atwiki-logo
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このウィキの更新情報RSS
    • このウィキ新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡(不具合、障害など)
ページ検索 メニュー
決闘バトルロイヤル @ ウィキ
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
決闘バトルロイヤル @ ウィキ
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
決闘バトルロイヤル @ ウィキ
ページ検索 メニュー
  • 新規作成
  • 編集する
  • 登録/ログイン
  • 管理メニュー
管理メニュー
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • このウィキの全ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ一覧(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このwikiの更新情報RSS
    • このwikiの新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡する(不具合、障害など)
  • atwiki
  • 決闘バトルロイヤル @ ウィキ
  • ⅩⅩⅠ THE WORLD

決闘バトルロイヤル @ ウィキ

ⅩⅩⅠ THE WORLD

最終更新:2024年10月11日 00:00

duelrowa2

- view
メンバー限定 登録/ログイン
 多少心に余裕が持てたことで会話をしつつ、砂漠と荒野のエリアを歩くミカンとクレヨン。
 『TOWER』と呼ばれる仮想世界に招かれた、AIを搭載されたアンドロイド『HANOI』.
 クレヨンのいた世界はそれが普通であり、すぐに別の世界の住人だと言うことは気づいた。
 随分とSFチックな世界観だと感じたが、それを言ったら魔法少女も似たようなもの。
 さして気にすることはなく、元々クレヨンが人に対してフランクに接するのもあり、
 打ち解けること自体については余り時間はかからなかった。

『せんとう ほせい あるみたい』

「戦闘補正?」

 HANOIはアンドロイドと時代が進んだ存在なものの言ってしまうとそれだけ。
 普通に戦うとしても殴る、蹴ると言った人間とそう変わらない攻撃手段だけになる。
 ただTOWERの仮想世界に於いては人間を殺してストレス発散させるため、
 普段以上に動いたり戦えたりできる戦闘補正を与えられ様々な攻撃手段が取れる。
 無からナイフを生み出すと言った仮想世界だからこその方法も使うことができた。
 無論MPを消費するので意味なく使うことはできないが。

「ちょっと待ってクレヨン。もしそれなら、
 此処ってTOWERって呼ばれる仮想世界ってことにならない?」

 戦闘補正が残ってると言うことは、
 仮想世界の中で殺し合いが行われてないと話が成立しない。
 勿論主催は次元を超越していることから仮想世界と現実のリンクもできるかもしれないが。
 もしそっちであれば、途方もない存在を相手にしてるのでかなりの難敵となる。

「TOWERにこういう場所とかはなかった?」

『ない』

 TOWERはビルや病院と言った所謂人の手による建物が殆どになる。
 こういった自然のエリアもある場所にいけばあるものの、
 複数のエリアが一つにまとまってる場所は存在していない。

「そうよねぇ……」

 もしTOWERであったりすれば、
 何かしらの事態の進展に繋がるかもしれないと思うも、
 同時に重要そうな情報を持つ人物が参加者になるとも思えない。

(まあ、仮に知っても私だけじゃ扱えないかもしれないけれど。)

 魔法少女としてこの舞台が仮想世界なら、脱出の手段を自力で考えるのは難しい。
 首輪を何とかするだけでなく、仮想世界からの脱出の必要すらあるのでは、
 まぞくであっても魔法少女であろうとも、難儀することは想像できる。
 どうしたものかと思考を巡らせていると、檀黎斗による放送が始まった。

 仮面ライダー、デュエルモンスターズ。
 二人にとってその存在はいずれも縁遠いもので、
 また葛葉が変身したのはオレンジではなく極アームズ。
 なので別の意味で反応するところも余りなく。
 一番反応があったとするならば、これだろうか。

『そして今から一つ運試しのゲームをする。私がこのボタンを押した瞬間―――君たち本戦出場者のうち何人かがランダムでゲームオーバーになるゲームだ』

 黎斗の傍若無人は留まることを知らない。
 生き残った参加者であっても理不尽を強いらせる。
 問題はランダムであること。今のミカンの精神は危うい状態だ。
 自分以外に災厄、となればクレヨンに降りかかる可能性だってあるから。
 その不安の影響で呪いとなる風が吹き荒ぶ。

「ッ、危ない!」

 呪いは元々ささやかな困難とは言うが、どうみてもささやかではないこともある。
 桃はその呪いを受けたことで、砂漠を横断する羽目になったことすらあるのだから。
 魔法少女として困難かは定かではないにしても、どちらにせよ呪いはきつめのものもある。
 今のはそちら側だ。下手をすれば人が吹き飛んでしまいかねないレベルのもの。
 咄嗟にミカンがクレヨンの手を掴んだから浮いただけで大事には至らなかったが、
 掴んでなければ空高く舞い上がっていた可能性は想像するに難くない。
 追加の死者も映像で出たが知らない人物で、傍に見えた人も知り合いの恰好ではなかった。
 無関係な人間と言えど理不尽に殺された。ホッとした、などとは思うつもりはない。

『ミカン だいじょうぶ?』

「え、ええ、大丈夫よ。大分落ち着いたから。」

 嘘でも何でもない本心ではある。
 というより、落ち着かないと呪いが発動してしまう。
 だから落ち着くことが彼女にとって最優先事項だ。

「クレヨンの知り合いはいたのかしら?」

『みた かんさつかん みんな いなかった』

 嬉しいやら寂しいやら、複雑そうな顔文字と共に首を横へ振る。
 殺し合いだからいてほしくないと思う気持ちもある一方で、
 一人だけと言うのはどこか孤独を感じないというわけではない。
 特にこういう不測の事態を監察官、コーラルは何度も対処をしてきた。

『でも いない よかった!』

 監察官がいてくれたら心強くもあるが、
 居ないならそれでよかった。彼も戦闘はこなせるが、
 だからと言って無敵ではない。単純な戦闘技能であれば、
 補正が唯一ない軍事用HANOIの方が高いだろうことも。
 何より今のように、主催者の気分次第で殺されていたかもしれない。
 そういう意味ではいなかったことの方がいいと思うし、
 そのことにミカンも同じ考えなのでその笑顔に納得できる。

『ミカン しりあい いない?』

「ごめんなさい。呪いもあるから確認できないの。」

 名簿は見れない。もし見て、知る名前があったら。
 シャミ子がいたら? 桃がいたら? クラスメイトがいたら?
 どれだけそれらを覚悟したとしても、動揺することは間違いなかった。
 付き合いの長い呪いも、先のようにどのような悲劇を招くか分からない。
 だからできる限り平静を保って、まず呪いを発動しないことを優先とした。
 これはただ後回しにしてるだけではあるが、彼女の招かれた時期が時期だ、
 発動を避けることを優先してしまうことがあっても無理からぬことだろう。

「でも、どっちにしたって私のやることは変わらないわ。」

 皆がいるかいないかは分からないままだが、
 どちらにしても人を探す必要があることは変わらない。
 まずは持ち前の視力を活かして人を探すべく辺りを見渡す。
 狙撃が得意だけあってある程度離れていても視認できる。
 雨も風もなくなったので視界は十分に良好ではあるが、

「ってデカッ!?」

 最早それらがあったところで問題などなかった。
 距離は離れてるとしても、明らかに目立つものがあるから。
 光を放つ巨大なドラゴンが無から出現すれば、夜ではどうあっても目立つ。
 魔法少女の視力どころか、クレヨンにもそれが認識できるほどだ。

『おおきい ドラゴン?』

「……敵かは分からないけど、参加者がいるみたいね。」

 突然として姿を現す。
 先のデモンストレーションの映像にあった光景だ。
 デュエルモンスターズによる、使い魔を呼び出すこの舞台の機能の一つ。
 あれを使えば無から大型の怪物を出すことだってそう難しいことではない。
 ただミカンの使い魔、ミカエルと比べるとこの距離で視認できる程の巨大さとは相当だ。

「行きましょう。戦ってる可能性は十分にあるはずよ。」

『うい!』

 敵か味方か分からない中、二人は走り出す。
 ただ、クレヨンが補正込みでも足並みを揃えられないので、
 ペースを落とした状態になるが。



 ◇ ◇ ◇



 九十九遊馬にとって他の三人は信用できる仲間だ。
 ベクターは癖があるので確実とは言い切れないが、
 彼はそもそも信じ抜くかっとビングが根底にある。
 だから不安要素であったとしても、それでも信じようとするものだ。

 神代凌牙にとって他の三人は変わらない評価になる。
 遊馬はお人好しで殺し合いには向いておらず、カイトは一番当てにできる人材で、
 ベクターは……まあ、此処に来る直前のことでは手伝う気はあったの一先ずで問題ないとした。

 ベクターにとってほかの三人は最早語るまでもない。
 幾度となくバリアンとして三勇士と相対し続けてきた相手で、
 実力も此処における印象も変わらない。ひねくれてはいるものの、
 相手をよく見ていたからこそあの手この手の手段を画策していた。
 最終的に、いずれも全員この殺し合いに抗うだろうと言う考えがある。

(難しい状況だな。)

 しかし。天城カイトだけは例外だった。
 いずれも敵対こそしたが最終的には仲間や受け入れた間柄。
 だが唯一、死んでいるカイトだけが嘗ての関係のままになる。
 ベクターは変わらず狡猾で趣味の悪いバリアンの一人であり、
 凌牙は三勇士ではなく、バリアン七皇リーダーとしての敵対関係。
 彼にとって信用に値する参加者は、遊馬ただ一人だけになっていた。

 そして此処はデュエリスト以外もいるとのこと。
 M・HERO(マスクド・ヒーロー)や昆虫装機(インゼクター)に似た姿に変身したり、
 水精鱗(マーメイル)のような姿をしながら生身で戦うことのできる存在。
 デッキを支給された人物から他の支給品を没収したということから、
 優位な側であるのは伝わったので改めてカードを調べておく。
 自分が使っていたフォトンとギャラクシーが混合されたデッキであることは変わらない。
 エクシーズモンスターの内容が変わっているところぐらいか。

(没収した以上、戦闘以外の役割をこなせるということだ。)

 それだけデッキを、ひいてはデュエルモンスターズによるバランス崩壊を警戒してるようだ。
 試しに白いコート、デュエルモードへとフォトンチェンジしてからデッキをセットしなおし、
 シャッフルが行われてデッキからカードを引く。

「フォトン・サーベルタイガーを通常召喚。」

 カードをデュエルディスクに置けば、
 眼前に姿を現すのは淡い青い光を放つ虎。
 触れてみれば質量はある。その背に身を乗せることもできる。
 フォトン、即ち光である都合夜は目立つことを除けば搭乗は可能だ。

「走れるか?」

 問題は移動できるかどうかの話だ。
 試しにカイトが背中に乗った後に命じると、サーベルタイガーが走り出す。
 体力を消費することなく、スピードも無理には出さないので安全に動ける移動手段となる。
 元々オービタル7を移動手段としていたカイトにとっても虎に乗るのは初めてだが、
 同時にそれを経験しているので、少し慣れさえすればスピードも出せるだろう。
 デュエルだけでなく移動手段としても可能と言うことは判明した。
 これを応用すれば索敵を筆頭に、様々な恩恵にあやかれるものだ。

(こういう時は通常モンスターの方が向いてると思うが……)

 役割についてはテキストにそのカードのフレーバーテキスト、
 つまりできることがある程度明確に示されてる通常モンスターの方が有利だ。
 しかしフォトンもギャラクシーも属するモンスターは殆どが効果モンスターになり、
 モンスター効果の内容を解釈し、そういうのを手探りで探っていくしかない。
 (ちゃっかりサーベルタイガーの召喚成功時の同名カードのサーチ効果を行使しつつ)
 地上の砂地を光子の虎が走るという、端から見れば何処か幻想的な光景だ。

(遊馬は俺と違って殺しに忌避するが、
 どちらかと言えば先にベクターを倒しておくべきか。)

 不殺を貫くだろう遊馬ではあるとしても、やはりベクターが懸念となるだろう。
 狡猾で卑劣。己の目的の為なら斜め上の努力も惜しまない典型的な悪党の部類。
 此処でも何をするか分かったものではない。既に暗躍してる可能性だってある。
 遊馬があの世界での最後の希望だ。元より死んだ身である以上、邪魔する敵の排除は必須。
 遊馬ができないであろう障害となる敵を蹴散らす。それが自分の役割の一つだ。
 元々弟の為とは言え、人の魂をハントする形でナンバーズを奪ってきたろくでなし。
 地獄行きは覚悟してるが、地獄へ行くのであれば敵となる存在も道連れだ。
 バリアンもだが、それら以外となる今回の主催や殺し合いに乗る敵も含む。

(いや、その前にあの二人を探すべきか。)

 名前は一人として分からないが、開幕死亡した数人の参加者。
 いずれも知った間柄の相手ではないし、既に死んだ身ではある。
 しかし、だ。多くの参加者は知り合いかどうかを危惧したことや、
 斬首された死体を見たいとは思わない忌避感から気付いてないが、
 カイトはある理由で紅渡か条河麻耶を探す必要があった。

(誰かは知らないが、手伝ってもらうぞ。)

 そう、首輪のサンプル確保。
 特に紅渡に起きた扱いの経緯を知らない彼は、
 気まぐれで死亡したはずなのに遺体に首輪は残っていることへの疑問。
 遺体の端に紹介された特殊なNPCらしき人物の服が見えたのもあり、
 首輪の爆破の前に殺されたという可能性もあると言えばあるが、何方にせよサンプルは必須。
 それにこの舞台をゲームのように扱う場合、首輪を消費するコンテンツを出す可能性もある。
 今はまだ開示されてないし、そもそれをやると言う展開がないのかもしれない。
 しかしそれがあると思った人物は首輪を手にするだろうし、
 脱出を阻むため処分している人物だっている可能性は十分にある
 先に確保しておけばそうなった際も有利に動くことができる。

「!」

 道を塞ぐように前方に車が飛来し、足を止めさせる。
 当たればトマトのように中身をぶちまけながら潰れていただろう。
 車とは言ったが、単なる自動車と言うよりもそれは装甲車に近しい。
 加えて走るように飛んできたではなく投げ飛ばされた状態だ。
 車の向きは上下反転し、タイヤの方が空を仰いでいる。

(これは、モンスターか?)

 降りてから遠巻きに観察する。
 モンスターなのか支給品なのか。どちらか判断するのが難しい。
 もっと生物的な機械、サイバー・ドラゴンとかならまだいいのだが。
 こうも現代の技術に近いものだと判断するのが難しいが、問題は別である。
 NPCがこんな器用な方法で走行を妨害するとは思えない。
 あの特殊なNPCとなる着物の男かと思ったがそうでもなく。

「会場に散らばる類かと思ったが、その怪物……ええと、
 デュエルモンスターズだったか。君が使役しているのか。」

 車が飛んできた方角から、その車の上へ着地し、
 続けてカイトの前へ降り立つ男───DIOだ。
 様々な敵と邂逅してきたカイトではあるものの、
 初めて感じる気味の悪さから警戒して即座に距離を取る。

「そう警戒しないでほしい。
 このモンスターを投げ飛ばしたのは、
 単なる敵だったからしただけのことだ。
 飛んだ先に君がいたことは悪いと思っている。
 ああ、名乗るのが遅れたか……私はDIOだ。」

 例えるならば、鈴だろうか。
 人によっては鈴とは心を落ち着かせる効果がある。
 このDIOの言葉はそれだ。鈴のような耳障りのいい安心感が、
 しかし視覚的にみるとどうしてもそれを受け入れられないギャップ。
 どちらもあると言う気味の悪さが混在した状態でいるから警戒していた。

 もう少し過去のDIOであれば、
 ミステリアスと思えて流してしまえるだろう。
 花京院やポルナレフを誘っていたときのようなら、
 魅力的な人物に見えても決しておかしくはない。
 ただ、今のDIOはジョセフの血を吸った、所謂ハイなDIOだ。
 更に無惨と言う魅力的な存在の登場に加え、時を止め神を自称する男の登場。
 高揚、憤慨、様々なものが入り混じった果てに今のDIOがある。
 マイナスとなるものを持ちながらもカイトに交戦する気がないのは、
 敵と確信が持てないと言うのはあれども、その荘厳さは失われてないが故に。

「……天城カイトだ。今、どうやってそれを投げ飛ばした?」

「私が人間ではない、と言えば信じるか?」

 試しに装甲車についているガトリングガンを掴む。
 人の腕以上に太いそれを針金のようにぐにゃりと曲げ、
 常人の腕力ではないことが伺える。

「人外には縁がある。それで慣れている。」

 気味は悪いが意思疎通は可能。
 引っかかるところはあるものの、
 それで殴りかかって敵じゃなかったときの弁明は難しい。
 特にあれだけの力を持ちながら問答無用の攻撃はなかった。
 信用できるか曖昧としても情報を得ることはしておきたくある。

「ほう……先程の冷静な反応に状況の飲み込みもできている。
 殺し合いを終わらせる人材としては、優秀であるらしいな。」

「世辞に興味はない。何が言いたい。」

「いや何。この情報を君なら友好的に使えると思ってな。
 名簿上には空条承太郎と言う男がいただろう? 頼ることを勧める。
 私のよく知る人物だ。この場でも立ち向かう者として活動しているだろう。」

「……だったらベクターと神代凌牙。
 この二人には気を付けておけ。後者は分からないが、
 前者は確実に厄介な存在だ。味方にしても敵にしてもだ。」

 信じるべきか悩ましい相手に、
 遊馬の情報を渡すのは好ましくない。
 なので渡せるのはバリアンの連中だけだ。
 特にベクターは御せない。どうなったかは知らないが、
 あれはドン・サウザンドすらも裏切って動くに決まっている。
 誰にも扱うことができない劇薬でしかない。

「ふむ……気をつけておくとしよう。」

「用が済んだなら、俺は行く。」

 顎に手を当て何か考え事をしているようだが、
 今は時間が惜しい。渡の方は映像の端にちらりと見えた特殊なNPCもいる。
 奴の移動経路も把握しておかないと、鉢合わせの可能性もある。
 あれは主催のお抱え。出会ってはいけないタイプの存在だろう。

「最後に一つ聞こう。」

 警戒は緩めることなく、
 サーベルタイガーの上へと乗ろうとしたその時。
 DIOから尋ねられ、まだあるのかと思いつつも振り返る。

「まだ何かあるのか?」










「───九十九遊馬の話をしない理由はなんだ?」

「!?」

 相手からありえない名前を紡がれサーベルタイガーから即座に降りて距離を取る。
 遊馬の交流関係をすべて把握できているわけではないとしても、
 相手はデュエルモンスターズを知らないような物言いでいた。
 少なくとも別の世界、デュエルモンスターズすらないところの住人。
 だったら遊馬と出会うはずがないし、名簿の法則で判断するのも難しい。
 名簿は同じ世界の出身である、と言うのは遊馬の関係者から十分に伺える。
 野獣先輩から肉体派おじゃるまでのような名前の独特さからグループは絞れるが、
 遊馬の前の名前は牛尾だ。ピンポイントに遊馬の名前を出せるとは思えない。
 他にあるとするならば既に三人のうち誰かと出会ってるという方法だけ。

「ふむ、どうやら知り合いが他にいないと言うのは嘘らしいな。
 もう一度聞こうか。九十九遊馬は君の知り合いなのだろう?」

「何故知っている?」

「質問に質問を返すんじゃあない。
 レコードを聴き終えればアルバムにしまうように、物事には順序がある。
 答えてもらおうか。君は何故、同じ世界で知り合いの名前を伝えないのかを。」

 DIOの名簿は少しばかり特殊だった。
 本来であれば通常の名簿は区切りがないものだが、
 彼のは同じ世界から参加してるのかが分かる、特殊な名簿だ。
 だからDIOにとっては彼がカイトと名乗った時点で、
 遊馬、凌牙、ベクターと同じ世界の人間であることは確定している。
 カイトはデュエルモンスターズのカードのみだった都合、
 そういう支給品がある可能性について気づいていない。

(誰と出会った? 最初に出会った時、
 俺を見てカイトかどうかを尋ねなかった。
 だとしたら外見も教えるだろうベクターは───)

 考えている間に僅かに見える赤い染み。
 無惨との戦いで微かに血がついた返り血だ。
 普通ならば誰か交戦した相手がいたという認識になるだけだが、
 今の状況でそのような情報を提示されると嫌な予感が過る。

(まさか、遊馬……?)

 遊馬だったらあり得る。
 相手を信じる都合ストレートに情報を提供し、
 それでいて大事なところが抜けてたりしてもおかしくない。
 神代凌牙であってもちゃんと容姿は伝えるはずだ。

 勘違いであると言えば勘違いだ。
 ただDIOと言う会話するたびに耳障りのいい言葉や、
 心が安らぐ気持ち悪さと言うゆっくりと精神が乱れてきた中で、
 生存の最優先である損j材の遊馬が危険な状況に逢ってる可能性。
 いや、まさかこの男が───などと言うことも考えてしまう。

「恐怖しているのか? それは申し訳がないな。
 私は何も、君を責めているわけじゃあないんだ。
 不安に思わせたのであれば───」

「それ以上喋るなッ!」

 更に距離を取りながらカードをドローする。
 全身が凍り付くかのような恐怖と言う感情。
 どんなモンスターカードよりも怪物たらしめる感覚。
 胃液が逆流しそうな不快な感覚をなんとか堪えた。
 この男は危険だ。ベクター同様にどちらであろうと厄介な存在だと。
 精神が乱れたり隙を見せるだけで『喜び』の感情が芽生えそうになる。
 委ねてしまうことでの喜びや安心感を振り払う。

「敵と交戦していた痕跡がありながら、
 一度も口にしないお前を信用する理由はない。」

「ふむ……懐柔してみたかったのだが、
 やはり少しハイになりすぎてしまっていたようだ。
 デュエルモンスターズの力とやら、このDIOに見せてもらおうか!」

 DIOの背後から黄金の化身、ザ・ワールドが飛び出す。
 敵と認識して襲い掛かるサーベルタイガーを顔面から叩き潰し破壊。
 モンスター破壊の余波でカイトは軽く吹き飛ばされるが即座に立て直す。
 デュエルではこの程度の衝撃など、よくあることだ。

「ほう、今反射的に飛びのいてダメージを抑えたな?
 冷静だ。デュエリストと言うものは、カード遊びの都合身体能力は下とみていたが。」

「分かってはいたが、モンスターを一撃か……『トレード・イン』発動!」

 手札のレベル8のモンスターを墓地へ送りカードを2枚ドローする手札交換カード。
 本来ならば説明をするところだが、相手はそのような暇を与えてはこないし、
 そもそも説明してまで相手に情報を与える理由もない。

「ふん、ポーカーのように手札を変えたところで、
 貴様に守る存在はいない! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

 デュエリストは確かに強い。
 慣れ親しんだかどうかは別として、
 数十枚のカードを使役できれば三つの支給品以上に有利だ。
 しかしこの舞台における城之内のような護衛は必ず必要になる。
 デュエルと違ってターンの概念がない以上、相手は待つことはないから。
 通常召喚権やドローの制約はある意味その点のバランスを保ついい制限になるか。
 とは言え、だからと言って一人で戦う場合でも不利とは限らない。

「!」

 何故なら生身で戦闘してくると言うことはデュエルを知らない。
 即ち、デュエルモンスターズに対する理解が浅いということになる。
 特にDIOは妙なところで用心深いと言うところが特徴的でもある。
 無論、それはジョースターの血統を侮ってはいけない昔からの教訓だが。
 ただ今回は別だ。太陽のような眩い光を放つフォトンモンスターと言うのは、
 太陽の光や波紋と言ったダメージにはならないとしても夜の帝王としては慣れないし、
 反射的に警戒してしまうもの。太陽のスタンドも部下にいたのでより警戒したくもなる。
 金と紫の重厚的な装備を纏った光の戦士が突如眼前に出現し、思わず距離を取ってしまう。

(『フォトン・エンペラー』の効果がなければ危なかったか。)

 フォトン・エンペラーはフィールド以外から墓地へ送られた際に、
 自身をそのまま守備表示で墓地から復活させることができるカード。
 トレード・インのコストにしたことでトリガーとなって蘇生された。
 とは言え守備表示。攻撃に転じるにはこのカードだけでは足りない。

「二体目のフォトン・サーベルタイガーを通常召喚!
 更に装備魔法『銀河零式(ギャラクシー・ゼロ)』を発動し、
 墓地に存在するフォトン・サーベルタイガーを特殊召喚!」

 魔法陣のようなものが展開され、
 その中からサーベルタイガーが再び戻る。
 これでカイトにとって必要だった条件はクリアした。
 フォトン・サーベルタイガーにはデメリットの影響で、
 同名カードが存在しない場合攻撃力が800ほど下がってしまう。
 逆に言えば、同名カードが存在すれば元の攻撃力2000に戻る。

「攻撃力2000となった二体のフォトン・サーベルタイガーをリリース!」

「む!」

 デュエルモンスターズの理解は浅いとしても、
 あの先行ワンキルのデモンストレーションで僅かな理解がある。
 個々の力が弱いモンスターであっても大型のモンスターに化けると言う可能性。
 カイトの手には赤黒い十字架、或いは剣のようなものが握られる。

「闇に輝く銀河よ、希望の光になりて我が僕に宿れ───」

「ザ・ワールド!!」

 それを投げ飛ばす猶予など与えることなく世界の時計の針は静止する。
 モンスターも人も静止した、DIOのみが許される時の止まった世界。
 よもや承太郎以外にも時を止める存在がいたことには驚いたが、
 神を名乗るだけの実力を持っていると多少の畏敬の念はあったりもする。
 (無論、時を止める存在はこのDIO一人で十分なので彼も殺すつもりだが)

 空へと向けて十字架を投げ飛ばさんとするカイトも動くことはない。
 結局この程度だ。モンスターを使役すると言うのは、スタンド使いと同じ。
 本体をぶちのめされれば、いかに強力な力があろうと仕留められるのだから。
 ほんのちょっぴり警戒したが、実際に確かめてその程度の存在なのだと理解した。
 サービスタイムは終わり。ザ・ワールドと共に接近しその腹をぶち抜けばそれで終わる。
 ───しかし、とどめはさせなかった。見逃してはならない要因があった。

「!?」

 即座にスタンドと共に距離を取る。
 あってはならない。三度もあってはならないと。

 一度目は許そう。
 彼にとっては因縁の血統とも言うべき存在で、
 似ているのだから同じように持っていようとも、おかしいとも思わない。

 二度目も許そう。
 このDIOをあの戦いの中で引きずり込んだ手腕。
 自称神を名乗るだけの実力があって当然である
 時を支配する神とでもいうべき相手ならば納得だ。
 乗り越えるべき存在(無惨)を認識したことにより、
 多少の怒りが抑えられてると言うところもあるか。

 しかし、三度目はない。この短時間で早々出会ってたまるか。
 因縁、上位存在。そう言ったものならまだ十分に理解できるが、
 奴には長年の因縁もなければ神の座に居座るような存在でもない。
 ちょっとした会話で動揺し、大局も見極められない取るに足らぬ人間だ。
 実力もたかがカード遊びしているだけのちっぽけな小僧が、
 時の止まった世界を認識しているかのように視線を動かすなど。

(こ、こいつまでこの世界を認識しているだとッ!?)

 一度は隙を突かれ承太郎に風穴をあけられた身。
 脱兎のごとく反射的に距離を取ってしまった。
 自分だけの世界を一人、二人と増えてさらに三人目。
 いかに世界が違うとしても許せるものではない。

(あのアストラルのような存在、オービタルのような力を持っているのか。)

 カイトはナンバーズハンターの時代において、
 オービタル7の力を使って痕跡を残さぬように立ち回っていた。
 その手段は『ナンバーズの所持者以外の時間の進みを一万分の一に減らす』と言う、
 つまり『時間を止めた』状態にしてデュエルで勝利して魂を奪う形を用いている。
 なので時間停止の世界に経験があるお陰か、それともオービタル7の機能のように、
 『ナンバーズ所持者に対しての時間停止が無効になるルール』でも設けられているのか。
 彼はオービタルなしのままでも、時の止まった世界を認識できていた。

(だがまずい……ほぼ認識できているだけだ。満足に動けない。)

 確かに時間停止に関して経験はあれども、あくまでオービタル7の力ありきのもの。
 彼なくしてはカイトも行動できないので、時止めを覚えたばかりの承太郎以上に動けない。
 動けないことにももう気付くだろうし、静止した状態で殺しにかかってくるのは当然の事。 
 幸い、その対策の条件は整ってると言うのが救いだろうか。

 時は動き出し、十字架を空へと回転しながら舞う。
 空高く舞い上がった瞬間、光を放ちながら現す光子の竜。

「光の化身、ここに降臨! 現れろ!
 銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)!」

 ジョナサン・ジョースターの肉体を持つDIOは、
 身長はほぼ2メートル近くの外人らしい大柄な体格を持つ。
 そんな彼ですら見上げる程の巨体を持つ、紺色と水色を基調とする二足の竜。
 水色の翼を広げ、名前の通り銀河の瞳を持った竜は咆哮を轟かせる。
 カイトの魂のカードでありエースモンスター、銀河眼の光子竜。
 攻撃力2000以上のモンスターを二体リリースすることで特殊召喚する、
 生け贄召喚、或いはアドバンス召喚と似て非なる召喚条件を持つモンスター。
 だからサーベルタイガーを二体並べなければその条件を満たせない。

「更に! 俺はレベル8のフォトン・エンペラーと銀河眼でオーバーレイ!」

 同じレベルでなければ基本成立しない召喚方法、エクシーズ召喚。
 カイトの宣言と同時に二体のモンスターは黄色く輝く光の玉となり、
 目の前の大地に現れたねじれた穴へと吸い込まれていく。

「フン! 時を止めずとも、
 このDIOはすべての生物をぶっちぎりで超越している!!」

 当然その隙をザ・ワールドが襲い掛かる。
 時を止めるにはまだ時間がかかるので、そのまま殴りに行く。
 一発一発が脳天をスイカ割りのように容易く頭を砕く一撃。
 しかもスピードは弾丸を掴めるスター・プラチナに匹敵する。
 いかにデュエリストゆえのフィジカルを以てしてもこれと殴り合いなどご法度。
 攻撃手段を理解していたお陰で距離は取るも、すぐさま距離を詰められる。

「モンスターを裏側守備表示でセット!」

 迫りくるザ・ワールドを最後のサーベルタイガーを召喚して防ぐ。
 DIOの攻撃は苛烈で、まだ次のドローすら行ってない程にターンが進んでない。
 ただ、フォトン・エンペラーを場に出たターンは通常召喚権が増える効果を持つ。
 そのおかげで辛うじて壁モンスターを防ぐに至れたが、全身が軽く悲鳴を上げる。

(クッ、ダメージが大きいな……!)

 スタンドを行使とは言えデュエルモンスターズを介さずモンスターと戦っていた。
 並の攻撃力ではないことは分かっていたが、想像以上のダメージになっている。
 最初のダメージでライフを大きく削られたとみていいだろう。

「エクシーズ召喚! 現れろNo.(ナンバーズ)107!」

 オーバーハンドレッド・ナンバーズ。
 バリアン七皇が持つドン・サウザンドの呪いのカード。
 人で扱えるものではない、或いはリスクが大きいかもしれない。
 でも使えるという確信はある。それはカイトがフォトンを使っているから。
 元々フォトンは父、Dr.フェイカーがバリアンの力により開発されたカード。
 それが自分に支給されたのであれば、呪いだろうと扱えるという確信が。

「呪いのカードであろうとも、
 最強のドラゴン使いたるお前の力を貸してもらうぞ、ミザエル!
 来い! 銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)!」

 渦の中から姿を現すのは巨大な赤黒い四角錐。
 宝石のような心を惹かれる形ではあったが、
 四角錐は形を広げ、光子竜のような近しい姿へと変わっていく。
 先の銀河眼と違い、機械のドラゴンのようにも見受けられるフォルム。
 赤と黒で構成された、ヌメロン・ドラゴンの鍵を担う一枚のカード。

「ほう、それが貴様の主力か。」

「厳密には違うが、説明は必要ないな!
 バトル! 時空竜でダイレクトアタック!」

 両腕を赤熱化させてから放たれる無数の炎のリング。
 次々と迫るリングを華麗にDIOは回避を続け、リングは地面を抉っていく。
 炎でありながらその威力はとてつもないものだとよくわかる。

「銀河眼と言ったか。その巨大さからほんのちょっぴり驚かされたが、
 単純な攻撃手段! 先の戦士のような特殊な効果も持ち合わせていない!
 このDIOを仕留めるに足りうるような存在ではないことを露呈したなぁッ!」

 回避の最中に距離を取るカイトへ再び肉薄。
 もう次はない。停止した世界も承太郎と違い動きはより鈍い。
 ならば射程内に入れば時を止め、今度こそ腹に風穴を空けさせる。

「チィ!」

 だがそれを妨害させるようにどこかから飛来するナイフで邪魔をされてしまう。
 飛んできたそれを二本はキャッチして投げ返し、残る一本をザ・ワールドが蹴り飛ばす。

(新手か。)

 返されたナイフをそのままキャッチし、
 両手にナイフを構えながらクレヨンが戦場へと降り立つ。
 普段笑顔であることが多いクレヨンらしからぬ、怒気が込められた表情で。










(此処なら十分に狙えるかしら。)

 カイトとDIOが交戦している最中、
 ミカンとクレヨンはある程度距離を詰めた物陰にて待機していた。
 本来ならキロ単位は離れていてもミカンの射撃は狙えるが、
 魔力や霊脈を辿って対象を把握した上で狙撃するタイプのもの。
 この砂漠と荒野の入り混じるエリアにはそれらしいものがないので、
 必然的に射撃に関する精度は本人の腕前と、狙撃する環境のみと言うことになる。
 とは言え射撃の腕自体が悪いわけではないので、ある程度近いならば十分に狙える距離だ。

「近すぎると当てられないし、此処が限界ね。
 気は進まないけど、サポートはお願いできる?」

『できる!』

 魔法少女なら寧ろ自分が前に出るべきなのだろうが、
 ミカンは近すぎるとあがり症のせいで逆に当てられなくなってしまう。
 だからどうしてもそのまま救援に駆け付ける、ということができない。
 かといって狙いを定める間に決着をつけられる可能性もある。
 戦闘補正のお陰で戦闘できるのである程度打ち合わせもしてたが、
 不安と言うものは拭いきれない。

「大柄な方だから間違えないでね?」

 どちらが敵なのかは完全な判断はできない。
 ただ、外見上の問題で判断した大雑把なものではあると言えばある。
 シャミ子と同じまぞくのような、しかし魔族に近しくも感じる威圧感。
 あの街とは別の、野放しにできない魔族に近しい存在だ。

『うい!』

 笑顔と共にクレヨンは勢いよく跳躍。
 曲芸用HANOIに戦闘補正と合わせ、
 軽やかな身のこなしで二人の方へと接近していく。

(けっとう ダメ!)

 そして今に至る。
 怒ってると言わんばかりの表情と動作だが、
 当然声が出ない以上その言葉も思いも届かない。
 それを素人のやる芸を見たときのような冷めきった目で返された。
 特に何か言葉を交わすこともなく、クレヨンは再びナイフを投げる。
 首を傾けるだけで躱されるが、更に懐に潜り込みながら箱を生み出す。
 人に魅せるための技術でも身のこなしはDIO相手でも見劣りはしない。
 手に持った箱から顔にナイフが突き刺さったピエロが飛び出す。
 所謂びっくり箱の類だ。

「ヌゥ!」

 たかがびっくり箱と油断していたが、勢いは別物。
 HANOIがエネミーである人間を殺す為の攻撃だ。
 人間を破壊するに至る一撃なら下手な武器よりも強い。
 腕でガードしなければただでは済まなかっただろう一撃。
 続けてクレヨンはナイフを両手に構えながらDIOへ肉薄。
 これもまた技術、と言うよりはAIの賜物か。巧みなナイフ捌きについては、
 避けれてはいるが反撃に出る暇すらない程に苛烈な動きで攻め立てる。

「ザ・ワールド。」

 無論、生身だけでの話だ。
 時を止められればそれらは何の意味もなさない。
 時間が惜しく、両腕を破壊するように拳を叩き込みそれで素通りする。
 HANOIは用途の都合で割と頑丈である必要があるため、
 右腕は破壊しそこねたりするが、それを確認することもしない。
 ただ『妙に硬いな』程度の感想だけでカイトの方へ向かおうとするが、

(射程外か。)

 先ほどクレヨンの攻撃を遊び感覚で距離を取りすぎた。
 今から接近してもすんでのところでカードで妨害される。
 どうしたものかと一瞬だけ悩ませたが視界の隅に捉えた、
 クレヨンが背にしていた方角から飛来している一本の矢。
 位置的にDIOを狙ったものだとは十分に予想できる。

(大方あの女の味方だろうな……ならばそうするか。)

 この時の止まった世界では無理としても、
 時期にカイトの腹をぶち抜けばそれで終わる。
 だがそれで勝負をつけるだけでは困るものだ。
 今必要なのは支給品ではなくDIOの為に動く人手でもある。

 最初カイトとのやりとりで承太郎を味方と言ったのは、
 万が一逃げられれば『承太郎を味方と言った奴は敵』と意識させられる。
 嘘の情報を吹き込むよりも承太郎に疑心暗鬼で面倒なことをさせる方がいい。
 発信源としてカイトを生かしておこうとも思ったが、時の止まった世界に入り込んだ。
 この時点でもう彼を生かすわけにはいかない。時の止まった世界にいるべきなのはこのDIO一人だけ。

「ザ・ワールド対抗のためかと思ったが、
 止まった世界では貴様も無力と言うことだな。」

 光速を超えるタキオンの名を冠してるのだから、
 止まった時の中も動けるものだと思っていたがそうではないらしい。
 矢を掴み、それをカイトの方へと投げ飛ばす。
 時は動き出し、全ての事柄に決着がつく。

(え───)

「ガ、グッ───ッ!?」

「───えっ?」

 三人全員、静止した世界を見たカイトも今の事態を飲み込めなかった。
 気がつけばクレヨンは腕を破壊されながら吹き飛ばされ、
 ミカンはDIOを狙ったはずの矢が、二人から見ればカイトを狙うように曲がり、
 静止した世界を見たカイトは肩に突き刺さるは予想したが、尋常ではない激痛に声にならぬ悲鳴を上げる。
 単なる矢の痛みだけではない。彼女が使う矢は使い魔のミカエルを矢尻にしたもの。
 そのミカエルの原型は『モウドクフキヤガエル』と呼ばれる強力な毒性を持つ蛙だ。
 ミカンですら直接触れることをしない、触れるだけで死ぬとされる生物が矢じりになって、
 人体に入ればどうなるかは決まっている。

「え、待って!? な、なんで……!?」

 ミカンは冷静に撃ったつもりだ。呪いは発動してない筈。
 仮に失敗としても外れるだけ。離れていたはずのカイトに曲がって当たるはずなんてない。
 変身卍句と言う超高速な術はあれど、時を止めて壁にされたを理解するには、
 今の彼女の精神からは一つだろうと判断できるものではなかった。

「毒矢か。ならばこいつは捨て置いてもいいだろう。」

 肩に刺さった程度で明らかに苦しみ方が尋常ではない。
 察したこちで、道端に転がる浮浪者を見るようにカイトを適当に捨て置く。
 じきに死ぬ相手にとどめを刺す手間は必要なく、一気に跳躍。
 離れていたミカンが隠れていた岩の上へと降り立つ。

「君が矢の使い手か。」

 迎撃しないと。
 戦闘経験豊富な彼女の身体は一応動く。
 でもその手は震える。自分の指示で人を傷つけ、
 自分の行動によって人を殺したという二つの事実。
 ついでに言えば、近すぎては逆にあてられないあがり症もあった。

「助かったよ。君が彼を攻撃しなければ私は倒れていた。」

 静止した世界を見れる人物を減らせたからか、
 幾分か以前のDIOらしさを取り戻せたような状態だ。
 無論ミカンは彼を援護するつもりなどないしそれも分かっている。

「ゲロを吐きそうなぐらい怖がらなくても大丈夫だ。
 別に何も、君に危害を加えるつもりは全くないのだよ。」

 予想していた通りだ。
 威圧する眼差しをしながらも、
 赤子に言い聞かせるような心地のいい言葉。
 関わってはだめだ。そういう人物なのだと。
 安心感を覚えそうになる。依存したくなるような甘さ。
 戦闘経験は豊富な彼女でも、呪いを危惧した上に更に誤射による慚愧。
 それらも合わさって普段ならば十分な対応ができるはずが今はそれができない。
 震えが止まらない。戦わなければならないのに、クロスボウの照準が定まらない。

「恐れることはない。私は君を……」

 空を舞う時空竜の音が言葉を遮った。
 『ああ、なんだいたのか』程度の感想だ。
 持ち主が死亡してもまだ残るのかと軽く眺める。
 主なき傀儡とは哀れなものだと遠巻きに眺めていると、










「タキオン、ドラゴンで攻撃ッ!!」

「!?」

 だが急に時空竜が動きを変えた。
 しかも、此処では既にあり得ない声と共にだ。
 飛んでくる炎のリングを互いに離れるように回避する。
 岩が破壊されたのを見終えて、離れた後同時に互いに声の方を見やる。

 負傷してはいる。肩からじんわりと白い服を赤く染めていく。
 まともに立てないからか、クレヨンが片腕で彼を抱えている。
 でも、彼は生きている。死んだと二人は確信を持っていたはずなのに。

「嘘でしょ!?」

 DIO以上にミカンは驚きを隠せない。
 モウドクフキヤガエルの毒『バトラコトキシン』は極めて強力なもので、
 0.1mgで人間の致死量とされる程の代物で心臓発作を起こし死に至る。
 それを受けたし、毒が通用しているのもあの様子から確かだったはず。
 ではなぜ、彼は立ち上がることができるのか。

(まだ、だ。間に合う。今、なら……)

 DIOに捨て置かれた後のことだ。
 嘗て敵に毒を受けた際はデュエリストの本能で免疫系を活性化させ解毒すると言う、
 それはもう読んで字の如く無茶苦茶な手段で解毒したことはあると言えばあるが、
 今回ばかりはどうやったってそれで解決できる範囲を超えている代物だ。
 あちらは幻覚作用を起こすタイプのものだが、此方のは普通に猛毒になる。
 そういった理由で毒の進みは多少遅いかもしれないが 死は秒読み。
 カードの宣言すら辛いものだが、まだ一つだけ希望があった。

「時空竜の効果、発動……」

 時空竜の周囲に漂う光の珠が消失する。
 エクシーズ召喚の素材となったモンスターはそのモンスターオーバーレイ・ユニットになり、
 それを消費することで、エクシーズモンスターは効果を発動することができる特性を持つ。
 カイトがやりたかったこと、それは───

「時空竜の効果を発動したターン、
 時空竜以外の全てのモンスター効果を無効にし、
 フィールドのモンスターのステータスを元の数値に戻す。
 無効か、元に戻るでこうなったかは俺にも判断はできないが、
 どうやら毒を一時的に無力化することに成功したらしい。」

 これが時空竜のモンスター効果『タキオン・トランスミグレイション』。
 過去へと遡り自分にとって有利な未来を選択する、時に干渉するモンスター。
 魔法少女の使い魔と言う所謂モンスター効果に類する判断か、
 彼は一時的に無効にしたことで毒を受けても死ぬことなく活動ができている。

 問題はどの程度持つのかではあるが、
 今はそんなことを考えている余裕はない。
 毒がいつ戻るか分からない中できる行動をするのみ。

「行くぞ時空竜! 殲滅のタキオン・スパイラル!」

 さらにこの効果を適用した場合、時空竜は更に攻撃する権利を得られる。
 これがバリアン七皇の持つオーバーハンドレッド・ナンバーズの一体の力。
 ブレスのような攻撃は文字通りの殲滅に等しい暴威の一撃。

「フン! 所詮そのドラゴンもこのDIOの敵ではない! 時よ止まれ! ザ・ワールド!!」

 この舞台で何度目かもう忘れた時を止める力。
 その世界の前ではいくら足掻こうと『無駄』なのだ。
 後は時が止まるのを待つだけ。

「?」

 止まらない。ブレス攻撃を回避しながら荒野を駆けずり回る。
 動いている。カイトも、クレヨンも、ミカンも、攻撃で吹き飛ぶ砂も。
 何もかもがDIOの世界を受け入れず、万物流転が如くただ時も流れていく。

(時が、止まらぬ!?)

 既に五秒以上は経過しているはず。
 なのに時は止まらない。苛烈な攻撃は延々と続く。

「ザ・ワールド!!」

 スタンドは出せる。移動にも使える。攻撃もできる。でも時は止まらない。
 一体何がどうなっているのかと思ったが、すぐに察しは付いた。

『時空竜の効果を発動したターン、
 時空竜以外の全てのモンスター効果を無効にする。』

(まさか、まさか……!!)

 モンスター効果を無効にする。
 参加者に対しては特殊能力の一部が封じられてしまうのかと。

(コイツ、ザ・ワールドそのものを封じるか!!)

 漸く意味を理解した。
 これで此方の時間停止を対策するつもりだと。
 時の止まった世界への入門ばかりか、こともあろうに時間を奪う。
 時が止まっているのに時間を奪うとはおかしな表現ではあるが、
 とにかく時を止める能力が一時的か、あるいは永続的に失った事実。

(加えて、いくらなんでも攻撃が長すぎる!!)

 カイトは説明してないが、時空竜がこの効果を使った場合、
 バトルフェイズ中に発動したカードの数×1000が攻撃力に加算される。
 当然カードは使用されてはないので、此処は事実上『相手の行動』が加算されていく。
 主な行動はザ・ワールドの行使、クレヨンへの一撃、カイトへ矢を向けた辺りだろうか。
 更にこの効果を使用した時空竜の連続攻撃も合わせ、速度も威力も二倍になる。

(時を止めれない今、奴を仕留めるには容易ではない……だが!
 天城カイト、貴様も承太郎同様に殺し合いを打破せんとする考え!
 道にへばりつく牛のクソのようなもの考えに囚われて、貴様は死ぬのだからな!)

 スタンドの蹴りで大きく距離を取る。
 距離を取った先に転がっている戦車のガトリングを二つに、
 ポッキンアイスのようにベキッと圧し折ってそれを投げる。
 一つはミカンの方で、弾丸のように飛ぶそれは当然当たれば即死だ。

「時空竜!」

 カイトは当然それに対応する。
 しかし圧し折った分はもう一個。
 時空竜が彼女を守るのを確認した瞬間、
 残った欠片をカイトの方へとぶん投げる。
 スタンドと本体の二つの身体を持ち、吸血鬼で膂力あるDIOだからできる芸当。
 此方も無論当たれば当然済まないが、時空竜は大きい分小回りが利かない。
 抱えるクレヨンもあの負傷では、今から攻撃で防ぐも避けも間に合うはずがない。

「クリフォトンの効果発動!」

 ───まあ、間に合ってしまうのだが。
 小さな栗のような青緑の生物が眼前に現れ、その攻撃を弾くように何処かへと飛ばした。
 多大なライフコストと共に捨てることで、ダメージをそのターン全て0にできる手札で発動するカード。
 何処までもデュエルは厄介、という感想しか出てこないような結果だ。

「チィ!」

 とどめはさせなかったが、
 相手もかなりの消耗を要するらしい。
 しかし支給品の力を借りればまだ間に合う。
 そう思ってデイバックへ手を伸ばそうとするも、
 それすらも妨害する一撃が、矢が迫り戦車の影へ身を隠す。

(あの小娘……!)

 後一歩で肉の芽を植え付けられるほどの精神状態だったが、
 落ち着いたのか定かではないが正確にDIOを狙っていた。
 まだまだ暴れ足りないと言わんばかりの竜を含めて四対一。
 時を止められないのも合わさりDIOは別の参加者を探すべく逃げを選ぶ。
 手に入れるのは時を止める能力の復活の手段、或いは肉の芽を植え付けれる駒、
 それと日光の下でも歩ける手段……仮面ライダーを探すため。
【一日目/深夜/G-4】

【DIO@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】
[状態]:疲労(小)、苛立ち(大)、精神的動揺、時間停止不可
[装備]:特殊名簿@オリジナル
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]基本方針:「神」を追い落とし、すべてを手に入れる「王」となる。
1:東洋人(鬼舞辻無惨、名前は知らない)の弱点を見つけ出し、ボディを奪う。
2:次から次へとこのDIOの静止時間に入り込むか。同じ能力を持つものは必ず仕留める。
3:ザ・ワールドの効果を戻さなければならぬ。
4:肉の芽を植え付けられればいいのだが。
5:日光対策に仮面ライダーとやらを探す。
6:承太郎はあえて味方と言い張る。取るに足らぬ人間は混乱させておく。
[備考]
※承太郎との最終決戦最終盤からの参戦。
※時間停止の時間は少なくとも5秒未満です。
 具体的な時間は後続にお任せします。
※銀河眼の時空竜の効果で効果を無効にされ時止めができません。
 何かしらの手段で無効効果がなくなるか、遅くとも第一放送後に戻ります。
 肉の芽も無効かは不明です。




「グッ……!!」

 肩の傷を抑えながら膝をつくカイト。
 毒は今こそ無効と言えどもダメージは受けている上に、
 クリフォトンはライフを大幅に消費して発動するカードでもある。
 ダメージも合わせれば決して休みなしの移動ができるわけでもない。
 出来ればあの男を仕留めたかったが、それは叶わなずじまいだ。

「クレヨン、それに貴方も大丈夫!?」

 HANOIは種類にもよるが、
 曲芸用だけあって肉体は十分頑丈ではある。
 だからと言って破壊力A相当のスタンドの攻撃、
 左腕はまだある程度形を保ってるとは言え破壊されている。

『かいわ たいへん』

 デイバックを下敷きにスケッチブックを置いて、
 片手で急いで書きなぐって会話を成立させる。
 戦うどころか基本的な活動すら困難であり、
 声を失ったあの時のような感覚を感じさせる。
 それが感情なのか、ただの信号と捉えられるか。
 少なくとも今の彼女には判断できないことだ。

「俺はまだ無事だ……いつ戻るかは分からない以上、楽観視はできないが。」

(やっぱり……)

 呪いは人をどこまでも貶める。
 しかも自分以外へと仕向けて行く。
 カイトの考えのお陰で辛うじて生き延びたが、
 だからと言ってそれで帳消しになどできるわけがない。
 人を殺していたかもしれない可能性に震えが止まらなかった。
 今になって呪いの事を気にして二人を見やるが、何も起きない。

(もしかして、私も?)

 モンスター効果を無効にする効果。
 それは時空竜以外の『モンスター全て』に適応される。
 当然味方してくれたミカンとクレヨンもこれの影響を受ける対象だ。
 だから今は一時的に毒と同じで呪いも発動しないということか。

(これについても考えたいけど、今は一先ず彼を助けないと。)

 世界を運よく撃退はできた。
 しかしダメージ、欠損、不安。
 様々な不穏を抱えたまま三人は場所を移しながら時は流れていく。

 世界の正位置の暗示となる『攻略』を示す可能性。
 戦力、技術両方を兼ね備えこそしている三人なら攻略の目処はあるだろうが、
 世界の逆位置の暗示の『低迷』へと誘われる可能性もある。
 ウガルムの呪いがこのまま何も起こらない場合戻るのは、
 少なくとも吉田清子や小倉しおんが死亡したという不意打ちを受けるその瞬間。
 同時にカイトの毒が戻るのもまた、その瞬間になる。
 自分の呪いが人を殺すことになると勘違いする、
 その地獄絵図の可能性だって十分にあるのだから。

【天城カイト@遊☆戯☆王ZEXAL】
[状態]:ダメージ(特大)、肩に傷、モウドクフキヤガエルの毒(無効)
[装備]:デュエルディスクとデッキ(天城カイト)@遊☆戯☆王ZEXAL、No.107 銀河眼の時空竜@遊☆戯☆王ZEXAL
[道具]:基本支給品
[思考・状況]基本方針:首輪を外しこの戦いを終わらせる。
1:首輪を外すための方法を探る。そのためにサンプルとして二人(渡とマヤ)の遺体を探す。
2:ナッシュ警戒、ベクターとあの男(DIO)は要警戒。
3:遊馬ではできないだろう敵の排除。ベクターを優先とする。
4:空条承太郎、安易に信用するべき相手ではなさそうだな。
5:遊馬、無事か?
6:二人は味方……だろうか。
[備考]
※参戦時期は死亡後。
※既存のエクストラデッキの銀河眼エクシーズモンスターは全てありません。
※現状の右腕ではカードを手にすることもできません。
※銀河眼の時空竜の効果で毒を一時的に無効にしています。
 何かしらの手段で無効効果がなくなった瞬間、
 或いは第一放送時までに解毒されなければ効果が切れて死亡します。
 なお、デュエリストの本能で免疫系を活性化させて毒を無効にはできません。
※時の止まった世界を認識できます。
 ただし殆ど動けません。何度も時間停止が起きれば動けるかも?

【陽夏木ミカン@まちカドまぞく】
[状態]:精神疲労(大)、精神的動揺、魔法少女モード、呪い&ミカエルの毒無効
[装備]:クロスボウ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:誰も殺さず、元の世界に帰る
1:ひとまず落ち着くのよ、私。
2:もしかしてこの決闘企画も、私の呪いのせいで始まったのかしら。
3:彼(カイト)を一先ず休ませないと。
4:名簿は……まだ見れないわ。
5:クレヨンと一緒に行動する。
6:ひょっとして、此処は仮想世界?
7:この人(カイト)の毒を何とかしないと。
8:呪いがない……?

[備考]
※参戦時期は、原作49話(アニメでは2丁目11話)で呪いが発動し、
 シャミ子・桃と別れた後、かつ再会する前からです。
※名簿は見ていません。
※クレヨンとの会話からこの舞台が仮想世界TOWERの可能性を考えています。
※銀河眼の時空竜の効果でモウドクフキヤガエルの毒とウガルルの呪いが無効になってます。
 何かしらの手段で無効効果がなくなった瞬間、或いは第一放送時に戻ります。

【クレヨン@TOWER of HANOI】
[状態]:左腕粉砕(修復は困難)、右腕損壊(使用自体可能)、ダメージ(大)、MP消費(小)
[装備]:
[道具]:基本支給品(紙とピンク色のクレヨン含む)、ランダム支給品×1~3、壊れた左腕の残骸
[思考・状況]基本方針:ミカンをㅤニコニコㅤえがおにㅤしたい!
1:けっとうㅤイヤ!
2:ここ タワー?
3:うで どうしよう。

[備考]
※参戦時期は後続書き手さんにお任せします。
※コーラルとの親密度はB以下です。
※戦闘補正があるため戦闘能力はTOWER世界と同等です。
 ナイフ等のTOWERでの技で使う武器や道具を任意で生成できます。
 ただし出せる技の範疇の武器のみで、生成する際にMPを消費します。
 作成できるナイフの種類はクレヨンが所持しているナイフに変更されます。
 ない場合は原作の『ペーパーナイフ』がデフォルトになります(攻撃力微増)
※銀河眼の時空竜の効果でティアドロップ、ラッキーカードが使えません。
 何かしらの手段で無効効果がなくなった瞬間、或いは六時間後に戻ります。



※G-4に仰向けに破壊されたガトリングバギー@遊戯王OCGがいます。
 G-4で光子竜、時空竜が召喚され、もしかしたら見てる人がいるかもしれません
 時空竜の攻撃でG-4はかなりあれています。

【特殊名簿@オリジナル】
DIOに支給。通常の名簿と違い名簿に区切りがあり、
メタ的に言えば参戦キャラがどの世界の出身かが分かる名簿。
遊戯王(原作)と遊戯王(アニメ)もちゃんと分けられている。
人物関係までは書かれてないが、同じ世界から同時に参加してれば、
大抵は知り合いであるため一応情報戦に使うことができる。

【ガトリングバギー@遊戯王OCG】
星4 地属性 機械族 攻1600 守1500
重機関銃装備の装甲車。どんな荒れ地も平気で走る事ができる。
バギーなのに装甲車と言う謎は突っ込んではいけない。

028:カサブタだらけの情熱を忘れたくない 投下順 030:なんで?なんで?ふたりいる?
時系列順
35:いつか、この雨が止んだ時 陽夏木ミカン 040:デュエリスト・ランデブー
クレヨン
43:ドラゴン使いの宿命 天城カイト
04:夜に駆ける DIO 076:ソレが正しい選択か?
「ⅩⅩⅠ THE WORLD」をウィキ内検索
LINE
シェア
Tweet
決闘バトルロイヤル @ ウィキ
記事メニュー

メニュー

  • トップページ
  • プラグイン紹介
  • メニュー
  • 右メニュー


  • 投下作品
    • OP【決闘開始】
    • 【候補作】
    • 【候補作】(採用)
  • 本編投下順
    • 【0~50】
    • 【51~100】
    • 【101~150】
  • 本編時系列順
    • 【第一回放送までのSS】
    • 【第二回放送までのSS】
  • 書き手別SS
    • 【書き手別SS】
  • 追跡表
    • 【追跡表】

  • 基本情報
  • 参加者名簿
  • ロワルール
  • 地図
  • 支給品一覧
  • 死亡者リスト

リンク

  • @wiki
  • @wikiご利用ガイド
  • 2chパロロワ事典@wiki
  • 決闘ロワ本スレ
  • 決闘ロワ本スレ part2
  • 決闘ロワ本スレ part3
  • 決闘ロワ本スレ part4




ここを編集
記事メニュー2

更新履歴

取得中です。


ここを編集
人気記事ランキング
  1. 【第二回放送までのSS】
  2. 【候補作】(採用)
  3. 死亡者リスト
  4. 【0~50】
  5. 橘ギャレンの困惑
  6. 第一回放送までの死亡者
  7. 第二回放送までの死亡者
  8. 参加者名簿
  9. 【101~150】
  10. Versus Road~神が与えしたった一つのTrial~
もっと見る
最近更新されたページ
  • 6日前

    【書き手別SS】
  • 6日前

    誓いの螺旋と色褪せぬ想い
  • 6日前

    涙はみせない(後編)
  • 6日前

    呪胎戴天
  • 6日前

    橘ギャレンの困惑
  • 6日前

    【101~150】
  • 6日前

    【第二回放送までのSS】
  • 18日前

    ロゴスなきワールド ─Proud of you─
  • 18日前

    POWER to TEARER
  • 18日前

    邪剣
もっと見る
人気記事ランキング
  1. 【第二回放送までのSS】
  2. 【候補作】(採用)
  3. 死亡者リスト
  4. 【0~50】
  5. 橘ギャレンの困惑
  6. 第一回放送までの死亡者
  7. 第二回放送までの死亡者
  8. 参加者名簿
  9. 【101~150】
  10. Versus Road~神が与えしたった一つのTrial~
もっと見る
最近更新されたページ
  • 6日前

    【書き手別SS】
  • 6日前

    誓いの螺旋と色褪せぬ想い
  • 6日前

    涙はみせない(後編)
  • 6日前

    呪胎戴天
  • 6日前

    橘ギャレンの困惑
  • 6日前

    【101~150】
  • 6日前

    【第二回放送までのSS】
  • 18日前

    ロゴスなきワールド ─Proud of you─
  • 18日前

    POWER to TEARER
  • 18日前

    邪剣
もっと見る
ウィキ募集バナー
新規Wikiランキング

最近作成されたWikiのアクセスランキングです。見るだけでなく加筆してみよう!

  1. 機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 INFINITEBOOST wiki
  2. MadTown GTA (Beta) まとめウィキ
  3. R.E.P.O. 日本語解説Wiki
  4. シュガードール情報まとめウィキ
  5. ソードランページ @ 非公式wiki
  6. ヒカマーWiki
  7. AviUtl2のWiki
  8. シミュグラ2Wiki(Simulation Of Grand2)GTARP
  9. Dark War Survival攻略
  10. 2025.3.15 小田急線運用表
もっと見る
人気Wikiランキング

atwikiでよく見られているWikiのランキングです。新しい情報を発見してみよう!

  1. アニヲタWiki(仮)
  2. ストグラ まとめ @ウィキ
  3. ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~
  4. 機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 INFINITEBOOST wiki
  5. 初音ミク Wiki
  6. 検索してはいけない言葉 @ ウィキ
  7. 機動戦士ガンダム バトルオペレーション2攻略Wiki 3rd Season
  8. 発車メロディーwiki
  9. 英傑大戦wiki
  10. モンスター烈伝オレカバトル2@wiki
もっと見る
全体ページランキング

最近アクセスの多かったページランキングです。話題のページを見に行こう!

  1. サーヴァント/一覧/クラス別 - Fate/Grand Order @wiki 【FGO】
  2. 参加者一覧 - ストグラ まとめ @ウィキ
  3. U-オルガマリー - Fate/Grand Order @wiki 【FGO】
  4. 魔獣トゲイラ - バトルロイヤルR+α ファンフィクション(二次創作など)総合wiki
  5. 暦家 - ストグラ まとめ @ウィキ
  6. アルジャーノンに花束を - アニヲタWiki(仮)
  7. 機体一覧 - 機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 INFINITEBOOST wiki
  8. いますぐ輪廻 - 初音ミク Wiki
  9. 鬼レンチャン(レベル順) - 鬼レンチャンWiki
  10. 危険度7 - 検索してはいけない言葉 @ ウィキ
もっと見る

  • このWikiのTOPへ
  • 全ページ一覧
  • アットウィキTOP
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー

2019 AtWiki, Inc.