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武将名 |
たいらののりつね |
王城一の強弓 |
平教経 |
統一名称:平教経 生没年:1160~不明
「やっと会えたな…… 源氏の大将、九郎義経ぇ!!」
平清盛の甥。 衰退に向かう平家にありながら猛威を振るった屈指の剛将で、「王城一の強弓精兵」と謳われた。 壇ノ浦では一門が討死や入水を遂げる中戦い続け、源義経と刺し違えようとしたが叶わず、 敵兵を両脇に抱え海に飛び込んだという。 |
勢力 |
緋 |
時代 |
平安 |
レアリティ |
SR |
コスト |
3.0 |
兵種 |
弓兵 |
武力 |
10 |
知力 |
4 |
特技 |
気合 |
計略 |
王城の羅刹 |
武力と乱戦中の攻撃速度が上がる。 ただし兵力が徐々に減少し、射程距離が短くなり、効果中に撤退すると自軍の士気が下がる |
必要士気 |
5 |
効果時間 |
知力時間 |
Illust. |
Yocky |
声優 |
吉野裕行 |
計略内容
カテゴリ |
士気 |
武力 |
知力 |
速度 |
兵力 |
効果時間 |
備考 |
超絶強化 |
5 |
+7 |
- |
- |
-1%/0.4c(合計-23%) |
9.2c(知力依存0.2c) |
乱戦中の攻撃速度1.8倍(約0.8秒に1回) 計略中弓攻撃不可 計略中撤退で士気-2 |
(最新Ver.2.5.0E)
調整履歴
修正Ver. |
変更点 |
内容 |
備考 |
Ver.1.6.0E |
武力上昇値 +5 → +6 |
↑ |
- |
Ver.2.1.0C |
効果時間 8.3c → 9.2c |
↑ |
- |
Ver.2.5.0E |
武力上昇値 +6 → +7 |
↑ |
- |
兵力減少量 1秒ごとに1.5% → 1秒ごとに1% |
所感
3コスト武力10に加え気合持ちと、緋に限らず全勢力屈指の武闘派弓兵。
そのぶん知力は4と低く、開幕の伏兵やダメージ計略に注意。
計略「王城の羅刹」は超絶強化。
武力上昇に加え乱戦の攻撃速度が上がるが、射程距離減少&兵力の継続減少&撤退時の士気減少とペナルティも山盛り。
なお弓の射程は実際には乱戦ギリギリまでの距離ですら届かず、実質的には弓攻撃不可といって差し支えない。
攻撃速度上昇を活かす意味も含めて、乱戦専用の計略との認識で良いだろう。
武力上昇値はそれなりだが、素武力の高さと攻撃速度上昇が相まって乱戦時の火力は中々のもの。
高コスト弓兵なので攻城力も高く、敵城門で計略を使用したときには強烈なプレッシャーを発揮できる。
防衛時にも強く、士気を温存しながら相手の攻勢を凌ぐといった使い方にも向いている。
また、士気の軽さは他の計略とのコンボも狙いやすいという意味でも魅力で、武力差が広がれば攻撃速度上昇との相乗効果で更に強力になる。
一方で兵力減少+撤退時の士気減少は見た目以上に重いデメリット。
相手視点では教経を倒しさえすれば士気差が生じにくいため、大型計略によって一気に潰されてしまいやすい。
3コストが撤退するだけでも手痛いうえに、士気差すら作れないとなると展開としてはかなり苦しい。
特にダメージ計略は中知力かつ計略効果で兵力が減っているため非常に苦手。
そうでなくとも撤退ないし兵力ギリギリまで粘ることによるリスクが大きく、意外と扱いにくい。
また計略は基本的に乱戦専用でありながら、速度上昇などの効果は一切ない。
そのため超絶強化といっても、これ単体で仕事をするようなものではなく、基本的には城際の攻防において使うサブ計略という扱いになる。
普段は高武力気合弓の白兵力を活かして戦い、ここぞという場面で計略を使って一気に押し込みたい。
解説
『平家物語』では、数々の合戦において武勲を上げ、
「たびたびの合戦で一度の不覚も取ったことはない」「王城一の強弓精兵」と言われる平家随一の猛将であり、
源義経の好敵手的存在として描かれている。
水島の戦いでは
義仲軍を散々に打ち負かし、大将二人を討ち取る大勝をあげる。
しかし、2月7日に行われたこの一ノ谷の戦いで平家は致命的な大敗を喫して、一門の多くを失った。
兄の通盛と弟の業盛はここで討ち死にしている。
『吾妻鏡』では、教経もこの戦いで安田義定の軍に討たれたとあり、同月13日に討ち取られた他の一門の首とともに京で獄門にされたとある。
一方、『平家物語』では他の平氏一門とともに屋島に逃れたとされ、生死がはっきりとわかっていない。
屋島の戦いでは奥州から付き従っていた
佐藤継信を射落す大功をあげる。
教経最期の戦い、壇ノ浦の戦いでは一門の者たちそして
二位尼と安徳天皇が次々と入水する中で、教経はなおもひとり戦い続けた。
さんざんに矢を射て坂東武者たちを射落とし、矢が尽きれば大太刀・大長刀を左右の手に持って敵を斬りまくった。
これを見た
知盛は使いを出し「罪つくりなことをするな、よき敵でもあるまい」と伝えた。
しかし教経は「ならば、敵の大将と刺し違えん」と意を決して舟から舟へ乗り移り、敵を薙ぎ払いつつ義経を探した。
そしてようやく義経の舟を見つけて飛び移り組みかからんとするが、義経はゆらりと飛び上がるや舟から舟へ八艘彼方へ飛び去ってしまった。
これが有名な『義経の八艘飛び』である。
早業ではかなわないと思った教経は今はこれまでと覚悟を決め、その場で太刀を捨て兜も脱ぎ棄てて仁王立ちし
「さあ、われと思わんものは組んで来てこの教経を生け捕りにせよ。鎌倉の
頼朝に言いたいことがある」(開幕のセリフ)と大音声を挙げた。
兵たちは恐れて誰も組みかかろうとはしなかった。
三十人力で知られた土佐国住人安芸太郎と次郎の兄弟、そして同じく大力の郎党が、生捕って手柄にしようと三人で組みかかった。
教経は郎党を海へ蹴り落とすと、安芸兄弟を左右の脇に抱えて締め付け「貴様ら、死出の山の供をせよ」(撤退のセリフ)と言うや、兄弟を抱えたまま海に飛び込んだ。
享年26であった。
正月やハロウィンで蟹について語っているのは「ヘイケガニ」が元ネタだろう。
甲の凹凸が人間の怒りの表情に見えることと瀬戸内海や九州沿岸に多い事から壇ノ浦で海に散った平氏の亡霊が乗り移った蟹と言われている。
平教経もまたこの蟹に生まれ変わったという伝説がある。
ちなみに食用ではない
バレンタインおよびホワイトデー台詞で白を忌避しているのは、白といえば源氏の色であることから。
平氏は紅色を掲げていたとされ、これが対抗戦における紅白合戦という言葉の由来とされている。
なお14世紀頃の書を紐解くと、平氏は赤旗との記述がある。
のちに赤という字に悪いイメージが多いことと、中国での「あか」といえばめでたい意味のある紅であることから、紅白と表されるようになった。
ちなみに日本国の国旗である日の丸も、赤色ではなく紅色であると定められている。
大戦シリーズにおいて
台詞
\ |
台詞 |
開幕 |
我と思わん猛者は、この教経を捕らえてみよ! |
└敵軍に玄086_源義経 |
やっと会えたな源氏の大将、九郎義経! |
計略 |
この一戦に、俺の命を捧げん! |
└絆武将 |
この一戦で、平家の運命を変えてやる! |
兵種アクション |
くらえ! |
撤退 |
貴様ら…供をせよ |
復活 |
敵の大将とまみえん! |
伏兵 |
教経はここにおる! |
攻城 |
全軍、城門を突破せよ! |
落城 |
大将の面を拝むことは出来なかったが、ひとまず快勝である |
贈り物① |
平家にお味方してくださるというなら、歓迎しよう。 |
贈り物② |
死地へ征くなら、この教経が味方しよう。 |
贈り物(お正月) |
……む、我らが蟹を食してはおかしいか? |
贈り物(バレンタインデー) |
黒い菓子か、悪くないな。間違っても 平氏の前で白い菓子を出してはいかんぞ。 |
贈り物(ホワイトデー) |
白い菓子がやたらと目につくが、今日はそういう日か? ああ、うっとうしいな…… |
贈り物(ハロウィン) |
誰であったか、海で死ぬと男は蟹になり 女は河童になると言っていた……妙な話だ。 |
友好度上昇 |
敵の大将とまみえん! |
寵臣 |
平家の公達は、ひとたび海に出れば戦士となる! |
└特殊 |
- |
贈り物の特殊演出
①
対象武将:緋071海御前 |
会話武将 |
台詞 |
緋071海御前 |
は~、たくしゃん戦こうてバリきつい! 皿ば濡らさにゃ大変ばい! |
緋085平教経 |
……つらくはないか。凍えそうになることは。 戦場の刀や矢が恐ろしくなることはないか? |
緋071海御前 |
なして? うちはあんたと一緒におったら それだけで、どこでも楽しか~! |
緋085平教経 |
……そうか。苦労をかけるな。 蟹と河童、二匹で新たな世を見に行こうか。 |
②
対象武将:緋065平時子 |
会話武将 |
台詞 |
緋065平時子 |
こんなお正月でも、松くらいは飾りたいけれど ……そう都合よくは見つかりませんね。 |
緋085平教経 |
そこの樫の枝でも飾ればいい。 何も正月はこの一度ばかりではないのだ。 |
緋085平教経 |
それに、樫の木も“貸し”を作る縁起物。 松には劣るが十分だろう……おかしいか? |
緋065平時子 |
いえ、意外な一面を見てびっくりして…… もちろんいい意味で、ですよ! |
情報提供・誤った点に気付いた等、何かありましたら気楽にコメントしてください。
最終更新:2025年03月02日 22:40