せんかんいぶき
甘粕正彦が
邯鄲法によって創形した戦艦であり、普段は平行世界、時間軸を超越した異界の海に係留されている。
全体の形状は元となった艦にほぼ準じているが、甘粕が普段本拠地としているかくれ切支丹の聖堂とも融合しており、本来艦橋があるべき場所に高く尖塔が突き出た異形となっている。
甘粕の武装としての側面も持ち、砲弾が曲がる艦砲射撃や機銃による迎撃等も行う。
内部の聖堂は時折登場するが、戦艦としては作中では主に三度舞台となる。
一度目はプロローグにて、甲板上で
戦真館と甘粕及び
神野明影との戦いが繰り広げられ、
世良水希を残し失意の内に
柊四四八らが全滅する。
やっぱり青春学園モノ詐欺だったよ
二度目は
我堂鈴子ルートの終盤、甘粕の招待により引き寄せられた先として登場。
内部通路にて三頭の異形として襲い来る
キーラ・ゲオルギエヴナ・グルジェワと鈴子の戦いの舞台となる。
戦いを鈴子に任せた四四八は一人聖堂まで進行、甘粕との論戦を繰り広げ、再度の激突を誓い伊吹を後にする。
三度目は水希ルートにて、四四八が
試練を乗り越え、
夢界の真相が明らかになると共に甘粕が行動を開始し、現実の
相模湾へと再創形される。
勇者を待ち構える魔王の牙城として戦艦の真価を発揮、海に浮かぶ要塞として直接乗り込まんとする四四八らを待ち構えるが、水希の創形した零戦の突撃を受け中破。
艦砲を沈黙させたまま神野と水希の戦いの舞台となる。
その後は至近距離での核爆発や成層圏外からの衝撃波、超音速で墜ちてくるタングステン金属棒等の暴威に曝されながら足場として奮闘する。
が、最終的に
五常楽・終ノ段を発動した
盧生達は空中戦に移行、互いに喚び出した
神格の争いになるに至り、そのまま残骸となった物と思われる。
最終更新:2019年03月22日 19:06