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武将名 |
はんがくごぜん |
百発百中の兵者 |
板額御前 |
統一名称:板額御前 生没年:不明
「越後平氏の心意気を見よ!!」
城長茂の妹。梶原景時の敗死後、その庇護を受けた兄が京で幕府に反逆。 板額も甥とともに越後で挙兵し、百発百中の弓術で討伐軍を苦しめた。 鎮圧後に鎌倉へ送られるが、将軍の面前でも動じず再び剛勇を示し、 有力御家人の妻に迎えられた。 |
勢力 |
緋 |
時代 |
中世 |
レアリティ |
SR |
コスト |
2.5 |
兵種 |
騎兵 |
武力 |
8 |
知力 |
6 |
特技 |
昂揚 先陣 |
計略 |
流鏑馬の極致 |
武力と移動速度が上がる。 さらに移動しながら弓攻撃を行うようになり、矢を当てている敵の移動速度を下げる |
必要士気 |
7 |
効果時間 |
知力時間 |
Illust. |
コダマ |
声優 |
内田彩 |
計略内容
カテゴリ |
士気 |
武力 |
知力 |
速度 |
兵力 |
効果時間 |
備考 |
超絶強化 |
7 |
+6 |
- |
+100% |
- |
8.8c(知力依存0.4c) |
計略中移動しながら弓攻撃が可能 弓攻撃対象の速度0.5倍 |
(最新Ver.2.5.0A)
調整履歴
所感
コスト比平均的な武力に中知力と数値自体はやや寂しいが、その分開幕に強い先陣・昂揚の2特技を備えた2.5コスト騎兵。
計略「流鏑馬の極致」は士気7の超絶強化。
自身の武力・速度上昇に加え、効果時間中は移動しながら弓攻撃が可能となり、さらにこの弓攻撃が当たっている相手の移動速度を下げる効果。
神速騎馬が移動しながら麻痺矢を放つという盛りだくさんの効果で、高い速度上昇と麻痺矢のおかげで敵を逃さず追撃し続けることができる。
特に一対一の戦いに強く、麻痺矢で敵を足止めしつつ連続突撃を仕掛けることで一方的に削っていくことが可能。
槍兵に対しても麻痺矢で距離を保ちつつ兵力を削る、麻痺矢で足止めをしている内に味方を乱戦させて槍を消す等で対抗可能。
また上手く弓サーチを切り替える技術は必要となるものの、複数の敵部隊それぞれに対して次々に矢を射掛けていくことで敵の進軍を遅らせることもできる。
使い手の技術に依存するとはいえ、状況に応じて様々な戦術が取れる優秀な計略。
一方で士気7と士気消費がかなり重いにも関わらず、武力上昇値は決して高くない点は気がかり。
特に自身と同等以上の高武力を相手にした場合、弓攻撃だけでは兵力を削りきれない場合がほとんど。
武力上昇の高い全体強化を相手にした場合、進軍を遅らせることはできても殲滅することは難しい。
士気を考えると計略コンボも難しく、高い火力を出すには弓攻撃と連続突撃の両方を当てていく必要がある。
少しでも火力を補える戦器や流派を選ぶほうが活躍させやすいだろう。
相手の動きを制限しながら多様な戦いができる一方で、フルコンなどの単純な武力押しに対する対抗手段に乏しい。
武力に対抗する手段を別に用意したり徹底して相手の出鼻をくじき武力押しに持ち込ませないなど、苦手な相手の対策を考慮したデッキ構築を心掛けたいところ。
解説
平安末期(巴)・鎌倉初期(板額)と多少のズレはあるものの
巴御前とほぼ同時期に活躍した女傑。ふたり合わせて
巴板額とも呼ばれる。
名前は「
板額(浄瑠璃などで定着)」の他「
坂額(吾妻鏡ではこの表記)」「
飯角」(どれも読みは同じ)といった説もある他、「飯角」を訓読みした「
いいずみ」こそが本来の名前ではないかという説もある。
『吾妻鏡』において、「女性の身でありながら、一度弓を取れば百発百中の強者(兵者)。その技量は男どもを遥かに凌ぎ、皆口々にこの世の者とは思えないと語り合った」(これ含め以降意訳)と記述されている。
また反乱軍として立て籠もった鳥坂城においては、『吾妻鏡』曰く「坂額御前はこの日見事な武者振りで、(子供の様に)髪を結い上げ腹巻きを身に着けた姿で矢倉の上に立ち、そこから押し寄せる敵に次々に矢を浴びせ、その矢に当たった者は尽く死亡した。」とその奮戦振りが評価されている。
しかし最後には両足を射抜かれて捕虜となり、鎌倉に護送されて2代将軍源頼家の面前に引き据えられた。
その後はカードテキストにもある通りで、将軍の前でも全く臆さぬ堂々とした態度で幕府の首脳部を驚嘆させ、その剛勇や気概を気に入った「有力御家人」の妻として迎えられた。
この「有力者御家人」とは甲斐源氏の一族で、
武田氏初代当主・武田信義の弟にあたる「浅利義遠」という人物。
義遠は通称を与一(十一男だったため)といい、同じく「与一」を通称とする
「那須与一」・「佐奈田与一(
三浦義明の甥、頼朝に挙兵から従ったが石橋山合戦にて戦死)」と並んで、坂東でも指折りの弓の名手「三与一」の一人としてその技量を知られた人物だった。
彼は板額御前を妻に迎える際、「何故謀反人を妻にしたいのか」と問う頼家に対し、「自分と彼女とで武勇に優れた男児を儲け、幕府や朝廷に忠義を尽くさせたい」と答えて結婚を許されたと伝わる。
そして板額御前は義遠に連れられて甲斐に移り住み、一男一女を儲けたとされる。
この後、浅利氏は元々の甲斐の所領に残る一族と、義遠が所領を得た出羽比内郡(秋田県比内地方)に移り住んだ一族とに別れていき、前者は武田氏の庶流・家臣として、後者は比内地方に割拠する有力国人として、それぞれ戦国時代まで続いていくことになる。
なお坂額御前の容姿に関してだが、浄瑠璃や『大日本史』などで「不美人」と記述され、江戸時代には不美人の代表格となっていたとされる。
一方、元々の『吾妻鏡』では彼女の容姿に関して「中国の皇帝の後宮にいてもおかしく無い(ほどの美人)」と記述されている。
また頼家が義遠に結婚を許す際に、「容姿は確かに美しいが気性が猛々し過ぎる。こんな女を好きになる男は居ないだろう。(こんな坂額御前を妻に欲しいだなんて)義遠は人間離れしているな」と笑いながら許したとの記述もあり、その武勇や気性はともかくかなりの美人として描かれている。
時代を経るにつれて美人が不美人に変わってしまったのは、当時の常識的にその常人離れした剛勇と美人が結び付きにくかったことや、江戸時代に活版印刷で出版された『吾妻鏡』において、前述の「中国の皇帝の〜」という部分の原文にある「配」という漢字を何故か「醜」と読み下してしまい、「後宮には置きたくない醜さ」という形で読まれるようになってしまったとのこと。
台詞
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台詞 |
開幕 |
私の力が役に立つのか、それが解るまで戦い続ける! |
├自軍に緋124_城長茂 |
兄上!この私も軍に加えてください! |
└自軍に碧081_巴御前 |
巴板額並び立ち、今、歴史に我らが武を示さん! |
計略 |
百発百中、天下無双の武芸をお見せしよう |
└絆武将 |
この板額、お前に命を捧げ、一介の武者となる! |
兵種アクション |
でぇぇやぁぁああ! |
撤退 |
踏まれて育つ草木もあれば… |
復活 |
まだまだぁああ! |
伏兵 |
これが…敵なのですね |
攻城 |
城は壊すものだと聞いている! |
落城 |
桓武平氏、余五将軍維茂が末裔、城氏板額ここにあり!! |
贈り物① |
最強は……越後平氏!! |
贈り物② |
なんですか? 力仕事ですか? |
贈り物(お正月) |
苦しき坂を登った先には、 必ずお前にとっての光が待っているだろう。 |
贈り物(バレンタインデー) |
ぜえい!!! 板チョコを割り、皆の菓子作りを 手伝っているのだ。欠片ならあげるぞ。 |
贈り物(ホワイトデー) |
飴の欠片をくれるのか! いや、食べるなんて とんでもない! お守りに入れておこう…… |
贈り物(ハロウィン) |
トリック! オア!! トリート!!!! |
友好度上昇 |
まだまだぁああ! |
寵臣 |
何も知らなかった私に戦うことを教えてくれた、お前には感謝している |
絆武将獲得 |
- |
贈り物の特殊演出
①
対象武将:碧081巴御前 |
会話武将 |
台詞 |
緋130板額御前 |
巴殿の好みは!? |
碧081巴御前 |
やはり”強さ”が大事デス! |
緋130板額御前 |
わかるぞ! 強いのは必須だ! 私は特に”まっすぐ”なのが好きだな。 |
碧081巴御前 |
ええ、まっすぐに戦場を駆け抜けていく様…… 見惚れてしまいます。 |
緋130板額御前 |
うむ。やはり一直線に敵を射抜くには 強くてまっすぐな矢が一番だ! |
碧081巴御前 |
矢!? 義仲様の話じゃないのデス!? |
②
対象武将:緋124城長茂 |
会話武将 |
台詞 |
緋124城長茂 |
今日も鍛錬か? 精が出るなあ~ |
緋130板額御前 |
私の弓で一人でも多くの将を討ち取り 越後平氏が最強であると示すためです。 |
緋124城長茂 |
お前は本当に頑張り屋さんだね。 |
緋130板額御前 |
一介の武者として、この生を全うしたい。 そのために必要なことは何でもします。 |
緋124城長茂 |
うん。やっぱり俺の妹は強いね。 |
情報提供・誤った点に気付いた等、何かありましたら気楽にコメントしてください。
最終更新:2025年05月09日 13:57