夜刀の放った、天体を打ち砕くほどの破壊光。それを一身に受けながら、生き延びる覇吐。
何故お前は生き延びることができた? お前の背中を押している
モノがあることに気付けと夜刀は言う。
「
神の加護は絶大だとも、甘えていれば楽だろう。疎ましくも懐かしくて反吐が出る」
「それで生き、勝利しても、塵の分際でよく出来たと嗤われた末に廃棄される。飼い犬以下だ。ならばこそ――」
「己の真実を知った上で、己の在り方を決めねばならない」
神の玩具である者が自立するなら、そうするしかないと。
かつて同じだった夜刀は訴える。
自分は自分だ。自分で選ぶ。その意思すら、そうさせられているだけにすぎない神の玩具がその先に進む成長を遂げるには、自覚の有無こそが要。たとえ自分を操ろうとしている者がいようと関係ないという仮になら程度では抜け出せない、そのため否が応でも自分自身に疑念を持てるまで追い詰める必要があるのだった。といっても覇吐が自分の真実に気付くにはまだ時間がかかるのだが。
備考
この玉言において
御門龍水だけは唯一明確なその例外。物事には常に裏表があり、知れば成長を阻害する
真理もある。
- これからの蓮の怒りから脱却するという指針もあって、これは……イケメン -- 名無しさん (2021-05-30 23:13:14)
- 水銀もパンテオンで「自分の原点を知って新生する」ような感じのことを誓ってるよなぁ -- 名無しさん (2021-05-30 23:22:27)
- 神座では怒りが重要ではあるけど怒りだけではそれを上回る怒りに叩き潰されるだけだから・・・ -- 名無しさん (2021-05-30 23:28:55)
- マグサリオンの最後の課題としては兄者がどういう意図を持ってマグサリオンを作り出したかだね。それを上回らないことには、負けるだろうし -- 名無しさん (2021-05-31 06:00:30)
- 神(自分)たちの真実と存在理由も明らかになったし、それを知った上でマリィと蓮が選ぶものがなんなのか見てみたい -- 名無しさん (2021-05-31 18:34:45)
最終更新:2023年08月06日 14:02