クランクケース内圧を逃がす効果は如何に

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kita

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クランクケース内圧を逃がす効果は如何に


燃料ポンプを電動に交換した場合、機械式ポンプを外しクランクケース内圧を逃す定番のチューニングがあります。

効果は、ピストンが下がる時のポンピングロスを減らすのと、機械式ポンプを動かさなくてよくなるので、フリクションロスも抑えられるという理屈。

特にFiat500は大きな2つのピストンが同時に上へ下へと動くのでポンピングロスは大きいでしょうね。
※650ccは効果がよりあるかも。

旧マニュアルでも「チェックバルブをつけよう」に理屈が記載されていて以前から気になっていました。

でも…
プッシュロッドチューブを通してクランクケースの内圧ってヘッドに逃げていそうなので関係ないのでは?


ひょっとしてプッシュロッドリフターが邪魔して逃げにくいのでは?
そんな時は実験!笑


が!
残念ながら機械式ポンプ…。

ん~
機械式でも大きな加工なしで試せないものかと見ていると…

ありましたよ!
オイルレベルゲージのところ!


オイル処理のことを気にするなら、タペットカバーにクランクケース内圧を戻したいところですが穴あけたり大変そう。
今回は簡易的に実験するためオイルキャッチタンクを挟み、ワンウェイバルブを付けて実験することにしました。


まずオイルキャッチタンクを取り付けて…


次はシリコン製の栓に穴をあけ、継手と合体させたらオイルレベルゲージのところに差し込みます。


続いて振動で抜けないようガッチリ固定します。

ホームセンターで売られている金属のステーを切り分け、曲げたり、バリ取ったり、ネジに合わせて穴を拡大したり加工します。
マフラーステーのボルトで共締めして、シリコン栓が抜けないようにパーツを固定したら完了。


あとはキャッチタンク、ワンウェイバルブへのパイピングをしたら準備完了!
※クランクケース → バルブ → キャッチタンク → バルブ

早速、いつものテストコースへ!

ん!? 
何だか軽やか。笑

エンジン回転が軽やかに上がっていく!
登り坂で踏み込んだ時や中間加速のレスポンスが違いますね。

特に3000rpmから先が良い感じです。
どれくらいオイルがキャッチタンクに出ちゃうのか気になるところですが、しばらく様子見てみます。


Written by kita

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