みるか思案。
もう少し近付き現状を把握してから判断すべくオーエド町へ向かう途中、何やら派手な音が聞こえたのだ。
確認の為に赴けば傷だらけで悪態を吐く少年を発見、取り敢えずココアに指示を出し拘束。
プリンセスナイトの力で魔物を召喚、一体程度なら苦も無く操れるようで制御下を離れる様子は見られない。
頼れる大人の背後に隠れながら、みかげはマサツグ様に辛辣な評価を下す。
言動から滲み出るプライドの高さと、陰気くさい性根が見え隠れするお近づきになりたくないタイプの男子だ。
来る者拒まずと豪語するみかげと言えども、流石にこの手の輩は遠慮したい。
一方マサツグ様には見向きもせず、ココアはテキパキと支給品を回収。
ソードライバー共々主に献上、受け取った本人は右手の聖剣と見比べ合点がいった顔となる。
言動から滲み出るプライドの高さと、陰気くさい性根が見え隠れするお近づきになりたくないタイプの男子だ。
来る者拒まずと豪語するみかげと言えども、流石にこの手の輩は遠慮したい。
一方マサツグ様には見向きもせず、ココアはテキパキと支給品を回収。
ソードライバー共々主に献上、受け取った本人は右手の聖剣と見比べ合点がいった顔となる。
「成程ね…自称神様の真似するみたいで気に入らないけど、郷に入っては郷に従えと言うし?仕方ないか……」
ソードライバーを腹部に当てるとベルトが巻き付き、すぐに手を離す。
鞘の代わりでもあるバックルへ十聖刃を納刀。
どう見ても刀身の長さ的にピッタリ納まるのは不自然だが、そこは深く考えない。
上部のスロットへ小さな本状の道具、ワンダーライドブックを装填。
準備完了、最後の仕上げに聖剣を引き抜く。
鞘の代わりでもあるバックルへ十聖刃を納刀。
どう見ても刀身の長さ的にピッタリ納まるのは不自然だが、そこは深く考えない。
上部のスロットへ小さな本状の道具、ワンダーライドブックを装填。
準備完了、最後の仕上げに聖剣を引き抜く。
『ブレイブドラゴン!』
「確か、こう言うんだったかしら…変身」
『聖刃抜刀!』
『刃王剣十聖刃!創世の十字!
煌めく星たちの奇跡とともに!
気高き力よ勇気の炎!
クロスセイバー!クロスセイバー!!クロスセイバー!!!
交わる十本の剣!』
煌めく星たちの奇跡とともに!
気高き力よ勇気の炎!
クロスセイバー!クロスセイバー!!クロスセイバー!!!
交わる十本の剣!』
紅の力を求める神獣の本を背にし、十本の聖剣が集結。
世界の均衡を守る剣士達の想いを一つに、纏うは夜空をモチーフにした甲冑。
涙を隠す仮面に十字を刻み、銀河の剣を持つ戦士が再び降臨。
世界の均衡を守る剣士達の想いを一つに、纏うは夜空をモチーフにした甲冑。
涙を隠す仮面に十字を刻み、銀河の剣を持つ戦士が再び降臨。
「…いやうるさっ!?何今の!?めちゃくちゃ五月蠅いし、耳が凄いキンキン痛むんだけど!?」
「あなたも十分五月蠅いわよミカゲ」
「あなたも十分五月蠅いわよミカゲ」
そう言うカイザーインサイトにも気持ちは十分理解出来るが。
思い出せば放送で黎斗がベルトを使った時も、随分喧しい音が流れていたか。
消音機能が搭載されてるなら、二回目からは是非使いたいものだ。
思い出せば放送で黎斗がベルトを使った時も、随分喧しい音が流れていたか。
消音機能が搭載されてるなら、二回目からは是非使いたいものだ。
「ふぅん……」
それはともかくクロスセイバーに変身し、力が漲る感覚は悪くない。
マナを大量に取り込んだ甲斐もあり早々魔力切れは起こらないだろうけど、使える道具は多いのに越した事はないだろう。
生半可な装備では却って自身の絶大な力の枷となるが、その点十聖刃は合格だ。
制限下にあっても伝説の聖剣、そして仮面ライダーセイバーの最終形態が齎す恩恵は大きい。
良い拾い物をしたとほくそ笑み、変身後の機能を隅々までチェック。
マナを大量に取り込んだ甲斐もあり早々魔力切れは起こらないだろうけど、使える道具は多いのに越した事はないだろう。
生半可な装備では却って自身の絶大な力の枷となるが、その点十聖刃は合格だ。
制限下にあっても伝説の聖剣、そして仮面ライダーセイバーの最終形態が齎す恩恵は大きい。
良い拾い物をしたとほくそ笑み、変身後の機能を隅々までチェック。
「あら?故障…じゃないわね。ロックが掛けられてる?解除はどうかしら……」
「何を…何をしている小汚いハイエナめ…!」
「何を…何をしている小汚いハイエナめ…!」
足元から聞こえる雑音に、心底鬱陶し気な目を向ける。
うつ伏せに組み敷かれて尚も睨み付ける、その度胸だけは大したものだ。
単に状況を飲み込めない愚者なだけかもしれないが。
うつ伏せに組み敷かれて尚も睨み付ける、その度胸だけは大したものだ。
単に状況を飲み込めない愚者なだけかもしれないが。
「本当に五月蠅いわねぇ…檀黎斗もゲームマスターを名乗る割には見る目がないのね。こんな低俗な輩に強力な装備を支給するなんて」
「なん、だと…!?」
「豚に真珠って諺を知らないのかしら」
「なん、だと…!?」
「豚に真珠って諺を知らないのかしら」
呆れを露わに、仮面越しから汚らわしいものを見る目で見下ろす。
まるで引っ越したばかりの部屋に害虫が紛れ込んでいるのを見付けたような、人を人とも思わない目だった。
まるで引っ越したばかりの部屋に害虫が紛れ込んでいるのを見付けたような、人を人とも思わない目だった。
「―――――ッ!!!」
マサツグ様は自身に向けられる侮蔑と嫌悪の目を知っている。
異世界に転移する前、ミヤモト達が同じ目をしてたのを毎日のように見て来た。
もう二度と下には見られない、今度は自分が見下す番になったのだから。
心の余裕と自信は歪に形を変え、傲慢と暴虐が似合う存在へ変わって行った。
マサツグ様はそれを力ある者の特権と思い込んでいたが、今の彼には口が裂けてもそうは言えまい。
「守る」スキルは未だ使えず、クロスセイバーにも変身出来ず、魔獣の足の下で死にかけの虫のように藻掻く。
いじめられっ子だった時と同じだ。
異世界に転移する前、ミヤモト達が同じ目をしてたのを毎日のように見て来た。
もう二度と下には見られない、今度は自分が見下す番になったのだから。
心の余裕と自信は歪に形を変え、傲慢と暴虐が似合う存在へ変わって行った。
マサツグ様はそれを力ある者の特権と思い込んでいたが、今の彼には口が裂けてもそうは言えまい。
「守る」スキルは未だ使えず、クロスセイバーにも変身出来ず、魔獣の足の下で死にかけの虫のように藻掻く。
いじめられっ子だった時と同じだ。
(何故だ…どうしてこうなる……!?)
自分がこうも理不尽な目に遭う理由が全く分からない。
根本的な原因はマサツグ様が衝動のままにエリンを殺し、平然と殺し合いに乗ったからだが自身の行いを省みるなどまず有り得なかった。
根本的な原因はマサツグ様が衝動のままにエリンを殺し、平然と殺し合いに乗ったからだが自身の行いを省みるなどまず有り得なかった。
確かに、ナオミ・マサツグは性格に大きな問題のある少年だ。
捻くれているとはいえ善性を失っていない直見真嗣と違い、控え目に見ても善人とは言い難い。
が、それでも全く救いようのない悪党とも言い切れない。
紛れも無い優しさからリュシアを助けた。
和解したクラスメイトと協力し死者の軍勢を撃退、文句を言いつつ復興政策に取り組む責任感とて持ち合わせている。
だからもしゲームの参加させられたのがナオミ・マサツグであれば、性格故に他者との衝突は避けられなくても。
決して褒められた人間性でなくとも、最初から即座に殺し合いに乗る気は無かった筈。
捻くれているとはいえ善性を失っていない直見真嗣と違い、控え目に見ても善人とは言い難い。
が、それでも全く救いようのない悪党とも言い切れない。
紛れも無い優しさからリュシアを助けた。
和解したクラスメイトと協力し死者の軍勢を撃退、文句を言いつつ復興政策に取り組む責任感とて持ち合わせている。
だからもしゲームの参加させられたのがナオミ・マサツグであれば、性格故に他者との衝突は避けられなくても。
決して褒められた人間性でなくとも、最初から即座に殺し合いに乗る気は無かった筈。
但しここにいるのはナオミ・マサツグ本人では無く、まして直見真嗣でもない。
ナオミ・マサツグの負の面のみで構成されたミーム汚染の産物。
皮肉のようにマサツグ様と名付けられた存在が、他者と手を組み殺し合いを止める可能性はゼロに等しい。
ナオミ・マサツグの負の面のみで構成されたミーム汚染の産物。
皮肉のようにマサツグ様と名付けられた存在が、他者と手を組み殺し合いを止める可能性はゼロに等しい。
己の行いを最初から間違いと思っていないマサツグの怒りの矛先は、当然自分以外に向く。
ハイエナのように現れ聖剣を盗んだカイザーインサイトと、腰巾着の馬鹿女ども。
薄っぺらい正義感でヒーローを気取った偽善者達。
馴れ馴れしく自分に接した気持ちの悪いエリンと、会っていないがどうせロクでもない並行世界の自分。
何より、自分を殺し合いに巻き込んだ檀黎斗やハ・デス達主催者。
よくよく考えれば勝手に首輪を填め、殺し合いに拉致されたのがそもそもの始まりじゃないか。
ハイエナのように現れ聖剣を盗んだカイザーインサイトと、腰巾着の馬鹿女ども。
薄っぺらい正義感でヒーローを気取った偽善者達。
馴れ馴れしく自分に接した気持ちの悪いエリンと、会っていないがどうせロクでもない並行世界の自分。
何より、自分を殺し合いに巻き込んだ檀黎斗やハ・デス達主催者。
よくよく考えれば勝手に首輪を填め、殺し合いに拉致されたのがそもそもの始まりじゃないか。
そうだ、悪いのは自分ではない。
何もかも全てアイツらが悪い。
何もかも全てアイツらが悪い。
マサツグ様の中で怒り、いや憎しみがより一層募り出す。
逆恨みや責任転嫁も含めた、ドス黒い醜悪な炎が勢いを増してマサツグ様自身の心を炙る。
憎い、自分を虐げる者達が。
憎い、自分を嗤う者達が。
憎い、自分から奪っていく者達が。
逆恨みや責任転嫁も含めた、ドス黒い醜悪な炎が勢いを増してマサツグ様自身の心を炙る。
憎い、自分を虐げる者達が。
憎い、自分を嗤う者達が。
憎い、自分から奪っていく者達が。
憎い、自分を助けてくれなかった者達が。
殺したい程に憎くて堪らない。
一つの器には到底収まり切らない憎悪が溢れ、そして、
――ELECTRIC STEAM!――
マサツグ様の内心を無視するかのように、電撃が駆け巡った。
「がっ、ああああああああああああああああああああっ!!??!」
クロスセイバーの甲冑を纏った時とは大違いの熱と痛み。
血は沸騰し皮膚はたちまち焦げ付く。
何が起きたのかを冷静に考えるだけの余裕は、1秒も保たない。
激痛に声を抑えていられず、喉を震わせ絶叫を繰り返す。
血は沸騰し皮膚はたちまち焦げ付く。
何が起きたのかを冷静に考えるだけの余裕は、1秒も保たない。
激痛に声を抑えていられず、喉を震わせ絶叫を繰り返す。
どれ程の間全身が痺れたのか分からない。
若しかすると10秒も経ってないのかもしれないが、いずれにしろマサツグ様には関係無い。
上映が終われば幕を下ろすのと同じ、瞼が閉じられ視界は真っ暗。
傍らで誰かが話している気もするが、何と言ってるのかまでは判別不可能。
何も出来ずに意識を落とし、されど抱いた憎悪の炎は消せず、
若しかすると10秒も経ってないのかもしれないが、いずれにしろマサツグ様には関係無い。
上映が終われば幕を下ろすのと同じ、瞼が閉じられ視界は真っ暗。
傍らで誰かが話している気もするが、何と言ってるのかまでは判別不可能。
何も出来ずに意識を落とし、されど抱いた憎悪の炎は消せず、
「く…そ……」
悔しさを籠めた悪態は、誰の耳にも届かなかった。
○
『運が良いのか悪いのか、どっちにしてもお前にはこのまま眠ってもらう。用が済んだら目覚まし代わりに銃弾でもくれてやるよ』
言葉を投げかけても返答は無い。
一言も発さない少年は一見死んだと勘違いされそうだが、ブラッドスタークの生体反応装置は誤魔化せない。
仮面ライダーの動きすら麻痺させる電撃を浴びれば、生身の人間は普通死ぬ。
圧し掛かっていた魔物にも電撃の効果が及び、分散し致死は免れたか。
或いはブラドッスタークは知らないが、人の形であっても厳密には真っ当な人間では無いが故の頑丈さか。
いずれにしろマサツグ様への被害は気を失ったに留められ、死は免れている。
一言も発さない少年は一見死んだと勘違いされそうだが、ブラッドスタークの生体反応装置は誤魔化せない。
仮面ライダーの動きすら麻痺させる電撃を浴びれば、生身の人間は普通死ぬ。
圧し掛かっていた魔物にも電撃の効果が及び、分散し致死は免れたか。
或いはブラドッスタークは知らないが、人の形であっても厳密には真っ当な人間では無いが故の頑丈さか。
いずれにしろマサツグ様への被害は気を失ったに留められ、死は免れている。
『ま、ペットがくたばったのはご愁傷様だがな』
マサツグ様は無事でも魔物の方は運が無かったらしい。
電撃に焼かれ、焦げた肉片一つ零さず消滅。
数時間前から飽きるくらいに襲って来た連中と同じ、NPCのモンスターなのかは知らないし興味も皆無。
意識を割くのは名前も知らない生物よりも、首輪を填めたゲームのプレイヤー。
三人組の一人、見覚えのあり過ぎる剣士と視線が交差する。
電撃に焼かれ、焦げた肉片一つ零さず消滅。
数時間前から飽きるくらいに襲って来た連中と同じ、NPCのモンスターなのかは知らないし興味も皆無。
意識を割くのは名前も知らない生物よりも、首輪を填めたゲームのプレイヤー。
三人組の一人、見覚えのあり過ぎる剣士と視線が交差する。
『よぉ悪かったな。こいつの後始末に来たんだが、ちょいと遅れちまったみたいだ』
「あら、わざわざ害虫退治ご苦労様。持ち物はもうこっちで確保したけれど」
『そうかい。なら感謝してもらいたいね。こいつをここまで弱らせてやったから、スムーズに支給品を奪えただろ?』
「まあそれはご親切にどうも、なんて言うと思った?悪いけれど、恩着せがましい奴は嫌いなの」
「あら、わざわざ害虫退治ご苦労様。持ち物はもうこっちで確保したけれど」
『そうかい。なら感謝してもらいたいね。こいつをここまで弱らせてやったから、スムーズに支給品を奪えただろ?』
「まあそれはご親切にどうも、なんて言うと思った?悪いけれど、恩着せがましい奴は嫌いなの」
仮面で素顔を隠したまま、友好的とは程遠い毒と皮肉のキャッチボール。
辛辣な言葉を紡ぎながらカイザーインサイトは相手を冷静に見極める。
纏う衣服は王宮騎士団の鎧とは別物、装甲服の一種。
放送でも度々名前を聞いた、仮面ライダーなる者の関係者か。
声色や態度に動揺は見当たらず、十中八九荒事に慣れた人物。
電撃を出す以外の能力や装備は不明、しかし自分には及ばない。
辛辣な言葉を紡ぎながらカイザーインサイトは相手を冷静に見極める。
纏う衣服は王宮騎士団の鎧とは別物、装甲服の一種。
放送でも度々名前を聞いた、仮面ライダーなる者の関係者か。
声色や態度に動揺は見当たらず、十中八九荒事に慣れた人物。
電撃を出す以外の能力や装備は不明、しかし自分には及ばない。
「つまらないお喋りに時間を割いてあげる程、暇人じゃないのよ。早く本題に入ってもらえる?」
『俺としてものんびりするつもりはないからァ。なら単刀直入に言うが、ゲームマスターに一泡吹かせる為に協力しようぜ、って言ったらどうする?』
『俺としてものんびりするつもりはないからァ。なら単刀直入に言うが、ゲームマスターに一泡吹かせる為に協力しようぜ、って言ったらどうする?』
答えはすぐに返せない。
言葉通りに取るなら、この鮮血色の装甲服はゲームに乗っていない。
優勝か主催者撃破、ゲームクリアの条件の内後者を選んだ。
かといって、美食殿やトゥインクルウィッシュのような正義感からの選択ではない。
危険人物とはいえ一切躊躇せず電撃を浴びせ、更に言葉の端々や佇まいから感じ取れる得体の知れなさ。
コレを善人のカテゴリに当て嵌めるのはよっぽどの馬鹿か、手遅れなレベルの狂人のどっちか。
言葉通りに取るなら、この鮮血色の装甲服はゲームに乗っていない。
優勝か主催者撃破、ゲームクリアの条件の内後者を選んだ。
かといって、美食殿やトゥインクルウィッシュのような正義感からの選択ではない。
危険人物とはいえ一切躊躇せず電撃を浴びせ、更に言葉の端々や佇まいから感じ取れる得体の知れなさ。
コレを善人のカテゴリに当て嵌めるのはよっぽどの馬鹿か、手遅れなレベルの狂人のどっちか。
エボルトの考えとしては、何も戦兎達の元を離れ乗り換えるつもりはない。
戦兎の有用性は認めており、この先も向こうに同行する気だ。
ただ戦兎とは別に協力者を作って置くのも悪くない。
特等席で戦兎や人間達の足掻きを楽しむつもりではあるが、最優先は自身の生存。
ゲーム及びゲームマスター攻略の為に、使える手は一つでも多く打っておきたかった。
戦兎の有用性は認めており、この先も向こうに同行する気だ。
ただ戦兎とは別に協力者を作って置くのも悪くない。
特等席で戦兎や人間達の足掻きを楽しむつもりではあるが、最優先は自身の生存。
ゲーム及びゲームマスター攻略の為に、使える手は一つでも多く打っておきたかった。
『あー、一応言っとくが別に仲良く手を繋いで悪い神様を倒そうってんじゃないぜ?』
「分かってるわよ。むしろそんな事言い出したらこの会話もその時点でお終い」
「分かってるわよ。むしろそんな事言い出したらこの会話もその時点でお終い」
互いの目的の為に力を貸し合い、利用し合う。
仲間意識が入り込める隙間は無く、友情など暑苦しいものは論外。
全てはゲームマスター排除の為に利害の一致で繋がった関係。
別に悪い話ではない。
心を掌握し手頃な人形を増やす以外に、こういった駒を作る機会は重要だ。
仲間意識が入り込める隙間は無く、友情など暑苦しいものは論外。
全てはゲームマスター排除の為に利害の一致で繋がった関係。
別に悪い話ではない。
心を掌握し手頃な人形を増やす以外に、こういった駒を作る機会は重要だ。
「……そうね、確かにこっちも人手が足りなくて困ってるところよ。あなたの話に耳を傾ける時間くらいは作ってあげてもいい」
但し、と一言置いて続きを語る剣士から殺気が放たれた。
「あなた程度がこの私と“対等”に取引をするつもりなら、その思い違いを正さなきゃね」
一歩踏み込む。
数十歩は必要な距離が即座に詰められ、右手の聖剣が降り抜かれた。
恐るべき速度で、空気の上げる悲鳴すら置き去りにし襲来。
使い手が変わろうと十聖刃の切れ味は衰えず、ブラッドスタークを新たな贄に選んだ。
小賢しい立ち回りで隠れ潜む蛇が、皇帝と同じ目線に立とうなど驕りが過ぎる。
動機は違えど力の差を分からせる為の剣を前に、赤い蛇の姿が消失。
数十歩は必要な距離が即座に詰められ、右手の聖剣が降り抜かれた。
恐るべき速度で、空気の上げる悲鳴すら置き去りにし襲来。
使い手が変わろうと十聖刃の切れ味は衰えず、ブラッドスタークを新たな贄に選んだ。
小賢しい立ち回りで隠れ潜む蛇が、皇帝と同じ目線に立とうなど驕りが過ぎる。
動機は違えど力の差を分からせる為の剣を前に、赤い蛇の姿が消失。
「小細工を……」
本当に消えたのではない、つまらない手品だ。
全身を赤い影状に変化し這い回る、ブラドッスタークの特殊な移動方法。
主に回避へ使われる機能により、十聖刃の制裁は空振りに終わる。
あくまで最初の一撃のみは、だ。
全身を赤い影状に変化し這い回る、ブラドッスタークの特殊な移動方法。
主に回避へ使われる機能により、十聖刃の制裁は空振りに終わる。
あくまで最初の一撃のみは、だ。
何処へ逃げたと泡を食う必要はない。
背後で急激に膨れ上がる気配へ冷笑を浮かべ、振り向きざまに剣を突き付ける。
首元数ミリの距離へ切っ先を置いたカイザーインサイトに、勝利への喜びは無い。
この程度で勝ち誇る程、子供染みた真似はしないから。
否、確かに十聖刃は相手の急所をいつでも貫ける位置にある。
背後で急激に膨れ上がる気配へ冷笑を浮かべ、振り向きざまに剣を突き付ける。
首元数ミリの距離へ切っ先を置いたカイザーインサイトに、勝利への喜びは無い。
この程度で勝ち誇る程、子供染みた真似はしないから。
否、確かに十聖刃は相手の急所をいつでも貫ける位置にある。
相手の剣もまた、カイザーインサイトの首に添えられたという前提付きで。
「ひっ…な、なんなのアレ……」
「陛下……」
「陛下……」
従えた少女達からそれぞれ異なる反応があった。
声を震わせ、未知の存在への恐怖を露わにするみかげ。
表情に変化は無くとも、主に牙を剥く存在へいつでも仕掛ける気満々のココア。
二人の態度にカイザーインサイトは疑問を持たない。
そうなって当然だろうと納得のできる存在が、目の前にいるのだから。
声を震わせ、未知の存在への恐怖を露わにするみかげ。
表情に変化は無くとも、主に牙を剥く存在へいつでも仕掛ける気満々のココア。
二人の態度にカイザーインサイトは疑問を持たない。
そうなって当然だろうと納得のできる存在が、目の前にいるのだから。
『楽しいお喋りよりも、チャンバラごっこが好みのクチか?お転婆娘を躾けるのは慣れてるからなァ、このまま遊びと洒落込むか?』
どこまで本気か分からない軽薄な口調も、渋みを感じさせる壮年男性の声も変わらない。
だが違う、赤く染まった全身は同じでも先程までの装甲服は存在しない。
生物的な質感を持つ四肢は、人間とは明らかに別物。
装甲を思わせる外骨格が腕と肩を覆い、足の付け根には翠の欠片を填め込んだ突起物。
解読不能の図形が描かれた腰布だけが、唯一の衣服らしき箇所。
顔面部もまた人間の特徴からはかけ離れている。
鼻も口も存在しない、張り付いた目も地球上の生物とは一致しない。
逆三角形型の頭部はコブラを連想させるも、より毒々しさと凶暴さを見る者に抱かせる。
だが違う、赤く染まった全身は同じでも先程までの装甲服は存在しない。
生物的な質感を持つ四肢は、人間とは明らかに別物。
装甲を思わせる外骨格が腕と肩を覆い、足の付け根には翠の欠片を填め込んだ突起物。
解読不能の図形が描かれた腰布だけが、唯一の衣服らしき箇所。
顔面部もまた人間の特徴からはかけ離れている。
鼻も口も存在しない、張り付いた目も地球上の生物とは一致しない。
逆三角形型の頭部はコブラを連想させるも、より毒々しさと凶暴さを見る者に抱かせる。
エボルト・怪人態。
ブラッドスタークや仮面ライダーエボルではない、ブラッド族としてのエボルト本来の姿。
エボルトリガーとパンドラパネルが無い為、旧世界で猛威を振るった時よりも弱体化を余儀なくされている。
それでも、トランスチームシステムや並のライダーシステムとは比べ物にならない強さを持つ。
マサツグ様との戦闘では援護向きの機能が揃っているブラッドスタークをメインに使ったが、もしもの場合はこちらの姿を解禁するつもりだった。
現実にはそうなる前に片が付き、マサツグ様とは別の変身者相手に正体を晒したが。
ブラッドスタークや仮面ライダーエボルではない、ブラッド族としてのエボルト本来の姿。
エボルトリガーとパンドラパネルが無い為、旧世界で猛威を振るった時よりも弱体化を余儀なくされている。
それでも、トランスチームシステムや並のライダーシステムとは比べ物にならない強さを持つ。
マサツグ様との戦闘では援護向きの機能が揃っているブラッドスタークをメインに使ったが、もしもの場合はこちらの姿を解禁するつもりだった。
現実にはそうなる前に片が付き、マサツグ様とは別の変身者相手に正体を晒したが。
「美しさの欠片も無いわね。もっとマシなデザインに出来なかったのかしら」
「こりゃ手厳しいねぇ。地球の美的センスはまだまだ勉強不足だったってことか」
「こりゃ手厳しいねぇ。地球の美的センスはまだまだ勉強不足だったってことか」
お互い軽口を叩きながら、内心では相手への警戒を忘れない。
エボルトとしてはここから戦闘になっても、簡単に負けてやるつもりは全く無い。
が、容易く倒せる相手だと甘く見る気も皆無。
クロスセイバーの脅威は先程の戦闘で味わったが、今回は変身者も別人。
しかもマサツグ様の時とは違い、立ち振る舞い一つ取っても格が違うと分かる。
エボルトとしてはここから戦闘になっても、簡単に負けてやるつもりは全く無い。
が、容易く倒せる相手だと甘く見る気も皆無。
クロスセイバーの脅威は先程の戦闘で味わったが、今回は変身者も別人。
しかもマサツグ様の時とは違い、立ち振る舞い一つ取っても格が違うと分かる。
カイザーインサイトも同様に、戦闘になったとて勝つ自信はある。
しかし苦も無く勝利を奪えるかと問われれば、即答は出来ない。
ランドソルに住まう獣人とは根本的に違う怪物。
蛇は蛇でも隠れるしか能の無い小物ではなく、獲物を喰らい殺す大蛇だったか。
しかし苦も無く勝利を奪えるかと問われれば、即答は出来ない。
ランドソルに住まう獣人とは根本的に違う怪物。
蛇は蛇でも隠れるしか能の無い小物ではなく、獲物を喰らい殺す大蛇だったか。
両名共にに相手の強さを低く見てはいないが、表向きは余裕の態度を崩さない。
プライドの面は勿論だが、そもそも二人は互いが手を組むのに値するかを見極めている最中。
下手に怯んだ顔を見せようものなら、途端にそこを突かれ今後の関係は対等ではなく上下ハッキリしたものとなる。
言ってしまえば、舐められたら負けなのだ。
プライドの面は勿論だが、そもそも二人は互いが手を組むのに値するかを見極めている最中。
下手に怯んだ顔を見せようものなら、途端にそこを突かれ今後の関係は対等ではなく上下ハッキリしたものとなる。
言ってしまえば、舐められたら負けなのだ。
「…いいわ。口先三寸のペテン師かどうかは、これからの動き次第で撤回してあげる」
『や~れやれ、とことん厳しくて涙が出そうだよ。優しさとスマイルを忘れちまったら、周りに愛想尽かされるぞ?』
『や~れやれ、とことん厳しくて涙が出そうだよ。優しさとスマイルを忘れちまったら、周りに愛想尽かされるぞ?』
余計な軽口に睨みを利かせれば、肩を竦めそれ以上は口にチャック。
ついでに怪人態の変身を解きいろは…ではなく石動の姿へ擬態を行う。
少女の皮を被るのもそれなりに新鮮な経験となったが、愛着で言えば10年間憑依した宇宙飛行士の方が上だ。
一先ず剣と敵意は引っ込め、協力するのに異存はなし。
とはいえこのまま行動を共にする訳ではない。
エボルトの方は既に戦兎という同行者がおり、当分はそっちと動く。
やちよとの合流の約束も考えれば、カイザーインサイト達とは別行動の方が互いに良い筈。
ついでに怪人態の変身を解きいろは…ではなく石動の姿へ擬態を行う。
少女の皮を被るのもそれなりに新鮮な経験となったが、愛着で言えば10年間憑依した宇宙飛行士の方が上だ。
一先ず剣と敵意は引っ込め、協力するのに異存はなし。
とはいえこのまま行動を共にする訳ではない。
エボルトの方は既に戦兎という同行者がおり、当分はそっちと動く。
やちよとの合流の約束も考えれば、カイザーインサイト達とは別行動の方が互いに良い筈。
「そう、首輪をね…」
「上手く外せるかどうかは乞うご期待だけどな。ま、アイツの口振りからして解除不可能にはしてないと思いたいがねぇ」
「上手く外せるかどうかは乞うご期待だけどな。ま、アイツの口振りからして解除不可能にはしてないと思いたいがねぇ」
首輪解除が可能な人材と、設備の整った施設。
両方共にエボルトは確保済みらしく、一歩先を行かれたのに少しだけ機嫌を落とす。
尤も、本当に外せるかはエボルトの同行者次第。
全面の期待を置く気はカイザーインサイトに皆無、自分の方でも首輪に関する情報収集やサンプル確保と解析は進めるつもりだ。
両方共にエボルトは確保済みらしく、一歩先を行かれたのに少しだけ機嫌を落とす。
尤も、本当に外せるかはエボルトの同行者次第。
全面の期待を置く気はカイザーインサイトに皆無、自分の方でも首輪に関する情報収集やサンプル確保と解析は進めるつもりだ。
「ところで、コイツは結局どうする?俺としちゃ、使い道が無いなら首輪のサンプル入手に役立ってもらう気だが」
「…いえ、少し待ってくれる?どうせ最後は殺すにしても、きっちり使い潰してからじゃないと勿体ないもの」
「そうかい。ま、サンプルのアテならこっちにも一つあるしな」
「…いえ、少し待ってくれる?どうせ最後は殺すにしても、きっちり使い潰してからじゃないと勿体ないもの」
「そうかい。ま、サンプルのアテならこっちにも一つあるしな」
マサツグ様の処遇に関して、どうやらカイザーインサイトにはまだ使い道が思い付いたらしい。
首輪のサンプルが手に入らないのは残念だが、口にした通り入手機会なら他にもある。
反感を買うだろうがそこは上手く言葉に乗せるまでだ。
首輪のサンプルが手に入らないのは残念だが、口にした通り入手機会なら他にもある。
反感を買うだろうがそこは上手く言葉に乗せるまでだ。
「おっと忘れるところだった。コイツの支給品全部寄越せとは言わないが、傷の回復に使えるものがありゃ譲って欲しいんだよ。
このまま手ぶらで帰ったんじゃ、流石に恰好が付かねぇからなァ」
このまま手ぶらで帰ったんじゃ、流石に恰好が付かねぇからなァ」
お願い!と両手を合わせ、非常にわざとらしい懇願のポーズ。
「あなたそれ物乞い同然よ」、との呆れはカイザーインサイトから。
一応デイパックを見れば、本当にエボルトの望む道具を発見。
複数セットの内一つを雑に投げ渡すと、軽い調子で礼を言われた。
勢いづいてこのまま他の道具もねだるようなら睨んで黙らせるつもりだが、向こうにその気は無いらしい。
「あなたそれ物乞い同然よ」、との呆れはカイザーインサイトから。
一応デイパックを見れば、本当にエボルトの望む道具を発見。
複数セットの内一つを雑に投げ渡すと、軽い調子で礼を言われた。
勢いづいてこのまま他の道具もねだるようなら睨んで黙らせるつもりだが、向こうにその気は無いらしい。
エボルトはこのままオーエド町に戻り、遅刻は避けられないがやちよとの合流に行く。
カイザーインサイト達はエボルトとは別のエリアを探索、情報と駒を集める。
二回目の放送後、現在位置から最も近い桜ノ館中学に集まり成果を報告。
もしアクシデントに見舞われ桜ノ館中学での合流が不可能になった場合に備え、予備の合流場所も決める。
後は大まかながら互いの知る参加者の特徴を教え、一旦解散。
カイザーインサイト達はエボルトとは別のエリアを探索、情報と駒を集める。
二回目の放送後、現在位置から最も近い桜ノ館中学に集まり成果を報告。
もしアクシデントに見舞われ桜ノ館中学での合流が不可能になった場合に備え、予備の合流場所も決める。
後は大まかながら互いの知る参加者の特徴を教え、一旦解散。
「んじゃ、良い報告を期待してるぜ。後ソイツには用心しとけ。人間の感情ってのは便利な反面、こっちにとってのドデカい爆弾にもなり得る」
「余計な心配はいらないわ。そっちこそ、時間を無駄にする事だけは控えて欲しいわね」
「余計な心配はいらないわ。そっちこそ、時間を無駄にする事だけは控えて欲しいわね」
自身の経験からの警告も、カイザーインサイトには余計なお世話以外のなにものでもなかった。
冷たいねぇと薄ら笑いを浮かべるが、まぁ最低限の用心くらいはするだろう。
来た道を軽い足取りで引き返し、天才物理学者達が待つ街へ寄り道せずに真っ直ぐ向かう。
冷たいねぇと薄ら笑いを浮かべるが、まぁ最低限の用心くらいはするだろう。
来た道を軽い足取りで引き返し、天才物理学者達が待つ街へ寄り道せずに真っ直ぐ向かう。
「そういや一つ聞き忘れてたんだけどな」
別れた直後、クルリと振り返って質問を投げかける。
それ程大きな疑問でもない、言ってしまえばどうでもいい。
ただ一応聞いても別に問題無いだろうと、深く考えずに言った。
それ程大きな疑問でもない、言ってしまえばどうでもいい。
ただ一応聞いても別に問題無いだろうと、深く考えずに言った。
「ソイツに殺された……ああ確か、ニノンってお嬢ちゃんのこと知ってるか?」
○
エボルトが去り、カイザーインサイト達も別方向へ向かう事ととなる。
今の所は大きなトラブルも無く、順調に駒が集まりつつあり悪くない。
今の所は大きなトラブルも無く、順調に駒が集まりつつあり悪くない。
「さ、私達もそろそろ行きましょう」
出発を促す皇帝に付き従うのは三人の少年少女。
ココア、みかげ、そしてマサツグ様だ。
尤も最後の一人は従うというより、厳密に言えば遠隔操作されていると言った方が正しい。
マサツグ様を起こした所で、どうせ怒り心頭で喚き散らし反抗するのは目に見えている。
なら気を失ったままで動かせば良い。
必要な道具はカイザーインサイトに支給されており、実験がてら使用。
ついでにココアの支給品にあった道具を使わせてやれば、死ぬまで使い潰せる駒の完成だ。
ココア、みかげ、そしてマサツグ様だ。
尤も最後の一人は従うというより、厳密に言えば遠隔操作されていると言った方が正しい。
マサツグ様を起こした所で、どうせ怒り心頭で喚き散らし反抗するのは目に見えている。
なら気を失ったままで動かせば良い。
必要な道具はカイザーインサイトに支給されており、実験がてら使用。
ついでにココアの支給品にあった道具を使わせてやれば、死ぬまで使い潰せる駒の完成だ。
(にしても、意図的にああいう道具ばかりココアに渡したのかしら…?)
ラーの翼神龍といい、使用者の生命力を犠牲にするものばかり。
まるで主催者が「これらを使って死ね」と言わんばかりのラインナップ。
少しだけ憐れに思わないでも無いが、かといって今更解放する気も無い。
今後とも都合の良い捨て駒として、完全に壊れるまで使ってやる。
まるで主催者が「これらを使って死ね」と言わんばかりのラインナップ。
少しだけ憐れに思わないでも無いが、かといって今更解放する気も無い。
今後とも都合の良い捨て駒として、完全に壊れるまで使ってやる。
「あ、あの、陛下。さっきの赤い奴とか、それにこの人も…本当に大丈夫、なんだよね……?」
黙々と命令に従うココア達とは打って変わり、みかげは浮かない顔で不安を口にする。
洗脳下にあっても感性は正常、だからこうやって戸惑いも見せていた。
エボルトという得体の知れない化け物と繋がりを得て、何かマズい事にならないだろうか。
マサツグ様(名前は知らない)という殺し合いに乗った危険人物を、こうして傍に置き続けるのは正しいのだろうか。
至極当然の疑問に、当の主はさらりと返答。
洗脳下にあっても感性は正常、だからこうやって戸惑いも見せていた。
エボルトという得体の知れない化け物と繋がりを得て、何かマズい事にならないだろうか。
マサツグ様(名前は知らない)という殺し合いに乗った危険人物を、こうして傍に置き続けるのは正しいのだろうか。
至極当然の疑問に、当の主はさらりと返答。
「言ったでしょう?何も問題無い、私に任せておけば良いって。…それとも、私は信じられない?」
「あっ、そ、そういうんじゃなくて!ただ、ちょっと心配になっただけで……」
「あっ、そ、そういうんじゃなくて!ただ、ちょっと心配になっただけで……」
慌てて弁明する様子がおかしかったのか、クスリと笑い宥められた。
どうやら怒らせてはいないようで内心安堵するも、エボルト達への不安は無くならない。
何より動揺を誘うのは、ニノンが既に殺されたこと。
直接その死を見た訳でなくても、殺し合いで最初に会った者が命を落としたとあれば冷静でいられない。
どうやら怒らせてはいないようで内心安堵するも、エボルト達への不安は無くならない。
何より動揺を誘うのは、ニノンが既に殺されたこと。
直接その死を見た訳でなくても、殺し合いで最初に会った者が命を落としたとあれば冷静でいられない。
恐る恐る後ろを見ると、ニノンを殺した張本人が無言で付いて来る。
今は実質カイザーインサイトに操られており、自分達を襲う様子は無い。
けどニノン殺害の犯人が真後ろにいるのは気分が良いとは言えない。
今は実質カイザーインサイトに操られており、自分達を襲う様子は無い。
けどニノン殺害の犯人が真後ろにいるのは気分が良いとは言えない。
「……」
憎いとか、そういう風に激しく怒るにはニノンと過ごした時間は余りにも僅か。
しかも良い関係だったとは言えない、けど見ず知らずの自分を助けてくれた相手だ。
自分が離れる切っ掛けとなった言葉も、落ち着いて考えれば別に悪気があっての発言ではないと思う。
だが今更何を考えたってもう遅い、ニノンは既にこの世を去ってしまった。
みかげが一方的に離れて行った直ぐ後で襲われ、戦いの果てに力尽きた。
しかも良い関係だったとは言えない、けど見ず知らずの自分を助けてくれた相手だ。
自分が離れる切っ掛けとなった言葉も、落ち着いて考えれば別に悪気があっての発言ではないと思う。
だが今更何を考えたってもう遅い、ニノンは既にこの世を去ってしまった。
みかげが一方的に離れて行った直ぐ後で襲われ、戦いの果てに力尽きた。
(…っ。違う…あ、私は悪くないでしょ……?)
ニノンを殺したのはマサツグ様であって、みかげじゃない。
事が起きたのはみかげがいなくなってからだ、それならニノンの死にみかげは無関係。
口論(ほぼ一方的にみかげが言い返しただけだが)が原因でニノンが死んでしまったとか、そんな話じゃあない。
事が起きたのはみかげがいなくなってからだ、それならニノンの死にみかげは無関係。
口論(ほぼ一方的にみかげが言い返しただけだが)が原因でニノンが死んでしまったとか、そんな話じゃあない。
でももし、司がこのことを知ったら?
琴岡は悪くないだろって言って、自分を慰めてくれるのか?
それとも、公園での喧嘩別れの時みたく、琴岡も悪いんじゃないかとか言われてしまう?
或いはニノンの仲間がこの件を聞いたら。
やっぱり自分が悪者にされてしまうのだろうか。
琴岡は悪くないだろって言って、自分を慰めてくれるのか?
それとも、公園での喧嘩別れの時みたく、琴岡も悪いんじゃないかとか言われてしまう?
或いはニノンの仲間がこの件を聞いたら。
やっぱり自分が悪者にされてしまうのだろうか。
「私、は、悪くない……」
「……」
「……」
自分へ言い聞かせるみかげを視界の端に入れても、ココアは何ら反応を示さない。
普段のココアなら様子のおかしいみかげを心配し、事情を聞いたり元気付けたりと放っては置かない。
少なくとも、ゲームに参加している「もう一人」のココアならそうするだろう。
だがここにいるのは、姉としてのアイデンティティを砕かれた人形。
聖典を憎む者達の暗躍により、絆を否定し奪われたままゲームに巻き込まれた。
救われる筈の未来を知る由も無く、ただ求められるがままに動く。
普段のココアなら様子のおかしいみかげを心配し、事情を聞いたり元気付けたりと放っては置かない。
少なくとも、ゲームに参加している「もう一人」のココアならそうするだろう。
だがここにいるのは、姉としてのアイデンティティを砕かれた人形。
聖典を憎む者達の暗躍により、絆を否定し奪われたままゲームに巻き込まれた。
救われる筈の未来を知る由も無く、ただ求められるがままに動く。
「……」
マサツグ様もまた言葉なく、自我すら宿さず覇瞳皇帝の後に続く。
とはいえこの状態が永遠に続くとは限らない。
聖剣は手元に無い、与えられたのは命を代償に力を行使する禁断の果実。
されど、ある意味彼にとっての最大の武器は消えていない。
参加者を、主催者を、己を虐げる全てを憎む憎悪は今も心の奥底で肥大化を続けている。
彼が再び目覚め、ナオミ・マサツグの形をした器が砕け散った時。
その時彼は最早マサツグ様という名を呼ぶ事すら憚られる、本物の怪物に成り果てるのかもしれない。
とはいえこの状態が永遠に続くとは限らない。
聖剣は手元に無い、与えられたのは命を代償に力を行使する禁断の果実。
されど、ある意味彼にとっての最大の武器は消えていない。
参加者を、主催者を、己を虐げる全てを憎む憎悪は今も心の奥底で肥大化を続けている。
彼が再び目覚め、ナオミ・マサツグの形をした器が砕け散った時。
その時彼は最早マサツグ様という名を呼ぶ事すら憚られる、本物の怪物に成り果てるのかもしれない。
【D-1とD-2の境界/一日目/早朝】
【カイザーインサイト@プリンセスコネクトRe:Dive!】
[状態]:健康
[装備]:聖剣ソードライバー&刃王剣十聖刃&ブレイブドラゴンワンダーライドブック@仮面ライダーセイバー
[道具]:基本支給品一式×2、シュークリームケーキ(少量消費)@ななしのアステリズム、キノコカンセット(キノコカン、スーパー、ウルトラ)@スーパーペーパーマリオ、ランダム支給品×0~3
[思考]
基本:あの神を名乗る男は気に入らない、出し抜く手段を考える
1:壊れたこの子(保登心愛)は使い物にならなくなるまで利用する。
2:みかげも駒として利用。どこまで使い物になるかしらね。
3:この子(マサツグ様)は死ぬまで使い潰す。
4:なるべく使える駒を集める。
5:あの子(キャル)も連れ戻すべきか。
6:この忌々しい首輪もなんとかしたい。エボルトの同行者には期待し過ぎず、こっちでも解除方法を調べる。
7:エボルトを利用。2回目の放送後に桜ノ館中学校で合流。
8:この剣(十聖刃)、幾つかの力が使えなくされてる…?
[備考]
※参戦時期は第一部第13章第三話以降
※覇瞳天星に関する制限は後続の書き手にお任せします
[状態]:健康
[装備]:聖剣ソードライバー&刃王剣十聖刃&ブレイブドラゴンワンダーライドブック@仮面ライダーセイバー
[道具]:基本支給品一式×2、シュークリームケーキ(少量消費)@ななしのアステリズム、キノコカンセット(キノコカン、スーパー、ウルトラ)@スーパーペーパーマリオ、ランダム支給品×0~3
[思考]
基本:あの神を名乗る男は気に入らない、出し抜く手段を考える
1:壊れたこの子(保登心愛)は使い物にならなくなるまで利用する。
2:みかげも駒として利用。どこまで使い物になるかしらね。
3:この子(マサツグ様)は死ぬまで使い潰す。
4:なるべく使える駒を集める。
5:あの子(キャル)も連れ戻すべきか。
6:この忌々しい首輪もなんとかしたい。エボルトの同行者には期待し過ぎず、こっちでも解除方法を調べる。
7:エボルトを利用。2回目の放送後に桜ノ館中学校で合流。
8:この剣(十聖刃)、幾つかの力が使えなくされてる…?
[備考]
※参戦時期は第一部第13章第三話以降
※覇瞳天星に関する制限は後続の書き手にお任せします
【保登心愛@きららファンタジア】
[状態]:操り人形、忠誠(カイザーインサイト)、プリンセスナイト(カイザーインサイト)
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~1、ラーの翼神竜@遊戯王デュエルモンスターズ
[思考]
基本:陛下に従う
1:―――
[備考]
※参戦時期は第二部五章第20節から
※カイザーインサイトによりプリンセスナイトとなりました。魔物の操作能力も使用可能です。
[状態]:操り人形、忠誠(カイザーインサイト)、プリンセスナイト(カイザーインサイト)
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~1、ラーの翼神竜@遊戯王デュエルモンスターズ
[思考]
基本:陛下に従う
1:―――
[備考]
※参戦時期は第二部五章第20節から
※カイザーインサイトによりプリンセスナイトとなりました。魔物の操作能力も使用可能です。
【琴岡みかげ@ななしのアステリズム】
[状態]:健康、焦燥、暗示の効果継続中、ニノンの死へ動揺
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:早く帰りたい
1:司がいる、私は……。
2:陛下を手伝えば司のことも、全部上手くいくよね…?
3:ニノンが死んだ…?
[備考]
※参戦時期は第五巻、鷲尾と喧嘩別れした後
[状態]:健康、焦燥、暗示の効果継続中、ニノンの死へ動揺
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:早く帰りたい
1:司がいる、私は……。
2:陛下を手伝えば司のことも、全部上手くいくよね…?
3:ニノンが死んだ…?
[備考]
※参戦時期は第五巻、鷲尾と喧嘩別れした後
【マサツグ様@コピペ】
[状態]:ダメージ(極大)、疲労(大)、顔に蹴られた痕、全身に痺れと火傷、憎悪(極大)、「守る」スキル使用不可能、操り人形、意識無し
[装備]:人間あやつり機@超人類、量産型戦極ドライバー+ヨモツヘグリロックシード@仮面ライダー鎧武
[道具]:
[思考・状況]基本方針:他の参加者を殺して優勝する
0:……
1:並行世界の自分は殺す
2:何で俺がこんな目に遭わなきゃならない…どいつもこいつも許せない……
[備考]
※ミヤモトやトリタ戦など主にコピペになっている部分が元となって生み出された歪な存在です。
※「守る」スキルは制限により弱体化しています
※聖剣を手にしている時、感情次第では剣の技術が強化されます。
※ブレイクスルー・スキルの効果で現在「守る」スキルが無効化されています。
永続的なものでは無い為時間経過で再度使用可能になりますが、具体的な時間は後続の書き手に任せます。
[状態]:ダメージ(極大)、疲労(大)、顔に蹴られた痕、全身に痺れと火傷、憎悪(極大)、「守る」スキル使用不可能、操り人形、意識無し
[装備]:人間あやつり機@超人類、量産型戦極ドライバー+ヨモツヘグリロックシード@仮面ライダー鎧武
[道具]:
[思考・状況]基本方針:他の参加者を殺して優勝する
0:……
1:並行世界の自分は殺す
2:何で俺がこんな目に遭わなきゃならない…どいつもこいつも許せない……
[備考]
※ミヤモトやトリタ戦など主にコピペになっている部分が元となって生み出された歪な存在です。
※「守る」スキルは制限により弱体化しています
※聖剣を手にしている時、感情次第では剣の技術が強化されます。
※ブレイクスルー・スキルの効果で現在「守る」スキルが無効化されています。
永続的なものでは無い為時間経過で再度使用可能になりますが、具体的な時間は後続の書き手に任せます。
【エボルト@仮面ライダービルド】
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、石動惣一に擬態中
[装備]:トランスチームガン+コブラロストフルボトル@仮面ライダービルド、パーフェクトゼクター@仮面ライダーカブト、ブレイクスルー・スキル@遊戯王OCG((1)の効果6時間使用不可能)
[道具]:基本支給品一式、じわじわキノコカン@スーパーペーパーマリオ
[思考・状況]
基本方針:生存優先。あわよくば未知の技術や檀黎斗の持つ力を手に入れる。
1:戦兎達の元へ戻る。やちよのとこには遅刻しちまうが、お嬢ちゃん(いろは)に擬態すりゃ機嫌も取れるだろ。
2:戦兎と共闘しつつどこまで足掻くのか楽しむ。仲良くやろうぜ?
3:エボルドライバーを取り戻す。元は内海の?知らねぇなァ。
4:正攻法じゃあ檀黎斗を倒すのは難しいか。
5:カイザーインサイトを利用。2回目の放送後に桜ノ館中学校で合流。戦兎には何て言おうかねぇ。
6:やちよの声はどうにも苦手。まぁ次に会えたら仲良くしてやるさ。
[備考]
※参戦時期は『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』で地球を去った後。
※環いろはの姿を写真で確認した為、いろはに擬態可能となりました。
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、石動惣一に擬態中
[装備]:トランスチームガン+コブラロストフルボトル@仮面ライダービルド、パーフェクトゼクター@仮面ライダーカブト、ブレイクスルー・スキル@遊戯王OCG((1)の効果6時間使用不可能)
[道具]:基本支給品一式、じわじわキノコカン@スーパーペーパーマリオ
[思考・状況]
基本方針:生存優先。あわよくば未知の技術や檀黎斗の持つ力を手に入れる。
1:戦兎達の元へ戻る。やちよのとこには遅刻しちまうが、お嬢ちゃん(いろは)に擬態すりゃ機嫌も取れるだろ。
2:戦兎と共闘しつつどこまで足掻くのか楽しむ。仲良くやろうぜ?
3:エボルドライバーを取り戻す。元は内海の?知らねぇなァ。
4:正攻法じゃあ檀黎斗を倒すのは難しいか。
5:カイザーインサイトを利用。2回目の放送後に桜ノ館中学校で合流。戦兎には何て言おうかねぇ。
6:やちよの声はどうにも苦手。まぁ次に会えたら仲良くしてやるさ。
[備考]
※参戦時期は『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』で地球を去った後。
※環いろはの姿を写真で確認した為、いろはに擬態可能となりました。
【シュークリームケーキ@ななしのアステリズム】
琴岡みかげが白鳥司の誕生日に用意した手作りケーキ。
犬に驚いた拍子に転倒、ケーキも落としてしまったが上の方は無事だった為、司と撫子が美味しく頂いた。
琴岡みかげが白鳥司の誕生日に用意した手作りケーキ。
犬に驚いた拍子に転倒、ケーキも落としてしまったが上の方は無事だった為、司と撫子が美味しく頂いた。
【パーフェクトゼクター@仮面ライダーカブト】
ZECTが開発した対ワーム用の究極武器。
ソードモードとガンモードを切り替えられる他、ゼクターを合体させ更に強力な技を使用出来る。
今ロワでは以下の通り機能に制限が施されている。
○ハイパーフォームのカブト以外でも使用可能。
○カブトの元へ瞬間移動するジョウントは使用不可能。
○各種ゼクターはパーフェクトゼクター所持者の目に見える範囲にある場合のみ、呼び寄せられる。
ZECTが開発した対ワーム用の究極武器。
ソードモードとガンモードを切り替えられる他、ゼクターを合体させ更に強力な技を使用出来る。
今ロワでは以下の通り機能に制限が施されている。
○ハイパーフォームのカブト以外でも使用可能。
○カブトの元へ瞬間移動するジョウントは使用不可能。
○各種ゼクターはパーフェクトゼクター所持者の目に見える範囲にある場合のみ、呼び寄せられる。
【ブレイクスルー・スキル@遊戯王OCG】
通常罠
(1):相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):自分ターンに墓地のこのカードを除外し、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
今ロワでは(1)の効果は一度使うと6時間使用不可能。
(2)の効果は除外=カード自体の消滅と引き換えに使用可能といった具合に細工されている。
通常罠
(1):相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):自分ターンに墓地のこのカードを除外し、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
今ロワでは(1)の効果は一度使うと6時間使用不可能。
(2)の効果は除外=カード自体の消滅と引き換えに使用可能といった具合に細工されている。
【リベンジシューター@大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ】
スマブラSPに登場する射撃アイテム。
使用者の蓄積ダメージが大きい程、攻撃力と弾の大きさや射程が強化される。
スマブラSPに登場する射撃アイテム。
使用者の蓄積ダメージが大きい程、攻撃力と弾の大きさや射程が強化される。
【ラビットタンクスパークリング@仮面ライダービルド】
戦兎が開発した缶形の強化アイテム。
パンドラボックスの残留物質を利用した発泡増強剤ベストマッチリキッドとラビットとタンクの2つのフルボトルの成分が内蔵されている。
ビルドドライバーと組み合わせる事で、仮面ライダービルド・ラビットタンクスパークリングフォームに変身する。
戦兎が開発した缶形の強化アイテム。
パンドラボックスの残留物質を利用した発泡増強剤ベストマッチリキッドとラビットとタンクの2つのフルボトルの成分が内蔵されている。
ビルドドライバーと組み合わせる事で、仮面ライダービルド・ラビットタンクスパークリングフォームに変身する。
【アイコンドライバーG@仮面ライダーゴースト(非支給品)】
グレイトフル魂への変身に使用されるゴースト眼魂型の変身ベルト。
眼魔世界でイーディスがアドニスのために製作し用意していたものだがタケルに持ち出され、英雄のゴースト眼魂15個が内部に宿ることで覚醒した。
実はガンマイザーの対抗戦力として造られていた。
グレイトフル魂への変身に使用されるゴースト眼魂型の変身ベルト。
眼魔世界でイーディスがアドニスのために製作し用意していたものだがタケルに持ち出され、英雄のゴースト眼魂15個が内部に宿ることで覚醒した。
実はガンマイザーの対抗戦力として造られていた。
【人間あやつり機@超人類】
22世紀のひみつ道具。
動画内ではドラえもんが超人類計画の為にジャイアンとスネ夫を操り、のび太へ壮絶ないじめを行わせたりしずかを寝取らせたりした。
また本家ドラえもんに登場する同名の道具と違い、操られている者達ににこの道具が装着されている姿が確認出来なかった為、装着中は他者の目からは透明化すると思われる。
22世紀のひみつ道具。
動画内ではドラえもんが超人類計画の為にジャイアンとスネ夫を操り、のび太へ壮絶ないじめを行わせたりしずかを寝取らせたりした。
また本家ドラえもんに登場する同名の道具と違い、操られている者達ににこの道具が装着されている姿が確認出来なかった為、装着中は他者の目からは透明化すると思われる。
【ヨモツヘグリロックシード@仮面ライダー鎧武】
戦極凌馬が開発した試作品のロックシード。劇中では呉島光実に譲渡された。
戦極ドライバーに装填する事で、アーマードライダー龍玄・黄泉へ変身可能。
極アームズの鎧武にも匹敵する戦闘能力を発揮出来るが、代償として使用者の生命力を奪う危険性から封印された。
戦極凌馬が開発した試作品のロックシード。劇中では呉島光実に譲渡された。
戦極ドライバーに装填する事で、アーマードライダー龍玄・黄泉へ変身可能。
極アームズの鎧武にも匹敵する戦闘能力を発揮出来るが、代償として使用者の生命力を奪う危険性から封印された。
【キノコカンセット@スーパーペーパーマリオ】
ゲーム中の回復アイテムであるキノコカン、その4つセット。
それぞれHPの回復量に違いがある他、どくも治す。
但しじわじわキノコカンには毒消し効果は無い。
ゲーム中の回復アイテムであるキノコカン、その4つセット。
それぞれHPの回復量に違いがある他、どくも治す。
但しじわじわキノコカンには毒消し効果は無い。
『施設紹介』
【桜ノ館中学校@ななしのアステリズム】
D-2に設置。
参加者の白鳥司や琴岡みかげが通う中学校。
【桜ノ館中学校@ななしのアステリズム】
D-2に設置。
参加者の白鳥司や琴岡みかげが通う中学校。
066:淀んでゆくだけ | 投下順 | 068:マジックテンペスター |
時系列順 | ||
061:Chase the world | ニノン・ジュベール | GAME OVER |
マサツグ様 | 093:どうにもならないからよ | |
土部學 | 090:発進!進むべき道とマコトの願い | |
モニカ | ||
深海マコト | ||
065:発見!希望への第一歩! | 桐生戦兎 | |
エボルト | 072:Judge End ─アドバンス・カーニバル─ | |
006:マラフトノカの行く末 | 琴岡みかげ | 093:どうにもならないからよ |
カイザーインサイト | ||
保登心愛(きらファン) |