◆
限界が近いと、自身の状態をリンボは冷静に分析する。
フェントホープへ向かう道すがら、大規模な戦闘の発生を察知。
近付いてみれば仲間とはぐれた千代田桃を見付け、鼻歌交じりに拘束。
灯花の方もいろはの魔力を感知し、他の者など眼中にない様子で直行。
式神に課せられた制限により、参加者と一定距離離れれば自動消滅するがそこは桃を確保し解決。
邪気を放つ神の元へ向かうか、灯花と共に行くか。
選んだのは前者、本体が見聞きした情報に嘘も交え集まった者達を翻弄。
後は自身も祭りに参加し大いに盛り上げたが、残念ながら運を全て支払ったらしい。
受けた傷は深く、徐々に終わりが近付いていると分かる。
近付いてみれば仲間とはぐれた千代田桃を見付け、鼻歌交じりに拘束。
灯花の方もいろはの魔力を感知し、他の者など眼中にない様子で直行。
式神に課せられた制限により、参加者と一定距離離れれば自動消滅するがそこは桃を確保し解決。
邪気を放つ神の元へ向かうか、灯花と共に行くか。
選んだのは前者、本体が見聞きした情報に嘘も交え集まった者達を翻弄。
後は自身も祭りに参加し大いに盛り上げたが、残念ながら運を全て支払ったらしい。
受けた傷は深く、徐々に終わりが近付いていると分かる。
(我ながら長生きした方、でしょうか)
利便性は高くとも、所詮は使い捨ての式神。
本来より殊更に力を削がれた身で、定時放送を超えて尚も消滅は免れたのだ。
いい仕事をしたとの自画自賛は内心に留め、傍らで荒れ狂う童女を見つめる。
生きたまま標本にされた死に掛けの昆虫を見る、悪童の目であった。
本来より殊更に力を削がれた身で、定時放送を超えて尚も消滅は免れたのだ。
いい仕事をしたとの自画自賛は内心に留め、傍らで荒れ狂う童女を見つめる。
生きたまま標本にされた死に掛けの昆虫を見る、悪童の目であった。
「なんで……なんで!なんで!なんで!」
ヒステリックに喚き、自身が召喚したデストーイモンスターを執拗に傘で突き刺す。
黒羽達を纏め上げ、常に余裕の態度を崩さないマギウスの一人はそこにおらず。
猛烈な嫉妬と、何一つ上手くいかなかった先の闘争へ怒り散らす。
そんな灯花を普段通りの笑みで眺め、背後から呼びかける。
黒羽達を纏め上げ、常に余裕の態度を崩さないマギウスの一人はそこにおらず。
猛烈な嫉妬と、何一つ上手くいかなかった先の闘争へ怒り散らす。
そんな灯花を普段通りの笑みで眺め、背後から呼びかける。
「余り興奮なされるな、灯花殿。それ程までに、いろは殿がご自身の手を離れたのが不服ですか?」
「当たり前のこと聞かないでよ!お姉さま……お姉さまはお優しいから、そこをアイツに付け込まれてるんだもん……そうに決まってる……」
「ふむ、つかぬ事をお聞きしますが。灯花殿は自身の手元にいろは殿を置かなければ、到底納得出来ないと?」
「二回も同じこと言わせないで欲しいんだけどー?」
「当たり前のこと聞かないでよ!お姉さま……お姉さまはお優しいから、そこをアイツに付け込まれてるんだもん……そうに決まってる……」
「ふむ、つかぬ事をお聞きしますが。灯花殿は自身の手元にいろは殿を置かなければ、到底納得出来ないと?」
「二回も同じこと言わせないで欲しいんだけどー?」
リンボの方を見ないまま、苛立ちを隠さず言う灯花へ拍手の一つでも送りたい気分だ。
灯花自身の幸福は最初から切り捨て、魔法少女…いろはの救済が最優先だった筈だろうに。
いつの間にか、自分以外の者の手にいろはを委ねる事へ拒絶感を露わにしている。
暗示の影響は出会った当初以上に肥大化し、己の思考に疑問を挟む余裕すらない。
あえて指摘しなければ、永遠に気付けないのではあるまいか。
灯花自身の幸福は最初から切り捨て、魔法少女…いろはの救済が最優先だった筈だろうに。
いつの間にか、自分以外の者の手にいろはを委ねる事へ拒絶感を露わにしている。
暗示の影響は出会った当初以上に肥大化し、己の思考に疑問を挟む余裕すらない。
あえて指摘しなければ、永遠に気付けないのではあるまいか。
「取り戻さなきゃ……アイツからお姉さまを……」
いろはをロクに理解していない、いろはの傍にいる資格も無い。
忌々しい異形の剣士への嫉妬心を燃え上がらせ、苛立たし気に日傘を握り締める。
本来の目的とはかけ離れつつあるのを、不自然に思えない中、
忌々しい異形の剣士への嫉妬心を燃え上がらせ、苛立たし気に日傘を握り締める。
本来の目的とはかけ離れつつあるのを、不自然に思えない中、
「ならば拙僧が、灯花殿の為に一肌脱ぐと致しましょう」
『ZERO-ONE…』
地の底から響く声が聞こえた途端、異物を捻じ込まれた。
「~~~~~~~~っ!!!??!!あ、が、ぐ……!?」
何をされたと考えようにも、肉体が作り変えられる激痛に思考もままならない。
ただハッキリ分かるのは、この期に及んでリンボが裏切った。
信用などしていなかったが、よもや今になって暴挙に出るとは。
こうなっては自分も容赦しない、痛みを堪えながら魔力を収束し、
ただハッキリ分かるのは、この期に及んでリンボが裏切った。
信用などしていなかったが、よもや今になって暴挙に出るとは。
こうなっては自分も容赦しない、痛みを堪えながら魔力を収束し、
(だめ……傷付けるのはだめだよ……だって……!…………なんで?)
リンボに手を出すのは決して許されない。
己に言い聞かせ反撃を中断するも、我が事ながら愕然とする。
攻撃を禁ずる理由が分からない、けど危害を加えるのは駄目だ。
矛盾の原因が、知らぬ内にかけられた暗示と気付かず。
灯花は偽りの歴史に侵食され、異形へ姿を変える。
己に言い聞かせ反撃を中断するも、我が事ながら愕然とする。
攻撃を禁ずる理由が分からない、けど危害を加えるのは駄目だ。
矛盾の原因が、知らぬ内にかけられた暗示と気付かず。
灯花は偽りの歴史に侵食され、異形へ姿を変える。
否、リンボがその程度のつまらないやり方で満足するのは有り得ない。
「さてさて、共に新たな誕生を祝おうではありませぬか」
取り出すは、桜田ネネの三つ目の支給品。
よくまあ齢一桁の女児へこのような呪具を渡したものだと、主催者の性根の悪さへ愉快気に笑う。
灯花の腹部へ当てれば自動で巻き付き、最後の鍵を突き刺した。
よくまあ齢一桁の女児へこのような呪具を渡したものだと、主催者の性根の悪さへ愉快気に笑う。
灯花の腹部へ当てれば自動で巻き付き、最後の鍵を突き刺した。
「ねぇ?――“アーク殿”」
『ARK ONE』
『SINGURISE』
己が名を告げる。
降臨の時を知らしめる。
新たな支配者(アーク)の生誕は、間近まで来ていた。
降臨の時を知らしめる。
新たな支配者(アーク)の生誕は、間近まで来ていた。
「あ――あ゛あああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!」
鮮血色のコアが輝き、アークドライバーワンが機能を活性化。
プログライズキーの装填を引き金に、悪意の波動を魔法少女の肉体に流し込む。
先んじて埋め込まれた、偽りの時を刻む時計。
アナザーゼロワンウォッチが、アークワンの変身シークエンスへ反応。
異なる二つの変身ツール同士は、混ざり合って溶けていく。
プログライズキーの装填を引き金に、悪意の波動を魔法少女の肉体に流し込む。
先んじて埋め込まれた、偽りの時を刻む時計。
アナザーゼロワンウォッチが、アークワンの変身シークエンスへ反応。
異なる二つの変身ツール同士は、混ざり合って溶けていく。
本来だったら、アナザーウォッチと仮面ライダーへの変身ツールは相容れない。
片や正しい歴史を歪めた仮面ライダーの成れ果て、片や如何に悪の側だろうと正史に存在した戦士。
正に水と油、反発し合うのは必然だろう。
但し今回に限っては、前提が異なる。
片や正しい歴史を歪めた仮面ライダーの成れ果て、片や如何に悪の側だろうと正史に存在した戦士。
正に水と油、反発し合うのは必然だろう。
但し今回に限っては、前提が異なる。
元より、変身者の悪意に呼応し能力を高めるアークワン。
主催者の細工によって、秘めた悪意が膨大であればある程に最上級の力を齎すアナザーゼロワンウォッチ。
二つの相性は最悪どころか、悪意を糧にする一点でこれ以上なく噛み合った。
加えてアナザーライダーと言えども大元の力は、仮面ライダーゼロワンの歴史。
つまり飛電或人の歴史であり、アークワンもまた或人を変身者に選んだライダー。
或人の歴史にどちらも存在した以上、反発が起こらず結合。
主催者の細工によって、秘めた悪意が膨大であればある程に最上級の力を齎すアナザーゼロワンウォッチ。
二つの相性は最悪どころか、悪意を糧にする一点でこれ以上なく噛み合った。
加えてアナザーライダーと言えども大元の力は、仮面ライダーゼロワンの歴史。
つまり飛電或人の歴史であり、アークワンもまた或人を変身者に選んだライダー。
或人の歴史にどちらも存在した以上、反発が起こらず結合。
トドメとばかりに仕上げを施すのが、言うまでもなくキャスター・リンボ。
呪力を操るリンボからすれば、悪意は自らの手足も同然。
填め込む箇所が分かり切ったパズルを完成させるように、実にアッサリと組み上がった。
後は灯花自身がどうなるか。
呪力を操るリンボからすれば、悪意は自らの手足も同然。
填め込む箇所が分かり切ったパズルを完成させるように、実にアッサリと組み上がった。
後は灯花自身がどうなるか。
尤も、いらぬ危惧だろう。
アークへ適応する為の仕込みはもう済んである。
本人は一切意識しないまま、嫉妬心の爆発を引き起こした六眼の鬼には感謝しかない。
アークへ適応する為の仕込みはもう済んである。
本人は一切意識しないまま、嫉妬心の爆発を引き起こした六眼の鬼には感謝しかない。
「ンンンンン!ではではではァ、お目覚めの時が来ましたぞ!!!」
○○○
『いつまで抵抗してるの?早く受け入れちゃえばいいでしょー?』
『お姉さまを誰にも渡したくない。他のどーでもいい魔法少女なんかより、お姉さまの幸福だけを考えていたい』
『そこに自分の幸せも組み込むってだけのことだよ?なにが不満なのー?』
『それにさー、本当は前々から思ってたんじゃないかにゃー?』
『お姉さまを置いて行って悲しませるういや、全部知っててなーんにも言わなかったねむよりも。自分の方がずっとお姉さまに相応しいって』
『え?そんなの全部うそ?くふふっ、うそつきはあなたの方じゃないの?』
『今だってそう。お姉さまを取られるのが、恐くて恐くてたまらないんでしょ?』
『どーしても嫌だって言うなら、好きにすれば?まーでも……』
『“わたくし”じゃない奴と幸せそうにしてるお姉さまが見れるのも、時間の問題かもねー?』
○
軽く首を解し、ググっと背伸びをする。
不思議な気分だ、早朝の涼しさを浴び気持ちよさを味わうような。
さっきまで痛くて苦しかったのは、気のせいとすら思えて来る。
おまけに思考も澄み渡っており、悩んでいたのが馬鹿らしく感じた。
不思議な気分だ、早朝の涼しさを浴び気持ちよさを味わうような。
さっきまで痛くて苦しかったのは、気のせいとすら思えて来る。
おまけに思考も澄み渡っており、悩んでいたのが馬鹿らしく感じた。
「お目覚めの気分は如何ですかな?」
「んー、悪くはないかにゃー。っていうか、まだ生きてられたんだねー」
「おかげさまでと言いたいのですが、どうやらここまでのようでして」
「んー、悪くはないかにゃー。っていうか、まだ生きてられたんだねー」
「おかげさまでと言いたいのですが、どうやらここまでのようでして」
水へ浸した紙のように、ボロボロと崩れていく。
何だかんだ頑張った方だが、遂に限界が来たのだろう。
別れを惜しむ間柄ではないし、そもそもこの男は端末。
本体は未だに健在、ロクでもない事へ頭を働かせる真っ最中に違いない。
何だかんだ頑張った方だが、遂に限界が来たのだろう。
別れを惜しむ間柄ではないし、そもそもこの男は端末。
本体は未だに健在、ロクでもない事へ頭を働かせる真っ最中に違いない。
「“向こうの”拙僧に会えるのを、最上殿と良子殿共々楽しみにしております」
「あなたがいるってだけで会う気無くしちゃうけどにゃー」
「これは手厳しい。ああそれと、最後にお尋ねしたいのですが。柊ねむ殿に会えたら、灯花殿への合流を促しても?」
「会えたら、ね。もー、ねむってばどこほっつき歩いてるんだか」
「あなたがいるってだけで会う気無くしちゃうけどにゃー」
「これは手厳しい。ああそれと、最後にお尋ねしたいのですが。柊ねむ殿に会えたら、灯花殿への合流を促しても?」
「会えたら、ね。もー、ねむってばどこほっつき歩いてるんだか」
未だに合流出来ていない親友への不満を呟く灯花へ、もう一つ問い掛ける。
「仮定の話ですが。ねむ殿が灯花殿の意にそぐわない……例えばいろは殿の独占を目論んだら、その場合は如何いたしましょう?」
「何言ってるの?」
「何言ってるの?」
心底不思議そうな表情を向ける。
わざわざ聞くまでもないだろうに、一々言わねば分からないのか。
ねむがいろはを独り占めしたがるなんて、そんなの。
わざわざ聞くまでもないだろうに、一々言わねば分からないのか。
ねむがいろはを独り占めしたがるなんて、そんなの。
「殺すに決まってるでしょ?いろはお姉さまは、わたくしだけのお姉さまなんだから」
一欠片の疑問も挟まず、あっけらかんと告げた内容に。
これ以上ない笑みを零し、陰陽師の端末は塵へ還る。
次に出番が来るとすれば6時間後、それまでに殺戮遊戯はどのような展開を迎えているのか。
願わくば、この少女が阿鼻叫喚の地獄を生み出して欲しいものだ。
これ以上ない笑みを零し、陰陽師の端末は塵へ還る。
次に出番が来るとすれば6時間後、それまでに殺戮遊戯はどのような展開を迎えているのか。
願わくば、この少女が阿鼻叫喚の地獄を生み出して欲しいものだ。
(祝いましょう、新たな支配者(アーク)の誕生を)
協力者の消滅に心は乱されず、ややあって踵を返す。
原初の願いは汚され、曲げられ、新生を果たした。
ただ一人への愛で世界を侵す、悪意がここに花開く。
ただ一人への愛で世界を侵す、悪意がここに花開く。
【?????/一日目/昼】
【里見灯花@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)】
[状態]:汚染完了、疲労(中)、リンボ(式神)による暗示の影響(極大)、嫉妬と憎悪(極大)、いろはへの独占欲(極大)
[装備]:アークドライバーワン@仮面ライダーゼロワン、■■■■■■■アーク■■■■プログライズキー@仮面ライダーゼロワン+仮面ライダージオウ×ゼロワン 令和・ザ・ファーストジェネレーション、デュエルディスク+素良のデッキ@遊戯王ARC-V
[道具]:基本支給品一式×3、タイムテレビ(残り使用回数3回)@ドラえもん、ポルターガイスト(2時間使用不可)@遊戯王OCG、オーソライズバスター@仮面ライダーゼロワン、首輪(ネネ、承太郎、或人)
[思考・状況]
基本方針:いろはお姉さまとわたくしの為の救済を始める。
1:使える人材は生かしておく。邪魔する奴は容赦しない。
2:首輪を外す。取り敢えずどこかで調べたい。並行してドッペルに関しても調べる。
3:出来ることならねむと合流。ねむがわたくしからいろはお姉さまを奪う気なら殺す。
4:六眼の侍(黒死牟)は絶対に殺す。
5:陰陽師(リンボ)の本体と合流するかは現状保留。
[備考]
※参戦時期は死亡後。
※首輪が爆発した時、ソウルジェムも同時に破壊されると考えています。
※リンボによる暗示の影響で、リンボに危害を加えることは不可能となっております。
※タイムテレビを使い黎明、朝の時間帯にD-6の病院前で起きた戦闘を見ました。
[状態]:汚染完了、疲労(中)、リンボ(式神)による暗示の影響(極大)、嫉妬と憎悪(極大)、いろはへの独占欲(極大)
[装備]:アークドライバーワン@仮面ライダーゼロワン、■■■■■■■アーク■■■■プログライズキー@仮面ライダーゼロワン+仮面ライダージオウ×ゼロワン 令和・ザ・ファーストジェネレーション、デュエルディスク+素良のデッキ@遊戯王ARC-V
[道具]:基本支給品一式×3、タイムテレビ(残り使用回数3回)@ドラえもん、ポルターガイスト(2時間使用不可)@遊戯王OCG、オーソライズバスター@仮面ライダーゼロワン、首輪(ネネ、承太郎、或人)
[思考・状況]
基本方針:いろはお姉さまとわたくしの為の救済を始める。
1:使える人材は生かしておく。邪魔する奴は容赦しない。
2:首輪を外す。取り敢えずどこかで調べたい。並行してドッペルに関しても調べる。
3:出来ることならねむと合流。ねむがわたくしからいろはお姉さまを奪う気なら殺す。
4:六眼の侍(黒死牟)は絶対に殺す。
5:陰陽師(リンボ)の本体と合流するかは現状保留。
[備考]
※参戦時期は死亡後。
※首輪が爆発した時、ソウルジェムも同時に破壊されると考えています。
※リンボによる暗示の影響で、リンボに危害を加えることは不可能となっております。
※タイムテレビを使い黎明、朝の時間帯にD-6の病院前で起きた戦闘を見ました。
※何処へ飛ばされたかは後続の書き手に任せます。
◆◆◆
「派手にやられたな……」
破壊の限りを尽くされた市街地を見る度に、ため息ばかりが吐き出される。
そこいらの建造物は勿論、東都の研究所も被害は免れなかった。
深い思い入れがあるとは言わないが、設備の整った施設だ。
出来れば拠点に使いたかったのが本音であり、落胆は少なからず存在。
大天空寺がまだ無事なら良いが。
そこいらの建造物は勿論、東都の研究所も被害は免れなかった。
深い思い入れがあるとは言わないが、設備の整った施設だ。
出来れば拠点に使いたかったのが本音であり、落胆は少なからず存在。
大天空寺がまだ無事なら良いが。
(やれるだけの事はやれた分、まだマシか?)
キャルの襲撃が起こるまでに、遊び惚けていたのでは断じて違う。
永夢が遺したゲーマドライバーの修理は、どうにか完了。
首輪についても解析データは、月村アカリのノートPCに保存済。
可能なら解除にも手を付けたかったが、それは大天空寺で行う他ない。
永夢が遺したゲーマドライバーの修理は、どうにか完了。
首輪についても解析データは、月村アカリのノートPCに保存済。
可能なら解除にも手を付けたかったが、それは大天空寺で行う他ない。
機械やデータ以上に、生きた人間の問題が頭を悩ませる。
10人以上が集まったのが今や、自分と桃の二人だけ。
他の者達は何処に飛ばされ、そもそも無事でいるかだって分からない。
万丈の情報を得られたが、肝心の会った場所を聞く前に戦闘が勃発だ。
あの男なら大丈夫と思いたいとはいえ、一海や永夢の例もある。
飛ばされた仲間達共々、早目に合流したかった。
10人以上が集まったのが今や、自分と桃の二人だけ。
他の者達は何処に飛ばされ、そもそも無事でいるかだって分からない。
万丈の情報を得られたが、肝心の会った場所を聞く前に戦闘が勃発だ。
あの男なら大丈夫と思いたいとはいえ、一海や永夢の例もある。
飛ばされた仲間達共々、早目に合流したかった。
とにかく、突っ立っていても事態は動かない。
一先ず移動しようと桃を促し、自分を見つめる顔が憔悴し切ってるのに口を噤む。
一先ず移動しようと桃を促し、自分を見つめる顔が憔悴し切ってるのに口を噤む。
「戦兎さん……私より、他の皆を助けなくて良かったの?」
自分がリンボに捕まるヘマをしていなかったら。
もっと早くに戦意を取り戻し、気を張っていたら。
先の戦闘で、被害を減らせたんじゃないか。
學が命を落とす事態だって、避けられたかもしれない。
或いはやちよを探しに走り回って、助けられた可能性だってある。
もっと早くに戦意を取り戻し、気を張っていたら。
先の戦闘で、被害を減らせたんじゃないか。
學が命を落とす事態だって、避けられたかもしれない。
或いはやちよを探しに走り回って、助けられた可能性だってある。
人質にされ迷惑ばかり掛けて。
ココアに助け出されるまで、お荷物同然。
コネクトしたと言っても、リンボを直接相手取ったいろはの方がずっと戦っていた。
挙句、命の恩人の戦兎へ感謝どころか卑屈になる始末。
余りにも惨めな自分を蔑むように口が回る。
ココアに助け出されるまで、お荷物同然。
コネクトしたと言っても、リンボを直接相手取ったいろはの方がずっと戦っていた。
挙句、命の恩人の戦兎へ感謝どころか卑屈になる始末。
余りにも惨めな自分を蔑むように口が回る。
「私を助けたって、戦兎さんにいいことなんて一つも……」
「別に見返り欲しさで、お前を助けた訳じゃねぇよ」
「別に見返り欲しさで、お前を助けた訳じゃねぇよ」
俯きながら言うのを遮り、ピシャリと言い放つ。
怒らせたかもと気まずさを感じながら、恐る恐る顔を上げる。
険しい表情ではないが、真剣味を帯びた戦兎と目が合う。
怒らせたかもと気まずさを感じながら、恐る恐る顔を上げる。
険しい表情ではないが、真剣味を帯びた戦兎と目が合う。
「見返りが欲しくてヒーローやってる訳じゃない。そいつを求めたら、その瞬間にヒーロー失格だと俺は思ってる」
「じゃあ……どうして、永夢さんみたいな仮面ライダーをやってるの?」
「じゃあ……どうして、永夢さんみたいな仮面ライダーをやってるの?」
自分に後を託し逝った、若きドクターの顔が焼き付いて離れない。
だからなのだろうか、気付けば縋り付くように問いを投げていた。
だからなのだろうか、気付けば縋り付くように問いを投げていた。
「くしゃっ、ってなるんだよ。俺の顔」
「え……?」
「誰かを助けたり守ったりして、その人が笑顔になれると。俺はこの人達の幸せを守れたんだなって思えて、それで笑顔になれるんだ」
「え……?」
「誰かを助けたり守ったりして、その人が笑顔になれると。俺はこの人達の幸せを守れたんだなって思えて、それで笑顔になれるんだ」
スカイウォールの惨劇で国は三つに分かれ、人々は嘗ての生活を失った。
そんな中でファウストの暗躍や、戦争の勃発で多くの涙が零れたのを覚えている。
だからこそ、そんな世界でも自分の力がラブアンドピースの為に求められたから。
助けた人々が笑顔を取り戻すのを見て、仮面ライダービルドを選んだ事は間違いじゃないと実感が持てた。
そんな中でファウストの暗躍や、戦争の勃発で多くの涙が零れたのを覚えている。
だからこそ、そんな世界でも自分の力がラブアンドピースの為に求められたから。
助けた人々が笑顔を取り戻すのを見て、仮面ライダービルドを選んだ事は間違いじゃないと実感が持てた。
「なあ千代田。俺はエグゼイドの事を全部詳しく知ってる訳じゃない。けど、お前にドライバーを託したのは仮面ライダーになって欲しいって以上に。お前に生きて、いつか笑顔を取り戻して欲しかったんじゃないか?」
「永夢さん、が……」
「永夢さん、が……」
否定は、出来ない。
まどかの死と照の離反、そして怪人とはいえ片桐を手に掛けた彼が。
どれだけ傷付いたかなんて、冷静に考えれば分からない筈がない。
他人の為に傷付き、悲しめる永夢が戦兎の言うように想っていたのなら。
まどかの死と照の離反、そして怪人とはいえ片桐を手に掛けた彼が。
どれだけ傷付いたかなんて、冷静に考えれば分からない筈がない。
他人の為に傷付き、悲しめる永夢が戦兎の言うように想っていたのなら。
「私、は……」
「エグゼイドに必ず変身しろ、なんて言う気はない。変身して戦って、お前から本当の笑顔を全部奪っちまうなら……お前を仮面ライダーにはしたくない」
「……っ」
「エグゼイドに必ず変身しろ、なんて言う気はない。変身して戦って、お前から本当の笑顔を全部奪っちまうなら……お前を仮面ライダーにはしたくない」
「……っ」
自らの意志でないとはいえ、旧世界で人を殺めた戦兎だからこそ。
安易な選択で桃の心を壊させたくない。
言葉に秘められた重みと、本気で自分を案じてくれると分かり。
桃は何を言うべきかを見付けられず、
安易な選択で桃の心を壊させたくない。
言葉に秘められた重みと、本気で自分を案じてくれると分かり。
桃は何を言うべきかを見付けられず、
「カッコイイねぇ、流石は本場アジアのヒーロー様ってな」
知らない男の声が聞こえて。
正面にいる戦兎の表情が変わり。
自分の反応を待たずに突き飛ばされ、尻餅に鈍い痛みを感じ。
正面にいる戦兎の表情が変わり。
自分の反応を待たずに突き飛ばされ、尻餅に鈍い痛みを感じ。
顔に赤くて熱いモノが掛かった。
「戦兎さん……?」
名前を呼ばれた彼は、返答代わりに赤い塊を吐き出した。
戦兎の目の前にはいつの間にか、見覚えのない男の姿。
突き出した右手に握られる、自分が闇堕ちした時に振るう刀より強そうな剣。
黒い刀身が腹部を貫き、戦兎の衣服を真っ赤に染めていた。
戦兎の目の前にはいつの間にか、見覚えのない男の姿。
突き出した右手に握られる、自分が闇堕ちした時に振るう刀より強そうな剣。
黒い刀身が腹部を貫き、戦兎の衣服を真っ赤に染めていた。
「ぐ……お前……!」
血を吐き出しながらも、抵抗の意志は失っていない。
至近距離でドリルクラッシャーを撃つが、相手は紙一重で後退。
外見から異人と思われる男の正体を探る頭も回らず、意識が朦朧とし始める。
至近距離でドリルクラッシャーを撃つが、相手は紙一重で後退。
外見から異人と思われる男の正体を探る頭も回らず、意識が朦朧とし始める。
ベクター達に戦闘を仕掛け、紆余曲折を経てエリア外へお空の旅。
マスクドライダーシステムの恩恵もあってか、致命的なダメージはなく着地成功。
そんなPhoが移動した先で見付けたのが、偶然にも自分達同様。
災害もかくやの暴風に巻き込まれた二人、戦兎と桃。
何やらお涙頂戴の、微塵も面白くない話を適当に聞き流し。
キリトの剣が支給されながら、未だ一人しか血を味合わせてやれてない現状への不満も影響。
結果、殺害へ出るのに躊躇はなかった。
マスクドライダーシステムの恩恵もあってか、致命的なダメージはなく着地成功。
そんなPhoが移動した先で見付けたのが、偶然にも自分達同様。
災害もかくやの暴風に巻き込まれた二人、戦兎と桃。
何やらお涙頂戴の、微塵も面白くない話を適当に聞き流し。
キリトの剣が支給されながら、未だ一人しか血を味合わせてやれてない現状への不満も影響。
結果、殺害へ出るのに躊躇はなかった。
「女を口説くのも結構だがよ、背後に気を付けないからこうなるっていい勉強になったろ?」
ビルドや魔法少女として培った戦闘経験があれば、気配察知も難しくない。
にもかかわらず、戦兎達がここまで接近を許した理由。
直前の戦闘による消耗もあるが、何よりも二人にはない強みをPhoは持つ。
それこそが今回奇襲を成功させた、殺しの技術の高さ。
PK集団ラフィンコフィンを率いるよりも前、現実世界においてもPhoは犯罪組織で暗殺の仕事をこなして来た。
極限まで気配を殺し背後から接近、隙の生まれる瞬間を見極めるなど。
Phoからすれば、朝食のベーコンエッグを口に運ぶくらいごく当たり前の動作だった。
にもかかわらず、戦兎達がここまで接近を許した理由。
直前の戦闘による消耗もあるが、何よりも二人にはない強みをPhoは持つ。
それこそが今回奇襲を成功させた、殺しの技術の高さ。
PK集団ラフィンコフィンを率いるよりも前、現実世界においてもPhoは犯罪組織で暗殺の仕事をこなして来た。
極限まで気配を殺し背後から接近、隙の生まれる瞬間を見極めるなど。
Phoからすれば、朝食のベーコンエッグを口に運ぶくらいごく当たり前の動作だった。
ヒーローの目の前で守るべき女を殺す、といった展開からは外れたのが少々残念。
とはいえ、キリトの愛剣に血を啜らせたのは満足だ。
とはいえ、キリトの愛剣に血を啜らせたのは満足だ。
「せ、戦兎さ……」
「に、げろ……!千代田……!」
「に、げろ……!千代田……!」
『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!』
重症のまま戦いに挑むのが、自殺行為と分からない筈がない。
しかし自分が倒れれば、次に狙われるのは確実に桃。
恐怖心を拭い切れない彼女が、土壇場で戦意を取り戻せる保障はなく。
己が戦うしかないと決断を下すのに、時間は掛からない。
しかし自分が倒れれば、次に狙われるのは確実に桃。
恐怖心を拭い切れない彼女が、土壇場で戦意を取り戻せる保障はなく。
己が戦うしかないと決断を下すのに、時間は掛からない。
立っているだけでも体力が奪われるも、ビルドの機能で無理やり動かす。
フルボトルの成分を活性化させ、脚部のスプリングが伸縮。
勢いを味方に付け、Phoを一撃ダウンないし腕の一本くらいは持って行こうとし、
フルボトルの成分を活性化させ、脚部のスプリングが伸縮。
勢いを味方に付け、Phoを一撃ダウンないし腕の一本くらいは持って行こうとし、
「悪い、そういや言ってなかったな」
『CHANGE BEETLE』
見た。
黄金の装甲を纏った男が、右手を構えるのを。
声色から笑みを浮かべてると分かり。
仮面の下で、自分をどんな目で見てるかまで。
腹立たしい程に、察してしまった。
黄金の装甲を纏った男が、右手を構えるのを。
声色から笑みを浮かべてると分かり。
仮面の下で、自分をどんな目で見てるかまで。
腹立たしい程に、察してしまった。
「俺も似たような玩具、持ってるんだわ」
『RIDER BEAT』
失態を悟るも、最早手遅れ。
片や満身創痍、片や消耗はあれど致命傷には程遠い。
ビルドの一撃をアッサリと躱し、仮面ライダーコーカサスの拳が炸裂。
胴体を叩き、殴り飛ばされた挙句に変身解除。
立つことすらままならないダメージで、己の終わりを突き付けられた。
片や満身創痍、片や消耗はあれど致命傷には程遠い。
ビルドの一撃をアッサリと躱し、仮面ライダーコーカサスの拳が炸裂。
胴体を叩き、殴り飛ばされた挙句に変身解除。
立つことすらままならないダメージで、己の終わりを突き付けられた。
残した仲間達、新世界で帰りを待つ者達、監視の目を離れた宿敵、先に逝った人々。
数々の未練に苛まれるも、戦兎が最後まで思ったのは傍らの命。
せめて彼女だけは生きてくれと、若きドクターと同じ願いを抱く。
数々の未練に苛まれるも、戦兎が最後まで思ったのは傍らの命。
せめて彼女だけは生きてくれと、若きドクターと同じ願いを抱く。
戦兎の声なき声に応えてか、或いは裏切る為にか。
動く気配を察知し、彼女だと分かり口を動かす。
動く気配を察知し、彼女だと分かり口を動かす。
「にげ、ろ……ち、よ……だ…………」
生きてくれと、残る力を振り絞って伝え終えると。
指一本動かせず、音も無く力尽きる。
指一本動かせず、音も無く力尽きる。
最後の瞬間、霞む視界の中に少女の顔が映り込んだ。
現世を去る前に見たそれへ、戦兎がどう思ったかは知る由もない。
だがきっと、後悔を抱かせたのは間違いないだろう。
現世を去る前に見たそれへ、戦兎がどう思ったかは知る由もない。
だがきっと、後悔を抱かせたのは間違いないだろう。
戦兎の瞳が映し出した桃の顔に、恐怖を植え付けられた怯えはない。
悪鬼も裸足で逃げ出す、憎悪へ染まり切っていた。
悪鬼も裸足で逃げ出す、憎悪へ染まり切っていた。
○
どうして。
その四文字がずっと、頭の中で繰り返される。
答えなんて返って来ない、誰も返してなんかくれない。
誰に指摘されるまでもなく、分かっていても問わずにはいられなかった。
その四文字がずっと、頭の中で繰り返される。
答えなんて返って来ない、誰も返してなんかくれない。
誰に指摘されるまでもなく、分かっていても問わずにはいられなかった。
(どうして、戦兎さんが殺されなきゃいけないの)
戦兎は殺さなければならないような、罪を犯した悪党なのか。
違う、そんな馬鹿な話があるか。
自分を必死に助けてくれて、戦いの強要ではなく案じる言葉を投げかけて。
命が尽きる瞬間に至って尚も、自分を逃がそうとしていた。
仮面ライダーの在り方を全部理解してはいないけど、戦兎は間違いなくヒーローだった。
違う、そんな馬鹿な話があるか。
自分を必死に助けてくれて、戦いの強要ではなく案じる言葉を投げかけて。
命が尽きる瞬間に至って尚も、自分を逃がそうとしていた。
仮面ライダーの在り方を全部理解してはいないけど、戦兎は間違いなくヒーローだった。
ならどうして死んだ。
どうして殺された。
どうして殺された。
(どうして、戦兎さんを殺して笑ってるの)
人が死んで楽しいわけがあるものか。
片桐が死んだ時とて、喜びなどより後味の悪さが占めたというのに。
なのに戦兎を殺した男は、楽しそうに笑っている。
高スコアでゲームをクリアしたみたいな、命を命とも思わない笑みだった。
片桐が死んだ時とて、喜びなどより後味の悪さが占めたというのに。
なのに戦兎を殺した男は、楽しそうに笑っている。
高スコアでゲームをクリアしたみたいな、命を命とも思わない笑みだった。
清子、小倉、まどか、永夢、照、小鳩、學、やちよ、戦兎。
誰もが死んで良い人じゃない、殺されて良い人なんていなかった。
彼らが死んだのに、何故殺した連中はのうのうと生きてるんだろう。
シャミ子や良子が望まぬ殺しに手を汚し、苦しんでる筈なのに。
何で好き好んで殺す連中ばかりが、笑っていられるんだろう。
誰もが死んで良い人じゃない、殺されて良い人なんていなかった。
彼らが死んだのに、何故殺した連中はのうのうと生きてるんだろう。
シャミ子や良子が望まぬ殺しに手を汚し、苦しんでる筈なのに。
何で好き好んで殺す連中ばかりが、笑っていられるんだろう。
空気を入れ過ぎた風船が爆発するように。
許容量を超えれば器は壊れる。
恐怖心を限界以上に注がれれば、心だって崩壊の瞬間が訪れた筈。
許容量を超えれば器は壊れる。
恐怖心を限界以上に注がれれば、心だって崩壊の瞬間が訪れた筈。
不運な事に、桃はそうならなかった。
魔法少女の経験を積んだ為、一般人よりかはまだ耐えられたこと。
シャミ子達の存在が、狂う最後の一線だけは越えさせなかったこと。
上記の理由で精神が砕けず、しかし負担は次から次へと圧し掛かる。
そして今、戦兎の死を受け桃の精神は崩壊ではなく反転。
度を超えた恐怖と絶望を味わい、果てに彼女の心は限界を振り切った。
魔法少女の経験を積んだ為、一般人よりかはまだ耐えられたこと。
シャミ子達の存在が、狂う最後の一線だけは越えさせなかったこと。
上記の理由で精神が砕けず、しかし負担は次から次へと圧し掛かる。
そして今、戦兎の死を受け桃の精神は崩壊ではなく反転。
度を超えた恐怖と絶望を味わい、果てに彼女の心は限界を振り切った。
死んで欲しくない人達を殺す、ゲームの賛同者達への。
大好きなまちカドを壊す存在全てへの。
際限なく膨れ上がる憎悪が魂を蝕み、新たな原動力へ変える。
大好きなまちカドを壊す存在全てへの。
際限なく膨れ上がる憎悪が魂を蝕み、新たな原動力へ変える。
ガチャリと音を立て、戦兎のデイパックから目当ての物を取り出す。
永夢が言った通りだ、壊れる前の状態へ完璧に戻っている。
生きていればきっと多くの善良な人達を、助けていたのだろう。
永夢が言った通りだ、壊れる前の状態へ完璧に戻っている。
生きていればきっと多くの善良な人達を、助けていたのだろう。
「永夢さん……戦兎さん……ごめんなさい」
自分を守って逝った男達が、決して望まない事を今から行う。
彼らが遺してくれた想いを全部、否定するのだから。
分かっているけど止められないし、止める気もない。
これ以上、1秒たりとも。
人を殺して喜ぶ連中が、この世に存在するのが許せなかった。
彼らが遺してくれた想いを全部、否定するのだから。
分かっているけど止められないし、止める気もない。
これ以上、1秒たりとも。
人を殺して喜ぶ連中が、この世に存在するのが許せなかった。
ゲーマドライバーを装着し、ゲームガシャットを右手に構える。
まどかがくれた希望すら、最低の使い方で汚してしまう。
つくづく、自分の救いの無さへ苦笑いする気も起きない。
まどかがくれた希望すら、最低の使い方で汚してしまう。
つくづく、自分の救いの無さへ苦笑いする気も起きない。
自分も、シャミ子達も、傷付き死んだ善良な人達は。
弄ばれ、支配者気取りで見下ろす連中のふざけた愉悦を満たす。
玩具扱いされるのが、決められた運命と言うのなら。
弄ばれ、支配者気取りで見下ろす連中のふざけた愉悦を満たす。
玩具扱いされるのが、決められた運命と言うのなら。
「そんな運命――私が壊す」
『マキシマムマイティX!』
「マックス大変身……!!」
『マキシマムガシャット!ガッチャーン!レベルMAX!』
スタート画面を背に、ゲームエリアが展開。
怨嗟を籠めた桃の声とは正反対の、ハイテンションなBGMが流れ出す。
怨嗟を籠めた桃の声とは正反対の、ハイテンションなBGMが流れ出す。
『最大級のパワフルボディ!ダリラガーン!ダゴズバーン!』
『マキシマムパワーX!』
ド派手なピンクのスーツに、コントローラーを模した胸部装甲。
逆立った髪という、レベル2と同じ姿に変身するもまだ終わりじゃない。
頭上から真っ逆さまに落ちて来た、巨大な顔面へ入り込む。
四肢を展開し、頭部を出せば今度こそ変身が完了。
筋骨隆々の巨大アーマー、その胴体部分の顔が光を発する。
逆立った髪という、レベル2と同じ姿に変身するもまだ終わりじゃない。
頭上から真っ逆さまに落ちて来た、巨大な顔面へ入り込む。
四肢を展開し、頭部を出せば今度こそ変身が完了。
筋骨隆々の巨大アーマー、その胴体部分の顔が光を発する。
仮面ライダーエグゼイド・マキシマムゲーマーレベル99。
レベルXにして不死身の仮面ライダー、ゲンム攻略の為に作り出されたガシャットが力を解放した形態。
殺し合いでは鹿目まどかの遺品を使って、レベル50のライダー達をも超越する戦士がここに降臨。
レベルXにして不死身の仮面ライダー、ゲンム攻略の為に作り出されたガシャットが力を解放した形態。
殺し合いでは鹿目まどかの遺品を使って、レベル50のライダー達をも超越する戦士がここに降臨。
「テメ、そりゃあの神様気取りのっ!?」
ゲンムのゴッドマキシマムマイティと似た姿へ、目を剥くPhoにはお構い無しだ。
巨大なパワーアーマー故の鈍重さはなく、見た目と不釣り合いの速度を発揮。
一呼吸すら終えない内に懐へ潜り込み、拳を叩き込む。
巨大なパワーアーマー故の鈍重さはなく、見た目と不釣り合いの速度を発揮。
一呼吸すら終えない内に懐へ潜り込み、拳を叩き込む。
「ぐぉっ…っ!?」
予想外の速さに驚きながらも、咄嗟に得物を翳し防いだのは流石の反射神経か。
しかし刀身越しに伝わる力は予想以上。
一撃で防御を崩された挙句、休む暇もなく殴打の嵐が殺到。
再度ガードの構えを取るも威力と手数、加えて速さの全てが桁外れ。
防ぎ切れなくなった瞬間に、アッパーカットが打ち上げる。
しかし刀身越しに伝わる力は予想以上。
一撃で防御を崩された挙句、休む暇もなく殴打の嵐が殺到。
再度ガードの構えを取るも威力と手数、加えて速さの全てが桁外れ。
防ぎ切れなくなった瞬間に、アッパーカットが打ち上げる。
「んなっ!?」
無防備な宙へ逃げられたと思うのも束の間、アーマーの右腕部分が伸びて脚を掴まれた。
伸縮化のエナジーアイテムを使わずとも、自由自在に伸ばせる。
マキシマムゲーマーの強みを活かし引き寄せ、地面へ叩き付けた。
装甲越しだというのに、敵のパワーが高過ぎる余り目から火花が散る痛みだ。
立ち上がるのを待たずに踏みつけ、圧殺せんとするもPhoが一手早い。
伸縮化のエナジーアイテムを使わずとも、自由自在に伸ばせる。
マキシマムゲーマーの強みを活かし引き寄せ、地面へ叩き付けた。
装甲越しだというのに、敵のパワーが高過ぎる余り目から火花が散る痛みだ。
立ち上がるのを待たずに踏みつけ、圧殺せんとするもPhoが一手早い。
「チッ!ふざけてんのは見た目以外もかよ……!」
『CLOCK UP』
タキオン粒子が活性化され、加速の世界へ逃げ込む。
如何に走力に優れていようと、単純に速いだけではクロックアップを打ち破れない。
踏み砕いた足元に敵の死体はなく、一瞬で逃走を許してしまった。
如何に走力に優れていようと、単純に速いだけではクロックアップを打ち破れない。
踏み砕いた足元に敵の死体はなく、一瞬で逃走を許してしまった。
「待――」
怒りへ突き動かされ追跡に出ようとし、転がる骸が視界へ飛び込む。
このまま追い掛けるとはつまり、彼を野晒しにすること。
いっそ心を完全に殺せれば、その選択も取れたのだろうが無理だ。
憎悪を滾らせる今尚、彼らに助けられた事実は消し去りたくないのだから。
このまま追い掛けるとはつまり、彼を野晒しにすること。
いっそ心を完全に殺せれば、その選択も取れたのだろうが無理だ。
憎悪を滾らせる今尚、彼らに助けられた事実は消し去りたくないのだから。
「ったく、次から次へととんでもねえなァおい!」
一方で逃走を選んだPhoは愚痴と裏腹に、楽しくて仕方ないとばかりの笑みを浮かべる。
当初の目的通り、キリトの剣で殺しをやれただけじゃない。
珍妙な見た目のライダーになったガキ、アレは間違いなく殺す気で自分を襲った。
ヒーローが守る所か先にくたばったせいで、立派なレッドプレイヤーへ開花したのだ。
これで笑うなという方が難しい。
殺人(バージン)卒業の相手が自分と言うのは、お断りだが。
当初の目的通り、キリトの剣で殺しをやれただけじゃない。
珍妙な見た目のライダーになったガキ、アレは間違いなく殺す気で自分を襲った。
ヒーローが守る所か先にくたばったせいで、立派なレッドプレイヤーへ開花したのだ。
これで笑うなという方が難しい。
殺人(バージン)卒業の相手が自分と言うのは、お断りだが。
巨獣と邪神が暴れ回った跡地にて、男は最悪の結末を引き起こした。
自身の協力者が弄ぶまぞくと同じように。
多魔市の少女をまた一人、地獄へ突き落としたとは気付かないで。
自身の協力者が弄ぶまぞくと同じように。
多魔市の少女をまた一人、地獄へ突き落としたとは気付かないで。
【E-4/一日目/昼】
【PoH@ソードアート・オンライン】
[状態]:ダメージ(中)、仮面ライダーコーカサスに変身中
[装備]:エリュシデータ@ソードアート・オンライン、カブティックゼクター(コーカサス)+ライダーブレス@仮面ライダーカブト、シフトチェンジ@遊戯王OCG
[道具]:基本支給品
[思考・状況]基本:この決闘を楽しむ。
1:陰陽師一味に手を組むはずがどうしてこうなった?
2:あのアジア人(桃)は今後に期待。
3:この剣でキリトだけなくその相棒或いは同行者も殺す。
4:アジア人は優先的に殺すか扇動していく。
5:手を組めた場合はメスガキ(良子)の姉(シャミ子)をレッドプレイヤー側にさせるのも悪くない考えだ。
6:主催も皆殺しにするのも視野に入れる。
7:猿共と手を組むのは癪だが、こいつら(リンボ)は化け物連中で悪くねえな。
[状態]:ダメージ(中)、仮面ライダーコーカサスに変身中
[装備]:エリュシデータ@ソードアート・オンライン、カブティックゼクター(コーカサス)+ライダーブレス@仮面ライダーカブト、シフトチェンジ@遊戯王OCG
[道具]:基本支給品
[思考・状況]基本:この決闘を楽しむ。
1:陰陽師一味に手を組むはずがどうしてこうなった?
2:あのアジア人(桃)は今後に期待。
3:この剣でキリトだけなくその相棒或いは同行者も殺す。
4:アジア人は優先的に殺すか扇動していく。
5:手を組めた場合はメスガキ(良子)の姉(シャミ子)をレッドプレイヤー側にさせるのも悪くない考えだ。
6:主催も皆殺しにするのも視野に入れる。
7:猿共と手を組むのは癪だが、こいつら(リンボ)は化け物連中で悪くねえな。
[備考]
※参戦時期はラフィン・コフィン討伐戦より後です。
※コーカサスの資格者に選ばれました。
※アニメ版で披露した扇動の心意は問題なく作用します。
※参戦時期はラフィン・コフィン討伐戦より後です。
※コーカサスの資格者に選ばれました。
※アニメ版で披露した扇動の心意は問題なく作用します。
◆◆◆
研究所内の被害を免れた部屋へ戦兎を安置し、シーツを被せる。
本当は埋葬した方が良いのだろうけど、余りのんびりもしていられない。
それに正直、殺し合いの会場なんかに彼を埋めたくなかった。
本当は埋葬した方が良いのだろうけど、余りのんびりもしていられない。
それに正直、殺し合いの会場なんかに彼を埋めたくなかった。
「……持って行きます」
返事がないとは承知の上で、断りを入れ戦兎の支給品を回収。
ビルドの変身ツールは彼の仲間に、首輪の解析データは信用出来る者に託す。
とはいえ、そういった参加者達と行動を共にする気はない。
自分がこれからやる事に巻き込みたくないし、反対されるのも目に見えてる。
ビルドの変身ツールは彼の仲間に、首輪の解析データは信用出来る者に託す。
とはいえ、そういった参加者達と行動を共にする気はない。
自分がこれからやる事に巻き込みたくないし、反対されるのも目に見えてる。
でも、もう決めた事だ。
何より魂を激しく燃やすこの憎しみを、自分でも抑えられない。
戦兎を殺した男を始め、殺し合いに乗った者は一人残らず殺す。
それ以外にも、シャミ子達の危険へ繋がる参加者だって同様。
自分一人が血を浴び続けるのが、シャミ子達を少しでも危険から遠ざけられるなら。
もう二度と、シャミ子達が悪意に晒されずに済むのなら。
何より魂を激しく燃やすこの憎しみを、自分でも抑えられない。
戦兎を殺した男を始め、殺し合いに乗った者は一人残らず殺す。
それ以外にも、シャミ子達の危険へ繋がる参加者だって同様。
自分一人が血を浴び続けるのが、シャミ子達を少しでも危険から遠ざけられるなら。
もう二度と、シャミ子達が悪意に晒されずに済むのなら。
「私は、これでいい」
後悔はない。
内へ何度も言い聞かせるが、刺すような痛みが走っては消えていく。
本当に良いのかという、誰かの声に頷き返す。
自分はこれで良い、これで良い筈だ。
内へ何度も言い聞かせるが、刺すような痛みが走っては消えていく。
本当に良いのかという、誰かの声に頷き返す。
自分はこれで良い、これで良い筈だ。
だけど、
「ごめんなさい……」
蚊の鳴く声で呟く彼女の顔は。
涙など一滴も流れていないのに、泣きじゃくる幼い子供のようだった。
涙など一滴も流れていないのに、泣きじゃくる幼い子供のようだった。
【E-4 東都先端物質学研究所/一日目/昼】
【千代田桃@まちカドまぞく】
[状態]:精神疲労(絶大)、まどかを守れなかった・永夢を見殺しにした悔しさ、括弧内全てを憎悪(絶大)へ変換(ポセイドンやデェムシュへの強いトラウマ、戦うことへの恐怖、恐怖感、焦燥感、無力感)
[装備]:ゲーマドライバー+マキシマムマイティXガシャット@仮面ライダーエグゼイド、ハートフルピーチモーフィングステッキ@まちカドまぞく
[道具]:基本支給品x3、マイティアクションXガシャット@仮面ライダーエグゼイド、ガシャコンブレイカー@仮面ライダーエグゼイド、ビルドドライバー+フルボトル(ラビット、タンク)+ラビットタンクスパークリング@仮面ライダービルド、ドリルクラッシャー@仮面ライダービルド、パンドラパネル(東都)@仮面ライダービルド、ランダム支給品×0~1(フルボトルは無い)、月村アカリのノートPC@仮面ライダーゴースト、リボルギャリー@仮面ライダーW
[思考・状況]
基本方針:私が守りたい街角の人達を殺させない為に、殺し合いに乗った参加者は全員殺す。
0:…………ごめんなさい
[備考]
※参戦時期は2度目の闇堕ち(アニメ2期8話、原作45丁目)以降です
※ゲーマドライバーは戦兎によって修理されました。再変身可能です。
※月村アカリのノートPCには戦兎が纏めた首輪の解析データが入っています。
[状態]:精神疲労(絶大)、まどかを守れなかった・永夢を見殺しにした悔しさ、括弧内全てを憎悪(絶大)へ変換(ポセイドンやデェムシュへの強いトラウマ、戦うことへの恐怖、恐怖感、焦燥感、無力感)
[装備]:ゲーマドライバー+マキシマムマイティXガシャット@仮面ライダーエグゼイド、ハートフルピーチモーフィングステッキ@まちカドまぞく
[道具]:基本支給品x3、マイティアクションXガシャット@仮面ライダーエグゼイド、ガシャコンブレイカー@仮面ライダーエグゼイド、ビルドドライバー+フルボトル(ラビット、タンク)+ラビットタンクスパークリング@仮面ライダービルド、ドリルクラッシャー@仮面ライダービルド、パンドラパネル(東都)@仮面ライダービルド、ランダム支給品×0~1(フルボトルは無い)、月村アカリのノートPC@仮面ライダーゴースト、リボルギャリー@仮面ライダーW
[思考・状況]
基本方針:私が守りたい街角の人達を殺させない為に、殺し合いに乗った参加者は全員殺す。
0:…………ごめんなさい
[備考]
※参戦時期は2度目の闇堕ち(アニメ2期8話、原作45丁目)以降です
※ゲーマドライバーは戦兎によって修理されました。再変身可能です。
※月村アカリのノートPCには戦兎が纏めた首輪の解析データが入っています。
◆
光あるところに、漆黒の闇ありき。
古の時代より、人類は闇を恐れた。
しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって、
人類は希望の光を得たのだ。
されど忘れるなかれ。
光を生み出すのが英雄だけとは限らないように、
闇もまた然り。
人類の時代に暗雲を手繰り寄せたのはいつだって。
人間自身なのだから。
【土部學@女装男子のつくりかたシリーズ 死亡】
【七海やちよ@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版) 死亡】
【桐生戦兎@仮面ライダービルド 死亡】
【キャスター・リンボ(式神)@Fate/Grand Order 消滅】
【七海やちよ@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版) 死亡】
【桐生戦兎@仮面ライダービルド 死亡】
【キャスター・リンボ(式神)@Fate/Grand Order 消滅】
[全体備考]
※暗黒斬@牙狼 -GARO-シリーズ、學の死体、學のデイパック(基本支給品、ランダム支給品×0~1)が何処へ飛ばされたかは後続の書き手に任せます。
※縁壱と同じエリアにやちよの死体、強制退出装置(6時間使用不可)@遊戯王OCGが放置されています。
※暗黒斬@牙狼 -GARO-シリーズ、學の死体、學のデイパック(基本支給品、ランダム支給品×0~1)が何処へ飛ばされたかは後続の書き手に任せます。
※縁壱と同じエリアにやちよの死体、強制退出装置(6時間使用不可)@遊戯王OCGが放置されています。
『支給品解説』
【トリート@テイルズオブアライズ】
味方全員のHPを1000回復するアイテム。
ゲームでは防具・雑貨屋で入手可能。
味方全員のHPを1000回復するアイテム。
ゲームでは防具・雑貨屋で入手可能。
【パンドラパネル(東都)@仮面ライダービルド】
エボルトが惑星破壊に用いる兵器、パンドラボックスを構成する内の一枚。
ラビット、タンク、ドラゴンを除いた東都のフルボトルとのセットで支給。
エボルトが惑星破壊に用いる兵器、パンドラボックスを構成する内の一枚。
ラビット、タンク、ドラゴンを除いた東都のフルボトルとのセットで支給。
【悪夢の鉄檻(ゴールドシリーズ)@遊戯王OCG】
通常魔法
このカードは発動後、フィールドに残り続け、
相手ターンで数えて2ターン後の相手エンドフェイズに破壊される。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、モンスターは攻撃できない。
本ロワでは対象を鉄檻に閉じ込め、一定時間内外からの攻撃を完全に防ぐ。
通常魔法
このカードは発動後、フィールドに残り続け、
相手ターンで数えて2ターン後の相手エンドフェイズに破壊される。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、モンスターは攻撃できない。
本ロワでは対象を鉄檻に閉じ込め、一定時間内外からの攻撃を完全に防ぐ。
【強制退出装置@遊戯王OCG】
通常罠
お互いはそれぞれ自分フィールド上のモンスターを1体選び、
そのモンスターを持ち主のデッキに戻す。
本ロワでは使用者と指定したもう一人を、禁止エリア以外のエリアへランダムに転移させる。
一度の使用後、6時間使用不可。
通常罠
お互いはそれぞれ自分フィールド上のモンスターを1体選び、
そのモンスターを持ち主のデッキに戻す。
本ロワでは使用者と指定したもう一人を、禁止エリア以外のエリアへランダムに転移させる。
一度の使用後、6時間使用不可。
【アークドライバーワン@仮面ライダーゼロワン】
仮面ライダーアークワンに変身する為のベルト。
量産されたプログライズキーと違い一級品である。
仮面ライダーアークワンに変身する為のベルト。
量産されたプログライズキーと違い一級品である。
【アークワンプログライズキー@仮面ライダーゼロワン】
上記のアークドライバーワンとセットで支給。
人類の悪意の歴史とヒューマギアのシンギュラリティのビッグデータが収められ、変身者の悪意をドライバーに供給する役割を持つ。
上記のアークドライバーワンとセットで支給。
人類の悪意の歴史とヒューマギアのシンギュラリティのビッグデータが収められ、変身者の悪意をドライバーに供給する役割を持つ。
『施設解説』
【東都先端物質学研究所@仮面ライダービルド】
E-4に設置。
主にパンドラボックスの研究を目的とする政府の施設。
本編序盤で戦兎もここに勤めていた。
E-4に設置。
主にパンドラボックスの研究を目的とする政府の施設。
本編序盤で戦兎もここに勤めていた。
| 111:神が来た | 投下順 | 113:Linkage 聖騎士ジャンヌ |
| 109:呪胎戴天 | 時系列順 | 114:ユキトキ |
| 105:SNAKE PIT | 環いろは | |
| 黒死牟 | ||
| エボルト | ||
| 092:切なさも、胸の痛みも全て秘めた勇気に変え | 閃刀姫-レイ | |
| 門矢士 | ||
| 保登心愛 | ||
| 七海やちよ | GAME OVER | |
| 千代田桃 | ||
| 090:発進!進むべき道とマコトの願い | 桐生戦兎 | GAME OVER |
| 深海マコト | ||
| モニカ | ||
| 土部學 | GAME OVER | |
| 109:呪胎戴天 | 里見灯花 | |
| キャスター・リンボ(式神) | GAME OVER | |
| 101:コレが血を吐きながら続ける悲しいマラソン | キャル | |
| 継国縁壱 | ||
| 106:無情の抹殺 群雄割拠 | Pho |